JP4346160B2 - キャブ下降防止装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャブオーバエンジン形自動車においてキャブが自然に下降するのを防止するキャブ下降防止装置に関し、特に、キャブをシリンダ装置で持ち上げて転倒(チルト)させるキャブチルト装置に付設するのに好適なキャブ下降防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、キャブオーバ形自動車においては、キャブを持ち上げてチルトさせることによりエンジン部分の保守点検作業等を容易に行えるようにしている。このような場合、キャブは重量があるため、図1に参照されているように、キャブ1とフレーム2との間にシリンダ装置3を介設し、このシリンダ装置3の伸縮作動によりキャブ1のチルト操作を行うように構成したキャブチルト装置が使用されている。
【0003】
従来のキャブチルト装置においては、シリンダ装置に故障が発生したとき等にキャブが作業者の頭上に下降する事態を回避するために、キャブ下降防止装置が図1に参照されているように設けられている。すなわち、キャブ下降防止装置はシリンダ装置3のピストンロッド4の上端部に枢着されたステー6と、ステー6に切設された複数の歯7と、シリンダ装置3のシリンダ5に固着されたヨーク8と、ヨーク8に枢着され、歯7に噛合する下降阻止部材10とを備えており、万一、油圧回路の故障等によってピストンロッド4が下降し始めた場合には、下降阻止部材10がステー6の最寄りの歯7に噛合することにより、ピストンロッド4の下降を阻止するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記したキャブ下降装置においては、通常時のピストンロッドの伸縮作動に追従してステーがヨークの内部を円滑に摺動し得るようにステーとヨークとの間に適当なクリアランスが介設されているため、車両の走行中の振動によりステーが遊動してヨークと衝突し騒音が発生する。
【0005】
そこで、実開昭61−2584号公報には、ヨークにステーをその対向面に押し付けるように弾性的に付勢する遊動防止部材を設け、ステーが遊動してヨークと衝突して騒音を発生するのを防止するようにしたキャブ下降防止装置が提案されている。
【0006】
しかし、前記したキャブ下降防止装置においては、ピストンロッドが伸び縮みする度に遊動防止部材とシリンダとが擦れ合うため、遊動防止部材やシリンダが摩耗し、また、遊動防止部材がピストンロッドの短縮時には遊動防止部材とシリンダのフレーム側端部との距離が長くなることにより、走行中にステーをシリンダ側に充分に押圧することができないため、車両の走行状態によってはステーの端部が遊動してヨークと衝突して音が発生する場合がる。
【0007】
本発明の目的は、ピストンロッドの短縮時にステーが遊動して音が発生するのを防止することができるキャブ下降防止装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るキャブ下降防止装置は、キャブとフレームとの間に介設されているシリンダ装置と、このシリンダ装置の前記キャブ側に枢着されたピストンロッドの端部に回動自在に枢着されているステーと、前記シリンダ装置のシリンダに固定されて前記ステーが進退自在に挿入されているヨークと、前記ステーの移動領域近傍に回動自在に配されてステーのフレーム側への移動を阻止する下降阻止部材とを備えており、前記ステーに複数の歯がシリンダの軸方向に沿って配列され、下降阻止部材にはステーのいずれかの歯と噛合可能な爪が形成されているキャブ下降防止装置において、
前記シリンダには前記ピストンロッドの短縮時に前記ステーのフレーム側端部を前記シリンダから離れる方向に弾性的に付勢し、前記ピストンロッドの伸長時に前記付勢を解除する遊動防止部材が設けられており、
前記シリンダと前記ステーとが擦れ合うのを防止する保護カバーが、前記シリンダに被せられている、ことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係るキャブ下降防止装置は、キャブとフレームとの間に介設されているシリンダ装置と、このシリンダ装置の前記キャブ側に枢着されたピストンロッドの端部に回動自在に枢着されているステーと、前記シリンダ装置のシリンダに固定されて前記ステーが進退自在に挿入されているヨークと、前記ステーの移動領域近傍に回動自在に配されてステーのフレーム側への移動を阻止する下降阻止部材とを備えており、前記ステーに複数の歯がシリンダの軸方向に沿って配列され、下降阻止部材にはステーのいずれかの歯と噛合可能な爪が形成されているキャブ下降防止装置において、
前記シリンダを前記フレームに固定する前記シリンダ端部には、前記ピストンロッドの短縮時に前記ステーのフレーム側端部を前記シリンダ側に弾性的に付勢し、前記ピストンロッドの伸長時に前記付勢を解除する遊動防止部材が設けられており、
前記シリンダと前記ステーとが擦れ合うのを防止する保護カバーが、前記シリンダに被せられている、ことを特徴とする。
【0010】
前記した手段によれば、ピストンロッドの短縮時にステーのフレーム側端部がシリンダから離れる方向に弾性的に付勢されるか、または、ステーのフレーム側端部をシリンダ側に弾性的に付勢されるため、車両の走行に伴ってステーが遊動してヨークと衝突するのを防止することができ、騒音の発生を防止することができる。しかも、遊動防止部材はピストンロッドが短縮された状態でステーと当接するため、ステーや遊動防止部材の塗料が剥離したり、ステーや遊動防止部材が摩耗したりするのを防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に即して説明する。
【0012】
本実施形態において、本発明に係るキャブ下降防止装置は、キャブチルト装置に図1に示されているように付設されている。すなわち、キャブチルト装置のシリンダ装置3のキャブ側(以下、上側とする。)に取り付けられたピストンロッド4の上端部にはステー6の一端部が枢着されている。ステー6は剛性を有する金属材料が使用されて長いチャンネル型鋼形状の棒体に形成されている。ステー6の中間部における一端辺には複数の歯7が鋸歯状に切設されており、歯7はその下側が傾斜し、上側が端辺に対して略直角になった略半台形形状に形成されている。
【0013】
図2に示されているように、シリンダ装置3においてフレーム側に取り付けられたシリンダ5の外周面のうちステー6を臨む領域には、樹脂が使用されて形成された保護カバー22が被せられて固定されており、保護カバー22はステー6とシリンダ5とが擦れ合うのを防止するようになっている。シリンダ5のキャブ側端部にはチャンネル形状のヨーク8がシリンダ5を跨ぐように固定されている。ヨーク8の内面と保護カバー22との間にはステー6の自由端部が、円滑に摺動し得るように適当なクリアランスをとって進退自在に挿通されている。
【0014】
ヨーク8の開口端には下降阻止部材挿入用の切欠部9が形成されており、切欠部9に相対向して下降阻止部材10が配置されている。下降阻止部材10はシリンダ5のヨーク8と反対側の位置に固定されたブラケット12に第一ピン13によって回動自在に軸支されており、下降阻止部材10の自由端部にはステー6の歯7に噛合する爪部11が形成されている。第一ピン13には従動側レバー14が一体回動するように固定されている。ブラケット12の第一ピン13の近傍位置には第二ピン15が軸架されており、第二ピン15には駆動側レバー16の中間部が一体回動するように固定されている。駆動側レバー16の一方の自由端部には従動側レバー14が対向されており、駆動側レバー16は回動することによって従動側レバー14を押すようになっている。駆動側レバー16の他方の自由端部には係止孔17が開設されており、この係止孔17には解除用ケーブル(図示せず)が係止されるようになっている。
【0015】
下降阻止部材10は爪部11が切欠部9から離れる方向にスプリングによって常時付勢されるようになっており、また、駆動側レバー16は従動側レバー14から離れる方向にスプリングによって常時付勢されるようになっている。
【0016】
図2に示されているように、シリンダ5におけるピストンロッド4と反対側(以下、下側とする。)の端部には、板ばね等の弾性材料が使用されて二股のフォーク形状の板体に形成された遊動防止部材18の一端部が溶接によって固定されており、遊動防止部材18の自由端部はピストンロッド4の短縮時にのみステー6の自由端部をシリンダ5から離れる方向に弾性的に付勢するようになっている。すなわち、遊動防止部材18は略H形状に形成された固定部19と、略長方形形状に形成されて互いに平行に配された一対のばね片20、21とを備えており、対称形に形成されている。固定部19はシリンダ5の外周面に両ばね片20、21側を溶接されており、両ばね片20、21はシリンダ5の両脇にそれぞれ配設されている。両ばね片20、21の下端側はステー6から離れる方向に折曲されている。つまり、両ばね片20、21の自由端部はシリンダ装置3が最も短縮されたときにステー6の両側端面に滑り込んでその弾性力によりステー6をシリンダ5から離れる方向に付勢するように構成されている。
【0017】
次に、作用を説明する。
【0018】
図1に示されているように、キャブ1の通常状態においてシリンダ装置3のピストンロッド4は短縮されており、ステー6はその略根元までヨーク8に挿通した状態になっている。
【0019】
この状態おいて、ステー6とヨーク8との間には摺動のための適当なクリアランスが介設されているので、上端部のみが軸支されたステー6は自由状態のままであると、ヨーク8の内部において遊動してしまう。そして、車両の走行中における振動により、ステー6はヨーク8の内部において遊動し、ヨーク8およびシリンダ5と衝突して騒音を発生する。
【0020】
しかし、本実施形態においては、ステー6の下端部は遊動防止部材18によって弾性的に付勢されてヨーク8の対向面に押し付けられているため、ステー6がヨーク8の内部において遊動することは防止される。ステー6がヨーク8の内部において遊動しないため、車両の走行中における振動により、ステー6がヨーク8やシリンダ5に衝突して騒音を発生することはない。
【0021】
キャブ1が持ち上げられる際に、シリンダ装置3のシリンダ5への油圧の供給によってピストンロッド4が伸長すると、ステー6はピストンロッド4に追従してシリンダ5に対して上昇して行く。このとき、シリンダ5に固定された遊動防止部材18の両ばね片20、21はステー6の下端部から直ちに離れる。したがって、両ばね片20、21がステー6と擦れ合うことは殆どない。このため、遊動防止部材18およびステー6が摩耗したり、これらの防錆用の塗装が損傷されたりすることはない。また、ステー6の上昇中、遊動防止部材18はステー6をヨーク8およびシリンダ5に押し付けることがないため、遊動防止部材18やステー6およびシリンダ5がステー6の上昇によって摩耗したり、これらの防錆用の塗装が損傷されたりすることはない。
【0022】
ちなみに、シリンダ装置3がキャブ1を持ち上げる時のステー6の上昇に際しては、ステー6の歯7の下側が上向きに傾斜されているため、下降阻止部材10はピストンロッド4の伸長に伴って上昇するステー6の歯7に対して空滑りすることになり、歯7と爪部11との噛み合いは発生しない。したがって、キャブ下降防止装置がシリンダ装置3によるキャブ1のチルト作動に悪影響を及ぼすことはない。
【0023】
キャブ1がチルトされている状態において、キャブ1の荷重を受けてピストンロッド4が短縮しようとした場合には、ステー6はピストンロッド4の短縮に追従して下降しようとする。しかし、下降阻止部材10の爪部11がステー6の最寄りの歯7に直ちに係合することにより、ステー6は歯7、下降阻止部材10、ヨーク8を介してシリンダ5に固定的に連結された状態になるため、ステー6は下降を阻止され、その結果、ピストンロッド4は短縮を阻止される。つまり、キャブ1はキャブ下降防止装置によって下降を防止されることになる。
【0024】
キャブ1を下降させたい場合には、図2(a)に示されている駆動側レバー16の係止孔17に係止された図示しないケーブルを矢印Aの方向に引っ張って駆動側レバー16を回動させて従動側レバー14を押し上げることにより下降阻止部材10を切欠部9から離れる方向に回動させればよい。これにより、下降阻止部材10の爪部11がステー6の歯7との噛み合いを解除する状態になる。このようにしてステー6についての拘束が解除された後に、キャブ1はシリンダ装置3のピストンロッド4の短縮に伴って下降されることになる。
【0025】
以上説明した本実施形態によれば、シリンダ5に遊動防止部材18を設けてステー6をヨーク8の対向面に押し付けることにより、ステー6のヨーク8の内部における遊動を防止することができるため、車両走行中の振動に伴うステー6の遊動によって発生する騒音等を防止することができる。また、遊動防止部材18はシリンダ装置3の短縮時にのみステー6と当接するため、遊動防止部材18やステー6の塗装が剥離したり、遊動防止部材18やステー6、ヨーク8およびシリンダ5が摩耗したりするのを防止することができる。
【0026】
図3は本発明の実施形態2であるキャブ下降防止装置の主要部を示しており、(a)は一部切断側面図、(b)は底面図である。
【0027】
本実施形態が前記実施形態と異なる点は、遊動防止部材18Aがステー6の内側に配置されている点である。すなわち、遊動防止部材18Aは板ばね材が用いられて略長方形の形状に形成されており、その上端部がシリンダ5の外周面におけるステー6の内側の位置に溶接等の手段によって固着され、ステー6の下端部が下限に位置する状態においてステー6の内側面を外側に付勢するように押接されている。つまり、遊動防止部材18Aはシリンダ装置3が最も短縮されたときにのみ作用端部である下端部がステー6の下端部内周面に押接して外側に付勢することにより、ステー6をヨーク8の対向面に押し付けるようになっているため、前記実施形態と同様の作用効果が奏される。
【0028】
図4は本発明の実施形態3であるキャブ下降防止装置の主要部を示しており、(a)は側面図、(b)は平面図である。
【0029】
本実施形態が前記実施形態と異なる点は、遊動防止部材18Bがステー6をシリンダ5の径方向内向きに付勢するように配置されている点である。すなわち、遊動防止部材18Bは板ばね材が用いられて略長方形の形状に形成されており、その下端部がシリンダ5の外周面におけるステー6の下方位置に溶接等の手段によって固着され、上端部がステー6が下限に位置する状態においてステー6の外側面にシリンダ5の径方向内向きに付勢するように押接されている。つまり、遊動防止部材18Bはシリンダ装置3が最も短縮されたときにのみ作用端部である上端部がステー6の下端部外周面に押接してステー6をシリンダ5を保護する保護カバー22の外周面に押し付けるようになっているため、前記実施形態と同様の作用効果が奏される。
【0030】
ところで、キャブ1の持ち上げに際してステー6が上昇すると、図5に示されているように、遊動防止部材18Bはステー6から直ちに離れてシリンダ5の外周の保護カバー22の上に押接した状態になる。その後のキャブ1の下降に追従したステー6の下降により、遊動防止部材18Bは保護カバー22の上からステー6の外面に再度乗り移る必要がある。ところが、この際、ステー6の下方に配置された遊動防止部材18Bは上端部がステー6の下端面に突き当たってしまうため、ステー6に乗り移ることができない。
【0031】
そこで、本実施形態においては、遊動防止部材18Bの上端部に上方に行くに従ってステー6から離れる方向に傾斜する迎え角部23を形成することにより、遊動防止部材18Bが一度離れたステー6に円滑に乗り移ることができるように構成している。すなわち、キャブ1の下降に追従して下降して来たステー6の下端部を迎え角部23が内側に迎え入れるため、ステー6の下方に配置された遊動防止部材18Bの上端部はステー6の下端部を乗り越えてステー6の上に乗り移ることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、シリンダ装置のピストンロッドの短縮時にステーの自由端部をシリンダから離れる方向またはシリンダ側に弾性的に付勢するように構成することにより、車両の走行時のステーの遊動を防止することができるため、ステーの遊動に起因する騒音の発生を防止することができる。また、遊動防止部材はシリンダ装置のピストンロッドの短縮時にのみステーと当接するため、ステーや遊動防止部材等の摩耗や損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるキャブ下降防止装置を備えたキャブチルト装置を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施形態であるキャブ下降防止装置を示しており、(a)は側面図、(b)は一部切断底面図である。
【図3】本発明の実施形態2であるキャブ下降防止装置の主要部を示しており、(a)は一部切断側面図、(b)は底面図である。
【図4】本発明の実施形態3であるキャブ下降防止装置の主要部を示しており、(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図5】作用を説明するための図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。
【符号の説明】
1…キャブ、2…フレーム、3…シリンダ装置、4…ピストンロッド、5…シリンダ、6…ステー、7…歯、8…ヨーク、9…切欠部、10…下降阻止部材、11…爪部、12…ブラケット、13…第一ピン、14…従動側レバー、15…第二ピン、16…駆動側レバー、17…係止孔、18、18A、18B…遊動防止部材、19…固定部、20、21…ばね片、22…保護カバー、23…迎え角部。

Claims (2)

  1. キャブとフレームとの間に介設されているシリンダ装置と、このシリンダ装置の前記キャブ側に枢着されたピストンロッドの端部に回動自在に枢着されているステーと、前記シリンダ装置のシリンダに固定されて前記ステーが進退自在に挿入されているヨークと、前記ステーの移動領域近傍に回動自在に配されてステーのフレーム側への移動を阻止する下降阻止部材とを備えており、前記ステーに複数の歯がシリンダの軸方向に沿って配列され、下降阻止部材にはステーのいずれかの歯と噛合可能な爪が形成されているキャブ下降防止装置において、
    前記シリンダには前記ピストンロッドの短縮時に前記ステーのフレーム側端部を前記シリンダから離れる方向に弾性的に付勢し、前記ピストンロッドの伸長時に前記付勢を解除する遊動防止部材が設けられており、
    前記シリンダと前記ステーとが擦れ合うのを防止する保護カバーが、前記シリンダに被せられている、ことを特徴とするキャブ下降防止装置。
  2. キャブとフレームとの間に介設されているシリンダ装置と、このシリンダ装置の前記キャブ側に枢着されたピストンロッドの端部に回動自在に枢着されているステーと、前記シリンダ装置のシリンダに固定されて前記ステーが進退自在に挿入されているヨークと、前記ステーの移動領域近傍に回動自在に配されてステーのフレーム側への移動を阻止する下降阻止部材とを備えており、前記ステーに複数の歯がシリンダの軸方向に沿って配列され、下降阻止部材にはステーのいずれかの歯と噛合可能な爪が形成されているキャブ下降防止装置において、
    前記シリンダを前記フレームに固定する前記シリンダ端部には、前記ピストンロッドの短縮時に前記ステーのフレーム側端部を前記シリンダ側に弾性的に付勢し、前記ピストンロッドの伸長時に前記付勢を解除する遊動防止部材が設けられており、
    前記シリンダと前記ステーとが擦れ合うのを防止する保護カバーが、前記シリンダに被せられている、ことを特徴とするキャブ下降防止装置。
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