JP4345745B2 - マルチプロジェクションディスプレイ - Google Patents

マルチプロジェクションディスプレイ Download PDF

Info

Publication number
JP4345745B2
JP4345745B2 JP2005514687A JP2005514687A JP4345745B2 JP 4345745 B2 JP4345745 B2 JP 4345745B2 JP 2005514687 A JP2005514687 A JP 2005514687A JP 2005514687 A JP2005514687 A JP 2005514687A JP 4345745 B2 JP4345745 B2 JP 4345745B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
projection display
unit
light source
image information
solid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005514687A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2005036874A1 (ja
Inventor
康永 宮澤
浩 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Publication of JPWO2005036874A1 publication Critical patent/JPWO2005036874A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4345745B2 publication Critical patent/JP4345745B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/74Projection arrangements for image reproduction, e.g. using eidophor
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B37/00Panoramic or wide-screen photography; Photographing extended surfaces, e.g. for surveying; Photographing internal surfaces, e.g. of pipe
    • G03B37/04Panoramic or wide-screen photography; Photographing extended surfaces, e.g. for surveying; Photographing internal surfaces, e.g. of pipe with cameras or projectors providing touching or overlapping fields of view
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/10Projectors with built-in or built-on screen
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/28Reflectors in projection beam
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3141Constructional details thereof
    • H04N9/3147Multi-projection systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3179Video signal processing therefor
    • H04N9/3185Geometric adjustment, e.g. keystone or convergence
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3191Testing thereof
    • H04N9/3194Testing thereof including sensor feedback
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/20Lamp housings
    • G03B21/2006Lamp housings characterised by the light source
    • G03B21/2033LED or laser light sources

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Description

本発明は、マルチプロジェクションディスプレイに関する。
複数のプロジェクタユニット(投写光学ユニット)を水平方向及び/又は垂直方向に配置し、これらの複数のプロジェクタユニットからの投写画像をスクリーンに拡大投写することにより1つの大画面画像を表示することのできるマルチプロジェクションディスプレイが知られている(例えば、特許文献1〜9参照。)。このようなマルチプロジェクションディスプレイは、通常のプロジェクタに比較して、高精細かつ高輝度の画像を表示することができるため、映画館、美術館、博物館、セミナー会場、集会場、ミニシアター、公共機関、企業などの業務用分野やアミューズメント、ホームシアターなどの家庭用分野において今後広く普及されていくことが期待されている。
ところで、このようなマルチプロジェクションディスプレイにおいては、各プロジェクタユニットからの投写画像がスクリーン上で滑らかに接続されていないと、各プロジェクタユニットからの投写画像間における整合性を取ることができず、境目が目立って著しく画像品質を低下させてしまうことになる。
このため、特許文献1及び2に開示されたマルチプロジェクションディスプレイにおいては、各プロジェクタユニットからの投写画像がスクリーン上で互いに重ならないようにするとともにそのつなぎ目を小さくするようにして上記問題を解決している。
しかしながら、このようなマルチプロジェクションディスプレイにおいては、設置の際などに、各プロジェクタユニットからの投写画像間のつなぎ目をなくしたり、これらの投写画像同士が矛盾なく接続されるようにしたりするのは容易ではないという問題があった。
このため、特許文献3〜9に開示されたマルチプロジェクションディスプレイにおいては、隣接するプロジェクタユニットからの投写画像をスクリーン上で一部重複させるとともにこれらの重複領域において投写画像を滑らかに接続するようにして上記問題を解決している。
しかしながら、このようなマルチプロジェクションディスプレイにおいては、各プロジェクタユニットからの投写画像がスクリーン上でいかに表示されているかが正確に分からないと、これらの投写画像をスクリーン上で滑らかに接続することができないため、特許文献3〜6に開示されたマルチプロジェクションディスプレイにおいては、監視カメラやデジタルカメラ等の撮像装置を用いて、スクリーン上に表示される各プロジェクタユニットからの投写画像(調整用画像)を撮影してこれらの投写画像がスクリーン上でいかに表示されているのかを正確に測定できるようにしている。
ところで、これらの撮像装置を用いたマルチプロジェクションディスプレイにおいては、各プロジェクタユニットからの投写画像間における整合性を取るための調整を行うには、隣接するプロジェクタユニットからの投写画像の影響を除去する必要がある。このため、調整用画像についての撮影操作を各プロジェクタユニット毎に行う必要がある。
しかしながら、プロジェクタユニットの光源としては通常高圧水銀ランプやメタルハライドランプのような高輝度で演色性の高い発光管が用いられているため、これらの発光管を点灯させてからその発光状態が安定するまで最低でも数分かかる。その結果、これらの調整作業を行うのに数十分〜数時間という多大な時間がかかってしまうのが現状である。
このため、特許文献3に開示されたマルチプロジェクションディスプレイにおいては、各プロジェクタユニットの投写レンズの前にそれぞれシャッターを配置して、これらのシャッターを適宜動作させるようにしている。これにより、このマルチプロジェクションディスプレイにおいては、各プロジェクタユニット毎における撮影操作を発光管を点灯状態にしたまま行うことを可能として、調整作業を数分で行うことを可能としている。
特開平8−82854号公報 特開平8−94974号公報 特開2001−339672号公報 国際公開第99/31877号パンフレット 特開平9−326981号公報 特開2001−251651号公報 特開平6−178327号公報 特開平9−211386号公報 米国特許5956000号明細書
しかしながら、特許文献3に開示されたマルチプロジェクションディスプレイにおいては、各プロジェクタユニットからの投写画像間における整合性を取るための調整を行うために、各プロジェクタユニット毎にシャッターを機械的に動作させる必要があり、機構が複雑になるとともに調整時間をさらに短縮するのも容易ではないという問題があった。
そこで、本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、各プロジェクタユニットからの投写画像間における整合性を取るための調整に必要であったシャッターを不要にするとともに調整時間をさらに短縮することができるマルチプロジェクションディスプレイを提供することを目的とする。
本発明者は、上記した目的を達成すべく鋭意努力を重ねた結果、マルチプロジェクションディスプレイの光源として固体光源を用い、この固体光源からの光を用いて調整作業を行うことにより上記した目的が達成できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
(1)本発明のマルチプロジェクションディスプレイは、固体光源からの光を画像情報に応じて変調して投写する複数のプロジェクタユニットと、前記複数のプロジェクタユニットのそれぞれに入力する画像情報(以下「単位画像情報」という。)を生成する単位画像情報生成部と、スクリーンに投写された投写画像についての撮影結果に基づいて前記単位画像情報の補正を行う単位画像情報補正部とを有することを特徴とする。
このため、本発明のマルチプロジェクションディスプレイによれば、高輝度ではあるが点灯させてからその発光状態が安定するまで最低でも数分かかる高圧水銀ランプやメタルハライドランプに代えて、点灯するとすぐに安定した発光状態が得られる固体光源を用いているため、各プロジェクタユニット毎にスクリーンに投写される投写画像を撮影するまでの時間を大幅に短縮することができるようになる。その結果、各プロジェクタユニットからの投写画像間における整合性を取るための調整作業時間を大幅に短縮することができるようになり、利便性が大きく向上する。
また、本発明のマルチプロジェクションディスプレイによれば、固体光源を自在に点灯状態にしたり非点灯状態にしたりすることができるため、機構を複雑にするシャッターを不要にすることもできる。そのうえ、固体光源は点灯すると瞬時に安定した点灯状態になるため、すぐに撮影を開始することができ、また、シャッターを動作させるための時間も不要になり、調整時間をさらに短縮することもできる。
(2)上記(1)に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記固体光源が、LED光源、半導体レーザ光源、固体レーザ光源又はEL光源であることが好ましい。
このように構成することにより、すぐに安定した点灯状態が得られ調整が容易であるとともに、十分な輝度と演色性をもったマルチプロジェクションディスプレイが得られる。
(3)上記(1)又は(2)に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記単位画像情報補正部は、前記プロジェクタユニットにより投写された調整用単位画像を撮影した結果に基づいて前記単位画像情報の補正を行うことが好ましい。
単位画像情報補正部は、通常の画像を撮影した結果に基づいて単位画像情報の補正を行うこともできるが、このように調整用単位画像を撮影した結果に基づいて単位画像情報の補正を行うことにより、より正確な補正を迅速に行うことができるようになる。
調整用単位画像としては、白色又は単色のベタ画像、単色の格子模様をはじめ、単位画像情報の補正を行うのに好適な種々の単位画像を用いることができる。
この場合、マルチプロジェクションディスプレイに予め調整用画像情報を記憶させておき、調整作業時にはこの調整用画像情報を用いて単位画像情報生成部に調整用単位画像を生成させるようにしてもよい。さらにまた、マルチプロジェクションディスプレイに予め調整用単位画像情報を記憶させておき、調整作業時にはこの調整用単位画像情報をそのまま用いることにしてもよい。
また、マルチプロジェクションディスプレイには調整作業を行う度に(DVDなどにより)調整用画像情報を入力し、この調整用画像情報を用いて単位画像情報生成部に調整用単位画像情報を生成させるようにしてもよい。また、マルチプロジェクションディスプレイには調整作業を行う度に調整用単位画像情報を直接入力するようにしてもよい。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記単位画像情報補正部は、前記プロジェクタユニットにより投写される単位画像の形状、位置及び/又は傾きについての補正を行うことが好ましい。
このように構成することにより、各プロジェクタユニットからの投写画像の形状、位置及び/又は傾きを適正化して、各プロジェクタユニットからの投写画像間における整合性を高めることができるようになる。
(5)上記(1)〜(3)のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記単位画像情報補正部は、前記プロジェクタユニットにより投写される単位画像の輝度及び/又は色についての補正を行うことが好ましい。
このように構成することにより、各プロジェクタユニットからの投写画像の輝度及び/又は色を適正化して各プロジェクタユニットからの投写画像間における整合性を高めることができるようになる。
(6)上記(1)〜(5)のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記単位画像情報補正部は、前記複数のプロジェクタユニットにおける各画素ごとに輝度及び/又は色についての補正を行う機能を有することが好ましい。
このように構成することにより、各プロジェクタユニットからの投写画像間における整合性をさらに高めることができるため、原画像情報に極めて忠実な画像をスクリーンに投写することができるようになる。
この場合、単位画像情報補正部は、複数のプロジェクタユニットにより投写される複数の調整用単位画像によって形成される全体としての調整用画像と、原調整用画像との比較を行って、各プロジェクタユニットにおける各画素ごとに輝度及び/又は色について単位画像の補正を行う機能を有するものであることが好ましい。
(7)上記(1)〜(6)のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、スクリーンに投写された投写画像を撮影する撮像装置をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、撮影するまでの時間を短縮することができるため、各プロジェクタユニットからの投写画像間における整合性を取るための調整作業時間を大幅に短縮することができる。
(8)上記(1)〜(7)のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記単位画像情報補正部は、前記撮影結果に基づいて決定された補正パラメータを用いて前記単位画像情報の補正を行うことが好ましい。
このように構成することにより、撮影結果に基づいて一旦補正パラメータが決定された後は、この補正パラメータを用いて単位画像情報を容易に補正することができるようになる。
(9)上記(8)に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記補正パラメータを記憶する補正パラメータ記憶部をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、撮影結果そのものを記憶する場合に比べて必要とする記憶容量をより少ないものにすることができる。また、単位画像情報を補正するときの計算量も少なくすることができる。
(10)上記(8)又は(9)に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、所定の場合に調整用画像の撮影を行って前記補正パラメータの取得を自動的に行う補正パラメータ自動取得装置をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、例えば、補正パラメータの再決定(再取得)が必要な時期になると(例えば、再取得後3月経過すると)補正パラメータ自動取得装置が自動的に動作して補正パラメータを再取得するようにしたり、毎日決まった時刻になると(例えば、午前4時になると)補正パラメータ自動取得装置が自動的に動作して補正パラメータを再取得するようにしたりすることができるようになり、利用者の手をわずらわすことなく滑らかな画像品質を維持することができるようになり、利便性が向上する。
また、光源や電気光学変調装置の特性が経時変化によって変化したとしても、この特性変化に対応した補正パラメータを自動的に取得することができるため、経時変化によって画質が劣化するのを常に抑制することができるようになる。
(11)上記(1)〜(10)のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、マルチプロジェクションディスプレイに含まれる光学要素の位置及び/又は姿勢についての補正を行う光学補正手段をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、一旦光学要素の位置及び/又は姿勢についての補正が行われた後は滑らかな画像品質が得られる。この補正は光学的に行われるため、調整作業によって画質を劣化させることもない。
この場合、光学要素の位置及び/又は姿勢についての光学的な補正をまず行い、その後、再度撮像装置による撮影を行い、その結果に基づいて補正パラメータを決定するようにすることがさらに好ましい。
このようにすれば、まず大きな補正を光学的に行い、その後、細かな補正を純電子的に行うようにすることができ、単位画像情報補正部が単位画像情報の補正を行う際に生じる画質の劣化を最小限のものにすることができる。
(12)上記(11)に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、所定の場合に調整用画像の撮影を行って前記光学要素の位置及び/又は姿勢についての補正を自動的に行う光学要素自動補正装置をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、例えば、光学要素の補正が必要な時期(例えば、再取得後3月経過時)になったり、毎日決まった時刻(例えば、午前4時)になったりすると、光学要素自動補正装置が自動的に動作して光学要素の位置及び/又は姿勢についての補正を行うことができるようになり、利用者の手をわずらわすことなく滑らかな画像品質を維持することができるようになり、利便性が向上する。
(13)上記(1)〜(12)のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記固体光源の発光光量を、前記プロジェクタユニット毎に独立に制御する固体光源制御部をさらに有することが好ましい。
マルチプロジェクションディスプレイにおいては、光源や電気光学変調装置における特性のばらつきによって、プロジェクタユニット毎に輝度特性や色特性が異なるのが現状である。このため、マルチプロジェクションディスプレイにおいては、これら輝度特性や色特性の違いを、各プロジェクタユニット毎に電気光学変調装置に印加する電圧を調整することにより吸収している。その結果、これらのマルチプロジェクションディスプレイにおいては、この調整を行うことにより電気光学変調装置における階調資源を使用する必要が生じてしまい、マルチプロジェクションディスプレイが本来有している実効階調数が低下したりダイナミックレンジが狭くなったりするという問題があった。
これに対して、上記(13)に記載のマルチプロジェクションディスプレイによれば、これら輝度特性や色特性の違いを、固体光源の発光光量をプロジェクタユニット毎に制御することにより吸収することができるようになる。このため、本発明のマルチプロジェクションディスプレイによれば、電気光学変調装置における階調資源を使用する必要がなくなるため、マルチプロジェクションディスプレイが本来有している実効階調数が低下したりダイナミックレンジが狭くなったりすることがなくなる。
この場合、プロジェクタユニット毎の輝度特性の違いを吸収するためには、最も輝度レベルの低いプロジェクタユニット以外のプロジェクタユニットにおける固体光源の発光光量を、このプロジェクタユニットにおける輝度レベルが、最も輝度レベルの低いプロジェクタユニットにおける輝度レベルに揃うように、低下させるようにするのが好ましい。
また、プロジェクタユニット毎の色特性の違いを吸収するためには、上記した調整を色光毎に行うようにするのが好ましい。
なお、上記(13)に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、光源として高圧水銀ランプやメタルハライドランプを用いた場合とは異なり、電圧を低くしたり高くしたりしても発光光量が小さくなったり大きくなったりするだけで、その色温度はほとんど変化しないため、そのための画質劣化もない。
上記(13)に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記固体光源制御部は、前記固体光源に供給する電圧を前記プロジェクタユニット毎に独立に制御する機能を有することが好ましい。
このように構成することにより、プロジェクタユニット毎に固体光源の発光光量を容易に小さくしたり大きくしたりできるようになる。
上記(13)に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記固体光源制御部は、前記固体光源に供給する交流電力のパルス幅を前記プロジェクタユニット毎に独立に制御する機能を有することも好ましい。
このように構成することによっても、プロジェクタユニット毎に固体光源の発光光量を容易に小さくしたり大きくしたりすることができるようになる。
(14)上記(1)〜(13)のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイは、前記複数のプロジェクタユニットからの投写画像を投写する透過型スクリーンをさらに有する背面投写型のマルチプロジェクションディスプレイであることが好ましい。
この場合には、上述した調整時間を大幅に短縮することができるため、マルチプロジェクションディスプレイを筐体内に組み立てる際には組み立て作業に要する時間が大幅に短縮されるため、製品の低コスト化が容易となる。また、マルチプロジェクションディスプレイのメンテナンスを行う際にはメンテナンス作業に要する時間が大幅に短縮されるため、利用者の利便性が向上する。
なお、この場合、撮像装置をマルチプロジェクションディスプレイの筐体内に配置するのが好ましい。
このように構成することにより、撮像装置を一旦背面投写型のマルチプロジェクションディスプレイの筐体内に正しく設置すれば、調整作業終了後に撮像装置を後片付けする必要がなくなるため、投写画像の撮影の度に撮像装置を設置し直す必要がなくなり、その結果、調整作業が容易になり調整時間も短くて済むようになる。また、透過型スクリーンに対して正しい位置に撮像素子を設置することが容易になり、従来よりも正確かつ容易に投写画像の撮影を行うことができるようになるという効果もある。さらにまた、撮影結果を処理するための制御回路をすべて筐体内に収納することが容易になり、マルチプロジェクションディスプレイの移動、設置が容易になるという効果もある。
(15)上記(1)〜(13)のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイは、プロジェクタユニットからの投写画像を前面に投写する前面投写型のマルチプロジェクションディスプレイであることもできる。
この場合には、上述した調整時間を大幅に短縮することができるため、マルチプロジェクションディスプレイを設置する際には調整作業に要する時間をそのたびに大幅に短縮することが可能になる。
本発明者は、マルチプロジェクションディスプレイの光源として固体光源を用い、この固体光源からの光を用いて調整作業を行うことにより上記したような優れた効果が得られることを見出したが、マルチプロジェクションディスプレイの光源として固体光源を用い、この固体光源の発光光量をプロジェクタユニット毎に制御することによっても、他の優れた効果が得られることを見出した。
(16)本発明の他のマルチプロジェクションディスプレイは、複数の色光を生成する固体光源、それぞれが前記複数の色光のそれぞれを変調する複数の電気光学変調装置及び前記複数の電気光学変調装置によって変調された色光を投写する投写光学系を有する複数のプロジェクタユニットと、前記複数のプロジェクタユニットのそれぞれに入力する単位画像情報を生成する単位画像情報生成部と、前記プロジェクタユニット毎に前記固体光源の発光光量を制御する固体光源制御部とを有することを特徴とする。
このため、本発明の他のマルチプロジェクションディスプレイによれば、固体光源の発光光量をプロジェクタユニット毎に独立に制御することができるようになるため、プロジェクタユニット毎の輝度特性や色特性の違いを、固体光源の発光光量を制御することにより吸収することができるようになる。このため、電気光学変調装置における階調資源を使用する必要がなくなるため、マルチプロジェクションディスプレイが本来有している実効階調数が低下したりダイナミックレンジが狭くなったりすることがなくなる。
この場合、プロジェクタユニット毎の輝度特性の違いを吸収するためには、最も輝度レベルの低いプロジェクタユニット以外のプロジェクタユニットにおける固体光源の発光光量を、このプロジェクタユニットにおける輝度レベルが、最も輝度レベルの低いプロジェクタユニットにおける輝度レベルに揃うように、低下させるようにするのが好ましい。
なお、上記(16)に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、光源として高圧水銀ランプやメタルハライドランプを用いた場合とは異なり、電圧を低くしたり高くしたりしても発光光量が小さくなったり大きくなったりするだけで、その色温度はほとんど変化しないため、そのための画質劣化もない。
(17)上記(16)に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記固体光源制御部は、前記電気光学変調装置毎に前記固体光源の発光光量を制御する機能を有することが好ましい。
このように構成することにより、プロジェクタユニット毎の色特性の違いを吸収することもできるようになる。
(18)上記(16)又は(17)に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記固体光源制御部は、前記固体光源の発光光量を動的に制御する機能を有することが好ましい。
このように構成することにより、全体的に暗い画面を表示させるような場合(例えば、映画の夜のシーンを表示させるような場合)には、電気光学変調装置の光透過率を低くするのに代えて又はそれに加えて固体光源の発光光量を小さくすることにより、画面全体を暗くすることができるようになる。また、全体的に明るい画面を表示させるような場合(例えば、映画の昼の屋外のシーンを表示させるような場合)には、電気光学変調装置の光透過率を高くするのに代えて又はそれに加えて固体光源の発光光量を大きくすることにより、画面全体を明るくすることができるようになる。このため、従来よりも実効階調数やダイナミックレンジを大きくとることができ、黒レベルの優れた高画質のマルチプロジェクションディスプレイとなる。
この場合、固体光源制御部が固体光源の発光光量の動的な制御をプロジェクタユニット毎に行うようにすれば、明るい画面と暗い画面とが一画面中に存在するような画像を表示させるような場合に、マルチプロジェクションディスプレイが本来有している実効階調数やダイナミックレンジを超える表現能力を発揮できるようになり、さらに高画質の表示を行うことができるようになる。
(19)上記(16)〜(18)のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記固体光源制御部は、前記固体光源に供給する電圧を前記プロジェクタユニット毎又は前記電気光学変調装置毎に制御する機能を有することが好ましい。
このように構成することにより、プロジェクタユニット毎又は電気光学変調装置毎に固体光源の発光光量を容易に小さくしたり大きくしたりできるようになる。
(20)上記(16)〜(18)のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記固体光源制御部は、固体光源の発光期間を前記プロジェクタユニット毎又は前記電気光学変調装置毎に制御する機能を有することも好ましい。
このように構成することによっても、プロジェクタユニット毎又は電気光学変調装置毎に固体光源の発光光量を容易に小さくしたり大きくしたりできるようになる。
(21)上記(20)に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記電気光学変調装置は、一の単位画面情報について2回以上の書込みを行う液晶装置であって、前記固体光源制御部は、1フレーム中における固体光源の発光を、前記液晶装置の少なくとも1回目の書込み期間を避けて行わせる機能を有することが好ましい。
電気光学変調装置として液晶装置を用いたマルチプロジェクションディスプレイにおいては、液晶装置がホールド型の表示装置であるため、インパルス型の表示装置であるCRTの場合とは異なり、いわゆる尾引き現象のために滑らかな動画表示が得られないという問題がある(この尾引き現象については、「ホールド型ディスプレイにおける動画表示の画質」(電子情報通信学会技報、EID99−10、第55〜60ページ(1999−06))参照。)。
これに対して、上記(21)に記載のマルチプロジェクションディスプレイによれば、一の単位画面情報について2回以上の書込みを行うことによりフリッカを目立たないようにすることができる、いわゆるn倍速駆動(但し、nは2以上の自然数。)の液晶装置を用いるとともに、この液晶装置の少なくとも1回目の書込み期間を避けて固体光源の発光を行なわせるようにしたため、投写画像を間欠的にスクリーンに投写できるようになる。このため、ホールド型の欠点である尾引き現象を緩和することができ、滑らかで良質な動画表示を行うことができるようになる。
また、上記(21)に記載のマルチプロジェクションディスプレイによれば、固体光源の発光を、液晶分子がまだ十分に応答していない状態にある1回目の書込み期間を避けて行わせるようにしたため、マルチプロジェクションディスプレイにおけるコントラストをさらに向上させることができるという効果もある。
(22)上記(20)に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記電気光学変調装置は、複数の画面領域毎に順次画像の書込みを行う液晶装置であって、前記固体光源制御部は、1フレーム中における固体光源の発光を、前記液晶装置の画像の書込み期間を避けて行わせる機能を有することも好ましい。
このため、上記(22)に記載のマルチプロジェクションディスプレイによれば、1フレーム中などにおいて複数の画面領域毎に順次画像の書込みを行うことによりフリッカを目立たないようにすることができる液晶装置を用いるとともに、この液晶装置の画像の書込み期間を避けて固体光源の発光を行わせるようにしたため、投写画像を間欠的にスクリーンに投写できるようになる。このため、ホールド型の欠点である尾引き現象を緩和することができ、滑らかで良質な動画表示を行うことができるようになる。
また、上記(22)に記載のマルチプロジェクションディスプレイによれば、固体光源の発光を液晶装置の画像の書込み期間を避けて行わせるようにしたため、マルチプロジェクションディスプレイにおけるコントラストをさらに向上させることができる。
実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイの構成を示す図である。 実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイにおけるプロジェクタユニットの構成を示す図である。 実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイの概要を示すブロック図である。 実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイの概要を示すブロック図である。 実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイの概要を示すブロック図である。 実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。 実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。 実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。 実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。 実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。 実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。 実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。 実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイの構成を示す図である。 実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。 実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイの概要を示すブロック図である。 実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。 実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイの概要を示すブロック図である。 実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。 実施形態5に係るマルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。 実施形態5に係るマルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。 実施形態6に係るマルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。 実施形態7に係るマルチプロジェクションディスプレイの動作を説明するために示す図である。 実施形態8に係るマルチプロジェクションディスプレイの動作を説明するために示す図である。 実施形態9に係るマルチプロジェクションディスプレイの構成を示す図である。 実施形態10に係るマルチプロジェクションディスプレイの構成を示す図である。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイの構成を示す図である。図1(a)は側面から見た断面図であり、図1(b)は正面図である。図2は、実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイにおけるプロジェクタユニットの構成を示す図である。図3〜図5は、実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイの概要を示すブロック図である。
実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100は、図1に示すように、筐体102内に配置された4つのプロジェクタユニット130(図中では2つのみ示されている。)からの投写画像が反射板104で反射されて透過型スクリーン108に投写される背面投写型のマルチプロジェクションディスプレイである。各プロジェクタユニット130は、図2に示すように、固体光源としてのLED光源132R,132G,132B、電気光学変調装置としての3枚の液晶装置134R,134G,134B、クロスダイクロイックプリズム136及び投写レンズ138を有し、LED光源132R,132G,132Bからの照明光を単位画像情報A1〜An(図3参照。)又は調整用単位画像情報B1〜Bn(図4参照。)に基づいて液晶装置134R,134G,134Bにより変調して投写レンズ138により投写するものを用いている。
実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100は、図3〜図5に示すように、単位画像情報生成部120、単位画像情報補正部150、画像処理部146及び光学補正手段154を有する制御部110と、4つのプロジェクタユニット130と、撮像装置140と、映像信号受信部160と、調整用画像情報記憶部122と、補正パラメータ記憶部152とを有している。
単位画像情報生成部120は、原画像情報Aに基づいて複数の単位画像情報A1〜Anを生成する機能(図3参照。)及び調整用画像情報Bに基づいて調整用単位画像情報B1〜Bnを生成する機能(図4参照。)を有している。
撮像装置140は、透過型スクリーン108に投写された調整用画像の所定領域を撮影する撮像素子142と、撮像素子142からのアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換素子144とを有している。
画像処理部146は、撮像装置140の撮影結果についての画像処理を行って得られた結果と調整用画像情報Bなどとの比較を行って、その結果を単位画像情報補正部150に出力する機能を有している。
単位画像情報補正部150は、撮像装置140の撮影結果に基づいて、複数のプロジェクタユニット130のうち隣接するプロジェクタユニットにより投写される単位画像間における境目が透過型スクリーン108上で目立たないように、単位画像情報の補正を行う機能を有している。これにより、補正された単位画像情報A1*〜An*が各プロジェクタユニット130に出力されることになる(図5参照。)。
補正パラメータ記憶部152は、単位画像情報補正部150で単位画像情報の補正を行う際に用いる補正パラメータを記憶する機能を有している。
調整用画像情報記憶部122は、撮像装置140で撮影対象となる調整用画像に関する情報を記憶する機能を有している。
実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100によれば、プロジェクタユニット130の光源として、点灯するとすぐに安定した発光状態が得られるLED光源132R,132G,132Bを用いているため、各プロジェクタユニット130毎に透過型スクリーン108に投写される調整用画像の所定領域を撮像装置140で撮影するまでの時間を大幅に短縮することができるようになる。その結果、各プロジェクタユニット130からの投写画像間における整合性を取るための調整作業時間を大幅に短縮することができるようになり、利便性が大きく向上する。
また、実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100によれば、LED光源132R,132G,132Bを自在に点灯状態にしたり非点灯状態にしたりすることができるため、上記した特許文献3で用いていたシャッターを不要にすることもできる。そのうえ、LED光源132R,132G,132Bは、点灯すると瞬時に安定した点灯状態になるため、すぐに撮影を開始することができ、また、シャッターを動作させるための時間も不要になり、調整時間をさらに短縮することもできる。
また、実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100によれば、固体光源として、LED光源132R,132G,132Bを用いているため、その点灯状態が安定していることに加えて、十分な輝度と演色性をもったマルチプロジェクションディスプレイとなる。
実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100においては、上記したように、単位画像情報補正部150は、調整用単位画像を撮影した結果に基づいて単位画像情報の補正を行うこととしている。
単位画像情報補正部150は、通常の画像を撮影した結果に基づいて単位画像情報の補正を行うこともできるが、このように調整用単位画像を撮影した結果に基づいて単位画像情報の補正を行うことにより、より正確な補正を迅速に行うことができるようになる。
調整用単位画像としては、白色又は単色のベタ画像、単色の格子模様をはじめ、単位画像情報の補正を行うのに好適な種々の単位画像を用いることができる。
この場合、実施形態1の場合のように、調整用画像情報記憶部122に予め調整用画像情報を記憶させておき、調整作業時にはこの調整用画像情報を用いて単位画像情報生成部に調整用単位画像を生成させる代わりに、予め調整用単位画像情報を記憶させておき、調整作業時にはこの調整用単位画像情報をそのまま用いることにしてもよい。
また、調整作業を行う度に(DVDなどにより)調整用画像情報を入力し、この調整用画像情報を用いて単位画像情報生成部に調整用単位画像情報を生成させるようにしてもよい。また、調整作業を行う度に調整用単位画像情報を直接入力するようにしてもよい。
実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100においては、単位画像情報補正部150は、各プロジェクタユニット130により投写される単位画像の形状、位置及び/又は傾きについての補正を行う機能を有している。このため、各プロジェクタユニット130からの投写画像間の形状、位置及び/又は傾きを適正化して、各プロジェクタユニット130からの投写画像間における整合性を高めることができるようになる。
実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100においては、単位画像情報補正部150は、各プロジェクタユニット130により投写される単位画像の輝度及び/又は色についての補正を行う機能を有している。このため、各プロジェクタユニット130からの投写画像間の輝度及び/又は色を適正化、各プロジェクタユニット130からの投写画像間における整合性を高めることができるようになる。
図6〜図12は、実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。
図3〜図12を用いて、実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100が、どのようにして各プロジェクタユニット130からの投写画像間の形状、位置及び/又は傾きを補正することができるのかを説明する。また、どのようにして各プロジェクタユニット130からの投写画像間の輝度及び/又は色を補正することができるのかを説明する。
(調整前の表示状態)
調整前の表示状態を説明する。
図3を参照して、映像信号受信部160からの原画像情報Aが単位画像情報生成部120に入力されると、単位画像情報生成部120が原画像情報Aに基づいて単位画像情報A1〜Anを生成する。各プロジェクタユニット130は、この単位画像情報A1〜Anに応じた単位画像を透過型スクリーン108上に投写する。従って、透過型スクリーン108上には、各プロジェクタユニット130からの各単位画像に係る投写画像が投写されることになる。このとき、マルチプロジェクションディスプレイ100は調整前の段階であるため、図6(i)に示すような歪んだ投写画像(Ia0,Ib0,Ic0,Id0)が投写されることになる。
(調整作業1(光学補正手段154による、単位画像の形状、位置及び傾きについての調整作業))
調整作業1を説明する。
図4を参照して、調整用画像情報記憶部122からの調整用画像情報Bが単位画像情報生成部120に入力されると、単位画像情報生成部120が調整用画像情報Bに基づいて調整用単位画像情報B1〜Bnを生成する。各プロジェクタユニット130は、調整用単位画像情報B1〜Bnに応じた単位画像を透過型スクリーン108上に投写する。従って、このとき、マルチプロジェクションディスプレイ100は調整前の段階であるため、上記と同様に、図6(i)に示すような歪んだ投写画像(Ia0,Ib0,Ic0,Id0)が投写されることになる。
次に、撮像装置140の撮像素子142を用いて図6(i)に示した調整用画像に係る各投写画像(Ia0,Ib0,Ic0,Id0)の所定領域を撮影する。その後、光学補正手段154が、その撮影結果に基づいて、各プロジェクタユニット130の筐体の位置及び/又は姿勢についての光学的な補正を行う。なお、本発明においては、プロジェクタユニット130の筐体に代えて、プロジェクタユニット130の投写レンズ138や反射板104などの位置及び/又は姿勢について光学的な補正を行うようにすることもできる。
調整用画像情報記憶部122からの調整用画像情報Bを単位画像情報生成部120に再度入力すると、各プロジェクタユニット130は、この調整用単位画像情報B1〜Bnに応じた単位画像を透過型スクリーン108上に投写するが、このとき、マルチプロジェクションディスプレイ100においては、さきの撮影結果に基づいて各プロジェクタユニット130の筐体の位置及び/又は姿勢についての補正が行われているため、透過型スクリーン108上には、図6(ii)に示すように歪みの軽減された投写画像(Ia1,Ib1,Ic1,Id1)が投写されることになる。
(調整作業2(単位画像情報補正部150による、単位画像の形状、位置及び傾きについての調整作業))
調整作業2を説明する。
次に、撮像装置140の撮像素子142を用いて図6(ii)に示した調整用画像に係る各投写画像(Ia1,Ib1,Ic1,Id1)を撮影する。その後、単位画像情報補正部150が、その撮影結果に基づいて、単位画像情報の補正を行う際に用いる補正パラメータを決定する。そして、決定された補正パラメータは、補正パラメータ記憶部152に記憶され、爾後、この補正パラメータに基づいて原画像情報から複数の単位画像情報が生成されることになる。
これにより、映像信号受信部160からの原画像情報Aが単位画像情報生成部120に入力されると、単位画像情報生成部120が原画像情報Aに基づいて単位画像情報を生成することになるが、この際、単位画像情報は補正パラメータにより補正されるため、単位画像情報A1*〜An*を生成することとなる。従って、各プロジェクタユニット130は、単位画像情報A1*〜An*に応じた単位画像を透過型スクリーン108上に投写する。このとき、マルチプロジェクションディスプレイ100はすでに調整されているため、図6(iii)に示すように、各プロジェクタユニット130からの投写画像(Ia2,Ib2,Ic2,Id2)は精度よく位置合わせされることになる。
なお、これらの調整作業1及び2においては、例えば図7(投写された各単位画像間で傾きがある場合)又は図8(投写された各単位画像間で傾きがない場合)に示したように、隣接する2つのプロジェクタユニット130における調整用画像の基準線を一致させるような補正をしたり、1つのプロジェクタユニット130における調整用画像の基準線を撮影する作業をしたりすることがある。
これらの場合においては、隣接する2つのプロジェクタユニット130における光源のみを点灯させたり、1つのプロジェクタユニット130における光源のみを点灯させたりする必要がある。
しかしながら、実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100によれば、各プロジェクタユニット130の光源として、点灯するとすぐに安定した発光状態が得られるLED光源132R,132G,132Bを用いているため、上記のような調整作業にかかる時間を大幅に短縮することができるようになる。
(調整作業3(単位画像情報補正部150による、単位画像の輝度及び色についての調整作業))
調整作業3を説明する。説明を簡単にするために、隣接する2つのプロジェクタユニット(仮に、PJUa,PJUbとする。)における重なり領域における調整に絞って説明する。
まず、図9に示すように、隣接するプロジェクタユニットPJUa,PJUbからの投写画像(Ia2,Ib2)が滑らかに接続されるように、その重なり領域において重み関数を単位画像情報の画素値に積算する。このとき、重み関数としては、図10に示すように、γ補正を考慮した重み関数とする。そうすることによって、図11に示すように、隣接するプロジェクタユニットPJUa,PJUbからの投写画像が滑らかに接続されるようになる。その結果、図12に示すように、隣接する2つのプロジェクタユニットからの投写画像が良好に合成されて滑らかに接続されるようになる。
すなわち、実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100においては、原画像(図12(a))に係る原画像情報に基づいて2つの単位画像情報が生成される際に、これらの単位画像(図12(b))が透過型スクリーン108上で滑らかに接続されるように(図12(c))、これらの単位画像が生成されるため、隣接する2つのプロジェクタユニットPJUa,PJUbからの投写画像が良好に合成されて滑らかに接続されるようになるのである。
実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100においては、単位画像情報補正部150は、複数のプロジェクタユニット130における各画素ごとに輝度及び/又は色についての補正を行う機能を有している。
このため、各プロジェクタユニット130からの投写画像間における整合性をさらに高めることができるため、原画像情報に極めて忠実な画像をスクリーンに投写することができるようになる。
この場合、単位画像情報補正部150は、複数のプロジェクタユニット130により投写される複数の調整用単位画像によって形成される全体としての調整用画像と、元の調整用画像との比較を行って、各プロジェクタユニット130における各画素ごとに輝度及び/又は色について単位画像の補正を行う機能を有するものであることが好ましい。
実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100においては、所定の場合に調整用画像の撮影を行って補正パラメータの取得を自動的に行う補正パラメータ自動取得装置をさらに有している。
このため、例えば、補正パラメータの再決定(再取得)が必要な時期になると(例えば、再取得後3月経過すると)補正パラメータ自動取得装置が自動的に動作して補正パラメータを再取得するようにしたり、毎日決まった時刻になると(例えば、午前4時になると)補正パラメータ自動取得装置が自動的に動作して補正パラメータを再取得するようにしたりすることができるようになり、利用者の手をわずらわすことなく滑らかな画像品質を維持することができるようになり、利便性が向上する。
また、LED光源132R,132G,132Bや液晶装置134R,134G,134Bの特性が経時変化によって変化したとしても、この特性変化に対応した補正パラメータを自動的に取得することができるため、経時変化によって画質が劣化するのを常に抑制することができるようになる。
[実施形態2]
図13は、実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイの構成を示す図である。図14は、実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。
実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイ200は、図13に示すように、各プロジェクタユニット230からの投写光束の光軸が透過型スクリーン208のスクリーン面に垂直になるように構成されている。
このため、各プロジェクタユニット230からの単位画像は台形歪みを有していない。その結果、実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイ200における作用効果を示す図は、実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100において示した図6とは異なり、図14のようになる。
しかしながら、実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイ200においては、各プロジェクタユニット230の光源として、点灯するとすぐに安定した発光状態が得られる(瞬時点灯可能な)LED光源(図示せず。)を用いているため、実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100の場合と同様の効果が得られる。
[実施形態3]
図15は、実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイの概要を示すブロック図である。図16は、実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。図16(a)は単位画像が台形歪みを有する場合の作用効果を示す図であり、図16(b)は単位画像が台形歪みを有しない場合の作用効果を示す図である。
実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ300は、図15に示すように、実施形態1又は実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイ100,200とは制御部の構成が異なる。すなわち、実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ300における制御部112は、実施形態1又は実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイ100,200における制御部110の構成から光学補正手段154を除いたものである。
しかしながら、実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ300においては、各プロジェクタユニット130の光源として、点灯するとすぐに安定した発光状態が得られる(瞬時点灯可能な)LED光源(図示せず。)を用いているため、実施形態1又は実施形態2に係るマルチプロジェクションディスプレイ100,200の場合と同様の効果が得られる。
また、実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ300は、光学補正手段を用いることなく単位画像の補正を行うことができるため、構造を簡略化することができるようになり、コスト低減及び信頼性向上を図ることができるという効果もある。このマルチプロジェクションディスプレイ300は、筐体内でプロジェクタユニットの配置が固定されている背面投写型のマルチプロジェクションディスプレイとして特に好適に用いることができる。
なお、実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ300においては、光学補正手段を用いずに、専ら単位画像情報補正部150の働きによって単位画像情報の補正を行うため、その調整方法について説明する。
(調整前の表示状態)
図15を参照して、映像信号受信部160からの原画像情報Aが単位画像情報生成部120に入力されると、単位画像情報生成部120が原画像情報Aに基づいて単位画像情報A1〜Anを生成する。各プロジェクタユニット130は、この単位画像情報A1〜Anに応じた単位画像をスクリーン上に投写する。従って、スクリーン上には、各プロジェクタユニット130からの各単位画像に係る投写画像が投写されることになる。このとき、マルチプロジェクションディスプレイ100は調整前の段階であるため、図16(i)に示すような歪んだ投写画像(Ia0,Ib0,Ic0,Id0)が投写されることになる。
(調整作業1(単位画像情報補正部150による、単位画像の形状、位置及び傾きについての調整作業))
調整作業1を説明する。
次に、調整用画像情報記憶部122からの調整用画像情報Bが単位画像情報生成部120に入力されると、単位画像情報生成部120が調整用画像情報Bに基づいて調整用単位画像情報B1〜Bn(図示せず。)を生成する。各プロジェクタユニット130は、調整用単位画像情報B1〜Bnに応じた単位画像をスクリーン上に投写する。従って、このとき、マルチプロジェクションディスプレイ300は調整前の段階であるため、上記と同様に、図16(i)に示すような歪んだ投写画像(Ia0,Ib0,Ic0,Id0)が投写されることになる。
次に、撮像装置140の撮像素子142を用いて図16(i)に示した調整用画像に係る各投写画像(Ia0,Ib0,Ic0,Id0)を撮影する。その後、単位画像情報補正部150が、その撮影結果に基づいて、単位画像情報の補正を行う際に用いる補正パラメータを決定する。そして、決定された補正パラメータは、補正パラメータ記憶部152に記憶され、爾後、この補正パラメータに基づいて原画像情報から複数の単位画像情報が生成されることになる。
これにより、映像信号受信部160からの原画像情報Aが単位画像情報生成部120に入力されると、単位画像情報生成部120が原画像情報Aに基づいて単位画像情報を生成することになるが、この際、単位画像情報は補正パラメータにより補正されるため、単位画像情報A1*〜An*(図示せず。)を生成することになる。従って、各プロジェクタユニット130は、単位画像情報A1*〜An*に応じた単位画像をスクリーン上に投写する。このとき、マルチプロジェクションディスプレイ300はすでに調整されているため、図16(ii)に示すように、各プロジェクタユニット130からの投写画像(Ia2,Ib2,Ic2,Id2)は精度よく位置合わせされることになる。
(調整作業2(単位画像情報補正部150による、単位画像の輝度及び色についての調整作業))
調整作業2を説明する。説明を簡単にするために、隣接する2つのプロジェクタユニット(仮に、PJUa,PJUbとする。)における重なり領域における調整に絞って説明する。
まず、図9に示すように、隣接するプロジェクタユニットPJUa,PJUbからの投写画像(Ia2,Ib2)が滑らかに接続されるように、その重なり領域において重み関数を単位画像情報の画素値に積算する。このとき、重み関数としては、図10に示すように、γ補正を考慮した重み関数とする。そうすることによって、図11に示すように、隣接するプロジェクタユニットPJUa,PJUbからの投写画像が滑らかに接続されるようになる。その結果、図12に示すように、隣接する2つのプロジェクタユニットからの投写画像が良好に合成されて滑らかに接続されるようになる。
すなわち、実施形態3に係るマルチプロジェクションディスプレイ300においては、原画像(図12(a))に係る原画像情報に基づいて2つの単位画像情報が生成される際に、これらの単位画像(図12(b))がスクリーン上で滑らかに接続されるように(図12(c))、これらの単位画像が生成されるため、2つのプロジェクタユニットPJUa,PJUbからの投写画像が良好に合成されて滑らかに接続されるようになるのである。
[実施形態4]
図17は、実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイの概要を示すブロック図である。図18及び図19は、実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。図18(a)は実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイの全画面において最大輝度の白表示をさせた場合を示し、図18(b)は実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイの全画面において最大輝度の白表示をさせた場合を示す。
実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイ400は、図17に示すように、実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100の構成に加えて、各プロジェクタユニット130毎にLED光源132R,132G,132Bの発光光量を制御する固体光源制御部170をさらに有している。この固体光源制御部170は、各液晶装置134R,134G,134B毎にLED光源132R,132G,132Bの発光光量を制御する機能も有している。
このため、実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイ400によれば、実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100が有する効果に加えて、以下の効果を有する。
すなわち、実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイ400によれば、図18(b)に示すように、LED光源132R,132G,132Bの発光光量をプロジェクタユニット130毎に独立に制御することができるようになるため、プロジェクタユニット130毎の輝度特性や色特性の違いを、LED光源132R,132G,132Bの発光光量を制御することにより吸収することができるようになる。このため、図19に示すように、液晶装置134R,134G,134Bにおける階調資源を使用する必要がなくなるため、マルチプロジェクションディスプレイが本来有している実効階調数が低下したりダイナミックレンジが狭くなったりすることがなくなる。
また、実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイ400によれば、LED光源132R,132G,132Bの発光光量を液晶装置134R,134G,134B毎に独立に制御することができるようになるため、プロジェクタユニット130毎の色特性の違いをも、LED光源132R,132G,132Bの発光光量を制御することにより吸収することができるようになる。
実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイ400においては、図18(b)に示すように、プロジェクタユニット130毎の輝度特性の違いを吸収するためには、最も輝度レベルの低いプロジェクタユニット(単位投写画像Icを投写するプロジェクタユニット)以外のプロジェクタユニット(単位画像Ia、Ib,Idを投写するプロジェクタユニット)におけるLED光源の発光光量を、これらのプロジェクタユニットにおける輝度レベルが、最も輝度レベルの低いプロジェクタユニットにおける輝度レベルに揃うように、低下させている。
実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイ400においては、このLED光源の発光光量を各色光毎に制御している。
実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイ400においては、固体光源制御部170は、プロジェクタユニット130毎及び/又は液晶装置134R,134G,134B毎に、LED光源132R,132G,132Bに供給する電圧をそれぞれ独立に制御するものであっても、LED光源132R,132G,132Bの発光期間をそれぞれ独立に制御するものであってもよい。いずれの場合も、LED光源132R,132G,132Bの輝度を容易に低くしたり高くしたりできる。
[実施形態5]
図20は、実施形態5に係るマルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。
実施形態5に係るマルチプロジェクションディスプレイ500(図示せず。)は、実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイ400の場合と同様に、各プロジェクタユニット130毎にLED光源132R,132G,132Bの発光光量を制御する固体光源制御部172(図示せず。)を有している。また、固体光源制御部172は、実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイ400の場合と同様に、各液晶装置134R,134G,134B毎にLED光源132R,132G,132Bの発光光量を制御する機能も有している。
実施形態5に係るマルチプロジェクションディスプレイ500においては、固体光源制御部172が、上記の機能に加えて、LED光源132R,132G,132Bの発光光量を動的に制御する機能をも有している。
このため、実施形態5に係るマルチプロジェクションディスプレイ500によれば、実施形態4に係るマルチプロジェクションディスプレイ400が有する効果に加えて、以下の効果を有する。
すなわち、図20(b)に示すように、全体的に暗い画像を表示させるような場合(例えば、映画の夜のシーンを表示させるような場合)には、液晶装置134R,134G,134Bの光透過率を低くするのに代えて又はそれに加えてLED光源132R,132G,132Bの発光光量を小さくすることにより、画面全体を暗くすることができるようになる。また、図20(a)に示すように、全体的に明るい画像を表示させるような場合(例えば、映画の昼の屋外のシーンを表示させるような場合)には、液晶装置134R,134G,134Bの光透過率を高くするのに代えて又はそれに加えてLED光源132R,132G,132Bの発光光量を大きくすることにより、画面全体を明るくすることができるようになる。
このため、従来よりも実効階調数やダイナミックレンジを大きくとることができ、黒レベルの優れた高画質のマルチプロジェクションディスプレイとなる。
[実施形態6]
図21は、実施形態6に係るマルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。
実施形態6に係るマルチプロジェクションディスプレイ600(図示せず。)は、実施形態5に係るマルチプロジェクションディスプレイ500の場合と同様に、各プロジェクタユニット130毎に、かつ、液晶装置134R,134G,134B毎にLED光源132R,132G,132Bの発光光量を制御する固体光源制御部174(図示せず。)を有している。また、固体光源制御部174は、実施形態5に係るマルチプロジェクションディスプレイ500の場合と同様に、LED光源132R,132G,132Bの発光光量を動的に制御する機能をも有している。
実施形態6に係るマルチプロジェクションディスプレイ600においては、固体光源制御部174が、上記の機能に加えて、LED光源132R,132G,132Bの発光光量の動的な制御をプロジェクタユニット130毎に行う機能を有している。
このため、実施形態6に係るマルチプロジェクションディスプレイ600によれば、実施形態5に係るマルチプロジェクションディスプレイ500が有する効果に加えて、以下の効果を有する。
すなわち、図21に示すように、明るい画面と暗い画面とが一画面中に存在するような画像を表示させるような場合に、マルチプロジェクションディスプレイが本来有している実効階調数やダイナミックレンジを超える表現能力を発揮できるようになり、さらに高画質の表示を行うことができるようになる。
[実施形態7]
実施形態7に係るマルチプロジェクションディスプレイ700(図示せず。)は、実施形態6に係るマルチプロジェクションディスプレイ600の場合と同様に、各プロジェクタユニット130毎に、かつ、液晶装置134R,134G,134B毎にLED光源132R,132G,132Bの発光光量を制御する固体光源制御部176(図示せず。)を有しており、この固体光源制御部176は、LED光源132R,132G,132Bの発光光量をプロジェクタユニット130毎に動的に制御する機能を有している。
実施形態7に係るマルチプロジェクションディスプレイ700は、液晶装置として、一の単位画面情報について2回以上の書込みを行う液晶装置134R,134G,134B(図示せず。)を有している。そして、実施形態7に係るマルチプロジェクションディスプレイ700においては、固体光源制御部176は、1フレーム中における固体光源の発光を、液晶装置134R,134G,134Bの少なくとも1回目の書込み期間を避けて行わせる機能を有している。
図22は、実施形態7に係るマルチプロジェクションディスプレイの動作を説明するために示す図である。図22(a)は液晶装置が2倍速駆動の液晶装置である場合を示し、図22(b)は液晶装置が3倍速駆動の液晶装置である場合を示し、図22(c)は液晶装置が4倍速駆動の液晶装置である場合を示す。
実施形態7に係るマルチプロジェクションディスプレイ700によれば、図22に示すように、一の単位画面情報について2回以上の書込みを行う、いわゆるn倍速駆動(但し、nは2以上の自然数。)の液晶装置を用いるとともに、固体光源の発光を液晶装置の少なくとも1回目の書込み期間を避けて行なわせるようにしたため、投写画像を間欠的にスクリーンに投写できるようになる。このため、ホールド型の欠点である尾引き現象を緩和することができ、滑らかで良質な動画表示を行うことができるようになる。
また、1回目の書込み期間においては液晶分子がまだ十分に応答していない状態にあるため、液晶装置のコントラストを高めるのは容易ではないが、実施形態7に係るマルチプロジェクションディスプレイ700によれば、このような1回目の書込み期間を避けて固体光源の発光を行わせるようにしたため、液晶装置ひいてはマルチプロジェクションディスプレイにおけるコントラストをさらに向上させることができるという効果もある。
[実施形態8]
図23は、実施形態8に係るマルチプロジェクションディスプレイの動作を示す図である。実施形態8に係るマルチプロジェクションディスプレイ800(図示せず。)は、実施形態6に係るマルチプロジェクションディスプレイ600と同様に、各プロジェクタユニット130毎に、かつ、液晶装置134R,134G,134B毎にLED光源132R,132G,132Bの発光光量を制御する固体光源制御部178(図示せず。)を有しており、この固体光源制御部178は、LED光源132R,132G,132Bの発光光量をプロジェクタユニット130毎に動的に制御する機能を有している。
実施形態8に係るマルチプロジェクションディスプレイ800は、液晶装置として、1フレーム中において複数の画面領域毎に順次画像の書込みを行う液晶装置134R,134G,134Bを有している。そして、実施形態8に係るマルチプロジェクションディスプレイ800においては、固体光源制御部178は、1フレーム中におけるLED光源132R,132G,132Bの発光を、液晶装置134R,134G,134Bの画像の書込み期間を避けて行わせる機能を有している。
このため、実施形態8に係るマルチプロジェクションディスプレイ800によれば、LED光源132R,132G,132Bの発光を液晶装置134R,134G,134Bの画像の書込み期間を避けて行わせるようにしたため、マルチプロジェクションディスプレイにおけるコントラストをさらに向上させることができるという効果もある。
[実施形態9]
図24は、実施形態9に係るマルチプロジェクションディスプレイの構成を示す図である。実施形態9に係るマルチプロジェクションディスプレイ900は、図24に示すように、前面投写型のマルチプロジェクションディスプレイである。
実施形態9に係るマルチプロジェクションディスプレイ900は、前面投写型のマルチプロジェクションディスプレイであるが、各プロジェクタユニット930の光源として、点灯するとすぐに安定した発光状態が得られる(瞬時点灯可能な)LED光源(図示せず。)を用いているため、実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100の場合と同様の効果が得られる。
[実施形態10]
図25は、実施形態10に係るマルチプロジェクションディスプレイの構成を示す図である。図25(a)は側面から見た断面図であり、図25(b)は正面図である。
実施形態10に係るマルチプロジェクションディスプレイ1000は、実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100とほぼ同様の構成を有しているが、図25に示すように、撮像装置における撮像素子142がマルチプロジェクションディスプレイ1000の筐体102内に配置されている点で実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100の場合とは異なっている。
このため、実施形態10に係るマルチプロジェクションディスプレイ1000によれば、実施形態1に係るマルチプロジェクションディスプレイ100が有する効果に加えて、以下の効果を有する。
すなわち、撮像装置を一旦マルチプロジェクションディスプレイ1000の筐体102内に正しく設置すれば、調整作業終了後に撮像装置を後片付けする必要がなくなるため、投写画像の撮影の度に撮像装置を設置し直す必要がなくなり、その結果、調整作業が容易になり調整時間も短くて済むようになる。
また、透過型スクリーン108に対して正しい位置に撮像素子142を設置することが容易になり、従来よりも正確かつ容易に投写画像の撮影を行うことができるようになるという効果もある。
さらにまた、撮影結果を処理するための制御回路をすべて筐体102内に収納することが容易になり、マルチプロジェクションディスプレイ1000の移動、設置が容易になるという効果もある。
以上、本発明のマルチプロジェクションディスプレイを上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態のマルチプロジェクションディスプレイ100〜1000は、固体光源としてLED光源を用いているが、本発明はこれに限られない。LED光源に代えて、半導体レーザ光源、固体レーザ光源又はEL光源を用いることができる。
これらの固体光源を用いることによっても、すぐに安定した点灯状態が得られ調整が容易であるとともに、十分な輝度と演色性をもったマルチプロジェクションディスプレイが得られる。
(2)上記各実施形態のマルチプロジェクションディスプレイ100〜1000は、電気光学変調装置として透過型の液晶装置を用いているが、本発明はこれに限られない。透過型の液晶装置に代えて、反射型の液晶装置やマイクロミラー型光変調装置などを用いることもできる。
これらの電気光学変調装置を用いることによっても、上記した本発明の効果を同様に得ることができる。

Claims (22)

  1. 固体光源からの光を画像情報に応じて変調して投写する複数のプロジェクタユニットと、
    前記複数のプロジェクタユニットのそれぞれに入力する画像情報(以下「単位画像情報」という。)を生成する単位画像情報生成部と、
    前記複数のプロジェクタユニットのうちの一台のプロジェクタユニットによってスクリーンに投写された投写画像を撮影する撮影装置と、
    前記スクリーンに投写された投写画像についての撮影結果に基づいて前記単位画像情報の補正を行う単位画像情報補正部とを有し、
    前記撮影は、前記一台のプロジェクタユニットを含む隣接するプロジェクタユニットの固体光源のみが点灯状態の時間に行なわれることを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  2. 請求項1に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    前記固体光源が、LED光源、半導体レーザ光源、固体レーザ光源又はEL光源であることを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  3. 請求項1〜のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    前記単位画像情報補正部は、前記プロジェクタユニットにより投写された調整用単位画像を撮影した結果に基づいて前記単位画像情報の補正を行うことを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  4. 請求項1〜のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    前記単位画像情報補正部は、前記プロジェクタユニットにより投写される単位画像の形状、位置及び/又は傾きについての補正を行うことを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    前記単位画像情報補正部は、前記プロジェクタユニットにより投写される単位画像の輝度及び/又は色についての補正を行うことを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    前記単位画像情報補正部は、前記複数のプロジェクタユニットにおける各画素ごとに輝度及び/又は色についての補正を行う機能を有することを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    スクリーンに投写された投写画像を撮影する撮像装置をさらに有することを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  8. 請求項1〜のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    前記単位画像情報補正部は、前記撮影結果に基づいて決定された補正パラメータを用いて前記単位画像情報の補正を行うことを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  9. 請求項に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    前記補正パラメータを記憶する補正パラメータ記憶部をさらに有することを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  10. 請求項8又は9に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    所定の場合に調整用画像の撮影を行って前記補正パラメータの取得を自動的に行う補正パラメータ自動取得装置をさらに有することを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    マルチプロジェクションディスプレイに含まれる光学要素の位置及び/又は姿勢についての補正を行う光学補正手段をさらに有することを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  12. 請求項11に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    所定の場合に調整用画像の撮影を行って前記光学要素の位置及び/又は姿勢についての補正を自動的に行う光学要素自動補正装置をさらに有することを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    前記固体光源の発光光量を、前記プロジェクタユニット毎に独立に制御する固体光源制御部をさらに有することを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    前記複数のプロジェクタユニットからの投写画像を投写する透過型スクリーンをさらに有する背面投写型のマルチプロジェクションディスプレイであることを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  15. 請求項1〜13のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    プロジェクタユニットからの投写画像を前面に投写する前面投写型のマルチプロジェクションディスプレイであることを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  16. 請求項1に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    前記プロジェクタユニットは、複数の色光を生成する固体光源、それぞれが前記複数の色光のそれぞれを変調する複数の電気光学変調装置及び前記複数の電気光学変調装置によって変調された色光を投写する投写光学系を有し、
    前記複数のプロジェクタユニットのそれぞれに入力する単位画像情報を生成する単位画像情報生成部と、
    前記プロジェクタユニット毎に前記固体光源の発光光量を制御する固体光源制御部とを有することを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  17. 請求項16に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    前記固体光源制御部は、前記電気光学変調装置毎に前記固体光源の発光光量を制御する機能を有することを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  18. 請求項16又は17に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    前記固体光源制御部は、前記固体光源の発光光量を動的に制御する機能を有することを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  19. 請求項16〜18のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    前記固体光源制御部は、前記固体光源に供給する電圧を前記プロジェクタユニット毎又は前記電気光学変調装置に制御する機能を有することを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  20. 請求項16〜18のいずれかに記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    前記固体光源制御部は、固体光源の発光期間を前記プロジェクタユニット毎又は前記電気光学変調装置毎に制御する機能を有することを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  21. 請求項20に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    前記電気光学変調装置は、一の単位画面情報について2回以上の書込みを行う液晶装置であって、
    前記固体光源制御部は、1フレーム中における固体光源の発光を、前記液晶装置の少なくとも1回目の書込み期間を避けて行わせる機能を有することを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
  22. 請求項20に記載のマルチプロジェクションディスプレイにおいて、
    前記電気光学変調装置は、複数の画面領域毎に順次画像の書込みを行う液晶装置であって、
    前記固体光源制御部は、1フレーム中における固体光源の発光を、前記液晶装置の画像の書込み期間を避けて行わせる機能を有することを特徴とするマルチプロジェクションディスプレイ。
JP2005514687A 2003-10-15 2004-10-13 マルチプロジェクションディスプレイ Expired - Fee Related JP4345745B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003355250 2003-10-15
JP2003355250 2003-10-15
PCT/JP2004/015462 WO2005036874A1 (ja) 2003-10-15 2004-10-13 マルチプロジェクションディスプレイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2005036874A1 JPWO2005036874A1 (ja) 2006-12-28
JP4345745B2 true JP4345745B2 (ja) 2009-10-14

Family

ID=34431203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005514687A Expired - Fee Related JP4345745B2 (ja) 2003-10-15 2004-10-13 マルチプロジェクションディスプレイ

Country Status (6)

Country Link
US (2) US20050110959A1 (ja)
EP (1) EP1677528A4 (ja)
JP (1) JP4345745B2 (ja)
KR (1) KR100860186B1 (ja)
CN (1) CN100490512C (ja)
WO (1) WO2005036874A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8648964B2 (en) 2010-11-30 2014-02-11 Nec Corporation Multi-projection display system and method of adjusting brightness thereof
US11134230B2 (en) 2014-07-01 2021-09-28 Sony Corporation Image processing apparatus and method

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7441902B2 (en) * 2004-10-27 2008-10-28 Symbol Technologies, Inc. Large size image projection
US7334901B2 (en) * 2005-04-22 2008-02-26 Ostendo Technologies, Inc. Low profile, large screen display using a rear projection array system
EP3169059B1 (en) 2005-04-26 2018-06-13 Imax Corporation Electronic projection systems and methods
DE102006002602A1 (de) * 2006-01-13 2007-07-19 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Kalibrierungsverfahren und Kalibrierungssystem
KR100791267B1 (ko) * 2006-02-20 2008-01-04 이화여자대학교 산학협력단 멀티 프로젝터의 밝기 보정 방법
KR100786572B1 (ko) * 2006-04-25 2007-12-21 주식회사 유니텍 다중 영상신호를 이음매 없이 대형화면에 표출하는신호처리장치
JP2008015236A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Seiko Epson Corp 画像表示装置
JP5145664B2 (ja) * 2006-07-18 2013-02-20 富士ゼロックス株式会社 遠隔指示システム
TW200808056A (en) * 2006-07-26 2008-02-01 Compal Communications Inc Rear projection display system
JP4258540B2 (ja) * 2006-09-01 2009-04-30 セイコーエプソン株式会社 情報処理装置、情報処理プログラム、及びその記録媒体
DE102007027420B9 (de) 2007-06-14 2008-12-11 Airbus Deutschland Gmbh Innenraumprojektion für Luftfahrzeuge
US8651667B2 (en) * 2008-08-12 2014-02-18 Nec Display Solutions, Ltd. Projector and method of controlling the same
KR101527010B1 (ko) * 2008-11-03 2015-06-09 엘지전자 주식회사 단말기 및 제어 방법
JP5444963B2 (ja) * 2008-11-26 2014-03-19 セイコーエプソン株式会社 プロジェクタ
JP5495572B2 (ja) * 2009-01-07 2014-05-21 キヤノン株式会社 プロジェクタ・システム及びこれを含むビデオ会議システム
JP5924020B2 (ja) * 2012-02-16 2016-05-25 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法
KR101305249B1 (ko) * 2012-07-12 2013-09-06 씨제이씨지브이 주식회사 다면 상영 시스템
JP2015026992A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 株式会社リコー 投影システム、画像処理装置、投影方法およびプログラム
KR101511523B1 (ko) * 2013-08-26 2015-04-13 씨제이씨지브이 주식회사 영상 중첩 영역의 보정 방법, 기록 매체 및 실행 장치
KR101583519B1 (ko) 2014-04-24 2016-01-19 (주)지브이에스 다중 프로젝터를 이용한 영상 공간 구현 방법 및 그 시스템
JP6609098B2 (ja) * 2014-10-30 2019-11-20 キヤノン株式会社 表示制御装置、表示制御方法、及びコンピュータプログラム
JP2016109934A (ja) * 2014-12-08 2016-06-20 キヤノン株式会社 画像表示システム及びその制御方法、並びに、プログラム
JP6726967B2 (ja) * 2016-01-19 2020-07-22 三菱電機株式会社 輝度ムラ測定装置
JP2017156581A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 キヤノン株式会社 投影装置及びその制御方法
US10303414B2 (en) * 2016-07-15 2019-05-28 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Device, system, and method of controlling projection image
FR3067307B1 (fr) * 2017-06-13 2022-03-04 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif d’eclairage et/ou de signalisation pour vehicule automobile comprenant des moyens de reflexion d’une image
KR20190037868A (ko) * 2017-09-29 2019-04-08 삼성전자주식회사 디스플레이 장치 및 그 제어 방법
KR20190060949A (ko) 2017-11-25 2019-06-04 (주)지브이에스 멀티 프로젝터를 이용한 다층 구조의 중첩 영상 공간 구현 시스템
JP7338404B2 (ja) 2019-10-31 2023-09-05 セイコーエプソン株式会社 表示システムの制御方法および制御装置
JP7363380B2 (ja) 2019-10-31 2023-10-18 セイコーエプソン株式会社 表示システムの制御方法および制御装置

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3534785B2 (ja) 1992-12-08 2004-06-07 松下電器産業株式会社 高臨場映像表示方法とその装置
JPH0882854A (ja) 1994-09-14 1996-03-26 Hitachi Ltd マルチビジョンのスクリーン装置
JPH0894974A (ja) 1994-09-28 1996-04-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd リアプロジェクション装置
EP0786687A1 (en) * 1996-01-29 1997-07-30 Hughes-Jvc Technology Corporation Projected image blending for multiple images
JP3735158B2 (ja) * 1996-06-06 2006-01-18 オリンパス株式会社 画像投影システム、画像処理装置
US5956000A (en) * 1997-05-12 1999-09-21 Scitex Corporation Ltd. Digital image display system and method
JP3714163B2 (ja) * 1997-12-12 2005-11-09 株式会社日立製作所 映像表示システム
US6050690A (en) * 1998-01-08 2000-04-18 Siemens Information And Communication Networks, Inc. Apparatus and method for focusing a projected image
CN2350940Y (zh) * 1998-04-06 1999-11-24 成都东方电子有限公司 液晶投影机固体光源灯
US6456339B1 (en) * 1998-07-31 2002-09-24 Massachusetts Institute Of Technology Super-resolution display
US6310650B1 (en) * 1998-09-23 2001-10-30 Honeywell International Inc. Method and apparatus for calibrating a tiled display
JP2001215642A (ja) 1999-11-22 2001-08-10 Olympus Optical Co Ltd マルチディスプレイ装置
CA2350527C (en) * 1999-12-24 2008-02-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Projector
US6224216B1 (en) * 2000-02-18 2001-05-01 Infocus Corporation System and method employing LED light sources for a projection display
JP4776055B2 (ja) * 2000-03-06 2011-09-21 ガリストロフ ソフトウェア エルエルシー 映像調整システム装置
JP2001265275A (ja) * 2000-03-16 2001-09-28 Olympus Optical Co Ltd 画像表示装置
US6924816B2 (en) * 2000-03-17 2005-08-02 Sun Microsystems, Inc. Compensating for the chromatic distortion of displayed images
JP2001339672A (ja) 2000-03-24 2001-12-07 Olympus Optical Co Ltd マルチビジョン装置
US7106350B2 (en) * 2000-07-07 2006-09-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Display method for liquid crystal display device
JP2002041002A (ja) 2000-07-28 2002-02-08 Toshiba Corp 液晶表示装置及びその駆動方法
JP3497805B2 (ja) * 2000-08-29 2004-02-16 オリンパス株式会社 画像投影表示装置
JP4700830B2 (ja) * 2001-04-19 2011-06-15 株式会社リコー 画像表示装置
US6733138B2 (en) * 2001-08-15 2004-05-11 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Multi-projector mosaic with automatic registration
US6749310B2 (en) * 2001-09-07 2004-06-15 Contrast Lighting Services, Inc. Wide area lighting effects system
US6648475B1 (en) * 2002-05-20 2003-11-18 Eastman Kodak Company Method and apparatus for increasing color gamut of a display
US6769772B2 (en) * 2002-10-11 2004-08-03 Eastman Kodak Company Six color display apparatus having increased color gamut

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8648964B2 (en) 2010-11-30 2014-02-11 Nec Corporation Multi-projection display system and method of adjusting brightness thereof
US11134230B2 (en) 2014-07-01 2021-09-28 Sony Corporation Image processing apparatus and method

Also Published As

Publication number Publication date
CN1868208A (zh) 2006-11-22
US7926957B2 (en) 2011-04-19
EP1677528A4 (en) 2008-03-26
JPWO2005036874A1 (ja) 2006-12-28
WO2005036874A1 (ja) 2005-04-21
KR100860186B1 (ko) 2008-09-24
US20090279001A1 (en) 2009-11-12
US20050110959A1 (en) 2005-05-26
KR20060087597A (ko) 2006-08-02
EP1677528A1 (en) 2006-07-05
CN100490512C (zh) 2009-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4345745B2 (ja) マルチプロジェクションディスプレイ
JP4661596B2 (ja) 前面投写型マルチプロジェクションディスプレイ
JP4670641B2 (ja) 背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ
JP4819255B2 (ja) 表示装置
JP4552986B2 (ja) 画像表示装置
US7472997B2 (en) Multi-projection display and projector unit
KR20130020613A (ko) 투사형 표시 장치 및 그 제어 방법
JP2006284982A (ja) 調光情報生成装置、その方法、そのプログラム、そのプログラムを記録した記録媒体、および画像表示装置
JP2005107019A (ja) 画像表示方法及び装置並びにプロジェクタ
JP4552985B2 (ja) 画像表示装置
US8665252B2 (en) Duty cycle calculation and implementation for solid state illuminators
JP2004325644A (ja) プロジェクタ
JP4023125B2 (ja) 照明装置ならびに投射型表示装置とその駆動方法
JP4742693B2 (ja) 画像表示装置の調整装置、画像表示装置及び画像表示装置の調整方法
JP2006064825A (ja) 画像表示装置及びその駆動方法
JP2004304479A (ja) 投射型映像表示装置、輝度制御方法及びプログラム
JP5201172B2 (ja) 画像表示方法及び装置並びにプロジェクタ
JP2015126462A (ja) 投影装置
JP2007256830A (ja) 投写型表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090410

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090623

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4345745

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130724

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees