JP4670641B2 - 背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ - Google Patents
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Description
このように構成することにより、外光が強い状態のときには、それに応じて光源の発光光量を強くして、撮影の際の外光の影響を弱めるようにすることができる。
一般に外光が画質に与える影響は非線形であるため、光源における少なくとも2段階以上の発光光量のもとで透過型スクリーンを撮影して外光の状態を評価することにより、撮影の際の外光の影響をさらに弱めることができるようになる。
このように構成することにより、迷光の状態に応じて光源の発光光量を制御することができるため、撮影の際の外光及び迷光の影響を弱めることができる。また、この迷光の状態に応じて単位画像情報の補正を行うことで、背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおける色再現性を向上することができる。
このように構成することにより、高倍率の撮影や広い範囲の撮影を行うことが可能になり、様々な撮影モードでの投写画像の撮影を効率的に行うことが可能になる。
撮影範囲の変更は、撮像装置の位置や姿勢を変化させたり、撮像装置におけるレンズなどの光学系の構成を変化させたりすることにより、行うことができる。
この場合、撮像装置は、ズーム機能とオートフォーカス機能をさらに有するものであることが好ましい。前者の場合には、撮影範囲や倍率を適宜変更できるので、撮影の自由度や柔軟性が向上する。後者の場合には、自動的にフォーカス調整がなされるので、利便性が向上する。
このように構成することにより、撮影する対象によって撮影に用いる撮像素子を適宜選択することができるため、撮影時間を短縮することができ、その結果、調整時間をさらに短縮することができる。また、撮影の精度を高めることができ、その結果、調整の精度をさらに高めることができる。
このように構成することにより、画面全体の色バランスや輝度バランスを容易に向上させることができる。
上記(1)〜(8)のいずれかに記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記単位画像情報補正部は、前記プロジェクタユニットにより投写された調整用単位画像を撮影した結果に基づいて前記単位画像情報の補正を行うことが好ましい。
単位画像情報補正部は、通常の画像を撮影した結果に基づいて単位画像情報の補正を行うこともできるが、このように調整用単位画像を撮影した結果に基づいて単位画像情報の補正を行うことにより、より正確な補正を迅速に行うことができるようになる。
調整用単位画像としては、白色又は単色のベタ画像、単色の格子模様をはじめ、単位画像情報の補正を行うのに好適な種々の単位画像を用いることができる。
この場合、背面投写型マルチプロジェクションディスプレイに予め調整用画像情報を記憶させておき、調整作業時にはこの調整用画像情報を用いて単位画像情報生成部に調整用単位画像を生成させるようにしてもよい。さらにまた、背面投写型マルチプロジェクションディスプレイに予め調整用単位画像情報を記憶させておき、調整作業時にはこの調整用単位画像情報をそのまま用いることにしてもよい。
また、背面投写型マルチプロジェクションディスプレイには調整作業を行う度に(DVDなどにより)調整用画像情報を入力し、この調整用画像情報を用いて単位画像情報生成部に調整用単位画像情報を生成させるようにしてもよい。また、背面投写型マルチプロジェクションディスプレイには調整作業を行う度に調整用単位画像情報を直接入力するようにしてもよい。
このように構成することにより、各プロジェクタユニットからの投写画像の形状、位置及び/又は傾きを適正化して、各プロジェクタユニットからの投写画像間における整合性を高めることができるようになる。
このように構成することにより、各プロジェクタユニットからの投写画像の輝度及び/又は色を適正化して各プロジェクタユニットからの投写画像間における整合性を高めることができるようになる。
このように構成することにより、各プロジェクタユニットからの投写画像間における整合性をさらに高めることができるため、原画像情報に極めて忠実な画像を透過型スクリーンに投写することができるようになる。
この場合、単位画像情報補正部は、複数のプロジェクタユニットにより投写される複数の調整用単位画像によって形成される全体としての調整用画像と、元の調整用画像との比較を行って、各プロジェクタユニットにおける各画素毎に輝度及び/又は色について単位画像の補正を行う機能を有するものであることが好ましい。
このように構成することにより、撮影結果に基づいて一旦補正パラメータが決定された後は、この補正パラメータを用いて単位画像情報を容易に補正することができるようになる。
このように構成することにより、撮影結果そのものを記憶する場合に比べて必要とする記憶容量をより少ないものにすることができる。また、単位画像情報を補正するときの計算量も少なくすることができる。
このように構成することにより、例えば、補正パラメータの再決定(再取得)が必要な時期になると(例えば、再取得後3月経過すると)補正パラメータ自動取得装置が自動的に動作して補正パラメータを再取得するようにしたり、毎日決まった時刻になると(例えば、午前4時になると)補正パラメータ自動取得装置が自動的に動作して補正パラメータを再取得するようにしたりすることができるようになり、利用者の手をわずらわすことなく滑らかな画像品質を維持することができるようになり、利便性が向上する。
また、光源や電気光学変調装置の特性が経時変化によって変化したとしても、この特性変化に対応した補正パラメータを自動的に取得することができるため、経時変化によって画質が劣化するのを常に抑制することができるようになる。
このように構成することにより、一旦光学要素の位置及び/又は姿勢についての補正が行われた後は滑らかな画像品質が得られる。この補正は光学的に行われるため、調整作業によって画質を劣化させることもない。
光学要素としては、プロジェクタユニットそのもの、プロジェクタユニットの投写レンズ、プロジェクタユニットからの投写光を透過型スクリーンに向けて反射する反射板などがある。
この場合、光学要素の位置及び/又は姿勢についての光学的な補正をまず行い、その後、再度撮像装置による撮影を行い、その撮影結果に基づいて補正パラメータを決定するようにすることがさらに好ましい。
このようにすれば、まず大きな補正を光学的に行い、その後、細かな補正を純電子的に行うようにすることができ、単位画像情報補正部が単位画像情報の補正を行う際に生じる画質の劣化を最小限のものにすることができる。
このように構成することにより、例えば、光学要素の補正が必要な時期(例えば、再取得後3月経過時)になったり、毎日決まった時刻(例えば、午前4時)になったりすると、光学要素自動補正装置が自動的に動作して光学要素の位置及び/又は姿勢についての補正を行うことができるようになり、利用者の手をわずらわすことなく滑らかな画像品質を維持することができるようになり、利便性が向上する。
所定の場合とは、背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの電源を入れたときや、背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの電源が入っているときの30分毎などが例示される。
このように構成することにより、点灯するとすぐに安定した発光状態が得られる固体光源を用いているため、各プロジェクタユニット毎に透過型スクリーンに投写される投写画像を撮影するまでの時間を大幅に短縮することができるようになる。その結果、各プロジェクタユニットからの投写画像間における整合性を取るための調整作業時間を大幅に短縮することができるようになり、利便性が大きく向上する。
また、本発明のマルチプロジェクションディスプレイによれば、固体光源を自在に点灯状態にしたり非点灯状態にしたりすることができるため、機構を複雑にするシャッターを不要にすることもできる。そのうえ、固体光源は点灯すると瞬時に安定した点灯状態になるため、すぐに撮影を開始することができ、また、シャッターを動作させるための時間も不要になり、調整時間をさらに短縮することもできる。
また、本発明の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイによれば、外光の強度に応じて固体光源の出力を可変とすることができるため、外光の強度に比較して常に適切な強度の光で調整作業を行うことができる。このため、常に正確な投写画像の撮影を行うことができるようになる。この場合、固体光源の出力を高くしたり低くしたりしても、その色温度はほとんど変化しないため、撮影結果に悪影響を与えることもない。
上記(18)に記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいては、前記固体光源が、LED光源、半導体レーザ光源、固体レーザ光源又はEL光源であることが好ましい。
このように構成することにより、すぐに安定した点灯状態が得られ調整が容易であるとともに、十分な輝度と演色性をもった背面投写型マルチプロジェクションディスプレイが得られる。
背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいては、光源や電気光学変調装置における特性のばらつきによって、プロジェクタユニット毎に輝度特性や色特性が異なるのが現状である。このため、背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいては、これら輝度特性や色特性の違いを、各プロジェクタユニット毎に電気光学変調装置に印加する電圧を調整することにより吸収している。その結果、これらの背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいては、この調整を行うことにより電気光学変調装置における階調資源を使用する必要が生じてしまい、背面投写型マルチプロジェクションディスプレイが本来有している実効階調数が低下したりダイナミックレンジが狭くなったりするという問題があった。
これに対して、本発明の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイによれば、これら輝度特性や色特性の違いを、固体光源の発光光量をプロジェクタユニット毎に制御することにより吸収することができるようになる。このため、本発明の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイによれば、電気光学変調装置における階調資源を使用する必要がなくなるため、背面投写型マルチプロジェクションディスプレイが本来有している実効階調数が低下したりダイナミックレンジが狭くなったりすることがなくなる。
なお、本発明の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいては、光源として高圧水銀ランプやメタルハライドランプを用いた場合とは異なり、電圧を低くしたり高くしたりしても発光光量が小さくなったり大きくなったりするだけで、その色温度はほとんど変化しないため、そのための画質劣化もない。
このように構成することにより、全体的に暗い画面を表示させるような場合(例えば、映画の夜のシーンを表示させるような場合)には、電気光学変調装置の光透過率を低くするのに代えて又はそれに加えて固体光源の発光光量を小さくすることにより、画面全体を暗くすることができるようになる。また、全体的に明るい画面を表示させるような場合(例えば、映画の昼の屋外のシーンを表示させるような場合)には、電気光学変調装置の光透過率を高くするのに代えて又はそれに加えて固体光源の発光光量を大きくすることにより、画面全体を明るくすることができるようになる。このため、従来よりも実効階調数やダイナミックレンジを大きくとることができ、黒レベルの優れた高画質の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイとなる。
この場合、固体光源制御部が固体光源の発光光量の動的な制御をプロジェクタユニット毎に行うようにすれば、明るい画面と暗い画面とが一画面中に存在するような画像を表示させるような場合に、背面投写型マルチプロジェクションディスプレイが本来有している実効階調数やダイナミックレンジを超える表現能力を発揮できるようになり、さらに高画質の表示を行うことができるようになる。
このように構成することにより、プロジェクタユニット毎又は電気光学変調装置毎に固体光源の発光光量を容易に小さくしたり大きくしたりすることができるようになる。
このように構成することによっても、プロジェクタユニット毎又は電気光学変調装置毎に固体光源の発光光量を容易に小さくしたり大きくしたりすることができるようになる。
電気光学変調装置として液晶装置を用いた背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいては、液晶装置がホールド型の表示装置であるため、インパルス型の表示装置であるCRTの場合とは異なり、いわゆる尾引き現象のために滑らかな動画表示が得られないという問題がある(この尾引き現象については、「ホールド型ディスプレイにおける動画表示の画質」(電子情報通信学会技報、EID99−10、第55〜60ページ(1999−06))参照。)。
これに対して、上記の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイによれば、一の単位画面情報について2回以上の書込みを行うことによりフリッカを目立たないようにすることができる、いわゆるn倍速駆動(但し、nは2以上の自然数。)の液晶装置を用いるとともに、この液晶装置の少なくとも1回目の書込み期間を避けて固体光源の発光を行わせるようにしたため、投写画像を間欠的に透過型スクリーンに投写できるようになる。このため、ホールド型の欠点である尾引き現象を緩和することができ、滑らかで良質な動画表示を行うことができるようになる。
また、上記の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイによれば、固体光源の発光を、液晶分子がまだ十分に応答していない状態にある1回目の書込み期間を避けて行わせるようにしたため、背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおけるコントラストをさらに向上させることができるという効果もある。
このため、上記の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイによれば、1フレーム中などにおいて複数の画面領域毎に順次画像の書込みを行うことによりフリッカを目立たないようにすることができる液晶装置を用いるとともに、この液晶装置の画像の書込み期間を避けて固体光源の発光を行わせるようにしたため、投写画像を間欠的に透過型スクリーンに投写できるようになる。このため、ホールド型の欠点である尾引き現象を緩和することができ、滑らかで良質な動画表示を行うことができるようになる。
また、上記の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイによれば、固体光源の発光を液晶装置の画像の書込み期間を避けて行わせるようにしたため、背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおけるコントラストをさらに向上させることができる。
図1は、実施形態1に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの構成を示す図である。図1(a)は側面から見た断面図であり、図1(b)は正面図である。図2は、実施形態1に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおけるプロジェクタユニットの構成を示す図である。図3〜図5は、実施形態1に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの概要を示すブロック図である。
調整前の表示状態を説明する。
図3を参照して、映像信号受信部160からの原画像情報Aが単位画像情報生成部120に入力されると、単位画像情報生成部120が原画像情報Aに基づいて単位画像情報A1〜Anを生成する。各プロジェクタユニット130は、この単位画像情報A1〜Anに応じた単位画像を透過型スクリーン108上に投写する。従って、透過型スクリーン108上には、各プロジェクタユニット130からの単位画像に係る投写画像が投写されることになる。このとき、背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ100は調整前の段階であるため、図6(i)に示すような歪んだ投写画像(Ia0,Ib0,Ic0,Id0)が投写されることになる。
調整作業1を説明する。
図4を参照して、調整用画像情報記憶部122からの調整用画像情報Bが単位画像情報生成部120に入力されると、単位画像情報生成部120が調整用画像情報Bに基づいて調整用単位画像情報B1〜Bnを生成する。各プロジェクタユニット130は、調整用単位画像情報B1〜Bnに応じた単位画像を透過型スクリーン108上に投写する。従って、このとき、背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ100は調整前の段階であるため、上記と同様に、図6(i)に示すような歪んだ投写画像(Ia0,Ib0,Ic0,Id0)が投写されることになる。
調整作業2を説明する。
次に、撮像装置140の撮像素子142を用いて図6(ii)に示した調整用画像に係る各投写画像(Ia1,Ib1,Ic1,Id1)を撮影する。その後、単位画像情報補正部150が、その撮影結果に基づいて、単位画像情報の補正を行う際に用いる補正パラメータを決定する。そして、決定された補正パラメータは、補正パラメータ記憶部152に記憶され、爾後、この補正パラメータに基づいて原画像情報から複数の単位画像情報が生成されることになる。
調整作業3を説明する。説明を簡単にするために、隣接する2つのプロジェクタユニット(仮に、PJUa,PJUbとする。)における重なり領域における調整に絞って説明する。
まず、図9に示すように、隣接するプロジェクタユニットPJUa,PJUbからの投写画像(Ia2,Ib2)が滑らかに接続されるように、その重なり領域において重み関数を単位画像情報の画素値に積算する。このとき、重み関数としては、図10に示すように、γ補正を考慮した重み関数とする。そうすることによって、図11に示すように、隣接するプロジェクタユニットPJUa,PJUbからの投写画像が滑らかに接続されるようになる。その結果、図12に示すように、隣接する2つのプロジェクタユニットPJUa,PJUbからの投写画像が良好に合成されて滑らかに接続されるようになる。
図14は、実施形態2に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの構成を示す図である。図15は、実施形態2に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するための図である。
[実施形態3]
図16は、実施形態3に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの概要を示すブロック図である。図17は、実施形態3に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するための図である。図17(a)は単位画像が台形歪みを有する場合の作用効果を示す図であり、図17(b)は単位画像が台形歪みを有しない場合の作用効果を示す図である。
図16を参照して、映像信号受信部160からの原画像情報Aが単位画像情報生成部120に入力されると、単位画像情報生成部120が原画像情報Aに基づいて単位画像情報A1〜Anを生成する。各プロジェクタユニット130は、この単位画像情報A1〜Anに応じた単位画像を透過型スクリーン上に投写する。従って、透過型スクリーン上には、各プロジェクタユニット130からの各単位画像に係る投写画像が投写されることになる。このとき、背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ300は調整前の段階であるため、図17(i)に示すような歪んだ投写画像(Ia0,Ib0,Ic0,Id0)が投写されることになる。
調整作業1を説明する。
調整用画像情報記憶部122からの調整用画像情報Bが単位画像情報生成部120に入力されると、単位画像情報生成部120が調整用画像情報Bに基づいて調整用単位画像情報B1〜Bn(図示せず。)を生成する。各プロジェクタユニット130は、調整用単位画像情報B1〜Bnに応じた単位画像を透過型スクリーン上に投写する。従って、このとき、背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ300は調整前の段階であるため、上記と同様に、図17(i)に示すような歪んだ投写画像(Ia0,Ib0,Ic0,Id0)が投写されることになる。
調整作業2を説明する。説明を簡単にするために、隣接する2つのプロジェクタユニット(仮に、PJUa,PJUbとする。)における重なり領域における調整に絞って説明する。
まず、図9に示すように、隣接するプロジェクタユニットPJUa,PJUbからの投写画像(Ia2,Ib2)が滑らかに接続されるように、その重なり領域において重み関数を単位画像情報の画素値に積算する。このとき、重み関数としては、図10に示すように、γ補正を考慮した重み関数とする。そうすることによって、図11に示すように、隣接するプロジェクタユニットPJUa,PJUbからの投写画像が滑らかに接続されるようになる。その結果、図12に示すように、隣接する2つのプロジェクタユニットからの投写画像が良好に合成されて滑らかに接続されるようになる。
図18は、実施形態4に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの構成を示す図である。図19は、実施形態4に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの概要を示すブロック図である。
図20は、実施形態5に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの構成を示す図である。図21は、実施形態5に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの概要を示すブロック図である。
図22は、実施形態6に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの概要を示すブロック図である。図23及び図24は、実施形態6に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。図23(a)は実施形態1に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの全画面において最大輝度の白表示をさせた場合を示し、図23(b)は実施形態6に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの全画面において最大輝度の白表示をさせた場合を示す。図24(a)は最も輝度レベルの高いプロジェクタユニットにおける液晶装置による輝度調整を説明するために示す図であり、図24(b)は最も輝度レベルの高いプロジェクタユニットにおける固体光源制御部による輝度調整を説明するために示す図である。
図25は、実施形態7に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。図25(a)は全体的に明るい画像を表示するプロジェクタユニットにおける投写光量を示し、図25(b)は全体的に暗い画像を投写するプロジェクタユニットにおける投写光量を示す。
図26は、実施形態8に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの作用効果を説明するために示す図である。
実施形態9に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ900(図示せず。)は、実施形態8に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ800の場合と同様に、各プロジェクタユニット毎に、かつ、液晶装置毎にLED光源の発光光量を制御する固体光源制御部176(図示せず。)を有しており、この固体光源制御部176は、LED光源の発光光量をプロジェクタユニット毎に動的に制御する機能を有している。
図28は、実施形態10に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの動作を示す図である。実施形態10に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ1000(図示せず。)は、実施形態8に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ800と同様に、各プロジェクタユニット毎に、かつ、液晶装置134R,134G,134B毎にLED光源の発光光量を制御する固体光源制御部178(図示せず。)を有しており、この固体光源制御部178は、LED光源の発光光量をプロジェクタユニット毎に動的に制御する機能を有している。
図29は、実施形態11に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの概要を示すブロック図である。実施形態11に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ1100においては、LED光源を発光させない又は弱く発光させた状態で透過型スクリーンを撮影して外光の状態を評価する外光状態評価部190をさらに有している。
図30は、実施形態12に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイの概要を示すブロック図である。実施形態12に係る背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ1200においては、外光状態評価部192が、複数のプロジェクタユニット130,・・・,130のうち少なくとも1つのプロジェクタユニット130におけるLED光源を発光させない又は弱く発光させた状態で透過型スクリーンを撮影することにより、迷光の状態を評価する機能を有する。
Claims (20)
- 光源からの光を画像情報に応じて変調して投写する複数のプロジェクタユニットと、
前記複数のプロジェクタユニットからの投写画像が投写される透過型スクリーンと、
筐体内に配置され、前記透過型スクリーンに投写された投写画像の所定領域を背面側から撮影する撮像装置と、
前記複数のプロジェクタユニットのそれぞれに入力する画像情報(以下「単位画像情報」という。)を生成する単位画像情報生成部と、
前記撮像装置の撮影結果に基づいて前記単位画像情報の補正を行う単位画像情報補正部と、
前記光源を発光させない又は弱く発光させた状態で前記透過型スクリーンを撮影して外光の状態を評価する外光状態評価部と、を有し、
前記外光状態評価部は、前記複数のプロジェクタユニットのうち少なくとも1つのプロジェクタユニットにおける光源を発光させない又は弱く発光させた状態で前記透過型スクリーンを撮影することにより、迷光の状態を評価する機能をさらに有し、
前記外光状態評価部による評価結果を考慮して、前記光源の発光光量を制御することを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項1に記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記撮像装置による撮影時に前記透過型スクリーンを通して筐体内に入射する外光を遮断する遮光装置をさらに有することを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項1又は2に記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記外光状態評価部は、前記光源における少なくとも2段階以上の発光光量のもとで前記透過型スクリーンを撮影して外光の状態を評価する機能を有することを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記撮像装置は、撮影範囲の変更が可能であることを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記撮像装置は、複数の撮像素子を有することを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記撮像装置は、前記透過型スクリーンの全体を撮影可能であることを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記単位画像情報補正部は、前記プロジェクタユニットにより投写される単位画像の形状、位置及び/又は傾きについての補正を行うことを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記単位画像情報補正部は、前記プロジェクタユニットにより投写される単位画像の輝度及び/又は色についての補正を行うことを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項1〜8のいずれかに記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記単位画像情報補正部は、前記複数のプロジェクタユニットにおける各画素毎に輝度及び/又は色についての補正を行うことを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項1〜9のいずれかに記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記単位画像情報補正部は、前記撮影結果に基づいて決定された補正パラメータを用いて前記単位画像情報の補正を行うことを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項10に記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記補正パラメータを記憶する補正パラメータ記憶部をさらに有することを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項10又は11に記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいて、
所定の場合に調整用画像の撮影を行って前記補正パラメータの取得を自動的に行う補正パラメータ自動取得装置をさらに有することを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項1〜12のいずれかに記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいて、
背面投写型マルチプロジェクションディスプレイに含まれる光学要素の位置及び/又は姿勢についての補正を行う光学補正装置をさらに有することを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項13に記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいて、
所定の場合に調整用画像の撮影を行って前記光学要素の位置及び/又は姿勢についての補正を自動的に行う光学要素自動補正装置をさらに有することを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項1又は2に記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記外光状態評価部は、所定の場合に前記透過型スクリーンの撮影を行って外光の状態を自動的に評価する機能を有することを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項1〜15のいずれかに記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記光源は、固体光源であることを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項16に記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記固体光源の発光光量を、前記プロジェクタユニット毎に独立に制御する固体光源制御部をさらに有することを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項16に記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記固体光源の発光光量を、前記プロジェクタユニット毎に独立に、かつ、動的に制御する固体光源制御部をさらに有することを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項16に記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記電気光学変調装置は、一の単位画像情報について2回以上の書込みを行う電気光学変調装置であり、
1フレーム中における前記固体光源の発光を、前記電気光学変調装置の少なくとも1回目の書込み期間を避けて行わせる機能を有する固体光源制御部をさらに有することを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。 - 請求項16に記載の背面投写型マルチプロジェクションディスプレイにおいて、
前記電気光学変調装置は、1フレーム中において複数の画面領域毎に順次画像の書込みを行う電気光学変調装置であり、
1フレーム中における前記固体光源の発光を、前記電気光学変調装置の書込み期間を避けて行わせる機能を有する固体光源制御部をさらに有することを特徴とする背面投写型マルチプロジェクションディスプレイ。
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