JP4343450B2 - エンジンの始動装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型エンジンの始動装置として用いられるモータ始動(セルモータ)とリコイルスタータ始動の両方を組合わせたエンジンの始動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の始動装置としては、特許第2521096号の始動装置と実公平6−623号公報に記載の始動装置がある。前者は、スタータケースの支軸に、エンジンのクランクシャフトに固定されたプーリのラチェットと係合するカムを有するドライブギヤが、リコイルスタータのリールに設けたラチェットと係合するごとく緩挿固定され、かつ該ドライブギヤは、リコイルスタータに併設したセルモータにワンウェイクラッチ付き減速ギヤを介して接続され、リール側では該リールに設けたラチェットとドライブギヤとの噛合により、セルモータ側では前記ワンウェイクラッチ付き減速ギヤとドライブギヤとの噛合により、それぞれ一方向の回転のみクランクシャフトに伝達されるように構成して、セル始動とリコイルスタータ始動をそれぞれ別々に使用できるようになっている。したがって、この始動装置の場合は、一定期間放置されてバッテリがあがってセル始動が困難な時でもリコイルスタータで始動ができる。
【0003】
しかるに、セルモータからワンウェイクラッチを介して減速されたロータギヤによりエンジンを始動すると同時に、リコイルスタータも前記ロータギヤを介して始動するように構成された前記の始動装置は、モータ始動時クラッチ部がエンジン側と係合する際の衝撃を吸収する手段がなく、クラッチ部やファイナルギヤあるいはモータ等を損傷するという問題点があった。
【0004】
一方、後者は上記問題点を解決すべくなされたもので、セルモータからワンウェイクラッチを介して減速されたロータギヤによりエンジンを始動すると同時に、リコイルスタータも前記ロータギヤを介して始動するように構成された前記の始動装置において、ロータギヤの入力部と出力部のカム部を別体とし、両者にそれぞれ相対して係合する複数の突起を設け、両者の間に衝撃力を吸収するダンパを配置した構造となしたものである。
しかしながら、後者においては、ダンパによる衝撃吸収効果は得られるも、構造上ダンパの振幅が小さいためにエンジンの激しい回転変動に追随することができず、その有効性は十分とは言い得ないものであった。また、始動性向上に関しては、モータの出力アップに頼るしかなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、モータ始動(セルモータ)とリコイルスタータ始動の両方を組合わせたエンジンの始動装置において、両始動時における衝撃の吸収と始動性の向上がはかられるエンジンの始動装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ドライブシャフト上に配置した蓄力ゼンマイの作用により、モータ始動、リコイルスタータ始動の両始動においてもエンジンの回転変動による大きな衝撃を吸収できると同時に、モータの回転トルクをゼンマイに蓄力させて解放時にクランクシャフトの回転数を高めることによって、モータを出力アップすることなく始動性を向上できるようにし、さらに蓄力ゼンマイの作用によりエンジンの逆転負荷をも吸収することができるもので、その第1発明は、クランクシャフトの軸線上に対向して設けた軸受部を有する一対のスタータケースと、前記軸受部に両端部を回動可能に支持されたドライブシャフトと、その一端に設けたカム部と、エンジン側との間に設けられたラチェット機構とにより構成されたワンウェッチクラッチ機構と、前記両側の軸受部間において、ドライブシャフトに対して回動自在に装着されたリールと、該リールに巻回されたロープと、前記スタータケースとリールに両端を懸装されロープを巻取る方向に付勢されたリコイルゼンマイと、ワンウェイクラッチ機構付き減速ギヤと噛合い前記リールとの間で構成されたラチェット式ワンウェイクラッチ機構を有するファイナルギヤと、該ファイナルギヤに収納され、かつファイナルギヤとドライブシャフトに両端を懸装され、スタータモータ始動時およびリコイル始動時に、その回転力を弾性作用を伴ってドライブシャフトに伝達する蓄力ゼンマイとで構成されたことを特徴とし、
第2発明は、クランクシャフトの軸線上に対向して設けた軸受部を有する一対のスタータケースと、前記軸受部に両端部を回動可能に支持されたドライブシャフトと、その一端に設けたカム部と、エンジン側との間に設けられたラチェット機構とにより構成されたワンウェッチクラッチ機構と、前記両側の軸受部間において、ドライブシャフトに対して回動自在に装着されたリールと、該リールに巻回されたロープと、前記スタータケースとリールに両端を懸装されロープを巻取る方向に付勢されたリコイルゼンマイと、前記リールとの間で構成されたラチェット式ワンウェイクラッチ機構と、減速ギヤと噛合うラチェット式ワンウェイクラッチ機構を有し、ドライブシャフトに取付けられたゼンマイ収納ケースと、該ケースとドライブシャフトに両端を懸装され、スタータモータ始動時およびリコイル始動時に、その回転力を弾性作用を伴ってドライブシャフトに伝達する蓄力ゼンマイとで構成されたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るエンジン始動装置の一実施例を示す縦断側面図、図2は図1A−A線上の断面図(リール側のラチェット機構)、図3は図1B−B線上の断面図、図4は図1C−C線上の断面図(クランクシャフト側のラチェット機構)、図5は本発明に係るエンジン始動装置の他の実施例を示す縦断側面図、図6は図5A−A線上の断面図(リール側のラチェット機構)、図7は図5B−B線上の断面図、図8は図5C−C線上の断面図(クランクシャフト側のラチェット機構)であり、1、2はスタータケース、3はドライブシャフト、4は先端カム部、5、14、15、16はラチェット、6はプーリ、7はクランクシャフト、8はリール、9はロープ、10はリコイルゼンマイ、11、21はファイナルギヤ、12はゼンマイ収納ケース、13は蓄力ゼンマイ、17はワンウェイクラッチ付き減速ギヤ、18、19、20は減速ギヤ、24はスタータモータである。
【0008】
図1において、スタータケース1、2はクランクシャフト7の軸線上に締結ボルトにて一体化され、この一対のスタータケース1、2の中央部に設けた軸受部1−1、2−1にドライブシャフト3がその両端部を回動可能に支持され、このドライブシャフト3のクランクシャフト7側の一端には、該クランクシャフト7に装着されたプーリ6の側面に取付けられたラチェット5を先端カム部4と相対向せしめ、リタンスプリング5−1(図4)によって常時先端カム部4と係止するように付勢され、ドライブシャフト3の一方向の回転のみプーリ6が回転する、ラチェット式ワンウェイクラッチを構成し、このラチェット式ワンウェイクラッチを介してエンジンを始動させる仕組みとなしている。
【0009】
ドライブシャフト3に回転自在に取付けられたリール8の外周部には、ロープ9を収容する凹部8aが設けられ、リール8とスタータケース1との間にはロープ9が引き出された後、手をロープから離すと、ロープ9を再度リールの凹部8aに収容するようなリコイルゼンマイ(巻戻し用ゼンマイ)10が設けられている。また、ドライブシャフト3のほぼ中間部には、ファイナルギヤ11が回転自在に緩挿され、その内側には弾性作用を有する蓄力ゼンマイ13が内装されている。この蓄力ゼンマイ13の外端はファイナルギヤ11に固定され、内端はドライブシャフト3に固定されている(図3)。すなわち、ファイナルギヤ11が右回転(矢印ロ方向)すると蓄力ゼンマイ13が蓄力され、内端フック13aでドライブシャフト3を右に回転させる仕組みとなっている。ファイナルギヤ11とリール8間には、図2に示すごとくラチェット14が設けられ、その軸部14−1がリール8に枢着され、一方、ラチェット14の他端はストッパー部14−2を有し、通常はリターンスプリング14−3によって内方に付勢されて、リール8とファイナルギヤ11間がラチェット式ワンウェイクラッチとなしている。すなわち、このラチェット式ワンウェイクラッチは、リコイル始動時にはリール8が右回転(矢印イ方向)することによりファイナルギヤ11を右に回転させる機構となっている。
【0010】
一方、スタータモータ(セルモータ)24もリコイルスタータと並行して他方のスターターケース2に取付けられ、スタータモータ24のシャフト24−1に取付けられた減速ギヤ18、中間シャフト24−2に取付けられた減速ギヤ19とワンウェイクラッチ付き減速ギヤ17を介してファイナルギヤ11を回転させる機構となっている。
【0011】
以下その動作について説明する。
まず、スタータモータ24始動の場合、減速ギヤ18、19とワンウェイクラッチ付き減速ギヤ17を介してファイナルギヤ11が回転することにより、ファイナルギヤ11より、やや遅れて同方向に回転するドライブシャフト3の先端カム部4が、エンジンのクランクシャフト7に装着されたプーリ6のラチェット5と係合してエンジンを始動させる。スタータモータ24によりファイナルギヤ11が図3に矢印ロで示すごとく右回転すると、ドライブシャフト3とファイナルギヤ11との間に内装した蓄力ゼンマイ13が蓄力され、内端フック13aでドライブシャフト3を右に回転させる。したがって、エンジンの回転変動により発生する衝撃(負荷)は、前記蓄力ゼンマイ13により吸収されることとなり、各部の負荷が軽減される結果部品の破損が防止される。また、スタータモータ24の回転トルクは、蓄力ゼンマイ13が蓄力された後開放されるため、エンジンのクランクシャフト7の回転速度が増し始動性が著しく向上する。
【0012】
次に、リコイルスタータ始動の場合、ロープ9を引張ることによりリール8が回転し、リールに取付けられたラチェット14およびファイナルギヤ1に内在させた蓄力ゼンマイ13を介してドライブシャフト3が回転するため、クランクシャフト7に装着されたプーリ6に取付けられたラチェット5を介してエンジンを始動させる。このリコイル始動時においても、図3に示すごとくファイナルギヤ11が矢印ロで示すごとく右回転するので、ドライブシャフト3とファイナルギヤ11との間に内装した蓄力ゼンマイ13が蓄力され、内端フック13aでドライブシャフト3を右に回転させる。したがって、リコイル始動時においても、エンジンの回転変動により発生する衝撃(負荷)は、前記蓄力ゼンマイ13により吸収されることとなり、各部の負荷が軽減される結果部品の破損が防止される。
【0013】
また、図5〜図8に示すエンジン始動装置は、蓄力ゼンマイ収納部とファイナルギヤとを分離させ、ファイナルギヤと蓄力ゼンマイ収納ケース間にラチェット式ワンウェイクラッチを設けた構成となしたもので、全体の構成は前記と同様、スタータケース1、2はクランクシャフト7の軸線上に締結ボルトにて一体化され、この一対のスタータケース1、2の中央部に設けた軸受部1−1、2−1にドライブシャフト3がその両端部を回動可能に支持され、このドライブシャフト3のクランクシャフト7側の一端には、該クランクシャフト7に装着されたプーリ6の側面に取付けられたラチェット5を先端カム部4と相対向せしめ、リタンスプリング5−1(図4)によって常時先端カム部4と係止するように付勢され、ドライブシャフト3の一方向の回転のみプーリ6が回転する、ラチェット式ワンウェイクラッチを構成し、このラチェット式ワンウェイクラッチを介してエンジンを始動させる仕組みとなしている。
【0014】
ドライブシャフト3に回転自在に取付けられたリール8の外周部には、ロープ9を収容する凹部8aが設けられ、リール8とスタータケース1との間にはロープ9が引き出された後、手をロープから離すと、ロープ9を再度リールの凹部8aに収容するようなリコイルゼンマイ(巻戻し用ゼンマイ)10が設けられている。また、ドライブシャフト3のほぼ中間部には、ゼンマイ収納ケース12がドライブシャフト3に緩挿され、その内側には弾性作用を有する蓄力ゼンマイ13が内装されている。この蓄力ゼンマイ13の外端はゼンマイ収納ケース12に固定され、内端はドライブシャフト3に固定されている(図7)。このゼンマイ収納ケース12とリール8間には、図6に示すごとくラチェット15が設けられ、その軸部15−1がリール8に枢着され、一方、ラチェット15の他端はストッパー部15−2を有し、通常はリターンスプリング15−3によって内方に付勢されて、リール8とゼンマイ収納ケース12間がラチェット式ワンウェイクラッチとなしている。すなわち、このラチェット式ワンウェイクラッチは、リコイル始動時にはリール8が右回転(図6矢印イ方向)することによりゼンマイ収納ケース12を右に回転させる機構となっている。
また、ゼンマイ収納ケース12の反対側には、ファイナルギヤ21が隣接してドライブシャフト3に緩挿され、このゼンマイ収納ケース12とファイナルギヤ21間には、図8に示すごとくラチェット16が設けられ、その軸部16−1がファイナルギヤ21に枢着され、一方、ラチェット16の他端はストッパー部16−2を有し、通常はリターンスプリング16−3によって内方に付勢されて、ファイナルギヤ21とゼンマイ収納ケース12間がラチェット式ワンウェイクラッチとなしている。すなわち、ファイナルギヤ21が右回転(矢印ハ方向)すると蓄力ゼンマイ13が蓄力され、内端フック13a(図7)でドライブシャフト3を右に回転させる仕組みとなっている。
【0015】
一方、スタータモータ(セルモータ)24もリコイルスタータと並行して他方のスターターケース2に取付けられ、スタータモータ24のシャフト24−1に取付けられた減速ギヤ18、中間シャフト24−2に取付けられた減速ギヤ1920を介してファイナルギヤ21を回転させる機構となっている。
【0016】
以下その動作について説明する。
まず、スタータモータ24始動の場合、減速ギヤ18、19、20を介してファイナルギヤ21が回転することにより、ファイナルギヤ21とゼンマイ収納ケース12間に設けられたラチェット式ワンウェイクラッチを介して蓄力ゼンマイ13が蓄力され、内端フック13a(図7)でドライブシャフト3が右に回転し、ドライブシャフト3の先端カム部4が、エンジンのクランクシャフト7に装着されたプーリ6のラチェット5と係合してエンジンを始動させる。したがって、エンジンの回転変動により発生する衝撃(負荷)は、前記蓄力ゼンマイ13により吸収されることとなり、各部の負荷が軽減される結果部品の破損が防止される。また、スタータモータ24の回転トルクは、蓄力ゼンマイ13が蓄力された後開放されるため、エンジンのクランクシャフト7の回転速度が増し始動性が著しく向上する。
【0017】
次に、リコイルスタータ始動の場合、ロープ9を引張ることによりリール8が回転し、リールに取付けられたラチェット15およびゼンマイ収納ケース12に内在させた蓄力ゼンマイ13を介してドライブシャフト3が回転するため、クランクシャフト7に装着されたプーリ6に取付けられたラチェット5を介してエンジンを始動させる。このリコイル始動時においても、図7に示すごとくゼンマイ収納ケース12が矢印ロで示すごとく右回転するので、ドライブシャフト3とゼンマイ収納ケース12との間に内装した蓄力ゼンマイ13が蓄力され、内端フック13aでドライブシャフト3を右に回転させる。したがって、リコイル始動時においても、エンジンの回転変動により発生する衝撃(負荷)は、前記蓄力ゼンマイ13により吸収されることとなり、各部の負荷が軽減される結果部品の破損が防止される。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したごとく、本発明の始動装置によれば、ドライブシャフト上に配置した蓄力ゼンマイの作用により、モータ始動、リコイルスタータ始動の両始動においてもエンジンの回転変動による大きな衝撃を吸収できるので、部品の破損を防ぐことができ、またモータの回転トルクをゼンマイに蓄力させて解放時にクランクシャフトの回転数を高めることによって、モータを出力アップすることなく始動性を向上でき、さらに蓄力ゼンマイの作用によりエンジンの逆転負荷をも吸収することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジン始動装置の一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】図1A−A線上の断面図である。
【図3】図1B−B線上の断面図である。
【図4】図1C−C線上の断面図である。
【図5】本発明に係るエンジン始動装置の他の実施例を示す縦断側面図である。
【図6】図5A−A線上の断面図である。
【図7】図5B−B線上の断面図である。
【図8】図5C−C線上の断面図である。
【符号の説明】
1、2 スタータケース
3 ドライブシャフト
4 先端カム部
5、14、15、16 ラチェット
6 プーリ
7 クランクシャフト
8 リール
9 ロープ
10 リコイルゼンマイ
11、21 ファイナルギヤ
12 ゼンマイ収納ケース
13 蓄力ゼンマイ、
17 ワンウェイクラッチ付き減速ギヤ
18、19、20 減速ギヤ
24 スタータモータ

Claims (2)

  1. クランクシャフトの軸線上に対向して設けた軸受部を有する一対のスタータケースと、前記軸受部に両端部を回動可能に支持されたドライブシャフトと、その一端に設けたカム部と、エンジン側との間に設けられたラチェット機構とにより構成されたワンウェッチクラッチ機構と、前記両側の軸受部間において、ドライブシャフトに対して回動自在に装着されたリールと、該リールに巻回されたロープと、前記スタータケースとリールに両端を懸装されロープを巻取る方向に付勢されたリコイルゼンマイと、ワンウェイクラッチ機構付き減速ギヤと噛合い前記リールとの間で構成されたラチェット式ワンウェイクラッチ機構を有するファイナルギヤと、該ファイナルギヤに収納され、かつファイナルギヤとドライブシャフトに両端を懸装され、スタータモータ始動時およびリコイル始動時に、その回転力を弾性作用を伴ってドライブシャフトに伝達する蓄力ゼンマイとで構成されたことを特徴とするエンジンの始動装置。
  2. クランクシャフトの軸線上に対向して設けた軸受部を有する一対のスタータケースと、前記軸受部に両端部を回動可能に支持されたドライブシャフトと、その一端に設けたカム部とエンジン側との間に設けられたラチェット機構とにより構成されたワンウェイクラッチ機構と、前記両側の軸受部間において、ドライブシャフトに対して回動自在に装着されたリールと、該リールに巻回されたロープと、前記スタータケースとリールに両端を懸装されロープを巻取る方向に付勢されたリコイルゼンマイと、前記リールとドライブシャフトに取付けられたゼンマイ収納ケースとの間で構成されたラチェット式ワンウェイクラッチ機構と、減速ギヤと噛合い前記ゼンマイ収納ケースとの間で構成されたラチェット式ワンウェイクラッチ機構を有し、ドライブシャフトに取付けられたファイナルギヤと、前記ゼンマイ収納ケースに収納され、該ケースとドライブシャフトに両端を懸装され、スタータモータ始動時およびリコイル始動時に、その回転力を弾性作用を伴ってドライブシャフトに伝達する蓄力ゼンマイとで構成されたことを特徴とするエンジンの始動装置。
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