JP4341719B1 - 射出成形機の油圧装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】射出シリンダの背圧を零圧近くに制御できる上に、射出シリンダを高速で駆動できて、樹脂の高速射出ができ、かつ、電動モータの数が少なくて安価な射出成形機の油圧装置を提供すること。
【解決手段】計量工程時に、第2油圧ポンプ21で油圧モータ18を駆動して、スクリュー12を回転駆動する。そして、双方向に回転して双方向に吐出可能な第1油圧ポンプ2を圧力センサ9の出力に基づいて、双方向に回転制御することによって、射出シリンダ1の背圧を零圧近くの低圧に制御することができる。一方、射出工程時には、第2切換弁25によって、第2油圧ポンプ21からの作動油を合流ライン24およびチェック弁28を介して、第1油圧ポンプ2の第1メインライン5に合流させて、射出シリンダ1を高速で駆動する。
【選択図】図1

Description

この発明は、射出成形機の油圧装置に関する。
従来、射出成形機の油圧装置としては、計量工程時に、射出シリンダのスクリューをスクリュー用の第1サーボ電動モータで駆動すると共に、双方向に回転して双方向に吐出可能な背圧制御用の油圧ポンプを第2サーボ電動モータで正逆回転制御するようにしたものがある(特許文献1:特開2008−30379号公報)。そして、この射出成形機の油圧装置では、射出保圧工程時には、射出保圧用の油圧ポンプを第3サーボ電動モータで駆動して、射出シリンダに作動油を供給するようにしている。
この従来の射出成形機の油圧装置は、計量工程時に、双方向に回転して双方向に吐出可能な背圧制御用の油圧ポンプを第2サーボ電動モータで正逆回転制御しているから、射出シリンダの背圧を零圧(0Mpa)近くに制御できると言う利点がある。
しかしながら、上記従来の射出成形機の油圧装置では、射出工程時に、射出保圧用の油圧ポンプのみからの作動油を射出シリンダに供給しているため、射出シリンダを高速で駆動できなくて、樹脂の高速射出ができないという問題がある。
また、上記従来の射出成形機の油圧装置では、スクリュー用の第1サーボ電動モータと、背圧制御用の油圧ポンプのための第2サーボ電動モータと、射出保圧用の油圧ポンプのための第3サーボ電動モータとの計3台のサーボ電動モータが必要であるため、非常に高価になると言う問題がある。
特開2008−30379号公報
そこで、この発明の課題は、射出シリンダの背圧を零圧(0Mpa)近くに制御できる上に、射出シリンダを高速で駆動できて、樹脂の高速射出ができ、かつ、電動モータの数が少なくて安価な射出成形機の油圧装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の射出成形機の油圧装置は、
ハウジング内を前室と後室とに仕切る射出ピストンとスクリューを有する射出シリンダと、
双方向に回転して双方向に吐出可能な第1油圧ポンプと、
上記第1油圧ポンプを正逆に可変速に駆動する第1電動モータと、
上記第1油圧ポンプに接続された第1メインラインを、上記射出シリンダの前室に接続された第1負荷ライン、または、上記射出シリンダの後室に接続された第2負荷ラインに切換接続する第1切換弁と、
上記スクリューを駆動する油圧モータと、
第2油圧ポンプと、
上記第2油圧ポンプを駆動する第2電動モータと、
上記第2油圧ポンプに接続された第2メインラインを、上記第1メインラインに合流する合流ライン、または、上記油圧モータに接続された第3負荷ラインに切換接続する第2切換弁と、
上記合流ラインに、上記第2メインラインから第1メインラインへの流れが順方向になるように、設けられたチェック弁と、
上記第1メインラインの圧力を検出する圧力センサと
を備え
1つの圧力指令、1つの流量指令、および、上記圧力センサからの検出圧力を表す信号を受けて、上記圧力指令および流量指令に応じた圧力および流量を得るための操作量を出力する圧力流量制御部と、
上記圧力流量制御部から操作量を受けて、上記操作量が、予め定められた設定値以下であるときには、上記第1油圧ポンプが、操作量に応じて連続的に流量が変化する作動油を吐出すると共に、上記第2油圧ポンプが作動油を吐出しないように、第1および第2分配操作量を上記操作量に基づいて作成して上記第1および第2電動モータに出力する一方、上記操作量が、上記設定値を越えたときには、上記第1および第2油圧ポンプの吐出流量の合計流量が操作量に応じて連続的に変化するように、上記第1および第2油圧ポンプが夫々作動油を吐出するように、第1および第2分配操作量を上記操作量に基づいて作成して上記第1および第2電動モータに出力する操作量分配部と
を有する制御装置を
備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、計量工程時に、第2切換弁によって、第2油圧ポンプの第2メインラインを、油圧モータの第3負荷ラインに接続して、油圧モータを駆動して、スクリューを回転駆動すると共に、上記第2切換弁によって、第2メインラインと合流ラインとの間を遮断する一方、第1メインラインの圧力を検出する圧力センサの出力に基づいて、双方向に回転して双方向に吐出可能な第1油圧ポンプを双方向に回転制御することによって、第1メインライン、第1切換弁、第2負荷ラインを介して、射出シリンダの後室の圧力、つまり、背圧を零圧(0Mpa)近くの低圧に制御することができる。
一方、射出工程時には、上記第2切換弁によって、第2油圧ポンプの第2メインラインを合流ラインに接続して、第2油圧ポンプからの作動油を合流ラインおよびチェック弁を介して、第1油圧ポンプの第1メインラインに合流させて、第1切換弁を介して射出シリンダに供給して、射出シリンダを高速で駆動して、樹脂を高速で射出することができる。
さらに、この発明の射出シリンダの油圧装置は、電動モータは、第1電動モータおよび第2電動モータの2つの電動モータしか必要でなくて、電動モータの必要数が少なくて、製造コストが安くなる。
しかも、この発明の射出シリンダの油圧装置によれば、上記第1および第2油圧ポンプの回転速度を制御すればよいので、制御が簡単になる。
また、上記圧力流量制御部は、1つの圧力指令、1つの流量指令、および、上記圧力センサからの検出圧力を表す信号を受けて、上記圧力指令および流量指令に応じた圧力および流量を得るための操作量を上記操作量分配部に出力する。
上記操作量分配部は、上記操作量が、予め定められた設定値以下であるときには、上記第1油圧ポンプが上記操作量に応じて連続的に変化する流量の作動油を吐出すると共に、上記第2油圧ポンプが作動油を吐出しないように、第1および第2分配操作量を上記操作量に基づいて作成して、上記第1および第2電動モータに夫々出力する一方、上記操作量が、上記設定値を越えたときには、上記第1および第2油圧ポンプの吐出流量の合計流量が操作量に応じて連続的に変化するように、上記第1および第2油圧ポンプが作動油を吐出するように、第1および第2分配操作量を上記操作量に基づいて作成して上記第1および第2電動モータに夫々出力する。
このように、この発明によれば、指令は、1つの圧力指令と1つの流量指令との2つの指令のみでよいので、従来に比べて、制御が簡単になる。
従来例においては、スクリュー用の第1サーボ電動モータの速度指令と、射出シリンダの背圧制御用の第2サーボ電動モータの圧力指令と、射出保圧制御用の第3サーボ電動モータの圧力指令および流量指令との4個の指令が必要であったのである。
また、この発明によれば、第1油圧ポンプからの吐出流量と第2油圧ポンプからの吐出流量とを合流させると共に、操作量分配部で操作量を分配して作成した第1および第2分配操作量によって、第1および第2油圧ポンプを制御するので、単独運転と合流運転との切り替え時に、ショックが生じなくて、単独運転と合流運転との間の移行を滑らかにすることができる。
また、この発明によれば、圧力流量制御部の後段に操作量分配部を設けているので、圧力流量制御部により、流量が予め定められた設定値以下に減少した状態になったときに、第2油圧ポンプの動作が停止するから、省エネルギーを達成することができる。
1実施形態では、
上記制御装置は、射出保圧工程および計量工程を識別するための識別信号を受け、
上記制御装置は、
上記射出保圧工程および計量工程を識別する識別信号により切り換えられるスイッチ装置を備え、
上記スイッチ装置は、
射出保圧工程時には、上記操作量分配部からの第1分配操作量および第2分配操作量を、夫々、第1速度信号および第2速度信号として上記第1電動モータおよび第2電動モータに出力する一方、
計量工程時には、上記射出シリンダの背圧を制御するために、上記圧力指令と上記検出圧力とに基づいて作成された圧力信号を第1速度信号として上記第1電動モータに出力すると共に、上記圧力流量制御部および操作量分配部をバイパスした上記流量指令を第2速度信号として上記第2電動モータに出力する。
上記実施形態によれば、上記スイッチ装置は識別信号によって切り換えられて、射出保圧工程時には、上記操作量分配部からの第1分配操作量および第2分配操作量を、夫々、第1速度信号および第2速度信号として、第1電動モータおよび第2電動モータに出力する。一方、計量工程時には、上記射出シリンダの背圧を制御するために、上記スイッチ装置は、上記圧力指令と上記検出圧力とに基づいて作成された圧力信号を、第1速度信号として上記第1電動モータに出力すると共に、上記圧力流量制御部および操作量分配部をバイパスした上記流量指令を第2速度信号として上記第2電動モータに出力する。
このように、上記識別信号によって、上記スイッチ装置が切り換えられて、射出保圧工程時において、第1および第2分配操作量を第1および第2速度信号として出力する一方、計量工程時において、上記圧力信号および流量指令を第1速度信号および第2速度信号として出力するから、制御および構造が簡単、安価になる。
1実施形態では、
上記制御装置は、
上記圧力流量制御部と上記操作量分配部と上記スイッチ装置とを備えて上記第1電動モータを制御する第1コントローラと、
上記第1コントローラから上記第2速度信号を受けて上記第2電動モータを制御する第2コントローラと
からなる。
上記実施形態によれば、上記第2コントローラは、第1コントローラから第2速度信号を受けて第2電動モータを制御するので、第2コントローラの構造が簡単、安価になる。
上記制御装置は、第1コントローラと第2コントローラとからなるので、第1コントローラと第2コントローラとを別体として、夫々、1つの単位ユニットとすることで、修理、交換、取り扱いが容易になる。
尤も、第1コントローラと第2コントローラとを一体不可分にすることも可能である。
1実施形態では、
上記スイッチ装置は、
上記第1速度信号を出力端子から出力する第1スイッチと、
上記第2速度信号を出力端子から出力する第2スイッチと
からなり、
上記第1スイッチの第1入力端子には、上記操作量分配部からの分配された第1分配操作量が入力される一方、上記第1スイッチの第2入力端子には、上記圧力指令と上記検出圧力とに基づいて作成された上記圧力信号が入力され、
上記第2スイッチの第1入力端子には、上記操作量分配部からの分配された第2分配操作量が入力される一方、上記第2スイッチの第2入力端子には、上記流量指令が入力され、
計量工程時には、上記識別信号により、上記第1スイッチの第2入力端子と出力端子とが接続されて、上記圧力指令と上記検出圧力とに基づいて作成された上記圧力信号が第1速度信号として上記第1電動モータに入力され、かつ、上記第2スイッチの第2入力端子と出力端子とが接続されて、上記流量指令が、上記第2スイッチを介して、第2速度信号として上記第2電動モータに入力される。
上記実施形態によれば、計量工程時に、上記識別信号により、上記第1スイッチの第2入力端子と出力端子とが接続されるので、上記圧力指令と上記検出圧力とに基づいて作成された上記圧力信号を、第1速度信号として第1電動モータに入力でき、かつ、上記第2スイッチの第2入力端子と出力端子とが接続されるので、上記流量指令を、上記第2スイッチを介して、上記圧力流量制御部および操作量分配部をバイパスして、第2速度信号として第2電動モータに入力することができる。
この発明によれば、射出シリンダの背圧を零圧近くに制御できる上に、射出シリンダを高速で駆動できて、樹脂の高速射出ができ、かつ、電動モータの数を少なくして、簡単、安価な射出シリンダの油圧装置を提供することができる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1に示すように、射出シリンダ1は、ハウジング10内に射出ピストン11とスクリュー12を備える。上記射出ピストン11は、ハウジング10内を前室13と後室14とを仕切る。
上記ハウジング10には、射出口15とホッパー16とを設け、このホッパー16からハウジング10内に樹脂材料であるペレットを投入できるようにしている。
一方、双方向に回転して双方向に吐出可能な固定容量形油圧ポンプからなる第1油圧ポンプ2を、例えばサーボ電動モータからなる第1電動モータ3により正逆可変速で駆動するようにしている。
上記第1油圧ポンプ2に第1メインライン5を接続し、この第1メインライン5に第1切換弁8を接続している。この第1切換弁8は第1メインライン5を第1負荷ライン6または第2負荷ライン7に切換接続する。上記第1負荷ライン6は射出ピストン11の前室13に連通し、第2負荷ライン7は射出シリンダ1の後室14に連通している。なお、4は、タンクである。
上記第1メインライン5には、圧力センサ9を接続している。この圧力センサ9は、第1メインライン5の検出圧力を表す信号を第1コントローラ31に出力する。
上記第1コントローラ31は、1つの圧力指令Piと、1つの流量指令Qiと、射出保圧工程か計量工程かを識別するための識別信号Diと、上記圧力センサ9からの検出圧力を表す信号を受けて、第1電動モータ3の回転速度および回転方向を可変速に制御する。上記識別信号Diは、2値信号で、例えば、「ハイ(High)」で射出保圧工程を表し、「ロー(Low)」で計量工程を表す。
第2油圧ポンプ21を、例えばサーボ電動モータからなる第2電動モータ22により駆動するようにしている。なお、第2油圧ポンプ21および第2電動モータ22は、一方向のみの回転をするものであってもよい。
上記第2油圧ポンプ21に第2メインライン23を接続し、この第2メインライン23に第2切換弁25を接続している。この第2切換弁25は、第2メインライン23を、第1メインライン5に接続された合流ライン24、または、第3負荷ライン26に切換接続する。上記合流ライン24には、第2メインライン23から第1メインライン5への流れが順方向となるチェック弁28を設けて、第1メインライン5から第2メインライン23への逆流が生じないようにしている。上記第3負荷ライン26には、計量用の油圧モータ18を接続し、この油圧モータ18により射出シリンダ1のスクリュー12を回転駆動するようにしている。なお、計量用の油圧モータ18は、一方向のみの回転をするものであってもよい。
一方、上記第2電動モータ22を、第2コントローラ32により駆動するようにしている。上記第2コントローラ32は、第1コントローラ31から第2速度信号V2を受ける。
上記第1コントローラ31と第2コントローラ32とは、制御装置30を構成する。
図3に示すように、上記制御装置30の第1コントローラ31は、圧力流量制御部40、操作量分配部50、スイッチ装置60および第1ドライバ71を備えている。また、上記第2コントローラ32は、第2ドライバ72を備えている。
上記第1コントローラ31の圧力流量制御部40は、加合わせ点42と圧力制御演算部43と速度リミッタ45を有する。
上記加合わせ点42は、圧力指令Piから圧力センサ9からの検出圧力を減算して得られた信号を、圧力制御演算部43に出力する。
上記圧力制御演算部43は、加合わせ点42からの信号を受けて、例えば、PID(比例積分微分)制御演算を行って、得られた圧力信号Vpを速度リミッタ45に出力する。尤も、上記圧力制御演算部43は、PI(比例積分)制御演算等の他の公知の圧力制御演算を行うようにしてもよい。
上記速度リミッタ45は、圧力制御演算部43からの圧力信号Vpと、流量指令Qiとを受けて、圧力信号Vpに対して、流量指令Qiに応じた値を越えないように制限をかけて、操作量Vqを出力する。
すなわち、上記速度リミッタ45は、下記のアルゴリズムによって、圧力信号Vpから操作量Vqを得る。
Vp ≦ Qi → Vq = Vp
Qi < Vp → Vq = Qi
このように、圧力制御演算部43からの圧力信号Vpに対して、流量指令Qiに応じた値を越えないように制限をかけて、操作量Vqを得ているので、簡単な演算で、圧力および流量の制御ができる。詳しく言うと、圧力信号Vp≦流量指令Qiのときは、操作量Vq = 圧力信号Vpとなって、圧力制御がされる一方、流量指令Qi<圧力信号Vpときには、操作量Vq = 流量指令Qiとなって、自動的に流量制御される。
一方、上記操作量分配部50は、下記のアルゴリズムで、上記操作量Vqを第1分配操作量Vq1と第2分配操作量Vq2とに分配する。
Vq ≦ Vmax1 → Vq1 = Vq, Vq2 = 0
Vmax1 < Vq → Vq1 = Vmax1, Vq2 = Vq − Vmax1
すなわち、上記操作量分配部50は、操作量Vqが、予め定められた設定値、例えば、第1電動モータ3の最高速度Vmax1以下であるときには、図4に示すように、その操作量Vqを第1分配操作量Vq1として出力すると共に、図5に示すように、零である第2分配操作量Vq2を出力する。一方、上記操作量Vqが、上記設定値Vmax1を越えたときには、図4に示すように、その最高速Vmax1を第1分配操作量Vq1として出力すると共に、図5および6に示すように、上記操作量Vqから上記設定値Vmax1を減算して得られた値(Vq − Vmax1)を第2分配操作量Vq2として出力する。
なお、図4において、Vq1maxは、第1分配操作量Vq1の最大値を表し、図5において、Vq2maxは、第2分配操作量Vq2の最大値を表す。
このように、上記操作量分配部50は、操作量Vqが第1電動モータ3の最高速度Vmax1以下であるときは、つまり、図6で流量指令Qiが最大流量の40%以下のときは、上記操作量Vqを第1分配操作量Vq1とし、第2分配操作量Vq2を零として、後記するように、第1電動モータ3のみを第1速度信号V1としての第1分配操作量Vq1(V1 = Vq = Vq1)で駆動し、第2電動モータ22を第2速度信号V2としての第2分配操作量Vq2(V2 =Vq2 = 0)で停止して、省エネルギーを達成する。
なお、ここで、第1電動モータ3の最高回転速度Vmax1と第2電動モータ22の最高回転速度Vmax2との比が、4:6であり、第1油圧ポンプおよび第2油圧ポンプ21の吐き出し容量Vccが同一であるとしているため、単独運転と合流運転との切り替えは、Vmax1×Vcc:Vmax2×Vcc=4:6で分割された最大合流流量の40%の流量指令Qiの箇所で行われるとしている。尤も、単独運転と合流運転との切り替えは、40%に限らず、それぞれの油圧ポンプの容量、モータの最高回転数に応じて、50%、60%等、任意の%で行ってもよい。
なお、図6〜8において、流量指令、流量、圧力とも、最高値に対する%で表示し、破線は、第1油圧ポンプ2の流量を表し、一点鎖線は、第2油圧ポンプ21の流量を表し、実線は第1および第2油圧ポンプ2および21の合計流量を表す。
一方、上記操作量分配部50は、上記操作量Vqが第1電動モータ3の最高速度Vmax1を越えると、つまり、図6で操作量相当の流量指令が最大合流流量の40%を越えているときは、第1分配操作量Vq1を最大値Vq1max、つまり、最高速度Vmax1として、第1電動モータ3を、最高速度Vmax1で駆動すると共に、第2電動モータ22を、第2分配操作量Vq2(Vq2 = Vq − Vmax1)で駆動する。
このように、上記操作量分配部50は、操作量Vqが第1モータ12の最高速度Vmax1以下の場合は、第1分配操作量Vq1(Vq1=Vq)で駆動する一方、操作量Vqが第1電動モータ3の最高速度Vmax1を越えると、第1電動モータ3を、最高速度Vmax1で駆動すると共に、第2電動モータ22を、第2第2分配操作量Vq2(Vq2 = Vq − Vmax1)で駆動するから、第1油圧ポンプ2からのみ作動油を吐出させている単独運転から、第1および第2油圧ポンプ2および21からの作動油を合流させる合流運転への移行を、図6に示すように、滑らかにして、ショックがでないようにすることができる。
また、上記操作量分配部50は、上述の如く、簡単な演算で、第1および第2分配操作量Vq1およびVq2を得ることができる。
一方、上記スイッチ装置60は、第1スイッチ61と第2スイッチ62とからなる。
上記第1スイッチ61の第1入力端子61aには、操作量分配部50からの第1分配操作量Vq1を入力すると共に、第2入力端子61bには、圧力制御演算部43からの圧力信号Vpを入力する。上記第1スイッチ61の出力端子61cには、第1ドライバ71を接続している。
また、上記第2スイッチ62の第1入力端子62aには、操作量分配部50からの第2分配操作量Vq2を入力すると共に、第2入力端子62bには、流量指令Qiを入力する。上記第2スイッチ62の出力端子62cには、第2コントローラ32の第2ドライバ72を接続している。
上記第1ドライバ71は、第1電動モータ3を駆動し、エンコーダ81から第1電動モータ3の回転速度を表す信号を受ける。同様に、上記第2ドライバ72は、第2電動モータ22を駆動し、エンコーダ82から第2電動モータ22の回転速度を表す信号を受ける。
上記構成の射出成形機の油圧装置は、次のように動作する。
今、この射出成形機の油圧装置は、図2に示す計量工程を行うとする。
このとき、図2に示すように、第1切換弁8はシンボル位置S1に位置して、第1メインライン5を第2負荷ライン7に接続して、双方向に回転して双方向に吐出可能な第1油圧ポンプ2を射出シリンダ1の後室14に接続する。一方、第2切換弁8はシンボル位置S12に位置して、第2メインライン23を第3負荷ライン26に接続して、第2油圧ポンプ21を計量用の油圧モータ18に接続すると共に、第2メインライン23と合流ライン24との間を遮断する。
また、この計量工程時には、図2および3に示す識別信号Diは、「ロー(Low)」であって、この識別信号Diによって、図3に示すスイッチ装置60の第1スイッチ61の第2入力端子61bは出力端子61cに接続されると共に、第2スイッチ62の第2入力端子62bは出力端子62cに接続される。
この状態で、1つの流量指令Qiは、制御装置30の第1コントローラ31の圧力流量制御部40と、操作量分配部50とをバイパスして、スイッチ装置60の第2スイッチ62の第2入力端子62bおよび出力端子62cを経由して、第2ドライバ72に入力されて、上記流量指令Qiに応じた速度で、第2電動モータ22を駆動して、第2油圧ポンプ21から計量用の油圧モータ18に作動油を供給して、上記流量指令Qiに応じた速度で、油圧モータ18を介してスクリュ12を駆動する。
上記1つの流量指令Qiのスイッチ装置60への入力と同時に、1つの圧力指令Piは、制御装置30の第1コントローラ31の圧力流量制御部40の加合わせ点42に入力される。そして、この加合わせ点42で、上記圧力指令Piから、圧力センサ9からの検出圧力が減算されて、得られた信号が、加合わせ点42から圧力制御演算部43に入力される。
上記圧力制御演算部43では、加合わせ点42からの信号を受けて、PID(比例積分微分)制御演算を行って、圧力信号Vpを生成する。この圧力信号Vpは、第1スイッチ61の第2入力端子61bおよび出力端子61cを経由して、第1ドライバ71に入力されて、第1電動モータ3を正逆双方向に駆動して、双方向に回転して双方向に吐出可能な第1油圧ポンプ2に双方向に駆動して、吐出圧力を制御して、射出シリンダ1の後室14の圧力、つまり、背圧を制御する。
このとき、双方向に回転して双方向に吐出可能な第1油圧ポンプ2を、第1電動モータ3で正逆双方向に駆動して、第1油圧ポンプ2をポンプまたはモータとして動作させているので、射出シリンダ1の後室14の背圧を0MPa近傍の極めて低圧に制御することができる。
次に、図1に示す射出保圧工程を行うとする。
このとき、図1に示すように、第1切換弁8はシンボル位置S1に位置して、第1メインライン5を第2負荷ライン7に接続して、第1油圧ポンプ2を射出シリンダ1の後室14に接続する。また、上記第2切換弁8はシンボル位置S11に位置して、第2メインライン23を合流ライン24に接続して、第2油圧ポンプ21を第1メインライン5に接続する。これにより、第2油圧ポンプ21からの吐出作動油は、合流ライン24およびチェック弁28を介して、第1油圧ポンプ2からの吐出作動油に合流可能になる。
また、この射出保圧工程時には、図1および3に示す識別信号Diは、「ハイ(High)」であって、この識別信号Diによって、図3に示すスイッチ装置60の第1スイッチ61の第1入力端子61aは出力端子61cに接続されると共に、第2スイッチ62の第1入力端子62aは出力端子62cに接続される。
この状態で、1つの圧力指令Piは、制御装置30の第1コントローラ31の圧力流量制御部40の加合わせ点42に入力される。そして、この加合わせ点42で、上記圧力指令Piから、圧力センサ9からの検出圧力が減算されて、得られた信号が、加合わせ点42から圧力制御演算部43に入力される。
上記圧力制御演算部43では、加合わせ点42からの信号を受けて、PID(比例積分微分)制御演算を行って、圧力信号Vpを生成する。この圧力信号Vpは、速度リミッタ45に入力される。
上記速度リミッタ45では、圧力制御演算部43からの圧力信号Vpに対して、流量指令Qiに応じた値を越えないように制限をかけて、操作量Vqを得て、この操作量Vqは操作量分配部50に入力される。これにより、圧力信号Vp≦流量指令Qiのときは、操作量Vq = 圧力信号Vpとして、圧力制御がされる一方、流量指令Qi<圧力信号Vpときには、操作量Vq = 流量指令Qiとして、自動的に流量制御がされるようになる。
上記操作量分配部5は、上記操作量Vqと、設定値としての第1モータ3の最高速度Vmax1とに基づいて、下記の速度分配アルゴリズムで、第1および第2分配操作量Vq1,Vq2を作成する。
Vq ≦ Vmax1 → Vq1 = Vq, Vq2 = 0
Vmax1 < Vq → Vq1 = Vmax1, Vq2 = Vq − Vmax1
すなわち、上記操作量分配部50は、操作量Vqが、予め定められた設定値、例えば、第1電動モータ3の最高速度Vmax1以下であるときには、図4に示すように、その操作量Vqを第1分配操作量Vq1として出力すると共に、図5に示すように、零である第2分配操作量Vq2を出力する。一方、上記操作量Vqが、上記設定値Vmax1を越えたときには、図4に示すように、その最高速Vmax1を第1分配操作量Vq1として出力すると共に、図5および6に示すように、上記操作量Vqから上記設定値Vmax1を減算して得られた値(Vq − Vmax1)を第2分配操作量Vq2として出力する。
このように、上記操作量分配部50は、操作量Vqが第1電動モータ3の最高速度Vmax1以下であるときは、図4および5に示すように、第1分配操作量Vq1および第2分配操作量Vq2を得る。つまり、図6で、操作量Vqに相当する流量指令が第1および第2油圧ポンプ2,21の吐出作動油の合流後の最大流量の40%以下のときは、上記操作量Vqを第1分配操作量Vq1とし、第2分配操作量Vq2を零として、第1電動モータ3のみを第1速度信号V1としての第1分配操作量Vq1(V1 = Vq = Vq1)で、第1スイッチ61の第1入力端子61a、出力端子61cおよび第1ドライバ71を介して駆動し、一方、第2電動モータ22を第2速度信号V2としての第2分配操作量Vq2( V2 = Vq2 = 0 )で停止して、省エネルギーを達成する。
また、上記操作量分配部50は、図4および5に示すように、上記操作量Vqが第1電動モータ3の最高速度Vmax1を越えると、つまり、図6で流量指令Qiが合流後の最大流量の40%を越えているときは、第1分配操作量Vq1を最高速度Vmax1とする一方、第2分配操作量Vq2を、Vq2 = Vq − Vmax1 とする。そして、この最高速度Vmax1である第1速度信号V1としての第1分配操作量Vq1で、第1電動モータ3は、第1スイッチ61の第1入力端子61a、出力端子61cおよび第1ドライバ71を介して駆動される。その結果、第1電動モータ3は最高速度Vmax1で駆動される。一方、第2電動モータ22は、第2速度信号V2としての第2分配操作量Vq2( Vq2 = Vq − Vmax1 )で、第2スイッチ62の第1入力端子62a、出力端子62cおよび第2ドライバ72を介して駆動される。その結果、第2電動モータ2は、第2速度信号V2としての第2分配操作量Vq2( Vq2 = Vq −Vmax1 )で駆動される。
したがって、射出シリンダには、第1油圧ポンプ2からの作動油に、第2油圧ポンプ21からの作動油が合流ライン24およびチェック弁28を介して合流して、第1油圧ポンプ2からの作動油と第2油圧ポンプ21からの作動油とが射出シリンダ1に供給されて、射出シリンダ1を高速で駆動することができて、樹脂を高速で射出することができる。
さらに、上記操作量分配部50は、操作量Vqが第1電動モータ3の最高速度Vmax1以下の場合は、第1電動モータ3のみを第1速度信号V1としての第1分配操作量Vq1で駆動する一方、操作量Vqが第1電動モータ3の最高速度Vmax1を越えると、第1電動モータ3を、第1速度信号V1としての第1分配操作量Vq1である最高速度Vmax1で駆動すると共に、第2電動モータ22を、第2速度信号V2としての第2分配操作量Vq2(Vq2 = Vq − Vmax1)で駆動するから、第1油圧ポンプ2からのみ作動油を吐出させている単独運転から、第1および第2油圧ポンプ2および21からの作動油を合流させる合流運転への移行を、図6に示すように、滑らかにして、ショックがでないようにすることができる。
さらにまた、この射出成形機の油圧装置では、圧力流量制御部40の後段に操作量分配部50を設けて、圧力流量制御部40からの操作量Vqを分配して、第1速度信号V1としての第1分配操作量Vq1、および、第2速度信号V2としての第2分配操作量Vq2を作成し、この第1分配操作量Vq1、および、第2分配操作量Vq2をスイッチ装置60の第1および第2スイッチ61および62を介して、第1および第2ドライバ71,72に入力しているから、図7の要部拡大図である図8から分かるように、第2電動モータ22の回転速度が徐々に低下して、第2油圧ポンプ21の吐出流量が、合流後の最大流量の90%から徐々に低下して、圧力が最大圧力の96%で吐出流量は零になる。一方、第1電動モータ3は、圧力が最大圧力の96%になるまでは一定回転速度で回転して、第1油圧ポンプ2の吐出流量は合流後の最大流量の40%で一定であるが、圧力が最大圧力の96%を越えると、第1電動モータ3の回転速度が徐々に低下して、第1油圧ポンプ2の吐出流量が合流後の最大流量の40%から徐々に低下して、圧力が最大圧力の100%で吐出流量は零になる。
このように、圧力流量制御部40の後段に設けられた操作量分配部50が上記圧力流量制御部40からの操作量Vqを分配して、第1速度信号V1、第2速度信号V2としての第1および第2分配操作量Vq1,Vq2を作成するから、図示しないカットオフ特性部で、図7に示すカットオフ特性(最大圧力に近づくにつれて、制御流量を徐々に小さくする特性)を付与した場合、図7の拡大図である図8から分かるように、96%以上の高圧で流量が減少した状態になったときに、第2油圧ポンプ21の動作が停止するから、つまり、第2油圧ポンプ21の吐出量を、圧力が96〜100%の範囲で、零とするから、省エネルギーを達成することができる。
もし、仮に、流量指令Qiを、圧力流量制御部40の前段で分配すると、第1油圧ポンプ2および第2油圧ポンプ21の両方を圧力が100%直前になるまで駆動することになって、省エネルギーを達成することができなくなるのである。
上記実施の形態の射出シリンダの油圧装置は、電動モータは、第1電動モータ3および第2電動モータ22の2つの電動モータしか必要でなくて、電動モータの必要数が少なくて、安価であると言う利点を有する。
しかも、この実施の形態の射出シリンダの油圧装置によれば、第1および第2油圧ポンプ2,21の2つのみの油圧ポンプを制御すればよいので、制御が簡単になる。
また、上記実施の形態の射出シリンダの油圧装置によれば、指令は、1つの圧力指令Piと1つの流量指令Qiとの2つの指令のみでよいので、4個の指令が必要であった従来例に比べて、制御が簡単になる。従来例においては、スクリュー用の第1サーボ電動モータの速度指令と、射出シリンダの背圧制御用の第2サーボ電動モータの圧力指令と、射出保圧制御用の第3サーボ電動モータの圧力指令および流量指令との4個の指令が必要であったのである。
また、上記実施の形態の射出シリンダの油圧装置によれば、2値信号である識別信号Diによって、スイッチ装置60の第1スイッチ61および第2スイッチ62が切り換えられて、射出保圧工程時において、第1および第2分配操作量Vq1,Vq2を第1および第2速度信号V1,V2として出力する一方、計量工程時において、上記圧力信号Vpおよび流量指令Qiを第1速度信号V1および第2速度信号V2として出力されるから、制御および構造が簡単、安価になる。
上記実施の形態の射出シリンダの油圧装置によれば、第2コントローラ32は、第1コントローラ31から第2速度信号V2を受けて第2電動モータ22を制御するので、第2コントローラ32の構造が簡単、安価になる。
さらに、上記実施の形態の射出シリンダの油圧装置によれば、制御装置30が第1コントローラ31と第2コントローラ32とからなるので、第1コントローラ31と第2コントローラ32とを別体として、夫々、1つの単位ユニットとすることができて、修理、交換、取り扱いが容易になる。
また、上記実施の形態の射出シリンダの油圧装置によれば、計量工程時に、識別信号Diにより、第1スイッチ61の第2入力端子61bと出力端子61cとが接続されるので、圧力指令Piと圧力センサ9の検出圧力とに基づいて作成された圧力信号Vpを、第1速度信号V1として第1電動モータ3に入力でき、かつ、第2スイッチ62の第2入力端子62bと出力端子62cとが接続されるので、流量指令Qiを、第2スイッチ62を介して、圧力流量制御部40および操作量分配部50をバイパスして、第2速度信号V2として第2電動モータ22に入力することができる。
また、上記実施の形態の射出成形機の油圧装置の制御方法によれば、射出シリンダ1の背圧を零圧近くの低圧に制御できる上に、射出シリンダ1を高速で駆動できて、樹脂の高速射出ができ、かつ、電動モータ3,22の数を2つと少なくすることができる。
上記実施の形態の射出成形機の油圧装置では、第1油圧ポンプ2および第2油圧ポンプ21を用いたが、さらに、第3油圧ポンプ、第4油圧ポンプ等を用いて、これらの第3油圧ポンプおよび第4油圧ポンプ等の吐出作動油を、夫々、チェック弁を介して第1メインライン5に合流させてもよい。
また、上記実施の形態の射出成形機の油圧装置では、第2油圧ポンプ21および計量用の油圧モータ18は、双方向に回転して双方向に作動油を排出することが可能であったが、これらは、一方向のみに回転して、一方向のみに作動油を排出するものであってもよい。
また、上記実施の形態の射出成形機の油圧装置では、操作量分配部50は、操作量Vq、予め定めた設定値としての第1電動モータ3の最高速度Vmax1に基づいて、
Vq ≦ Vmax1 → Vq1 = Vq, Vq2 = 0
Vmax1 < Vq → Vq1 = Vmax1, Vq2 = Vq − Vmax1
という速度分配アルゴリズムで、第1および第2速度信号V1,V2としての第1および第2分配操作量Vq1,Vq2を作成したが、上記設定値は、第1電動モータ3の最高回転速度Vmax1よりも小さな値にしてもよい。
また、操作量分配部50の速度分配アルゴリズムは、上述の例に限らず、要は、上記操作量Vqが、予め定められた設定値以下であるときには、第1油圧ポンプ2が、操作量Vqに応じて連続的に流量が変化する作動油を吐出すると共に、第2油圧ポンプ21が作動油を吐出しないように、第1および第2速度信号V1,V2としての第1および第2分配操作量Vq1,Vq2を操作量Vqに基づいて作成し、上記操作量Vqが、上記設定値を越えたときには、上記第1および第2油圧ポンプ2,21が、合計流量が操作量Vqに応じて連続的に変化するように、夫々作動油を吐出するように、第1および第2分配操作量Vq1,Vq2を上記操作量Vqに基づいて作成するものならば、上記の例に限らず、多くの屈曲点を有する折れ線、曲線等で特性を表すことができるもので有っても良い。
また、上記実施の形態の射出成形機の油圧装置の圧力流量制御部40、信号分配部50、スイッチ装置60は、ソフトウエアで構成してもよく、あるいは、ディジタル回路で構成してもよく、あるいは、アナログ回路で構成してもよい。
また、圧力センサとして、第1電動モータ3の駆動電流を検出して、間接的に第1メインライン5の圧力を検出する電流センサを用いてもよい。
図1は、この発明の1実施の形態の射出成形機の油圧装置の射出保圧工程時を示す回路図である。 図2は、上記実施の形態の射出成形機の油圧装置の計量工程時を示す回路図である。 図3は、上記実施の形態の射出成形機の油圧装置の制御装置のブロック図である。 図4は、操作量と第1分配操作量との関係を示すグラフである。 図5は、操作量と第2分配操作量との関係を示すグラフである。 図6は、流量指令と流量との間の流量特性を示す図である。 図7は、圧力と流量との間の圧力流量特性を示す図である。 図8は、図7の拡大図である。
1 射出シリンダ
2 第1油圧ポンプ
3 第1電動モータ
5 第1メインライン
6 第1負荷ライン
7 第2負荷ライン
8 第1切換弁
9 圧力センサ
10 ハウジング
11 射出ピストン
12 スクリュー
13 前室
14 後室
18 油圧モータ
21 第2油圧ポンプ
22 第2電動モータ
23 第2メインライン
24 合流ライン
26 第3負荷ライン
28 チェック弁
30 制御装置
31 第1コントローラ
32 第2コントローラ
40 圧力流量制御部
42 加合わせ点
43 圧力制御演算部
45 速度リミッタ
50 操作量分配部
60 スイッチ装置
61 第1スイッチ
62 第2スイッチ

Claims (4)

  1. ハウジング(10)内を前室(13)と後室(14)とに仕切る射出ピストン(11)とスクリュー(12)を有する射出シリンダ(1)と、
    双方向に回転して双方向に吐出可能な第1油圧ポンプ(2)と、
    上記第1油圧ポンプ(2)を正逆に可変速に駆動する第1電動モータ(3)と、
    上記第1油圧ポンプ(2)に接続された第1メインライン(5)を、上記射出シリンダ(1)の前室(13)に接続された第1負荷ライン(6)、または、上記射出シリンダ(1)の後室(14)に接続された第2負荷ライン(7)に切換接続する第1切換弁(8)と、
    上記スクリュー(12)を駆動する油圧モータ(18)と、
    第2油圧ポンプ(21)と、
    上記第2油圧ポンプ(21)を駆動する第2電動モータ(22)と、
    上記第2油圧ポンプ(21)に接続された第2メインライン(23)を、上記第1メインライン(5)に合流する合流ライン(24)、または、上記油圧モータ(18)に接続された第3負荷ライン(26)に切換接続する第2切換弁(25)と、
    上記合流ライン(24)に、上記第2メインライン(23)から第1メインライン(5)への流れが順方向になるように、設けられたチェック弁(28)と、
    上記第1メインライン(5)の圧力を検出する圧力センサ(9)と
    を備え
    1つの圧力指令(Pi)、1つの流量指令(Qi)、および、上記圧力センサ(9)からの検出圧力を表す信号を受けて、上記圧力指令(Pi)および流量指令(Qi)に応じた圧力および流量を得るための操作量(Vq)を出力する圧力流量制御部(40)と、
    上記圧力流量制御部(40)から操作量(Vq)を受けて、上記操作量(Vq)が、予め定められた設定値以下であるときには、上記第1油圧ポンプ(2)が、操作量(Vq)に応じて連続的に流量が変化する作動油を吐出すると共に、上記第2油圧ポンプ(21)が作動油を吐出しないように、第1および第2分配操作量(Vq1およびVq2)を上記操作量(Vq)に基づいて作成して上記第1および第2電動モータ(3,22)に出力する一方、上記操作量(Vq)が、上記設定値を越えたときには、上記第1および第2油圧ポンプ(2,21)の吐出流量の合計流量が操作量(Vq)に応じて連続的に変化するように、上記第1および第2油圧ポンプ(2,21)が夫々作動油を吐出するように、第1および第2分配操作量(Vq1およびVq2)を上記操作量(Vq)に基づいて作成して上記第1および第2電動モータ(3,22)に出力する操作量分配部(50)と
    を有する制御装置(30)を
    備えることを特徴とする射出成形機の油圧装置。
  2. 請求項に記載の射出成形機の油圧装置において、
    上記制御装置(30)は、射出保圧工程および計量工程を識別するための識別信号(Di)を受け、
    上記制御装置(30)は、
    上記射出保圧工程および計量工程を識別する識別信号(Di)により切り換えられるスイッチ装置(60)を備え、
    上記スイッチ装置(60)は、
    射出保圧工程時には、上記操作量分配部(50)からの第1分配操作量(Vq1)および第2分配操作量(Vq2)を、夫々、第1速度信号(V1)および第2速度信号(V2)として上記第1電動モータ(3)および第2電動モータ(22)に出力する一方、
    計量工程時には、上記射出シリンダ(1)の背圧を制御するために、上記圧力指令(Pi)と上記検出圧力とに基づいて作成された圧力信号(Vp)を第1速度信号(V1)として上記第1電動モータ(3)に出力すると共に、上記圧力流量制御部(40)および操作量分配部(50)をバイパスした上記流量指令(Qi)を第2速度信号(V2)として上記第2電動モータ(22)に出力する
    ことを特徴とする射出成形機の油圧装置。
  3. 請求項に記載の射出成形機の油圧装置において、
    上記制御装置(30)は、
    上記圧力流量制御部(40)と上記操作量分配部(50)と上記スイッチ装置(60)とを備えて上記第1電動モータ(3)を制御する第1コントローラ(31)と、
    上記第1コントローラ(31)から上記第2速度信号(V2)を受けて上記第2電動モータ(22)を制御する第2コントローラ(32)と
    からなることを特徴とする射出成形機の油圧装置。
  4. 請求項またはに記載の射出成形機の油圧装置において、
    上記スイッチ装置(60)は、
    上記第1速度信号(V1)を出力端子から出力する第1スイッチ(61)と、
    上記第2速度信号(V2)を出力端子から出力する第2スイッチ(62)と
    からなり、
    上記第1スイッチ(61)の第1入力端子には、上記操作量分配部(50)からの分配された第1分配操作量(Vq1)が入力される一方、上記第1スイッチ(61)の第2入力端子には、上記圧力指令(Pi)と上記検出圧力とに基づいて作成された上記圧力信号(Vp)が入力され、
    上記第2スイッチ(62)の第1入力端子には、上記操作量分配部(50)からの分配された第2分配操作量(Vq2)が入力される一方、上記第2スイッチ(62)の第2入力端子には、上記流量指令(Qi)が入力され、
    計量工程時には、上記識別信号(Di)により、上記第1スイッチ(61)の第2入力端子と出力端子とが接続されて、上記圧力指令(Pi)と上記検出圧力とに基づいて作成された上記圧力信号(Vp)が第1速度信号(V1)として上記第1電動モータ(3)に入力され、かつ、上記第2スイッチ(62)の第2入力端子と出力端子とが接続されて、上記流量指令(Qi)が、上記第2スイッチ(62)を介して、第2速度信号(V2)として上記第2電動モータ(22)に入力される
    ことを特徴とする射出成形機の油圧装置。
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