JP4337475B2 - 有機金属錯体、発光材料、および有機電界発光素子 - Google Patents
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錯体間の燐光の自己消光を制御したり(非特許文献2参照)、発光波長のチューニングが可能であることも報告されている。(非特許文献3、4参照)
よびR107は各々独立に、水素原子または任意の置換基を表すか、或いは互いに結合して
、置換基を有していてもよい環を形成する。R105は、フッ素原子を有する置換基を表す
。環Aは、置換基を有していてもよい5または6員環基を表す。該置換基同士が結合して、置換基を有していてもよい環を形成していてもよい。なお、式中の
よびR107は各々独立に、水素原子または任意の置換基を表すか、或いは互いに結合して
、置換基を有していてもよい環を形成する。R105は、フッ素原子を有する置換基を表す
。環Aは、置換基を有していてもよい5または6員環基を表す。該置換基同士が結合して、置換基を有していてもよい環を形成していてもよい。なお、式中の
有する置換基を導入することにより、白色発光性が発現され、かつ電気化学的安定性をも向上させることが可能であると共に、蒸着による薄膜形成を行う場合の昇華性も向上する。R105としては、フッ素置換、フッ化アルキル置換、フッ化アシル置換またはフッ化ア
ルキルアミノ置換された基が挙げられる。例えば、以下の基がフッ素置換、フッ化アルキル置換、フッ化アシル置換またはフッ化アルキルアミノ置換されたもの(カッコ内が具体例)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
アルケニル基(トリフルオロビニル基、ペンタフルオロブタ−1,3−ジエニル基、2,3,3,4,4,5,5−ヘプタフルオロシクロペンテ−1−ニル基など)、
アルキニル基(フルオロエチニル基、パーフルオロプロパルギル基など)、
アラルキル基(パーフルオロベンジル基など)、
アシル基(トリフルオロアセチル基、ジフルオロフェニルメチル基など)、
アルコキシカルボニル基(トリフルオロメトキシカルボニル基、1,1−ジフルオロエトキシカルボニル基など)、
アリールオキシカルボニル基(4−フルオロフェニルオキシカルボニル基など)、
シリル基(トリス(トリフルオロメチル)シリル基、トリス(4−フルオロフェニル)シリル基などが含まれる)、
ボリル基(ビス(ペンタフルオロフェニル)ボリル基など)、
フッ素置換ホスフィノ基(ビス(2,4−ジフルオロフェニル)ホスフィノ基など)、
芳香族炭化水素基(パーフルオロフェニル基、2−フルオロフェニル基、3−フルオロフェニル基、4−フルオロフェニル基、2,4−ジフルオロフェニル基、3,5−ジフルオロフェニル基、4−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル基、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル基、3,4,5−トリフルオロフェニル基、2,4,5−トリフルオロフェニル基、2,3,4,5−テトラフルオロフェニル基、4−トリフルオロ
アセチルフェニル基、4−[ジ−(トリフルオロメチル)アミノ]フェニル基、パーフルオロナフチル基、パーフルオロフェナントレニル基など)、
芳香族複素環基(パーフルオロフリル基、パーフルオロチオフェニル基、パーフルオロピリジル基など)。
R105の好ましい例を、より具体的に以下に示すが、これらに限定される訳ではない。
置換基を有していてもよいアルキル基(好ましくは炭素数1から8の直鎖または分岐のアルキル基であり、例えばメチル、エチル、n-プロピル、2-プロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル基などが挙げられる。)、
置換基を有していてもよいアルケニル基(好ましくは、炭素数2から9のアルケニル基であり、例えばビニル、アリル、1-ブテニル基などが挙げられる。)、
置換基を有していてもよいアルキニル基(好ましくは、炭素数2から9のアルキニル基であり、例えばエチニル、プロパルギル基などが挙げられる。)、
置換基を有していてもよいアラルキル基(好ましくは、炭素数7から15のアラルキル基であり、例えばベンジル基などが挙げられる。)、
[好ましくは、置換基を有していてもよい炭素数1から8のアルキル基を1つ以上有するアルキルアミノ基(例えばメチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジベンジルアミノ基などが挙げられる。)、
置換基を有していてもよい炭素数6〜12の芳香族炭化水素基を有するアリールアミノ基(例えばフェニルアミノ、ジフェニルアミノ、ジトリルアミノ基などが挙げられる。)、
置換基を有していてもよい、炭素数2〜10のアシル基を有するアシルアミノ基(例えばアセチルアミノ、ベンゾイルアミノ基などが含まれる。)]、
置換基を有していてもよいアルコキシ基(好ましくは置換基を有していてもよい炭素数1〜8のアルコキシ基であり、たとえばメトキシ、エトキシ、ブトキシ基などが含まれる)、
置換基を有していてもよいヘテロアリールオキシ基(好ましくは5または6員環の芳香族複素環基を有するものであり、例えばピリジルオキシ、チエニルオキシ基などが含まれる)、
置換基を有していてもよいアシル基(好ましくは、置換基を有していてもよい炭素数2〜10のアシル基であり、例えばホルミル、アセチル、ベンゾイル基などが含まれる)、
置換基を有していてもよいアルコキシカルボニル基(好ましくは置換基を有していてもよい炭素数2〜10のアルコキシカルボニル基であり、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル基などが含まれる)、
ニル基などが含まれる)、
置換基を有していてもよいアルキルカルボニルオキシ基(好ましくは置換基を有していてもよい炭素数2〜10のアルキルカルボニルオキシ基であり、例えばアセトキシ基などが含まれる。)、
カルボキシル基、
シアノ基、
水酸基、
メルカプト基、
置換基を有していてもよいアルキルチオ基(好ましくは炭素数1〜8までのアルキルチオ基であり、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基などが含まれる。)、
置換基を有していてもよいアリールチオ基(好ましくは炭素数6〜12までのアリールチオ基であり、例えば、フェニルチオ基、1―ナフチルチオ基などが含まれる。)、
置換基を有していてもよいスルホニル基(例えばメシル基、トシル基などが含まれる)、
置換基を有していてもよいシリル基(例えばトリメチルシリル基、トリフェニルシリル基などが含まれる)、
置換基を有していてもよいボリル基(例えばジメシチルボリル基などが含まれる)、
置換基を有していてもよいホスフィノ基(例えばジフェニルホスフィノ基などが含まれる)、
または置換基を有していてもよい芳香族複素環基(例えばフラン環、ベンゾフラン環、チオフェン環、ベンゾチオフェン環、ピロール環、ピラゾール環、イミダゾール環、オキサジアゾール環、インドール環、カルバゾール環、ピロロイミダゾール環、ピロロピラゾール環、ピロロピロール環、チエノピロール環、チエノチオフェン環、フロピロール環、フロフラン環、チエノフラン環、ベンゾイソオキサゾール環、ベンゾイソチアゾール環、ベンゾイミダゾール環、ピリジン環、ピラジン環、ピリダジン環、ピリミジン環、トリアジン環、キノリン環、イソキノリン環、シノリン環、キノキサリン環、ベンゾイミダゾール環、ペリミジン環、キナゾリン環などの、5または6員環の単環または2〜4縮合環由来の1価の基が含まれる)。
前記一般式(i)において、R105に含まれるフッ素原子は、R105基の構造(該基が無置換の状態で水素原子を何個有しているか)などにより異なるが、通常1〜10個程度、好ましくは1〜6個程度である。
また、これらの環が有しうる置換基としては、フッ素原子、メチル基、フェニル基等が
あげられる。
従って、前記一般式(i)で表される化合物において、R106および/またはR107として、水素原子以外の基を選択することにより、意図せぬ反応を防止することができ、後述する有機電界発光素子を含む各種用途における、寿命促進に効である点で好ましい。但しR105が充分に嵩高く、R106、R107を立体的に保護し得る場合は、この限りではない。
配位またはON配位するものが挙げられ、具体的には例えば下記の配位子が挙げられる。
まずは、配位子の合成について説明する。
環A前駆体、環B前駆体を試薬として入手し、あるいは、「ヘテロ環の化学−医薬品の基礎」(2002年、國枝ら、化学同仁社)や「Heterocyclic Chemistry」(第4版、2000年、J.A.Joule and K.Mills、Blackwell Science社)に記載または引用されている合成方法等にて合成する。これら環A前駆体と環B前駆体とを、「Palladium in Heterocyclic Chemistry : A guide for the Synthetic Chemist」(第二版(2002)、Jie Jack Li and Gordon W. Gribble、Pergamon社)や「遷移金属が拓く有機合成 その多彩な反応形式と最新の成果」(1997年、辻二郎、化学同仁社)などに記載または引用されている、環同士の結合(カップリング)反応させることで、配位子を合成することが可能である。
環Aと環Bとが連結された骨格を形成する方法としては、例えば、下記(a)および(b)として述べる方法が挙げられる。
(a)環A前駆体として、環Bとの連結部位に相当する部分に、−CH=O基、−C(=O)NH2基、−C(=O)−OH基、−C(=O)−OR基、または−C(=NH)
−OR基を有する環A(例えば、N−メチルピロール−2−カルボアルデヒド、チオフェン−2−カルボアルデヒド、フラン−3−カルボアルデヒド、ベンズアルデヒドなど;1当量)を用意し、該環A前駆体と、
置換していてもよい1,2−ジアミノエタン(置換体として、例えば、1,2−ジアミノプロパン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、N1−メチル−エタン−1,2−ジアミン
、1,2−ジアミノ−1,2−ジシアノエタンなど)単独(通常1〜10当量)、あるい
はR−C(=O)−C(=O)−R(通常1〜10当量)とアンモニアまたはアンモニア等価体(酢酸アンモニウム、炭酸アンモニウム)(通常1〜1000当量)との組合せ、あるいはR−C(=O)−CH(−Cl)−R単独(通常1〜10当量)を、
ポリリン酸、トリメチルアルミニウム、三塩化鉄+二酸化珪素、酢酸、オキシ塩化リン、塩化チオニル、塩酸、硫酸などの酸触媒(通常0.01〜100当量程度)存在下、ナトリウムメトキシド、トリエチルアミンなどの塩基触媒(通常0.01〜100当量程度)存在下、または無触媒条件下にて、
ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンなどのエーテル類、メタノール、エタノールなどのアルコール類、トルエン、ベンゼン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなどの芳香族ハロゲン化物類、アセトニトリルなどの溶媒(通常0.01〜10モル/リットル程度の濃度)中、または無溶媒で、
0〜300℃の温度範囲にて、
窒素、アルゴンなどの不活性ガスまたは乾燥空気中で、
10分〜60時間かけて撹拌することにより、環Aに直結した環Bを形成する。
(b)環Bとの連結部位が、ハロゲン原子(塩素、臭素、ヨウ素)で置換された環A(環A前駆体)(1当量)と、
環Aとの連結部位が、ボラニル基やジアルキルボラニル基や−ZnCl基や−SnR3(
R=アルキル基)が置換された環B前駆体(通常、1〜2当量)、
或いは、環Aとの連結部位が、ハロゲン原子(フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)で置換された環B(環B前駆体)(1当量)と、
環Bとの連結部位がボラニル基やジアルキルボラニル基や−ZnCl基や−SnR3(R
=アルキル基)が置換された環A前駆体(通常、1〜2当量)とを、
Pd2(dba)3(Pd=パラジウム、dba=ジベンジリデンアセトン)、Pd(dba)2、酢酸パラジウムなどの2価のパラジウム触媒と、BINAP(=2,2'-ビス(ジフェニルフォスフィノ-1,1'-ビナフチル)、トリ(tert−ブチル)フォスフィン、トリフェニルフォスフィン、1,2−ビス(ジフェニルフォスフィノ)エタン、1,3−ビス(ジフェニルフォスフィノ)プロパン、1,3−ビス(ジフェニルフォスフィノ)ブタン、dppf(=1,1'-ビス(ジフェニルフォスフィノ)フェロセン)などのリガンド類の
組合せ、あるいはPd(PPh)4などの0価のパラジウム錯体、あるいはPdCl2(
dppf)2などのパラジウム塩化物錯体などの触媒(通常、0.01〜1当量程度)と
、
必要に応じてtert-ブトキシカリウム、tert-ブトキシナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミンなどの強塩基類(通常、反応で生成し得るハロゲン化水素1当量に対して、1.1〜10当量)存在下、
必要に応じてヨウ化銅、塩化銅などの銅触媒(通常、1〜10当量)共存下、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、キシレン、トルエン、トリエチルアミンなどの溶媒(通常0.01〜10モル/リットル程度の濃度)中、
30〜200℃の温度範囲で
窒素、アルゴンなどの不活性ガス雰囲気下、
1〜60時間かけて撹拌することにより、環Aに直結した環Bを形成する。
R105基の、環Bへの導入に関しては、例えば、下記(c)および(d)として述べる
方法が挙げられる。
合させる場合や、R105がフッ素置換アルケニル基である場合は、「Palladium in Heterocyclic Chemistry : A guide for the Synthetic Chemist」(第二版(2002)、Jie Jack Li and Gordon W. Gribble、Pergamon社)や「遷移金属が拓く有機合成 その多彩な反応
形式と最新の成果」(1997年、辻二郎、化学同仁社)などに記載または引用されている環同士の結合(カップリング)反応を行うことで、所望の置換基を導入できる。
更に具体的には、環B上の窒素原子と結合する部位がハロゲン原子(塩素、臭素、ヨウ素)で置換されたR105(通常1〜10当量)と、窒素原子上に置換基を有さない環A(
1モル)とを、下記(イ)または(ロ)の方法で反応させる。
(ロ)Pd2(dba)3(Pd=パラジウム、dba=ジベンジリデンアセトン)、Pd(dba)2、酢酸パラジウムなどの2価のパラジウム触媒と、BINAP(=2,2'-ビス(ジフェニルフォスフィノ-1,1'-ビナフチル)、トリ(tert−ブチル)フォスフィン、トリフェニルフォスフィン、1,2−ビス(ジフェニルフォスフィノ)エタン、1,3−ビス(ジフェニルフォスフィノ)プロパン、1,3−ビス(ジフェニルフォスフィノ)ブタン、dppf(=1,1'-ビス(ジフェニルフォスフィノ)フェロセン)などのリガ
ンド類の組合せ、あるいはPd(PPh)4などの0価のパラジウム錯体、あるいはPdCl2(dppf)2などのパラジウム塩化物錯体などの触媒(通常、0.01〜1当量程度)と、
必要に応じてtert-ブトキシカリウム、tert-ブトキシナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミンなどの強塩基類(通常、1.1〜10当量)存在下、
必要に応じてヨウ化銅、塩化銅、臭化銅などの銅触媒(通常、1〜10当量)共存下、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、キシレン、トルエン、トリエチルアミンなどの溶媒(通常、0.1〜100ミリモル%程度)中、
30〜200℃で1〜60時間かけて撹拌する。
用」(1979年、石川延男ら、講談社)、「フッ素の化学」(1993年、北爪智哉ら、講談社)、「フッ素化学入門−基礎と応用−」(1997年、日本学術振興会ら、日刊工業新聞社)などに、記載あるいは引用されている方法で、導入ができる。
更に具体的には、例えば、下記(ハ)および(ニ)として述べる方法が挙げられる。
(ハ)イミダゾール環あるいは4,5−ジヒドロイミダゾール環(1当量)を、乾燥ガス雰囲気下および/または不活性ガス雰囲気下、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エーテル、N,N−ジメチルホルムアミドなどの溶媒(0.001〜1モル/リットル程度の濃度)中、−78〜+100℃の温度範囲で、必要に応じて亜鉛粉末(0.01〜1当量)を加えた後、水素化ナトリウム、tert−ブトキシカリウム、n−ブチルリチウムなどの強塩基(窒素原子に結合した水素原子に対して0.9〜2当量程度)を加えて0.1〜5時間撹拌したものを用い、下記(i)または(ii)の反応を行うことにより、合成することができる。
基を導入し、得られた化合物を単離後、テトラメチルアンモニウムフルオリド(1.5〜10当量)と、モノグライム(0.1〜10モル/リットル程度)中で、加熱還流下、1〜24時間撹拌することにより、窒素原子上に−CF3基や−CHF2基が導入された配位子を得ることが出来る。
(ii)上記反応液と、1,3,3,4,4,5,5−ヘプタフルオロシクロペンテンなどのフッ化アルケン類(1〜100当量程度)とを、−78〜0℃で、少量ずつ混合し、さらに−78〜20℃で、0.5〜10時間程度撹拌し、フッ化アルケニル基を窒素原子上に有する配位子を得ることが出来る。
環Bの窒素原子上に、アルコール性水酸基を置換基に持つ炭化水素基、あるいは−CH=O基、−C(=O)−OH基、−C(=O)−OR基を有する化合物を配位子の前駆体とする場合、SF4を用いて(参照:J. Fluorine Chem. (1986) 32, 255-282)、あるい
はEt2NSF3を用いて(参照:J. Org. Chem. (1975) 40, 574-578)、
環Bの窒素原子上に、アルケニル基、アルキニル基などの不飽和炭化水素を有する化合物を配位子の前駆体とする場合、フッ化水素−ピリジンを用いて(参照:J. Org. Chem. (1979) 44, 3872-3881)、
環Bの窒素原子上に、ハロゲン原子を置換基に持つ炭化水素基などを有する化合物を配位子の前駆体とする場合、テトラブチルアンモニウム(トリフェニルシリル)ジフルオロシリケートを用いて(J. Am. Chem. Soc. (1995) 117, 5166-5177)、
所望のR105を導入することができる。
このようにして得られた配位子を、特開WO 01/41512号公報、特開WO 02/060910号公報
、特開2000-208529号公報、Adv. Mater., 2001, 13, 1245、Chem. Commun., 2001, 1494
、Appl. Phys. Lett., 2001, 79, 449などに記載の方法にて錯体化し、本発明の有機金属錯体を合成することができる。
る。
属を表わし、kは該金属の価数を表わす。L0は任意の置換基を表わし、jは置換基L0の数を表わし0または1である。X2は炭素原子または窒素原子を表わす。環A0は含窒素複素環を示し、置換基を有していても良い。環B0は芳香族炭化水素環または芳香族複素環
を示し、置換基を有していても良い。)
とR52、R53とR54はそれぞれ結合して環を形成していても良い。X3は酸素原子または
硫黄原子を示す。)
前記一般式(I)で表わされるN−フェニルカルバゾール骨格を有する化合物として、好ましくは下記一般式(I−1)で表わされる化合物が挙げられる。
的には水素原子;塩素原子、フッ素原子などのハロゲン原子;メチル基、エチル基等の炭素数1〜6のアルキル基;ベンジル基等のアラルキル基;ビニル基等の炭素数2〜6のアルケニル基;シアノ基;アミノ基;アシル基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等の炭素数2〜6のアルコキシカルボニル基;カルボキシル基;メトキシ基、エトキシ基等の炭素数1〜6のアルコキシ基;ジエチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基等のアルキルアミノ基;ジベンジルアミノ基、ジフェネチルアミノ基などのアラルキルアミノ基;トリフルオロメチル基等のハロアルキル基;水酸基;フェノキシ基、ベンジルオキシ基などのアリールオキシ基;置換基を有していても良いフェニル基、ナフチル基等の芳香族炭化水素基;置換基を有していても良いチエニル基、ピリジル基等の芳香族複素環基が挙げられる。
る。
硫黄原子、以下に示す連結基、
なお、式(I−2)中におけるカルバゾリル基およびフェニレン基は、任意の置換基を有していても良い。)
一般式(I)または(I−1)におけるZ1の好ましい連結基のうち、芳香族炭化水素
基としては、フェニレン基、ナフチレン基、アントラニル基、ナフタセン基等の、5〜6員環の単環または2〜4縮合環が挙げられ、芳香族複素環基としては、2価のチオフェン環残基、フラン環残基、ピリジン環残基、ピリミジン環残基またはキノリン環残基等の、5〜6員環の単環または2〜3縮合環が挙げられる。
上記(I−3)式において、R17〜R24として、具体的には、水素原子;ハロゲン原子;メチル基、エチル基等の炭素数1〜6のアルキル基;ベンジル基等のアラルキル基;ビニル基等の炭素数2〜6のアルケニル基;シアノ基;アミノ基;ジエチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基等のアルキルアミノ基;ジベンジルアミノ基、ジフェネチルアミノ基などのアラルキルアミノ基;アシル基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等の炭素数2〜6のアルコキシカルボニル基;カルボキシル基;メトキシ基、エトキシ基等の炭素数1〜6のアルコキシ基;トリフルオロメチル基等のハロアルキル基;水酸基;フェノキシ基、ベンジルオキシ基などのアリールオキシ基;置換基を有していても良いフェニル基、ナフチル基等の芳香族炭化水素基;置換基を有していても良いチエニル基、ピリジル基等の芳香族複素環基が挙げられる。
を表わす。)
それぞれ同義である。)
なお、一般式(II)および(II−1)〜(II−3)で表わされる化合物1分子中に含まれる、複数の下記構造部分
’、X2およびX2')は、同じであっても良いし、異なっていても良い。合成が容易であ
る点からは、すべて同じであることが好ましい。
ても異なっていても良く、合成が容易である点からは、同じであることが好ましい。
[環A0および環A0’]置換基を有していても良い5員環または6員環の含窒素芳香族複素環であり、該環に5または6員環の芳香族炭化水素環または芳香族複素環が1または2個縮合して縮合環を形成しても良い。
[環B0および環B0’]置換基を有していても良い6員環の芳香族炭化水素環または芳香族複素環であり、該環に5または6員環の芳香族炭化水素環または芳香族複素環が1または2個縮合して縮合環を形成しても良い。
、環B0、および環B0’として、より好ましくは各々単環であり、中でもそれぞれ下記から選ばれる環が好ましい。
[環A0および環A0’]それぞれ置換基を有していても良い、ジアゾール環、チアゾール環、オキサゾール環、チアジアゾール環、オキサジアゾール環、トリアゾール環、ピリジン環、ジアジン環、トリアジン環
[環B0および環B0’]それぞれ置換基を有していても良い、ベンゼン環、ピリジン環、ジアジン環、トリアジン環さらに前記一般式(II)および(II−1)〜(II−3)で表わされる化合物の環A0、環A0’、環B0、および環B0’は、それぞれ下記構造式から選ばれることが最も好ましい。
、R36とR37はそれぞれ互いに結合して環を形成していても良い。)
なお上記[環B0および環B0’]の構造における2本の結合手は、前記式(II)および(II−1)〜(II−3)における環B0および環B0’構造の定義を満たす限り、酸素原子、または環A0および環A0’における原子X2、X2'のうち、いずれがいずれに結合して
いても良い。
、M3およびM3')は、周期律表1族、2族、3族、12族、13族から選ばれる金属で
あれば特に限定されないが、好ましくは亜鉛、アルミニウム、ガリウム、ベリリウム、およびマグネシウムが挙げられる。
としては、ベンゼン環やシクロヘキサン環が挙げられる。
メチル基、エチル基等の炭素数1〜6のアルキル基;ベンジル基等のアラルキル基;ビニル基等のアルケニル基;シアノ基;アミノ基;アシル基;メトキシ基、エトキシ基等の炭素数1〜6のアルコキシ基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等の炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基;フェノキシ基、ベンジルオキシ基などのアリールオキシ基;ジエチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基等のジアルキルアミノ基;ジベンジルアミノ基、ジフェネチルアミノ基などのジアラルキルアミノ基;トリフルオロメチル基等のα−ハロアルキル基;水酸基;置換基を有していてもよいフェニル基、ナフチル基等の芳
香族炭化水素基;置換基を有していてもよいチエニル基、ピリジル基等の芳香族複素環基を表わし、前記置換基としては、フッ素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基等の炭素数1〜6のアルキル基;ビニル基等のアルケニル基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等の炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基;メトキシ基、エトキシ基等の炭素数1〜6のアルコキシ基;フェノキシ基、ベンジルオキシ基などのアリールオキシ基;ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基等のジアルキルアミノ基、アセチル基等のアシル基、トリフルオロメチル基等のハロアルキル基、シアノ基が挙げられる。
るものではない。
前記一般式(III)で表される基を有する化合物は、低分子であっても高分子であって
もよい。高分子の場合は、主鎖に含有されていてもよいし、また、側鎖として含有されていてもよい。
あるのが好ましく、より好ましくは7〜18である。また、一般式(III)で表される基
を有する化合物は、分子内に一般式(III)で表される単位を2〜3個有している化合物
が好ましい。
が特に好ましい。
2)で表される化合物であることが好ましい。
およびX5は各々独立に、酸素原子または硫黄原子を示し、Q1は置換基を有していても良い芳香族炭化水素基または芳香族複素環基からなる2価の連結基を示す。)
基を有していてもよい芳香族炭化水素基または芳香族複素環基を表わし、R63とR64、R65とR66、R67とR68、R69とR70、R71とR72、R73とR74はそれぞれ互いに結合して環を形成してもよい。X6〜X8は各々独立に、酸素原子または硫黄原子を示し、Q2は置
換基を有していてもよい芳香族炭化水素基または芳香族複素環基からなる3価の連結基を示す。)
前記一般式(III−1)において、R55〜R62は各々独立に、水素原子;ハロゲン原子
;メチル基、エチル基等の炭素数1〜6のアルキル基;ベンジル基等のアラルキル基;ビニル基等のアルケニル基;シアノ基;アミノ基;アシル基;メトキシ基、エトキシ基等の炭素数1〜6のアルコキシ基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等の炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基;フェノキシ基、ベンジルオキシ基などのアリールオキシ基;ジエチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基等のジアルキルアミノ基;ジベンジルアミノ基、ジフェネチルアミノ基などのジアラルキルアミノ基;トリフルオロメチル基等のα−ハロアルキル基;水酸基;置換基を有していてもよいフェニル基、ナフチル基等の芳香族炭化水素基;置換基を有していてもよいチエニル基、ピリジル基等の芳香族複素環基を表わし、前記置換基としては、フッ素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基等の炭素数1〜6のアルキル基;ビニル基等のアルケニル基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等の炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基;メトキシ基、エトキシ基等の炭素数1〜6のアルコキシ基;フェノキシ基、ベンジルオキシ基などのアリールオキシ基;ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基等のジアルキルアミノ基、アセチル基等のアシル基、トリフルオロメチル基等のハロアルキル基、シアノ基を示す。R55とR56、R57とR58、R59とR60、R61とR62はそれぞれ結合して、ベンゼン環、シクロヘキサン環等を形成してもよい。
る2価の連結基を示し、前記置換基としては、フッ素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基等の炭素数1〜6のアルキル基;ビニル基等の炭素数2〜6のアルケニル基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等の炭素数2〜6のアルコキシカルボニル基;メトキシ基、エトキシ基等の炭素数1〜6のアルコキシ基;フェノキシ基、ベンジルオキシ基等のアリールオキシ基;ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基等のジアルキルアミノ基、アセチル基等のアシル基、トリフルオロメチル基等のハロアルキル基、シアノ基などがあげられる。
あるいは(A−12)が好ましい。そして、これら連結基Q1を有し、環構造として(S
−1)または(S−2)を有する化合物であるものが最も好ましい。
れらに限定するものではない。
;メチル基、エチル基等の炭素数1〜6のアルキル基;ベンジル基等のアラルキル基;ビニル基等のアルケニル基;シアノ基;アミノ基;アシル基;メトキシ基、エトキシ基等の炭素数1〜6のアルコキシ基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等の炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基;フェノキシ基、ベンジルオキシ基などのアリールオキシ基;ジエチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基等のジアルキルアミノ基;ジベンジルアミノ基、ジフェネチルアミノ基などのジアラルキルアミノ基;トリフルオロメチル基等のα−ハロアルキル基;水酸基;置換基を有していてもよいフェニル基、ナフチル基等の芳香族炭化水素基;置換基を有していてもよいチエニル基、ピリジル基等の芳香族複素環基を表わし、前記置換基としては、フッ素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基等の炭素数1〜6のアルキル基;ビニル基等のアルケニル基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等の炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基;メトキシ基、エトキシ基等の炭素数1〜6のアルコキシ基;フェノキシ基、ベンジルオキシ基などのアリールオキシ基;ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基等のジアルキルアミノ基、アセチル基等のア
シル基、トリフルオロメチル基等のハロアルキル基、シアノ基を示す。R63とR64、R65とR66、R67とR68、R69とR70、R71とR72、R73とR74はそれぞれ互いに結合して、ベンゼン環、シクロヘキサン環等を形成していても良い。
る3価の連結基を示し、前記置換基としては、フッ素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基等の炭素数1〜6のアルキル基;ビニル基等の炭素数2〜6のアルケニル基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等の炭素数2〜6のアルコキシカルボニル基;メトキシ基、エトキシ基等の炭素数1〜6のアルコキシ基;フェノキシ基、ベンジルオキシ基等のアリールオキシ基;ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基等のジアルキルアミノ基、アセチル基等のアシル基、トリフルオロメチル基等のハロアルキル基、シアノ基などがあげられる。
。最も好ましくは、これら連結基を有し、環構造として(S−1)または(S−2)を有する場合である。
れらに限定するものではない。
もよく、各2種以上が含まれていてもよい。また、異なる一般式で表される化合物を併用してもよい。
も良い。
等の炭素数1〜5の直鎖または分岐のアルキル基で置換されていてもよい。
ホスト材料は、前述したように、同じ一般式で表わすことができる化合物を複数種併用しても良いし、また同じ一般式では表わせない化合物を2種以上併用しても良い。
正孔を効率よく輸送することができる材料であることが必要である。そのためには、イオン化ポテンシャルが小さく、可視光の光に対して透明性が高く、しかも正孔移動度が大きく、さらに安定性に優れ、トラップとなる不純物が製造時や使用時に発生しにくいことが要求される。また、発光層5に接するために発光層からの発光を消光したり、発光層との間でエキサイプレックスを形成して効率を低下させないことが求められる。上記の一般的要求以外に、車載表示用の応用を考えた場合、素子にはさらに耐熱性が要求される。従って、Tgとして85℃以上の値を有する材料が望ましい。
Metals, 91巻、209頁、1997年)等が挙げられる。これらの化合物は、単独で用いてもよいし、必要に応じて、複数種混合して用いてもよい。
(電子輸送材料の還元電位)≧(正孔阻止材料の還元電位)≧(発光材料の還元電位)
このような条件を満たす正孔阻止材料として、好ましくは、下記一般式(VII)で表わ
される混合配位子錯体が挙げられる。
ウム、インジウムから選ばれる金属原子を表す。L5は以下に示す一般式(VIIa)、(VIIb)、(VIIc)のいずれかで表される。
前記一般式(VII) において、R16〜R21は水素原子または任意の置換基を表すが、好ましくは水素原子;塩素、臭素等のハロゲン原子;メチル基、エチル基等の炭素数1〜6のアルキル基;ベンジル基等のアラルキル基;ビニル基等の炭素数2〜6のアルケニル基;シアノ基;アミノ基;アシル基;メトキシ基、エトキシ基等の炭素数1〜6のアルコキシ基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等の炭素数2〜6のアルコキシカルボニル基;カルボキシル基;フェノキシ基、ベンジルオキシ基などのアリールオキシ基;ジエチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基等のジアルキルアミノ基;ジベンジルアミノ基、ジフェネチルアミノ基などのジアラルキルアミノ基;トリフルオロメチル基等のα−ハロアルキル基;水酸基;置換基を有していてもよいフェニル基、ナフチル基等の芳香族炭化水素基;置換基を有していてもよいチエニル基、ピリジル基等の芳香族複素環基を表わす。
ルアミノ基等のジアルキルアミノ基;アセチル基等のアシル基;トリフルオロメチル基等のハロアルキル基;シアノ基等が挙げられる。R16ないしR21としてより好ましくは水素原子、アルキル基、ハロゲン原子またはシアノ基が挙げられる。またR19としては、シアノ基が特に好ましい。
ニル基、ビフェニル基、ナフチル基等の芳香族炭化水素基またはチエニル基、ピリジル基等の芳香族複素環基を表わす。
100nm以下、好ましくは50nm以下である。正孔阻止層も正孔輸送層と同様の方法で形成することができるが、通常は真空蒸着法が用いられる。
フタロシアニン化合物(特開昭63-295695号公報)、ヒドラゾン化合物、アルコキシ置換
の芳香族ジアミン誘導体、p-(9-アントリル)-N,N'-ジ-p-トリルアニリン、ポリチエニレ
ンビニレンやポリ-p-フェニレンビニレン、ポリアニリン(Appl. Phys. Lett., 64巻、1245頁,1994年)、ポリチオフェン(OpticalMaterials, 9巻、125頁、1998年)、スターバ
スト型芳香族トリアミン(特開平4-308688号公報)等の有機化合物や、スパッタ・カーボン膜(Synth. Met., 91巻、73頁、1997年)や、バナジウム酸化物、ルテニウム酸化物、
モリブデン酸化物等の金属酸化物(J.Phys. D, 29巻、2750頁、1996年)が報告されてい
る。
ことも可能である。
ポルフィン
5,10,15,20-テトラフェニル-21H,23H-ポルフィン
5,10,15,20-テトラフェニル-21H,23H-ポルフィンコバルト(II)
5,10,15,20-テトラフェニル-21H,23H-ポルフィン銅(II)
5,10,15,20-テトラフェニル-21H,23H-ポルフィン亜鉛(II)
5,10,15,20-テトラフェニル-21H,23H-ポルフィンバナジウム(IV)オキシド
5,10,15,20-テトラ(4-ピリジル)-21H,23H-ポルフィン
29H,31H-フタロシアニン
銅(II)フタロシアニン
亜鉛(II)フタロシアニン
チタンフタロシアニンオキシド
マグネシウムフタロシアニン
鉛フタロシアニン
銅(II)4,4'4'',4'''-テトラアザ-29H,31H-フタロシアニン
陽極バッファ層の場合も、正孔輸送層と同様にして薄膜形成可能であるが、無機物の場合には、さらに、スパッタ法や電子ビーム蒸着法、プラズマCVD法が用いられる。
る。バインダー樹脂としては、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエステル等が挙げられる。バインダー樹脂は該層中の含有量が多いと正孔移動度を低下させる虞があるので、少ない方が望ましく、陽極バッファ層3中の含有量で50重量%以下が好ましい。
(実施例1)
.4g)、N,N’−ジメチルホルムアミド(20ml)を室温で1.3時間撹拌したものに、氷浴中で2臭化2フッ化炭素(5.5ml)を加え、20℃以下で8時間、40℃で2時間撹拌した。得られた溶液に水(200ml)を加えて撹拌した後、n−ヘキサン
で抽出、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した溶液を濃縮した。得られたオイルを、カラムクロマトグラフィーで精製し、目的物1(3.5g)を得た。
(実施例2)
窒素雰囲気下、目的物3(0.2mg)のクロロホルム(25ml)溶液中、励起波長(387nm)での蛍光スペクトルは、470〜650nmの範囲にブロードなピークを示し、その極大発光波長は525nmであった。
(実施例3)
1H-NMR(270MHz, CDCl3) 7.41-7.34 (m, 6H), 7.08 (s, 1H)
EI-MS m/z 310(M+)
(実施例4)
窒素雰囲気下、目的物5(0.2mg)のクロロホルム(25ml)溶液中、励起波長(372nm)での蛍光スペクトルは、470〜700nmの範囲にブロードなピークを示し、その極大発光波長は527nmであった。
(比較例1)
実施例1に準じて合成された、目的物3のイミダゾール環の窒素原子上の置換基(−CHF2)がメチル基である下記金属錯体
2 陽極
3 陽極バッファ層
4 正孔輸送層
5 発光層
6 正孔阻止層
7 電子輸送層
8 陰極
Claims (9)
- 下記一般式(i)で表わされる有機金属錯体を含んでなる発光材料。
(上記一般式(i)において、MはIr、Pt、AuまたはPdを表す。
mは配位子の数を表し、1、2または3である。Lは任意の2座配位子を表し、その数を表すnは、0、1または2である。但し、m+n=(金属Mの価数)である。
R106およびR107は各々独立に、水素原子または任意の置換基を表すか、或いは互いに結合して、置換基を有していてもよい環を形成する。R105は、フッ素原子を有する置換基を表す。
環Aは、置換基を有していてもよい5または6員環基を表す。該置換基同士が結合して、置換基を有していてもよい環を形成していてもよい。
なお、式中の
は単結合または二重結合を表す。) - 一般式(i)における環Aが、置換基を有していてもよい芳香族6員環である、請求項1
記載の発光材料。 - 一般式(i)で表される有機金属錯体が、下記一般式(ii)で表わされる有機金属錯体である請求項1又は2に記載の発光材料。
(上記一般式(ii)において、m、n、L、M、およびR105〜R107は、前記一般式(i)におけると同義である。
R101ないしR104は各々独立に、水素原子または任意の置換基を表すか、或いは互いに結合して、置換基を有していてもよい環を形成する。) - 有機電界発光素子材料である請求項1乃至3の何れか1項に記載の発光材料。
- 基板上に陽極、発光層、および陰極が順次積層されてなる有機電界発光素子であって、該発光層が、下記一般式(i)で表わされる有機金属錯体を含有することを特徴とする、有機電界発光素子。
(上記一般式(i)において、MはIr、Pt、AuまたはPdを表す。
mは配位子の数を表し、1、2または3である。Lは任意の2座配位子を表し、その数を表すnは、0、1または2である。但し、m+n=(金属Mの価数)である。
R 106 およびR 107 は各々独立に、水素原子または任意の置換基を表すか、或いは互いに結合して、置換基を有していてもよい環を形成する。R 105 は、フッ素原子を有する置換
基を表す。
環Aは、置換基を有していてもよい5または6員環基を表す。該置換基同士が結合して、置換基を有していてもよい環を形成していてもよい。
なお、式中の
は単結合または二重結合を表す。) - 一般式(i)における環Aが、置換基を有していてもよい芳香族6員環である、請求項5に記載の有機電界発光素子。
- 一般式(i)で表される有機金属錯体が、下記一般式(ii)で表わされる有機金属錯体である請求項5又は6に記載の有機電界発光素子。
(上記一般式(ii)において、m、n、L、M、およびR 105 〜R 107 は、前記一般式(i)におけると同義である。
R 101 ないしR 104 は各々独立に、水素原子または任意の置換基を表すか、或いは互いに結合して、置換基を有していてもよい環を形成する。)
- 発光層が、正孔注入・輸送性または電子注入・輸送性を有するホスト材料を含有し、該ホスト材料に対して有機金属錯体がドープされてなる、請求項5乃至7の何れか1項に記載の有機電界発光素子。
- 更に、発光層の陰極側界面に接する正孔阻止層を有する、請求項5乃至8のいずれか1項に記載の有機電界発光素子。
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