JP4335232B2 - 端子 - Google Patents

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Description

本発明は、端子に関し、詳しくは、車両に配索される電線に圧着され、被固定材にボルトで固定される端子、例えば、車体に固定されるアース端子や、電源線の端末に圧着されてジャンクションボックスのバスバーにボルト固定される端子として用いられ、車両解体時に端子のボルト固定部から電線を容易に離脱させ、車体や相手側機器等に電線が残らないようにするものである。
従来、自動車に配線する電線は、その端末に端子を接続し、該端子を車体にボルト締めで固定してアース処理を行う場合や、大電流の電線端末に接続した端子を機器等にボルト締めで固定する場合がある。
その一例として、車体へのアース処理を行う場合は、図14(A)に示すように、電線wの端末を端子1a、1bに圧着接続し、図示のように端子1a、1bを重ねてボルトBにより車体パネルPのボルト穴Hに締め付け固定しており、複数本の電線wをまとめて車体にアース接続している。
自動車を廃車とし、解体する場合には、分別回収する必要があるため、電線群を集束したワイヤハーネスを車体から完全に取り除くことが要望されている。
その場合、ボルトBにより端子1a、1bが車体Pに固定された電線wは、ボルトBを車体Pから取り外す必要がある。しかしながら、ワイヤハーネスの車体Pからの取り除き作業は、通常、クレーンの先端に取り付けたフックをワイヤハーネスに引っ掛けて、引き抜くことにより行われており、ボルトBを1本づつ取り除く作業は非常に繁雑で手数がかかるために、車体解体作業時には為されない。
よって、端子1a、1bがボルトBにより強固に車体Pに固定されている電線wは、図14(B)に示すように、端子1a、1bが車体Pに固定されたままの状態で電線wが途中で切断したり、端子1a、1bとの接続端(所謂、首下位置)で電線wが切断してしまい、車体Pに切断された電線wが残留しやすい。
上記問題に鑑みて、従来、図15(A)に示す端子2が提案されている。該端子2は取付部2bにミシン目状のスリット2aを設けており、端子2がボルト締めされた状態のままスリット2aで破断することにより容易に解体可能としている。
しかしながら、端子2を作業性、設置スペース等を考慮して、図15(B)に示すように重ねて同時にボルトBにより締結する場合には、下層の端子2Bは上層の端子2Aに覆い被せられているため、端子2Bに圧着された電線w2を引っ張った際に、端子2Bのスリットに応力が伝わらず、電線w2で破断しやすい問題が生じる。
また、ボルト穴の全周にスリットを設けると、固定部の強度が弱くなり、電線が引っ張られた際に容易に破断させることはできるが、車両の振動等の小さな負荷でも破断する恐れがあり、逆に取付安定性を損なう問題がある。
本発明は上記した問題に鑑みてなされたもので、車両の振動等にも安定して固定される一方で、車両のリサイクル時等には電線を車体や機器等に残すことなく離脱できると共に、端子を重ねて用いた場合にも易解体性を損なわないことを課題としている。
上記課題を解決するため、第一の発明として、導電性金属板を折曲加工して形成、中心にボルト挿通孔を設けた固定部と、該固定部より突設させた基板部と、該基板部の一側部より突設すると共にバレルを設けた離脱部とを備え、
上記離脱部に180度折り曲げる折曲部分を設け、該折曲部分を易破断部としておき、 上記バレルで電線をかしめ圧着し、
上記電線が引き抜かれると、上記易破断部が破断して、電線は上記バレルと圧着した状態で上記固定部と離脱できる構成としていることを特徴とする端子を提供している。
上記構成とすると、上記離脱部が、その根元部分で折り曲げされることで加工硬化が生じ、該折曲部に曲げ戻す負荷が作用すると割れて破断しやすくなり、易破断部とすることができる。
つまり、車体解体時等に電線を引っ張ることで、該電線にかしめ圧着されたバレルが上方に引っ張られ、折曲部に曲げ戻す負荷が作用するため、容易に破断する。したがって、電線は易破断部で固定部から離脱されたバレルに圧着された状態のままで接続相手側より離脱させることができる。その結果、ボルトを取り外す必要がないと共に電線が破断して電線の一部が接続相手側に残ることを防止できる。
上記固定部より基板部を突出させて設け、該基板部の一側部より上記離脱部を突設して、折り曲げた離脱部を上記基板部に重ねあわせ、
上記基板部に絶縁被覆バレルを設ける一方、上記離脱部のバレルを芯線バレルとして、これら絶縁被覆バレルと芯線バレルを並設していることが好ましい。
上記構成によれば、上記離脱部は上記基板部より突出し、折り返した状態で上記基板部の上面に重ねて配置さる構成としているため、複数の上記端子を上記固定部で重ねて1ヶ所でアース処理した場合にも、下層の端子の上記離脱部が上層の端子の上記固定部に隠されることがなく、易解体性を損なうことがない。
上記基板部に幅方向の両側より突設する絶縁被覆バレルは、上記芯線バレルよりも狭幅あるいは/および短丈とし、上記電線解体時等に電線が引き抜かれると、上記絶縁被覆バレルが両側に開きやすい形状としている。
上記構成とすると、車両解体時に電線が引っ張られると、該電線にかしめ圧着された絶縁被覆バレルも電線から容易に離脱させることができる。
かつ、絶縁被覆バレルと芯線バレルにより電線は端子にかしめ圧着されているため、車両解体時に強い力で電線が引張された時のみ端子から離脱するが、車両振動等では電線を安定して保持し続けることができる。
上記離脱部の折り曲げられる易破断部には、スリットあるいは/および溝を設けてもよい。
即ち、上記易破部にスリットあるいは/および溝を設けることで、車体解体時に電線が引っ張られた際に、易破部のさらに破断し易くなる。
上記離脱部が突出する側と対向する基板部の側面より押さえ片を突出し、該押さえ片を屈曲させることで、上記折り返された離脱部を上方より押さえ保持する構成とすることが好ましい。
このように、上記押さえ片により上記離脱部を押さえ保持することで、車両解体時等以外の通常使用時において、基板上に重ねた芯線バレルの振動発生を押さえて、基板部に安定保持することができる。
また、第二の発明として、導電性金属板を折曲加工して形成し、中心にボルト挿通孔を設けた固定部と、該固定部より突設する離脱部を備え、
上記離脱部に180度折り曲げる折曲部分の根元部を易破断部として設けると共に、該折曲部分を折り曲げて上記固定部に重ね合わせる一方、上記離脱部には上記固定部との重ね合わせ部分から突出して延在する延在部を設け、該延在部に絶縁被覆バレルと芯線バレルを並設していることを特徴とする端子を提供している。
上記端子は、芯線バレルおよび絶縁被覆バレルを離脱部に形成しているため、自動車解体時に電線が引っ張られると、その引張力を電線と接続された離脱部に直接負荷して易破断部をボルト固定部と破断することができる。
上記端子を2枚上下に重ね合わせ、各端子に接続する電線を平行配線とすると共に、各端子の易破断部を互いに離反する位置に配置している組み合わせ端子としても良い。
これら端子はボルト固定部を上下に重ねあわせる際、ボルト挿通孔の周縁で凹凸嵌合されて位置決め保持した状態でボルトが挿通されて車体に固定される。
上記のように2枚重ねすると、これら2枚の端子に接続した電線が同時に引っ張られた場合、また、別個に引っ張られたいずれの場合も、各端子の易破断部は重ねられていないため、夫れ夫れに引っ張り力を直接的に作用でき、各端子をボルト固定部から確実に離脱させることができる。
以上の説明より明らかなように、本発明によると、電線にかしめ圧着するバレルを易破断部を介して設けているため、車体解体時に電線を引っ張ってバレルが引っ張られることにより、上記易破断部で破断し易くなる。よって、車体解体時に、電線を接続相手側に残すことなくバレルと共に離脱することができ、電線が破断して電線の一部が接続相手側に残るのを防ぐことができる。
また、上記易破断部にスリットあるいは/および溝を設けると、車体解体時に電線が引っ張られて上記バレルが上方に引っ張れた際に上記折曲部がより破断し易くなる。
さらに、上記基板部の絶縁被覆バレルも、狭幅あるいは/および短丈とすることで、車体解体時に電線が引っ張られると開き易い形状としているため、該絶縁被覆バレルから電線が容易に離脱し、易破断部で破断された芯線バレルにのみ電線が圧着された状態で離脱させることができる。
かつ、通常の圧着端子と同様に、絶縁被覆バレルおよび芯線バレルにより電線をかしめ圧着して接続しているため、車両振動等では電線を安定して保持し続けることができ、電線との接続性能も信頼性の高いものとすることができる。
また、2枚の端子の固定部を上下に重ねて組み合わせ端子とした場合には、易破断部を離反する方向に配置しているため、下層の端子のみに電線の引張力が作用しても、上層の端子に阻害されることなく固定部と離脱させ、電線を車体から完全に取り外すことができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
第1実施形態の端子10は、図1の展開図に示すように一枚板の導電性金属板を打抜加工したものであり、中央にボルト挿通孔11aを有する固定部11と、該固定部11の一側より延在した基板部13と、該基板部13と固定部11の近傍の一側より突出した離脱用芯線バレル形成部1とを備えている。
離脱用芯線バレル形成部12は、易破断部14となる180度折曲部を介して基板部13と連続している。上記易破断部14より突出させた基板重ね合わせ部分12cより両側方に突出させた部分を設け、この両側突出部を対向する芯線バレル12a、12bとしている。
上記離脱用芯線バレル形成部12と対向する基板部13の側端から押さえ片13cを突出している。該押さえ片13cは離脱用芯線バレル形成部12を易破断部14で180度曲げして上記基板重ね合わせ部分12cを基板部13の上面に重ね合わせた状態で、基板重ね合わせ部分12cを上面から押さえるものである。
上記基板部13の他端側には幅方向の両側より絶縁被覆バレル13a、13bを突出させている。
絶縁被覆バレル13aと13bとは軸線方向にずらせると共に、これら絶縁被覆バレル13a、13bの幅L2は、芯線バレル12a、12bの幅L1よりも狭くしている。
次に、上記端子10の組付手順を説明する。
図2に示すように、端子10を易破断部14で180°二つ折りにして離脱用芯線バレル形成部12の基板重ね合わせ部12cを基板部13の上面に重ねる。この状態で、図4(A)に示すように、押さえ片13cを屈曲させて基板重ね合わせ部12cを上方より押さえ付けて保持する。また、図4(B)(C)に示すように、芯線バレル12a、12b及び絶縁被覆バレル13a、13bを上向きに屈曲させる。この状態で、基板部13の幅方向両側より絶縁被覆バレル13aと13bとが軸線方向にずれた状態で突出すると共に、その軸線方向の前部(固定部の方向)に対向した芯線バレル12aと12bとが突出して、軸線方向に絶縁被覆バレルと芯線バレルとが並設された状態となる。
上記のように基板部13の上面に離脱用芯線バレル形成部12(図5中にクロス斜線で示す箇所)の基板重ね合わせ部12cが載置され、その両側より芯線バレル12a、12bが突出した状態でワイヤハーネスを構成する1本の電線W1を上方より基板部13および基板重ね合わせ部12cの上面に載置し、図5及び図6(A)に示すように、芯線バレル12a、12bを折り曲げて電線W1の端末より露出させた芯線W1aにかしめ圧着すると共に、絶縁被覆バレル13a、13bを折り曲げて被覆部W1bをかしめ圧着している。
上記のように端子10に圧着された電線W1は、車体組みつけ時において、固定部11のボルト挿通孔11aと車体パネルPのボルト穴HとにワッシャRを介してボルトを挿通し、ボルト留めで車体パネルPに固定している。
上記端子10が車体パネルPに固定された状態においては、電線W1は芯線バレル12a、12bによって強固にかしめ圧着されていると共に、該芯線バレル12a、12bよりも狭幅な絶縁被覆バレル13a、13bでかしめ圧着されている。この絶縁被覆バレル13a、13bは幅が芯線バレルより狭いと共に軸線方向にずらせているため、芯線バレル12a 12bよりは開きやすくなっている。したがって、絶縁被覆バレル13a、13bは、電線W1に大きな負荷による大変位が生じた場合には容易に開くが、車体の振動等の小さな負荷による小変位が生じた場合には、電線W1を保持し続けることができる。
上記押さえ片13cも同様で、折り曲げられた離脱用芯線バレル形成部12の基板重ね合わせ部12cを弱く保持しているので、離脱用芯線バレル形成部12に大きな負荷による大変位が生じた場合には開き易くなっている一方、車体の振動等の小さな負荷による小変位が生じた場合には、基板重ね合わせ部12を保持し続けることができる。
次に、車両解体時における電線W1の取り外し作業を説明する。
車両解体時には、電線W1が他の電線群と共に結束されたワイヤハーネスがクレーン(図示せず)で引き上げられる。
クレーンによる大きな引張力で電線W1を上方へ引き上げると、図6(B)に示すように、芯線バレル12a、12bが電線W1の芯線W1aにかしめ圧着されたままの状態で電線W1が引き上げられ、電線W1を保持していた絶縁被覆バレル13a、13bと基板重ね合わせ部12cを保持していた押さえ片13cが開き、該引張力で易破断部14が破断して、離脱用芯線バレル形成部12と共に電線W1が離脱される。
即ち、端子10の固定部11及び基板部13は車体に残したままに、離脱用芯線バレル形成部12ごと電線W1を車体から離脱することができる。
この際、易破断部14は180°折りされているため加工硬化し、離脱用芯線バレル形成部12を曲げ戻すことで易破断部14は割れ易くなっているので、離脱用芯線バレル形成部12を容易に離脱することができる。
また、易破断部14の方向が電線W1の軸線方向に対して若干斜めにとなっていることで、電線W1への上記引張力が易破断部14に伝達し易くなっている。なお、易破断部14は電線W1の軸線方向と平行としてもよい。
図7は第2実施形態を示す。
第1実施形態との相違点は、易破断部14’にミシン目状のスリット14a’を設けていると共に、絶縁被覆バレル13a’、13b’の長さL3を短くしている点である。
このように、易破断部14’にミシン目状のスリット14a’を設けることで、易破断部14’がより破断し易くなり、電線の離脱作業をさらに容易にすることができる。
なお、易破断部14’にはスリット14a’を設ける代わりに、薄肉部を形成する溝を切り欠いても容易に破断する効果が得られ好適である。
また、絶縁被覆バレル13a’、13b’の長さL3を短くして、絶縁被覆バレル13a’、13b’による電線の保持力を弱めているので、電線が引き上げられた際に、絶縁被覆バレル13a’、13b’を容易に開くことができる。
次に、図8および図9に第3実施形態を示す。
第2実施形態は2枚の端子10を重ねて1ヶ所でアース接続する組み合わせ端子の場合である。
端子10A、10Bに上述のように電線W1、W2を夫々圧着し、電線W1、W2を平行配線した状態で、夫々の固定部11を重ねてボルト留め固定する。
上記端子10A、10Bの固定部11にはボルト挿通孔11aを連通させて重ねた状態で、ボルト挿通孔11aの周縁に凹凸嵌合部11b、11cが設けられており、所定位置に位置決め保持される。この重ねられた状態で、易破断部14は互いに離反する方向に位置し、下層の端子10Bの離脱用芯線バレル形成部12および易破断部14は上層の端子10Aに重ねられないようになる。
よって、クレーンによる引張力で電線W1、電線W2が同時に引張力が負荷された時、夫れ夫れの易破断部14がスムーズに破断されて、電線W1、W2とがともに車体にボルトで固定された固定部11から離脱する。
また、上層の端子10A側の電線W1が引っ張れず、下層の端子10Bの電線W2のみが引っ張れた場合においても、上層の端子10Aにより阻害されることなく、下層の端子10Bの易破断部14が破断する。
図10は第3実施形態の変形例を示し、上下の端子10A、10Bに接続した電線W1、W2を直角方向としている。
なお、同一部分は同一符号を付して説明を省略する。
この場合も図9と同様に、車体解体時に電線W1,W2が引っ張れると、端子10A、10Bを同時に、あるいは一方側の端子を他方側の端子に阻害されることなく易破断部14で破断することができる。
図11は第4実施形態を示す。
第4実施形態の端子20は、第1実施形態の端子と同様に、導電性金属板を折曲加工して形成している。
中心にボルト挿通孔21aを設けた固定部21の一側部先端21bより180度折り曲げた易破断部23を介して離脱部24を設け、該離脱部24を固定部21の一側部に重ねた状態で固定部21の基端側に延在させている。
この延在部に電線接続用の基板部25として、その幅方向の両側より芯線バレル26と端部側に絶縁被覆バレル27を設けている。即ち、電線接続用の基板部25に対して固定部21を片持ち状に突出した外形としている。
即ち、第4実施形態の端子20では、電線接続用の基板部25を離脱部24に設け、電線Wにかしめ圧着する絶縁被覆バレル27も芯線バレル26と共に電線Wと共に離脱させる点が第1実施形態と相違する。
このように、電線Wに負荷される引っ張り力を芯線バレル26だけでなく、絶縁被覆バレル27を介して基板部25、離脱部24に直接的に負荷でき、180度曲げされた易破断部23に大きな力を作用でき、確実に固定部21と離脱させることができる。
図12及び図13は第5実施形態を示す。
第5実施形態は第4実施形態と同様な端子20Aと20Bを上下に2枚組み合わせたものである。
各端子20A、20Bの基板部25A、25Bより一方側に突出する固定部21A、21Bを上下に重ねあわせ、端子20A、20Bの基板部25A、25Bの芯線バレル26、26、絶縁被覆バレル27、27それぞれかしめ圧着している電線W1とW2とを平行配線している。
端子20Aと20Bの固定部21A、21Bにはボルト挿通孔21aの周縁の凹凸部21b、21cを設け、これらを嵌合することにより連通されるボルト挿通孔21aを挟んで両側に端子20Aの離脱部24Aと端子20Bの離脱部24Bを位置させている。
上記のように端子20A、20Bとを組み合わせ、固定部21A、21Bを上下に重ねてボルトで車体に固定した場合においても、前記第2実施形態と同様に、クレーンによる引張力で電線W1、電線W2が同時に引張力が負荷された時、夫れ夫れの易破断部23A、23Bがスムーズに破断されて、電線W1、W2とがともに車体にボルトで固定された固定部21A、21Bから離脱する。
また、上層の端子20A側の電線W1が引っ張れず、下層の端子20Bの電線W2のみが引っ張れた場合においても、上層の端子20Aにより阻害されることなく、下層の端子21Bの易破断部23Bが破断する。
なお、上記実施形態では、端子10、20を車体パネルPへのアース接続されるアース端子としているが、ボルト締めで機器等に接続する端子であればいずれにも適用できる。例えば、電源線の端末に接続し、ジャンクションボックス等の電気接続箱内のバスバーにボルト締めする端子等にも好適に用いることができる。
本発明の第1実施形態に係る端子の展開図である。 端子の離脱用芯線バレル形成部を折り返した状態の上面図である。 端子の離脱用芯線バレル形成部を折り返した状態の側面図である。 (A)は図2のA−A線断面図、(B)は図3のB−B線断面図、(C)はC−C線断面図である。 端子の電線圧着後の上面図である。 (A)は端子の車体固定後の側面図、(B)は電線の離脱を示す側面図である。 第2実施形態の端子の展開図である。 第3実施形態の端子の組み合わせ前の斜視図である。 端子組み合わせ後の斜視図である。 第3実施形態の変形例を示す平面図である。 第4実施形態の端子の斜視図である。 第5実施形態の端子の組み合わせ前の斜視図である。 端子組み合わせ後の斜視図である。 (A)は従来の端子の車体固定前の斜視図、(B)は問題点を示す斜視図である。 (A)は別の従来の端子の上面図、(B)は問題点を示す斜視図である。
符号の説明
10、20 端子
11、21 固定部
11a,21a ボルト挿通孔
12 離脱用芯線バレル形成部
12a、12b、26 芯線バレル
12c 基板重ね合わせ部
13,25 基板部
13a、13b、27 絶縁被覆バレル
13c 押さえ片
14、14’、23 易破断部
14a’ スリット
24 離脱部
B ボルト
H ボルト穴
P 車体パネル
W1、W2 電線
W1a 芯線
W1b 被覆部

Claims (6)

  1. 導電性金属板を折曲加工して形成し、中心にボルト挿通孔を設けた固定部と、該固定部より突設させた基板部と、該基板部の一側部より突設すると共にバレルを設けた離脱部とを備え、
    上記離脱部に180度折り曲げる折曲部分を設け、該折曲部分を易破断部としておき、 上記バレルで電線をかしめ圧着し、
    上記電線が引き抜かれると、上記易破断部が破断して、電線は上記バレルと圧着した状態で上記固定部と離脱できる構成としていることを特徴とする端子。
  2. 上記180度折り曲げた離脱部を上記基板部に重ねあわせ、
    上記基板部に絶縁被覆バレルを設ける一方、上記離脱部のバレルを芯線バレルとして、これら絶縁被覆バレルと芯線バレルを並設している請求項1に記載の端子。
  3. 上記基板部に幅方向の両側より突設する絶縁被覆バレルは、上記芯線バレルよりも狭幅あるいは/および短丈とし、電線解体時に電線が引き抜かれると、上記絶縁被覆バレルが両側に開きやすい形状としている請求項2に記載の端子。
  4. 上記離脱部の折り曲げられる易破断部には、スリットあるいは/および溝を設けている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の端子。
  5. 導電性金属板を折曲加工して形成し、中心にボルト挿通孔を設けた固定部と、該固定部より突設する離脱部を備え、
    上記離脱部に180度折り曲げる折曲部分の根元部を易破断部として設けると共に、該折曲部分を折り曲げて上記固定部に重ね合わせる一方、上記離脱部には上記固定部との重ね合わせ部分から突出して延在する延在部を設け、該延在部に絶縁被覆バレルと芯線バレルを並設していることを特徴とする端子。
  6. 上記請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の端子を2枚上下に重ね合わせ、各端子に接続する電線を平行配線とすると共に、各端子の易破断部を互いに離反する位置に配置している組み合わせ端子。
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