JP4334308B2 - 配線修正装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板上に形成された配線の欠陥部分を修正(リペア)する配線修正装置に関し、特に、レーザCVDにより配線の断線部分を補間して結線する配線修正装置に関する。
液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)は最近数年間で急速に普及しており、中でも半導体TFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)技術を応用したLCDがその主役を演じている。TFTには、アモルファスシリコン(a−Si)を使用したTFT及びポリシリコン(poly−Si)を使用したTFTの2種類があるが、TFTの原理及び構成については、両者は相互に類似している。昨今、液晶ディスプレイが大型化しているため、TFT及びその周辺部分等の集積回路部分において、配線が断線又は短絡する欠陥の発生頻度が増加している。
図5はLCDを示す等価回路図であり、図6はこのLCDにおける1つのTFTを示す部分断面図である。図5に示すように、LCD101においては、第1のガラス基板102(図6参照)及び第2のガラス基板(図示せず)が相互に対向して設けられており、ガラス基板間に液晶層が設けられている。液晶層は複数の液晶セル103に区画されている。そして、第2のガラス基板における第1のガラス基板102に対向する面には共通電極Cが形成されている。また、第1のガラス基板102における第2のガラス基板に対向する面には、複数のゲート線G乃至G(mは自然数)が列方向に相互に平行に延びるように設けられており、複数のソース線S乃至S(nは自然数)が行方向に相互に平行に延びるように設けられている。
また、平面視で、ゲート線Gとソース線Sとが相互に交差する部分に対応して、(m×n)個の画素104がマトリクス状に配列されている。各画素104においては、各1個のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)105及びキャパシタ106が設けられており、MOSFET105はTFTである。MOSFET105のソースはソース線Sに接続されており、MOSFET105のゲートはゲート線Gに接続されており、MOSFET105のドレインはキャパシタ106の一方の電極に接続されると共に、共通電極Cと共に液晶セル103に対して電圧を印加するようになっている。また、キャパシタ106の他方の電極には容量電極Csが接続されている。
また、図6に示すように、第1のガラス基板102上には、ゲート線G(図5参照)に接続されたゲート電極107が設けられており、ゲート電極107を覆うように、第1のガラス基板102上の全面にゲート絶縁膜108が設けられている。そして、ゲート絶縁膜108上におけるゲート電極107の直上域を含む領域には、アモルファスシリコン(a−Si)からなる機能膜109が形成されている。この機能膜109はMOSFET105のチャネル領域を構成する。なお、機能膜109は、a−Siからなる下層膜109a及びアモルファスシリコンにn型不純物が導入されたna−Siからなる上層膜109bにより形成されている。また、機能膜109の一端部を覆うように、ソース電極110が設けられており、このソース電極110はソース線S(図5参照)に接続されている。一方、機能膜109の他端部を覆うように、ドレイン電極111が設けられており、このドレイン電極111はキャパシタ106(図5参照)に接続されている。更に、機能膜109、ソース電極110及びドレイン電極111を覆うように、保護膜112が形成されている。
そして、図5及び図6に示すLCDの製造工程において、蒸着、露光、エッチング及び洗浄等における諸条件の不良、又はクリーンルーム内に浮遊する異物(フォーリンパーティクル)の混入により、ソース線S、ゲート線G、ゲート電極107、ソース電極110及びドレイン電極111等(以下、総称して配線という)において、断線等の欠陥が発生することがある。そして、現状のいかなる先端技術を用いても、これらの欠陥を皆無にすることは不可能である。
そこで、LCDの生産歩留まりを向上させるために、レーザを応用した修正(リペア)技術が注目されている。特に、TFTを製造する工程内において、短絡欠陥を断線させたり、上下2層間で配線を短絡させたりする技術が広く普及している。本出願人は、このような配線の修正技術として、レーザCVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長)による断線欠陥の結線修正方法を独自に開発した(例えば、特許文献1及び2参照。)。このレーザCVD技術は既に市場に投入され、世界中に認知されるに至っている。
このレーザCVD技術は、配線が断線している部分に、W(タングステン)又はCr(クロム)をレーザCVDにより堆積させ、断線部分を補い結線するものである。このレーザCVD技術は、欠陥部分に対して非接触、非加熱、ドライ且つ短時間で修正を行うことができるため、現状、全てのTFT−LCDメーカが、配線修正技術としてこのレーザCVD技術を使用せざるを得なくなっている。
特開2000−328247号公報(図1) 特開平10−324973号公報(図1、図2) 日刊工業社刊「液晶デバイスハンドブック」
しかしながら、上述の従来の技術には以下に示すような問題点がある。レーザCVDにより配線の断線部分を修正する際には、配線を形成する材料と同一の材料を断線部分に堆積させることが最も好ましい。即ち、Al(アルミニウム)からなる配線の断線欠陥部分にはAl膜をレーザCVDにより堆積させ、Crからなる配線の断線欠陥部分にはCr膜をレーザCVDにより堆積させることが好適である。これにより、修正後の配線において、電気伝導性が均一になり、且つ、熱膨張率が均一になるため熱的負荷に対する耐性を高めることができる。
一方、TFT−LCDにおいては、配線材料として2種類以上の材料を使用することが多い。表1にTFT−LCDの各部分を形成する材料を示す(例えば、非特許文献1参照。)。表1に示すように、TFT−LCDにおいては、配線及び電極を形成する材料として、主にAl、Mo(モリブデン)及びCr等の金属材料が使用されている。そして、現状では多くの場合において、1台のTFT−LCDにおいて、例えば、ゲート線がAlにより形成され、ソース線がCrにより形成されるというように、複数種類の材料が使用されている。
Figure 0004334308
しかしながら、上述の如く、従来のレーザCVD装置においては、通常、堆積させる材料が1種類に限定されており、例えばW又はCrのうちいずれか一方に限定されている。このため、例えば、ゲート線がAlにより形成され、ソース線がCrにより形成されているTFT−LCDの配線を修正する場合、Crを堆積させるレーザCVD装置を使用すると、ソース線の修正は問題なく行うことができるものの、ゲート線を修正する際には、Alからなる配線の一部にCrからなる配線を形成することになる。この結果、ゲート線の修正部分においては、電気伝導度が不均一になると共に、熱膨張率も不均一になり、熱的負荷が印加されたときに熱応力が発生してしまう。このため、配線の信頼性が低くなるという問題点がある。
なお、この問題点を解決するために、配線材料の種類数と同数のレーザCVD装置を使用して配線を修正する方法が考えられる。例えば、上述の例においては、Alを堆積させる第1のレーザCVD装置及びCrを堆積させる第2のレーザCVD装置を用意し、ゲート線の修正は第1のレーザCVD装置により行い、ソース線の修正は第2のレーザCVD装置により行うことが考えられる。しかしながら、この方法では、レーザCVD装置が複数台必要になるため設備コストが増大し、また、修正の効率が低下するという問題点がある。
また、1台のレーザCVD装置を使用し、CVDの原料を入れ替えて修正を行う方法も考えられる。例えば、上述の例においては、先ず、Alを堆積させるための原料、即ちDMAH(ジメチルアルミニウムハイドライド)をレーザCVD装置内に供給し、このDMAHを使用してゲート線の修正を行い、その後、このレーザCVD装置内にCrを堆積させるための原料、即ちCr(CO)(ヘキサクロムカルボニル)を供給し、ソース線の修正を行う。しかしながら、この方法では、原料からCVDの原料ガスを生成させるためのプロセスが原料の種類によって異なるため、同一のレーザCVD装置において複数種類の原料を扱うことが困難であるという問題点がある。例えば、上述の例においては、Alの原料であるDMAHは通常は液体であり、これを気化させることによりCVDの原料ガスを生成させるが、Crの原料であるCr(CO)は通常は固体であり、これを昇華させることによりCVDの原料ガスを生成させる。このように、DMAHとCr(CO)とでは、原料ガスの生成プロセスが全く異なるため、同一のレーザCVD装置において扱うことが困難である。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、相互に異なる材料からなる複数種類の配線を効率よく且つ品質及び信頼性を低下させずに修正することができる配線修正装置を提供することを目的とする。
本発明に係る配線修正装置は、基板上に形成された配線の欠陥部分をレーザCVDにより修正する配線修正装置において、前記欠陥部分にレーザ光を照射するレーザ光源ユニットと、相互に異なるCVDの原料ガスを生成する第1のCVDガスユニット及び第2のCVDガスユニットを含む複数のCVDガスユニットと、前記第1のCVDガスユニット及び前記第2のCVDガスユニットに夫々対応して設けられた第1のガスウインドウ及び第2のガスウインドウを含み前記複数のCVDガスユニットから供給された前記原料ガスを前記基板における前記レーザ光の照射部分に供給する複数のガスウインドウと、前記第1のCVDガスユニットを前記第1のガスウインドウに接続する第1のガス路、及び前記第2のCVDガスユニットを前記第2のガスウインドウに接続する第2のガス路を含む複数のガス路と、を有し、前記ガスウインドウは、前記レーザ光を透過して前記基板の欠陥部分に照射させる窓と、前記欠陥部分を修正した後の原料ガスを吸い込む吸込口と、この吸込口から吸い込んだ原料ガスを外部へと排出する吸込ガス出口と、を有し、前記第1のCVDガスユニットには液体原料が供給され、前記液体原料を気化させて前記第1のガスウインドウに原料ガスを供給し、前記第2のCVDガスユニットには固体原料が供給され、前記固体原料を昇華させて前記第2のガスウインドウに原料ガスを供給し、前記ガスウインドウが前記CVDガスユニットの数と同じ数だけ設けられており、前記複数のCVDガスユニットが生成する原料ガスが相互に異なるガスウインドウに供給され、相互に異なる材質からなる複数種類の配線を修正する際に、修正対象の各配線の材質に合わせて夫々前記複数のガスウインドウのうちの1つを選択して前記レーザ光源ユニットと前記基板との間に配置し、選択したガスウインドウに設けられた前記窓を介して前記レーザ光を欠陥部分に照射しながら、選択したガスウインドウに対応した原料ガスを供給して前記欠陥部分を修正すると共に、選択したガスウインドウに設けられた前記吸込口及び吸込ガス出口を介して前記欠陥修正後の原料ガスを外部へと排出することを特徴とする。
本発明においては、複数のCVDガスユニットが設けられており、これらのCVDガスユニットが相互に異なるCVDの原料ガスを生成するため、基板上に相互に異なる材料からなる複数種類の膜を堆積させることができる。これにより、基板上に相互に異なる材料からなる複数種類の配線が形成されており、各種類の配線に欠陥が生じている場合においても、各配線を形成する材料と同じ材料を欠陥部分に堆積させてこの欠陥を修正することができる。このため、修正後の配線において、品質が高く信頼性が高い配線を得ることができる。なお、本明細書において配線とは、導電性材料からなり電流を導通させる部材をいい、例えば、ソース電極、ドレイン電極、ゲート電極等も配線に含まれる。
また、各ガスウインドウに1種類の原料ガスのみが供給されるため、原料ガスを切り替える度にガスウインドウ内をパージする必要がなく、修正作業を効率よく行うことができる。
更に、前記第1のCVDガスユニットから供給される原料ガスがDMAH(ジメチルアルミニウムハイドライド)ガスであってもよい。これにより、欠陥部分にレーザCVDによりAlを堆積させることができる。
更にまた、前記第2のCVDガスユニットから供給される原料ガスがCr(CO)(ヘキサクロムカルボニル)ガスであってもよい。これにより、欠陥部分にレーザCVDによりCrを堆積させることができる。
本発明においては、複数のCVDガスユニットを設けることにより、複数種類の原料ガスを使用してレーザCVDによる配線の修正作業を行うことができる。この結果、相互に異なる材料からなる複数種類の配線を効率よく且つ品質及び信頼性を低下させずに修正することができる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本実施形態に係る配線修正装置を示す図であり、図2は図1に示す配線修正装置のレーザ光源ユニット及びその周辺部分を示す図であり、図3は図1に示すガスウインドウを示す斜視断面図である。本実施形態に係る配線修正装置は、レーザCVD装置である。
図1に示すように、本実施形態に係る配線修正装置31においては、XYステージ17が設けられており、このXYステージ17上に、修正対象となる基板2が載置されるようになっている。基板2は、例えば、図5及び図6に示すような液晶ディスプレイのガラス基板であり、表面にTFT並びにAlからなるゲート線及びCrからなるソース線が形成された基板である。また、XYテーブル17は、基板2を水平方向、即ちX方向及びY方向に自在に移動させるものである。そして、XYステージ17の上方にレーザ光源ユニット32が設けられており、レーザ光源ユニット32とXYテーブル17との間に、2つのガスウインドウ1a及び1b(以下、総称してガスウインドウ1ともいう)が設けられている。レーザ光源ユニット32は基板2の修正部分に対してレーザ光を出射するものであり、ガスウインドウ1a及び1bは、どちらか一方がこのレーザ光の光路に介在するようになっている。そして、XYステージ17が駆動することにより、レーザ光を基板2の任意の位置に照射できるようになっている。
また、配線修正装置31には、ガスウインドウ1aに対してCVD原料ガスを供給するCVDガスユニット33aが設けられており、ガスウインドウ1bに対してCVD原料ガスを供給するCVDガスユニット33bが設けられている。CVDガスユニット33aは、例えばDMAHが供給され、これを気化させてガスウインドウ1aに対してAlの原料ガス(DMAHガス)を供給するものであり、CVDガスユニット33bは、例えばCr(CO)が供給され、これを昇華させてガスウインドウ1bに対してCrの原料ガス(Cr(CO)ガス)を供給するものである。CVDガスユニット33a及び33bは、上述の原料ガスの他に、ガスウインドウ1と基板2との間の空間に空気が引き込まれることを防止する打消ガス(例えばArガス)及びガスウインドウの窓が曇ることを防止する窓パージガス(例えばArガス)をガスウインドウ1a及び1bに対して供給する。
ガスウインドウ1aは、Al膜を堆積させる際に、基板2における修正部分の直上域に基板2から所定の間隔を隔てて配置され、CVDガスユニット33aから原料ガスが供給されると共にレーザ光源ユニット32からレーザ光が入射されるものである。これにより、ガスウインドウ1aは、基板2の修正部分にレーザ光を照射させると共に、この照射部分に原料ガスを供給し、基板2の修正部分にAl膜を形成する。同様に、ガスウインドウ1bは、Cr膜を堆積させる際に、基板2における修正部分の直上域に所定の間隔を隔てて配置され、CVDガスユニット33bから原料ガスが供給されると共にレーザ光源ユニット32からレーザ光が入射され、基板2の修正部分にCr膜を形成するものである。
図2に示すように、レーザ光源ユニット32においては、基板2の上方に顕微レーザ光学系8及びレーザ光源11が配置されており、レーザ光源11から出射されたレーザ光30が顕微レーザ光学系8を通過し、ガスウインドウ1を介して基板2に照射されるようになっている。レーザ光源11は、レーザ光30として、例えば波長が349nmであるNd:YAGレーザの第3高調波を出射するものである。
顕微レーザ光学系8においては、レーザ光源11から出射されたレーザ光30が照射される位置に第1のハーフミラー13が配置されており、第1のハーフミラー13により反射されたレーザ光30が照射される位置に第2のハーフミラー15が配置されており、第2のハーフミラー15により反射されたレーザ光30が照射される位置に第3のハーフミラー16が配置されており、これらのハーフミラー13、15及び16により、レーザ光30の光路が形成されている。
そして、第1のハーフミラー13の後方にはスリット照明10が配置されており、スリット照明10から出射された光は、第1のハーフミラー13を透過することにより、第1のハーフミラー13により反射されたレーザ光30と合成されるようになっている。また、第1のハーフミラー13と第2のハーフミラー15との間には、レーザ光30の光路に介在するようにスリット14が配置されており、スリット14によりレーザ光30のビーム形状が修正したい配線形状に整形されるようになっている。更に、第2のハーフミラー15の後方には照明18が配置されており、照明18から出射された光は、第2のハーフミラー15を透過することにより、第2のハーフミラー15により反射された光と合成されるようになっている。
また、第3のハーフミラー16により反射されたレーザ光30の光路に介在するように、リレーレンズ21及びレボルバ5がこの順に配置されている。レボルバ5には、高倍率用の第1の対物レンズ3及び低倍率用の第2の対物レンズ4が取り付けられており、レボルバ5が回転することにより、第1の対物レンズ3又は第2の対物レンズ4がレーザ光30の光路に介在するようになっている。そして、第1の対物レンズ3又は第2の対物レンズ4を透過したレーザ光30が、ガスウインドウ1に入射するようになっている。
レボルバ5及びガスウインドウ1は支持体22に連結されている。そして、支持体22にはネジ孔(図示せず)が形成されており、このネジ孔にはネジ6が螺合されている。ネジ6はモータ7の駆動軸に連結されており、モータ7が駆動することによりネジ6がその軸を回転軸として自転し、これにより、支持体22、ガスウインドウ1、レボルバ5、第1の対物レンズ3及び第2の対物レンズ4の高さが変化するようになっている。
一方、第3のハーフミラー16におけるリレーレンズ21の反対側には、AF光学系20及びカメラ12が配置されており、基板2により反射された光が入射するようになっている。AF光学系20の出力信号はAFコントローラ9に入力されるようになっている。AFコントローラ9は基板2に照射される光の焦点位置を検出して、この検出結果に基づいて、モータ7の制御信号をモータ7に対して出力するものである。なお、AF光学系20及びAFコントローラ19は基板2上にパターンが形成されていない状態でも焦点を検出できるレーザ式自動焦点検出方式を用いている。また、カメラ12はテレビモニタ19に接続されている。テレビモニタ19は基板2上のパターンを表示するものである。
次に、ガスウインドウ1の構成について説明する。図3に示すように、ガスウインドウ1においては、2枚の円板52及び53が貼り合わされている。このとき、円板52が上方、即ちレーザ光源ユニット32(図1参照)側に位置し、円板53が下方、即ち基板2側に位置している。円板52の中心部にはガラス等の透明材料からなる円形の窓49が設けられており、円板53における窓49の直下域には、上部が広がった円錐台形状の開口部46が形成されている。窓49及び開口部46は、レーザ光源ユニット32から出射されたレーザ光30を透過させて、基板2の修正部分に照射するものである。
また、円板52における窓49の周辺部には、各1ヶ所の打消ガス入口41及び原料ガス入口42が形成されており、打消ガス入口41及び原料ガス入口42は、夫々円板53の内部に形成されたガス通路を介して、円板53の下面に形成されたノズル47及び48に連通されている。打消ガス入口41にはCVDガスユニット33a又は33bから打消ガスが供給されるようになっており、原料ガス入口42にはCVDガスユニット33a又は33bから原料ガスが供給されるようになっている。また、ノズル48は原料ガスを開口部46の直下域に向けて噴射するように傾斜している。そして、ノズル47は開口部46と共にノズル48を挟む位置に形成されており、原料ガスと逆方向、即ち、開口部46の直下域から遠ざかる方向に向けて打消ガスを噴射するように傾斜している。
更に、円板52における窓49の周辺部には、1ヶ所の窓パージガス入口43が形成されており、この窓パージガス入口43は円板53の開口部46の側面に形成された窓パージガス吹出口51に連通されている。窓パージガス入口43にはCVDガスユニット33a又は33bから窓パージガスが供給されるようになっている。これにより、窓パージガスが窓パージガス入口43及び窓パージガス吹出口51を流通して、窓49に向けて噴射されるようになっている。更にまた、円板53の下面における開口部46並びにノズル47及び48を囲む領域には、円環状の吸込口45が形成されており、円板52における窓49の周辺部には複数の吸込ガス出口44が形成されている。吸込口45は吸込ガス出口44に連通されており、吸込口45の内側から吸込んだ反応後の原料ガス、打消ガス及び窓パージガス、並びに吸込口45の外側から吸込んだ空気が、吸込ガス出口44からガスウインドウ1の外部に排出されるようになっている。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る配線修正装置の動作について説明する。図4は、本実施形態に係る配線修正装置の動作を示すフローチャート図である。上述の如く、修正対象となる基板2には、Alからなるゲート線及びCrからなるソース線が形成されており、これらのゲート線及びソース線において断線欠陥が発生しているものとする。以下、図1乃至図4を参照して説明する。
先ず、配線修正装置31のCVDガスユニット33aに液体状のDMAHを供給し、CVDガスユニット33bに固体状のCr(CO)を供給する。そして、CVDガスユニット33aがDMAHを気化させてAlの原料ガス(DMAHガス)を生成し、CVDガスユニット33bがCr(CO)を昇華させてCrの原料ガス(Cr(CO)ガス)を生成する。また、CVDガスユニット33a及び33bの双方にAr(アルゴン)ガスを供給する。このArガスは打消ガス及び窓パージガスとして使用される。
そして、図4のステップS1に示すように、修正(リペア)を開始する。このとき、低倍率観察用の対物レンズである第2の対物レンズ4をレーザ光30の光路に介在させる。次に、AFコントローラ9の指令により、モータ7を駆動させて支持体22を可動範囲の最上点に位置させる。そして、XYステージ17上に、修正対象となる基板2を載置する。その後、モータ7を駆動させて、AF光学系20の自動焦点捕捉可能範囲まで支持体22を降下させる。
そして、照明18が光を照射する。この光は、第2のハーフミラー15を透過して、第3のハーフミラー16により反射され、リレーレンズ21、第2の対物レンズ4並びにガスウインドウ1の窓49及び開口部46を通過して、基板2を照明する。そして、この光は基板2により反射され、ガスウインドウ1、第2の対物レンズ4、リレーレンズ21を通過した後、第3のハーフミラー16を透過して、AF光学系20及びカメラ12に入射する。AF光学系20は焦点誤差信号をAFコントローラ9に対して出力し、AFコントローラ9はこれにより自動焦点機能を動作させ、レーザ光30の焦点が基板2に位置するように、モータ7を駆動して支持体22の高さを制御する。このとき、基板2とガスウインドウ1との間隔は、例えば1mmになる。そして、カメラ12が撮像した基板2の画像を、テレビモニタ9が表示する。
次に、図4のステップS2に示すように、修正の対象となる欠陥部分を選択する。仮に、この欠陥部分がAl配線、即ちゲート線にあれば、ステップS3に進み、ガスウインドウ1aをレーザ光30の光路に介在させる。一方、この欠陥部分がAl以外の材料からなる配線、即ちCrからなるソース線にあれば、ステップS6に進み、ガスウインドウ1bをレーザ光30の光路に介在させる。
ステップS3に進んだ場合は、次いでステップS4に進み、XYテーブル17を駆動させて、欠陥部分にレーザ光30が照射されるように基板2の位置を調整する。このとき、第2の対物レンズ4を使用して、基板2の位置を大まかに合わせた後、レボルバ5を回転させて、高倍率観察用の第1の対物レンズ3をレーザ光30の光路に介在させ、第1の対物レンズ3を使用して基板2の位置を精密に調整する。これにより、ガスウインドウ1aの開口部46を基板2の修正部分の直上域に位置させる。そして、スリット照明10を点灯させて、スリット14の大きさ及び形状を修正したい配線の形状に合わせる。
次に、図4のステップS5に示すように、レーザCVDを行い、この欠陥部分にAl膜を成膜する。先ず、CVDガスユニット33aがAlの原料ガス(DMAHガス)をガスウインドウ1aの原料ガス入口42に対して供給し、打消ガス(Arガス)を打消ガス入口41に対して供給し、窓パージガス(Arガス)を窓パージガス入口43に対して供給する。これにより、原料ガスがノズル48から基板2の修正部分に向けて噴射され、打消ガスがノズル47を介して修正部分から遠ざかる方向に向けて噴射される。このように打消ガスを原料ガスの噴射方向と反対の方向に噴射することにより、原料ガスの噴射に伴って外部から空気が引き込まれることを防止できる。また、窓パージガスが窓パージガス吹出口51から窓49に向けて噴射される。これにより、窓49に原料ガスが付着して窓49が曇ることを防止できる。
一方、レーザ光源11がレーザ光30を出射する。レーザ光30は第1のハーフミラー13により反射された後、スリット14を通過してビーム形状が修正部分の形状に整形され、第2のハーフミラー15により反射され、第3のハーフミラー16により反射され、リレーレンズ21を通過する。その後、レーザ光30は第1の対物レンズ3を通過してガスウインドウ1aの窓49に入射する。そして、レーザ光30は窓49及び開口部46を通過して、基板2の修正部分に照射される。
これにより、基板2の修正部分、即ち、Alからなるゲート線の断線部分には、レーザ光30が照射されると共に原料ガスが供給され、Alの析出反応が起こりAl膜が堆積する。この結果、ゲート線の断線部分にAl膜が形成されて結線され、断線欠陥が修正される。その後、ステップS9に進み、ステップS2に戻る。
一方、欠陥部分がCr配線、即ちソース線にあり、ステップS2からステップS6に進んだ場合は、引き続きステップS7に進み、ステップS4と同様な動作により、ガスウインドウ1bの開口部46を基板2の修正部分に合わせる。
次に、ステップS8に進み、ステップS5と同様な動作により、CVDガスユニット33b及びガスウインドウ1bを使用して、ソース線の修正部分にCr膜を堆積させ、ソース線を修正する。このとき、CVDガスユニット33bは、原料ガスとしてCr(CO)ガスをガスウインドウ1bに対して供給する。その後、ステップS9に進み、ステップS2以降の動作を繰り返す。このようにして、ステップS2乃至S9の動作を、基板2の修正部分が全て修正されるまで繰り返す。この結果、基板2の断線欠陥が修正される。
本実施形態においては、配線修正装置にCVDガスユニットを2つ設けており、夫々、DMAHガス及びCr(CO)ガスをCVDの原料ガスとして修正部分に供給している。これにより、Alからなるゲート線の断線部分にAl膜を形成することによりゲート線を修正し、Crからなるソース線の断線部分にCr膜を形成することによりソース線を修正することができる。このように、相互に異なる材料からなる複数種類の配線を修正する場合においても、配線を形成する材料と同じ材料により断線部分を補完することができるため、修正後の配線において、電気的特性等の物理的性質が均一な配線を得ることができる。また、熱膨張率が均一になるため、熱的負荷が印加されても熱応力が発生せず、熱的負荷に対する耐性が高く経時変化が少ない配線を得ることができる。この結果、品質が高く信頼性が高い配線を形成することができる。
また、配線修正装置にCVDガスユニットを2つ設けているため、DMAHガス及びCr(CO)ガスという特性が相互に異なる2種類の原料ガスを同時に供給することができる。これにより、1つのCVDガスユニットを使用し、原料ガスを入れ替えて修正作業をする場合と比較して、修正効率を著しく向上させることができる。
更に、本実施形態においては、ガスウインドウを2つ設け、各原料ガス専用のガスウインドウとして使用している。仮に、複数種類の原料ガスに対して1つのガスウインドウを共通化して使用すると、ガスウインドウに供給する原料ガスをある原料ガスから他の原料ガスに切り替えるときに、ガスウインドウ内を完全にパージして原料ガスの濃度を均一にする必要が生じ、このパージに時間がかかってしまう。このパージ時間は例えば4乃至5時間に及び、修正効率を著しく低下させてしまう。これに対して、本実施形態においては、ガスウインドウをCVDガスユニットの数と同じ数だけ設けているため、原料ガスの切換に伴うパージを必要とせず、修正効率が低下することがない。
なお、本実施形態においては、配線修正装置に2つのCVDガスユニット及び2つのガスウインドウを設け、2種類の原料ガス、即ち、DMAHガス及びCr(CO)ガスを使用する例を示したが、本発明はこれに限定されず、他の原料ガスを使用してもよく、3つ以上のCVDガスユニット及びガスウインドウを設け、3種類以上の原料ガスを使用してもよい。また、本実施形態においては、LCDのゲート線及びソース線を修正する例を示したが、本発明はこれに限定されず、LCD以外の集積回路を修正することもできる。
本発明の実施形態に係る配線修正装置を示す図である。 図1に示す配線修正装置のレーザ光源ユニット及びその周辺部分を示す図である。 図1に示すガスウインドウを示す斜視断面図である。 本実施形態に係る配線修正装置の動作を示すフローチャート図である。 LCDを示す等価回路図である。 このLCDにおける1つのTFTを示す部分断面図である。
符号の説明
1、1a、1b;ガスウインドウ
2;基板
3;第1の対物レンズ
4;第2の対物レンズ
5;レボルバ
6;ネジ
7;モータ
8;顕微レーザ光学系
9;AFコントローラ
10;スリット照明
11;レーザ光源
12;カメラ
13;第1のハーフミラー
14;スリット
15;第2のハーフミラー
16;第3のハーフミラー
17;XYステージ
18;照明
19;テレビモニタ
20;AF光学系
21;リレーレンズ
22;支持体
30;レーザ光
31;配線修正装置
32;レーザ光源ユニット
33a、33b;CVDガスユニット
41;打消ガス入口
42;原料ガス入口
43;窓パージガス入口
44;吸込ガス出口
45;吸込口
46;開口部
47、48;ノズル
49;窓
51;窓パージガス吹出口
52、53;円板
101;LCD
102;第1のガラス基板
103;液晶セル
104;画素
105;MOSFET
106;キャパシタ
107;ゲート電極
108;ゲート絶縁膜
109;機能膜
109a;下層
109b;上層
110;ソース電極
111;ドレイン電極
112;保護膜
C;共通電極
Cs;容量電極
G、G〜G;ゲート線
S、S〜S;ソース線

Claims (4)

  1. 基板上に形成された配線の欠陥部分をレーザCVDにより修正する配線修正装置において、前記欠陥部分にレーザ光を照射するレーザ光源ユニットと、相互に異なるCVDの原料ガスを生成する第1のCVDガスユニット及び第2のCVDガスユニットを含む複数のCVDガスユニットと、前記第1のCVDガスユニット及び前記第2のCVDガスユニットに夫々対応して設けられた第1のガスウインドウ及び第2のガスウインドウを含み前記複数のCVDガスユニットから供給された前記原料ガスを前記基板における前記レーザ光の照射部分に供給する複数のガスウインドウと、
    前記第1のCVDガスユニットを前記第1のガスウインドウに接続する第1のガス路、及び前記第2のCVDガスユニットを前記第2のガスウインドウに接続する第2のガス路を含む複数のガス路と、を有し、
    前記ガスウインドウは、前記レーザ光を透過して前記基板の欠陥部分に照射させる窓と、前記欠陥部分を修正した後の原料ガスを吸い込む吸込口と、この吸込口から吸い込んだ原料ガスを外部へと排出する吸込ガス出口と、を有し、
    前記第1のCVDガスユニットには液体原料が供給され、前記液体原料を気化させて前記第1のガスウインドウに原料ガスを供給し、
    前記第2のCVDガスユニットには固体原料が供給され、前記固体原料を昇華させて前記第2のガスウインドウに原料ガスを供給し、
    前記ガスウインドウが前記CVDガスユニットの数と同じ数だけ設けられており、前記複数のCVDガスユニットが生成する原料ガスが相互に異なるガスウインドウに供給され
    相互に異なる材質からなる複数種類の配線を修正する際に、修正対象の各配線の材質に合わせて夫々前記複数のガスウインドウのうちの1つを選択して前記レーザ光源ユニットと前記基板との間に配置し、選択したガスウインドウに設けられた前記窓を介して前記レーザ光を欠陥部分に照射しながら、選択したガスウインドウに対応した原料ガスを供給して前記欠陥部分を修正すると共に、選択したガスウインドウに設けられた前記吸込口及び吸込ガス出口を介して前記欠陥修正後の原料ガスを外部へと排出することを特徴とする配線修正装置。
  2. 前記第1のCVDガスユニットから供給される原料ガスがDMAHガスであることを特徴とする請求項1に記載の配線修正装置。
  3. 前記第2のCVDガスユニットから供給される原料ガスがCr(CO)ガスであることを特徴とする請求項1又は2に記載の配線修正装置。
  4. 前記レーザ光が、波長が349nmのNd:YAGレーザの第三高調波であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の配線修正装置。
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