JP4980672B2 - 気相成長装置 - Google Patents

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本発明は、フローチャンネルを収納したチャンバーに、基板面を光学的に観測するためのビューポートを備えた気相成長装置に関し、特に、有機金属系半導体薄膜、特に窒化物系有機金属系半導体膜を基板面に成長させる横型の気相成長装置に関する。
気相成長装置として、気相成長中における基板面の温度や反り、成長中の薄膜の膜厚や組成等を光学的機器によって観察、測定するため、チャンバーの天板部に耐腐食性・耐熱性を有する石英ガラスを嵌め込んだ観察窓(ビューポート)を設けたものが知られており、このビューポートの内面に反応生成物等が付着して曇ることを防止するためにパージガスを流通させたり、基板温度測定時の熱的影響を回避するためにビューポートの一部を熱反射率の低い材料で遮蔽したりしている(例えば、特許文献1参照。)。
また、光エネルギーを利用する光励起型の気相成長装置として、光導入窓を有する外部管の内部に光導入穴(通孔)を有する内部管を収納した二重管構造の反応管を使用し、内部管の内側に原料ガスを流し、外部管と内部管との間にキャリアガス(パージガス)を流し、光導入穴の近傍で原料ガスとキャリアガスとの流速を略等しくすることにより、光導入穴を通して内部管内から原料ガスが流出することを防止し、これによって光導入窓の内面に反応生成物が付着して曇りを生じることを防止することが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2001−68415号公報 特開昭62−188218号公報
特許文献1に記載された構成と特許文献2に記載された構成とを組み合わせれば、フローチャンネル内面に付着する反応生成物による悪影響を通孔を設けることによって解決できるとともに、通孔の外部側にキャリアガスを略等速で流して原料ガスの流出を防止することによってビューポート内面に反応生成物が付着することを防止できる。
しかし、特許文献2に記載されているような二重管構造では、キャリアガス(パージガス)が流れる流路の断面積が大きくなり、大量のキャリアガスを流す必要があり、キャリアガス自体のコストだけでなく、排気ポンプも大容量のものが必要になる。さらに、基板をサセプタにより保持して回転させるととともに、サセプタ裏面に設けたヒーターによって基板を加熱する横型の気相成長装置では、反応管やヒータ部分、サセプタ支持部分等の構造が複雑になり、装置コストが大幅に上昇してしまう。
また、薄膜を常圧に近い圧力で成膜する場合、チャンバー内のガスの気流で、光線、例えばレーザー光が揺らぎ、基板面を正確に観測できなくなることがあった。例えば、成膜中の基板面の高さや回転による揺れは、適当な角度で基板面に照射したレーザー光を反射位置で測定することによって行われるが、気流によってレーザー光が揺らぐとノイズが大きくなり、測定が不可能になることがあった。
そこで本発明は、ビューポート内面への反応生成物の付着を効率よく防止することができ、気流の影響を抑制してレーザー光等による光学的な観察、測定を確実に行うことができる気相成長装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の気相成長装置は、チャンバーと、該チャンバー内に配置されたフローチャンネルと、該フローチャンネル内に設置された基板と、該基板を加熱する加熱手段と、前記フローチャンネル内に反応ガスを供給する反応ガス供給手段と、前記チャンバーに設けられたビューポートとを備えた気相成長装置において、前記フローチャンネルの基板対向壁に、前記ビューポートを介して基板面を光学的に観測する際の光路となる通孔を設け、該通孔を設けたフローチャンネル壁外面とビューポートのチャンバー内側部との間にパージガス流路を設けるとともに、該パージガス流路内に、前記フローチャンネル内を流れる原料ガスの流れ方向と同一方向で、実質的に同一速度、同一圧力で、かつ、層流状態でパージガスを流すためのパージガス導入手段を設けたことを特徴としている。
さらに、本発明の気相成長装置は、前記ビューポートをフローチャンネル壁外面近傍に配置したこと、前記ビューポートが前記反応ガスの流れ方向下流側に位置していることを特徴としている。
また、前記パージガス流路は、前記フローチャンネル壁外面に立設した一対の側板と、両側板の上流側を閉塞する端板と、該端板及び両側板の反フローチャンネル側を覆う覆い板とで形成され、前記端板にパージガス導入部を設けるとともに、両側板の下流側を開口させて排気口を形成したことを特徴としている。
さらに、前記覆い板が前記ビューポートを介して基板面を光学的に観測する際の光路となる通孔を有していること、前記覆い板がビューポートのチャンバー内部側先端部外周を覆う環状突起あるいはビューポートのチャンバー内部側先端部が貫通する貫通孔を有していることを特徴としている。
本発明の気相成長装置によれば、フローチャンネルに通孔を設けることによってフローチャンネル内面に反応生成物が付着しても、基板面の光学的観測を確実に行うことができるとともに、特定の条件でパージガスを流すことにより、少ないパージガス量で原料ガスや反応生成物が通孔からビューポート側へ流出することを防止でき、ビューポート内面に反応生成物等が付着して曇ることを防止できるとともに、パージガスがフローチャンネル内に流入して成膜中の薄膜に悪影響を及ぼすことを防止できる。
また、基板対向壁にのみパージガス流路を設けているので、パージガス量を少なくでき、パージガス自体のコスト低減を図れ、排気ポンプの小型化によって装置コストも低減できる。さらに、基板を保持するサセプタや基板を加熱するためのヒーター等の配置を従来の一般的な横型気相成長装置と同様にして行うことができ、装置コストの上昇を抑えることができる。
図1乃至図3は、本発明の気相成長装置の第1形態例を示すもので、図1は要部の断面図、図2は図1のII−II断面図、図3は図1のIII−III断面図である。
基板11は、サセプタ12の上面に基板面を水平方向に向けて複数枚が同心円上に保持され、フローチャンネル13の所定位置に配置される。フローチャンネル13等は、密閉状態のチャンバー14内に収納されており、該チャンバー14の一端に設けられた反応ガス導入口からフローチャンネル13内に反応ガスAが基板面と平行な方向に層流状態で導入され、基板面を通過したガス(排ガスB)は、フローチャンネル13に連設した排気部15から排出される。
前記サセプタ12の下方には、箱状のリフレクター16に収容されたヒーター17が設けられており、このヒーター17によりサセプタ12を介して基板11を所定温度に加熱する。また、サセプタ12は、支持軸18によって支持されており、この支持軸18でサセプタ12を回転させることにより、基板11を回転させて基板上に形成する薄膜の膜厚を平均化させるようにしている。
前記チャンバー14の天板部14aにおけるサセプタ12の中心より反応ガス流れ方向下流側にはビューポート用開口14bが設けられており、このビューポート用開口14bには、ビューポート20を形成する窓部材21が嵌め込まれている。この窓部材21は、円盤状の透光性材料、例えば、耐腐食性・耐熱性を有する石英ガラスからなるもので、外周部下面をシール材22によって天板部14aの上面に気密にシールした状態で、止着部材23によって着脱可能に固定されている。
また、前記フローチャンネル13の基板対向壁(上部壁)13aには、ビューポート20の中心部に対応した位置に通孔13bが設けられており、上部壁13aの外面とビューポート20のチャンバー14内部側との間には、通孔13bを囲むようにしてパージガス流路24が設けられている。
このパージガス流路24は、前記フローチャンネル13の上部壁13aの上面に、フローチャンネル13内の反応ガスの流れ方向に対して平行な方向に所定間隔で立設した一対の側板24a,24aと、両側板24a,24aの上流側を閉塞するパージガス流れ方向下流側が拡がった略V字状の端板24bと、該端板24b及び両側板24a,24aの上部、反フローチャンネル側を覆う覆い板24cとで高さ方向が数mm乃至10mm程度の偏平な形状に形成されており、前記端板24bの幅方向中心にはパージガス導入部24dが設けられるとともに、両側板24a,24aの下流側が開口して排気口24eが形成され、覆い板24cには、前記通孔13bに対応した通孔24fが設けられている。
パージガス流路24を流れるパージガスPは、流量調節機能及び圧力調整機能を備えたパージガス導入手段25からパージガス導入部24dを通って所定圧力、所定流量でパージガス流路24内に導入され、排気口24eから流出し、フローチャンネル13の排気部15から排出される排ガスBと合流して、あるいはそれぞれ単独で排気ポンプ26に吸引され、除害設備等に送られる。
ここで、前記パージガス流路24を流れるパージガスPは、フローチャンネル13内を基板11の上面と平行な方向に層流状態で流れる反応ガスに対して、流れ方向が同一方向、実質的に同一速度、同一圧力で、かつ、層流状態で流れるように設定され、前記パージガス流路24の流路断面形状や流路断面積は、これらの条件を満たすことができるように設定される。
なお、パージガス流路24内を流れるパージガスの流速及び圧力は、フローチャンネル13内を流れる反応ガスの流速及び圧力に対して同一であることが望ましいが、両ガスの条件、フローチャンネル13及びパージガス流路24の形状、フローチャンネル13に設けた通孔13bの形状や位置によってパージガスの流速や圧力には適正な範囲が存在する。例えば、パージガスの流速や圧力が反応ガスの流速や圧力より低く、フローチャンネル13内の反応ガスが通孔13bを通ってパージガス流路24に流出しても、パージガスに同伴されて速やかに排出され、パージガス流路24の覆い板24cやビューポート20にまで至らない状態ならば、基板面の光学的観測及び成膜に影響を与えることはない。
逆に、パージガスの流速や圧力が反応ガスの流速や圧力より高くてパージガスがフローチャンネル13内に流入する条件でも、パージガスが基板面に達することがなく、また、パージガスが反応ガスの流れを大きく乱すことがなければ、薄膜の膜厚分布や膜質に影響を与えることはない。さらに、通孔13bをサセプタ12の中心より下流側に設けることにより、フローチャンネル13からの反応ガスの流出や、フローチャンネル13内へのパージガスの流入による影響をより少なくすることができる。
また、ビューポート20をフローチャンネル13に近付けることによって両者間の空間を小さくできるので、熱対流等の気流の発生を抑えることができ、測定光の揺らぎを防止して正確な観察、測定を行うことができる。さらに、パージガス流路24内のパージガスの流れを層流状態とすることにより、乱流状態のときに比べて気流による光の揺らぎを抑えることができ、より精密な測定を行うことができる。
図4は、本発明の気相成長装置の第2形態例を示す要部の断面図である。なお、以下の説明において、前記第1形態例に示した各構成要素と同一の構成要素には、それぞれ同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本形態例は、フローチャンネル13の周囲の機器の関係で、チャンバー14の天板部14aをある程度高くしなければならない場合の一対応例を示している。すなわち、天板部14aにおけるサセプタ12に対する所定位置に凹状部14cを形成し、この凹状部14cの底部にビューポート用開口14bを設けてビューポート部材21を取り付けることにより、ビューポート20を天板部14aより下方に下げてフローチャンネル13の外面近傍に位置させている。
このようにして、ビューポート20をフローチャンネル13の外面近傍に位置させることにより、パージガス流路24を、前記第1形態例と同様に高さ方向を偏平に形成して流路断面積を小さくできるとともに、チャンバー14内のガスの気流に影響されずに基板11の状態を外部から光学的に観測することができる。
なお、第1、第2形態例では、パージガス流路24の反フローチャンネル側に覆い板24cを設けているが、この覆い板24cを省略してチャンバー14の天板部14aを覆い板として兼用することも可能である。
図5は、本発明の気相成長装置の第3形態例を示す要部の断面図である。本形態例は、前記第2形態例と同様に、フローチャンネル13とチャンバー14の天板部14aとが離れている場合の対応例を示している。本形態例では、チャンバー14の天板部14aは平板状のままとし、ビューポート用開口14bに、チャンバー14内に突出する円柱状の胴部31aと、天板部14aに固定される上端部のフランジ31bとを有する縦断面がハット状の中実の透光性材料からなるビューポート部材31を取り付けている。チャンバー14内に突出した胴部31aの先端部は、パージガス流路24の覆い板24cに形成した貫通孔24gを貫通し、先端面31cはフローチャンネル13の上部壁13aの近傍まで達している。
図6は、本発明の気相成長装置の第4形態例を示す要部の断面図である。本形態例は、前記第3形態例における中実のビューポート部材31に代えて、ビューポート用開口14bに装着される円盤状の窓部材32と、この窓部材32の下方に連設される中空部材33とを設けている。中空部材33は、石英ガラス等の透光性部材からなるパイプ状部材33aの両端開口を円盤状部材33bによってそれぞれ気密に閉塞するとともに、中空部材33の中空部を真空排気するための排気管34を設けたものであって、中空部材33の内部は、気流が光学的観測に影響を与えない程度に真空排気されて真空状態に保持されている。なお、中空部材33の内部を所定の真空度まで排気した後、排気管34を封じきるようにしてもよい。
本形態例においても、チャンバー14内に突出した中空部材33の先端部は、パージガス流路24の覆い板24cに形成した貫通孔24fを貫通し、先端面33cはフローチャンネル13の上部壁13aの近傍まで達している。
第3,第4形態例では、ビューポート部材31や中空部材33の先端部がパージガス流路24内に突出していることから、この部分で流路高さが低くなって流路断面積が小さくなるので、周辺部とは流速等が異なることになるが、フローチャンネル13の通孔13bの位置で前述の条件を満たすようにパージガスを流せばよい。また、ビューポート部材31の先端面31cや中空部材33の先端面33cを覆い板24cの下面と面一にすることにより、流路断面積の変化をなくすことができる。
図7は、本発明の気相成長装置の第5形態例を示す要部の断面図である。本形態例に示すビューポート部材41は、下方が縮径した円錐形の筒状部41aと、該筒状部41aの上部開口を気密に閉塞する円盤状の窓部材41bと、筒状部41aの下部開口を気密に閉塞する円盤状の先端部材41cとで形成された中空状のものであって、先端部材41cは、基板11の表面に対して傾斜した状態となっている。また、ビューポート部材41内の中空部は、真空ポンプによって真空排気した後、封じ切りを行って真空状態としている。
このビューポート部材41は、チャンバー14のビューポート用開口14bを囲むようにして設けられた気密性蛇腹部材42を介してチャンバー14の天板部14aに取り付けられている。気密性蛇腹部材42は、蛇腹部42aの両端開口部に取付フランジ42bをそれぞれ有するものであって、下部の取付フランジ42bをシール材42cを介して天板部14aの上面に固定し、上部の取付フランジ42bにシール材42cを介して窓部材41bの外周を載置し、窓部材41bの上面を覆う蓋部材43を上部の取付フランジ42bに固定することにより、ビューポート部材41がチャンバー14に取り付けられている。
このように、気密性蛇腹部材42を介してビューポート部材41をチャンバー14に装着することにより、蛇腹部42aの変形を利用してチャンバー14に対するビューポート部材41の取付位置を前後、左右、上下の各方向及び取付角度を調節可能としている。また、ビューポート部材41の先端部材41cは、パージガス流路24の覆い板24cの上面に近接しており、覆い板24cの上面には、ビューポート部材41の先端外周を覆う環状突起24hが設けられている。
前記蓋部材43には、入射光用通孔43a及び反射光用通孔43bの二つの通孔が設けられており、入射光用通孔43aからレーザー光Laを基板11の表面に向けて照射し、基板表面で反射した光Lbの状態を反射光用通孔43bの外部で受光するように形成されている。このように反射光を利用する場合、先端部材41cを基板表面に対して僅かに傾斜させておくことにより、先端部材41cで反射した光と基板表面で反射した光とを分離することができ、基板表面からの反射光のみを確実に受光することができる。なお、傾斜方向は任意であるが、入射光や反射光と垂直に交わらない方向にすることが好ましい。
また、ビューポート部材41の先端外周を覆う環状突起24hを設けておくことにより、パージガス流路24内を流れるパージガスが通孔24fから先端部材41c部分を通ってチャンバー14内へ流れたり、逆にチャンバー14内のガスが先端部材41c部分に流入したりすることを防止できる。なお、パージガス流路24の通孔24fは設けなくてもよく、パージガス流路24の覆い板24cと先端部材41cとを一体的に形成することも可能である。さらに、ビューポート部材41をチャンバー14に装着する手段は、前記気密性蛇腹部材に限るものではなく、使用環境に耐えられるものならば任意の材質で形成された任意の位置調整機構を採用することができ、ビューポート部材41を所定位置に保持する手段は、ボルトを利用するなど、任意の保持手段を採用できる。
各形態例において、パージガスの種類は任意であり、この種の装置で通常パージガスとして用いられている窒素、水素、アルゴン等を使用することができる。また、ビューポートを設ける位置は、基板表面の状態を観察したり、測定したりできる範囲で任意に選択できるが、通孔によって反応ガスの流れに乱れが生じることを抑えるため、できるだけ反応ガスの流れ方向下流側に配置することが好ましい。また、測定機器への熱的影響を避けるため、ビューポートの外側あるいは内側に赤外線反射膜を設けることもできる。
第1形態例に示す構成の気相成長装置において、フローチャンネル13の上部壁13aに直径5mmの通孔13bを設けるとともに、内法高さが8mmのパージガス流路24を設けた。パージガス流路24には、通孔13bの位置において、フローチャンネル13内の反応ガスと等しい流速、圧力となるようにパージガスとして水素を流した。
フローチャンネル13内に、反応ガスとして水素、トリメチルガリウム(TMG)、アンモニアを導入し、バッファ層の形成された2インチ径サファイア基板を10rpmで回転させながら1100℃に加熱してGaN膜を成長した。このとき、ビューポート20の外部に放射温度計を設置し、基板11の温度を測定した。サセプタ裏に設置した温度調整用熱電対の温度が1100℃一定で1時間成膜した後、ビューポート20の内面を観察したが付着物は見られず、放射温度計の測定温度も1080℃で安定していた。また、成膜したGaNの膜厚分布はΔ5%であり、フローチャンネルに通孔を設けない場合と同程度であった。ホール測定での不純物レベルも7×1015/cm程度で変化は無かった。
本発明の気相成長装置の第1形態例を示す要部の断面図である。 図1のII−II断面図である。 図1のIII−III断面図である。 本発明の気相成長装置の第2形態例を示す要部の断面図である。 本発明の気相成長装置の第3形態例を示す要部の断面図である。 本発明の気相成長装置の第4形態例を示す要部の断面図である。 本発明の気相成長装置の第5形態例を示す要部の断面図である。
符号の説明
11…基板、12…サセプタ、13…フローチャンネル、13a…上部壁、13b…通孔、14…チャンバー、14a…天板部、14b…ビューポート用開口、14c…凹状部、15…排気部、16…リフレクター、17…ヒーター、18…支持軸、20…ビューポート、21…窓部材、22…シール材、23…止着部材、24…パージガス流路、24a…側板、24b…端板、24c…覆い板、24d…パージガス導入部、24e…排気口、24f…通孔、24g…貫通孔、24h…環状突起、25…パージガス導入手段、26…排気ポンプ、31…ビューポート部材、31a…胴部、31b…フランジ、31c…先端面、32…窓部材、33…中空部材、33a…パイプ状部材、33b…円盤状部材、33c…先端面、34…排気管、41…ビューポート部材、41a…筒状部、41b…窓部材、41c…先端部材、42…気密性蛇腹部材、42a…蛇腹部、42b…取付フランジ、42c…シール材、43…蓋部材、43a…入射光用通孔、43b…反射光用通孔

Claims (7)

  1. チャンバーと、該チャンバー内に配置されたフローチャンネルと、該フローチャンネル内に設置された基板と、該基板を加熱する加熱手段と、前記フローチャンネル内に反応ガスを供給する反応ガス供給手段と、前記チャンバーに設けられたビューポートとを備えた気相成長装置において、前記フローチャンネルの基板対向壁に、前記ビューポートを介して基板面を光学的に観測する際の光路となる通孔を設け、該通孔を設けたフローチャンネル壁外面とビューポートのチャンバー内側部との間にパージガス流路を設けるとともに、該パージガス流路内に、前記フローチャンネル内を流れる原料ガスの流れ方向と同一方向で、実質的に同一速度、同一圧力で、かつ、層流状態でパージガスを流すためのパージガス導入手段を設けたことを特徴とする気相成長装置。
  2. 前記ビューポートをフローチャンネル壁外面近傍に配置したことを特徴とする請求項1記載の気相成長装置。
  3. 前記ビューポートが前記反応ガスの流れ方向下流側に位置していることを特徴とする請求項1又は2記載の気相成長装置。
  4. 前記パージガス流路は、前記フローチャンネル壁外面に立設した一対の側板と、両側板の上流側を閉塞する端板と、該端板及び両側板の反フローチャンネル側を覆う覆い板とで形成され、前記端板にパージガス導入部を設けるとともに、両側板の下流側を開口させて排気口を形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の気相成長装置。
  5. 前記覆い板は、前記ビューポートを介して基板面を光学的に観測する際の光路となる通孔を有していることを特徴とする請求項4記載の気相成長装置。
  6. 前記覆い板は、ビューポートのチャンバー内部側先端部外周を覆う環状突起を有していることを特徴とする請求項4又は5記載の気相成長装置。
  7. 前記覆い板は、ビューポートのチャンバー内部側先端部が貫通する貫通孔を有していることを特徴とする請求項4記載の気相成長装置。
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