JP4329616B2 - 車両の方向指示器 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の方向指示器に関する。詳しくは、電動車等車両に搭載され右折又は左折する際にその方向指示を行う車両の方向指示器に関する。
近年は、介護保険が普及してきたこともあって、高齢者や身障者等の者に電動車が広く利用されている。また、電動車の利用者の増加に伴なって、これら運転者が交通事故に遭遇するケースも年々増加する傾向にある。
ところで、上記した電動車には、右折又は左折する際にその方向指示を行う方向指示器が搭載されているのが一般的である。すなわち、通常、電動車には方向指示器の搭載義務は設けられていないが、電動車は歩行者が通行する歩道や自動車も走行する小道や横断歩道を走行することが多いため、自動車同様に、走行時の挙動やその存在を周囲に知らしめるようにすることは非常に重要なことである。
ここで、方向指示器の具体的な構成について示したものとして、例えば、後記特許文献1に開示されているものが挙げられる。すなわち、電動車のフロアスペース前方の左右にウインカランプが設けられており、運転用のステアリングハンドルの上面にこの左右のウインカランプを作動させるためのスイッチ(左右に切替えるタイプ)が取付けられている。なお、この他にも左折用又は右折用に設けられたボタンを選択して押下するタイプのスイッチもある。
そして、使用時(右折時又は左折時)には、その曲がる方向に対応する側のスイッチをON操作する(切替える)ことにより、所望の側のウインカランプを点灯作動させることができる。また、右折後又は左折後には、スイッチをOFF操作することにより点灯中のウインカランプを消灯作動させることができる。なお、この他にも、ステアリングハンドルを戻す操作を行うと、その切れ角(ステアリングシャフトの回動角)を検知して点灯中のウインカランプを自動的に消灯作動させる機能を有したものもある。
特開2004−82781号公報
しかしながら、上記従来の技術においては、電動車(車両)を運転する者が右折又は左折する際にウインカランプを点灯作動させるスイッチ操作を行わないか、又は、行えない場合があった。
すなわち、運転者が高齢者である場合には、曲がる都度スイッチ操作を一々することが面倒であったり苦であったりして、スイッチを押さずに曲がってしまうことがあった。また、例えば、運転者となる者が手に障害を負うなどしてスイッチ操作がし辛い状態の場合には、ステアリングハンドルの操舵やアクセルの操作を行う一方でスイッチ操作を行わなければならないため、スイッチ操作をしたくてもできないことがあった。その他にも、電動車は運転免許を保有しない者(ウインカランプを点灯作動させる習慣のない者)であっても運転することができるため、右折又は左折する際にウインカランプを点灯作動させないことがあった。なお、点灯作動したウインカランプを右折後又は左折後に自動的に消灯作動する機能を備えていないタイプのものでは、運転免許を保有する通常の者であってもウインカランプを消灯し忘れて点灯状態のまま走行してしまうこともある。
したがって、このような場合には、右折又は左折する際に周囲にその方向指示を行えなかったり、電動車(車両)の存在を知らしめることができなかったりするため、好ましくない。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、車両の右折又は左折する際にウインカランプを点灯作動させたり消灯作動させたりするための面倒なスイッチ操作を行うことなく、ステアリングハンドルの操舵に応じて自動的にウインカランプを点灯作動させたり消灯作動させたりできるようにすることである。
上記課題を解決するために、本発明の車両の方向指示器は次の手段をとる。
先ず、本発明の第1の発明は、車両の車体の左右に配設され、右折又は左折する際に点灯作動させるウインカランプと、ステアリングハンドルの操舵により回動するステアリングシャフトの所定の回動角度の位置を検知し、信号を発するセンサと、センサからの信号によりウインカランプを点灯作動又は消灯作動させるコントローラと、ウインカランプの点灯作動を運転者の手動操作によって適宜行わせるノーマルモードとステアリングハンドルの操舵時にコントローラの制御によって自動的に行わせるオートモードとに切替えるターンモード切替スイッチと、を有し、コントローラは、車両が所定速度以上で走行している場合にはターンモード切替スイッチがどちら側に切替えられているかに拘わらずステアリングハンドルが操舵されてセンサからの信号を検知することによりウインカランプを点灯作動させる構成となっているものである。
ここで、点灯作動とは、ウインカランプを点灯状態にする作動を示す他、点滅状態にする作動も含む。
この第1の発明によれば、ステアリングハンドルの操舵が行われると、センサによってステアリングシャフトの所定の回動角度の位置が検知されて信号が発せられる。そして、このセンサの検知信号に基づいて、コントローラによりウインカランプの点灯作動又は消灯作動(スイッチング)が行われる。すなわち、ステアリングハンドルの操舵に伴なって、ウインカランプが自動的に点灯作動されたり消灯作動されたりする。また、ウインカランプは、車両が所定速度以上で走行している場合には、ターンモード切替スイッチがノーマルモードかオートモードかのどちら側に切替えられているかに拘わらず、ステアリングハンドルの操舵が行われることによって点灯作動するように制御される。
次に、本発明の第2の発明は、上述した第1の発明において、車両は電動車であるものである。
この第2の発明によれば、電動車のウインカランプが自動的に点灯作動されたり消灯作動されたりする。すなわち、電動車は、高齢者や身障者等のスイッチ操作をしない者やし辛い者、及び運転免許を保有しない者(スイッチ操作を行う習慣のない者)が運転者となることが多く、右折又は左折する際にスイッチ操作が行われない場合があるが、その曲がる方向の側のウインカランプが自動的に点灯作動されたり消灯作動されたりする。
次に、本発明の第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、センサは、所定時にステアリングハンドルの操舵により回動するステアリングシャフトの所定の回動角度の位置を検知して車両を減速させる信号を発する減速用センサに共用されたものである。
ここで、減速用センサは、例えば、車両が一定の速度以上で走行している場合に、所定のステアリングハンドルの操舵が行われた際の転倒防止を行う等ために検知するものである。
この第3の発明によれば、減速用センサによってステアリングシャフトの所定の回動角度の位置が検知され、ウインカランプを点灯作動又は消灯作動させるコントローラに信号が発せられる。すなわち、コントローラに信号を発する機能が減速用センサに共用される。
次に、本発明の第4の発明は、上述した第1から第3のいずれかの発明において、センサは無接触の磁気センサであるものである。
ここで、無接触の磁気センサとは、例えば、磁気センサに対して相対移動する磁石の離間距離を無接触で検知してスイッチング用の信号が発せられる構成を有したものである。
この第4の発明によれば、ステアリングハンドルの操舵に伴なうステアリングシャフトの所定の回動角度の位置が、無接触の磁気センサによって検知されてウインカランプの点灯作動又は消灯作動(スイッチング)が行われる。したがって、位置の検知を行う際に磁気センサ等の構成には摩擦が生じない。また、このタイプのセンサは、車両走行時に入り込み得る水、泥、及び埃等の汚れの付着に対する検知作動への影響が少ない。
本発明は上述した手段をとることにより、次の効果を得ることができる。
先ず、本発明の第1の発明によれば、ステアリングハンドルの操舵に伴なって、その曲がる方向のウインカランプを自動的に点灯作動させたり消灯作動させたりできる。したがって、従来の如くウインカランプを点灯作動させたり消灯作動させたりするためのスイッチ操作がし辛い場合や、面倒がって操作しなかった場合であっても、周囲に対して走行時の挙動を指示したり、車両の存在を知らしめたりすることができる。また、ターンモード切替スイッチを設けたことにより、ウインカランプの点灯作動を運転者によって行うか、或いはステアリングの操作によって自動的に行うようにするかを運転者が適宜選択することができる。また、ターンモード切替スイッチがどちら側に切替えられているかに拘わらず、車両が所定速度以上で走行している場合には、ステアリングハンドルの操舵が行われることによってウインカランプを自動的に点灯作動させることができる。よって、車両走行時における安全性の向上を図ることができる。更に、運転者にとっても、ウインカランプを点灯作動させたり消灯作動させたりする操作を曲がる都度一々行う必要がなくなるため、これらの操作に気をとられることなく操舵に集中することができる。したがって、運転に対する安心感も得られる。
更に、本発明の第2の発明によれば、高齢者や身障者等のスイッチ操作をしない者やし辛い者、及び運転免許を保有しない者が電動車を運転する場合であっても、曲がる際にウインカランプをステアリングハンドルの操舵に合わせて自動的に点灯作動させたり消灯作動させたりできる。したがって、これら運転者が遭遇し易いとされる事故を減少させる効果が期待できる。また、これにより、運転者にかかる操作の負担や不安が軽減される。
更に、本発明の第3の発明によれば、減速用センサに機能を共用させることができるため、専用のセンサを新たに設置する必要がなくなる。すなわち、簡単な構成によって、第1又は第2の発明の効果を得ることができる。
更に、本発明の第4の発明によれば、無接触の磁気センサの使用部位には摩擦が生じないため、また、走行時に付着する汚れの影響を受け難いため、長寿命で、かつ、信頼性の高い利用が図れる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について、図面を用いて説明する。
図1〜図4は、本発明の車両(電動車10)の方向指示器30の一実施例を示すものである。図1は方向指示器30を搭載した電動車10の外観を示す斜視図、図2はステアリングハンドル20の平面図、図3は方向指示器30の概略構成を示す模式図、図4は方向指示器30の制御システムを説明するブロック図、図5は方向指示器30の制御処理を示すフローチャートである。
本実施例の車両の方向指示器30(以下、方向指示器30)は、図1に良く示されるように、最高時速6km/hで走行可能とされた電動車10に搭載されている。ここで、具体的な構成について述べると、電動車10は、前部側11及び後部側12に左右一対の車輪(前輪13及び後輪14)がそれぞれ設けられた四輪車である。より詳しくは、電動車10の前輪13を繋ぐ車軸には、ステアリングシャフト16の下端側が接続されている。また、ステアリングシャフト16の上端側には、中央に操作パネル21を有したステアリングハンドル20が接続されている。このステアリングハンドル20は、図3に良く示されるように、直進方向(切れ角0°)に対する左右の最大切れ角がそれぞれ50°に設定されている。
次に、電動車10の車体の前部側11の左右にはウインカランプ34が設けられている。これらウインカランプ34は、ステアリングハンドル20に設けられた操作パネル21上のボタン操作や切替え操作によって点灯作動又は消灯作動する構成とされている。
次に、図2に良く示されるように、ステアリングハンドル20の中央には操作パネル21が設けられており、各種の操作ボタン並びに調整つまみが配置されている。具体的に述べると、電動車10の最高速度を規制するための速度調節ダイヤル22、ヘッドランプスイッチ23、前後進切替スイッチ24、及びホーンボタン25である。また、バッテリの残量を表示するバッテリ残量計26も設けられている。なお、本実施例では、速度調節ダイヤル22が最高速度6km/hの比較的低速度で走行可能となるように設定されている。すなわち、本実施例の電動車10は歩行速度レベルでの低速走行車である。
更に、操作パネル21には、左右のウインカランプ34を作動させるためのウインカ用ボタン32(右ボタン32a及び左ボタン32b)がそれぞれ設けられているが、これらボタンの作動は、ターンモード切替スイッチ31の切替え操作によって制御されている。すなわち、ターンモード切替スイッチ31には、ウインカランプ34の点灯作動が自動的に行われるオートモードと、手動で行うノーマルモード(図中、ターンモード切替スイッチ31におけるノーマルモードの表示はOFFである)と、の2つのモードがあり、運転者による操作によって、これらターンモードの切替えが適宜行えるようになっている。なお、操作パネル21には、LEDによる表示ランプ31aが設けられており、ターンモード切替スイッチ31がオートモードの時に点灯作動して、モードの指標が明確になされるようになっている。
次に、各モード時におけるウインカランプ34の作動方法について述べる。ターンモード切替スイッチ31がノーマルモード(OFF)に切替えられている状態では、右折時又は左折時に、その曲がる方向に対応する側のボタン(右ボタン32a又は左ボタン32b)を押下すると、その押下された側のウインカランプ34が点灯作動するようになっている。
また、ターンモード切替スイッチ31がオートモードに切替えられている状態では、電動車10が右折又は左折する際にステアリングハンドル20を操舵すると、その曲がる方向に対応する側のウインカランプ34が自動的に点灯作動するようになっている。
以下、図3から図5を参照して、各ターンモード時におけるウインカランプ34を点灯作動させるための方向指示器30の構成及び制御システムについて説明する。
先ず、図3を参照して、方向指示器30の構成について説明する。なお、図3は、ステアリングシャフト16の軸方向から平面視したものである。
方向指示器30は、ステアリングハンドル20の操舵により回動するステアリングシャフト16に対し、支持部材33を介して磁気ローラ38が接続されている。ここで、磁気ローラ38が本発明の磁気体に相当する。詳しくは、磁気ローラ38は、ステアリングシャフト16が通常位置(ステアリングハンドル20が直進方向を向く状態、すなわち回動角度が0°)のときに直進方向を向くように配置されている。したがって、磁気ローラ38は、ステアリングシャフト16の回動運動に対し一体的となって円弧状に移動し、ステアリングシャフト16の直進方向に対する回動角度(ステアリングハンドル20の切れ角)の位置を表すようになっている。
次に、電動車10の前部側11、詳しくはステアリングシャフト16の前部側11には、前述の磁気ローラ38の軌跡円弧に対向する位置にブラケット39が設けられている。また、このブラケット39の両端側には、それぞれにオートターンセンサ35が設けられている。詳しくは、これら2つのオートターンセンサ35は、ステアリングシャフト16の回動角度が直進方向に対して左右それぞれに23°回動した位置になるとオン作動し、最大角度50°までオン状態となるように配置されている。そして、検知された信号は、図4に良く示されるように、第1ECU36(電子制御装置)に発せられる(図4参照)。なお、図4において、二重線で囲まれたターンモード切替スイッチ31及びウインカ用ボタン32は、運転者によって操作されるものである。
ここで、オートターンセンサ35が本発明のセンサに相当し、ステアリングシャフト16の回動角度23°が本発明におけるステアリングシャフト16の所定の回動角度に相当し、第1ECU36が本発明のコントローラに相当する。
詳しくは、オートターンセンサ35は、前述した磁気ローラ38が移動したときの位置を無接触で検知して信号を発する、いわゆる磁気センサが用いられている。したがって、位置の検知を行う際にオートターンセンサ35等の構成には摩擦が生じない。また、このタイプのセンサは、電動車10の走行時に入り込み得る水、泥、及び埃等の汚れの付着に対する検知作動への影響が少ないとされている。
なお、このオートターンセンサ35は、電動車10が時速3.5km/h以上で走行している場合に、ステアリングハンドル20を操舵して右折又は左折しようとすると、自動的に速度を3.5km/hに減速する減速用センサとしても機能する。すなわち、右折又は左折する際に減速することにより、電動車10の走行安定性を維持しようとするものである。具体的に述べると、図5に良く示されるように、電動車10が時速3.5km/h以上で走行している場合にステアリングシャフト16が23°以上に回動されると、オートターンセンサ35がこの回動角度を検知する。そして、検知された信号は、第2ECU37(電子制御装置)に発せられて(図4参照)、電動モータ15の出力が低下するように制御される。これにより、電動車10の時速が3.5km/hとなるように減速される。
なお、このときに検出された信号は、第1ECU36にも同時に発せられる。そして、第1ECU36がこの信号を受信すると、その曲がる方向に対応する側のウインカランプ34を点灯作動させる。詳しくは、電動車10が時速3.5km/h以上で走行している場合には、ターンモード切替スイッチ31がどちらの側に切替えられているかに拘わらず、ウインカランプ34が自動的に点灯作動するように制御される。ここで、図3におけるTは点灯範囲を示しており、Lは消灯範囲を示している。
次に、電動車10が時速3.5km/hよりも低速で走行している場合について説明する。この場合には、ターンモード切替スイッチ31をオートモードに切替えておくことにより、ステアリングハンドル20を操舵して右折又は左折しようとすると、ウインカランプ34が自動的に点灯作動するように制御される。詳しくは、図4及び図5に良く示されるように、オートターンセンサ35によってステアリングシャフト16が23°以上に回動されたことが検知されると、第1ECU36に信号が発せられる。そして、ターンモード切替スイッチ31がオートモードである場合には、第1ECU36によって、その曲がる方向に対応する側のウインカランプ34が点灯作動するように制御される。
なお、ターンモード切替スイッチ31がノーマルモード(OFF)になっている場合には、第1ECU36に信号が発せられても、ウインカランプ34は点灯作動しないように制御される。したがって、ウインカランプ34を点灯作動させたい場合には、運転者によって、その曲がる方向に対応する側のウインカ用ボタン32(右ボタン32a又は左ボタン32b)を押下して、ウインカランプ34を手動で点灯作動させるようにする。
続いて、本実施例の方向指示器30の使用方法について説明する。
先ず、電動車10の走行中、右折時又は左折時にその曲がる方向に対応する側のウインカランプ34を自動的に点灯作動させたい場合には、ターンモード切替スイッチ31をオートモードに切替えておく。そして、例えば、電動車10が時速3.5km/hよりも低速で走行している場合には、右折又は左折のためにステアリングハンドル20を操舵する(ステアリングシャフト16を23°以上の点灯範囲Tまで回動させる)ことにより、その曲がる方向に対応する側のウインカランプ34が自動的に点灯作動する。
次に、ウインカランプ34を手動で点灯作動させたい場合には、ターンモード切替スイッチ31をノーマルモードに切替えておく。これにより、例えば、電動車10が時速3.5km/hよりも低速で走行している場合には、右折又は左折のためにステアリングハンドル20を操舵しても(ステアリングシャフト16を23°以上回動させても)、その曲がる方向に対応する側のウインカランプ34は点灯作動しない。したがって、ウインカ用ボタン32を押下して手動でウインカランプ34を点灯作動させるようにする。
なお、電動車10が時速3.5km/h以上で走行している場合には、図5に良く示されるように、上述したターンモード切替スイッチ31により切替えられたモードに因らず、右折又は左折のためにステアリングハンドル20を操舵する(ステアリングシャフト16を23°以上に回動させる)と、時速が3.5km/hに減速されると共に、その曲がる方向に対応する側のウインカランプ34が自動的に点灯作動する。
なお、右折時又は左折時に点灯作動されたウインカランプ34は、曲がり終える際にステアリングハンドル20を直進方向の位置に戻す操舵を行うことにより自動的に消灯作動される。詳しくは、図3に良く示されるように、ステアリングシャフト16の回動角度を23°以内(消灯範囲L)に戻す操作を行うことにより、オートターンセンサ35が磁気ローラ38の位置を検知して信号を発する。そして、第1ECU36がその信号を受信することにより、ウインカランプ34を自動的に消灯作動するように制御する。
このように、本実施例の車両の方向指示器30は、高齢者や身障者等の者、及び運転免許を保有しない者が運転することの多い電動車10に搭載されている。したがって、例えば、このような者が走行中に右折又は左折のためにステアリングハンドル20を操舵すると、ウインカランプ34を点灯作動させるための操作を行わなくても、その曲がる方向に対応する側のウインカランプ34を自動的に点灯作動させたり消灯作動させたりすることができる。よって、従来の如く、走行中にウインカランプ34を点灯作動させる操作がし辛い場合や、面倒がって操作しなかった場合でも、自動的にウインカランプ34を点灯作動し、周囲に対して走行時の挙動を指示したり、電動車10の存在を知らしめたりすることができる。これにより、電動車10の走行安全性を向上させると共に、操作に対する不安感が解消され安心して運転することができる。
また、本発明のセンサに相当するオートターンセンサ35は、いわゆる減速用のセンサを共用した構成とされているため、専用のセンサを新たに設置することなく、従来の構成を応用させた形態で利用することができる。したがって、かかる構成を簡単にすることができる。
更に、このオートターンセンサ35は、いわゆる磁気センサであるため、使用時に各構成部位に摩擦が生じない。また、走行時に付着する汚れの影響を受け難い。したがって、長寿命で、かつ、信頼性の高い利用が図れる。
以上、本発明の実施形態を一実施例について説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。
先ず、本実施例においては、方向指示器30を電動車10に搭載したものを示したが、その他の車両に搭載されても良い。これにより、車両走行時において、右折時や左折時に不意にウインカランプ34を点灯し忘れた場合であっても自動的に点灯作動させることができるため、走行安全性を向上させることができる。
また、本発明のセンサに相当するオートターンセンサ35は、いわゆる減速センサと共用させたものを示したが、この減速センサを搭載しないタイプの車両に搭載してもよい。
更に、オートターンセンサ35は、いわゆる磁気センサとしたものを示したが、その他にも、無接触で物体の位置を検出するセンサとして知られる高周波発振型、超音波型、電波型、空気圧型、光電型、光ファイバ型等のものを用いても良い。なお、物体に機械的に接触してその位置を検出するタイプのセンサを用いても良いが、摩擦による耐久性や走行時に付着する汚れの影響を受け易い場合があることに留意する必要がある。
更に、ウインカランプ34を電動車10の車体の前部側11に左右に設けたものを示したが、後部側12にも設けたものであってもよい。しかし、本実施例のようにウインカランプ34を前後左右いずれの方向からも見えるように配置した場合には、必ずしも前後に設ける必要はない。また、同様の理由から、ウインカランプを後部側にのみ設けるようにしたものであってもよい。
更に、本実施例においては、ウインカランプ34を点灯作動して点灯状態にするものを示したが、点滅状態にするものであっても良い。
本実施例の方向指示器を搭載した電動車の外観を示す斜視図である。 ステアリングハンドルの平面図である。 方向指示器の概略構成を示す模式図である。 方向指示器の制御システムの構成を説明するブロック図である。 方向指示器の制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 電動車
11 前部側
12 後部側
13 前輪
14 後輪
15 電動モータ
16 ステアリングシャフト
20 ステアリングハンドル
21 操作パネル
22 速度調節ダイヤル
23 ヘッドランプスイッチ
24 前後進切替スイッチ
25 ホーンボタン
26 バッテリ残量計
30 方向指示器
31 ターンモード切替スイッチ
31a 表示ランプ
32 ウインカ用ボタン
32a 右ボタン
32b 左ボタン
33 支持部材
34 ウインカランプ
35 オートターンセンサ(センサ、磁気センサ)
36 第1ECU(コントローラ)
37 第2ECU
38 磁気ローラ(磁気体)
39 ブラケット
T 点灯範囲
L 消灯範囲

Claims (4)

  1. 車両の車体の左右に配設され、右折又は左折する際に点灯作動させるウインカランプと、
    ステアリングハンドルの操舵により回動するステアリングシャフトの所定の回動角度の位置を検知し、信号を発するセンサと、
    該センサからの信号により前記ウインカランプを点灯作動又は消灯作動させるコントローラと、
    前記ウインカランプの点灯作動を運転者の手動操作によって適宜行わせるノーマルモードと前記ステアリングハンドルの操舵時に前記コントローラの制御によって自動的に行わせるオートモードとに切替えるターンモード切替スイッチと、を有し、
    前記コントローラは、車両が所定速度以上で走行している場合には前記ターンモード切替スイッチがどちら側に切替えられているかに拘わらず前記ステアリングハンドルが操舵されて前記センサからの信号を検知することにより前記ウインカランプを点灯作動させる構成となっていることを特徴とする車両の方向指示器。
  2. 請求項1に記載の車両の方向指示器であって、
    前記車両は電動車であることを特徴とする車両の方向指示器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両の方向指示器であって、
    前記センサは、所定時に前記ステアリングハンドルの操舵により回動するステアリングシャフトの所定の回動角度の位置を検知して車両を減速させる信号を発する減速用センサに共用されたことを特徴とする車両の方向指示器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両の方向指示器であって、
    前記センサは無接触の磁気センサであることを特徴とする車両の方向指示器。
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