JP2003054313A - 方向指示器の点灯システム - Google Patents

方向指示器の点灯システム

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JP2003054313A
JP2003054313A JP2001249477A JP2001249477A JP2003054313A JP 2003054313 A JP2003054313 A JP 2003054313A JP 2001249477 A JP2001249477 A JP 2001249477A JP 2001249477 A JP2001249477 A JP 2001249477A JP 2003054313 A JP2003054313 A JP 2003054313A
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steering angle
speed
traveling
indicator
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JP2001249477A
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Kenji Mochizuki
賢士 望月
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】運転者が方向指示器を点灯する操作を怠ってい
たとしても車両の走行方向を変更する場合には方向指示
器が確実に点灯し、走行方向の変更を外部に対して告知
することが可能な構成とされた方向指示器の点灯システ
ムを提供する。 【解決手段】本発明に係る方向指示器6の点灯システム
は、操舵輪3の操舵角度θを検出する操舵角度検出手段
11と、操舵角度θが基準操舵角度θ0 を超えたときに
方向指示器6を点灯させる指示器点灯手段13とを備え
ている。また、指示器点灯手段27は、走行速度V及び
操舵速度Vsに基づいて予め設定された複数の基準操舵
角度θ1 〜θ3 を格納しており、検出された走行速度V
及び操舵速度Vsに対応する基準操舵角度θ1 〜θ3
選択し、かつ、検出された操舵角度θが基準操舵角度θ
1 〜θ3 を超えたときに方向指示器6を点灯させるもの
となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走行車両に配備され
た方向指示器の点灯システムにかかり、特には、走行車
両の走行方向を変更する際の運転者が操作しなくても自
動的に方向指示器が点灯するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、フォークリフトを含む走行車
両一般には、その走行方向を変更する際に使用されるス
テアリング装置と共に、走行方向の変更を外部へと知ら
せるための方向指示器が配備されている。すなわち、走
行車両がバッテリ式三輪フォークリフトである場合、図
示省略しているが、バッテリが設置された車両本体の前
側位置に設けられた運転席には回転式の操舵ハンドルが
配設されており、車両本体の後側位置には操舵輪が配設
されている。
【0003】そして、この操舵輪にはステアリングモー
タを含む操舵機構が取り付けられており、操舵ハンドル
の回転操作に対応して動作するステアリングモータによ
っては、操舵機構を介したうえで操舵輪が切り込まれる
ようになっている。また、このフォークリフトにおける
車両本体の左右位置それぞれには方向指示器が配設され
ており、走行方向の変更に先立って運転者が運転席の点
灯スイッチなどを操作することによって左右いずれかの
方向指示器が点灯し、後続するフォークリフトの運転者
らに対して走行方向の変更が告知される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
形態にかかる方向指示器の点灯システムにあっては、運
転者が点灯スイッチなどを意識的に操作しない限り、方
向指示器が点灯することはあり得ず、運転者が点灯スイ
ッチなどを操作し忘れたり操作しなかった場合には方向
指示器が非点灯のままとなる。そして、方向指示器が非
点灯であると、走行方向の変更が外部からは分からない
ため、走行方向を変更し始めたフォークリフトに対し、
後続しているフォークリフトが追突するというような事
故の発生を招いてしまう。
【0005】本発明はこれらの不都合に鑑みて創案され
たものであり、走行車両の走行方向を変更する場合に運
転者が方向指示器を点灯する操作を怠ったとしても方向
指示器が確実に点灯し、走行方向の変更を外部に対して
告知することが可能な構成とされた方向指示器の点灯シ
ステムを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
る方向指示器の点灯システムは、このような目的を達成
するため、操舵輪の操舵角度を検出する操舵角度検出手
段と、操舵輪の操舵角度が基準操舵角度を超えたときに
方向指示器を点灯させる指示器点灯手段とを備えている
ことを特徴とする。この請求項1にかかる点灯システム
であれば、操舵ハンドルの回転操作に伴って操舵された
操舵輪の操舵角度が予め設定済みの基準操舵角度を超え
たことに基づき、指示器点灯手段が方向指示器を自動的
に点灯させることとなる。従って、運転者が方向指示器
の点灯操作を怠っていたとしても方向指示器は確実に点
灯することになり、外部に対して走行方向の変更が遅滞
なく告知される。
【0007】本発明の請求項2にかかる方向指示器の点
灯システムは、車両本体の走行速度を検出する走行速度
検出手段と、操舵輪の操舵角度を検出する操舵角度検出
手段と、操舵輪の操舵速度を検出する操舵速度検出手段
とを備えたものである。そして、この点灯システムは、
走行速度及び操舵速度に基づいて予め設定された複数の
基準操舵角度を格納しており、前記走行速度検出手段に
よる走行速度及び前記操舵速度検出手段による操舵速度
に対応する基準操舵角度を選択し、かつ、この基準操舵
角度を前記操舵角度検出手段による操舵角度が超えたと
きに方向指示器を点灯させる指示器点灯手段をも備えて
いる。
【0008】この請求項2にかかる点灯システムが備え
る指示器点灯手段では、例えば、走行速度検出手段及び
操舵速度検出手段で検出された走行速度及び操舵速度が
共に基準値を超えており、かつ、走行速度及び操舵速度
が基準値を超えているのに対応して設定された第1基準
操舵角度を操舵角度検出手段で検出された操舵輪の操舵
角度が超えたことによって指示器点灯手段が方向指示器
を点灯させる。なお、この際における第1基準操舵角度
は、方向指示器を点灯させる基準操舵角度として設定さ
れたうちの最も角度範囲の狭い操舵角度、つまり、走行
速度及び操舵速度が共に高速である場合に適した操舵角
度とされている。すなわち、高速で走行している車両の
走行方向を高速で変更するという第1の条件では、走行
方向の変更を外部に告知するための方向指示器が他の条
件に比して最も早い時点で点灯される。
【0009】また、この請求項2にかかる点灯システム
では、例えば、走行速度が基準値を超えたものの操舵速
度が基準値以下であり、かつ、走行速度が基準値を超え
ていても操舵速度が基準値以下であるのに対応して設定
された第2基準操舵角度を操舵輪の操舵角度を超えたこ
とにより、指示器点灯手段が方向指示器を点灯させるこ
ととなる。ここでの第2基準操舵角度は、方向指示器を
点灯させる操舵輪の操舵角度として設定されたうち、最
も角度範囲が狭い第1基準操舵角度よりは角度範囲が広
いものの、最も角度範囲が広い第3基準操舵角度よりは
角度範囲が狭い操舵角度、つまり、走行速度が高速であ
りながらも操舵速度が低速であることに基づいて設定さ
れた操舵角度となっている。すなわち、高速で走行して
いる車両の走行方向を低速で変更する第2の条件では、
走行方向を高速で変更する第1の条件よりも少し時間が
経過した後に方向指示器が点灯される。
【0010】さらに、この請求項2にかかるフォークリ
フトの点灯システムでは、例えば、走行速度及び操舵速
度が共に基準値を超え、かつ、走行速度及び操舵速度が
基準値以下であるのに対応して設定された第3基準操舵
角度を操舵輪の操舵角度が超えたことにより、指示器点
灯手段が方向指示器を点灯させることとなる。なお、操
舵輪の操舵角度における第3基準操舵角度は、方向指示
器を点灯させる操舵輪の操舵角度として設定されたうち
の最も広い角度範囲の操舵角度、つまり、走行速度及び
操舵速度の双方ともが低速であることに基づいて設定さ
れた操舵角度であり、第2基準操舵角度よりも角度範囲
が広く設定されている。従って、低速で走行している車
両の走行方向を低速で変更する第3の条件では、高速で
走行している車両の走行方向を低速で変更する第2の条
件よりも更に少し時間が経過した後に方向指示器が点灯
されることとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、以下に説明する本実施の形
態では、ステアリング装置及び方向指示器を具備してな
る走行車両がフォークリフトであるとしているが、フォ
ークリフトなどのような荷役車両のみに限られず、本発
明にかかる方向指示器の点灯システムを荷役車両以外の
一般的な走行車両に配備してもよいことは勿論である。
【0012】(実施の形態1)図1は本発明にかかる方
向指示器の点灯システムを具備した走行車両の一例であ
るフォークリフトの全体構造を簡略化して示す外観斜視
図、図2は実施の形態1にかかる方向指示器の点灯シス
テムを簡略化して示すブロック図であり、図3は実施の
形態1にかかる点灯システムの動作手順を示すフローチ
ャートである。なお、図1では、ステアリング装置を透
視的に示している。
【0013】本実施の形態1にかかる走行車両は図1で
示すようなバッテリ式三輪フォークリフトであり、この
フォークリフトは、バッテリ(図示省略)を内蔵した車
両本体1の前側位置に配設された運転席に設けられ、運
転者によって回転操作される操舵ハンドル2と、車両本
体1の後側位置に配設された操舵輪3と、操舵ハンドル
2及び操舵輪3を連結する連結機構(図示省略)とから
なるステアリング装置を備えている。そして、この操舵
輪3に対しては操舵機構4が取り付けられており、操舵
輪3は操舵機構4を介したうえでステアリングモータ5
によって操舵が補助される構成となっている。
【0014】すなわち、ここでのステアリング装置は、
操舵ハンドル2と操舵輪3とが機械的に連結されてお
り、操舵ハンドル2の回転操作に基づく電気信号を受け
て動作するステアリングモータ5により、操舵機構4を
介したうえで操舵輪3の操舵が補助されて操舵輪3が操
舵される電動式パワーステアリングである。また、この
際における車両本体1の左右位置それぞれには外部に露
出した状態で方向指示器6が配設されており、これらの
方向指示器6はフォークリフトの走行方向を変更する場
合に点灯されることになっている。
【0015】さらに、フォークリフトは方向指示器6の
点灯システムを具備しており、この点灯システムは、図
2で示すように、走行方向の変更時に切り込み操作され
る操舵輪3の操舵角度θを検出するポテンショメータや
エンコーダなどのような操舵角度検出手段11と、共に
マイクロコンピュータから構成される操舵角度判定手段
12及び指示器点灯手段13とを備えている。そして、
この際における操舵角度判定手段12は操舵輪3の操舵
角度θが基準操舵角度θ0 を超えたか否かを判定するも
のであり、具体的には、操舵角度検出手段11で検出さ
れる操舵輪3の操舵角度θと予め設定された基準操舵角
度θ0 とを比較し、操舵角度θが基準操舵角度θ0 を超
えているか否かを判定することになっている。
【0016】また、指示器点灯手段13は、検出された
操舵角度θが基準操舵角度θ0 を超えているとの判定を
操舵角度判定手段12が下したことに基づき、コントロ
ーラである指示器駆動手段(図示省略)を介したうえで
左右いずれかの方向指示器6を点灯させるものである。
ところで、この指示器点灯手段13が左右いずれの方向
指示器6を点灯させるかは、操舵輪3の操舵角度方向を
検出すべく設けられたリミットスイッチなどのセンサ
(図示省略)から出力されてくる指示に基づいて決まる
ことになる。なお、本実施の形態では、操舵角度検出手
段11が操舵輪3の操舵角度θを検出するとしている
が、操舵輪3の操舵角度θそのものではなくて操舵ハン
ドル2の回転操作角度を操舵角度θとして検出する構成
であってもよい。
【0017】つぎに、実施の形態1にかかる方向支持器
6の点灯システムの動作を、図3に基づいて説明する。
すなわち、フォークリフトの走行方向が変更される際に
は、まず最初に、走行方向の変更時に操舵される操舵輪
3の操舵角度θが操舵角度検出手段11によって検出さ
れることになり(ステップS1)、引き続いては、検出
された操舵輪3の操舵角度θが予め設定済みの基準操舵
角度θ0 を超えたか否かが操舵角度判定手段12によっ
て判定される(ステップS2)。
【0018】そして、操舵輪3の操舵角度θが基準操舵
角度θ0 を超えたとの判定が操舵角度判定手段12で下
された場合、この判定に基づいて指示器点灯手段13
は、操舵輪3の操舵角度方向をも考慮したうえで左右い
ずれかの方向指示器6を自動的に点灯させる(ステップ
S3)。また、この操舵角度判定手段12によって操舵
輪3の操舵角度θが基準操舵角度θ0 以下であると判定
され続ける限り、方向指示器6は非点灯のままとなる
(ステップS4)。従って、本実施の形態にかかる点灯
システムを採用した場合には、フォークリフトの運転者
が方向指示器の点灯操作を怠ったとしても、方向指示器
6は確実に点灯させられる。
【0019】(実施の形態2)図4は本発明にかかる走
行車両としてのフォークリフトが走行方向を変更する状
態を模式化して示す説明図、図5は実施の形態2にかか
る方向指示器の点灯システムを示すブロック図であり、
図6は実施の形態2にかかる点灯システムの動作手順を
示すフローチャートである。この実施の形態2でも、ス
テアリング装置及び方向指示器を具備した走行車両がバ
ッテリ式三輪フォークリフトであるとしているが、その
全体構造は異ならないから、ここでの詳しい説明は省略
する。なお、実施の形態1と同様、ステアリング装置及
び方向指示器を具備してなる走行車両がバッテリ式三輪
フォークリフトに限定されず、フォークリフト以外の一
般的な走行車両であってもよいことは勿論である。
【0020】まず最初に、バッテリ式三輪フォークリフ
トがその走行方向を変更する状態について説明する。す
なわち、フォークリフト(車両本体1)の走行速度Vに
は高速と低速とがあり、また、操舵輪3を切り込むのに
伴って実行される走行方向の変更にも高速と低速、つま
り、操舵輪3を短時間のうちに切り込むことによる操舵
輪3の操舵速度Vsが高速の場合と、操舵輪3の操舵速
度Vsを低速として操舵輪3をゆっくりと切り込む場合
とがある。そして、高速走行時に高速で方向変更するこ
とを内容とする第1の条件では、方向指示器6をできる
だけ早く点灯して外部に対する方向変更の告知を行う必
要がある。
【0021】また、低速走行時に低速で方向変更するこ
とを内容とする第3の条件における方向指示器6の点灯
はある程度遅くても差し支えないことになる。さらに、
高速走行時に低速で方向変更することを内容とする第2
の条件では、低速走行時よりも早く点灯する必要がある
ものの、高速で方向変更する場合よりは遅い時点で方向
指示器6を点灯すればよい、つまり、第3の条件より早
い時点であれば第1の条件より遅い時点であってもよい
と考えられる。なお、フォークリフトがその走行方向を
変更する状態のうちには車両本体1の低速走行時に高速
で方向変更する場合もあるが、このような状態は現実的
でないと考えられるので、ここでは説明を省略する。
【0022】そこで、これらの3条件に基づいてフォー
クリフトが走行方向を変更する状態を図示すると、図4
で示すように、現時点での走行方向に沿って直進してい
る車両本体1の走行速度Vが高速であり、かつ、その走
行方向の変更も高速である、つまり、操舵輪3の操舵速
度Vsが高速である第1の条件では、最も角度範囲が狭
い操舵輪3の操舵角度θ1 を第1基準操舵角度として方
向指示器6を点灯させる必要があることとなる。また、
車両本体1の走行速度Vが高速であるにも拘わらず、そ
の走行方向の変更に要する時間を規定する操舵輪3の操
舵速度Vsが低速である第2の条件においては、第1基
準操舵角度θ1 より角度範囲が広い操舵輪3の操舵角度
θ2 を第2基準操舵角度として方向指示器6を点灯させ
る必要があることが分かる。
【0023】さらにまた、車両本体1の走行速度Vが低
速であり、かつ、その走行方向の変更も低速、つまり、
操舵輪3の操舵速度Vsが低速である第3の条件では、
最も角度範囲が広い操舵輪3の操舵角度θ3 を第3基準
操舵角度として方向指示器6を点灯させればよいことと
なる。すなわち、本実施の形態2では、走行速度Vが高
速で操舵速度Vsが低速である第2の条件における操舵
角度θ、つまり、走行方向を変更中である操舵輪3の操
舵角度θの第2基準操舵角度θ2 が、第1の条件におけ
る操舵角度θの第1基準操舵角度θ1 と第3の条件にお
ける操舵角度θの第3基準操舵角度θ3 との間に定めら
れている。
【0024】本実施の形態2にかかるフォークリフト
は、図5で示すような方向指示器6の点灯システムを具
備している。すなわち、この点灯システムは、車両本体
1の走行速度(走行速度)Vを検出するエンコーダなど
の走行速度検出手段21と、走行速度Vが高速もしくは
低速のいずれであるかを判定する走行速度判定手段22
と、操舵輪3の操舵角度θを検出するポテンショメータ
などの操舵角度検出手段23と、検出された操舵角度θ
が予め設定された第1〜第3基準操舵角度θ1 〜θ3
超えたか否かを判定する操舵角度判定手段24とを備え
ている。また、操舵輪3の操舵速度Vsを検出する操舵
速度検出手段25と、操舵速度Vsが基準値Vs0 以上
であるか否かを判定する操舵速度判定手段26と、方向
指示器6を点灯させる指示器点灯手段27も備えてい
る。
【0025】そして、走行速度判定手段22、操舵速度
判定手段24、操舵速度判定手段26、指示器点灯手段
27の各々はマイクロコンピュータを利用したうえで構
成されており、走行速度判定手段22は車両本体1の走
行速度Vが予め設定された基準値V0 を超えたか否かを
判定し、操舵角度判定手段24は操舵輪3の操舵角度θ
が第1〜第3基準操舵角度θ1 〜θ3 のそれぞれを超え
たか否かを判定している。また、操舵速度判定手段26
は操舵輪3の操舵速度Vsが基準値Vs0 を超えたか否
か、つまり、高速であるか低速であるかを判定するもの
であり、指示器点灯手段27は、走行速度Vが基準値V
0 を超えたか否かと、操舵角度θが第1〜第3基準操舵
角度θ1 〜θ3 のいずれを超えたか否かと、操舵速度V
sが基準値Vs0 を超えたか否かとの結果に基づき、コ
ントローラである指示器駆動手段(図示省略)を介して
方向指示器6を点灯させたり非点灯としたりするもので
あることになっている。
【0026】すなわち、本実施の形態2における指示器
点灯手段27は、走行速度V及び操舵速度Vsに基づい
て予め設定された複数の基準操舵角度θ1 〜θ3 を格納
したものであり、走行速度V及び操舵輪3の操舵速度V
sが共に基準値V0 ,Vs0を超え、かつ、操舵輪3の
操舵角度θも第1基準操舵角度θ1 を超えている第1の
条件、また、走行速度Vが基準値V0 を超えたものの操
舵速度Vsが基準値Vs0 以下であり、かつ、操舵角度
θが第2基準操舵角度θ2 を超えたうえで第1基準操舵
角度θ1 以下であるという第2の条件、あるいは、走行
速度V及び操舵速度Vsが共に基準値V0 ,Vs0 以下
であるものの操舵角度θが第3基準操舵角度θ3 を超え
て第2基準操舵角θ2 以下である第3の条件のいずれか
に至った場合のみ、方向指示器6を点灯させる構成を有
している。
【0027】ところで、この際における操舵速度判定手
段26は、ポテンショメータやエンコーダなどである操
舵角度検出手段23によって検出される操舵輪3の操舵
角度θを微分演算することによって操舵速度Vsを検出
するものとなっている。しかしながら、操舵速度判定手
段26が、操舵輪3の操舵角度θを微分演算して操舵速
度Vsを検出するものに限定される必然性はないのであ
り、例えば、操舵ハンドル2の回転操作速度を直接的に
検出するセンサなどを利用して操舵速度Vsを検出する
構成であってもよいことは勿論である。
【0028】つぎに、実施の形態2にかかる方向指示器
6の点灯システムが実行する動作を図6に基づいて説明
する。すなわち、この点灯システムにあっては、走行速
度検出手段21で車両本体1の走行速度Vが、操舵角度
検出手段23で操舵輪3の操舵角度θが、また、この操
舵角度θを微分演算してなる操舵速度Vsが操舵速度検
出手段25でもって検出される(ステップS11)。そ
して、走行速度判定手段22では車両本体1の走行速度
Vが予め設定された基準値V0 を超えたか否かが判定さ
れることになり(ステップS12)、走行速度Vが基準
値V0 を超えたと判定されたときは、操舵輪3の操舵速
度Vsが基準値Vs0 を超えたか否かが操舵速度判定手
段26で判定される(ステップS13)。
【0029】引き続き、操舵速度Vsが基準値Vs0
超えたと判定された場合には、操舵輪3の操舵角度θが
第1基準操舵角度θ1 を超えたか否かが操舵角度判定手
段24で判定されることになり(ステップS14)、操
舵角度θが第1基準操舵角度θ1 を超えたとの判定が下
された場合には第1の条件が満足される。その結果、指
示器点灯手段27は、左右いずれかの方向指示器6を自
動的に点灯させる(ステップS15)。なお、この操舵
角度判定手段24で操舵角度θが第1基準操舵角度θ1
以下であると判定された場合の指示器点灯手段27は、
方向指示器6を非点灯のままとする(ステップS1
6)。
【0030】一方、ステップS13における操舵速度判
定手段26で操舵速度Vsが基準値Vs0 以下であると
の判定が下された場合には、操舵輪3の操舵角度θが第
2基準操舵角度θ2 を超えたか否かが操舵角度判定手段
24で判定される(ステップS17)。そして、操舵角
度θが第2基準操舵角度θ2 を超えたと判定された場合
は第2の条件が満足されることとなり、指示器点灯手段
27は方向指示器6を自動的に点灯させる(ステップS
15)。なお、操舵角度θが第2基準操舵角度θ2 以下
であるとの判定が下された場合には、指示器点灯手段2
7が方向指示器6を非点灯とさせ続けることになる(ス
テップS16)。
【0031】さらにまた、ステップS12における走行
速度判定手段22で走行速度Vが基準値V0 以下である
と判定された場合には、操舵角度判定手段24によって
操舵角度θが第3基準操舵角度θ3 を超えたか否かが判
定されることになり(ステップS18)、操舵角度θが
第3基準操舵角度θ3 を超えているとの判定が下された
場合には、第3の条件が満足されていることになる。従
って、指示器点灯手段27は、方向指示器6を点灯させ
る(ステップS15)。また、操舵角度θが第3基準操
舵角度θ3 以下であるとの判定が操舵角度判定手段24
によって下された場合の指示器点灯手段27は、方向指
示器6を非点灯のままとする(ステップS16)。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
にかかる方向指示器の点灯システムを採用すれば、操舵
輪の操舵角度が予め設定されている基準操舵角度以上と
なったことに基づき、指示器点灯手段が方向指示器を自
動的に点灯させることとなる。従って、走行車両の走行
方向を変更する場合に運転者が方向指示器の点灯操作を
怠ったとしても方向指示器が確実に点灯し、走行方向の
変更が外部に対して遅滞なく告知される。その結果、走
行方向を変更し始めた走行車両に対し、後続する走行車
両が追突するというような事故の発生を有効に防止する
ことができる。
【0033】そして、本発明の請求項2にかかる方向指
示器の点灯システムであれば、高速で走行している車両
の走行方向を高速で変更する第1の条件においては、走
行方向の変更を外部に告知するための方向指示器が他の
条件に比して最も早い時点で点灯される。また、高速で
走行している車両の走行方向を低速で変更する第2の条
件では、走行方向を高速で変更する第1の条件よりも少
し時間が経過した後に方向指示器が点灯されることにな
る。
【0034】さらに、低速で走行する車両の走行方向を
低速で変更する第3の条件では、高速で走行している車
両の走行方向を低速で変更する第2の条件よりも更に少
し時間が経過した後に方向指示器が点灯される。従っ
て、請求項2にかかる点灯システムを採用している場合
には、運転者が方向指示器を点灯するための操作を怠っ
ても、走行方向の変更が最適なタイミングで外部に対し
て遅滞なく告知されることとなり、、その結果として走
行車両の走行方向を変更する場合の安全性が確実に確保
されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる方向指示器の点灯システムを備
えた走行車両の一例であるフォークリフトの全体構造を
簡略化して示す外観斜視図である。
【図2】実施の形態1にかかる方向指示器の点灯システ
ムを簡略化して示すブロック図である。
【図3】実施の形態1にかかる点灯システムの制御手順
を示すフローチャートである。
【図4】本発明にかかる走行車両としてのフォークリフ
トが走行方向を変更する状態を模式化して示す説明図で
ある。
【図5】実施の形態2にかかる方向指示器の点灯システ
ムを示すブロック図である。
【図6】実施の形態2にかかる点灯システムの動作手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 車両本体 2 操舵ハンドル 3 操舵輪 4 操舵機構 5 ステアリングモータ 6 方向指示器 11 操舵角度検出手段 12 操舵角度判定手段 13 指示器点灯手段 21 走行速度検出手段 22 走行速度判定手段 23 操舵角度検出手段 24 操舵角度判定手段 25 操舵速度検出手段 26 操舵速度判定手段 27 指示器点灯手段 θ 操舵角度 θ0 基準操舵角度 θ1 第1基準操舵角度 θ2 第2基準操舵角度 θ3 第3基準操舵角度 V 走行速度 V0 走行速度の基準値 Vs 操舵速度 Vs0 操舵速度の基準値

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵輪の操舵角度を検出する操舵角度検
    出手段と、操舵輪の操舵角度が基準操舵角度を超えたと
    きに方向指示器を点灯させる指示器点灯手段とを備えて
    いることを特徴とする方向指示器の点灯システム。
  2. 【請求項2】 車両本体の走行速度を検出する走行速度
    検出手段と、操舵輪の操舵角度を検出する操舵角度検出
    手段と、操舵輪の操舵速度を検出する操舵速度検出手段
    とを備えており、 走行速度及び操舵速度に基づいて予め設定された複数の
    基準操舵角度を格納しており、前記走行速度検出手段に
    よる走行速度及び前記操舵速度検出手段による操舵速度
    に対応する基準操舵角度を選択し、かつ、この基準操舵
    角度を前記操舵角度検出手段による操舵角度が超えたと
    きに方向指示器を点灯させる指示器点灯手段を備えてい
    ることを特徴とする方向指示器の点灯システム。
JP2001249477A 2001-08-20 2001-08-20 方向指示器の点灯システム Withdrawn JP2003054313A (ja)

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