JP2022097771A - 小型電動車両 - Google Patents

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知也 若田
Tomoya Wakata
憲 廣田
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Abstract

【課題】小型電動車両の安全性を高める。【解決手段】軽量小型パーソナルモビリティ1は、車体10と、車体10に設けられたモータと、かじ取り部であるハンドル50と、上記モータの駆動力によって駆動される駆動輪20,21と、ハンドル50の操作により向きが制御される操舵輪40,41と、車体10を備えた車両が走行する路面100の車両周辺に記号または文字のうちの少なくとも何れか一方を投影可能な複数のライト80と、を有する。複数のライト80は、ハンドル50や上記モータを備えた駆動部30に設けられており、これら複数のライト80は、車両周辺の複数の方向に矢印81等の記号または上記文字のうちの少なくとも何れか一方を投影することが可能である。【選択図】図4

Description

本発明は、小型電動車両に関する。
近距離移動を想定した小型電動車両として小型パーソナルモビリティが知られており、高齢者の移動をサポートする乗り物としても期待されている。そして、高齢者が安心して小型パーソナルモビリティを利用するためには、小型パーソナルモビリティの走行支援技術も重要である。
なお、車両の走行支援技術の一例として、特許文献1には、車両にプロジェクタ等の投影装置が搭載され、該投影装置によって進むべき経路を案内する画像を路面上に投影する技術が開示されている。
特開2012-247369号公報
小型パーソナルモビリティの利用者が高齢者の場合、利用者が進むべき方向と異なる方向にハンドルを操作してしまうことが考えられる。その際、小型パーソナルモビリティは、想定している進行方向とは逆の方向に走行し、周囲の歩行者に衝突もしくは利用者が転倒等する虞があった。
上記特許文献1には、車両が分岐点に近づいたとき、車両を分岐方向へと誘導する経路案内画像を路面上に投影する車両用投影装置が示されている。
該車両用投影装置では、車両の一方向(前方)にしか経路案内画像を投影しないため、高齢者の利用を想定した小型パーソナルモビリティの走行支援技術としては不十分と思われる。
本発明の目的は、安全性が高められた小型電動車両を提供することにある。
本発明の一態様は、車体と、前記車体に設けられたモータと、前記車体に設けられ、かじ取り部であるハンドルと、前記モータの駆動力によって駆動される駆動輪と、前記ハンドルの操作により向きが制御される操舵輪と、前記車体を備えた車両が走行する路面の前記車両周辺に、記号または文字のうちの少なくとも何れか一方を投影可能な投影部材と、を有し、前記投影部材は、前記記号または前記文字のうちの少なくとも何れか一方を異なる複数の方向に向けて投影し得る。
本発明によれば、小型電動車両の安全性を高めることができる。
本発明の実施の形態に係る軽量小型パーソナルモビリティの構造を示す斜視図である。 図1に示す軽量小型パーソナルモビリティのハンドルの構成を示す図であり、(a)はハンドルの右側にアクセルとブレーキレバーが設けられる例であり、(b)はハンドルの左側にアクセルとブレーキレバーが設けられる例である。 図1に示す軽量小型パーソナルモビリティの構成の概略を示すブロック図である。 図1に示す軽量小型パーソナルモビリティに設けられたライトによる記号の投影状態を示す斜視図である。

図1に示す軽量小型パーソナルモビリティにおける後方投影用のライトの取り付け位置を示す背面図である。 図1に示す軽量小型パーソナルモビリティにおける前方および後方へのライトの投影状態を示す側面図である。 変形例のライトの取り付け状態を示す部分拡大斜視図である。 図1に示す軽量小型パーソナルモビリティの使用状態を示す斜視図である。 図8に示す軽量小型パーソナルモビリティの構成の概略を示すブロック図である。 図8に示す軽量小型パーソナルモビリティに設けられた地図情報部における経路図である。 図10に示す地図情報部による軽量小型パーソナルモビリティの誘導方法を示す部分平面図である。 図11に示す軽量小型パーソナルモビリティの誘導方法のフローである。 変形例の第2検出部の取り付け位置を示す部分拡大斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
本実施の形態のパーソナルモビリティは、例えば、最高速度が概ね歩行速度程度の低速域で走行し、1名あるいは2名程度の乗員が搭乗可能な小型電動車両であり、小型電動移動体等とも呼ぶ。また、小型のパーソナルモビリティは、例えば、電動カート、シニアカー等であり、歩行が困難な人や健常者も利用可能である。なお、小型のパーソナルモビリティは、かかる例に限定されない。
小型のパーソナルモビリティの中でも、部品の削減や軽量素材の使用等により軽量化が図られているものは、「軽量小型パーソナルモビリティ」と称される。なお、以下では、小型電動車両が軽量小型パーソナルモビリティの場合を取り上げ、一例として、1人乗りの軽量小型パーソナルモビリティについて説明する。
(軽量小型パーソナルモビリティの構成)
図1に示すように、軽量小型パーソナルモビリティ1は、主にフレーム部材からなる車体10、駆動輪20、駆動輪21、駆動部30、操舵輪40、操舵輪41、及びハンドル50を備えた車両である。ハンドル50は、かじ取り部でもある。さらに、車体10には、運転者が腰かけることが可能なサドル10aが取り付けられている。
駆動輪20と駆動輪21は、軽量小型パーソナルモビリティ1の後輪として車体10の後部に設けられる。駆動輪20は、軽量小型パーソナルモビリティ1の進行方向に向かって右側に設けられ、以下では、「右後輪20」とも称される。駆動輪21は、軽量小型パーソナルモビリティ1の進行方向に向かって左側に設けられ、以下では、「左後輪21」とも称される。なお、本実施の形態に係る軽量小型パーソナルモビリティ1は、右後輪20と左後輪21の少なくとも2輪の後輪を有する。
駆動部30は、車体10に設けられ、駆動源として図3に示すモータ31,32を備える。駆動部30は、モータ31,32を駆動させることで右後輪20と左後輪21とに対して動力を供給し、右後輪20と左後輪21を駆動させる。言い換えると、駆動輪20と駆動輪21は、モータ31,32によって駆動される。なお、軽量小型パーソナルモビリティ1は、いわゆる後輪駆動車両である。駆動部30は、図3に示すようにインバータ33をさらに備える。インバータ33は、モータ31,32に電気的に接続され、モータ31,32の駆動を制御する。駆動部30は、さらにバッテリ34を備えている。バッテリ34は、インバータ33に電気的に接続され、インバータ33に対して電力を供給する。
なお、駆動部30が備えるモータ31,32の数は、特に限定されない。一例として、本実施の形態では、駆動部30に2つのモータ31,32が備えられる。2つのモータ31,32は、一方のモータ31が右後輪20に対して動力を供給し、他方のモータ32が左後輪21に対して動力を供給するように設けられる。
図1に示す操舵輪40と操舵輪41は、ハンドル50の操作により向きが制御され、軽量小型パーソナルモビリティ1の前輪として車体10の前部に設けられる。操舵輪40は、軽量小型パーソナルモビリティ1の進行方向に向かって右側に設けられ、以下では、「右前輪40」とも称される。操舵輪41は、軽量小型パーソナルモビリティ1の進行方向に向かって左側に設けられ、以下では、「左前輪41」とも称される。なお、本実施の形態に係る軽量小型パーソナルモビリティ1は、右前輪40と左前輪41の少なくとも2輪の前輪を有する。
ハンドル50は、右前輪40と左前輪41に車体10のフレーム部材を介して連結され、運転者の操作に応じて軽量小型パーソナルモビリティ1を操舵可能に設けられる。かかる構成により、運転者のハンドル50の操作に応じて各前輪の向きが変化し、変化後の各前輪の向きに応じて軽量小型パーソナルモビリティ1の進行方向も変化する。なお、ハンドル50は、棒状のハンドル50であってもよいし、円環状のハンドル(ステアリングホイール)50であってもよい。
(ハンドルの構成)
図2(a)は、ハンドル50の右側にアクセル54とブレーキレバー55が設けられる例を示す。図2(b)は、ハンドル50の左側にアクセル54とブレーキレバー55が設けられる例を示す。図2(a),(b)に示すように、ハンドル50は、ハンドル本体部51、グリップ部52、グリップ部53、アクセル54、及びブレーキレバー55を備える。
ハンドル本体部51の両端には、運転者がハンドル50を操作する際に握る部位であるグリップ部52とグリップ部53とが設けられている。グリップ部52は、軽量小型パーソナルモビリティ1の進行方向に向かって右側に設けられ、以下では、「右グリップ部52」とも称される。グリップ部53は、軽量小型パーソナルモビリティ1の進行方向に向かって左側に設けられ、以下では、「左グリップ部53」とも称される。
アクセル54は、駆動部30と電気的に接続されており、軽量小型パーソナルモビリティ1の移動速度の加減速の調整に用いられる。運転者がアクセル54を操作すると、駆動部30は、運転者によるアクセル54の操作に応じてモータ31,32を駆動させる。例えば、軽量小型パーソナルモビリティ1の移動速度を加速させるように運転者がアクセル54を操作すると、駆動部30は、モータ31,32の回転数を増加させる。一方、軽量小型パーソナルモビリティ1の移動速度を減速させるように運転者がアクセル54を操作すると、駆動部30は、モータ31,32の回転数を減少させる。このように、モータ31,32は、運転者によるアクセル54の操作に応じて右後輪20と左後輪21を制動させる機能を有する。よって、モータ31,32は、右後輪20と左後輪21を制動する制動装置としての機能も有する。
ブレーキレバー55は、図3に示すパーキング装置60に連結されており、軽量小型パーソナルモビリティ1の減速に用いられる。パーキング装置60は、パーキング装置60が設けられた車輪を制動する制動装置である。パーキング装置60は、例えば、ディスクブレーキ、ドラムブレーキ等により実現され得る。なお、本実施の形態では、パーキング装置60は、右前輪40または左前輪41のいずれか一方に設けられる。そのため、運転者がブレーキレバー55を操作すると、パーキング装置60は、運転者によるブレーキレバー55の操作に応じて右前輪40または左前輪41のいずれか一方を制動する。パーキング装置60が右前輪40に設けられている場合、パーキング装置60は、右前輪40を制動する。一方、パーキング装置60が左前輪41に設けられている場合、パーキング装置60は、左前輪41を制動する。
なお、パーキング装置60は、右前輪40と左前輪41の各々に設けられてもよい。しかしながら、本実施の形態のように、パーキング装置60が右前輪40または左前輪41のいずれか一方に設けられることで、パーキング装置60の数が削減され、軽量小型パーソナルモビリティ1を軽量化することができる。
アクセル54とブレーキレバー55は、運転者が両手または片手のどちらでも軽量小型パーソナルモビリティ1を運転できるように、ハンドル本体部51の右側と左側のそれぞれに設けられることが望ましい。しかしながら、運転者が片手のみで運転する場合、アクセル54とブレーキレバー55は、図2(a)または図2(b)に示すように、ハンドル本体部51の右側または左側のいずれか一方に設けられていればよい。
また、図1に示すように、ハンドル50には複数のライト(投影部材)80が設けられている。さらに、ハンドル50を支持する車体10のフレーム部材には、ハンドル50の操作方向を検出する第1検出部70が設けられている。
(制動制御)
インバータ33は、モータ31による右後輪20の駆動とモータ32による左後輪21の駆動を制御する。例えば、インバータ33は、アクセル54と電気的に接続されており、運転手によるアクセル54の操作に応じてモータ31とモータ32の駆動を制御する。かかる構成により、軽量小型パーソナルモビリティ1では、右後輪20と左後輪21の制動が制御される。より具体的に、インバータ33は、軽量小型パーソナルモビリティ1の移動速度を減速させるように運転者がアクセル54を操作すると、モータ31とモータ32の回転数を減少させる。これに伴い、モータ31とモータ32にそれぞれ接続されている右後輪20と左後輪21の回転数も減少する。この時、右後輪20と左後輪21には、図3の矢印が示すように制動力が与えられる。このようにして、モータ31とモータ32が右後輪20と左後輪21をそれぞれ制動するため、軽量小型パーソナルモビリティ1の移動速度が減速する。かかる構成により、軽量小型パーソナルモビリティ1では、インバータ33の制御によってモータ31,32が後輪を自動で制動するため、運転手が意図的にブレーキをかけなくても自動的にブレーキがかかる。
また、図3に示すように、軽量小型パーソナルモビリティ1の右前輪40には、パーキング装置60が接続され、左前輪41には、パーキング装置60が接続されていない。パーキング装置60には、コントローラ61が電気的に接続されている。
パーキング装置60は、軽量小型パーソナルモビリティ1の駐車時に用いられる装置であり、軽量小型パーソナルモビリティ1が移動しないように車輪を制動する。図3に示すパーキング装置60は、右前輪40に接続されているため、運転手によるブレーキレバー55の操作に応じてコントローラ61が右前輪40を制動する。なお、パーキング装置60が左前輪41に接続されている場合、パーキング装置60は、運転手によるブレーキレバー55の操作に応じてコントローラ61が左前輪41を制動する。
(ライトの種類)
また、本実施の形態の軽量小型パーソナルモビリティ1には、図4に示すように、軽量小型パーソナルモビリティ1が走行する路面100に記号または文字を異なる複数の方向に向けて投影可能なライト(投影部材)80が設けられている。例えば、軽量小型パーソナルモビリティ1は、それぞれが互いに異なる方向に投影可能な複数のライト80を備えている。ただし、ライト80は、記号または文字のうちの少なくとも何れか一方を投影することが好ましいが、必要に応じて記号と文字の両方を同時に投影してもよい。
また、本実施の形態では、互いが異なる方向に投影可能な複数のライト80が軽量小型パーソナルモビリティ1に設けられている場合を説明するが、必ずしも複数のライト80が設けられている必要はなく、例えば、図7の変形例に示すように、1つのライト80により、光学系等を利用して前方と側方等の2つ以上の異なる方向に記号または文字を投影する構造となっていてもよい。
本実施の形態の軽量小型パーソナルモビリティ1に設けられた複数のライト80のそれぞれは、路面100に上記記号または上記文字を投影することが可能な特殊な投影部材である。ライト80は、例えば、内部スクリーンに記号や文字が描かれたLED(Light Emitting Diode)である。そして、これら複数のライト80が設けられていることにより、路面100の軽量小型パーソナルモビリティ周辺の複数の方向に上記記号または上記文字を投影することが可能となっている。
なお、軽量小型パーソナルモビリティ1には、例えば、軽量小型パーソナルモビリティ1の前方に投影可能な前方用ライト80a、軽量小型パーソナルモビリティ1の後方に投影可能な後方用ライト80b、軽量小型パーソナルモビリティ1の右方に投影可能な右方用ライト80c、および、軽量小型パーソナルモビリティ1の左方に投影可能な左方用ライト80d等が設けられている。前方用ライト80a、右方用ライト80cおよび左方用ライト80dは、例えば、ハンドル50に設けられている。また、後方用ライト80bは、例えば、図5に示すように、駆動部30に設けられている。図6に示す例のように、前方用ライト80aにより前方に投影、もしくは後方用ライト80bにより後方に投影を行うことが可能である。これにより、例えば、軽量小型パーソナルモビリティ1を後進させる際には、後方用ライト80bによって軽量小型パーソナルモビリティ1の後方にもライト80を投影することができるため、軽量小型パーソナルモビリティ1の周囲にいる人に注意を促すことができる。
そして、図3に示すように、前方用ライト80a、後方用ライト80b、右方用ライト80cおよび左方用ライト80dの各々は、コントローラ61に電気的に接続されており、コントローラ61によって各々の点灯および消灯が制御される。
なお、本実施の形態では、一例として、図4に示すように、ライト80が矢印81等の記号を投影する場合を説明する。ただし、ライト80は、矢印81以外の記号を投影してもよいし、また、「LIGHT」、「LEFT」および「STOP」等の文字を投影してもよい。
したがって、例えば、前方用ライト80aにより、路面100の軽量小型パーソナルモビリティ1の進行方向(前方)に矢印81を投影することが可能である。また、右方用ライト80cにより、路面100の軽量小型パーソナルモビリティ1の右方向に矢印81を投影することが可能であり、一方、左方用ライト80dにより、路面100の軽量小型パーソナルモビリティ1の左方向に矢印81を投影することが可能である。さらに、後方用ライト80bにより、路面100の軽量小型パーソナルモビリティ1の後方に矢印81を投影することが可能である。つまり、本実施の形態の軽量小型パーソナルモビリティ1には、前方用ライト80a、後方用ライト80b、右方用ライト80cおよび左方用ライト80dが設けられており、路面100の車両周辺の複数の方向に記号または文字を投影することができる。これにより、運転者の操作により何れかのライト80を点灯させて、軽量小型パーソナルモビリティ1の周囲にいる人に対して、軽量小型パーソナルモビリティ1の進行方向を知らせることができる。
(ハンドルの誤操作による警告表示)
軽量小型パーソナルモビリティ1は、そのハンドル50の操作方向を検出する第1検出部70を備えており、運転者が軽量小型パーソナルモビリティ1の進むべき方向と異なる方向にハンドル50を操作した際には、ハンドル50の誤操作が検出される。図3に示すように、第1検出部70は、コントローラ61と電気的に接続されている。したがって、第1検出部70によって検出されたハンドル50の操作方向が、予め設定された軽量小型パーソナルモビリティ1の進むべき方向に応じたハンドル50の操作方向と一致しない場合に、ライト80により路面100に警告を意味する記号または文字のうちの少なくとも何れか一方が投影される。すなわち、ハンドル50の誤操作が検出されると、コントローラ61の制御により、前方用ライト80a、後方用ライト80b、右方用ライト80cおよび左方用ライト80dの何れかが点灯される。つまり、軽量小型パーソナルモビリティ1では、ハンドル50の誤操作が検出されると、複数のライト80の何れかにより路面100に矢印81等の記号または文字を投影する。例えば、ハンドル50の誤操作を検出すると、コントローラ61によって複数のライト80の何れかにより路面100に警告を意味する矢印81等の記号または文字を投影する。
(軽量小型パーソナルモビリティ1によって得られる効果)
本実施の形態の軽量小型パーソナルモビリティ1には、前方用ライト80a、後方用ライト80b、右方用ライト80cおよび左方用ライト80dが設けられているため、これら複数のライト80によって路面100の車両周辺の複数の方向に記号または文字を投影することができる。また、ハンドル50の誤操作が検出されると、コントローラ61の制御により前方用ライト80a、後方用ライト80b、右方用ライト80cおよび左方用ライト80dの何れかが点灯されるため、運転者が、交差点や曲がり角等で進むべき方向と逆方向にハンドル50を操作した際、ライト80によって進むべき方向の路面100に矢印81を表示させることができる。
これにより、運転者及び軽量小型パーソナルモビリティ1の周囲の人に対して、軽量小型パーソナルモビリティ1の進むべき進行方向等を知らせることができる。すなわち、軽量小型パーソナルモビリティ1の利用者の意思を明確に表現することができるようになるため、周囲の人との衝突や、軽量小型パーソナルモビリティ1の運転者の転倒のリスクを低減することができる。その結果、軽量小型パーソナルモビリティ1の安全性を高めることができる。
(磁気マーカーを使用した車両の誘導)
本実施の形態の軽量小型パーソナルモビリティ1の利用方法として、例えば、イベント会場等の限られたスペースにおいて軽量小型パーソナルモビリティ1を目的地まで誘導する方法について説明する。
図8に示す軽量小型パーソナルモビリティ1は、路面100に設けられた磁気マーカー101によって進むべき方向に誘導される車両を示しており、第1検出部70に加えて、路面100に設けられた磁気マーカー101を検出する第2検出部71を備えている。さらに、図10に示すようなスタートおよび各目的地の情報を含むとともに、上記スタートから上記各目的地までの経路に設けられた複数の磁気マーカー101の情報を有する地図情報部90も取り付けられている。
この軽量小型パーソナルモビリティ1では、図9に示すように、第2検出部71と地図情報部90は、それぞれコントローラ61に電気的に接続されている。これにより、第2検出部71によって検出される磁気マーカー101の情報と、地図情報部90における通過すべき磁気マーカー102の情報とが、コントローラ61によって比較判定され、その比較結果に基づいて、コントローラ61により、ハンドル50または操舵輪40,41の向きが制御される。
図10の地図情報部90に示すように、目的地Aには、交差点Pを介して経路A1を通ることで到着する。目的地Aを出た後、目的地Bには、交差点P,Q,Rを介して経路B1,B2,B3,B4を通ることで到着する。目的地Bを出た後、目的地Cには、交差点R,Sを介して経路C1,C2を通ることで到着する。目的地Cを出た後、目的地Dには、交差点Sを介して経路D1を通ることで到着する。最後に目的地Dを出た後、スタート地点には、経路E1を通ることで戻ることができる。このような地図情報を有した地図情報部90が軽量小型パーソナルモビリティ1に設けられている。
また、図11に示すように、軽量小型パーソナルモビリティ1が走行する各路面100には、所定の間隔で複数の磁気マーカー101が設けられている。そして、走行時に、これら磁気マーカー101を、軽量小型パーソナルモビリティ1に設けられた第2検出部71によって検出し、地図情報部90に登録された進むべき経路の磁気マーカー102(101)であるか否かを比較判断する。
まず、スタート地点で、軽量小型パーソナルモビリティ1に取り付けられた地図情報部90において、スタート地点と目的地とを入力する。例えば、スタート地点から目的地Aに行く場合には、スタート地点と目的地Aとを入力する。すなわち、図12に示すS1の目的地の設定を行う。スタート地点と目的地Aの入力により、図10に示すように、地図情報部90において、スタート地点から目的地Aまでの経路A1が表示される。経路A1には、交差点Pが含まれている。
出発時には、図12に示すS2の進行方向に特殊なライト80(ここでは前方用ライト80a)を投影し、S3の移動開始を行う。具体的には、軽量小型パーソナルモビリティ1を運転してスタート地点を出発し、経路A1に沿って走行する。図11に示すように、進むべき路面100の磁気マーカー102(101)上を通過することで、S4の磁気マーカーの信号読み取りを行う。これにより、軽量小型パーソナルモビリティ1は、交差点Pまで誘導される。そして、交差点Pを直進し、さらに直進して進むべき路面100の磁気マーカー102(101)上を通過することで、目的地Aに到着することができる。
しかしながら、交差点PでS5の進行方向が合っているか否かの判定を行い、交差点Pで直進すべきところを、例えば、左折または右折して通過すべきではない磁気マーカー103(101)上を通過すると、通過すべき磁気マーカー102(101)と一致しないため、コントローラ61が運転者の誤操作を認識する。すなわち、S5の判定でNOと判定する。そして、誤操作の認識によって、例えば、地図情報部90からブザー等で警告音を発し、運転者や周りの人に誤操作であることを知らせる。または、ブザー等で警告音を発ししつつ、図10に示すように、「警告」や「矢印K1」を赤色等で点滅させて誤操作であることを知らせてもよい。つまり、S7に示すように、誤操作を表す特殊なライト80を投影する。同様に、目的地Aから目的地Bに行く場合に、交差点Qで間違った方向へ進んだ場合には、ブザー等で警告音を発ししつつ、「警告」や「矢印K2」を赤色等で点滅させてもよい。また、目的地Bから目的地Cに行く場合に、交差点Rで間違った方向へ進んだ場合には、ブザー等で警告音を発ししつつ、「警告」や「矢印K3」を赤色等で点滅させてもよい。さらに、目的地Cから目的地Dに行く場合に、交差点Sで間違った方向へ進んだ場合には、ブザー等で警告音を発ししつつ、「警告」や「矢印K4」を赤色等で点滅させてもよい。
一方で、S5の判定でYESの場合、S6で進行方向に特殊なライト80(ここでは、前方用ライト80a)を投影し、S8の移動続行を実行する。これにより、S9の目的地への到着となる。
なお、コントローラ61が、地図情報部90の各交差点におけるハンドル50の操作方向と、運転時に第1検出部70によって検出される各交差点での実際のハンドル50の操作方向とが異なることを判定可能な場合、交差点においてハンドル50の誤操作が行われた際に、コントローラ61からの信号により自動でブザー等により警告音を発するようにしてもよい。さらに、警告音に加えて、何れかのライト80を自動で点灯させて記号や文字を表示することで運転者に警告を知らせるようにしてもよい。
以上のような簡易的な自動運転システムを軽量小型パーソナルモビリティ1が備えていることにより、地図情報部90において目的地を決定し、走行中の交差点で進むべき方向とは異なる方向にハンドル50を操作した際には、ライト80やブザー等で運転者に警告を表示することができる。これにより、運転者に注意を促すことができ、運転者の周囲の人との衝突や運転者の転倒のリスクを低減することができる。その結果、軽量小型パーソナルモビリティ1の安全性を高めることができる。すなわち、軽量小型パーソナルモビリティ1の安全性を高めつつ、運転者を目的地まで誘導することができる。
なお、磁気マーカー101には、軽量小型パーソナルモビリティ1の車両の情報や目的地等の地図情報が格納されたICが装着されていてもよい。また、地図情報部90は、タッチパネル式の入力方法を採用していてもよい。
また、図13の変形例に示すように、第2検出部71は、ハンドル支持フレーム10bの前輪支持フレーム10cより下方に位置する下端部に設けられていてもよい。これにより、ハンドル50を操作しても軸がぶれない位置に第2検出部71が取り付けられるため、第2検出部71の検出精度をより高めることができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は本実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
また、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態においては、前方用ライト80a、右方用ライト80c、左方用ライト80d、後方用ライト80b、第1検出部70、第2検出部71および地図情報部90がそれぞれコントローラ61に電気的に接続されている場合について説明したが、これらは、コントローラ61とは別のコントローラに電気的に接続されていてもよい。または、前方用ライト80a、右方用ライト80c、左方用ライト80d、後方用ライト80bと、第1検出部70、第2検出部71と、地図情報部90と、がそれぞれ別々のコントローラに電気的に接続されていてもよい。
また、第2検出部71と地図情報部90は、それぞれがコントローラ61とは別の認識部にも電気的に接続されていて、この認識部において、第2検出部71によって検出される磁気マーカー101の情報と、地図情報部90における通過すべき磁気マーカー102の情報とを比較判定してもよい。
さらに、第1検出部70と地図情報部90は、それぞれがコントローラ61とは別の他の認識部にも電気的に接続されていて、該他の認識部が、地図情報部90の各交差点におけるハンドル50の操作方向と、運転時に第1検出部70によって検出される各交差点での実際のハンドル50の操作方向とが異なることを認識してもよい。この時、交差点においてハンドル50の誤操作が行われた際には、上記他の認識部からの信号に基づいてライト80やブザー等で運転者に警告を表示するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、車両に、複数の方向に投影可能な複数のライト80が設けられている場合について説明したが、投影部材としては、周囲に投影可能なパトランプ等の回転灯を採用してもよい。
また、上記実施の形態では、軽量小型パーソナルモビリティ1が2輪の前輪と2輪の後輪とを有する4輪の小型電動車両である例について説明したが、かかる例に限定されることはない。変形例として、軽量小型パーソナルモビリティ1は、3輪の小型電動車両であってもよい。
具体的には、軽量小型パーソナルモビリティ1は、2輪の前輪と1輪の後輪とを有する3輪の小型電動車両であってもよい。あるいは、軽量小型パーソナルモビリティ1は、1輪の前輪と2輪の後輪とを有する3輪の小型電動車両であってもよい。
1:軽量小型パーソナルモビリティ(車両),10:車体,10a:サドル,10b:ハンドル支持フレーム,10c:前輪支持フレーム,20,21:駆動輪(後輪),30:駆動部,31,32:モータ,33:インバータ,34:バッテリ,40,41:操舵輪(前輪),50:ハンドル,51:ハンドル本体部,52,53:グリップ部,54:アクセル,55:ブレーキレバー,60:パーキング装置,61:コントローラ,70:第1検出部,71:第2検出部,80:ライト(投影部材),80a:前方用ライト(投影部材),80b:後方用ライト(投影部材),80c:右方用ライト(投影部材),80d:左方用ライト(投影部材),81:矢印(記号),90:地図情報部,100:路面,101,102,103:磁気マーカー

Claims (4)

  1. 車体と、
    前記車体に設けられたモータと、
    前記車体に設けられ、かじ取り部であるハンドルと、
    前記モータの駆動力によって駆動される駆動輪と、
    前記ハンドルの操作により向きが制御される操舵輪と、
    前記車体を備えた車両が走行する路面の前記車両周辺に、記号または文字のうちの少なくとも何れか一方を投影可能な投影部材と、
    を有し、
    前記投影部材は、前記記号または前記文字のうちの少なくとも何れか一方を異なる複数の方向に向けて投影し得ることを特徴とする小型電動車両。
  2. 前記路面における前記車両の進行方向に、前記投影部材により前記記号として矢印を投影することを特徴とする請求項1に記載の小型電動車両。
  3. 請求項1に記載の小型電動車両において、
    前記ハンドルの操作方向を検出する第1検出部を備え、
    前記第1検出部によって検出された前記ハンドルの操作方向が、予め設定された前記車両の進むべき方向に応じた前記ハンドルの操作方向と一致しない場合に、前記投影部材により前記路面に警告を意味する前記記号または前記文字のうちの少なくとも何れか一方を投影することを特徴とする小型電動車両。
  4. 請求項3に記載の小型電動車両において、
    前記路面に設けられた磁気マーカーを検出する第2検出部と、
    スタートおよび目的地の情報を含み、前記スタートから前記目的地までの経路に設けられた複数の前記磁気マーカーの情報を有する地図情報部と、
    前記第2検出部によって検出される前記磁気マーカーの情報と、前記地図情報部における通過すべき前記磁気マーカーの情報とを比較し、前記比較結果に基づいて前記ハンドルまたは前記操舵輪の向きを制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする小型電動車両。
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