JPH0776244A - 車両用意志伝達装置 - Google Patents

車両用意志伝達装置

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JPH0776244A
JPH0776244A JP3491994A JP3491994A JPH0776244A JP H0776244 A JPH0776244 A JP H0776244A JP 3491994 A JP3491994 A JP 3491994A JP 3491994 A JP3491994 A JP 3491994A JP H0776244 A JPH0776244 A JP H0776244A
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JP
Japan
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vehicle
lamp
turned
front stop
transmission device
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Application number
JP3491994A
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English (en)
Inventor
Koji Sakakibara
幸二 榊原
Kazumi Hayashi
一美 林
Masayuki Higuchi
正行 樋口
Takashi Nakamura
隆司 中村
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対向車及び車両後側方から接近してくる二輪
車等に対して適切な指示を与えて交通の安全を保つこと
のできる車両用意志伝達装置を提供すること。 【構成】 車両12のインナーミラー22の側方にフロ
ントストップランプ16と譲ランプ14を設け、後部ピ
ラーに警告ランプ58を設け、それぞれを制御回路に接
続する。譲ランプ14は、操作スイッチによって点灯す
るように接続する。制御回路は、フロントストップラン
プ16の点灯時にのみ譲ランプ14の点灯を許可すると
共に、警告ランプ58、譲ランプ14、の順に点灯させ
る。車両12の停車時にのみ譲ランプ14が点灯するの
で、正確な意志表示を対向車64に行うことができる。
また、警告ランプ58、譲ランプ14の順に点灯させる
ので、対向車64に対し進路を譲ることを対向車64に
知らせる以前に予め二輪車68に対しその旨を伝えるの
で、より安全に進路の譲渡を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用意志伝達装置に
係り、車両後方から接近してくる二輪車等に対して車両
前方の進路を対向車等に譲渡中であることを確実に警告
すると共に、対向車に対しても適切な指示を与えること
のできる車両用意志伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両前方より目視可能な位置に手動によ
り点灯する通行指示ランプと、フットブレーキ操作によ
って点灯するフロントストップランプとを備えた自動車
の安全装置(以後、車両用意志伝達装置という)が提案
されている(実開昭57−37641号公報)。この車
両用意志伝達装置では、車両前方の通行を許可する場合
に、フットブレーキを操作して車両を停車し、手動によ
り通行指示ランプを点灯させる。対向車の運転者は、フ
ロントストップランプの点灯によって車両が停止状態で
あることが分かると共に、通行指示ランプによって車両
前方の通行を許可していることが分かり、車両の前方を
横切ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
両用意志伝達装置の通行指示ランプは常時点灯可能であ
り、誤ってスイッチを操作してしまった場合に誤った指
示を対向車に与えてしまうという不具合がある。
【0004】本発明は上記事実を考慮し、対向車及び車
両後側方から接近してくる二輪車等に対して適切な指示
を与えて交通の安全を保つことのできる車両用意志伝達
装置を提供することが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の車両用
意志伝達装置は、ブレーキ操作に連動して点灯し、車両
前方向に光を照射するフロントストップランプと、スイ
ッチの操作により点灯して車両前方に光を照射し、対向
車等に車両前方の通行指示を与える譲ランプと、前記譲
ランプに連動して点灯して車両後側方に光を照射し、車
両前方を対向車等が通行することを車両後側方へ警告す
る警告ランプと、前記フロントストップランプの点灯時
にのみ前記譲ランプの点灯を許可する制御手段と、を備
えたことを特徴としている。
【0006】請求項2に記載の車両用意志伝達装置は、
請求項1に記載の車両用意志伝達装置において、所定速
度以下、所定減速度以上又はブレーキペダルの踏力が所
定値以上のいずれかの場合にのみ前記フロントストップ
ランプを点灯許可する制御手段を有することを特徴とす
る請求項1に記載の車両用意志伝達装置。
【0007】請求項3に記載の車両用意志伝達装置は、
請求項1に記載の車両用意志伝達装置において、前記フ
ロントストップランプの点灯時に、前記スイッチを操作
することによって前記警告ランプ、前記譲ランプの順に
点灯させる制御手段を有することを特徴としている。
【0008】請求項4に記載の車両用意志伝達装置は、
請求項1に記載の車両用意志伝達装置において、前記譲
ランプの消灯後も前記警告ランプの点灯を所定時間継続
させる制御手段を有することを特徴としている。
【0009】また、請求項5に記載の車両用意志伝達装
置は、請求項1に記載の車両用意志伝達装置において、
前記車両に接近してくる後続車を検出する接近車検出手
段と、前記フロントストップランプの点灯時に前記接近
車検出手段によって後続車を検出した際には前記譲ラン
プの点灯を禁止する制御手段と、を有することを特徴と
している。
【0010】
【作用】請求項1に記載の車両用意志伝達装置によれ
ば、車両前方の通行を車両前方の歩行者や対向車等に許
可する場合、ブレーキを操作して車両を停止させると共
にスイッチを操作して譲ランプを点灯させる。ブレーキ
操作に連動して、フロントストップランプが点灯して車
両前方向に光を照射する。前方の歩行者や対向車の運転
者は、車両のフロントストップランプの点灯によって、
車両がブレーキ操作が成されていることが分かる。
【0011】スイッチ操作により譲ランプが点灯し、車
両前方に譲ランプの光が照射されるので、前方の歩行者
や対向車の運転手は車両の運転手が車両前方の通行を許
可、即ち、道を譲っていることが分かり、車両前方の歩
行者や対向車は、車両の前方を通行することができる。
【0012】ここで、譲ランプが点灯すると、譲ランプ
に連動して警告ランプが点灯する。警告ランプは車両後
側方に光を照射し、車両前方を対向車等が通行すること
を車両後側方へ警告するので、後ろ側方向から接近して
くる二輪車等の運転者は、車両後方に大型車等が接近し
て前方の視界が悪い場合であっても、警告ランプの点灯
によって、車両が前方の進路を歩行者や対向車等に譲っ
ていることが事前に分かる。
【0013】また、制御手段がフロントストップランプ
の点灯時(即ち、車両の停車時)にのみ譲ランプの点灯
を許可するので、正確な意志表示を対向車に対して行う
ことができ、交通の安全性が保たれる。
【0014】請求項2に記載の車両用意志伝達装置で
は、制御手段が所定速度以下、所定減速度以上又はブレ
ーキペダルの踏力が所定値以上のいずれかの場合にのみ
前記フロントストップランプを点灯許可する。これによ
り、停止する意志を対向車等により正確に伝達すること
が可能となる。
【0015】請求項3に記載の車両用意志伝達装置で
は、スイッチを操作することによって制御手段は警告ラ
ンプ、譲ランプの順に点灯させるので、対向車に対し進
路を譲ることを対向車に知らせる以前に予め後続車(二
輪車等)に対しその旨を伝えることができるので、より
安全に進路の譲渡を行うことができる。
【0016】請求項4に記載の車両用意志伝達装置で
は、制御手段が譲ランプの消灯後も警告ランプの点灯を
所定時間継続させる。例えば、交差点において譲ランプ
を認識した対向車が進路の譲渡を受け、車両の前方を完
全に通過して交差点外に進むまで警告ランプを点灯させ
て後側方へ警告を発し、後側方から接近してくる二輪車
等の安全を保つことができる。また、対向車が譲ランプ
を確認した後に直ぐにスイッチをオフにして譲ランプを
消灯させたとしても、対向車が交差点外に進むまで警告
ランプを点灯させることができるので、後側方から接近
してくる二輪車等の安全を保つことができる。
【0017】また、請求項5に記載の車両用意志伝達装
置によれば、車両に接近してくる後続車(後側方からの
二輪車等)を接近車検出手段が検出すると、制御手段は
フロントストップランプの点灯時に譲ランプの点灯を禁
止する。即ち、車両に接近してくる後続車の存在を認め
た場合には、対向車に対する進路の譲渡が行えないの
で、進路の譲渡による事故を未然に防ぐことができる。
【0018】
【実施例】
〔第1実施例〕本発明の車両用意志伝達装置10の第1
実施例を図1乃至図6にしたがって説明する。
【0019】図1及び図6(A)に示すように、車両1
2には、車両用意志伝達装置10が備えられている。こ
の車両用意志伝達装置10は、譲ランプ14、フロント
ストップランプ16及び左右一対の警告ランプ58から
構成されている。
【0020】図1及び図2に示すように、これら譲ラン
プ14及びフロントストップランプ16は、車両12
(本実施例では、屋根付の箱型乗用車)のフロントガラ
ス20とルーフパネル21との交差部分付近に配設さ
れ、インナーミラー22の車両右側(図1矢印R方向
側)に譲ランプ14、車両左側(図1矢印L方向側)に
フロントストップランプ16が配設されている。
【0021】さらに詳しくは、譲ランプ14及びフロン
トストップランプ16の配設位置は、図2に示すように
サンバイザー18がフロントガラス20側へ配設された
際に、サンバイザー18とフロントガラス20との間に
形成される従来利用されなかった空間部分であり、ま
た、サンバイザー18の機能に影響が出ない部分であ
る。なお、譲ランプ14及びフロントストップランプ1
6は、図1に示すように、ルーフパネル21の前端に沿
って長尺状とされている。
【0022】フロントストップランプ16は、フロント
ガラス20側から車両後方へ水平に延びる第1の水平部
24A、第1の水平部24Aのフロントガラス20側と
は反対側の端部に垂直とされた垂直部24Bを備える断
面L字状の基材24を備えている。この基材24は、軽
量化を図るために例えばABS等の合成樹脂を用いるこ
とが好ましい。
【0023】この基材24の垂直部24Bのフロントガ
ラス20側には、垂直部24Bと平行にプリント基板2
6が配設されている。プリント基板26には、本実施例
では高輝度のLED28がルーフパネル21の前端に沿
って複数個取り付けられている。なお、フロントストッ
プランプ16として用いられるLED28としては、赤
色に発光するものが用いられている。
【0024】LED28のフロントガラス20側には、
透明なアクリル樹脂等で形成された光を透過するカバー
30が配設されている。カバー30は、ネジ等により基
材24に取り付けられている。なお、カバー30には、
LED28の発する光を車両前方の所定方向へ照射する
めにレンズを設けてもよい。
【0025】この基材24の垂直部24Bは、断面L字
状の取付金具32(本実施例では、厚さ1.4mmの鋼
板)の垂直部32Aにタッピンネジ34によって固定さ
れており、取付金具32の水平部32Bがボディーのヘ
ッダー36にタッピンネジ38で固定されている。
【0026】なお、譲ランプ14も、フロントストップ
ランプ16とほぼ同様の構成であるが、LED28の発
する光の色が緑色となっており、譲ランプ14のカバー
30には対向車に伝達する意志内容(例えば、図3に示
すような矢印と文字を組み合わせたもの)が書かれた表
示40が設けられている。
【0027】また、表示40としては、図3に示す以外
の記号、文字であっても良いのは勿論であり、文字、記
号部分が光を透過するようにしてても良く、地の部分が
光を透過するようにしても良く、視認性が良いものであ
れば何れであってもよい。なお、図3において、表示4
0の矢印は対向車の進行すべき方向を示している。
【0028】なお、譲ランプ14には、必ずしも図3の
ような表示は設けなくてもよい。即ち、譲ランプ14の
発する光の色、本実施例では緑色が、交通信号の緑色の
意味と同じであり、進んでも良いことを対向車等に対し
て示すからである。
【0029】なお、図2に示すように、車室のヘッドラ
イニング44は、前端が第1の水平部24Aのフロント
ガラス20側の端部に巻き込まれている。
【0030】図4に示すように、車両12の後部ピラー
50にはオーナメント52が図示しないねじ等によって
取り付けられている(図4では、車両12の左側のみを
図示)。
【0031】本実施例のオーナメント52は縦長の台形
状を呈しており、透明のアクリル樹脂等で成形されてい
る。
【0032】図4及び図5に示すように、オーナメント
52の裏面には車両後方側(矢印A方向側)の斜辺52
Aに沿って細長凹部54が形成され、後部ピラー50に
は細長凹部54に対向してランプ収納凹部56が形成さ
れている。
【0033】警告ランプ58は、オーナメント52の細
長凹部54と後部ピラー50のランプ収納凹部56との
間に配設されている。
【0034】図5に示すように、警告ランプ58は、細
長凹部54の長手方向に沿って長尺状とされたプリント
基板60に、黄色に発光する高輝度のLED62を長手
方向に沿って複数個取り付けたものである。なお、プリ
ント基板60は、後部ピラー50又はオーナメント52
に、例えば螺子等によって固定されている。
【0035】図6(B)に示すように、これらのLED
62の光軸62Aは、車両12の幅方向(矢印R方向及
び矢印L方向)外側の後方(矢印A方向)に向けられて
いる。
【0036】図7に示すように、フロントストップラン
プ16のLED28はドライバ82を介して制御手段と
しての制御回路84に接続されており、譲ランプ14の
LED28はドライバ86を介して制御回路84に接続
されており、警告ランプ58のLED62はドライバ8
8を介して制御回路84に接続されている。
【0037】また、制御回路84には、フットブレーキ
スイッチ90の一方及びハンドブレーキスイッチ92の
一方が接続されており、フットブレーキスイッチ90の
他方及びハンドブレーキスイッチ92の他方はアースに
接続されている。また、制御回路84には、操作スイッ
チ94の一方が接続され操作スイッチ94の他方はアー
スに接続されている。なお、制御回路84には、図示し
ない電源(バッテリー)が接続されている。
【0038】ここで、フットブレーキスイッチ90は車
両12のフットブレーキが操作された際にオンとなり、
ハンドブレーキスイッチ92は車両12のハンドブレー
キ(パーキングブレーキ)が操作された際にオンとな
る。
【0039】つぎに、本実施例の車両用意志伝達装置1
0の作用を図8のフロチャートを参照して説明する。
【0040】ステップ100では、フットブレーキまた
はハンドブレーキが操作されたか否かが判断され、フッ
トブレーキまたはハンドブレーキが操作されたと判断さ
れるとステップ102に進みフロントストップランプ1
6を点灯させてステップ104に進む。ステップ100
で、フットブレーキまたはハンドブレーキが操作されて
いないと判断された場合には、ステップ100に戻る。
【0041】ステップ104では、操作スイッチ94が
オンされたか否かが判断され、操作スイッチ94がオン
の場合にはステップ106に進み警告ランプ58を点滅
させる。一方、ステップ104で、操作スイッチ94が
オンされていないと判断されるとステップ100に戻
る。
【0042】次に、警告ランプ58が点滅した後にはス
テップ107へ進み、タイマーを作動させた後にステッ
プ109へ進む。ステップ109では、タイマーの時間
が所定時間に達したか否か(本実施例の場合、警告ラン
プ58が点滅してから所定時間(数秒)を経たか否か)
を判断する。タイマーの時間が所定時間に達した場合に
はステップ110へ進み譲ランプ14を点灯させた後に
ステップ100へ戻り、タイマーの時間が所定時間に達
していない場合にはそのままステップ100へ戻る。
【0043】なお、すでにタイマーが作動している場合
には、ステップ107では何も処理を行わない。
【0044】また、フットブレーキ及びハンドブレーキ
の操作が解除されると、ステップ100からステップ1
02へ進まないので、フロントストップランプ16及び
譲ランプ14は点灯せず、また、警告ランプ58も点滅
しない。
【0045】即ち、図6(A)に示すように、車両12
の前方(矢印A方向とは反対方向)を対向車64が矢印
Cに沿って横切ろうとする場合、車両12の運転者はフ
ットブレーキを踏んで車両12を停止する。フットブレ
ーキを踏むことにより、フロントストップランプ16が
点灯する。フロントストップランプ16の点灯によっ
て、対向車64の運転者は車両12がブレーキ操作され
た状態であることが確実に分かる。また、フットブレー
キが解除状態であっても、ハンドブレーキを操作して停
車しているのであれば、フロントストップランプ16は
点灯する。
【0046】車両12が対向者64に前方の通行を許可
する(道を譲る)ことを伝達する為には、車両12の運
転者の判断で操作スイッチ94をオンにする。これによ
って、警告ランプ58が最初に点滅し、所定時間経過後
に譲ランプ14が点灯する(図6(B)参照)。フロン
トストップランプ16及び譲ランプ14の点灯によっ
て、対向車64は車両12の運転者が車両12を停車さ
せて前方の通行を許可していること(道を譲る意志)が
明確に分かる。
【0047】また、警告ランプ58が最初に点滅し、二
輪車68の接近速度を考慮して所定時間経過後に譲ラン
プ14が点灯するので、対向車64が車両12の前を横
切る以前に二輪車68は警告を受けることができ、図6
(C)に示すように、二輪車68が停車してから、対向
車64は安全に車両12の前方を横切ることができる。
したがって、車両12が停車し、続いて二輪車68が車
両12の側方をすり抜けようとする場合等における、二
輪車68と対向車64との接触事故を防止することがで
きる。
【0048】また、車両12がフットブレーキ及びハン
ドブレーキの何れの一方も操作されていない場合には、
操作スイッチ94をオンにしても譲ランプ14は点灯し
ないので、対向車64の運転者は車両12が停止してい
ない状態であることが分かり、車両12の前方の進路に
誤って進入することを防止できる。
【0049】なお、警告ランプ58は車両12の後側方
へ光を照射するので、大型車両等が車両12の後方に接
近して二輪車68の運転者が車両12の前方を視認し難
い場合でも、二輪車68の運転者は車両12が前方の進
路を対向車64等に譲渡中であることが分かる。
【0050】〔第2実施例〕本発明の車両用意志伝達装
置10の第2実施例を図9乃至図11にしたがって説明
する。なお、第1実施例と同一構成に関しては同一符号
を付し、その説明は省略する。
【0051】図9に示すように、本実施例の車両用意志
伝達装置10では、接近車検出手段としての超音波式の
バックソナー96を備えている。バックソナー96は、
車両12の後部バンパー99の左右両端部に設けられて
おり、車両12の後側方へ超音波97を発し、後側方の
二輪車68等に反射して戻って来る反射波97Aを検出
すると制御回路85に後続車の検出信号を発するように
なっている(図10参照)なお、バックソナー96は、
超音波式以外の方式のものであってもよい。
【0052】次に、本実施例の作用を図11のフロチャ
ートを参照して説明する。ステップ100では、フット
ブレーキまたはハンドブレーキが操作されたか否かが判
断され、フットブレーキまたはハンドブレーキが操作さ
れたと判断されるとステップ102に進みフロントスト
ップランプ16を点灯させてステップ104に進む。ス
テップ100で、フットブレーキまたはハンドブレーキ
が操作されていないと判断された場合には、ステップ1
00に戻る。
【0053】ステップ104では、操作スイッチ94が
オンされたか否かが判断され、操作スイッチ94がオン
の場合にはステップ106に進み警告ランプ58を点滅
させる。一方、ステップ104で、操作スイッチ94が
オンされていないと判断されると、ステップ100に戻
る。
【0054】次に、警告ランプ58が点滅した後にはス
テップ108へ進み、後側方の接近車が有るか否か(バ
ックソナー96からの接近車の検出信号の有無)が判断
され、後側方の接近車が無い場合にはステップ110へ
進み譲ランプ14を点灯させてステップ100へ戻り、
後側方の接近車が有る場合にはそのままステップ100
へ戻る。
【0055】なお、フットブレーキ及びハンドブレーキ
の操作が解除されると、ステップ100からステップ1
02へ進まないので、フロントストップランプ16及び
譲ランプ14は点灯せず、また、警告ランプ58も点滅
しない。
【0056】本実施例では、車両12の後側部に二輪車
68等の接近車の存在を認めた場合に、譲ランプ14の
点灯が阻止され、対向車64に対して前方の進路の譲渡
が行えないので、進路の譲渡による事故を未然に防ぐこ
とができる。即ち、後方の二輪車68が、車両12の手
前で停止できないような距離に接近している場合には、
車両12の運転者が操作スイッチ94をオンしても、譲
ランプ14は点灯せず、警告ランプ58が点滅するの
で、車両12から対向車64へは、前方の進路を許可す
る(道を譲る)意志は伝えず、二輪車68の運転者に対
しては前方に危険が有ることを警告ランプ58の点滅に
よって伝達することができる。これによって、二輪車6
8は安全に車両12の側方を通過することができ、その
後に対向車64は車両12の前方を右折することができ
る。
【0057】なお、前記各実施例では、対向車には進路
を譲渡する意志を伝達し、後側方から接近する二輪車等
に対しては、車両が前方の進路を譲渡中であることを警
告する例を示したが、本発明の車両用意志伝達装置は、
図12(A)に示すように、横断歩道112を横断する
歩行者114に対して、道路の横断を譲り、車両12の
後側方から横断歩道112に接近してくる車両116に
対しては車両12の前方の進路を歩行者112に対して
譲渡中であることを警告することができる。
【0058】この実施例での車両用意志伝達装置10の
使用方法は、車両12を横断歩道112の手前で停車さ
せて操作スイッチ94をオンとする。これによって、譲
ランプ14(お先にどうぞ等の表示)が点灯するので、
歩行者114は車両12の運転車が道路の横断を譲渡し
てくれたことが分かる。一方、譲ランプ14の点灯に連
動して警告ランプ58が点灯するので、車両12は前方
の進路を歩行者114に譲渡中であることを後側方から
接近してくる車両116に警告することができる。この
ため、車両116の運転者が例え車両12の陰で歩行者
114を視認出来なくとも、車両116の運転者は車両
12の前方の横断歩道112を歩行者114が横断する
ことが確実に分かり、図12(B)に示すように、横断
歩道112の手前で車両116を安全に停止することが
できる。
【0059】〔第3実施例〕本発明の第3実施例を図1
3乃至図15にしたがって説明する。
【0060】本実施例では、制御回路85に遅延回路
(図示せず)が組み込まれており、操作スイッチ94を
オフした際に譲ランプ14は直ちに消灯するが、警告ラ
ンプ58は譲ランプ14の消灯後の所定時間(ここでい
う所定時間とは、図13及び図15に示すように平均的
な交差点において対向車64が車両12の前方の横断
(矢印C)を完全に終了して交差点外に至る時間をい
う。少なくとも3秒程度、好ましくは3秒〜6秒程度で
ある。)は点滅が継続され、所定時間を過ぎてから消灯
するようになっている。
【0061】次に、本実施例の車両用意志伝達装置10
の使用方法及び作用を説明する。図13に示すように、
交差点において車両12が対向車64に前方の横断(矢
印C)を許可する場合(道を譲る場合)には、車両12
を交差点の手前で停車させて操作スイッチ94をオンと
する。
【0062】操作スイッチ94がオンにされると、警告
ランプ58が最初に点滅し、所定時間経過後に譲ランプ
14が点灯する。
【0063】図14に示すように、後側方の二輪車68
が車両12のすぐ近くまで接近している時に警告ランプ
58が点滅すると、二輪車68はブレーキをかけても交
差点に進入してしまうことが考えられる。
【0064】しかしながら、本実施例では、警告ランプ
58が点滅して所定時間経過してから譲ランプ14を点
灯させる、即ち、車両12に近接した二輪車68が交差
点を通過した後に譲ランプ14を自動点灯させることが
でき、車両12に近接して交差点内に進入しようとする
二輪車68の安全を保つことができる。なお、警告ラン
プ58が点滅してから譲ランプ14が点灯するまでの時
間は、二輪車68がオートバイの場合を考えると、通常
の速度で走行している状態から警告ランプ58の点滅を
確認して安全に停止するまでの時間以上必要であり、少
なくとも3秒以上、好ましくは5秒以上である。なお、
10秒以上では、譲ランプ14が点灯するまでの時間が
多すぎ、他の交通の迷惑になる場合も考ええられ好まし
くはない。
【0065】また、操作スイッチ94をオフ操作する
と、図15に示すように譲ランプ14は消灯するが、警
告ランプ58は譲ランプ14の消灯後所定時間(数秒
間)は点滅する。すなわち、対向車64の横断完了前に
操作スイッチ96をオフにしたような場合であっても警
告ランプ58が所定時間(数秒間)は後側方へ警告を発
しているので、対向車64が横断を完了するまで、後側
方から接近して来る二輪車68の交差点内への進入を防
止することができ、対向車64と二輪車68との双方の
安全を保つことができる。
【0066】〔第4実施例〕本発明の第4実施例を図1
6及び図17にしたがって説明する。なお、第1実施例
と同一構成に関しては同一符号を付し、その説明は省略
する。
【0067】本実施例では、制御回路85は、所定速度
以下、所定減速度以上又はブレーキペダルの踏力が所定
値以上のいずれかの場合にのみフロントストップランプ
16の点灯を許可するようになっており、図16に示す
ように、制御回路85には、速度センサ200(例え
ば、車軸に付けた回転数センサ等)、ブレーキ踏力セン
サ202(例えば、ブレーキの油圧回路に設けた油圧を
測定する圧力センサ等)及び減速度感知センサ204
(例えば、加速度センサ等)が連結されている。
【0068】次に、本実施例の作用を図17のフローチ
ャートに基づいて説明する。なお、第1実施例と同一の
ステップには同一符号を付す。
【0069】先ず、ステップ100でブレーキが作動し
たか否かが判断され、ブレーキが作動したと判断される
とステップ300へ進む。
【0070】ステップ300では、車速が所定値(例え
ば5km/h。それ以外であっても良い。)未満であるか否
かが判断される。
【0071】ステップ300で、車速が所定値未満であ
ると判断されるとステップ102へ進み、ステップ10
2でフロントストップランプ16が点灯する。
【0072】一方、ステップ300で車速が所定値以上
であると判断されるとステップ302へ進み、ステップ
302ではブレーキの踏力(ブレーキペダルを踏む力)
が所定値(例えば5kg。それ以外であっても良い。)以
上であるか否かが判断される。
【0073】ステップ302で、ブレーキの踏力が所定
値以上であると判断されるとステップ102へ進み、フ
ロントストップランプ16が点灯する。
【0074】一方、ステップ302でブレーキの踏力が
所定値以上ではないと判断されるとステップ304へ進
み、ステップ304では車両12の減速度が所定値(例
えば、5km/h/sec。それ以外であっても良い。)以上で
あるか否かが判断される。
【0075】ステップ304で、車両12の減速度が所
定値以上であると判断されると、ステップ102へ進
み、フロントストップランプ16が点灯する。
【0076】一方、ステップ304で車両12の減速度
が所定値以上ではないと判断されると、ステップ100
へ戻る。なお、ステップ102以降は第1実施例と同様
の処理を行う。
【0077】即ち、本実施例では、車両12の車速が所
定値未満或いはブレーキの踏力が所定値以上であるとき
には、フロントストップランプ16が点灯して「減速し
ている」という意志を対向車64に明確に伝えることが
できる。また、車両12の減速度が所定値以上であると
きには、フロントストップランプ16が点灯して「停止
または徐行する」という意志を対向車64に明確に伝え
ることができる。
【0078】なお、フロントストップランプ16は点滅
させても良く、これによってより明確に意志を伝達させ
ることができる。以下に、車両12の車速の高低に合わ
せて点滅スピード(点滅周波数)が変化するフロントス
トップランプ16の例を説明する。
【0079】制御回路85は、車速信号の高低に合わせ
てフロントストップランプ16の点滅スピード(点滅周
波数)を可変させる点滅回路(図示せず)を備えてい
る。また、車両12は、リアのストップランプ(図示せ
ず)もフロントストップランプ16と同様に車速の高低
に合わせて点滅スピード(点滅周波数)が変化する。
【0080】本実施例では、図18のグラフに示すよう
に車速が上がると点滅スピード(点滅周波数)が低くな
り、車速が下がると点滅スピードが高くなり、車速が零
又は車速が零付近(極めて微速状態〜停止状態)で点滅
スピード(点滅周波数)が臨界融合頻度(Critical Fli
cker Friquency、以下CFFという。この周波数より高
くなると、点滅しているのか常灯しているのかが判断で
きなくなる。)を超えるようになっている。
【0081】本実施例の効果は、対向車64、後側方か
ら接近してくる二輪車68、先行車等の他車両や歩行者
・自転車等に対して、車両用意志伝達装置10を備えた
車両12の挙動を明確に伝達することができる。特に、
相対速度の違う歩行者・自転車に対して効果が大きく、
フロントストップランプ16がより有効に機能する。
【0082】即ち、車速の高低に合わせてフロントスト
ップランプ16及びリアのストップランプの点滅スピー
ド(点滅周波数)が変化するため、停止していることが
明確になり、点滅周波数によって車速が推定でき、ま
た、点滅周波数の変化によって急ブレーキ(止まろうと
している)か緩ブレーキ(車速を調節している)なのか
が推定できる。
【0083】従来、車速によりフロントストップランプ
の明るさを変える方法(実開昭64−56337号)
や、車速とは無関係にフロントストップランプを点滅さ
せる(一定の周波数で点滅させる)方法((実開昭60
−158936号)があるが、車速により明るさを変え
る方法では周囲の明るさの違いによって車速の変化がわ
かり難く、車速とは無関係に点滅させる方法では車速の
変化が分からない。
【0084】また、フロントストップランプ16はブレ
ーキの踏み加減で点滅スピード(点滅周波数)を可変さ
せても良い。以下に、ブレーキの踏み加減で点滅スピー
ド(点滅周波数)が変化するフロントストップランプ1
6の例を説明する。
【0085】制御回路85は、ブレーキの踏み加減でフ
ロントストップランプ16の点滅スピード(点滅周波
数)を可変させる点滅回路(図示せず)を備えている。
また、車両12は、リアのストップランプ(図示せず)
もフロントストップランプ16と同様に車速の高低に合
わせて点滅スピード(点滅周波数)が変化する。
【0086】本実施例では、図19のグラフに示すよう
に、車両12が走行している場合においてはブレーキの
踏力が弱いと点滅スピードが低くなり、踏力が強いと点
滅スピードが高くなるようになっている。また、車両1
2が走行している間は、点滅スピード(点滅周波数)が
前述したCFFを超えないようになっており(即ち、常
灯状態とはならない)、車両12が停止状態になった時
にフロントストップランプ16が常灯(または、点滅ス
ピード(点滅周波数)が前述したCFFを超えた状態)
となるようになっている。
【0087】これにより、対向車64、後側方から接近
してくる二輪車68、先行車等の他車両や歩行者・自転
車等に対して、車両用意志伝達装置10を備えた車両1
2が停止していることが明確になり、また、点滅周波数
によって急ブレーキ(止まろうとしている)か緩ブレー
キ(車速を調節している)なのかが推定できる。
【0088】急ブレーキ時には、常灯よりも高周波で点
滅した方が緊急度がより伝わり易いという効果があり、
特に、追従してくる後方車両に対して特に効果が大き
い。
【0089】〔第5実施例〕本発明の第5実施例を図2
0及び図21にしたがって説明する。なお、第1実施例
と同一構成に関しては同一符号を付し、その説明は省略
する。
【0090】前述した本実施例では、インナーミラー2
2の車両右側に譲ランプ14、車両左側にフロントスト
ップランプ16を配設したが、本実施例では図20に示
すように、譲ランプ14とフロントストップランプ16
とを共通化した前方用意志伝達ランプ11がインナーミ
ラー22の両側に設けられている。
【0091】図21に示すように、前方用意志伝達ラン
プ11はプリント基板26には赤色と緑色との2色に発
光できるLED29が複数個取り付けられており、LE
D29はドライバ82,86を介して制御回路85に接
続されている。制御回路85は、ブレーキ操作時にLE
D29を赤色に発光させ、操作スイッチ96がオンされ
た際にLED29を緑色に発光させるようになってい
る。
【0092】本実施例の車両用意志伝達装置10では、
前方用意志伝達ランプ11の発光色が赤色から緑色に変
化するため、別々の場所に設けられたランプが各々点灯
するよりもランプの色の持つ意味を正確に認識させるこ
とができる。
【0093】なお、赤色と緑色との2色に発光できるL
ED29に変えて、赤色に発光するLED29Rと緑色
に発光するLED29Gとを図22(A)に示すように
プリント基板26に交互に配列しても良く、図22
(B)に示すように、同色を一列に並べLED29Rの
列とLED29Gの列とを交互に配列しても良い。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
車両用意志伝達装置は上記の構成として制御手段がフロ
ントストップランプの点灯時(即ち、車両の停車時)に
のみ譲ランプの点灯を許可するので、正確な意志表示を
対向車に対して行うことができるという優れた効果を有
する。
【0095】請求項2に記載の車両用意志伝達装置は上
記の構成として、制御手段が所定速度以下、所定減速度
以上又はブレーキペダルの踏力が所定値以上のいずれか
の場合にのみ前記フロントストップランプを点灯許可す
るので、停止する意志を対向車等により正確に伝達でき
るという優れた効果を有する。
【0096】請求項3に記載の車両用意志伝達装置は上
記の構成として制御手段が警告ランプ、譲ランプの順に
点灯させるので、対向車に対し進路を譲ることを対向車
に知らせる以前に予め後続車(二輪車等)に対しその旨
を伝えることができ、より安全に進路の譲渡を行うこと
ができるという優れた効果を有する。
【0097】請求項4に記載の車両用意志伝達装置は上
記の構成として、制御手段が譲ランプの消灯後も警告ラ
ンプの点灯を所定時間継続させることがきるので、例え
ば交差点において、譲ランプを認識した対向車が進路の
譲渡を受けて車両の前方を完全に通過して交差点外に進
むまで警告ランプを点灯させて後側方へ警告を発し、後
続車(後側方からの二輪車等)の安全を保つことができ
るという優れた効果を有する。
【0098】また、請求項5に記載の車両用意志伝達装
置は上記の構成として、車両に接近してくる後続車(二
輪車等)を接近車検出手段が検出すると、制御手段がフ
ロントストップランプの点灯時に譲ランプの点灯を禁止
するので、対向車に対する進路の譲渡が行えず、進路の
譲渡による事故を未然に防止できるという優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る車両用意志伝達装置
が取り付けられた車両の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係り、フロントストップ
ランプ(譲ランプ)の断面図である。
【図3】表示の一例である。
【図4】警告ランプの取り付け位置を示す車両の一部側
面図である。
【図5】図4に示す警告ランプの5−5線断面図であ
る。
【図6】(A)〜(C)は、車両用意志伝達装置の使用
状況を順番に説明する説明図である。
【図7】制御回路と周辺機器の接続を示すブロック図で
ある。
【図8】第1実施例の制御回路の制御を説明するフロー
チャートである。
【図9】本発明の第2実施例の車両用意志伝達装置の作
用を説明する車両周辺の平面図である。
【図10】本発明の第2実施例の車両用意志伝達装置の
制御回路と周辺機器の接続を示すブロック図である。
【図11】第2実施例の制御回路の制御を説明するフロ
ーチャートである。
【図12】車両用意志伝達装置の他の使用方法を示す車
両周辺の平面図である。
【図13】第3実施例に係る車両用意志伝達装置の使用
状況を説明する交差点付近の平面図である。
【図14】第3実施例に係る車両用意志伝達装置の使用
状況を説明する交差点付近の平面図である。
【図15】第3実施例に係る車両用意志伝達装置の使用
状況を説明する交差点付近の平面図である。
【図16】第4実施例に係る車両用意志伝達装置の制御
回路と周辺機器の接続を示すブロック図である。
【図17】第4実施例の制御を説明するフローチャート
である。
【図18】車速とフロントストップランプの点滅周波数
との関係を説明するグラフである。
【図19】ペダル踏力とフロントストップランプの点滅
周波数との関係を説明するグラフである。
【図20】第5実施例に係る車両用意志伝達装置が取り
付けられた車両の斜視図である。
【図21】第5実施例に係る車両用意志伝達装置の断面
図及び制御回路と周辺機器の接続を示すブロック図であ
る。
【図22】(A)及び(B)は、第5実施例の変形例に
係り、赤色に発光するLEDと緑色に発光するLEDと
の配列を示すプリント基板26の平面図である。
【符号の説明】
10 車両用意志伝達装置 11 前方用意志伝達ランプ 12 車両 14 譲ランプ 16 フロントストップランプ 58 警告ランプ 84 制御回路(制御手段) 85 制御回路(制御手段) 96 バックソナー(接近車検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 隆司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ操作に連動して点灯し、車両前
    方向に光を照射するフロントストップランプと、 スイッチの操作により点灯して車両前方に光を照射し、
    対向車等に車両前方の通行指示を与える譲ランプと、 前記譲ランプに連動して点灯して車両後側方に光を照射
    し、車両前方を対向車等が通行することを車両後側方へ
    警告する警告ランプと、 前記フロントストップランプの点灯時にのみ前記譲ラン
    プの点灯を許可する制御手段と、 を備えたことを特徴とする車両用意志伝達装置。
  2. 【請求項2】 所定速度以下、所定減速度以上又はブレ
    ーキペダルの踏力が所定値以上のいずれかの場合にのみ
    前記フロントストップランプを点灯許可する制御手段を
    有することを特徴とする請求項1に記載の車両用意志伝
    達装置。
  3. 【請求項3】 前記フロントストップランプの点灯時
    に、前記スイッチを操作することによって前記警告ラン
    プ、前記譲ランプの順に点灯させる制御手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両用意志伝達装置。
  4. 【請求項4】 前記譲ランプの消灯後も前記警告ランプ
    の点灯を所定時間継続させる制御手段を有することを特
    徴とする請求項1に記載の車両用意志伝達装置。
  5. 【請求項5】 前記車両に接近してくる後続車を検出す
    る接近車検出手段と、前記フロントストップランプの点
    灯時に前記接近車検出手段によって後続車を検出した際
    には前記譲ランプの点灯を禁止する制御手段と、を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の車両用意志伝達装
    置。
JP3491994A 1993-07-16 1994-03-04 車両用意志伝達装置 Pending JPH0776244A (ja)

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