JPH0776245A - 車両用意志伝達装置 - Google Patents

車両用意志伝達装置

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JPH0776245A
JPH0776245A JP3492094A JP3492094A JPH0776245A JP H0776245 A JPH0776245 A JP H0776245A JP 3492094 A JP3492094 A JP 3492094A JP 3492094 A JP3492094 A JP 3492094A JP H0776245 A JPH0776245 A JP H0776245A
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JP
Japan
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vehicle
lamp
warning lamp
rear side
transmission device
Prior art date
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JP3492094A
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English (en)
Inventor
Koji Sakakibara
幸二 榊原
Kazumi Hayashi
一美 林
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対向車に車両前方の進路を譲渡中であること
を後ろ側方から接近してくる二輪車等に対して十分に知
らしめることのできる車両用意志伝達装置を提供するこ
と。 【構成】 対向車64等に対して車両12の前方の通行
指示を与える譲ランプ14に連動し、車両12の後側方
に光を照射して車両12が対向車64等に前方を譲渡中
であることを車両12の後側方の二輪車68等に対して
警告をする警告ランプ58を後部ピラーに設ける。車両
12の後ろ側方向から接近してくる二輪車68等の運転
者は、車両12の後方に大型車66等が接近して車両1
2の前方が視認できない場合であっても、警告ランプ5
8の点灯によって車両12が前方の進路を対向車64等
に譲渡中であることが分かり交通の安全が保たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用意志伝達装置に
係り、特に車両後方から接近してくる二輪車等に対し、
車両前方の進路を対向車等に譲渡中であることを確実に
警告できる車両用意志伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のフロントウインドに横断了解表示
灯を設け、リヤウインドに歩行者横断表示を設けること
によって、歩行者等に横断了解を、後続車に歩行者横断
警告を行う自動車用の歩行者安全表示灯(以後、車両用
意志伝達装置という)が提案されている(実開昭61−
3747号公報)。この車両用意志伝達装置では、歩行
者横断表示灯がリヤウインドに設けられており、後方車
両の運転車は歩行者横断表示灯が点灯している車両の前
方で歩行者が横断していることが分かるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、歩行者
横断表示灯を設けた車両後方に大型車等が接近している
場合では、大型車等によって歩行者横断表示灯が隠れ、
後ろ側方から接近してくる二輪車等に十分に警告できな
いという不具合がある。
【0004】本発明は上記事実を考慮し、対向車や前方
の歩行者等に車両前方の進路を譲渡する意志を伝達する
と共に、車両前方の進路を譲渡中であることを後ろ側方
から接近してくる二輪車等に対して十分に知らしめて交
通の安全を保つことのできる車両用意志伝達装置を提供
することが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の車両用
意志伝達装置は、ブレーキ操作に連動して点灯し、車両
前方向に光を照射するフロントストップランプと、スイ
ッチの操作により点灯して車両前方に光を照射し、対向
車等に車両前方の通行指示を与える譲ランプと、車両後
側方に向けられた光軸を有し、前記譲ランプに連動して
点灯して車両前方を対向車等が通行することを車両後側
方へ警告する警告ランプと、を備えたことを特徴として
いる。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車両用意志伝達装置において、前記警告ランプは、複
数個の発光色の異なるLEDが車両前後方向に所定角度
光軸をずらして配置されていることを特徴としている。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の車両用意志伝達装置において、前記警告ランプは複数
の発光色の異なる灯体を有し、車両後側方から接近する
車両と自車両との距離を検出する距離検出手段と、前記
距離検出手段により検出された距離に応じて前記警告ラ
ンプの発光色を異ならせる制御手段と、を備えたこと特
徴としている。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の車両用意志伝達装置において、前記警告ランプは複数
の発光色の異なる灯体を有し、車両後側方から接近する
車両の速度を検出する速度検出手段と、前記速度検出手
段により検出された速度が所定値以上の時には所定値未
満のときよりも視認性の高い発光色で前記警告ランプを
点灯させる制御手段と、を備えたこと特徴としている。
【0009】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
乃至請求項4の何れか1項に記載の車両用意志伝達装置
において、前記警告ランプを車両後部ピラー上に設けら
れたオーナメントと一体化したことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1に記載の車両用意志伝達装置によれ
ば、車両前方の通行を車両前方の歩行者や対向車等に許
可する場合、ブレーキを操作して車両を停止させると共
にスイッチを操作して譲ランプを点灯させる。ブレーキ
操作に連動して、フロントストップランプが点灯して車
両前方向に光を照射する。前方の歩行者や対向車の運転
者は、車両のフロントストップランプの点灯によって、
車両がブレーキ操作が成されていることが分かる。
【0011】スイッチ操作により譲ランプが点灯し、車
両前方に譲ランプの光が照射されるので、前方の歩行者
や対向車の運転手は車両の運転手が車両前方の通行を許
可、即ち、道を譲っていることが分かり、車両前方の歩
行者や対向車は、車両の前方を通行することができる。
【0012】ここで、譲ランプが点灯すると、譲ランプ
に連動して警告ランプが点灯する。警告ランプは車両後
側方に向けられた光軸を有するため、後側方に向けて確
実に警告の為の光を照射することができる。これによっ
て車両前方を対向車等が通行することを車両後側方へ確
実に警告できるので、後ろ側方向から接近してくる二輪
車等の運転者は、車両後方に大型車等が接近して前方の
視界が悪い場合であっても、警告ランプの点灯によっ
て、車両が前方の進路を歩行者や対向車等に譲っている
ことが事前に分かり、交通の安全を保つことができる。
【0013】請求項2に記載の車両用意志伝達装置で
は、警告ランプが複数個の発光色の異なるLEDが車両
前後方向に所定角度光軸をずらして配置されているた
め、後ろ側方から接近して来る二輪車等の運転者には、
車両に接近に従って警告ランプの色が変化して見える。
このため、後ろ側方から接近して来る二輪車等の運転者
に対してより確実に注意を促すことができる。
【0014】請求項3に記載の車両用意志伝達装置で
は、距離検出手段が車両後側方から接近する車両と自車
両との距離を検出する。制御手段は、距離検出手段によ
り検出された距離に応じて、警告ランプの発光色を異な
らせる。車両後側方から接近する二輪車等の運転者から
は、距離に応じて警告ランプの発光色が変化して見える
ので、より確実に注意を促すことができる。
【0015】請求項4に記載の車両用意志伝達装置で
は、速度検出手段が車両後側方から接近する車両の速度
を検出する。制御手段は、速度検出手段により検出され
た速度が所定値以上の時には所定値未満のときよりも視
認性の高い発光色で警告ランプを点灯させる。車両後側
方から接近する二輪車等が所定速度以上の速度で接近し
てくる際(即ち減速しないで接近してくる場合等)に
は、二輪車等の運転者には所定値未満、即ち比較的低速
である場合よりも視認性の高い色で発光する警告ランプ
が見える。このため、後ろ側方から接近してくる二輪車
等の運転者に対して余裕をもって早く、確実に注意を促
すことができる。
【0016】また、請求項5に記載の車両用意志伝達装
置によれば、警告ランプを車両後部ピラー上に設けられ
たオーナメントと一体化したので、車体外方への突出量
を低く抑えることができ、警告ランプとオーナメントと
を別々に設ける場合よりも部品点数を低減できると共に
外観上の見栄えも良好に保つことができる。
【0017】
【実施例】
〔第1実施例〕本発明の車両用意志伝達装置10の第1
実施例を図1乃至図6にしたがって説明する。
【0018】図1及び図6に示すように、車両12に
は、車両用意志伝達装置10が備えられている。この車
両用意志伝達装置10は、譲ランプ14、フロントスト
ップランプ16及び左右一対の警告ランプ58から構成
されている。
【0019】図1及び図2に示すように、これら譲ラン
プ14及びフロントストップランプ16は、車両12
(本実施例では、屋根付の箱型乗用車)のフロントガラ
ス20とルーフパネル21との交差部分付近に配設さ
れ、インナーミラー22の車両右側(図1矢印R方向
側)に譲ランプ14、車両左側(図1矢印L方向側)に
フロントストップランプ16が配設されている。
【0020】さらに詳しくは、譲ランプ14及びフロン
トストップランプ16の配設位置は、図2に示すように
サンバイザー18がフロントガラス20側へ配設された
際に、サンバイザー18とフロントガラス20との間に
形成される従来利用されなかった空間部分であり、ま
た、サンバイザー18の機能に影響が出ない部分であ
る。なお、譲ランプ14及びフロントストップランプ1
6は、図1に示すように、ルーフパネル21の前端に沿
って長尺状とされている。
【0021】フロントストップランプ16は、フロント
ガラス20側から車両後方へ水平に延びる第1の水平部
24A、第1の水平部24Aのフロントガラス20側と
は反対側の端部に垂直とされた垂直部24Bを備える断
面L字状の基材24を備えている。この基材24は、軽
量化を図るために例えばABS等の合成樹脂を用いるこ
とが好ましい。
【0022】この基材24の垂直部24Bのフロントガ
ラス20側には、垂直部24Bと平行にプリント基板2
6が配設されている。プリント基板26には、本実施例
では高輝度のLED28がルーフパネル21の前端に沿
って複数個取り付けられている。なお、フロントストッ
プランプ16として用いられるLED28としては、赤
色に発光するものが用いられている。
【0023】LED28は、フットブレーキの操作によ
ってリヤのストップランプ(図示せず)と共に点灯する
ようになっている。また、LED28は、パーキングブ
レーキが操作されている場合には、フットブレーキが操
作されていなくても点灯するようになっている。
【0024】LED28のフロントガラス20側には、
透明なアクリル樹脂等で形成された光を透過するカバー
30が配設されている。カバー30は、ネジ等により基
材24に取り付けられている。なお、カバー30には、
LED28の発する光を車両前方の所定方向へ照射する
めにレンズを設けてもよい。
【0025】この基材24の垂直部24Bは、断面L字
状の取付金具32(本実施例では、厚さ1.4mmの鋼
板)の垂直部32Aにタッピンネジ34によって固定さ
れており、取付金具32の水平部32Bがボディーのヘ
ッダー36にタッピンネジ38で固定されている。
【0026】なお、譲ランプ14も、フロントストップ
ランプ16とほぼ同様の構成であるが、LED28の発
する光の色が緑色となっている点と、運転席近傍に設け
られた操作スイッチ(図示せず)によって点灯する点が
異なっており、更に譲ランプ14のカバー30には対向
車に伝達する意志内容(例えば、図3に示すような矢印
と文字を組み合わせたもの)が書かれた表示40が設け
られている。
【0027】また、表示40としては、図3に示す以外
の記号、文字であっても良いのは勿論であり、文字、記
号部分が光を透過するようにしてても良く、地の部分が
光を透過するようにしても良く、視認性が良いものであ
れば何れであってもよい。図3において、表示40の矢
印は対向車の進行すべき方向を示している。
【0028】なお、譲ランプ14には、必ずしも図3の
ような表示は設けなくてもよい。即ち、譲ランプ14の
発する光の色、本実施例では緑色が、交通信号の緑色の
意味と同じであり、進んでも良いことを対向車等に対し
て示すからである。
【0029】また、操作スイッチとしては、押しボタン
式のスイッチとして、ボタンを1回押すことによりオン
となり、もう一度押すことによってオフ状態となるよう
にしてもよく、消し忘れを防止するためにボタンを1回
押すことにより所定時間、又はブレーキが解除されるま
での間がオン状態となるようにしても良い。なお、本実
施例では、譲ランプ14は、フロントストップランプ1
6の点灯時にのみ点灯可能となっており、また、ボタン
を押している間のみ点灯するようになっている。
【0030】なお、図2に示すように、車室のヘッドラ
イニング44は、前端が第1の水平部24Aのフロント
ガラス20側の端部に巻き込まれている。
【0031】図4に示すように、車両12の後部ピラー
50にはオーナメント52が図示しないねじ等によって
取り付けられている(図4では、車両12の左側のみを
図示)。
【0032】本実施例のオーナメント52は縦長の台形
状を呈しており、透明のアクリル樹脂等で成形されてい
る。
【0033】図4及び図5に示すように、オーナメント
52の裏面には車両後方側(矢印A方向側)の斜辺52
Aに沿って細長凹部54が形成され、後部ピラー50に
は細長凹部54に対向してランプ収納凹部56が形成さ
れている。
【0034】警告ランプ58は、オーナメント52の細
長凹部54と後部ピラー50のランプ収納凹部56との
間に配設されている。
【0035】図5に示すように、警告ランプ58は、細
長凹部54の長手方向に沿って長尺状とされたプリント
基板60に、黄色に発光する高輝度のLED62を長手
方向に沿って複数個取り付けたものである。なお、プリ
ント基板60は、後部ピラー50又はオーナメント52
に、例えば螺子等によって固定されている。
【0036】これらのLED62の光軸62Aは、車両
12の幅方向(矢印R方向及び矢印L方向)外側の後方
(矢印A方向)に向けられている。なお、この警告ラン
プ58は、譲ランプ14と連動して点灯する。
【0037】つぎに、本実施例の車両用意志伝達装置1
0の使用方法及び作用を説明する。図6に示すように、
車両12の前方(矢印A方向とは反対方向)を対向車6
4が矢印Cに沿って横切ろうとする場合、車両12の運
転者はフットブレーキを踏んで車両12を停止する。フ
ットブレーキを踏むことにより、フロントストップラン
プ16が点灯し、対向車64の運転者は車両12がブレ
ーキ操作された状態であることが確実に分かる。また、
フットブレーキが解除状態であっても、パーキングブレ
ーキを操作して停車しているのであれば、フロントスト
ップランプ16は点灯する。
【0038】ここで、車両12の運転者が、対向車64
に対して車両12の前方の通行を許可するには、操作ス
イッチをオンにする。これによって、譲ランプ14及び
警告ランプ58が点灯する。
【0039】フロントストップランプ16及び譲ランプ
14の点灯によって、対向車64は車両12の運転者が
車両12を停車させて前方の通行を許可していること
(道を譲っていること)とが分かる。
【0040】このように、車両12が前方の進路を対向
車64等に譲渡中において車両12の左側の路側を後方
から二輪車68が接近して来た場合、車両12の後方に
トラック等の大型車両66が接近していると二輪車68
の運転者は、大型車両66により視界が妨げられ、車両
12の前方を横切ろうとする対向車64を確認できない
場合がある。しかしながら、譲ランプ14が点灯してい
る際には警告ランプ58が連動して点灯し、車両12の
後側方へ光を照射するので、大型車両66によって車両
12の前方を視認し難い場合でも、二輪車68の運転者
は車両12が前方の進路を対向車64等に譲渡中である
ことが分かり、交通の安全が保たれる。
【0041】本実施例の車両用意志伝達装置10では、
警告ランプ58をオーナメント52と一体化したので、
オーナメントと警告ランプとを別々に設ける場合よりも
部品点数を低減することができ、外観上の見栄えを良好
に保つことができる。
【0042】また、警告ランプ58に、豆電球よりも長
寿命でかつ振動に対しても強いLEDを用いたため、ラ
ンプ切れによる交換作業を殆ど考慮する必要がない。
【0043】〔第2実施例〕本発明の車両用意志伝達装
置10の第2実施例を図7にしたがって説明する。な
お、第1実施例と同一構成に関しては同一符号を付し、
その説明は省略する。
【0044】本実施例での警告ランプ58は、前述の第
1実施例で説明した黄色に発光するLED62を有した
プリント基板60の他に、赤色に発光するLED70を
有したプリント基板72を備えている。
【0045】このプリント基板72は、プリント基板6
0の車両前方側(矢印A方向側とは反対方向側)へ設け
られているが、黄色に発光するLED62の光軸62A
よりも赤色に発光するLED70の光軸70Aが所定角
度車両前方側となるようにプリント基板72の取り付け
方向が異なっている。本実施例では、LED62の光軸
62Aの車両前後方向(矢印A方向及び矢印A方向とは
反対方向)に対する角度θ1が20°、LED70の光
軸70Aの車両前後方向に対する角度θ2が55°に設
定されている(図7参照)。
【0046】このため、本実施例の車両用意志伝達装置
10では、車両12の後ろ側方から接近してくる二輪車
68の運転者に対して、黄色から赤色に変化する警告ラ
ンプ58を視認させることができ、二輪車68の運転者
等に対してより確実に注意を促すことができる。
【0047】なお、本実施例では、警告ランプ58に黄
色に発光するLED62及び赤色に発光するLED70
を設ける構成としたが、本発明はこれに限らず、警告ラ
ンプ58は、赤色、黄色以外に発光するようにしてもよ
いのは勿論であり、それぞれ発光色の異なる3種類以上
のLEDを設け、それぞれの光軸をずらしてさらに多く
の色が変化して見えるように構成してもよい。
【0048】なお、前記実施例1及び実施例2では、警
告ランプを乗用車に用いた例を示したが、本発明はこれ
に限らず、警告ランプは乗用車以外の例えば、トラッ
ク、バス等にも適用することができる。図8及び図9に
は、大型トラック74に警告ランプを設けた例を示す。
なお、第1実施例と同一構成に関しては同一符号を付し
その説明は省略する。
【0049】図8に示すように、大型トラック74の荷
台76の側面76Aには、後側に、図9に断面図で示す
ような警告ランプ80が取り付けられている(なお、図
示はされないが、荷台76の右側(矢印R方向側)の側
面にも警告ランプは取り付けられている)。本実施例に
おいても、警告ランプ80は、第2実施例と同様に黄色
に発光するLED62及び赤色に発光するLED70を
備えており、警告ランプ80の点灯により大型トラック
74が対向車等に前方の通行を譲渡中であることを大型
トラック74の後ろ側方から接近してくる二輪車の運転
者等に対して警告することができる。なお、警告ランプ
80は、二輪車の運転者の目の高さに合わせた位置とす
ることが好ましい。
【0050】〔第3実施例〕本発明の車両用意志伝達装
置10の第3実施例を説明する。なお、第1実施例と同
一構成に関しては同一符号を付し、その説明は省略す
る。
【0051】図10に示すように、本実施例では、警告
ランプ58に黄色に発光する高輝度のLED62と視認
性の高い赤色に発光する高輝度のLED70とが設けら
れている。
【0052】また、図11に示すように、本実施例の車
両用意志伝達装置10では、距離検出手段及び速度検出
手段の一部を構成するバックソナー96を備えている。
バックソナー96は、車両12の後部バンパーの左側端
部に設けられており、車両12の後左側方へ超音波97
を発し、後側方の二輪車(自転車、オートバイ)68等
に反射して戻って来る反射波97Aを検出する。なお、
バックソナー96は、超音波式以外の方式のもの、例え
ば電波式のレーダーであってもよい。
【0053】図10に示すように、バックソナー96に
は、制御回路85が連結されている。また、黄色に発光
する高輝度のLED62はドライバ88を介して制御回
路85に連結され、赤色に発光する高輝度のLED70
はドライバ89を介して制御回路85に連結されてい
る。
【0054】この制御回路85は、超音波97の戻って
来る時間により後側方の二輪車68等までの距離及び接
近速度を演算し、以下の表1に示す条件で黄色に発光す
るLED62及び赤色に発光するLED70を点滅させ
る。即ち、制御回路85は、距離検出手段、速度検出手
段及び制御手段としての役目をしている。
【0055】
【表1】
【0056】上記表1に示すように、本実施例では、速
い速度で接近してくる後側方の二輪車等の運転者に対し
て視認性の高い赤色の点滅でより確実に注意を促すこと
ができる。
【0057】また、接近してくる後側方の二輪車等との
距離に応じて警告ランプ58の発光色が黄色から赤色へ
と変化するので、後側方の二輪車等の運転者に対してよ
り確実に注意を促すことができる。
【0058】なお、車両後側方から接近する二輪車等の
運転者からは、距離や速度に応じて警告ランプ58の発
光色が変化して見え、また、警告ランプ58が点滅し見
えるため、アクセサリーランプ等との誤認を防止するこ
とができ、警告ランプ58が本来持つ「前方横断者
(車)有り注意せよ」という警告信号を車両後側方から
接近する二輪車等の運転者により強く認識させることが
できる。
【0059】なお、警告ランプ58における視認性の高
い色とは、警告・注意が強く認識できる色が好ましいわ
けであるから、赤色が最も好ましいが、赤に近いオレン
ジ色、赤に近い紫色等の赤に準ずるような別の色であっ
ても良い。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
車両用意志伝達装置は、上記の構成として、フロントス
トップランプ及び車両前方の通行指示を与える譲ランプ
と連動して点灯する車両後側方に向けられた光軸を有す
る警告ランプが設けられているため、車両が対向車等に
前方の進路を譲渡中であることを後側方から接近してく
る二輪車等の運転者に対して十分に知らしめ、交通の安
全を確保できるという優れた効果を有する。
【0061】請求項2に記載の車両用意志伝達装置は上
記の構成として、警告ランプが複数個の発光色の異なる
LEDを有し、それぞれが車両前後方向に所定角度光軸
をずらして配置されているため、後側方から接近して来
る二輪車等の運転者には警告ランプの色が変化して見え
るようになり、車両の後側方から接近して来る二輪車等
の運転者に対してより確実に注意を促すことができると
いう優れた効果を有する。
【0062】請求項3に記載の車両用意志伝達装置で
は、車両後側方から接近する車両との距離に応じて警告
ランプの発光色を異ならせるので、後側方の二輪車等の
運転者には警告ランプの発光色が変化して見え、より確
実に注意を促すことができるという優れた効果を有す
る。
【0063】請求項4に記載の車両用意志伝達装置で
は、車両後側方から接近する車両の速度が所定値以上の
時には所定値未満のときよりも視認性の高い発光色の灯
体を警告ランプにおいて点灯させるので、減速していな
い(或いは、高速で接近してくる)後側方の二輪車等の
運転者に対して、視認性の高い発光色でより確実に注意
を促すことができるという優れた効果を有する。
【0064】また、請求項5に記載の車両用意志伝達装
置によれば、警告ランプを車両後部ピラー上に設けられ
たオーナメントと一体化したので、車体外方への突出量
を低く抑えることができ、また、警告ランプとオーナメ
ントとを別々に設けた場合よりも部品点数を低減できる
と共に外観上の見栄えも良好に保てるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る車両用意志伝達装置
が取り付けられた車両の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る車両用意志伝達装置
の断面図である。
【図3】表示の一例である。
【図4】警告ランプの取り付け位置を示す車両の一部側
面図である。
【図5】図4に示す警告ランプの5−5線断面図であ
る。
【図6】第1実施例に係る車両用意志伝達装置の使用状
況を説明する説明図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る車両用意志伝達装置
の断面図である。
【図8】本発明の他の実施例に係る車両用意志伝達装置
が取り付けられたトラックの斜視図である。
【図9】図8に示す警告ランプの9−9線断面図であ
る。
【図10】本発明の第3実施例に係る車両用意志伝達装
置の回路図である。
【図11】本発明の第3実施例に係る車両用意志伝達装
置が取り付けられた車両の平面図である。
【符号の説明】
10 車両用意志伝達装置 12 車両 14 譲ランプ 16 フロントストップランプ 50 後部ピラー 52 オーナメント 58 警告ランプ 62 LED 70 LED 80 警告ランプ 85 制御回路(距離検出手段、速度検出手段、制御
手段) 96 バックソナー(距離検出手段、速度検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08B 21/00 H 9177−5G N 9177−5G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ操作に連動して点灯し、車両前
    方向に光を照射するフロントストップランプと、 スイッチの操作により点灯して車両前方に光を照射し、
    対向車等に車両前方の通行指示を与える譲ランプと、 車両後側方に向けられた光軸を有し、前記譲ランプに連
    動して点灯して車両前方を対向車等が通行することを車
    両後側方へ警告する警告ランプと、 を備えたことを特徴とする車両用意志伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記警告ランプは、複数個の発光色の異
    なるLEDが車両前後方向に所定角度光軸をずらして配
    置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用
    意志伝達装置。
  3. 【請求項3】 前記警告ランプは複数の発光色の異なる
    灯体を有し、車両後側方から接近する車両と自車両との
    距離を検出する距離検出手段と、前記距離検出手段によ
    り検出された距離に応じて前記警告ランプの発光色を異
    ならせる制御手段と、を備えたこと特徴とする請求項1
    に記載の車両用意志伝達装置。
  4. 【請求項4】 前記警告ランプは複数の発光色の異なる
    灯体を有し、車両後側方から接近する車両の速度を検出
    する速度検出手段と、前記速度検出手段により検出され
    た速度が所定値以上の時には所定値未満のときよりも視
    認性の高い発光色で前記警告ランプを点灯させる制御手
    段と、を備えたこと特徴とする請求項1に記載の車両用
    意志伝達装置。
  5. 【請求項5】 前記警告ランプを車両後部ピラー上に設
    けられたオーナメントと一体化したことを特徴とする請
    求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の車両用意志伝
    達装置。
JP3492094A 1993-07-16 1994-03-04 車両用意志伝達装置 Pending JPH0776245A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113632154A (zh) * 2019-03-26 2021-11-09 株式会社小糸制作所 交通工具及交通工具用标记

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113632154A (zh) * 2019-03-26 2021-11-09 株式会社小糸制作所 交通工具及交通工具用标记
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