JP5046843B2 - 小型電動車両 - Google Patents

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    • B62K5/007Cycles with four or more wheels, specially adapted for disabled riders, e.g. personal mobility type vehicles with four wheels power-driven

Description

本発明は、歩道を走行することが可能であり、高齢者等の移動手段として利用が可能な電動車いすなどの小型電動車両に関するものである。
小型電動車両(電動車いす)の中には、車両側方や車両後方の状況を確認するミラーがハンドルに取付けられたものが知られている。
この種の小型電動車両は、外部の障害物からハンドルを握った手を保護するために一般的にハンドルがループ状に形成されたものであった。
このような小型電動車両として、ミラーの取付構造に関するものやハンドルグリップに関するものが知られている(例えば、特許文献1,2参照。)。
特開2007−083958公報 特開2007−137191公報
特許文献1の小型電動車両は、ループ状のハンドルにブラケットを取付け、このブラケットにミラーステーを取付け、このミラーステーの先端にバックミラーを取付けたミラーの取付構造を有する車両である。
特許文献2の小型電動車両は、ループ状のハンドルにミラーステーを介してバックミラーを取付け、ハンドルに乗員(運転者)が握るグリップを設け、このグリップに乗員の親指の根元が嵌る窪みを形成したものである。
しかし、特許文献1,2の小型電動車両では、ハンドルにバックミラーが一体的に固定されたものであり、例えば、車両の後進時にハンドルを切ると進行方向とは関係のない方向の反射像が映し出され、車両の後方確認がしづらい場合があった。
上記の小型電動車両では、外部の障害物から手を保護するために、一般的に、ハンドルにループ状のものが採用される。何か別の手段で外部の障害物から手を保護することができれば、ハンドルにループ形状を採用する必要はなくなり、小型電動車両の設計の自由度が拡がり好都合である。
上記の小型電動車両では、乗員は高齢者等であり、運転中に後方に体を向けることが難しい方もおり、バックミラーでの後方確認は非常に重要となる。また、バックミラーにて片方の後方ばかり確認していると、見ていない方の後方や車体真後ろにある障害物に気がつかない場合もあり、バックミラーの利便性を向上する必要もある。
本発明は、車両の後方確認がし易く、ハンドルの形状を任意に設計することができ、バックミラーの利便性の向上を図ることができる小型電動車両を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、駆動源としての電動モータと、車体の前方下部に回転自在且つ操舵自在に配置された左右の前輪と、車体の後方下部に回転自在に配置され電動モータで駆動される左右の後輪と、車体に回転自在に設けられたステアリングシャフトと、このステアリングシャフトに取付けられたハンドルと、このハンドルに設けられ乗員が握るハンドルグリップと、ハンドルグリップの前方に配置され後方を確認するバックミラーとを備えた高齢者等が移動手段として利用する小型電動車両であって、ハンドルは、略水平に形成されたバーハンドルであり、ハンドルグリップの端部に、進路変更や道路横断中であるときに点灯状態を変えるハンドル側灯火器を備え、バックミラーは、車両の直進状態では車体の正面視でハンドルグリップの全体を覆うものであり、ステアリングシャフトは、ハンドル側が車体の後方に傾斜させて回動自在に車体に取付けられるとともに、ハンドルの操作時には乗員の一方の手が車体前方に移動したときに、一方のハンドルグリップを一方のバックミラーの上方に移動させ、バックミラーと手が当たらないように配置され、バックミラーが、車体側の固定部分に取付けられたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、高齢者等が移動手段として利用する小型電動車両は、駆動源としての電動モータと、車体の前方下部に回転自在且つ操舵自在に配置された左右の前輪と、車体の後方下部に回転自在に配置され電動モータで駆動される左右の後輪と、車体に回転自在に設けられたステアリングシャフトと、このステアリングシャフトに取付けられたハンドルと、このハンドルに設けられ乗員が握るハンドルグリップと、ハンドルグリップの前方に配置され後方を確認するバックミラーとを備えた。
ハンドルは、略水平に形成されたバーハンドルであり、ハンドルグリップの端部に、進路変更や道路横断中であるときに点灯状態を変えるハンドル側灯火器を備える。
バックミラーは、車両の直進状態では車体の正面視でハンドルグリップの全体を覆う位置に配置されたので、バックミラーで外部の障害物から手を保護することができ、例えば、ハンドルにループ形状を採用する必要はなくなり、ハンドルに、略水平に形成されたバーハンドルを採用することができ、小型電動車両の設計の自由度を拡げることができる。
また、ステアリングシャフトのハンドル側が車体の後方に傾斜させて回動自在に車体に取付けられるとともに、バックミラーが、車体側の固定部分に取付けられた。これにより、ハンドルを切ったときに旋回外方のハンドルグリップはバックミラーに接近すると同時にバックミラーの上方且つ車体内側に移動し、旋回内方のハンドルグリップはバックミラーから離れると同時にバックミラーの下方且つ車体内側に移動する。
ここで、旋回外方のハンドルグリップを握った乗員の手は、ハンドルのステアリングシャフトは直立よりも後傾しているので、バックミラーとの干渉を避けられるとともに、旋回外方なので障害物に当たる心配はない。また、内方のハンドルグリップを握った乗員の手は、バックミラーとの干渉を避けられるとともに、車体内側に移動しているので障害物に当たる心配はない。
すなわち、ステアリングシャフトのハンドル側を車体の後方に傾斜させて回動自在に車体に取付けられるとともに、バックミラーが、車体側の固定部分に取付けられることで、旋回時にも障害物から乗員の手を保護することを達成することができる。
また、バックミラーが、車体側の固定部分に取付けられたので、車両の後進時にハンドルを切った場合にもバックミラーはハンドルに連れて動くことはない。従って、車両の後方確認がし易い。この結果、車両の操作性の向上を図ることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る小型電動車両の側面図であり、図2は図1に示される小型電動車両の平面図であり、図3は図1に示される小型電動車両の正面図であり、図4は図1に示される小型電動車両の背面図である。
小型電動車両10は、乗員12が着座する座席(車両用シート)13と、乗員12の足を載せるフロアステップ14と、乗員12が車両を操舵するハンドル15と、車体前方を覆うフロントカウル16と、車体後方を覆うリヤカウル17と、座席13の側方下部に設けられ、座席13の下部を囲うサイドカウル(囲い)18,18(一方不図示)と、車体前面に設けられ、前方を照らす前照灯(ヘッドライト)21,21と、フロントカウル16上部に配置され、乗員12が後方確認する左右のバックミラー23,24と、フロアステップ14の下部に配置され、電力を蓄えるバッテリ25と、座席13の下部に配置され、バッテリ25から電力の供給を受ける電動モータ26と、車体の前方下部に回転自在且つ操舵自在に配置された前輪(車輪)27,27と、車体の後方下部に回転自在に配置され、電動モータ26で駆動される後輪(車輪)28,28と、上端にハンドル15が取付けられるとともに下端に前輪27,27が接続され、前輪27,27を操舵するためのステアリングシャフト29と、ハンドル15の中央に配置され、車両の運転操作のための操作パネル31と、フロントカウル16内に配置され、GPS(global positioning system)による位置検出機能を利用したナビゲーションシステム32と、フロントカウル16の上部中央に設けられ、運転情報やナビゲーション情報が表示される表示装置(車両用メータ)33とを主要構成とする車両である。
さらに、小型電動車両10は、最高速度が6km/h(1.67m/sec)に制限され、車体寸法が高さ109cm、巾70cm、全長120cm未満と規制された車両であり、具体的には、高齢者等が移動手段として利用する電動車いすである。従って、道路横断時に別車両が接近しても、自ら退避することは難しく、被視認性を向上させることは非常に重要である。
座席(車両用シート)13は、車体垂直軸廻りに回転可能に車体に取付けることで、乗降の利便性を高めた回転シートであり、乗員12の腰部を支持する座部(シートクッション)34と、乗員12の背中12aを支持する背当て部(シートバック)35とからなる。
背当て部35は、左右側方から前方に延出され乗員12の側方を支えるステー部36,36と、上端前方に設けられ、乗員12の背中(背面)12aを照らす照射手段(照明手段)37と、上端後方に設けられ、進路変更や道路横断中であるときに点灯状態を変える後部灯火器(高位置テールランプ)38と、背面に設けられ前照灯21,21のON時に同時点灯させるシート背面ランプ39と、側方に設けられた左右のシート側方向指示器41,42と、左右側方に設けられ、周辺車両等の光を受けて反射する側部反射板43,43(一方不図示)とを備える。
後部灯火器38は、一般歩行者や周辺車両に自車両が進路変更や道路横断中であることを知らせる警告手段である。
図2に示されるように、照射手段37は、複数の発光体37a〜37gにて構成され、発光体37a〜37gは、照射の向きを変えたものであり、乗員12の背中12aの全面を照らすように配置される。
前照灯21,21は、反射器付きの2灯ヘッドライトである。
フロアステップ14は、左右側方に設けられ、前照灯21,21のON時に同時点灯させるサイドランプ44,44(一方不図示)と、座席13の下部をサイドカウル18,18で囲われた手荷物スペース45を有する。
フロントカウル16は、前照灯21,21のON時に同時点灯させるフロントランプ47と、前方に駐車車両などの障害物があることを検知する前部のソナー48,48とを備える。前部のソナー48,48は、車両前方で見えない部分の障害物を検知する障害物検知手段である。
リヤカウル17は、前照灯21,21のON時に同時点灯させるリヤランプ53と、後方の障害物の存在を検知する後部のソナー49,49と、後輪28,28の上部を覆うリヤフェンダ51,51と、これらのリヤフェンダ51,51の後方に取付けられ、周辺車両等の光を受けて反射する後部反射板52と、左右の後部方向指示器(後部ウインカ)57,58とを備える。後部のソナー49,49は、後方の障害物を検知する障害物検知手段である。
前輪27,27は、パンクレスタイヤを装備した車輪であり、一般歩行者や周辺車両に目立たせるための反射シール付きホイールキャップ54,54(一方の54は不図示)と、ハンドル15を操舵したときに前輪27,27に連れて回転可能な、独立したフロントフェンダ55,55とを備える。
フロントフェンダ55,55は、前輪27,27に連れて回転するので、乗員12は着座したままの姿勢で前輪27,27の切れ角度を確認することができる。これにより、後進時の車両の動きが解り易くすることができる。
後輪28,28は、一般歩行者や周辺車両に目立たせるための反射シール付きホイールキャップ56,56を備え、リヤカウル17に一体的に形成されたリヤフェンダ51,51で上部が覆われる。なお、後輪28,28も、パンクレスタイヤを装備した車輪である。
ステアリングシャフト29は、ハンドル15側を車体の後方に傾斜させて回動自在に車体に取付けられる。すなわち、ステアリングシャフト29の中心線C1は、ハンドル15側(上端)を車体の後方に傾斜したものである。
図5は図1に示される小型電動車両のハンドル及びバックミラーの平面図である。
ハンドル15は、略水平に形成されたバーハンドルであり、バー状のハンドル本体(不図示)と、このハンドル本体の左右に設けられ、乗員12が握る左右のハンドルグリップ63,64と、これらのハンドルグリップ63,64の端部に設けられ、進路変更や道路横断中であるときに点灯状態を変えるハンドル側灯火器65,66とから構成される。
ハンドル側灯火器65,66は、一般歩行者や周辺車両に自車両が進路変更や道路横断中であることを知らせる警告手段である。
左右のバックミラー23,24は、図3及び図5に示されたように、車体の正面視でハンドルグリップ63,64の全体を覆う位置に配置される。
さらに、左右のバックミラー23,24は、左右のミラーハウジング71,72と、左右のミラーハウジング71,72内方に設けられ、後方の状況を写し出す左右のミラー本体73,74と、左右のミラーハウジング71,72の内方下部に複数の発光体75a〜75f,76a〜76fが略水平方向に配置され、後方の障害物の位置を表示する左右の位置表示ランプ75,76と、左右のミラーハウジング71,72外方に形成された左右の前部方向指示器(前部ウインカ)77,78(図3参照)と、左右のミラーハウジング71,72外方に形成され、進路変更や道路横断中であるときに点灯状態を変える左右のミラー側灯火器81,82(図3参照)とからなる。
左右の位置表示ランプ75,76は、乗員12の可視可能範囲内に複数の発光体75a〜75f,76a〜76fが略水平方向に配置され、車両の後進時に後部ソナー49,49が車両後方に障害物を検知した際に、この障害物の位置に応じて発光体75a〜75f,76a〜76fの発光状態を変えるようにしたものである。
左右のミラー側灯火器81,82は、一般歩行者や周辺車両に自車両が進路変更や道路横断中であることを知らせる警告手段である。
操作パネル31は、ハンドルグリップ63,64の前方に設けられた左右の走行レバー85,86と、バッテリ25の電源をONにするメインスイッチ(スイッチボタン)87と、走行速度を設定する走行速度設定ノブ88と、前進/後進の切換操作をする前進ボタン91及び後進ボタン92と、左右の前部方向指示器77,78、左右のシート側方向指示器41,42及び左右の後部方向指示器57,58を点灯させる左右の方向指示器点灯ボタン93,94と、ナビゲーションシステム32の起動/解除するナビゲーションボタン95と、緊急時に介助を要請するときに使用する緊急時コールボタン101とからなる。
左右の走行レバー85,86は、どちらのレバーを操作しても同一機能の操作が可能なレバーであり、握り込み停止機能付きのレバーであり、強く握り締めるとブレーキがかかる。
走行速度設定ノブ88は、時速1〜6kmを無段階に設定できるノブであり、時速4km以上に設定された場合にはハンドル15を操作した(切った)ときに自動減速機能が働く。
表示装置33は、バッテリ25の残量を表示するバッテリ残量表示部96と、左右の前部方向指示器77,78、左右のシート側方向指示器41,42及び左右の後部方向指示器57,58の点灯(点滅)状態であることを表示する左右の方向指示器表示部97,98と、運転情報やナビゲーション情報が表示される液晶パネル99とからなる。
図6(a),(b)は図1に示された電動小型車両のハンドルグリップとバックミラーとの位置関係作用を示す説明図である。
(a)において、小型電動車両10は、車体に回転自在にステアリングシャフト29(図1参照)が設けられ、ステアリングシャフト29にハンドル15が取付けられ、ハンドル15に乗員12が握る左右のハンドルグリップ63,64が設けられ、これらのハンドルグリップ63,64の前方に後方を確認する左右のバックミラー23,24が配置されたものと言える。
(b)において、左右のバックミラー23,24は、車体の正面視でハンドルグリップ63,64の全体を覆う位置(範囲S1内)に配置される。すなわち、バックミラー23,24の位置は直進走行時に、乗員12の手のほぼ前方に配置し、ハンドル15を握った手をほぼ隠す大きさとする。これにより、バックミラーで外部の障害物から手を保護することができ、例えば、ハンドルにループ形状を採用する必要はなくなり、小型電動車両10の設計及びデザインの自由度を拡げることができる。
また、バックミラー23,24を乗員12の手のガードと兼用することにより、ハンドル15周りの部品点数を削減することもできる。
図7(a),(b)は図1に示された電動小型車両のハンドル操作をしたときの作用を示す作用説明図である。
(a),(b)においてステアリングシャフト29は、ハンドル15側(上端)が車体の後方に傾斜させて回動自在に車体に取付けられる。また、バックミラー23,24が、車体側の固定部分であるフロントカウル16に取付けられる。すなわち、ハンドル15は、ステアリングシャフト29が直立よりも後傾しており、ハンドル15の操作時に乗員12の手が前に移動しても、ハンドル15は上方に移動するため、バックミラー23,24と手が当たらないように配置される。
これにより、図7(b)に示されるように、ハンドル15を切ったときに旋回外方の(左の)ハンドルグリップ63は左のバックミラー23に接近すると同時に、左のバックミラー23の上方且つ車体内側に移動する。図7(a)に示されるように、旋回内方のハンドルグリップ64は右のバックミラー24から離れると同時に右のバックミラー24の下方且つ車体内側に移動する。旋回外方のハンドルグリップ63を握った乗員12の手は、ハンドル15のステアリングシャフト29が直立よりも後傾しているので、左のバックミラー23との干渉を避けられるとともに、旋回外方なので障害物に当たる心配はない。また、旋回内方のハンドルグリップ64を握った乗員の手は、右のバックミラー24との干渉を避けられるとともに、車体内側に移動しているので障害物に当たる心配はない。
すなわち、ステアリングシャフト29のハンドル15側を車体の後方に傾斜させて回動自在に車体に取付けるとともに、バックミラー23,24が、車体側の固定部分(例えば、フロントカウル16)に取付けられることで、旋回時にも障害物から乗員12の手を保護することを達成することができる。
また、バックミラー23,24が、車体側の固定部分に取付けられたので、車両の後進時にハンドル15を切った場合にもバックミラー23,24はハンドルに連れて動くことはない。従って、車両の後方確認がし易い。この結果、車両の操作性の向上を図ることができる。
図8(a)〜(d)は図1に示された電動小型車両のバックミラーに設けた位置表示ランプの説明図である。
(a)において、車両の後進時に且つ障害物検知手段49,49(図4参照)が車両後方に障害物を検知していないので、位置表示ランプ75,76の消灯状態にある。
左右のどちらのバックミラー23,24を見ていても、後方の障害物がどこにあるのが確認できるように、位置表示ランプ75,76の複数の発光体75a〜75f,76a〜76fは同じように光るように配置される。
(b)において、車両の後進時に且つ障害物検知手段49,49(図4参照)が車両後方に障害物を検知した状態であり、車両の後方左に障害物があるので、位置表示ランプ75,76の複数の発光体75a〜75f,76a〜76fの内、左よりの発光体75a,75b,76a,76bが点灯される。
(c)において、車両の後進時に且つ障害物検知手段49,49(図4参照)が車両後方に障害物を検知した状態であり、車両の後方中央に障害物があるので、位置表示ランプ75,76の複数の発光体75a〜75f,76a〜76fの内、中央の発光体75c,75d,76c,76dが点灯される。
(d)において、車両の後進時に且つ障害物検知手段49,49(図4参照)が車両後方に障害物を検知した状態であり、車両の後方右に障害物があるので、位置表示ランプ75,76の複数の発光体75a〜75f,76a〜76fの内、右よりの発光体75e,75f,76e,76fが点灯される。
図9は図1に示される小型電動車両のブロック図である。
図9に示されるように、小型電動車両10(図1参照)は、先に説明したメインスイッチ87の状態と、車両後方の障害物を検知する障害物検知手段49,49の情報と、車両の後進を設定する後進ボタン92の情報がコントローラ164に入力される。
コントローラ(制御手段)164は、障害物検知手段49,49が車両の後方に障害物を検知したときに、障害物の存在する位置によって、左右の位置表示ランプ75,76の複数の発光体75a〜75f,76a〜76fの該当箇所を点灯させ、乗員12に障害物の存在と、障害物の大まかな位置を知らせる。
図10は図1に示される小型電動車両のフロー図である。なお、ST××はステップ番号を示す(符号は図4、図5及び図8参照)。
ST01:メインスイッチ87をONする。
ST02:後進ボタン92の情報で車両は後進中かどうか判断する。YESの場合はST03に進み、NOの場合はST02を繰り返す。
ST03:車両後方の左に障害物を検知したかどうかを障害物検知手段49,49で判断する。YESの場合はST04に進み、NOの場合はST05に進む。
ST04:位置表示ランプ75,76の複数の発光体75a〜75f,76a〜76fの内、左よりの発光体75a,75b,76a,76bが点灯される。
ST05:車両後方の中央に障害物を検知したかどうかを障害物検知手段49,49で判断する。YESの場合はST06に進み、NOの場合はST07に進む。
ST06:位置表示ランプ75,76の複数の発光体75a〜75f,76a〜76fの内、中央の発光体75c,75d,76c,76dが点灯される。
ST07:車両後方の右に障害物を検知したかどうかを障害物検知手段49,49で判断する。YESの場合はST08に進み、NOの場合はST02に戻る。
ST08:位置表示ランプ75,76の複数の発光体75a〜75f,76a〜76fの内、右よりの発光体75e,75f,76e,76fが点灯する。
図4及び図5に示されるように、小型電動車両10では、車体に、後部のソナー49,49などの車両後方の障害物を検知する障害物検知手段を備える。また、バックミラー23,24に、乗員12の可視可能範囲内に複数の発光体75a〜75f,76a〜76fが略水平方向に配置され、車両の後進時に且つ障害物検知手段49,49が車両後方に障害物を検知した際に、この障害物の位置に応じて発光体75a〜75f,76a〜76fの発光状態を変えるようにした。
このような小型電動車両(電動車いす)10では、乗員12(図1参照)は高齢者等が多く、後方に体を向けて運転することが難しい方もおり、バックミラー23,24での後方確認は非常に重要であり、車両の後進時に且つ障害物検知手段49,49が車両後方に障害物を検知した際に、この障害物の位置に応じて発光体75a〜75f,76a〜76fの発光状態を変えるようにすることで、バックミラー23,24の利便性を向上することができる。
具体的には、複数の発光体75a〜75f,76a〜76fの警報により、見ていない側のバックミラー23,24に映っている障害物や、死角になっていて見えない障害物との衝突を避けることができる。
また、左右のバックミラー23,24の同一の点灯表示をすることについても、乗員12は高齢者等が多いことによる。すなわち、どちらか一方のバックミラー23,24で後方の状態を把握できるようにした。
尚、本発明に係る小型電動車両は、図1に示すように、バックミラー23,24は、車体側の固定部分であるフロントカウル16に取付けられたが、これに限るものではなく、バックミラー23,24は、車体側の固定部分に取付けたものであればよく、例えば、車体フレーム側に取付けられたものであってもよい。
本発明に係る小型電動車両は、図8に示すように、バックミラー23,24の位置表示ランプ75,76は、ミラーハウジング71,72内の下部に設けられ、障害物を検知した位置により該当部分を点灯するようにしたが、これに限るものではなく、例えば、すべての発光体を点灯しておき、障害物を検知した位置の該当部分の発光体に色を変化させるものでもよく、障害物を検知した位置の該当部分の発光体を点滅させてもよい。
さらに、バックミラーの下部若しくは上部枠に、水平方向に色の違うLED(発光ダイオード)をセットで複数個配置し、右側に障害物があるときは右側のLEDを赤く、中央付近若しくは左側のLEDを青や緑に点灯させる。さらに、距離が近づいたときに点滅させるようにしてもよい。
本発明に係る小型電動車両は、高齢者等が利用する電動車いすに好適である。
本発明に係る小型電動車両の側面図である。 図1に示される小型電動車両の平面図である。 図1に示される小型電動車両の正面図である。 図1に示される小型電動車両の背面図である。 図1に示される小型電動車両のハンドル及びバックミラーの平面図である 図1に示された電動小型車両のハンドルグリップとバックミラーとの位置関係作用を示す説明図である。 図1に示された電動小型車両のハンドル操作をしたときの作用を示す作用説明図である。 図1に示された電動小型車両のバックミラーに設けた位置表示ランプの説明図である。 図1に示される小型電動車両のブロック図である。 図1に示される小型電動車両のフロー図である。
符号の説明
10…小型電動車両、15…ハンドル、16…固定部分(フロントカウル)、23,24…左右のバックミラー、29…ステアリングシャフト、49,49…障害物検知手段(後部のソナー)、63,64…左右のハンドルグリップ、75,76…位置表示ランプ、発光体…75a〜75f,76a〜76f。

Claims (1)

  1. 駆動源としての電動モータと、車体の前方下部に回転自在且つ操舵自在に配置された左右の前輪と、車体の後方下部に回転自在に配置され前記電動モータで駆動される左右の後輪と、車体に回転自在に設けられたステアリングシャフトと、このステアリングシャフトに取付けられたハンドルと、このハンドルに設けられ乗員が握るハンドルグリップと、ハンドルグリップの前方に配置され後方を確認するバックミラーとを備えた高齢者等が移動手段として利用する小型電動車両であって、
    前記ハンドルは、略水平に形成されたバーハンドルであり、前記ハンドルグリップの端部に、進路変更や道路横断中であるときに点灯状態を変えるハンドル側灯火器を備え、
    前記バックミラーは、車両の直進状態では前記車体の正面視で前記ハンドルグリップの全体を覆うものであり、
    前記ステアリングシャフトは、前記ハンドル側が前記車体の後方に傾斜させて回動自在に前記車体に取付けられるとともに、前記ハンドルの操作時には乗員の一方の手が車体前方に移動したときに、一方の前記ハンドルグリップを一方の前記バックミラーの上方に移動させ、前記バックミラーと前記手が当たらないように配置され、
    前記バックミラーは、前記車体側の固定部分に取付けられたことを特徴とする小型電動車両。
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