JP3982257B2 - 小型電動車両の保安装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に高齢者や足の不自由な人の利用に供する三輪または四輪の小型電動車両に装備される保安装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の小型電動車両はセニアカー(R)等と呼ばれ、高齢者等の足代わりになるものとして極めて利用価値が高い。かかる小型電動車両の基本構成において、たとえば車体後部に搭乗者が着座するシートが設置され、その前方には搭乗者が足を載せるためのフロアが設けられ、さらにその前方に前輪を操舵するステアリングシャフトが立設される。ステアリングシャフトの上端にはハンドルが取り付けられ、搭乗者はシートに着座して該ハンドルを操作するようになっている。
【0003】
小型電動車両の実使用において、特に走行時における自動車等の他車両からの視認性は安全上極めて重要である。たとえば歩道から出て、やむを得ず車道を走行する場合など、小型電動車両の存在を周囲に知らせる必要があり、それにより安全を確保することができる。従来、視認性を得るための手段として、たとえば反射器や夜間照明灯が使用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の小型電動車両において反射器を取り付けた場合、他車両からライトが照射されないと本来の反射機能の効果を得ることができず、特に右左折してきた自動車にあっては小型電動車両の直近でしか視認することができない。また、反射器においてはライトの照射角度と反射角度の関係による方向性があり、つまり反射器が取り付けられる側もしくは面でのみ有効に機能する。
また、夜間照明灯の場合でも方向性の問題がある上、その消費電力のため車載バッテリの電力消費に影響する。
【0005】
反射器および夜間照明灯とも小型電動車両における取付部位が車体に限られるため、反射器等の高さ位置は高だか小型電動車両の高さに限定される。また、この種の車両は車体安定性を確保するために通常、車体全高は低く設定される。このように反射器等の取付高さ位置が制限されることに加えて、車両自体の高さが低く、これらはいずれも自動車等から認識し難い原因となり、そのままでは安全距離の確保が困難である。さらに、反射器および夜間照明灯とも有効に機能する時間帯としては夜間に限られ、昼間の時間帯では実質的に機能し得ない。
【0006】
本発明はかかる実情に鑑み、視認性を有効かつ格段に向上させ、高い安全性を実現する小型電動車両の保安装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の小型電動車両の保安装置は、車輪およびシートを取り付けた車体フレームに電動モータおよびバッテリを搭載し、前記電動モータによって前記車輪を駆動するようにした小型電動車両における保安装置であって、径の異なる複数のパイプ材を相互に嵌合させて長手方向へ伸縮自在なポールと、このポールを伸縮駆動する駆動モータとを備えてポールユニットを形成し、前記ポールユニットは、当該小型電動車両を走行可能な使用状態と走行不能な不使用状態にメインスイッチを切替えるキー操作、またはヘッドライトの点灯を切替えるライトスイッチに連動し、当該小型電動車両の不使用時または前記ヘッドライトの消灯時には前記ポールを収縮させてその先端部が前記シートバックの高さと略同等の高さ位置に配置される一方、当該小型電動車両が走行可能な使用状態または前記ヘッドライトの点灯時では前記ポールを伸張させて前記先端部が搭乗者よりも高い高さ位置に配置され、該ポールユニットの前記ポールの先端に発光手段を有し、このポールユニットを、前記ポールがその先端部を前記シートバックの高さと略同等の高さの収縮位置と搭乗者よりも高い高さの伸長位置とに上下方向に伸縮可能に前記シートのシートバック背面の上部に配設することを特徴とする。
【0008】
本発明の小型電動車両の保安装置において、前記ポールユニットの作動を前記メインスイッチと連動させる、あるいは前記ライトスイッチと連動させるかを切替え可能なポール作動切替えスイッチを備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明の小型電動車両の保安装置において、前記ポールユニットは、前記シートバックの車幅方向左側に偏倚して配設されることを特徴とする。
【0012】
本発明の小型電動車両の保安装置において、前記ポールの先端を略球面状に形成し、その内部に前記発光手段を配設することを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、小型電動車両の使用時、メインスイッチ等をオンすることにより車両が走行すると同時に、バッテリからポールユニットに給電され、ポールが伸長するとともに発光素子が発光する。内部に発光素子が配設された球体は高い位置に配置され、視認性が向上して高い安全性を確保することができる。また、球体は大きな球状であるため、目立ち易い上、人が接触等した場合でも安全である。さらに、ポールユニットを車幅方向左側に配置することで、特に右側走行する場合に球体が他の車両の視界に入り易くなる。
【0014】
また、ポールユニットをメインスイッチ等と連動させることで、ポールが自動で伸縮動作をするため使い易く、使用性および取扱性等に優れている。さらに、使用後はコンパクトに格納されるため、保管時等における取扱いが容易である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基き、本発明による小型電動車両の保安装置の好適な実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施形態に係る小型電動車両の全体構成を示す斜視図、図2は小型電動車両の正面図および側面図、図3は平面図である。小型電動車両10において、車体フレーム(図示せず)に左右一対の前輪11および左右一対の後輪12が、図示しないサスペンションを介して支持される。該車体フレームは前部カバー13、レッグシールド14、フロア15および後部カバー16等からなる樹脂製カバーによって覆われている。
【0016】
車体後部において箱状の後部カバー16が上方に突設され、後部カバー16の内側には後輪12を駆動するための駆動モータ17や駆動モータ17の出力を車軸18に伝達するギヤユニット19(図2あるいは図3等参照)、さらにバッテリおよびその充電器等を含む動力装置が収容されている。この動力装置は、後述する制御装置により制御されるようになっている。
【0017】
後部カバー16の上側には、搭乗者が着座するシート20が搭載される。シート20はシートクッション21とシートバック22を含み、図1に示されるように後部カバー16上で水平方向に旋回可能(図1、矢印A)に支持される。なお、この旋回角度は車体センタから左右にたとえば45度および90度に設定され、シートクッション21の両側部に付設された操作レバー23の操作で適宜旋回させることができる。また、シート20は前後方向に所定量だけ位置調整可能に支持されている。さらに、シートクッション21はシート連動式クラッチを構成しており、たとえば小型電動車両10の格納時等においてシートクッション21を持ち上げると、後輪12の駆動系のクラッチが切れて小型電動車両10を手で押して動かすことができるようになっている。
【0018】
シートバック22の両側部にはアームレスト24が設けられ、各アームレスト24は、図1の矢印Bのように回動可能に支持される。また、シートバック22の背面には、後述するようにキー操作または手動スイッチの操作に連動するとともに、上下方向またはシートバック22と略平行に伸縮可能なポールユニット1が配設される。
【0019】
レッグシールド14は車体前部で盾状に上方に突設され、シート20に着座した搭乗者の脚まわりを風等があたらないように保護する。レッグシールド14の内部には前輪11を操舵するためのステアリングシャフト(図示せず)が立設され、該ステアリングシャフトの上端には後述するハンドルユニット100が回動可能(図1、矢印C)に取り付けられ、利用者はシート20に着座してハンドルを操作するようになっている。
【0020】
レッグシールド14の前面部には収納籠もしくはキャリヤケース25が装架され、キャリヤケース25の下方にヘッドライト26が取り付けられる。また、レッグシールド14の両肩部には左右のウィンカ27が配設されるとともに、後部カバー16の両肩部にも左右のウィンカ28が配設される。
【0021】
つぎに、図4はハンドルユニット100まわりを示している。ハンドルユニット100において、前述したステアリングシャフトの上端にブラケットを介してパイプ材でなるハンドルバー(図示せず)が支持される。該ハンドルバーは樹脂製カバー101によって覆われ、図示のように樹脂製カバー101の外形が概略半月状もしくは扁平山形状等の滑らかな曲線形態となっている。
【0022】
ハンドルユニット100の前部には、左右一対のバックミラー102がステー103を介してハンドルバーによって支持される。ハンドルユニット100の前部左側には、手動式のブレーキレバー104がハンドルバーに取り付けられる。また、ハンドルユニット100の後部(シート20側)には、シリンダ錠でなるメインスイッチ105が配置される。
【0023】
ハンドルユニット100の中央部には、各種スイッチ類を搭載するスイッチボックス(操作ボックス)106が設けられる。スイッチボックス106には前後進切替えノブ107、速度設定ノブ108、バッテリ残量表示器109および充電ランプ110、左右のウィンカスイッチ111a,111bおよびホーンボタン112等のスイッチが配設される。また、スイッチボックス106のこの例では右側に、前後方向に回動可能に支持されたアクセルレバー113が配置される。搭乗者はシート20に着座して、スイッチボックス106のスイッチ類あるいはアクセルレバー113を簡単かつ的確に操作することができる。
【0024】
つぎに、図5はポールユニット1の構成例を示している。ポールユニット1においてケーシング2の適所に伸縮可能なポール3が支持される。このポール3はたとえば外側から内側へ径が順次小さくなるパイプ材を、長手方向に移動可能に相互に嵌合させてなる伸縮管により構成される。ポール1の先端を略球面状に形成し、すなわちこの例では最も内側のパイプ材3aの上端に樹脂製等の中空球体4を取り付け、その内部に発光手段を配設する。発光手段としては、典型的には断続発光する発光素子でなり、ポール3が伸長した状態でバッテリから給電されるようになっている。具体的には、たとえば発光ダイオードであったり、フラッシュライトであったりする。フラッシュライトの方が一般的に輝度が高く、視認性に優れるためより効果的である。なお、球体4は透明または半透明材料により形成されるが、その表面に蛍光塗料を塗布したものであってもよい。
【0025】
また、ケーシング2には駆動モータ5が固定されるとともに、ポール3を伸長駆動するためのドライブコード6を巻回するプーリ7が収容される。プーリ7はケーシング2内で支軸7aのまわりに回転可能に支持されており、ドライブコード6を巻回するためのコード収納溝7bを有している。駆動モータ5とプーリ7はギヤ列8を介して連結される。ギヤ列8は、駆動モータ5の出力軸に固着したウォームギヤ8a、ウォームギヤ8aと噛合するホイール8b、ホイール8bと同軸かつ一体構成された小ギヤ8cおよび小ギヤ8cと噛合する大ギヤ8dを含む。大ギヤ8dはプーリ7と同軸かつ一体構成され、駆動モータ5の回転を十分に減速してプーリ7を駆動させる。
【0026】
ドライブコード6はたとえばポリアセタール等の材料により断面円形の細長い棒状に形成され、一端がプーリ7のコード収納溝7bに固定されるとともに、他端はケーシング2に形成されたガイドを通ってポール3の中空内部に挿通し、複数ある中で最も径の小さいパイプ材3aに固定される。
【0027】
本実施形態では、ポール3の先端の球体4内の発光素子を発光駆動するようになっているが、該発光素子に給電するためにドライブコード6を利用することができる。すなわち、ドライブコード6内部に発光素子給電用の導線を埋設し、この導線を介してバッテリから給電するようにしてもよい。
【0028】
ポールユニット1において、駆動モータ5の動力がギヤ列8で構成される動力伝達系を介してプーリ7に伝達されることにより、プーリ7が支軸7aのまわりに回転する。プーリ7が図5において時計方向に回転すると、コード収納溝7b内のドライブコード6がガイドを通って繰り出され、これによりその繰出し分だけポール3が上方へ伸長する。また、プーリ7が図5において反時計方向に回転すると、ドライブコード6がコード収納溝7bに巻き取られ、これによりその巻取り分だけポール3が収縮する。
【0029】
かかるポールユニット1は、図2および図3に示されるようにシート20のシートバック22の車幅方向左側に偏倚して配設される。その際ポールユニット1をシートバック22に取り付ける方法としては、該シートバック22のフレーム等を利用してビス等によって締結固定することができる。また、シートバック22に取り付けられたポールユニット1のまわりをカバー9で覆い、シートバック22と一体化したデザインにするとよい。
【0030】
ここで、図6はこの実施形態における小型電動車両10を制御するための主要回路構成を示している。駆動モータ17を駆動制御するためのモータ駆動回路を含む制御装置29を備え、制御装置29にはスイッチボックス(操作ボックス)106や駆動モータ17等が接続される。車載のバッテリ30は駆動モータ17を駆動させ、あるいはヘッドライト26を点灯させるための電源となっている。その他バッテリ30の電源でウィンカ27,28やホーン等を作動させる。
【0031】
ポールユニット1も、バッテリ30から給電されて、その駆動モータ5および球体4内の発光素子が駆動されるようになっている。その場合、ポール作動切替えスイッチ31を備え、このポール作動切替えスイッチ31の切替え操作で、メインスイッチ105と連動させ、あるいはライトスイッチ32と連動させることができる。メインスイッチ連動の場合、メインスイッチ105をオン(ON)するとポールユニット1に給電され、駆動モータ5および球体4内の発光素子が駆動される。また、ライトスイッチ連動の場合メインスイッチ105のオン後、ライトスイッチ32をオンするとヘッドライト26が点灯するとともに、ポールユニット1に給電され、駆動モータ5および球体4内の発光素子が駆動される。
【0032】
ポールユニット1においてまた、図2(b)に示したように伸長時におけるポール3の上端(球体4)が、少なくとも搭乗者よりも高い高さ位置に配置される。また、ポールユニット1の収縮時におけるポール3の上端は、シートバック22の高さと略同等の高さ位置に配置される。なお、略同等とは、具体的には車両正面視(図2(a)参照)においてポール3の上端に設けられた球体4が、シートバック22の上部とオーバラップする相対的な位置関係にある状態のことである。
【0033】
小型電動車両10の実使用において、ポール作動切替えスイッチ31の切替え操作で、たとえばメインスイッチ連動に設定した場合、メインスイッチ105をオンすることにより駆動モータ17が駆動し、所望の速度で走行することができる。このとき同時にバッテリ30からポールユニット1に給電され、駆動モータ5および球体4内の発光素子が駆動されることで、ポール3が伸長するとともに発光素子が発光する。
【0034】
車両走行中、発光素子したがって球体4が発光するため、他車両からの視認性は格段に向上する。この場合ポール3の上端の球体4は、搭乗者の頭部よりも高い高さ位置に配置されるから、遠くからでも極めて認識され易い。特にこの種の車両は、歩道のない混合交通道路では歩行者と同様に右側通行が義務付けられている。このような場合、ポールユニット1がシートバック22の車幅方向左側に偏倚して配設されている、つまり車道側に配置されるので、この点でも他車両からの視認性は向上する。
【0035】
また、ライトスイッチ連動の場合、ライトスイッチ32をオンするとヘッドライト26が点灯するとともに、ポールユニット1に給電され、駆動モータ5および球体4内の発光素子が駆動される。たとえば、やむを得ず夜間に走行する場合などでも球体4が発光することで、極めて認識され易い。
【0036】
小型電動車両10の使用後は、メインスイッチ105あるいはライトスイッチ32をオフ(OFF)することによりポール3が収縮して球体4は、シートバック22の高さと略同等の高さ位置に配置される。たとえば不使用時に、バッテリ30を充電するために充電所等に小型電動車両10を保管する際、丈の低い保管場所であってもポール3が収縮してコンパクトに格納されるため、小型電動車両10を円滑に移動することができる。
【0037】
上述のように保安装置としての本発明のポールユニット1は、使用時に球体4が高い高さ位置(特に乗用車のルーフ程度)に配置されるから、視認性が向上して高い安全性を確保することができる。また、球体4は大きな球状であるため、目立ち易い上、人が接触等した場合でも安全である。ポールユニット1を車幅方向左側に配置することで、特に右側走行する場合には球体4が他の車両の視界に入り易くなる。
【0038】
また、ポールユニット1をメインスイッチ連動あるいはライトスイッチ連動とすることで、ポール3が自動で伸縮動作をするため使い易く、使用性および取扱性等に優れている。さらに、使用後はコンパクトに格納されるため、保管時等における取扱いが容易であり、この点でも使用性に優れている。
【0039】
球体4内の発光素子は断続発光し、特にフラッシュ状に点灯するため、連続点灯の場合よりも注意を引き易く、また電流消費の点でも効果的である。なお、昼間であってもフラッシュ効果があれば常時発光素子をオンしてもよい。
【0040】
以上、本発明を種々の実施形態とともに説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
たとえば上記実施形態においてポールユニット1を車幅方向左側に配置する例を説明したが、この例に限らず場合によっては必要に応じて車幅方向右側あるいは中央部に配置してもよい。また、ポール3の伸長時の長さや球体4の高さ位置等は、必要に応じて適宜設定可能である。
さらに、本発明は三輪または四輪の小型電動車両の他に、電動車椅子(モータチェアタイプ)に対しても有効に適用可能であり、上記実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、この種の小型電動車両等において車両走行時に発光素子を内蔵する球体が、高い高さ位置に配置されるため視認性が向上して高い安全性を確保することができる。また、使い易く、取扱いが容易であるため高齢者等においても安全かつ適性に使用することができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る小型電動車両の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係る小型電動車両の正面図および側面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る小型電動車両の平面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る小型電動車両のハンドルユニットまわりを示す斜視図である。
【図5】本発明の実施形態に小型電動車両の保安装置の構成例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係る小型電動車両の主要回路構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 ポールユニット
2 ケーシング
3 ポール
4 球体
5 駆動モータ
6 ドライブコード
7 プーリ
8 ギヤ列
9 カバー
10 小型電動車両
11 前輪
12 後輪
14 レッグシールド
15 フロア
17 駆動モータ
20 シート
21 シートクッション
22 シートバック
24 アームレスト
26 ヘッドライト
27,28 ウィンカ
100 ハンドルユニット
102 バックミラー
104 ブレーキレバー
106 スイッチボックス(操作ボックス)
107 前後進切替えノブ
108 速度設定ノブ
109 バッテリ残量表示器
113 アクセルレバー

Claims (4)

  1. 車輪およびシートを取り付けた車体フレームに電動モータおよびバッテリを搭載し、前記電動モータによって前記車輪を駆動するようにした小型電動車両における保安装置であって、
    径の異なる複数のパイプ材を相互に嵌合させて長手方向へ伸縮自在なポールと、このポールを伸縮駆動する駆動モータとを備えてポールユニットを形成し、
    前記ポールユニットは、当該小型電動車両を走行可能な使用状態と走行不能な不使用状態にメインスイッチを切替えるキー操作、またはヘッドライトの点灯を切替えるライトスイッチに連動し、当該小型電動車両の不使用時または前記ヘッドライトの消灯時には前記ポールを収縮させてその先端部が前記シートバックの高さと略同等の高さ位置に配置される一方、当該小型電動車両が走行可能な使用状態または前記ヘッドライトの点灯時では前記ポールを伸張させて前記先端部が搭乗者よりも高い高さ位置に配置され、該ポールユニットの前記ポールの先端に発光手段を有し、
    このポールユニットを、前記ポールがその先端部を前記シートバックの高さと略同等の高さの収縮位置と搭乗者よりも高い高さの伸長位置とに上下方向に伸縮可能に前記シートのシートバック背面の上部に配設することを特徴とする小型電動車両の保安装置。
  2. 前記ポールユニットの作動を前記メインスイッチと連動させる、あるいは前記ライトスイッチと連動させるかを切替え可能なポール作動切替えスイッチを備えたことを特徴とする請求項1に記載の小型電動車両の保安装置。
  3. 前記ポールユニットは、前記シートバックの車幅方向左側に偏倚して配設されることを特徴とする請求項1または2に記載の小型電動車両の保安装置。
  4. 前記ポールの先端を略球面状に形成し、その内部に前記発光手段を配設することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の小型電動車両の保安装置。
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