JP2003180759A - 車椅子の照明システム - Google Patents

車椅子の照明システム

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JP2003180759A JP2001379182A JP2001379182A JP2003180759A JP 2003180759 A JP2003180759 A JP 2003180759A JP 2001379182 A JP2001379182 A JP 2001379182A JP 2001379182 A JP2001379182 A JP 2001379182A JP 2003180759 A JP2003180759 A JP 2003180759A
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郁子 佐藤
Taeko Sato
妙子 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】暗い道路においても、安全に走行できる車椅子
の照明システムを提供すること。 【解決手段】バッテリー車Iの一方のサイドフレーム2
の前方に、自動走行用の操作ボックス24に連動される
とともにバッテリー21に接続された操作レバー22が
装着され、操作レバー22に配線された照明灯25が、
背フレーム8に装着する取付金具を介して取り付けられ
ている。照明灯25は、白色ランプ251・青色ランプ
252からなる一対のランプをそれぞれ逆方向に向けて
配置し、操作レバー22のレバー部221を操作するこ
とによって、前方及び後方から走行する自転車や車の運
転者に合図して確認させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、障害者又は高齢
者が車椅子に搭乗して外出する際に、特に夜間時におい
て安全に走行できる車椅子の照明システムに関する。
【0002】
【従来の技術】車椅子を使用する障害者又は高齢者は、
車椅子を使用して夜間時に外出することは危険であるこ
とから、夜間の外出は一般的にはほとんど行なわれてい
ない状況であった。しかしながら、走行中に、やむを得
ない状況で外部が暗くなって照明が必要とするケースは
必ずしも皆無とは言えない。例えば、外出時に遅くなっ
て日が暮れたり、曇の天気で走行したりする場合、ある
いは、夜間に緊急事で外出しなければならない場合等で
ある。この場合、車椅子に照明がないと、道路では車や
自転車等が走行しているために、車や自転車の運転者
が、前方を走行している車椅子を確認できないまま運転
することとなって、事故になりやすく、極めて危険な状
態にあるといえる。
【0003】一方、車椅子には、通常、照明システムが
装備されていないために、このような状況では、例え
ば、懐中電灯を用意して前方を点灯するか、懐中電灯を
後方に向けたりして、危険を防止するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、後方から走行
してくる車や自転車等の運転者は、道路が暗いと、障害
者や高齢者あるいは介護者が懐中電灯で照らしているだ
けでは、十分な確認をする事ができず、車両のライトを
点灯していても、車椅子に近づかなければ前方に車椅子
が走行していることが確認しにくい。そのため、車や自
転車等の運転者が急ブレーキをかけることとなって事故
を起こしやすくなっていた。また、障害者や高齢者ある
いは介護者が懐中電灯を手で持っている事は、懐中電灯
を手から落下する虞もある事から、危険な状態を避ける
事はできなかった。そのために、車椅子に照明システム
を装備することが要望されていた。
【0005】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、例え、障害者又は高齢者が車椅子で暗い道路の中
を走行するときがあっても、車や自転車等の運転者が確
認しやすいように、安全に走行できる車椅子の照明シス
テムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわる車椅
子の照明システムでは、上記の課題を解決するために、
以下のように構成するものである。すなわち、左右一対
のサイドフレームと、前記サイドフレームの背側に夫々
配設された背フレームとを備え、前記サイドフレームの
一部又は前記背フレームに照明灯が配置された車椅子の
照明システムであって、前記照明灯が、左サイドフレー
ム又は前記背フレームの左側部に取り付けられて電源に
接続される左照明系統と、右サイドフレーム又は前記背
フレームの右側部に取り付けられて電源に接続される右
照明系統と、に分岐して配線され、左側に進路変更する
か又は左折する際に、前記左照明系統を点灯又は点滅可
能とし、右側に進路変更するか又は右折する際に、前記
右照明系統を点灯又は点滅可能とし、前進又は後進する
際に、前記左照明系統及び前記右照明系統が同時に点灯
又は点滅するように操作手段によって操作されることを
特徴とする車椅子の照明システム。
【0007】また好ましくは、前記操作手段が、バッテ
リーを搭載する車椅子の走行を操作する操作部に連動さ
れた操作レバーを備えていればよい。
【0008】さらに、前記照明灯が、いずれかのサイド
フレームに対して垂直方向と水平方向に傾倒可能な少な
くとも1個の方向指示器であればよい。
【0009】
【発明の効果】本発明の車椅子の照明システムによれ
ば、車椅子には、左右のサイドフレーム又は背フレーム
に夫々左照明系統・右照明系統としての照明灯が配置さ
れている。そして走行中に、左側への進路変更や左折す
る場合に、左照明傾倒用の照明灯を点灯することがで
き、また右側への進路変更や右折する場合に、右照明系
統用の照明灯を点灯することができ、さらに、直進や後
進の場合に、両方の照明灯を点灯すれば、暗い道路にお
いても、走行する車や自転車等が、車椅子から発射され
る照明によって前方の車椅子を確認することができ安全
運転を行なうことができる。
【0010】また、車椅子には、バッテリーを搭載して
自動走行可能に構成されているものがある。この車椅子
では、自動走行する操作は、バッテリーに接続されて障
害者が操作する操作部によって行なわれる。本発明の車
椅子の照明システムは、この操作部に照明灯に配線され
た操作レバーを連動させるとともに、操作レバーを操作
することによって、左折時や右折時、また前進時や後進
時における夫々の照明を点灯又は点滅させて、後方から
走行する自転車や車の運転者に、車椅子の存在を確認さ
せて車椅子の夫々の動きを合図することができる。従っ
て、照明灯用の新たなバッテリーを搭載することなく照
明灯を操作できる。しかも、操作レバーによる操作も進
行する方向に沿ってレバーを傾倒させるだけなので極め
て容易に行なう事ができる。
【0011】さらに、照明灯を垂直方向と水平方向に傾
倒可能に取り付ければ、自動車の方向指示器と同様に構
成できることから、後方から走行する自転車や車の運転
者が確認しやすい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。実施形態の車椅子の照明システム
(以下、照明システムという。)は、バッテリーを搭載
して自動走行可能な車椅子(以下、バッテリー車とい
う。)やバッテリーを搭載していない通常の車椅子のい
ずれにおいても、取り付けることができる。
【0013】図1〜2は、バッテリー車に照明灯を取り
付けたものであって、バッテリー車1は、肘掛けパイプ
3(左肘掛けパイプ3A・右肘掛けパイプ3B)・座席
シート用パイプ4(左座席シート用パイプ4A・右座席
シート用パイプ4B)・前部パイプ5(左前部パイプ5
A・右前部パイプ5B)・ベースパイプ6(左ベースパ
イプ6A・右ベースパイプ6B)・足掛けパイプ7(左
足掛けパイプ7A・右足掛けパイプ7B)を備えて左右
対称に構成される一対のサイドフレーム2(左サイドフ
レーム2A・右サイドフレーム2B)と、各サイドフレ
ーム2A・2Bの背部側で一対のサイドフレーム2A・
2Bを支持するとともに、介護者用のハンドル部9を備
える一対の背フレーム8(左背フレーム8A・右背フレ
ーム8B)と、各サイドフレーム2A・2Bの下方に配
置される前輪10(左前輪10A・右前輪10B)、後
輪11(左後輪11A・右後輪11B)とからなり、一
対のサイドフレーム2A・2Bは折畳機構12を介して
接続され、一対の座席シート用パイプ4A・4Bには、
一対の座席シート用パイプ4A・4Bを懸架するように
座席シート13が装着され、一対の背フレーム8A・8
Bには、一対の背フレーム8A・8Bに懸架するように
背もたれシート14が装着されている。また、一対の肘
掛けパイプ3A・3Bの上面には、夫々肘掛け15(左
肘掛け15A・右肘掛け15B)が装着されている。
【0014】バッテリー21は、容量の大きいものは図
3に示すように、ベースパイプ6A・6B上に支持され
るベース板16に載置させることができ、また、容量の
小さいものであれば、一方の側(図例では右側)のベー
スパイプ6の後端部、つまり背フレーム8の後方にベー
スパイプ6に支持されて配置されている。以下、本実施
形態では、バッテリー21を、図1又は2に示すよう
に、ベースパイプ6の後端部上に支持された形態にて説
明する。
【0015】バッテリー21に配線されたレバー部22
1を備える操作レバー22は、障害者の利き手側とし
て、例えば、右肘掛け15Bの前方に配置されるととも
に、バッテリー21から配線された電源投入用の電源操
作ボックス24上に載置されて操作ボックス24に連動
されている。なお、操作ボックス24は、右前部パイプ
5Bに金具を介して支持された支持棒23上に載置され
ている。
【0016】第1の形態による照明システム20は、照
明灯25を、左背フレーム8A・右背フレーム8Bに装
着して左照明系統用の照明灯(以下、左照明灯という)
25A・右照明系統用の照明灯(以下、右照明灯とい
う)25Bとし、図4〜5に示すように、各照明灯25
を白色ランプ251・青色ランプ(青色発光ダイオー
ド)252とからなる1対のランプとするとともに、そ
れぞれ前後方向に対して逆方向に向けて配置させ、必要
に応じて、白色クランプ251を点灯させたり、青色ラ
ンプ252を点灯させたり、あるいは両方とも点灯させ
たりする。そして、白色ランプ251の取付部251a
と青色ランプ252の取付部252aを取付金具28に
取り付けるとともに、各照明灯25A・25Bは、操作
レバー22に配線されている。
【0017】各照明灯25は、各背フレーム8に取付金
具28を介して装着される。本実施形態の取付金具28
は、図4に示すように、パイプで形成された背フレーム
8のまわりを囲むようにして薄板状のプレートを略円筒
状に屈曲させて、一端を白色ランプ251の取付部25
1aと青色ランプ252の取付部252aとを同時に止
着する止めボルト29で締め付けられている。
【0018】各照明灯25の取付位置は、照明灯25の
いずれかのランプ(白色ランプ251・青色ランプ25
2)の外端が、各後輪11A・11Bより外側に突出し
ないようにする。
【0019】各照明灯25A・25Bの点灯状態は、図
6に示すように、前進の場合には、操作レバー22のレ
バー部221を前方に傾倒することによって、左照明灯
25A・右照明灯25Bの白色ランプ251・251が
点灯するように設定され、又、後進する場合には、レバ
ー部221を後方に傾倒させることによって、左照明灯
25A・右照明灯25Bの青色ランプ252を点滅する
ように設定される。さらに、右折の場合、レバー部22
1を右側に傾倒させることによって、左照明灯25Aは
点灯せずに、右照明灯25Bの青色ランプ252だけが
点滅状態となるように設定され、左折の場合には、レバ
ー部221を左側に傾倒させることによって、右照明灯
25Bは点灯せずに、左側照明灯25Aの青色ランプ2
52だけが点滅状態となるように設定される。
【0020】従って、より危険な状態で走行する場合、
つまり、後進や右折または左折時においては、青色ラン
プ252を点滅させることにより、照明を目立つように
して、走行中におけるバッテリー車1の移動を後方から
走行する自転車や車の運転者に確認させやすくすること
ができる。
【0021】次に、照明システム20の作用について、
図1〜6に基づいて説明する。
【0022】バッテリー車1に搭乗する障害者や高齢者
等の搭乗者は、バッテリー21の電源を入れることによ
って、バッテリー車1を走行可能とする。バッテリー2
1の電源の「入」は、操作レバー22の下部に配置され
た操作ボックス24のスイッチを入れることによって行
われ、同時に走行スピードを選択する。実施形態の操作
ボックスは、「高速」、「低速」の2段を選択するよう
に構成されている。また、介護者がいる場合には,操作
ボックス24をハンドル部9付近に配置して介護者が操
作しやすいようにすることが望ましいが、障害者や高齢
者等の搭乗者自身が操作する場合は、図1に示すよう
に、搭乗者の利き手側(例えば、右肘掛パイプ3B)の
前方にする。なお、操作ボックス24および操作レバー
22は、いずれにおいても操作できるように、双方に取
り付けるようにすることが望ましい。
【0023】そして、この状態で道路上を走行する。道
路上では、日中においても暗い日や雨天時、又は夕暮れ
や夜間時になると、走行する自転車や自動車により極め
て危険であることから、照明灯25を点灯あるいは点滅
させる。
【0024】そして、前進の場合には、操作レバー22
のレバー部221を前方に傾倒させて、左照明灯25A
・右照明灯25Bの白色ランプ251・251又は青色
ランプ252・252あるいは両者共を点灯させる。従
って、前進の場合では、車椅子が同じ斜線内を常に走行
することになるから、前方及び後方から走行する自転車
や自動車の運転者が車椅子の走行を確認できる状態であ
ればよい。
【0025】又、後進する場合には、レバー部221を
後ろ側に傾倒させて、左照明灯25A・右照明灯25B
の青色ランプ252を点滅させる。この場合には、後方
から走行する自転車や自動車が、車椅子の後進を確認す
る必要があるから、危険度が高く、少なくとも青色ラン
プ252の点滅等目立つ照明を必要とする。
【0026】さらに、右折の場合、レバー部221を右
側に傾倒させて、右照明灯25Bの青色ランプ252だ
けを点滅させ、左折の場合、レバー部221を左側に傾
倒させることによって、左側照明灯25Aの青色ランプ
252だけを点滅させる。
【0027】なお、後進や右折あるいは左折の場合、照
明灯25を点灯あるいは点滅させると同時に音声による
発信を行うようにしてもよい。音声の場合、ブザー音又
は音楽による発信、あるいは、言葉の発信でもよく、い
ずれの場合でも、操作レバー22に連動させて照明灯2
5の点灯あるいは点滅と同時に発信するか、照明灯25
の点灯又は点滅とは別にスイッチを設けて単独で発信す
るようにしてもよい。この場合には、前方・後方だけで
なく横からの走行にも周囲が必要なのと、特に右折の場
合には、道路を横切ることになるから,極めて危険度が
高く、かなり目立つ音声を発信する必要がある。
【0028】さらに、音声は、例えば、照明灯25と連
動している場合には、室内では音量を小さくできるよう
にボリュームを装着するか、消音状態にするスイッチを
別に設けることが望ましい。
【0029】なお、別の形態の目立つ照明灯35(左照
明灯35A・右照明灯35B)としては、例えば、図7
に示すように、多数の白色ランプや青色ランプ351を
サイドフレーム2A・2Bの周りに、取り付け板36を
介して装着するようにしてもよい。この場合の取り付け
板36は、機種の異なる複数のバッテリー車又は他の車
椅子に対して装着可能に、図8に示すように、サイドフ
レーム2A・2Bの外側に複数の薄板を繋げるようにし
て取り付ける。
【0030】この照明灯35は、各白色ランプ又は青色
ランプ351に接続する電線を一束にしてそれぞれ右照
明灯・左照明灯として操作レバー22に接続している。
そして、この形態の照明灯の作用は、前述の形態と同様
に操作レバー22のレバー部221を操作することによ
って行なわれる。
【0031】又、別の形態の照明灯45(左照明灯45
A・右照明灯45B)は、図9〜10に示すように、方
向指示器のように長尺状のランプ451を垂直方向と水
平方向に傾倒可能にバッテリー車1のサイドフレーム2
A・2B上に少なくとも1個以上装着するようにしても
よい。この場合の照明灯45のランプ451は、青色ラ
ンプを点滅状態に設置することが望ましく、小型モータ
46を各ランプ451・451の後方に配置させてモー
タ46の駆動軸にランプ451の下部を取り付ける。も
ちろん、左折の場合には、前述と同様の作用で、操作レ
バー22のレバー部221を左側に傾倒させることによ
って、ランプ451を垂直方向から左側水平方向に傾倒
させ、右折の場合には、レバー部221を右方向に傾倒
させることによって、ランプ451を垂直方向から右水
平方向に傾倒させる。
【0032】また、前進の場合には、レバー部221を
前方に傾倒させて、左右のランプ451・451を上方
の垂直状態にしたまま点灯させ、後進の場合には、レバ
ー部221を後方に傾倒させることによって、左右のラ
ンプ451・451を外側水平方向に傾倒させた状態で
点滅させる。これによって、照明を目立つようにして、
安全を確認させるようにする。
【0033】上述のように、バッテリー21を搭載した
実施形態の照明システム20においては、バッテリー車
1には、左右のサイドフレーム2A・2B又は背フレー
ム8A・8Bに夫々左照明系統・右照明系統としての照
明灯25A・25Bが配置されている。そして走行中
に、左側への進路変更や左折する場合に、左照明傾倒の
照明灯を点灯あるいは点滅することができ、また右側へ
の進路変更や右折する場合に、右側の照明灯を点灯ある
いは点滅することができ、さらに、直進や後進の場合
に、両方の照明灯を点灯または点滅すれば、暗い道路に
おいても、走行する車や自転車等が、車椅子から発射さ
れる照明によって前方の車椅子を確認することができ安
全運転を行なうことができる。
【0034】また、このバッテリー車1では、自動走行
する操作は、バッテリー21に接続されて障害者又は高
齢者等の搭乗者が操作する操作レバー22によって行な
われる。実施形態の車椅子の照明システム20は、この
操作レバー22に照明灯25を配線させて、操作レバー
22のレバー部221を操作することによって、左折時
や右折時、また前進時や後進時における夫々の照明を点
灯させて、後方から走行する自転車や車の運転者に、車
椅子の存在を確認させるとともに車椅子の夫々の動きを
合図できる。従って、新たな電源を搭載することなく安
価に搭載でき、操作も容易に行なう事ができる。
【0035】また、照明灯を点滅状態にすれば、暗い道
路においても、目立つことができて、後方から走行する
自転車や車の運転者が確認しやすい。
【0036】次に、バッテリーの搭載していない車椅子
に装着する照明灯について説明する。バッテリーの装着
していない車椅子は、自動走行ができないことから、車
椅子の走行は、搭乗者自らが手動リングを操作すること
によって行なうか、あるいは、介護者がハンドル部を押
しながら走行するかいずれかによって行なわれる。
【0037】照明灯は、前述のバッテリー車1と同様
に、ハンドル部9に装着する照明灯25、あるいは、サ
イドフレーム2A・2Bの周りに装着する照明灯35、
又は傾倒可能な長尺状のランプ45等のいずれかを使用
することになる。そして、いずれも電源としての乾電
池、あるいは、専用バッテリーに接続されたレバー部2
21を備えた操作レバー22を設けて、操作レバー22
のレバー部221の操作によって、前後進・左折・右折
時における各照明を、前述の形態と同様に行なう。
【0038】なお、本発明の照明システムは、上記の形
態に限るものではない。例えば、照明灯は、目立つ照明
であれば、上記以外のもの(例えば、水銀灯)でもよ
く、照明は、すべての状態で点灯状態あるいは点滅状態
でもよい。又、照明灯や操作レバーの装着位置も、車椅
子に合わせて、適宜の位置に装着してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】照明システムを取り付けた一形態のバッテリー
車を示す側面図である。
【図2】同後面図である。
【図3】容量の大きいバッテリーを装着した形態のバッ
テリー車を示す側面図である。
【図4】図1における照明灯を示す一部正面断面図であ
る。
【図5】同側面図である。
【図6】図1における操作レバーを示す平面図である。
【図7】別の形態の照明灯を装着した車椅子を示す斜視
図である。
【図8】図7の車椅子における照明灯の取り付け板を示
す斜視図である。
【図9】さらに別の形態の照明灯を装着した車椅子を示
す正面図である。
【図10】図9における照明灯を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…車椅子 2…サイドフレーム 3…肘掛けパイプ 8…背フレーム 9…ハンドル部 15…肘掛け 20…照明システム 21…バッテリー 22…操作レバー 25…照明灯 251…白色ランプ 252…青色ランプ 28…取付金具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のサイドフレームと、前記サイ
    ドフレームの背側に夫々配設された背フレームとを備
    え、前記サイドフレームの一部又は前記背フレームのい
    ずれかに照明灯が配置された車椅子の照明システムであ
    って、 前記照明灯が、左サイドフレーム又は前記背フレームの
    左側部に取り付けられて電源に接続される左照明系統
    と、右サイドフレーム又は前記背フレームの右側部に取
    り付けられて電源に接続される右照明系統と、に分岐し
    て配線され、 左側に進路変更するか又は左折する際に、前記左照明系
    統を点灯又は点滅可能とし、 右側に進路変更するか又は右折する際に、前記右照明系
    統を点灯又は点滅可能とし、 前進又は後進する際に、前記左照明系統及び前記右照明
    系統が同時に点灯又は点滅するように操作手段によって
    操作されることを特徴とする車椅子の照明システム。
  2. 【請求項2】 前記操作手段が、バッテリーを搭載する
    車椅子の走行を操作する操作部に連動された操作レバー
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の車椅子の
    照明システム。
  3. 【請求項3】 前記照明灯が、いずれかのサイドフレー
    ムに対して垂直方向と水平方向に傾倒可能な少なくとも
    1個の方向指示器であることを特徴とする請求項1又は
    2記載の車椅子の照明システム。
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