JP6848343B2 - 電動車両 - Google Patents

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Description

本発明は、音声案内の開始または停止を簡単かつ素早く行なうことができる電動車両に関する。
この種の電動車両には、高齢者や足の不自由な人の移動手段として利用される電動車椅子がある。電動車両は、ユーザ(運転者)や周囲の人に車両の状態を音声で認識させる音声案内機能が搭載されている。
音声案内機能は、車両のハンドルユニットに音声案内を開始させるスイッチが設けられており、このスイッチは音声の音量調節も行なうことができるようになっている。
しかし、スイッチは単一の操作で音声案内と音量調節が、操作の都度(案内開始→音量大→音量小→案内停止→案内開始→…)の順に一連の操作サイクルを描いて行なわれる。このため、スイッチで音声案内を一度開始すると、音声案内が停止するまでスイッチを繰り返し押し続ける操作が必要となり、スイッチの操作が運転者にとって煩わしいものとなっている。
また、より簡単に音声案内を停止させる電動車両として、特許文献1では、車両の走行動作の音声が出力されてからアクセル操作が行なわれた場合に、音声の出力を停止させる車両が知られている。
特開2001−213191号公報
特許文献1に記載の電動車両では、アクセル操作が行なわれるまで、車両の走行状態を認識させる音声を出力し続けており、音量の調節または停止を直ちに行なうことが困難である。アクセル操作が行なわれない場合には、車両が走行しなくても、所定時間経過するまで音声を出し続けている。
一方、電動車両は建物内を走行することもあり、室内を走行している場合に音声の音量が大きいと、室内に音声が鳴り響いてしまう。音声の音量を調節または停止しようとしても、所定時間経過するまで、音量の調節または停止を行なうことができず、ユーザ(運転者)や周囲の人にとっても耳障りな音声となってしまう課題があった。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、ユーザが所望する音声案内を即座に停止または音量調節を行なうことができ、利便性を向上させた電動車両を提供することにある。
本発明に係る電動車両は、上述した課題を解決するために、車両の状態を報知する音声を出力する音声出力手段と、第1の所定時間以内の押圧操作で前記音声の音量調節が可能なスイッチとを備え、前記音声出力手段は、前記スイッチの押圧操作が第1の所定時間より長い所定時間継続された場合に、前記音声の出力を開始または停止させることを特徴とするものである。
また、本発明に係る電動車両は、上述した課題を解決するために、車両の状態を報知する音声を出力する音声出力手段と、押圧操作により前記音声の音量調節が可能なスイッチとを備え、前記音声出力手段は、前記スイッチが所要の規定時間の間に所定回数押圧操作された場合に、前記音声の出力を開始または停止させることを特徴とするものである。
本発明に係る電動車両は、ユーザが所望する音声案内を即座に停止または音量調節を行なうことができ、利便性の高い電動車両を提供することができる。
電動車両の実施形態を車両左前方から見た斜視図。 図1の電動車両に備えられるハンドルユニットを示す正面図。 図1に示された電動車両の要部を示すブロック構成図。 音声案内開始/停止(ON/OFF)処理を示すフローチャート。 音声案内の音量調節処理を示すフローチャート。 電動車両の音声案内音量切替(音量調節)処理の第1実施形態を示すフローチャート。 電動車両の音声案内音量切替(音量調節)処理の第2実施形態を示すフローチャート。 電動車両の第3実施形態を示すハンドルユニットの正面図。 図1に示された電動車両の要部を示すブロック構成図。 音声案内音量切替(音量調節)処理の第3実施形態を示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態を、添付図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明に係る電動車両の第1実施形態を車両左前方から見た斜視図であり、図2は、図1の電動車両に備えられるハンドルユニットを車両後上方から乗員視点で見た正面図である。図1において、電動車両の車両前方側を符号FWで、車両後方側を符号BWで、車両左側を符号LSでそれぞれ示す。
電動車両10には、高齢者や足の不自由な人等の歩行困難者の移動手段として利用されるハンドル形電動車椅子がある。この電動車両10は、車体フレーム11に左右一対の前輪12および左右一対の後輪13がサスペンションをそれぞれ介して支持される小型四輪車両である。
電動車両10は、前輪12の上側を覆う前側車体カバー16、ステップフロア17、後側車体カバー18からなる樹脂製の車体カバー19によって車体フレーム11が車両上方から覆われる。後側車体カバー18は、左右の後輪13の上部を前側から覆う一方、車体後部は略ボックス状に構成されて上方に突設される。後側車体カバー18の内側に左右の後輪13を駆動する構成部品、例えば走行電動モータと、この電動モータに給電するバッテリと、モータ出力を後輪軸に伝達するギアユニットと、車両の駆動制御を行なう制御部等とが収容される。
後側車体カバー18の上側には、車体フレーム11から立ち上がるブラケットを介して車椅子20が設けられる。車椅子20は、運転者が着座するシート21と、シート21の後方から立ち上がる背もたれ22と、背もたれ22の立上がり部途中から前方に延びる左右のアームレスト23とを備えて構成される。
電動車両10は、車体前部を上側から覆う前側車体カバー16が左右の前輪12の上部を覆うフロントフェンダ部を備え、このフロントフェンダ部は、前輪の泥除け機能を果している。なお、フロントフェンダ部は透明あるいは半透明の樹脂材料で構成してもよい。前側車体カバー16は、車体前部の車両幅方向中央部からハンドルポストが斜め後上方に立ち上がるように立設される。ハンドルポストには立上がり部の前方にヘッドライト25が取り付けられる。ヘッドライト25の左右両側にウインカ26が設けられる。ハンドルポストの上部前面には、上下の支持ブラケット(図示せず)を介してフロントバスケット27が取り付けられる。フロントバスケット27は、ボックス状の収納カゴとして構成される。
また、車体前部のハンドルポストには、前輪12を操舵するステアリングシャフト29が軸支され、このステアリングシャフト29の上端にハンドルユニット30が回転可能に取り付けられる。図2に示すように、ハンドルユニット30はボックス状の操作ボックス31と操作ボックス31の左右両側部から外側方に突出する操作ハンドル32およびアクセルレバー33が設けられる。操作ハンドル32はU字状あるいはコ字状のハンドルレバーを左右両側に備える。操作ハンドル32は、手前(車両後方)側に左右のグリップ部32aが設けられる。電動車両10は、操作ハンドル32のグリップ部32aを把握してアクセルレバー33を押下げ操作することにより、車両が走行されるようになっている。
ハンドルユニット30の操作ボックス31には、ボックスパネル面に車両の音声案内・音量調節を行なう操作スイッチ35や、前後進切替スイッチ36や、前進の走行速度を数段階、例えば5段階に切り換える速度調整ダイヤル37、左右のウインカスイッチ38、警報音スイッチ39等が設けられる。速度調整ダイヤル37は、ダイヤルの切替設定により、例えば、時速2km〜6kmで速度調整を行なうことができる。操作ボックス31の前側斜め立上がり部には、バッテリ残量表示や走行距離、傾斜注意等を表示する各種表示灯40が設けられる。
さらに、操作ボックス31の前側頂部左右に一対のミラーアーム41が固定される。ミラーアーム41は操作ボックス31から外側方上方に延びて、アーム先端にバックミラー43が取り付けられる。バックミラー43はハンドルユニット30の左右の高い位置に設けられ、運転者は目線近くに位置するバックミラー43により後方を確認することが容易にできる。符号44は駐車時にパーキングブレーキとして機能するブレーキレバーであり、操作ボックス31の手前側(車両後方側)に電源スイッチとして機能するメインスイッチ45が設けられる。
また、ハンドルユニット30の操作ボックス31内には、車両の音声案内や音量調節の異なる機能を演算制御して仕分けを行なうマイコン50(パソコンでもよい)等の演算制御手段が設置される。マイコン50には、図3に示すように操作スイッチ35や前後進切替スイッチ36、速度調整ダイヤル37、ウインカスイッチ38、警報音スイッチ39およびメインスイッチ45から種々の操作信号が入力される。さらに、マイコン50にバッテリ充電メータ51およびバッテリ残量計52からの計測信号も入力されて、演算処理される。メインスイッチ45からのON操作によりバッテリ53から電源が投入される。
マイコン50で演算処理された出力信号は、音声回路54の音声案内手段55、音量調節手段56を経て音声出力手段57に出力され、スピーカ等の音声出力手段57により運転者(ユーザ)や周囲の人に報知するようになっている。マイコン50は、操作スイッチ35や前後進切替スイッチ36、速度調整ダイヤル37等の各スイッチ類の操作信号や計測信号を入力して演算制御され、車両の状態や車両の走行状態を音声出力手段57から音声案内で運転者や周囲に知らせるようになっている。
車両の状態の音声案内には、車両に異常が発生したときや定期点検が近づいたときに点検を促す内容であったり、バッテリ53に充填を促す内容がある。また、車両の走行状態の音声案内には、車両の前進・後進や車両の左折・右折を知らせる内容がある。
ところで、電動車両10では、操作ボックス31上に設置された操作スイッチ35のように単一のインターフェイスにより、音声案内開始/停止(ON/OFF)処理と音量調節(音量切替)処理との異なる機能をマイコン50と協働して実施することができる。この実施のためには、操作スイッチ35の押圧操作の継続時間を計測し、継続時間の大小に応じて異なる機能を付与するように設定される。
操作スイッチ35は、音声案内ON/OFF処理や音声案内の音量切替(音量調節)処理を、以下の条件分岐(仕分け)により実施することができ、音声案内音量切替(音量調節)ボタンとして機能する。
音声案内ON/OFF処理や音声案内の音量切替処理における条件分岐例を大別すると、
1.ユーザ(運転者)は、操作スイッチ35を操圧(操作)しているか?
2.(押圧しているとき)操作スイッチ35はt秒以上押圧(長押し)されているか?
3.操作スイッチ35は0秒以上t秒未満押圧(短押し)されていたか?
に分けて判断される。
なお、操作スイッチ35の押圧時間tは、長押しまたは短押しの判定に用いられる閾値であり、例えば1秒あるいは2秒をいう。
次に、電動車両10において、操作スイッチ35の押圧操作による制御内容を図2および図3を参照して説明する。
初めに、メインスイッチ45をON操作して電源を投入し、操作スイッチ(操作ボタン)35を押圧しているか否かの判定を行なう(条件分岐例1参照)。このときの押圧判定は操作ボックス31に設置されているマイコン50内で行なわれる。
次に、操作スイッチ35が押圧されていると判定された場合、操作スイッチ35の押圧時間Tによる判定に移る(条件分岐例2,3参照)。ここに、操作スイッチ35の押圧時間Tとは操作スイッチ35が押圧を開始してから終了するまでの(継続)時間をいう。
そして、操作スイッチ35の押圧時間Tがt秒(T≧t)以上(長押し)である場合、マイコン50は音声案内開始/終了(ON/OFF)処理に移行する。また、操作スイッチ35の押圧時間Tが0〜t秒未満の第1設定時間T以内(短押し)である場合、音声案内の音量切替処理または音量調節処理に移行される。
音声案内音量切替処理においては、電動車両10はメインスイッチ45をON操作して電源を投入し、操作スイッチ35を押圧操作することで、操作スイッチ35の押圧時間Tがt秒以上であるか、t秒未満であるかがマイコン50で判別され、マイコン50は操作スイッチ35の押圧時間Tがt秒以上あるいはt秒未満であるかによって、音声案内ON/OFF処理や音量調節処理の異なる操作機能が開始される。電動車両10では、操作スイッチ35による単一のインターフェイスにより、即時に音声案内ON/OFF切替や音声案内の音量調節(音量切替)処理を実施することができる。
具体的には、音声案内ON/OFF処理は、図4のフローチャートに示す制御内容が実施される。まず、メインスイッチ45をON操作して電源を投入し、操作スイッチ35を押圧操作すると、ステップS1で音声案内ON/OFF処理がスタートされる。図4に示すフローチャートがスタートすると、マイコン50で音声案内の有無が判断される(S2)。音声案内の有無は、スピーカ等の音声案内手段55からの音声出力の有無で確認することができる。
ステップS2で音声案内中であれば、マイコン50はステップS3で音声案内が停止し、音声案内手段55は、停止時の音声案内の音量が記憶される(S4)。その後、リターンされてスタート位置(S1)に戻される。
また、ステップS2で、音声案内が行なわれていない場合、マイコン50は記憶された音声案内の音量が設定されており(S5)、その音量で音声案内が開始される(S6)ように、音声案内手段55が作動し、音声出力手段57から記憶された音声(案内)の音量で音声出力される。そして、音声案内開始の記憶された音量がリターンされて、スタート位置(S1)に戻される。
したがって、音声案内ON/OFF処理では、音声案内が開始されるスタート位置(S1)では、音声案内を終了したときの音量が記憶されており、音声出力手段57は、前回の音声案内の出力が停止したときの音量で音声案内の出力が開始される。
また、音量調節処理は、図5のフローチャートに示す制御内容が実施される。メインスイッチ45をON操作して電源を投入し、操作スイッチ35を押圧操作すると、音量調節処理(または音量切替処理)がスタートする(S8)。図5に示すフローチャートをスタートさせると、マイコン50で音声案内の音量の大小が判別される(S9)。音量が規定値(所定の音量レベル値)より大きい場合には、ステップ10(S10)で操作スイッチ35を直ちに押圧操作する。
ステップS9で音声案内の音量が規定値より大きい場合には、操作スイッチ35を第1の所定時間T1以内、すなわち押圧時間T未満の押圧操作(S10)により、音声案内の音量は規定値より小さい値に切り替えられ(S11)、音量小に音量調節される。この音量調節された音量小の音声案内はリターンされてスタート位置(S8)に戻される。
また、ステップ9で音声案内の音量が規定値未満の小さい場合にも、操作スイッチ35は第1の所定時間T以内、すなわち、押圧時間T未満の押圧操作が行なわれ(S12)、音声案内の音量はステップS12で規定値より大きな値に設定され、音量切替の音量調節が行なわれる。音量調節により音量大に切替え設定された音声案内の音量はリターンされてスタート位置(S8)に戻される。
このように、電動車両10では、音声案内の音量の大小により音量調節処理(または音量切替処理)が行なわれ、音声案内の音量が規定値より大きい場合には、操作スイッチ35の第1設定時間T以内、すなわち押圧時間T未満の押圧操作により、音量小に切替え(調節)設定される。さらに、音声案内の音量が規定値より小さい場合には、同じく操作スイッチ35の第1設定時間T以内の押圧操作により、音量大に切替え(調節)設定される。
したがって、第1実施形態の電動車両10では単一の操作スイッチ35で押圧時間の大小を調節設定して押圧操作するだけで、単一のインターフェイスで音声案内ON/OFF処理と音量調節処理(音量切替処理)との異なる機能を実施することができ、操作スイッチ35は単一のインターフェイスで音声案内の音量切替スイッチ(あるいはボタン)の役割を果している。
次に、図6に示すフローチャートで、電動車両10の音声案内開始/停止(ON/OFF)処理と音量調節(音量切替)処理の制御内容を説明する。
電動車両10は、メインスイッチ45をON操作して電源を投入し、操作スイッチ35を押圧操作することにより、音声案内音量切替処理のフローチャートがスタートする(S15)。図6のフローチャートがスタートし、操作スイッチ35の押圧時間Tが所定時間t以上、すなわち、第1設定時間Tより長い第2設定時間Tだけ処理して押圧操作されているか否かがマイコン50で判断される(S16)。
操作スイッチ35の押圧時間Tが(第1設定時間T以上で)所定時間t以上の第2設定時間T継続して押圧操作されている(S16)場合には、音声案内開始/停止(ON/OFF)処理が実施される(S17)。音声案内開始/停止(ON/OFF)処理は、単一の操作スイッチ35の押圧操作により、音声案内機能のON/OFF切替を実施することができる(S17)。
電動車両10では、ハンドル形電動車椅子のように屋内走行することがあり、音声が響き易い屋内走行時に、操作スイッチ35を押圧操作して音声案内開始/停止(ON/OFF)処理を実施することで、即座に音声案内を停止させることができる。ステップS17で音声案内開始/停止処理の実施で、即座に音声案内を停止させた電動車両10は、リターンされてスタート位置(S15)に戻される。
また、ステップ16(S16)で操作スイッチ35の押圧時間Tが所定時間t未満の場合、すなわち、操作スイッチ35の押圧時間Tが第1設定時間T(所定時間t未満)の場合には、音量調節処理(または音量切替処理)が実施される(S18)。音量調節処理では、図5に示すように、音声案内の音量が規定値より大きい場合には音量小に、また、音量が規定値より小さい場合には音量大に切替処理される。音量調節処理のON状態では、ユーザ(運転者)は操作スイッチ35の押圧操作により、音声案内の音量を簡単かつ迅速に音量調節することができる。ステップS18で音量調節処理が行なわれた後、リターンによりスタート位置(S15)に戻される。
[第1実施形態の効果]
第1実施形態の電動車両10では、単一の操作スイッチ(操作ボタン)35の押圧操作により、音声案内開始/停止(ON/OFF)処理と音量調節(音量切替)処理との異なる機能を簡単かつ迅速に行なうことができる。
また、電動車両10は、運転者(ユーザ)が所望する音声案内を即座に停止または開始したり、さらに、音量調節を行なうことができ、使い勝手が良好で利便性が優れたものである。
さらに、電動車両10は、路上走行や屋内走行等の車両が走行する環境に応じて、運転者が所望する音量で音声案内を開始することができる。
[第2実施形態]
次に、電動車両の第2実施形態を図7を参照して説明する。
第2実施形態の電動車両を説明するに当り、電動車両の全体の構成は図1ないし図5に示す車両と異ならないので、同じ構成には同一符号を付して重複説明を省略する。
第2実施形態の電動車両10Aは、第1実施形態のように操作スイッチ35の押圧時間の大小ではなく、(ハンドルユニット30Aの操作ボックス31内に設けられた)押圧回数の大小による単一のインターフェイスにより、音声案内開始/停止(ON/OFF)処理と音量調節(音量切替)処理との異なる機能を実施することができるようにしたものである。この実施のためには、操作スイッチ35Aの規定時間以内における押圧回数を測定し、押圧回数の大小に応じて異なる機能を付与するように設定したものである。
操作スイッチ35Aは、音声案内ON/OFF処理や音声案内の音量切替(音量調節)処理を、以下の条件分岐(仕分け)により実施することができ、音声案内音量切替(音量調節)ボタンとして機能する。
音声案内ON/OFF処理や音声案内音量切替処理における条件分岐例を大別すると、
1.ユーザ(運転者)は操作スイッチ35Aを押圧(操作)しているか?
2.押圧しているとき、操作スイッチ35Aをta回(例えば複数回)以上押圧しているか?
3.操作スイッチ35Aの押圧は単一の1回以下か?
に分けて判別される。
なお、操作スイッチ35Aの押圧回数taは判定に用いられる閾値であり、例えば2である。
また、図7に示すフローチャートで音声案内開始/停止(ON/OFF)処理と音量調節(音量切替)処理との制御内容を説明する。
電動車両10Aはメインスイッチ45をON操作して電源を投入し、操作スイッチ35Aを押圧操作することにより、音声案内音量切替処理のフローチャートがスタートする(S20)。図7のフローチャートがスタートし、操作スイッチ35Aの押圧回数Taが規定時間R、例えば1秒または複数秒(2秒)内に所定回数ta(ta≧2)押圧されているか否かが判断される(S21)。
操作スイッチ35Aが規定時間内R内に所定回数ta押圧操作されていると、マイコン50(パソコンでもよい)は押圧回数を判別して演算処理することにより、音声案内開始/停止処理が行なわれる(S21)。音声案内開始/停止処理の機能は、図6に示された音声案内開始/停止処理の機能と同様であり、異ならないので説明を省略する。
また、ステップ21(S21)で規定時間R以内に操作スイッチ35Aの押圧操作が所定回数ta未満の押圧であるとき、例えば単一(1回)の押圧操作であるとき、音量調節処理に移行される。音量調節処理は、図6のステップ18(S18)で示す音量調節処理と異ならないので、説明を省略する。ステップ23(S23)で音量調節処理が行なわれた後、音声案内音量調節処理は、スタート位置(S20)に戻される。
第2実施形態の電動車両10Aにおいても、単一の操作スイッチ(操作ボタン)35Aの押圧回数の大小により、音声案内開始/停止(ON/OFF)処理と音量調節(音量切替)処理との異なる機能を単一のインターフェイスで簡単かつ迅速に実施することができる。
[第2実施形態の効果]
第2実施形態の電動車両10Aは、第1実施形態の電動車両と同様の作用効果を奏することができる。
[第3実施形態]
図1および図8ないし図10は、電動車両の第3実施形態を示すものである。
第3実施形態に示された電動車両10Bは、ハンドルユニット30Bの操作ボックス31に調整ダイヤル35Bが設けられたものであり、全体的な電動車両の構成は第1実施形態に示されたものと異ならないので、同じ構成には同一符号を付して重複説明を省略する。
第3実施形態のハンドルユニット30Bに設置された調整ダイヤル35Bは、単一のダイヤルで押圧操作と回転操作との異なる操作機能を可能なスイッチである。単一の調整ダイヤル35Bは、ダイヤル回動動作により音量調節機能を、Push−Push方式の押圧操作により、音声案内ON/OFF機能をそれぞれ判別して行なうことができる。
第3実施形態の電動車両10Bは、単一の調整ダイヤル35Bの押圧操作と回動操作とによる異なる2方向の操作により、音声案内開始/停止(ON/OFF)処理と音量調節(音量切替)処理との異なる機能をそれぞれ実施できるようにしたものである。この実施は、単一の調整ダイヤル35BのPush−Push方式の押圧操作とダイヤル式の回動操作により明確に区別して行なうことができる。
調整ダイヤル35Bは、音声案内ON/OFF処理や音量切替(音量調節)処理を以下の条件分岐(仕分け)に実施することができ、音声案内音量切替(音量調節)ボタンとして機能する。
音声案内ON/OFF処理や音声案内の音量切替処理における条件分岐例を大別すると、
1.ユーザ(運転者)は調整ダイヤル35Bを押圧操作しているか?
2.押圧しているとき、調整ダイヤル35B(時計廻り/反時計廻り)に回動動作しているか?
に分けて判断される。
また、図8に示されたハンドルユニット30Bおよび図9に示されたマイコン50を備えたブロック回路は、図2および図3に示されるものと、調整ダイヤル35Bと操作スイッチ(またはボタン)35,35Aとが異なるだけで、他の構成は異ならないので、説明を省略する。
さらに、図10に示すフローチャートで、音声案内開始/停止(ON/OFF)処理と音量調節(音量切替)処理との制御内容を説明する。
電動車両10Bは、メインスイッチ45をON操作して電源を投入すると、調整ダイヤル35Bの押圧操作によりスタートが開始される(S25)。電動車両10Bのメインスイッチ45をON操作した後、さらに調整ダイヤル35Bの押圧操作の有無がマイコン50により判断される(S26)。調整ダイヤル35Bが押圧操作されると、マイコン50は音声案内開始/停止処理が行なわれる(S27)。音声案内開始/停止処理は、図6に示される音声案内開始/停止処理と異ならない。音声案内が行なわれていなければ音声案内が開始(ON操作)され、また、音声案内中であるときは音声案内が停止されてスタート位置に戻される(S25)。
ステップ26(S26)で押圧操作が行なわれない場合には、調整ダイヤル35Bを回動操作させることにより、調整ダイヤル35Bは回転量に応じた音量が設定される(S28)。この音量設定は、例えば調整ダイヤル35Bを時計方向に回動させると、音声案内の音量は次第に大きくなり、反対に反時計方向な回動させると音量は小さくなる。ステップ28(S28)で調整ダイヤル35Bのダイヤル回動操作により、無段階の音量調節(音量切替)が行なわれた後、リターン位置からスタート位置に戻され、次の操作に備えられる。
第3実施形態の電動車両10Bでは、単一の調整ダイヤル35Bの押圧操作と回転操作により、音声案内ON/OFF処理と音声案内の音量調節(音量切替)処理とを簡単な操作で迅速に切り分けて処理することができる。
[第3実施形態の効果]
第3実施形態の電動車両10Bは、単一の調整ダイヤル35Bの押圧操作と回転操作の簡単かつ独立した操作で、第1実施形態および第2実施形態の電動車両10,10Aと同様、音声案内の開始(ON操作)または停止(OFF操作)と音量調節(音量切替)処理とを行なうことができる。
なお、本発明に係る電動車両は各実施形態において、電動4輪車両に適用した例を示したが、電動車両は4輪車両に限定されず、前1輪後2輪や前2輪後1輪の2輪車両に適用してもよく、また、マイコン(パソコンでもよい)は、ハンドルユニットの操作ボックス31内に設定した例を示したが、このマイコン(パソコン等の制御手段)は、車椅子下方の後側車体カバー18内に収容しても、あるいは前側車体カバー16内に収容したものであってもよい。
また、本発明の各実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、3輪の車両に適用することができ、様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10,10A,10B…電動車両、11…車体フレーム、12…前輪、13…後輪、16…前側車体カバー、17…ステップフロア、18…後側車体カバー、20…車椅子、21…シート、22…背もたれ、23…アームレスト、25…ヘッドライト、26…ウインカ、27…フロントバスケット、29…ステアリングシャフト、30,30A,30B…ハンドルユニット、31…操作ボックス、32…操作ハンドル、33…アクセルレバー、35,35A…操作スイッチ、35B…調整ダイヤル、36…前後進切替スイッチ、37…速度調整ダイヤル、38…ウインカスイッチ、39…警報音スイッチ、45…メインスイッチ、50…マイコン(演算制御手段)、51…バッテリ充電メータ、52…バッテリ残量計、53…バッテリ、54…音声回路、55…音声案内手段、56…音量調節手段、57…音声出力手段。

Claims (3)

  1. 車両の状態を報知する音声を出力する音声出力手段と、
    第1の所定時間以内の押圧操作で前記音声の音量調節が可能なスイッチとを備え、
    前記音声出力手段は、前記スイッチの押圧操作が第1の所定時間より長い所定時間継続された場合に、前記音声の出力を開始または停止させることを特徴とする電動車両。
  2. 車両の状態を報知する音声を出力する音声出力手段と、
    押圧操作により前記音声の音量調節が可能なスイッチとを備え、
    前記音声出力手段は、前記スイッチが所要の規定時間の間に所定回数押圧操作された場合に、前記音声の出力を開始または停止させることを特徴とする電動車両。
  3. 前記音声出力手段は、前記音声の出力が停止された時の音量で前記音声の出力開始が実施される請求項1または2に記載の電動車両。
JP2016210231A 2016-10-27 2016-10-27 電動車両 Active JP6848343B2 (ja)

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