JP6862909B2 - 電動車両のアクセル装置 - Google Patents

電動車両のアクセル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6862909B2
JP6862909B2 JP2017034722A JP2017034722A JP6862909B2 JP 6862909 B2 JP6862909 B2 JP 6862909B2 JP 2017034722 A JP2017034722 A JP 2017034722A JP 2017034722 A JP2017034722 A JP 2017034722A JP 6862909 B2 JP6862909 B2 JP 6862909B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
accelerator
electric vehicle
accelerator operation
control unit
permission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017034722A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018143023A (ja
Inventor
俊弥 ▲高▼木
俊弥 ▲高▼木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP2017034722A priority Critical patent/JP6862909B2/ja
Publication of JP2018143023A publication Critical patent/JP2018143023A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6862909B2 publication Critical patent/JP6862909B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、電動車両のアクセル装置に関する。
従来、シニアカーやハンドル形電動車いす等の電動車両のアクセル装置として特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載のアクセル装置は、進行方向に対応した位置にアクセルレバーを反転させた後にアクセルレバーを握り込むことで、所望の方向に走行できるようになっている。
これにより、特許文献1に記載のアクセル装置は、前後進切替スイッチを別途設ける必要がなくなり、前後進切換スイッチの操作忘れ等により運転者の意図しない進行方向に車両が発進するのを防止できる。
特開2002−119547号公報
しかしながら、特許文献1に記載のアクセル装置は、運転者の身体の一部がハンドルレバーに意図せず引っ掛かった場合や、周囲の通行人の衣服等がハンドルレバーに引っ掛かった場合などに、運転者の意図しないアクセル操作が行われ、車両が意図せず発進してしまうおそれがあった。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、運転者の意図しないアクセル操作による車両の発進を抑制でき、操作性を向上させることができる電動車両のアクセル装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、電動車両の進行方向を前進または後進に切替える前後進切替操作部と、前記前後進切替操作部で切り替えられた進行方向へのアクセル操作を行うアクセル操作部と、前記アクセル操作部の操作に基づいて駆動するモータと、を有する電動車両のアクセル装置であって、前記前後進切替操作部が操作されてから所定時間以内に前記アクセル操作が行われたことを走行許可条件として、前記モータの駆動による前記電動車両の走行を許可する制御部を備え、前記制御部は、前記走行許可条件の成立後の前記電動車両の走行中に前記アクセル操作が解除された場合であっても、所定の走行許可継続条件が成立している状態で前記アクセル操作が再び行われた場合、走行許可を継続し、前記走行許可継続条件は、前記アクセル操作が解除されてから所定の許可継続時間以内であることを特徴とする。
このように上記の本発明によれば、運転者の意図しないアクセル操作による車両の発進を抑制でき、操作性を向上させることができる。
図1は、本発明の第1実施例に係るアクセル装置を搭載する電動車両のハンドルユニットを運転者から見た斜視図である。 図2は、本発明の第1実施例に係る電動車両のアクセル装置の機能ブロック図である。 図3は、本発明の第1実施例に係る電動車両のアクセル装置の動作を説明するフローチャートである。 図4は、本発明の第1実施例に係るアクセル装置を搭載する電動車両の走行許可状態の推移を説明するタイミングチャートである。 図5は、本発明の第2実施例に係る電動車両のアクセル装置の動作を説明するフローチャートである。 図6は、本発明の第3実施例に係る電動車両のアクセル装置の動作を説明するフローチャートである。
本発明の一実施の形態に係る電動車両のアクセル装置は、電動車両の進行方向を前進または後進に切替える前後進切替操作部と、前後進切替操作部で切り替えられた進行方向へのアクセル操作を行うアクセル操作部と、アクセル操作部の操作に基づいて駆動するモータと、を有する電動車両のアクセル装置であって、前後進切替操作部が操作されてから所定時間以内にアクセル操作が行われたことを走行許可条件として、モータの駆動による電動車両の走行を許可する制御部を備え、制御部は、走行許可条件の成立後の電動車両の走行中にアクセル操作が解除された場合であっても、所定の走行許可継続条件が成立している状態でアクセル操作が再び行われた場合、走行許可を継続することを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係る電動車両のアクセル装置は、運転者の意図しないアクセル操作による車両の発進を抑制でき、操作性を向上させることができる。
以下、本発明の第1実施例に係る電動車両のアクセル装置について図面を用いて説明する。図1から図4は、本発明の第1実施例に係る電動車両のアクセル装置を説明する図である。本実施例に係る電動車両は、モータを動力として歩行速度程度の低速で走行するシニアカーである。なお、図1において、上下左右方向は、車両に搭乗する運転者から見た方向を示している。
図1に示すように、電動車両1は、ハンドルユニット10を備えており、このハンドルユニット10は、図示しない車体の前部に設けられている。
ハンドルユニット10は、運転者により回転操作されるようになっている。ハンドルユニット10は、ハンドル本体11と、ハンドル本体11の中央を通るように配置されたスイッチボックス12と、スイッチボックス12の左右の適所に取り付けられたバックミラー13と、を備えている。
スイッチボックス12には、電動車両1を走行させるために使用する操作装置類および表示装置が搭載されている。
具体的には、スイッチボックス12の上面には、電源スイッチ14、アクセルレバー15、ブレーキレバー16、前後進切替スイッチ17、ウインカースイッチ18、警報スイッチ19、最高速度設定ノブ20、表示部21、音声案内入/切スイッチ22、距離計リセットスイッチ23が設けられている。
電源スイッチ14は、回動操作によりオン位置とオフ位置と切替えられるようになっている。電源スイッチ14をオン位置に操作すると電動車両1の電源がオンになり、オフ位置に操作されると電動車両1の電源がオフになる。
前後進切替スイッチ17は、前後方向に倒れるトグル式のスイッチからなり、電動車両1の進行方向を前進または後進に切替えるためのものである。
前後進切替スイッチ17は、前進を指示する前進位置と、後進を指示する後進位置と、進行を指示しない中立位置との間で回動可能になっており、未操作時に図示しないリターンスプリング等により中立位置に復帰するようになっている。
前後進切替スイッチ17としては、中立位置がオフで前進位置および後進位置がオンとなる3ポジション式のモーメンタリ動作を行うスイッチを用いることができる。
前後進切替スイッチ17の前進位置、中立位置、後進位置は、図1でPf、Pn、Prで示している。前後進切替スイッチ17の前進位置、中立位置、後進位置は、電動車両1の前後方向に一致して設定されており、前進位置は中立位置の前方に設定され、後進位置は中立位置の後方に設定されている。前後進切替スイッチ17は本発明における前後進切替操作部を構成する。
アクセルレバー15は、ハンドル本体11の近傍に左右で一対設けられており、初期位置から下方に移動可能になっている。アクセルレバー15は、前後進切替スイッチ17で切り替えられた進行方向へのアクセル操作を行う。アクセルレバー15は本発明におけるアクセル操作部を構成する。
アクセルレバー15を押し下げると電動車両1が進行し、アクセルレバー15から手を離すと電磁ブレーキが作動して電動車両1が止まる。また、アクセルレバー15を強く握りしめる(手前に引く)と電動車両1が急停止する。
ブレーキレバー16は、スイッチボックス12の左前部に設けられており、初期位置から後方に回動可能になっている。ブレーキレバー16は、電動車両1の手押し時にはブレーキとして機能し、駐車時にはパーキングブレーキとして機能する。
ウインカースイッチ18は、左右で一対設けられており、左側のウインカースイッチ18を操作すると左折が合図され、右側のウインカースイッチ18を操作すると右折が合図される。
警報スイッチ19は、押しボタン式のスイッチからなる。警報スイッチ19を押すことで警報音が発生する。
最高速度設定ノブ20は、ダイヤル式の操作部であり、所定の速度範囲で、前進時の最高速度の調整を行うようになっている。例えば、時速2kmから6kmの範囲で設定できる。なお、後進時の最高速度は例えば時速2kmに固定されている。
表示部21は、走行速度、走行距離(トリップメーター)、バッテリの充電状態等を表示する。
音声案内入/切スイッチ22は、ボタン式のスイッチからなり、音声案内の機能をオンまたはオフに設定する。
距離計リセットスイッチ23は、操作されることで走行距離を零にリセットする。
また、スイッチボックスの上面には、前進確認ランプ25および後進確認ランプ26が設けられている。電動車両1が前進可能なときは前進確認ランプ25が点灯し、後進可能なときは後進確認ランプ26が点灯する。
スイッチボックス12の下面には、スピーカー24が設けられており、音声案内や各種の警報の音声がこのスピーカー24から出力される。
上述のように構成された電動車両1は、図2に示すように、制御部100を備えている。制御部100は、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えるマイクロコンピュータを含んで構成されている。CPUは、RAMの一時記憶機能を利用するとともにROMに予め記憶されたプログラムに従って演算を行うようになっている。ROMには、CPUがプログラムを実行する際に用いる各種制御定数等が予め記憶されている。
制御部100の入力側には、アクセルレバー15と前後進切替スイッチ17が電気的に接続されている。一方、制御部100の出力側には図示しないインバータを介してモータ9が電気的に接続されている。
このような電動車両1において、運転者の意図しないアクセル操作によって電動車両1が意図せず発進してしまうことを防止することが求められている。
そこで、制御部100は、後述する走行許可判定動作を実行することで、前後進切替スイッチ17が操作されてから所定時間(図4のT0)以内にアクセルレバー15が操作された場合に、モータ9の駆動による電動車両1の走行を許可するようになっている。
次に、図3を参照して、本実施例に係る制御部100によって実行される走行許可判定動作について説明する。
図3に示すように、まず、制御部100は、ステップS11で前後進切替スイッチ17が中立位置であるかを判定し、中立位置でない場合は、ステップS17で操作許可フラグをオフに設定し、ステップS18で走行禁止を決定し、今回の走行許可判定動作を終了する。
制御部100は、ステップS11で前後進切替スイッチ17が中立位置であった場合は、ステップS12で前後進切替スイッチ17が中立位置から前進位置に切り替わったか否かを判定し、中立位置から前進位置に切り替わった場合は、ステップS14で操作許可フラグをオンに設定する。
制御部100は、ステップS12で前後進切替スイッチ17が中立位置から前進位置に切り替わっていないと判定した場合は、ステップS13で前後進切替スイッチ17が中立位置から後進位置に切り替わったか否かを判定し、中立位置から後進位置に切り替わった場合は、ステップS14で操作許可フラグをオンに設定する。
すなわち、制御部100は、前後進切替スイッチ17が中立位置から前進位置または後進位置に切り替わった場合は、操作許可フラグをオンに設定する。
制御部100は、ステップS14で操作許可フラグをオンにした後、ステップS15で所定時間以内にアクセルレバー15の操作(以下、アクセル操作ともいう)が行われたか否かを判定する。ここで、所定時間は、前後進切替スイッチ17の切り替えに基づいて操作許可フラグがオンにされたときを起点とする時間であり、例えば2秒から3秒に設定される。
制御部100は、ステップS15で所定時間以内にアクセルレバー15が操作されなかった場合は、ステップS18で走行禁止を決定し、今回の走行許可判定動作を終了する。
一方、制御部100は、ステップS15で所定時間以内にアクセルレバー15が操作された場合は、ステップS16で走行許可を成立させる。そして、制御部100は、アクセルレバー15の操作量に応じてモータ9を駆動し、電動車両1を走行させる。
このように、制御部100は、前後進切替スイッチ17の操作とアクセル操作の両方が行われた場合に、電動車両1の走行を許可しているため、車両の進行方向が運転者の意図した方向と必ず一致し、運転者の意図しない方向に車両が発進することを防止できる。また、前後進切替スイッチ17が操作されることなく運転者の意図しないアクセル操作が行われた場合は車両の走行が禁止されるため、運転者の意図しないアクセル操作による車両の発進を抑制できる。
なお、前後進切替スイッチ17は、前進位置と後進位置の何れかに操作される2ポジション式のオルタネイト動作を行うスイッチから構成してもよい。この場合、制御部100は、前後進切替スイッチ17が前進位置と後進位置の一方から他方に切替えられた場合、または、前後進切替スイッチ17が前進位置と後進位置の一方から他方に切替えられた後に再び一方に切換えられた場合、操作許可フラグをONにする。
運転者は、電動車両1を前進させたい場合、前後進切替スイッチ17を後進位置から前進位置に切り替える操作、または前進位置から後進位置に切り替えた後に再び前進位置に切り替える操作を行った後に、アクセルレバー15を操作することで、前進方向へ電動車両1を走行させることができる。
また、運転者は、電動車両1を後進させたい場合、前後進切替スイッチ17を前進位置から後進位置に切り替える操作、または後進位置から前進位置に切り替えた後に再び後進位置に切り替える操作を行った後に、アクセルレバー15を操作することで、後進方向に電動車両1を走行させることができる。
ここで、ステップS16で走行許可が成立した後の電動車両1の走行中に運転者がアクセル操作を解除した場合、仮に走行許可が取り消されて走行禁止に切り替わってしまうと、運転者は電動車両1を再び走行させるために前後進切替スイッチ17を再び操作しなければならず、操作が煩雑化してしまう。
そこで、制御部100は、走行許可の成立後の走行中にアクセル操作が解除された場合であっても、所定の走行許可継続条件が成立している状態でアクセル操作が再び行われた場合、走行許可を継続するようになっている。
本実施例において、走行許可継続条件は、アクセル操作が解除されてから所定の許可継続時間(図4のT1)以内であること、とする。
制御部100は、ステップS16の実施後、ステップS19でアクセル操作の解除が検出されたか否かを判定し、アクセル操作が解除されていない場合はステップS16に戻って走行許可を決定する。言い換えると、制御部100は、ステップS16で走行許可の継続を決定する。
制御部100は、ステップS19でアクセル操作が解除された場合は、ステップS20において、アクセル操作が解除されてから所定の許可継続時間以内であるか否かを判定する。
ステップS20で許可継続時間以内であると判定した場合、制御部100は、ステップ21でアクセル操作を再び検出したか否かを判定する。
制御部100は、ステップS21でアクセル操作を再び検出しなかった場合はステップS20に戻り、ステップS21でアクセル操作を再び検出した場合はステップS16に戻って走行許可を決定する。すなわち、本実施例では、アクセル操作が解除された場合であっても、アクセル操作が解除されてから所定の許可継続時間以内アクセル操作が再び行われることで走行許可が継続される。
一方、ステップS20で許可継続時間以内ではない(許可継続時間を経過している)と判定した場合、制御部100は、ステップS18で走行禁止を決定し、今回の走行許可判定動作を終了する。
図4のタイミングチャートを参照し、図3の走行許可判定動作が行われるときの走行許可状態の推移の一例について説明する。図4は、前後進切替スイッチ17の位置、操作許可フラグの状態、アクセル操作の有無、および走行許可状態の推移を示している。
図4の時刻t0から時刻t6の期間は、走行許可が成立して電動車両1が発進し、電動車両1の走行中にアクセル操作の解除が継続したことで走行禁止になった場合を示している。
図4において、時刻t0で電動車両1が停止しており、時刻t1で前後進切替スイッチ17が操作されたことで操作許可フラグがオンにされる。そして、時刻t1から時間T0経過後の時刻t2においてアクセル操作が行われる。この場合、操作許可フラグがオンにされてから時間T0以内にアクセル操作が行われなかったため、走行禁止のままとなり、電動車両1は走行できない。
その後、時刻t3で前後進切替スイッチ17が操作されたことで操作許可フラグがオンにされる。そして、時刻t3から時間T0以内の時刻t4においてアクセル操作が行われる。この場合、操作許可フラグがオンにされてから時間T0以内にアクセル操作が行われたため、走行許可が成立し、電動車両1が走行する。
その後、時刻t5でアクセル操作が解除され、時刻t5から時間T1経過後の時刻t6でもアクセル操作が解除されたままであるため、時刻t6で走行禁止となる。
また、図4の時刻t7から時刻t10の期間は、走行許可が成立して電動車両1が発進し、電動車両1の走行中にアクセル操作が一時的に解除されたが走行許可が継続された場合を示している。
図4において、時刻t7で前後進切替スイッチ17が操作されたことで操作許可フラグがオンにされる。そして、時刻t7から時間T0以内の時刻t8においてアクセル操作が行われる。この場合、走行許可が成立し、電動車両1が走行する。
その後、時刻t9でアクセル操作が解除され、時刻t9から時間T1以内の時刻t10でアクセル操作が再び行われている。このため、走行許可が継続される。
以上のように、本実施例に係る電動車両1において、制御部100は、前後進切替スイッチ17が操作されてから所定時間以内にアクセル操作が行われたことを走行許可条件として、モータ9の駆動による電動車両1の走行を許可する。
これにより、前後進切替スイッチ17の操作とアクセル操作の両方が行われることで電動車両1の走行が許可され、電動車両1が発進することができる。このため、車両の進行方向が運転者の意図した方向と必ず一致し、運転車の意図しない方向に車両が発進することを防止できる。また、前後進切替スイッチ17が操作されることなく運転車の意図しないアクセル操作が行われた場合は車両の走行が禁止されるため、運転者の意図しないアクセル操作による車両の発進を抑制できる。したがって、運転者の意図しないアクセル操作による車両の発進を抑制し、安全性を向上させることができる。
また、制御部100は、走行許可条件の成立後の電動車両1の走行中にアクセル操作が解除された場合であっても、所定の走行許可継続条件が成立している状態でアクセル操作が再び行われた場合、走行許可を継続する。本実施例において、走行許可継続条件は、アクセル操作が解除されてから所定の許可継続時間以内である。
これにより、電動車両1の走行中にアクセル操作が解除された場合であっても、アクセル操作が解除されてから許可継続時間以内であればアクセル操作が再び行われることで走行許可が継続されるため、走行許可を成立させるために前後進切替スイッチ17を操作する必要がなく、操作性を向上させることができる。
この結果、運転者の意図しないアクセル操作による車両の発進を抑制でき、操作性を向上させることができる。
本発明の第2実施例に係る電動車両のアクセル装置について図面を用いて説明する。第2実施例は、走行許可判定動作における走行許可継続条件が第1実施例と異なる。本実施例では、車速が所定車速以上であることを走行許可継続条件としている。図5を参照して、本実施例に係る制御部100によって実行される走行許可判定動作について説明する。
図5に示すように、まず、制御部100は、ステップS31で前後進切替スイッチ17が中立位置であるかを判定し、中立位置でない場合は、ステップS37で操作許可フラグをオフに設定し、ステップS38で走行禁止を決定し、今回の走行許可判定動作を終了する。
制御部100は、ステップS31で前後進切替スイッチ17が中立位置であった場合は、ステップS32で前後進切替スイッチ17が中立位置から前進位置に切り替わったか否かを判定し、中立位置から前進位置に切り替わった場合は、ステップS34で操作許可フラグをオンに設定する。
制御部100は、ステップS32で前後進切替スイッチ17が中立位置から前進位置に切り替わっていないと判定した場合は、ステップS33で前後進切替スイッチ17が中立位置から後進位置に切り替わったか否かを判定し、中立位置から後進位置に切り替わった場合は、ステップS34で操作許可フラグをオンに設定する。
すなわち、制御部100は、前後進切替スイッチ17が中立位置から前進位置または後進位置に切り替わった場合は、操作許可フラグをオンに設定する。
制御部100は、ステップS34で操作許可フラグをオンにした後、ステップS35で所定時間以内にアクセルレバー15の操作(以下、アクセル操作ともいう)が行われたか否かを判定する。ここで、所定時間は、前後進切替スイッチ17の切り替えに基づいて操作許可フラグがオンにされたときを起点とする時間であり、例えば2秒から3秒に設定される。
制御部100は、ステップS35で所定時間以内にアクセルレバー15が操作されなかった場合は、ステップS38で走行禁止を決定し、今回の走行許可判定動作を終了する。
一方、制御部100は、ステップS35で所定時間以内にアクセルレバー15が操作された場合は、ステップS36で走行許可を決定する。そして、制御部100は、アクセルレバー15の操作量に応じてモータ9を駆動し、電動車両1を走行させる。
ステップS36の実施後、制御部100は、ステップS39でアクセル操作の解除が検出されたか否かを判定し、アクセル操作が解除されていない場合はステップS42で走行許可を決定する。言い換えると、制御部100は、ステップS42で走行許可の継続を決定する。
制御部100は、ステップS39でアクセル操作が解除された場合は、ステップS40において、車速が所定車速以上であるか否かを判定する。
ステップS40で車速が所定車速以上であると判定した場合、制御部100は、ステップS41でアクセル操作を再び検出したか否かを判定する。
制御部100は、ステップS41でアクセル操作を再び検出した場合はステップS42で走行許可を決定する。すなわち、本実施例では、アクセル操作が解除された場合であっても、車速が所定車速以上の状態でアクセル操作が再び行われることで走行許可が継続される。なお、所定車速としては、電動車両1の停止状態(車速が0km/h)よりも僅かに速い速度とすることが好ましい。このようにすることで、アクセル操作が解除されてから電動車両1が停止するまでの間であれば、アクセル操作が再び行われることで走行許可が継続される。
一方、制御部100は、ステップS40で車速が所定車速未満であると判定した場合、ステップS38で走行禁止を決定し、今回の走行許可判定動作を終了する。また、制御部100は、ステップS41でアクセル操作を再び検出しなかった場合、ステップS38で走行禁止を決定し、今回の走行許可判定動作を終了する。
以上のように、本実施例に係る電動車両1において、制御部100は、前後進切替スイッチ17が操作されてから所定時間以内にアクセル操作が行われたことを走行許可条件として、モータ9の駆動による電動車両1の走行を許可する。
これにより、運転者の意図しないアクセル操作による車両の発進を抑制し、安全性を向上させることができる。
また、制御部100は、走行許可条件の成立後の電動車両1の走行中にアクセル操作が解除された場合であっても、車速が所定車速以上の状態でアクセル操作が再び行われた場合、走行許可を継続する。
これにより、電動車両1の走行中にアクセル操作が解除された場合であっても、車速が所定車速以上の状態であればアクセル操作が再び行われることで走行許可が継続されるため、走行許可を成立させるために前後進切替スイッチ17を操作する必要がなく、操作性を向上させることができる。
この結果、運転者の意図しないアクセル操作による車両の発進を抑制でき、操作性を向上させることができる。
本発明の第3実施例に係る電動車両のアクセル装置について図面を用いて説明する。第3実施例は、走行許可判定動作における走行許可継続条件が第1実施例および第2実施例と異なる。本実施例では、ブレーキが作動していないことを走行許可継続条件としている。図6を参照して、本実施例に係る制御部100によって実行される走行許可判定動作について説明する。
図6に示すように、まず、制御部100は、ステップS51で前後進切替スイッチ17が中立位置であるかを判定し、中立位置でない場合は、ステップS57で操作許可フラグをオフに設定し、ステップS58で走行禁止を決定し、今回の走行許可判定動作を終了する。
制御部100は、ステップS51で前後進切替スイッチ17が中立位置であった場合は、ステップS52で前後進切替スイッチ17が中立位置から前進位置に切り替わったか否かを判定し、中立位置から前進位置に切り替わった場合は、ステップS54で操作許可フラグをオンに設定する。
制御部100は、ステップS52で前後進切替スイッチ17が中立位置から前進位置に切り替わっていないと判定した場合は、ステップS53で前後進切替スイッチ17が中立位置から後進位置に切り替わったか否かを判定し、中立位置から後進位置に切り替わった場合は、ステップS54で操作許可フラグをオンに設定する。
すなわち、制御部100は、前後進切替スイッチ17が中立位置から前進位置または後進位置に切り替わった場合は、操作許可フラグをオンに設定する。
制御部100は、ステップS54で操作許可フラグをオンにした後、ステップS55で所定時間以内にアクセルレバー15の操作(以下、アクセル操作ともいう)が行われたか否かを判定する。ここで、所定時間は、前後進切替スイッチ17の切り替えに基づいて操作許可フラグがオンにされたときを起点とする時間であり、例えば2秒から3秒に設定される。
制御部100は、ステップS55で所定時間以内にアクセルレバー15が操作されなかった場合は、ステップS58で走行禁止を決定し、今回の走行許可判定動作を終了する。
一方、制御部100は、ステップS55で所定時間以内にアクセルレバー15が操作された場合は、ステップS56で走行許可を決定する。そして、制御部100は、アクセルレバー15の操作量に応じてモータ9を駆動し、電動車両1を走行させる。
ステップS56の実施後、制御部100は、ステップS59でアクセル操作の解除が検出されたか否かを判定し、アクセル操作が解除されていない場合はステップS62で走行許可を決定する。言い換えると、制御部100は、ステップS62で走行許可の継続を決定する。
制御部100は、ステップS59でアクセル操作が解除された場合は、ステップS60において、ブレーキが作動していないか否かを判定する。ここでは、制御部100は、電磁ブレーキの作動の有無について判定する。なお、電磁ブレーキは、アクセル操作の解除と同時に作動するのではない。電磁ブレーキは、アクセル操作の解除後、空走期間を経て作動する。
ステップS60でブレーキが作動していないと判定した場合、制御部100は、ステップS61でアクセル操作を再び検出したか否かを判定する。
制御部100は、ステップS61でアクセル操作を再び検出した場合はステップS62で走行許可を決定する。すなわち、本実施例では、アクセル操作が解除された場合であっても、ブレーキが作動していない状態でアクセル操作が再び行われることで走行許可が継続される。
一方、制御部100は、ステップS60でブレーキが作動していると判定した場合、ステップS58で走行禁止を決定し、今回の走行許可判定動作を終了する。また、制御部100は、ステップS61でアクセル操作を再び検出しなかった場合、ステップS58で走行禁止を決定し、今回の走行許可判定動作を終了する。
以上のように、本実施例に係る電動車両1において、制御部100は、前後進切替スイッチ17が操作されてから所定時間以内にアクセル操作が行われたことを走行許可条件として、モータ9の駆動による電動車両1の走行を許可する。
これにより、運転者の意図しないアクセル操作による車両の発進を抑制し、安全性を向上させることができる。
また、制御部100は、走行許可条件の成立後の電動車両1の走行中にアクセル操作が解除された場合であっても、ブレーキが作動していない状態でアクセル操作が再び行われた場合、走行許可を継続する。
これにより、電動車両1の走行中にアクセル操作が解除された場合であっても、ブレーキが作動していない状態であればアクセル操作が再び行われることで走行許可が継続されるため、走行許可を成立させるために前後進切替スイッチ17を操作する必要がなく、操作性を向上させることができる。
この結果、運転者の意図しないアクセル操作による車両の発進を抑制でき、操作性を向上させることができる。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 電動車両
9 モータ
15 アクセルレバー(アクセル操作部)
17 前後進切替スイッチ(前後進切替操作部)
100 制御部

Claims (3)

  1. 電動車両の進行方向を前進または後進に切替える前後進切替操作部と、
    前記前後進切替操作部で切り替えられた進行方向へのアクセル操作を行うアクセル操作部と、
    前記アクセル操作部の操作に基づいて駆動するモータと、を有する電動車両のアクセル装置であって、
    前記前後進切替操作部が操作されてから所定時間以内に前記アクセル操作が行われたことを走行許可条件として、前記モータの駆動による前記電動車両の走行を許可する制御部を備え、
    前記制御部は、前記走行許可条件の成立後の前記電動車両の走行中に前記アクセル操作が解除された場合であっても、所定の走行許可継続条件が成立している状態で前記アクセル操作が再び行われた場合、走行許可を継続し、
    前記走行許可継続条件は、前記アクセル操作が解除されてから所定の許可継続時間以内であることを特徴とする電動車両のアクセル装置。
  2. 電動車両の進行方向を前進または後進に切替える前後進切替操作部と、
    前記前後進切替操作部で切り替えられた進行方向へのアクセル操作を行うアクセル操作部と、
    前記アクセル操作部の操作に基づいて駆動するモータと、を有する電動車両のアクセル装置であって、
    前記前後進切替操作部が操作されてから所定時間以内に前記アクセル操作が行われたことを走行許可条件として、前記モータの駆動による前記電動車両の走行を許可する制御部を備え、
    前記制御部は、前記走行許可条件の成立後の前記電動車両の走行中に前記アクセル操作が解除された場合であっても、所定の走行許可継続条件が成立している状態で前記アクセル操作が再び行われた場合、走行許可を継続し、
    前記走行許可継続条件は、車速が所定車速以上であることを特徴とする電動車両のアクセル装置。
  3. 電動車両の進行方向を前進または後進に切替える前後進切替操作部と、
    前記前後進切替操作部で切り替えられた進行方向へのアクセル操作を行うアクセル操作部と、
    前記アクセル操作部の操作に基づいて駆動するモータと、を有する電動車両のアクセル装置であって、
    前記前後進切替操作部が操作されてから所定時間以内に前記アクセル操作が行われたことを走行許可条件として、前記モータの駆動による前記電動車両の走行を許可する制御部を備え、
    前記制御部は、前記走行許可条件の成立後の前記電動車両の走行中に前記アクセル操作が解除された場合であっても、所定の走行許可継続条件が成立している状態で前記アクセル操作が再び行われた場合、走行許可を継続し、
    前記走行許可継続条件は、ブレーキが作動していないことであることを特徴とする電動車両のアクセル装置。
JP2017034722A 2017-02-27 2017-02-27 電動車両のアクセル装置 Active JP6862909B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017034722A JP6862909B2 (ja) 2017-02-27 2017-02-27 電動車両のアクセル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017034722A JP6862909B2 (ja) 2017-02-27 2017-02-27 電動車両のアクセル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018143023A JP2018143023A (ja) 2018-09-13
JP6862909B2 true JP6862909B2 (ja) 2021-04-21

Family

ID=63526919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017034722A Active JP6862909B2 (ja) 2017-02-27 2017-02-27 電動車両のアクセル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6862909B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020195239A (ja) * 2019-05-29 2020-12-03 ヤマハ発動機株式会社 電動車両

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0556504A (ja) * 1991-08-26 1993-03-05 Sanyo Electric Co Ltd 電気車
JP2001346301A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Sanyo Electric Co Ltd 電動車

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018143023A (ja) 2018-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3595249B2 (ja) 車両用駐車ブレーキ装置
JP4109798B2 (ja) 車両の自動操舵装置
CN110368681A (zh) 车载游戏方法、装置、车辆及机器可读介质
JP6410038B2 (ja) 電動パーキングブレーキ装置
KR20170000013A (ko) 자율주행 차량용 페달 조작 안전장치
WO2019188587A1 (ja) 運転権限移譲装置
JP2010143391A (ja) 方向指示装置
JP6682952B2 (ja) 回生制御装置
JP6862909B2 (ja) 電動車両のアクセル装置
CN107531149B (zh) 方向盘以及使用该方向盘的车辆的控制装置及控制方法
JP6274705B2 (ja) 車両の推進操作装置
JP6790644B2 (ja) 電動車両のアクセル装置
JP2006123605A (ja) 自動誘導装置
JP6288448B2 (ja) 車両のシフト制御装置
KR20170087335A (ko) 자율주행차량의 운전 제어권 전환 장치 및 방법
JPH10165454A (ja) 小型電動車
JP2005096544A (ja) 電動パーキングブレーキシステム
JP6786988B2 (ja) 電動車両の警報装置
JP6848343B2 (ja) 電動車両
JP4333305B2 (ja) 電動パーキングブレーキシステム
JP3643739B2 (ja) 電動車
JPH0787623A (ja) 電気車制御装置
JP3289029B2 (ja) フォークリフトの走行禁止制御
JP4224114B2 (ja) 車両のウィンカー制御装置
JP7063366B2 (ja) 電動車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210302

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210315

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6862909

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151