JPH0787623A - 電気車制御装置 - Google Patents

電気車制御装置

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JPH0787623A
JPH0787623A JP22736793A JP22736793A JPH0787623A JP H0787623 A JPH0787623 A JP H0787623A JP 22736793 A JP22736793 A JP 22736793A JP 22736793 A JP22736793 A JP 22736793A JP H0787623 A JPH0787623 A JP H0787623A
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vehicle
driving
electric vehicle
outside
electric
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JP22736793A
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English (en)
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Ryozo Masaki
良三 正木
Taizo Miyazaki
泰三 宮崎
Nobuyoshi Muto
信義 武藤
Fumio Tajima
文男 田島
Yusuke Takamoto
祐介 高本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電気車を安全に微速移動させる車外運転操作機
能を備えることにより、容易に、正確に車庫入れなどが
行える利便性のある電気車制御装置を提供する。 【構成】車外にて電気自動車1の移動操作を行う場合、
車外運転許可信号発生回路17を作動させると、車外運
転許可信号発生回路17から、車外運転許可信号S
CRが、切替演算回路18に出力される。切替演算回路1
8は、モータ速度ωM情報から、移動操作時の安全性を
確認し、切替信号SCを、速度指令切替回路19に出力
する。これにより、速度指令切替回路19は、車外運転
手段10からの速度指令信号ωORの受入れ可能な態勢に
切り替わり、正規の車内運転手段9以外に設けられた車
外運転手段10による移動操作が可能となる。そして、
誘導モータ3を駆動し、電気自動車1を微速で安全に移
動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気車の微速移動操作
のできる機能を有する制御装置に係り、特に、車庫入れ
などにおいて利便性の高い電気車制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、運転席に座って電気車を車庫入れ
しようとするが、電気車を所定の位置に移動させること
のできない場合がある。このような不都合に対しての解
決策として、特開昭62-123903号公報に開示されている
方法がある。この方法は、通常の運転時、前方へは走行
モータにより電気車を移動させ、後方には手動で移動さ
せるものである。この時、パワー回路を遮断することに
より走行モータをフリー状態にして、走行抵抗を減ら
し、車外から人力により容易に移動できるようにしてい
る。
【0003】また、所定の場所に正確に移動させるた
め、電気車に車外から運転指令を与える方法が考えられ
る。公知例としては、全く別の目的であるが、特開平4-
145803公報に開示されているものがある。これは、電動
式の車椅子に関するもので、搭乗者が走行モータの運転
方法を指示する第1の運転手段と、介添え者が車椅子の
後方等から走行モータの運転方法を指示する第2の運転
手段とを備え、どちらの手段からでも運転操作のできる
ものである。そして、搭乗者の状態に対応して、介添え
者が移動を補助するものである。この方法を一般の電気
車に適用すれば、車庫入れ等の微速移動操作の時など
に、有効である。つまり、運転者が、運転席から降りて
車外にて、電気車と車庫の間隙状態などを把握しなが
ら、電気車を移動させる運転操作ができれば、容易で正
確に、しかも、衝突を避けながら駐車することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
公知例は、車体の軽い電動式ゴルフカートを主な対象と
した内容であり、車体が重い一般の電気車への採用は、
移動に非常に大きい力を必要とするので、実用的でな
く、問題がある。
【0005】一方、後者の公知例は、電動式の車椅子等
に関する内容であり、一般的な電気車の移動に、適さな
い点がある。つまり、この公知例の場合、搭乗者の運転
操作よりも、介添え者の運転操作が優先することが明記
されている。これは、電動式車椅子の搭乗者が操作する
第1の運転手段よりも、介添え者が外部から運転操作す
る第2の運転手段を優先させた方が、安全性に関して優
れている場合が多いと考慮されているためである。この
考えを、一般の電気車に、当て嵌める訳にはいかない。
即ち、電気車の運転席にある第1の運転手段より、外部
にある第2の運転手段を優先させることは、安全性の点
から採用できない。
【0006】そこで、本発明の目的は、電気車を車外か
ら操作することができ、且つ、安全に微速移動させるこ
とのできる車外運転操作機能を有する、容易で、正確に
車庫入れなどが行える利便性の高い電気車制御装置を提
供することにある。
【0007】また、正と副の運転手段を備える電気車に
おいて、優先権を切り替えて、副の運転手段から安全に
運転操作のできる電気車制御装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気車を走行
駆動する走行モータと、走行モータに供給される電力を
蓄電しているバッテリと、バッテリの電力を走行モータ
の電力に変換する電力変換手段と、車内から電気車の運
転操作の指令を発する車内運転手段と、車外から電気車
の運転操作の指令を発する車外運転手段と、車内運転手
段と車外運転手段とからの当該指令を入力し、いずれか
一方の指令を切替選択し、運転信号として出力する切替
手段と、当該運転信号に応じて電力変換手段を制御する
走行制御手段とからなる電気車制御装置の改良に関する
ものである。
【0009】本発明の一の観点によれば、車外運転手段
による運転操作を許可する車外運転許可信号を発信する
車外運転許可手段と、車外運転許可信号に基づいて切替
手段の切替選択を制御する切替制御手段で構成されてい
る。
【0010】また、本発明の他の観点によれば、操作す
る力の大きさを電気車の走行速度の大きさの当該指令に
変換し、操作する力の方向を電気車の走行方向の当該指
令に変換する運転操作手段を、車外運転手段に設けたも
のである。
【0011】
【作用】一般的な電気車の運転操作は、車内運転手段で
行われる。そして、この車内運転手段からの運転指令信
号が、走行制御手段に伝達される。走行制御手段は、こ
の運転指令信号に応じて、走行モータを制御する。これ
により、電気車は、運転されている。
【0012】次に、車外から運転操作する場合、即ち、
「車外から操作して電気車を車庫入れしたい。」と、運
転者が意図した場合について説明する。まず、車内運転
手段以外に車外運転手段が必要である。そして、一般的
には、車内運転手段は、車外運転手段より優先している
ので、この優先権を切り替える必要がある。また、運転
者は、運転席を離れ、車外にて、電気車を運転する訳で
あり、十分に安全性を考慮する必要もある。
【0013】この考えにより、優先権の切り替えは、運
転者の意志によって、行われることが重要である。その
ために、車外運転許可手段を、運転者の意志の及ぶ範囲
内に、例えば、運転者の手の届く範囲に設ける。そし
て、車外運転許可手段を作動させると、車外運転許可手
段から車外運転許可信号が発信される。この車外運転許
可信号のみにて、直ちに、車外からの運転操作ができる
ように切り替えることは、可能であるが、誤って車外運
転許可手段を作動させた場合の安全性に、疑問が残る。
【0014】従って、車外運転許可信号に基づいて作動
する切替制御手段を設ける。切替制御手段は、車外運転
許可信号に基づいて作動し、電気車が停止しているかま
たは車外運転手段に不具合がないかなどの安全条件を確
認し、切替選択を判定する手段である。そして、所定の
安全条件が満たされた時、切替信号を発信する。この切
替制御手段からの切替信号を受信した場合のみ、切替手
段は、車外運転手段からの運転指令信号を走行制御手段
に伝達するように、切り替わる。即ち、運転操作の優先
権が、車内運転手段から車外運転手段に移行する。
【0015】これにより、運転者の、車内から車外に降
りての、電気車と周囲の状況を判断しながらの車外運転
手段による運転操作が、可能となる。そして、車外運転
手段の運転指令信号は、切替手段を経て走行制御手段に
入力される。走行制御手段は、これに応じて演算し、電
力変換手段を制御する。これにより、走行モータを駆動
させ、電気車を移動させる。この時、運転者が、車外に
て電気車の移動状態を見ながら、走行モータに指令を与
えることができるので、車内から操作する場合よりも、
はるかに正確に電気車の位置決めを行うことができる。
つまり、容易に車庫入れなどができる利便性の高い電気
車制御装置を提供することができる。
【0016】また、この方式は、車内運転手段を優先す
る思想であるので、通常の走行時の安全性は、確保され
ている。さらに、車外運転手段を操作している時に、万
一異常があった場合、運転者が、車外運転手段の緊急停
止手段を操作することにより、走行モータを停止するこ
とができる。これにより、車外で操作する時の異常状態
を素早く回避し、安全性の高い電気車制御装置を提供す
ることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図を参照し
て説明する。
【0018】図1は、電気車1における走行用の誘導モ
ータ3の駆動制御を、車内及び車外から行う時の実施例
である。電気車1の前輪2a、2bは、差動装置4を介して
機械的に、誘導モータ3に接続されている。インバータ
5は、制御装置6から出力されるパルス幅変調制御方式
のパルスPU、PV、PWにより制御され、バッテリ7を
電源として誘導モータ3に供給される、電力を変換して
いる。これにより、誘導モータ3は、トルクを発生し、
電気車1を駆動している。なお、パルスPU、PV、PW
を発生する演算は、速度検出器8により検出された誘導
モータ3のモータ速度ωMと、後述する速度指令ωRとの
差から、制御装置6において行われる。つまり、速度フ
ィードバック制御演算が、行われている。
【0019】次に、本発明の重要な要素である車内運転
手段9、車外運転手段10および切替装置11の動作につ
いて説明する。車内運転手段9は、アクセルペダル12、
ブレーキペダル13、シフトレバー14、ハンドル15
といった一般的な電気車の運転席にある装置と同じもの
以外に、車内速度指令回路16、車外運転許可信号発生
回路17などから構成されている。尚、車外運転許可信
号発生回路17は、車内運転手段9に含まれなくてもよ
い。車内速度指令回路16は、アクセルペダル12から
出力された電気車を加速させるための加速信号Xa、ブレ
ーキペダル13から出力された電気車を減速させるため
の減速信号Xb、および、シフトレバー14から出力さ
れた電気車の前進・後進・駐車を決定するシフト信号M
Dから、車内速度指令ωIRを演算する。この車内速度指
令ωIRは、電気車1の走行速度を設定する信号であり、
車内運転手段9を操作した時に、切替装置11に出力さ
れる。また、ハンドル15は、前輪2a、2bの舵を操作
し、電気車1の走行方向を決定するものである。さら
に、車外運転許可信号発生回路17は、運転者が車内か
ら車外に降りて、車外にて電気車を移動させようとする
時に、車外から操作することを許可するための、車外運
転許可信号SCRを出力する車外運転許可手段である。つ
まり、運転者が、車外から操作したい意志を持った時
に、運転席を離れる時に、車外運転許可信号発生回路1
7を操作した場合、運転操作の優先権を、車内運転手段
から車外運転手段に移行させる手段の一つである。従っ
て、運転者の意志を重要視する観点から、車外運転許可
信号発生回路17の取付位置は、運転席の近傍が望まし
い。
【0020】また、車外運転手段10は、運転者が車外に
降りて、車外からハンドル15と一緒に同時に操作でき
る位置に配置する。これは、ハンドル15を操作しなが
ら、車外運転手段10を操作し、電気車を前後進させるた
めである。
【0021】図2は、車外運転手段10の内部を示したブ
ロック図である。この車外運転手段10は、車外からの運
転指令と、車内からの減速信号Xbとの値により、車外
速度指令ωORを演算し、それを、切替装置11に出力し
ている。車外運転手段10は、操作パネル22と車外速度
指令演算回路23に分けることができる。
【0022】操作パネル22は、車外からの運転指令を
発信するための、前進スイッチ24、停止スイッチ2
5、後進スイッチ26から構成されている。運転者が、
車外にて操作し、電気車1を前進、停止、後進させたい
時、それぞれ、前進スイッチ24、停止スイッチ25、
後進スイッチ26を押し続けることにより、それぞれ前
進信号SF、停止信号SS、後進信号SBが、車外速度指
令演算回路23に出力される。前進スイッチ24および
後進スイッチ26は、押す操作を止めると、前進信号S
Fおよび後進信号SBの出力が停止する。例えば、自動復
帰押しボタン式のスイッチである。
【0023】次に、車外速度指令演算回路23は、前進
信号SF、停止信号SS、後進信号SB、及び、減速信号
Xbが入力されると、車外速度指令ωORを演算する。車
外速度指令演算回路23の詳細な動作については、後述
する。
【0024】図1に戻って、切替装置11について説明
する。切替装置11は、切替演算回路18と速度指令切
替回路19から構成される。切替演算回路18は、車外
運転許可信号SCR、モータ速度ωM、車内速度指令ωIR
および車外速度指令ωORが入力されると、図3に示した
フローチャートの演算を行い、速度指令切替回路19
に、演算結果である切替信号SCを出力する。
【0025】図3は、切替制御手段が、車内運転手段9
から車外運転手段10への切替処理を安全に行うためのフ
ローチャートであり、重要な内容を含んでいる。即ち、
車内運転手段9と車外運転手段10のどちらの運転方法の
指令を、選択し、切り替えるかの切替制御の内容であ
る。即ち、運転操作の優先権を、車内運転手段から車外
運転手段に移行させるもう一つの手段である。以下、こ
れについて説明する。
【0026】切替演算回路18は、切替制御手段の一実
施例である。ステップ101において、モータ速度ωMが、
零であることを確認する。ここで、モータ速度ωM=0
でない場合は、電気車1が停止していないことを示して
いるので、安全上、切替操作を行わない。これは、言い
替えれば、走行中は切替操作が行われないことを、意味
している。モータ速度ωM=0の場合は、ステップ102に
おいて、車外運転許可信号SCRを判断する。車外運転許
可信号SCRが車外運転モードOUTの時は、ステップ10
3に、そうでない時は、ステップ105にジャンプする。ス
テップ103で、車外速度指令ωORが、零であることを確
認し、ステップ104で、切替信号SCを車外運転モードO
UTにする。ステップ103において、車外速度指令ωOR
が零でない場合は、切替信号SCの操作を行わない。車
外運転許可信号SCRがOUTの場合は、運転者が車外か
らの運転操作を意図しているので、基本的には、切替信
号SCを車外運転モードOUTにする。しかし、車外速
度指令ωORが零でない場合は、例えば、車外運転手段10
が故障していて何んらかの信号を発信しているような場
合、切替時に電気車が急発進する恐れがあるので、切替
操作を行わないようにする。
【0027】同様に、車外運転許可信号SCRがOUTで
ない時は、ステップ105において、車内速度指令ω
IRが、零であることを確認する。車内速度指令ωIRが零
の場合のみ、ステップ106において、切替信号SCを車内
運転モードINに切り替える。
【0028】速度指令切替回路19は、切替演算回路1
8から出力される切替信号SCにより制御される切替手
段である。切替信号SCが車外運転モードOUTの場合
は、車外速度指令ωORを、切替信号SCが車内運転モー
ドINの場合は、車内速度指令ωIRを、それぞれ速度指
令ωRとして出力するように切り替わる。これにより、
制御装置6で速度制御演算が行われ、電気車1は、速度
指令ωRに応じた車速で移動することができる。特に、
車内に配置した車外運転許可信号発生回路17を操作し
ない限り、車外からの操作は出来ないので、即ち、車内
運転手段9を優先する思想を取り入れて、車外運転手段
10の単独による車外からの運転操作を防止している。
【0029】また、図1に示すように、切替装置11か
ら切替信号SCが、報知制御装置20に出力される。こ
の報知制御装置20は、電気車1の運転方法が、車外運
転モードOUTであることを、たとえば、方向指示器2
1a、21bを点滅させて、運転者や周囲の人々に知ら
せるものである。なお、その点滅周期が、方向指示及び
駐車を示す時の点滅周期と異なるように、報知制御装置
20で制御する。これにより、車外運転モードOUTに
なっているを区別することができ、より安全性が高めら
れる。
【0030】図4は、図2に示した車外速度指令演算回
路23で行われる演算方法を説明するタイムチャートで
ある。この動作について説明する。この演算方法は、停
止信号SS、減速信号Xbが優先され、安全性を確保す
る方式である。図4(a)は、前進信号SFが、時刻t1
から時刻t2までの間、オン状態であり、後進信号S
Bが、時刻t3から時刻t4までの間、オン状態である場
合を示している。この場合、車外速度指令ωORは、時刻
1から徐々に増加し、車外速度指令最大値ω
ORMAXで、一定となる。車外速度指令最大値ω
ORMAXは、車内運転手段で操作した時の最高速度よ
りも低い値で、運転者の歩行速度以下、例えば、時速4
km以下に設定する。これにより、運転者は安全に歩行し
ながらでも操作することができる。このようにして、電
気車1は、車外からの操作で移動する。所定位置に近づ
いた時は、時刻t2点で、前進スイッチ24を切る。こ
れにより、前進信号SFが、オフ状態となり、車外速度
指令ωORは、徐々に減少し、零になる。この信号に応じ
て、電気車1は停止する。また、時刻t3点で、後進ス
イッチ26を操作することにより、後進信号SBが、オ
ン状態となり、車外速度指令ωORは、零から徐々に減少
し、−ωORMAXになる。同様に、後進信号SBがオフ状態
になれば、零まで徐々に戻る。このようにして、電気車
1は、後進することになる。この前進、後進に合わせ
て、同時に、車外からハンドル15を操作すれば、電気
車1を運転者の思い通りの位置に、外部状況を見ながら
安全に、容易に、正確に移動させることができる。ま
た、この方式の長所は、運転者が転倒などにより誤って
車外運転手段から手を離した場合も、自動復帰押しボタ
ン式のスイッチであるので、自動的に電気車1は停止す
るので、常に安全性を確保することができる点である。
【0031】図4(b)は、操作中に、停止信号SS
減速信号Xbを用いた時のタイムチャートである。前進
信号SFが、オン状態になった時刻t5から、車外速度指
令ωORは徐々に増加し、一定の値となる。ここで、時刻
6において、車外から運転者が、停止スイッチ25を押
して停止信号SSをオン状態にする。所謂、緊急停止で
ある。すると、車外速度指令演算回路23は、車外速度
指令ωORを急速に零にするように作動する。これによ
り、前進スイッチ24を離しただけの場合よりも、早く
電気車1を停止させることができる。従って、運転者
が、停止したい位置に、より正確に停止させることもで
きる特徴がある。また、時刻t7点で、信号SFにより前進
し始めた時、車内に残っていた別の運転者がブレーキペ
ダル13を踏み、減速信号Xbが、時刻t8点で、車外
速度指令演算回路23に入力されたとする。この時、車
外速度指令演算回路23は、減速信号Xbを優先し、停
止信号SSの場合よりもさらに急速に車外速度指令ωOR
を零にするように作動する。これは、車外から操作する
車外操作者の他に、車内でブレーキペダル13を操作す
る別の車内運転者がいる場合に有効である。つまり、安
全性をさらに向上するため、車外からの操作をする時
も、車内運転者がブレーキペダル13を、常に操作でき
るようにして置けば、車外運転手段10を操作する車外操
作者の操作ミスを、車内運転者がブレーキペダル13を
操作することにより、カバーし安全に停止させることが
できる。従って、本実施例を用いれば、車内運転手段
が、車外運転手段よりも優先するシステムになっている
ので、通常走行中での安全性を、確保できると共に、車
外運転手段を操作することにより、容易に、正確に、電
気車を停車位置に移動させられる利便性のある電気車制
御装置を得ることができる。
【0032】尚、上記では、車内と車外の運転手段に区
分したものであったが、運転操作の優先権を持つ正規の
正運転手段とその補助である副運転手段に区分されたも
のに、本発明を適用することもできる。
【0033】図5は、図2と異なる他の実施例であり、
運転者が電気車を移動させるために行う運転操作の力
が、車外運転手段10に加えられ、その結果、運転指令が
入力される場合である。即ち、操作する力の大小と方向
を電気車の移動の速度と方向に変換する力運転操作手段
を設ける場合である。
【0034】図5に示す車外運転手段10は、力検出装置
27、不感帯演算回路28、車外速度指令演算回路29
から構成されている。力検出装置27と不感帯演算回路
28の部分が、上記の力運転操作手段に相当する。この
車外運転手段10を、図2の代わりに、図1に適用するこ
とができる。力検出装置27は、車外運転手段10の一部
であり、車外から操作できる位置に設置されている。
【0035】図6は、力検出装置27の外観を示したも
のである。運転者の直接的、あるいは、間接的な力が、
操作レバー30に加えられると、操作レバー30が左右
または前後左右方向に移動する。図6の場合は、左右一
方向移動の操作レバー30である。操作レバー30が移
動させられた時、その加えられた印加力FINが検出され
る。例えば、中心位置からの距離に比例して増加する印
加力FINで、操作レバー30が電気車1の前進側(図6
の図中では、右側)に移動させられると、力検出装置2
7は、それに比例した検出力FDを不感帯演算回路28
に出力するものである。尚、前後左右方向に移動する操
作レバーの例として、子供のオモチャにあるラジコン用
操作レバーがあるが、ここでは説明を省略する。
【0036】この不感帯演算回路28は、図5に示した
グラフのような演算を行い、車外基準速度ωOを算出す
る。検出力FDの絶対値が、所定値以下の範囲で、車外
基準速度ωOは、零となる。すなわち、ある力の範囲内
では、反応しない不感帯がある。それ以上の時、検出力
Dに応じて徐々に増加する値となるように算出する。
なお、車外基準速度ωOの最大値は、前述の車外速度指
令最大値ωORMAXとする。この車外基準速度ωOは、車外
速度指令演算回路29に入力される。ブレーキペダル1
3が操作されない時、つまり、減速信号Xbが入力され
ない時は、検出力FDに応じた車外基準速度ωOが、その
まま車外速度指令ωORとして、車外速度指令演算回路2
9から出力される。また、ブレーキペダル13が操作さ
れた時、減速信号Xbが、車外速度指令演算回路29に
入力される。この時、車外速度指令ωORは、車外基準速
度ωOから零まで徐々に減少するように変化し、この速
度が、逐次、車外速度指令演算回路29から出力され
る。。これは、図4(b)において減速信号Xbが入力
された時と同じ動作である。以上の動作により、力検出
装置27に加えられた印加力FINに応じた速度で、電気
車1を、前進方向に移動させることができる。また、後
進についても、操作レバー30を、図6の左側に移動し
て、後進方向に移動させることができる。
【0037】従って、本実施例を用いることにより、力
検出装置27に加えられた力に応じて、電気車の移動、
即ち、移動速度と前後進方向を木目細かく制御できるの
で、電気車を、より正確にしかもスムーズに希望の場所
に移動させることができる。
【0038】尚、運転操作の力が、力検出装置27に直
接的に加えられる方法のものについて、上述したが、運
転者が電気車を移動させるため車体に加えた力が、運転
操作の力として、間接的に力検出装置27に加えられる
方法が考えられる。この場合、車体に加えられた力を検
出する力検出手段と、力検出手段で検出された力の大小
と方向を力検出装置27に伝達する力伝達手段を用いる
方法がある。あるいは、力検出装置27に代わって、車
体に加えられた力の大小と方向を直接検出する接触検出
手段を用いる方法も考えられる。この場合、検出手段
は、たとえば、前進用と後進用など、複数あっても良
い。
【0039】図7は、電気自動車の離れた位置から走行
用モータと操舵装置を、遠隔操作することのできる、他
の実施例である。図1が、誘導モータ3で前輪2a、2bを
駆動するのに対して、図7は、誘導モータ3で後輪2c、
2dを駆動するようになっている点が異なる。切替装置1
1から得られる速度指令ωRにより、制御装置6が、速
度制御演算を行い、インバータ5を制御して、誘導モー
タ3を駆動することは、同じである。この実施例が、前
述までの実施例と異なる主な点は、次の2つである。第
1の点は、車外運転手段10の代わりに、電気自動車1
の車体から離れて操作ができる、遠隔操作装置31を用
いたことである。第2の点は、操舵用に、操舵モータ3
2を用いていることである。
【0040】まず、車内運転手段9で、運転する時につ
いて説明する。車外運転許可信号発生回路17から出力
される車外運転許可信号SCRが、出力されていない、つ
まり、オフ状態時に、アクセルペダル12、ブレーキペ
ダル13、シフトレバー14から出力された加速信号X
a、減速信号Xb、及び、シフト信号MDを用いて、車
内速度指令回路16で、車内速度指令ωIRが、演算され
る。車内速度指令ωIRは、切替装置11の速度指令切替
回路19を介して、速度指令ωRとして制御装置6に出
力される。これにより通常の運転が行われる。
【0041】次に、操舵について説明する。ハンドル1
5を操作すると、操舵角θIRが、操舵検出装置33で検
出され、切替装置11の操舵角切替回路34に入力され
る。操舵角切替回路34は、速度指令切替回路19と連動
しており、切替信号SCにより切り替え動作を行う。こ
の場合、操舵角θIRが、そのまま操舵角指令θRとし
て、操舵制御装置35に入力される。この操舵制御装置
35では、操舵角指令θに応じて、小さな操舵力でハ
ンドル15を操作できるように、操舵モータ32を制御
する。つまり、電動式パワーステアリング装置として機
能する制御が行われる。尚、操舵角θIRをフィードバ
ックする方式について述べたが、ハンドル15の操舵力
をフィードバックする方式でも可であることは言うまで
もない。車内運転手段9で、運転する場合は、このよう
にして運転する。
【0042】次に、車外運転手段である遠隔操作装置3
1を用いて、運転する時について説明する。車外運転許
可信号発生回路17から出力される車外運転許可信号S
CRが、切替動作をした場合である。切替演算回路18の
処理方法は、図1の実施例と同様の方法で行われ、速度
指令切替回路19と操舵角切替回路34が、切替信号S
Cにより連動して切り替わる。その結果、車外運転指令
出力装置36から出力される車外速度指令ωORと車外操
舵角指令θORが、それぞれ速度指令ωRと操舵角指令θR
になる。
【0043】次に、車外速度指令ωOR、車外操舵角指令
θORの発生方法について述べる。電気自動車1の遠隔操
作装置31は、誘導モータ3を駆動するための走行モー
タ指令レバー37、操舵モータ32を駆動するための操舵
モータ指令レバー38、信号発信装置39から構成され
ている。走行モータ指令レバー37を操作することによ
り、電気自動車1を前進、後進、停止するための外部走
行信号が発生する。そして、操舵モータ指令レバー38
を操作することにより、操舵モータ32を駆動して前輪
2a、2bの方向を変更するための外部操舵信号が発生
する。外部走行信号と外部操舵信号は、遠隔操作装置3
1にある信号発信装置39から、電気自動車1の車体に
取り付けられた信号受信装置40に送信される。そし
て、車外運転指令出力装置36からそれぞれ車外速度指
令ωOR、車外操舵角指令θORが、出力される。尚、減速
信号Xbがオン状態の時、つまり、ブレーキペダル13
が踏まれている時に、前述した実施例と同様に、車外速
度指令ωORを徐々に零まで低減する演算が、車外運転指
令出力装置36で行われる。
【0044】また、図7の実施例では、停車装置41を
備えている。停車装置41は、車外運転モードの時、車
外から停止させる装置である。停車装置41を操作する
ことにより、車外運転指令出力装置36で、車外速度指
令ωORを零にする演算が、行われる。従って、車外運転
モードの時、遠隔操作装置31を操作する運転者以外の
人が、電気自動車を停止させたいと考えた時は、車体に
配置してある停車装置41を操作すれば、速やかに停車
させることができる。これにより、車外から運転してい
る時の信頼性を、さらに向上させることができる。
【0045】尚、停車装置41の他の操作方法の例とし
ては、触れるだけで操作できる方法など、いろいろな方
式が考えられる。
【0046】また、図7の実施例では、運転者及び周囲
の人に報知する方法として、方向指示器を用いる方法に
加えて、音声報知装置42を用いている。つまり、切替
信号SCは、車外運転モードOUTになっている場合
に、報知制御装置20が音声報知装置42から車外運転
モードであることを知らせるような、報知信号の役目も
する。これにより、運転者や周囲の人は、音からも車外
運転モードOUTになっていることを知ることができ
る。そして、電気自動車1の動きに対して、運転者や周
囲の人が、注意を払うことになり、安全性をさらに向上
することができる。
【0047】図8は、遠隔操作装置31を、具体的に用
いて操作する方法を示したものである。図8(a)は、
車庫の長さが電気自動車1の長さに比べて僅かに長い場
合に、車庫入れする時の操作方法を示したものである。
このような場合、運転者は、車庫の奥ぎりぎりまで、電
気自動車1を移動しなければならず、運転席で車内運転
手段9を操作するだけでは、うまく位置決めできないこ
とが多い。それに対して、車庫の奥に運転者が入り、遠
隔操作装置31を用いて、電気自動車1の車外後方か
ら、誘導モータ3と操舵モータ32を同時に作動させ
て、遠隔操作すれば、容易に、正確に車庫入れすること
ができる。また、図8(b)は、車庫から狭い路地に出
させる場合の操作例である。電気自動車1を前進させる
場合、電気自動車1の前方が、路地などに接触する可能
性があるので、運転者は前方に位置し、遠隔操作すれば
良い。さらに、切り換えしが必要な場合は、運転者が操
作しやすい位置に場所を変え、繰返し操作することで、
車体や車庫、他の建造物を傷つけることなく、電気自動
車1を移動させることができる特徴がある。
【0048】また、例えば、遠隔操作装置31から信号
受信装置40への指令信号を光信号のようなものとす
る。この場合、図8(b)からわかるように、車体の内
輪側が、車庫等に接触しそうになれば、遠隔操作装置3
1から信号受信装置40への指令信号の光送信が、遮断
されることになるので、自動的に停止するようにするこ
とも可能であり、安心して遠隔操作装置31を操作する
ことができる利点もある。
【0049】この実施例は、電動パワーステアリングを
装備した操作性の良い電気自動車を提供できる特徴があ
る。また、車外から操作する場合は、電気自動車の移動
状況が確認しやすい場所から、電気自動車の前後方向の
動きと左右方向の舵を同時に操作できるので、より正確
に車庫入れ等が行うことができる。本発明の大きな特徴
は、これらの利便性と同時に、車外運転モードに切り替
える時および切り替えた後の安全性と信頼性を十分考慮
していることである。
【0050】以上が、本発明の一実施例であり、誘導モ
ータで駆動する場合について述べたが、同期式交流モー
タ、直流モータなどで駆動する場合にも適用できる。こ
こでは、バッテリを電力源とした電気自動車について述
べているが、内燃機関や燃料電池を用いて電力を発生す
る方式の電気自動車にも適用できる。また、内燃機関と
電気モータを駆動力として用いたハイブリッド車等にも
適用できる。さらに、複数の走行モータを駆動力とする
電気自動車においても、同様に適用できることは勿論で
ある。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、車外にて操作し、電気
車を安全に微速移動させることのできる車外運転操作機
能を備えることにより、容易に、正確に車庫入れなどが
行える利便性のある電気車制御装置を提供することがで
きる。
【0052】また、優先権を持つ正規の正運転手段とそ
の補助である副運転手段を有する電気車において、副運
転手段から安全に運転操作の行える電気車制御装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の車内及び車外から操作
できる電気自動車の構成を示す図である。
【図2】本発明による一実施例の車外運転手段の構成を
示す図である。
【図3】切替演算回路の演算内容を示すフローチャート
である。
【図4】車外速度指令演算回路で行われる演算方法を説
明するタイムチャートである。
【図5】本発明による他の実施例の車外運転手段の構成
を示す図である。
【図6】図5の実施例における力検出手段の形状を示す
外観図である。
【図7】本発明による他の実施例の車内及び車外から操
作できる電気自動車の構成を示す図である。
【図8】図7の実施例における電気自動車と運転者の位
置を示した図である。
【符号の説明】
1--電気自動車、2a、2b--前輪、2c、2d--後輪、3--誘導
モータ、4--差動装置、5--インバータ、6--制御装置、7
--バッテリ、8--速度検出器、9--車内運転手段、10--車
外運転手段、11--切替装置、12--アクセルペダル、13--
ブレーキペダル、14--シフトレバー、15--ハンドル、16
--車内速度指令回路、17--車外運転許可信号発生回路、
18--切替演算回路、19--速度指令切替回路、20--報知制
御装置、21--方向指示器、22--操作パネル、23、29--車
外速度指令演算回路、24--前進スイッチ、25--停止スイ
ッチ、26--後進スイッチ、27--力検出装置、28--不感帯
演算回路、30--操作レバー、31--遠隔操作装置、32--操
舵モータ、33--操舵検出装置、34--操舵角切替回路、35
--操舵制御装置、36--車外運転指令出力装置、37--走行
モータ指令レバー、38--操舵モータ指令レバー、39--信
号発信装置、40--信号受信装置、41--停車装置、42--音
声報知装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 文男 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 高本 祐介 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気車を走行駆動する走行モータと、前記
    走行モータに供給される電力を蓄電しているバッテリ
    と、前記バッテリの電力を前記走行モータの電力に変換
    する電力変換手段と、車内から前記電気車の運転操作の
    指令を発する車内運転手段と、車外から前記電気車の運
    転操作の指令を発する車外運転手段と、前記車内運転手
    段と前記車外運転手段とからの前記指令を入力し、いず
    れか一方の前記指令を切替選択し、運転信号として出力
    する切替手段と、前記運転信号に応じて前記電力変換手
    段を制御する走行制御手段とからなる電気車制御装置に
    おいて、 前記車外運転手段による運転操作を許可する車外運転許
    可信号を発信する車外運転許可手段と、前記車外運転許
    可信号に基づいて前記切替手段の前記切替選択を制御す
    る切替制御手段とを設けたことを特徴とする電気車制御
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記車外運転手段は、
    前記電気車のハンドルと前記車外運転手段との両方を、
    前記電気車の車外から同時に操作できる位置に配置され
    ていることを特徴とする電気車制御装置。
  3. 【請求項3】電気車を走行駆動する走行モータと、前記
    走行モータに供給される電力を蓄電しているバッテリ
    と、前記バッテリの電力を前記走行モータの電力に変換
    する電力変換手段と、前記バッテリの電力により前記電
    気車のタイヤを舵角方向に駆動する舵角駆動手段と、車
    内から前記走行モータおよび前記舵角駆動手段の運転操
    作の指令を発する車内運転手段と、車外から前記走行モ
    ータおよび前記舵角駆動手段の運転操作の指令を発する
    車外運転手段と、前記車内運転手段と前記車外運転手段
    とからの前記指令を入力し、いずれか一方の前記指令を
    切替選択し、運転信号として出力する切替手段と、前記
    運転信号に応じて前記電力変換手段および前記舵角駆動
    手段を制御する走行制御手段とからなる電気車制御装置
    において、 前記車外運転手段による運転操作を許可する車外運転許
    可信号を発信する車外運転許可手段と、前記車外運転許
    可信号に基づいて前記切替手段の前記切替選択を制御す
    る切替制御手段とを設けたことを特徴とする電気車制御
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1、あるいは、請求項3において、
    前記切替制御手段は、前記走行モータの回転停止状態を
    確認し前記切替選択を制御するものであることを特徴と
    する電気車制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1、あるいは、請求項3において、
    前記車外運転手段は、前記電気車の車体から離して遠隔
    操作できるものであることを特徴とする電気車制御装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1、あるいは、請求項3において、
    前記車外運転手段は、前記車外運転手段の操作を中止し
    た時、前記走行制御手段に停止信号を出力し、前記走行
    制御手段は、前記停止信号により前記走行モータを停止
    するものであることを特徴とする電気車制御装置。
  7. 【請求項7】請求項1、あるいは、請求項3において、
    前記車外運転手段の指示できる前記電気車の最高速度
    を、前記車内運転手段が指示できる前記電気車の最高速
    度より低い値に設定したことを特徴とする電気車制御装
    置。
  8. 【請求項8】請求項1、あるいは、請求項3において、
    前記切替手段が前記車外運転手段の出力を前記運転指令
    信号として出力していることを、前記電気車の周囲に報
    知する報知手段を備えたことを特徴とする電気車制御装
    置。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記報知手段は、光源
    を点滅する光点滅手段であることを特徴とする電気車制
    御装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記光点滅手段は、
    前記電気車の移動方向を指示する時と異なる周期で点滅
    する方向指示用ランプであることを特徴とする電気車制
    御装置。
  11. 【請求項11】請求項1、あるいは、請求項3におい
    て、前記車外運転手段は、前記走行モータの回転を緊急
    停止するモータ停止手段を有することを特徴とする電気
    車制御装置。
  12. 【請求項12】電気車を走行駆動する走行モータと、前
    記走行モータに供給される電力を蓄電しているバッテリ
    と、前記バッテリの電力を前記走行モータの電力に変換
    する電力変換手段と、前記電気車の運転操作の指令を発
    する正規の正運転手段と、前記正運転手段を補助する副
    運転手段と、前記正運転手段と前記副運転手段とからの
    前記指令を入力し、いずれか一方の前記指令を切替選択
    し、運転信号として出力する切替手段と、前記運転信号
    に応じて前記電力変換手段を制御する走行制御手段とか
    らなる電気車制御装置において、 前記副運転手段による運転操作を許可する許可信号を発
    信する運転許可手段と、前記許可信号に基づいて前記切
    替手段の前記切替選択を制御する切替制御手段とを設け
    たことを特徴とする電気車制御装置。
  13. 【請求項13】電気車を走行駆動する走行モータと、前
    記走行モータに供給される電力を蓄電しているバッテリ
    と、前記バッテリの電力を前記走行モータの電力に変換
    する電力変換手段と、車内から前記電気車の運転操作の
    指令を発する車内運転手段と、車外から前記電気車の運
    転操作の指令を発する車外運転手段と、前記車内運転手
    段と前記車外運転手段とからの前記指令を入力し、いず
    れか一方の前記指令を切替選択し、運転信号として出力
    する切替手段と、前記運転信号に応じて前記電力変換手
    段を制御する走行制御手段とからなる電気車制御装置に
    おいて、 操作する力の大きさを前記電気車の走行速度の大きさの
    前記指令に変換し、操作する力の方向を前記電気車の走
    行方向の前記指令に変換する力運転操作手段を、前記車
    外運転手段に設けたことを特徴とする電気車制御装置。
  14. 【請求項14】請求項13において、前記力運転操作手
    段は、前記操作する力の大きさが、所定の設定値以上の
    時に、前記指令に変換するものであることを特徴とする
    電気車制御装置。
  15. 【請求項15】請求項13において、前記力運転操作手
    段は、前記電気車のハンドルを操作できる範囲内の車体
    位置に配置されているものであることを特徴とする電気
    車制御装置。
  16. 【請求項16】請求項13において、前記力運転操作手
    段は、前記操作する力の方向により前記走行モータの回
    転方向を制御するものであることを特徴とする電気車制
    御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003038695A (ja) * 2001-07-31 2003-02-12 Sanyo Electric Co Ltd 電動車
DE10120511B4 (de) * 2000-10-12 2010-11-11 Mitsubishi Denki K.K. Parkhilfevorrichtung
JP2011178263A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Toyota Motor Corp 車両メンテナンス支援装置
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