JP4328756B2 - 成端箱 - Google Patents

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Description

本発明は、配線同士を接続する成端箱に関する。
従来、住宅の壁に設置され、光ファイバケーブルなどの配線同士を接続する成端箱が知られている。
このような成端箱として、壁の外側に配索される光ファイバケーブルと壁の内側に配索される光ファイバケーブルとを該成端箱に連通した壁の貫通孔を介して接続(以後、壁貫通式接続という)可能な成端箱がある(例えば、特許文献1参照)。
また、壁の一方の側に配索される2つの光ファイバケーブルを壁の一方の側のみで接続(以後、壁非貫通式接続という)可能な成端箱がある(例えば、特許文献2,3参照)。
特開2005−189531号公報 特開2004−184630号公報 特開2002−365445号公報
しかしながら、これら従来の成端箱は、壁貫通式接続と壁非貫通式接続とのうちのどちらか一方の方式の配索しかできず、他方の方式の配索には対応できないという問題がある。
そこで、本発明は、壁貫通式接続と壁非貫通式接続とのどちらにも対応できる成端箱を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ベース部材とこのベース部材の正面側を覆うカバーとを有する箱体と、この箱体に内蔵されたコネクタとを備え、前記箱体の内部で第1及び第2の配線を前記コネクタによって接続する成端箱において、前記ベース部材の正面側において前記箱体の内外を連通するように前記箱体に設けられ、前記コネクタに接続される前記第1の配線が挿通される第1の挿通口と、前記ベース部材の正面側において前記箱体の内外を連通するように前記箱体に設けられ、前記コネクタに接続される前記第2の配線の挿通を受け付ける第2の挿通口と、前記ベース部材にその正面から背面へ貫通して設けられ前記箱体の内外を連通し、前記コネクタに接続される前記第2の配線の挿通を受け付ける第3の挿通口と、上下方向に延在する左右一対のレール部材及びこれらレール部材の上端部間に水平に架設された横部材を有して前記ベース部材の正面の縁部に立設されたカバー取付部と、前記カバー取付部と前記ベース部材とにより形成された凹部と、を備え、前記レール部材及び前記横部材は、断面L字状に形成され、前記凹部のうち前記横部材と前記ベース部材とによって形成された部分は、上方に向けて開口しており、前記凹部のうち前記レール部材と前記ベース部材とによって形成された部分は、側方に向けて開口しており、前記カバーには、前記凹部のうち前記横部材と前記ベース部材とによって形成された部分に係止される上凸部と、前記凹部のうち前記レール部材と前記ベース部材とによって形成された部分に係止される左右一対の側凸部とが形成されており、前記カバーが前記ベース部材の上方から前記レール部材に沿ってスライド移動されることにより、前記側凸部及び前記上凸部が前記凹部に係止され、前記凹部は、前記カバーと前記ベース部材との間に侵入した雨水を前記箱体の外部に排出することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の成端箱において、前記第1及び第2の挿通口は、前記箱体の下端部において下方に開口して設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載発明は、請求項2に記載の成端箱において、前記コネクタは、前記第1の挿通口よりも上方に配設されて下方から前記第1の配線が接続され、前記第3の挿通口は、上下方向で前記第1の挿通口と前記コネクタとの間に配設されて、前記コネクタに接続される前記第1の配線の背面に対向する対向領域と、この対向領域の右又は左に設けられた前記第2の配線用の配索領域と、を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一つに記載の成端箱において、前記箱体の内部において前記コネクタよりも下方に設けられ、前記第1の配線の余長部分を巻回する第1のボビンを備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一つに記載の成端箱において、前記箱体の内部において前記第3の挿通口よりも上方に配設され、前記第2の配線の余長部分を巻回する第2のボビンを備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一つに記載の成端箱において、前記コネクタには、下方に開口し前記第1の配線が接続される第1の接続口と下方に開口し前記第2の配線が接続される第2の接続口とが左右方向に並設されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6の何れか一つに記載の成端箱において、取付壁を介して前記箱体に対峙すると共に取付壁の貫通孔を介して前記第3の挿通口に連通し前記第2の配線が配索される被配索具又は取付壁に対して前記箱体を固定する固定構造を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7の何れか一つに記載の成端箱において、前記第1の配線及び前記第2の配線のうち先に前記コネクタに接続された方と前記コネクタとの接続部分を覆う封印用カバーを備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明の成端箱によれば、第2の配線を第2の挿通口又は第3の挿通口に選択的に挿通させることができるので、壁貫通式接続と壁非貫通式接続とのどちらにも対応することができる。
請求項2に記載の発明の成端箱によれば、第1及び第2の挿通口から雨水が箱体内部に浸入することを防止することができる。
請求項3に記載の発明の成端箱によれば、対向領域の右又は左に第2の配索領域が設けられているので、それらを上下位置関係に配置した場合に比べ、箱体の上下方向の長さを短くすることができる。また、第3の挿通口が配索領域の他に対向領域を有するので、その分だけ第3の挿通口が拡大され、第3の挿通口への第2の配線の挿通作業を容易にすることができる。
請求項4に記載の発明の成端箱によれば、第1の配線の余長部分を成端箱に収納することができる。
請求項5に記載の発明の成端箱によれば、第2の配線の余長部分を成端箱に収納することができる。
請求項6に記載の発明の成端箱によれば、コネクタによる第1の配線と第2の配線との接続に要する上下方向の長さを、第1の配線と第2の配線とを上下に接続する場合に比べて短くすることができる。また、コネクタの第1の接続口と第2の接続口とに雨水が侵入することを防止することができる。
請求項7に記載の発明の成端箱によれば、箱体を固定構造によって被配索具又は取付壁に選択的に固定することができるので、箱体を被配索具に固定する構造と箱体を取付壁に固定する構造とが別々に設けられている場合に比べて、成端箱の構成を簡素化することができる。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態を図1ないし図8に基づいて説明する。図1及び図2は、本実施形態の成端箱が外壁に取り付けられた状態を示す正面図であり、図1では、壁貫通式接続をする成端箱が示され、図2では、壁非貫通式接続をする成端箱が示されている。
図1及び図2に示すように、本実施形態の成端箱1は、住宅2の取付壁としての外壁3に取り付けられる。この成端箱1は、第1の配線である宅外側配線4と第2の配線である宅側配線5(図3参照)とを壁貫通式接続する使用態様(図1)と、それら宅外側配線4と宅側配線5とを壁非貫通式接続する使用態様(図2)とを選択的にとることが可能である。ここで、第1の配線である宅外側配線4と第2の配線である宅側配線5とは、例えば、光ファイバケーブルである。
図3及び図4は、成端箱1を示す分解斜視図であり、図3では、壁貫通式接続をする成端箱1が示され、図4では、壁非貫通式接続をする成端箱1が示されている。また、図5は、成端箱1のベース部材を示す正面図、図6は、図5におけるA−A線に沿った断面図である。
図3ないし図5に示すように、成端箱1は、ベース部材6とカバー7とから構成された箱体8を備えている。箱体8は、その下端部において下方に開口して形成され第1及び第2の挿通口として機能する開口部18と、ベース部材6に設けられた第3の挿通口15とを有している。
開口部18には、後述する第1のボビン10の左右両側に位置させた左右一対のノックアウト部33が設けられている。ノックアウト部33は、開口部18を閉塞するものであり、左右方向に並列された2つのノックアウト材33aによりそれぞれ構成されている。ノックアウト材33aは、ベース部材6の正面6aに立設されており、上下に折り曲げるように力を加えることでベース部材6及び隣のノックアウト材33aから分離可能とされている。ノックアウト材33aを取り外すことで、ノックアウト材33aが存在していた部分の開口部18が開放され、その部分の開口部18に宅外側配線4や宅側配線5が挿通可能となる。
また、第1の挿通口は、ベース部材6の正面6a側において箱体8の内外を連通し、宅外側配線4が挿通される開口部18の領域であり、第2の挿通口は、ベース部材6の正面6a側において箱体8の内外を連通し、宅側配線5の挿通を受け付ける開口部18の領域である。また、第3の挿通口15は、ベース部材6にその正面6aから背面へ貫通して設けられ箱体8の内外を連通し、宅側配線5の挿通を受け付けるものである。
箱体8の内部には、宅外側配線4と宅側配線5とを接続するコネクタ9と、宅外側配線4の余長部分を巻回する第1のボビン10と、宅側配線5の余長部分を巻回する第2のボビン11と、封印用カバー12とが設けられている。
カバー7は、背面及び下面開口に形成されて、その内部上面に突設された上凸部7aと、左右の内面に突設された一対の側凸部7bとが設けられている。これらの上凸部7aと側凸部7bとは、カバー7をベース部材6に取り付けるためのものである。このカバー7は、ベース部材6に取り付けられた状態でベース部材6の正面6aを覆う。
ベース部材6の正面6aには、正面6aの縁部に立設されたカバー取付部16、正面6aの下端部に配置された第1のボビン10、この第1のボビン10の上方に配置された第3の挿通口15、この第3の挿通口15の上方に配置されてコネクタ9が取り付けられる左右一対のコネクタ取付部17、これらのコネクタ取付部17の上方に配置された第2のボビン11等が設けられている。このベース部材6は、左右対称に形成されている。
図3ないし図6に示すように、カバー取付部16は、上下方向に延在する左右一対のレール部材16aと、これらレール部材16aの上端部間に水平に架設された横部材16bとから構成されている。これらレール部材16aと横部材16bとは、断面L字状に形成されている。これにより、横部材16bがカバー7の上凸部7aを着脱自在に係止し、レール部材16aがカバー7の側凸部7bを着脱自在に係止する。この構造では、カバー7がベース部材6の上方からレール部材16aに沿ってスライド移動されることにより、最終的にカバー7がカバー取付部16に係止され、カバー7がベース部材6に取り付けられる。また、この構造では、カバー7とベース部材6との間に上方から雨水が侵入した場合には、その雨水は、カバー取付部16とベース部材6とにより形成された凹部25(図6)を伝わって箱体8の下部に到達し、箱体8の外部に排水されるようになっている。この構造により、箱体8の内部に配置される宅外側配線4、宅側配線5、コネクタ9などを防水している。
第1のボビン10は、ベース部材6に一体形成された板部10aと、この板部10aに立設された半円筒状の巻回部10bと、この巻回部10bの同心円上であって巻回部10bの径方向外側の位置で板部10aに立設された半円筒状の規制部10cとを備えている。規制部10cには、その両端部に位置させて一対の切欠き部10dが形成されている。この第1のボビン10は、巻回部10bの頂部が上側に位置しその両端部が下側に位置するように開口部18の中央部分に配置されている。そして、この第1のボビン10の巻回部10bに余長部分が巻回された宅外側配線4は、切欠き部10dを経由して箱体8の内部に導入される。また、巻回部10bに巻回された宅外側配線4の余長部分は、規制部10cによって巻回部10bから外れることが規制される。
第2のボビン11は、ベース部材6の正面6aに立設された円筒部11aと、この円筒部11aの先端部において側方に放射状に延設された規制部11bとから構成されている。この第2のボビン11は、円筒部11aに宅側配線5の余長部分が巻回される。この円筒部11aに巻回された宅側配線5の余長部分は、規制部11bによって円筒部11aから外れることが規制される。
コネクタ9は、互いに反対方向に開口した2つの接続口9a,9bを上下に直列に備える雌型コネクタである。上側の接続口9aは、上側から宅側配線5が接続され、下側の接続口9bは、下側から宅外側配線4が接続される。このコネクタ9の両側面の中央部には、フランジ9cが突設されている。
コネクタ取付部17は、ベース部材6の略中央部において左右に一対設けられている。コネクタ取付部17は、ベース部材6の正面6aに立設された4つの凸部17aから構成され、これらの凸部17aの間にコネクタ9のフランジ9cを含む部分が嵌合される。この嵌合によって、コネクタ9がベース部材6の略中央部に位置決めされる。即ち、コネクタ9が第1の挿通口として機能する開口部18よりも上方に位置決めされる。ここで、コネクタ9をベース部材6の略中央部に配置している理由は、開口部18からコネクタ9を離間させた位置にすることにより、コネクタ9の防水性を向上させるためである。
これらのコネクタ取付部17は、どちらか一方にコネクタ9が選択的に取り付けられるものであり、他方は、コネクタ9が取り付けられず、宅側配線5の配索空間を提供するようになっている。そして、このようにコネクタ取付部17に配索された宅側配線5は、固定部材31によってベース部材6に固定される。ここで、コネクタ取付部17部分のベース部材6には、固定部材31と嵌合する嵌合孔19が設けられている。この嵌合孔19は、ベース部材6において、コネクタ取付部17部分の他に、開口部18の近傍にも左右に一対設けられている。
このように、本実施形態では、コネクタ9が左右のコネクタ取付部17のどちらか一方に選択的に取り付け可能であることにより、左側のコネクタ取付部17にコネクタ9が取り付けられた場合には、宅外側配線4は、開口部18の左領域13に挿通され、宅側配線5は、開口部18の右領域14又は第3の挿通口15の右領域15aに挿通される(図3又は図4)。したがって、この場合には、開口部18の左領域13が第1の挿通口として機能し、開口部18の右領域14が第2の挿通口として機能する。これとは逆に、右側のコネクタ取付部17にコネクタ9が取り付けられた場合には(図示せず)、宅外側配線4は、開口部18の右領域14に挿通され、宅側配線5は、開口部18の左領域13に挿通又は第3の挿通口15の左領域15bに挿通される。したがって、この場合には、開口部18の右領域14が第1の挿通口として機能し、開口部18の左領域13が第2の挿通口として機能する。
前述した第3の挿通口15は、正面視矩形状に形成されており、上下方向で開口部18とコネクタ9との間に配設されている。この第3の挿通口15の上部中央部には、コネクタ取付部17間に形成された拡張部30が連接されている。これにより、作業者にとってベース部材6の裏側が見やすくなり、配索作業の容易化が図られる。
第3の挿通口15は、コネクタ9に接続される宅外側配線4の背面に対向する対向領域と、この対向領域の右又は左に設けられた宅側配線5用の配索領域とを有する。詳しくは、コネクタ9が左側のコネクタ取付部17に取り付けられた場合には、第3の挿通口15の左領域15bが対向領域となり、右領域15aが配索領域となる。一方、コネクタ9が右側のコネクタ取付部17に取り付けられた場合(図示せず)には、第3の挿通口15の左領域15bが配索領域となり、右領域15aが対向領域となる。
また、ベース部材6には、上下一対のネジ孔20が設けられている。そして、これらネジ孔20に挿通されたネジ21によって、ベース部材6が、防水パッキン32を介して、壁貫通式接続の場合には被配索具22に固定され(図3)、壁非貫通式接続の場合には外壁3に固定される(図4)。ここで、ネジ孔20及びネジ21は、ベース部材6を被配索具22又は外壁3に固定する固定構造24を構成している。ネジ21は、壁貫通式接続の場合は、ネジ部径が一定なネジが採用され、壁非貫通式接続の場合は、木ネジが採用されている。
防水パッキン32は、ゴム製であり、ベース部材6の背面の縁部に設けられ、外壁3上の雨水がベース部材6の第3の挿通口15や外壁3の貫通孔3aに入り込むのが防止している。
被配索具22は、外壁3を介して箱体8に対峙すると共に外壁3の貫通孔3aを介して第3の挿通口15に連通し、宅側配線5が配索されるものである。この被配索具22は、内部に宅側配線5の余長部分を収納可能に形成されている。被配索具22には、外壁3の貫通孔3a及び第3の挿通口15に連通する開口部22aと、ネジ21に螺合される雌ネジ部22bとが形成されている。
図7は、封印用カバー12が宅側配線5側に取り付けられた状態の成端箱1の内部構造を示す正面図、図8は、封印用カバー12が宅外側配線4側に取り付けられた状態の成端箱1の内部構造を示す正面図である。
封印用カバー12は、図3,図7及び図8に示すように、コネクタ9に先に接続された方の配線(宅外側配線4又は宅側配線5)とコネクタ9との接続部分を覆うものである。封印用カバー12は、板部材12aとこの板部材12aの背面の4隅に突設された脚部12bとから構成されており、脚部12bがベース部材6の係止孔23(図5参照)に係止されることによりベース部材6に固定される。封印用カバー12としては、宅側配線5とコネクタ9との接続部分を覆う封印用カバー12A(図7)と、宅外側配線4とコネクタ9との接続部分を覆おう封印用カバー12B(図8)とがある。
次に、成端箱1による宅外側配線4と宅側配線5との接続手順の一例を説明する。この例は、宅外側配線4の配索作業と宅側配線5の配索作業とが異なる施工業者によってなされる場合であって、コネクタ9が左側のコネクタ取付部17に取り付けられた場合への適用例である。
宅側配線5の配索作業の作業工程を説明する。まず、カバー7が取り付けられていない状態のベース部材6を、壁貫通式接続の場合には被配索具22にネジ21によって固定し、壁非貫通式接続の場合には外壁3にネジ21によって固定する。次に、宅側配線5を、壁貫通式接続の場合には第3の挿通口15からベース部材6の正面6a側に引き込み、壁非貫通式接続の場合には開口部18における右領域14(第2の挿通口)からベース部材6の正面6a上に引き込む。このときは、開口部18における右領域14に位置するノックアウト材33aを予め取り外しておく。そして、宅側配線5に余長部分がある場合にはその余長部分を第2のボビン11に巻回する。そして、コネクタ9の宅側配線5用の接続口9aに、宅側配線5の配線側コネクタ5aを接続する。次に、宅側配線5を固定部材31によってベース部材6に固定する。次に、宅側配線5用の封印用カバー12Aをベース部材6に取り付け、この封印用カバー12Aを封印する。この封印により、宅側配線5の配索が完了したことが示される。そして、カバー7をベース部材6に取り付ける。
次に、宅外側配線4の配索作業の作業工程を説明する。まず、ベース部材6からカバー7を取外す。そして、開口部18の左領域13に位置するノックアウト材33aを取り外す。次に、開口部18の左領域13(第1の挿通口)から宅外側配線4をベース部材6の正面6a上に引き込み、宅外側配線4の余長部分がある場合には、その余長部分を第1のボビン10に巻回する。そして、宅外側配線4の配線側コネクタ4aを、コネクタ9の宅外側配線4用の接続口9bに接続する。これにより、コネクタ9によって、宅外側配線4と宅側配線5とが接続される。そして、カバー7をベース部材6に取り付けて作業を完了する。
以上説明したように、本実施形態の成端箱1によれば、ベース部材6の正面6a側において箱体8の内外を連通するように箱体8に設けられ、宅側配線5の挿通を受け付ける第2の挿通口である開口部18と、ベース部材6にその正面6aから背面へ貫通して設けられ箱体8の内外を連通し、宅側配線5の挿通を受け付ける第3の挿通口15とを備えることにより、宅側配線5を開口部18又は第3の挿通口15に選択的に挿通させることができるので、壁貫通式接続と壁非貫式接続とのどちらにも対応することができる。
また、本実施形態の成端箱1によれば、第1及び第2の挿通口としての開口部18が、箱体8の下端部において下方に開口して設けられていることにより、開口部18から雨水が箱体8内部に浸入することを防止することができる。
また、本実施形態の成端箱1によれば、第3の挿通口15は、上下方向で第1の挿通口としての開口部18とコネクタ9との間に配設されて、コネクタ9に接続される宅外側配線4の背面に対向する対向領域(右領域15a又は左領域15b)と、この対向領域の右又は左に設けられた宅側配線5用の配索領域(左領域15b又は右領域15a)と、を有することにより、対向領域と配索領域とが上下位置関係に配置されている場合に比べ、箱体8の上下方向の長さを短くすることができる。また、第3の挿通口15が配索領域の他に対向領域を有するので、その分だけ第3の挿通口15が拡大され、第3の挿通口15に対する宅側配線5の挿通作業を容易にすることができる。また、このように第3の挿通口15を拡大する部分として、宅外側配線4の背面に対向する対向領域を用いているので、箱体8の増大化を抑制しつつ第3の挿通口15を拡大することができる。
また、本実施形態の成端箱1によれば、宅外側配線4の余長部分を巻回する第1のボビン10を備えることにより、宅外側配線4の余長部分を成端箱1に収納することができる。
また、本実施形態の成端箱1によれば、宅側配線5の余長部分を巻回する第2のボビン11を備えることにより、宅側配線5の余長部分を成端箱1に収納することができる。
また、本実施形態の成端箱1によれば、被配索具22又は外壁3に対して箱体8を固定する固定構造24を備えることにより、箱体8を固定構造24によって選択的に被配索具22又は外壁3に固定することができるので、箱体8を被配索具22に固定する構造と箱体8を外壁3に固定する構造とが別々に設けられている場合に比べて、成端箱1の構成を簡素化することができる。
また、本実施形態の成端箱1によれば、開口部18にノックアウト部33が設けられていることにより、開口部18のうち配索に必要な部分だけを選択的に開放することがきるので、開口部18の開放領域を小さくすることができる。よって、開口部18から箱体8内部に虫などが入り込むことを防止することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態を図9ないし図11に基づいて説明する。前述した第1の実施形態と同じ部分は、同一符号で示し説明も省略する。図9は、本実施形態の成端箱を示す分解斜視図、図10は、封印用カバーが宅外側配線側に取り付けられた状態の成端箱の内部構造を示す正面図、図11は、封印用カバーが宅側配線側に取り付けられた状態の成端箱の内部構造を示す正面図である。
図9ないし図11に示すように、本実施形態の成端箱1Aは、コネクタ9A等が第1の実施形態に対して異なる。本実施形態のコネクタ9Aは、左右方向に並設された2つのコネクタ41と、これらのコネクタ41を接続する接続線42とから構成されている。
コネクタ41は、互いに反対方向に開口した2つの接続口41a,41bを上下に直列に備える雌型コネクタであり、上側の接続口41b同士が接続線42によって接続されている。これらコネクタ41が有する下方に開口した下側の接続口41aは、左右方向に並設されている。そして、これらの下側の接続口41aのうち、左側の接続口41aは、宅外側配線4が下方から接続される第1の接続口とされ、右側の接続口41aは、宅側配線5が下方から接続される第2の接続口とされている。接続線42としては、例えば、ホーリーファイバー(Holey Fiber)の一種である空孔アシスト型ファイバー(HAF:Hole Assisted Fiber)が、その限界曲げ半径が比較的小さいので、好適である。
また、本実施形態では、第1の実施形態で説明した第2のボビン11は設けられていない。また、宅外側配線4とコネクタ9Aとの接続部分を覆う封印用カバー12C(図10)と、宅側配線5とコネクタ9Aとの接続部分を覆う封印用カバー12D(図11)とは、コネクタ9Aの上部、即ち、上側の接続口41bと接続線42との接続部も覆う形状に形成されている。
このような構成の成端箱1Aによれば、コネクタ9Aには、宅外側配線4が下方から接続される左側の接続口41a(第1の接続口)と宅側配線5が下方から接続される右側の接続口41a(第2の接続口)とが左右方向に沿って並設されていることにより、コネクタ9Aによる宅外側配線4と宅側配線5との接続に要する上下方向の長さを、宅外側配線4と宅側配線5とを上下に接続する場合に比べて、短くすることができる。また、コネクタ9Aの左右の接続口41aが下方に開口していることにより、それら接続口41aに雨水が侵入することを防止することができる。
また、接続線42として、空孔アシスト型ファイバーを用いることにより、接続線42の曲げ半径を比較的小さくすることができるので、コネクタ41間の距離を短くでき、また、成端箱1Aの上下方向の長さを短くすることができる。
なお、本発明は、本実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
本発明の第1の実施形態の成端箱が外壁に取り付けられた状態を示す正面図である。 成端箱が外壁に取り付けられた状態を示す正面図である。 成端箱を示す分解斜視図である。 成端箱を示す分解斜視図である。 成端箱のベース部材を示す正面図である。 図5におけるA−A線に沿った断面図である。 封印用カバーが宅側配線側に取り付けられた状態の成端箱の内部構造を示す正面図である。 封印用カバーが宅外側配線側に取り付けられた状態の成端箱の内部構造を示す正面図である。 本発明の第2の実施形態の成端箱を示す分解斜視図である。 封印用カバーが宅外側配線側に取り付けられた状態の成端箱の内部構造を示す正面図である。 封印用カバーが宅側配線側に取り付けられた状態の成端箱の内部構造を示す正面図である。
符号の説明
1 成端箱
1A 成端箱
3 外壁(取付壁)
3a 貫通孔
4 宅外側配線(第1の配線)
5 宅側配線(第2の配線)
6 ベース部材
7 カバー
7a 上凸部
7b 側凸部
8 箱体
9 コネクタ
9A コネクタ
10 第1のボビン
11 第2のボビン
12,12A,12B,12C,12D 封印用カバー
15 第3の挿通口
15a 右領域(対向領域又は配索領域)
15b 左領域(配索領域又は配索領域)
16 カバー取付部
16a レール部材
16b 横部材
18 開口部(第1の挿通口,第2の挿通口)
22 被配索具
24 固定構造
25 凹部

Claims (8)

  1. ベース部材とこのベース部材の正面側を覆うカバーとを有する箱体と、この箱体に内蔵されたコネクタとを備え、前記箱体の内部で第1及び第2の配線を前記コネクタによって接続する成端箱において、
    前記ベース部材の正面側において前記箱体の内外を連通するように前記箱体に設けられ、前記コネクタに接続される前記第1の配線が挿通される第1の挿通口と、
    前記ベース部材の正面側において前記箱体の内外を連通するように前記箱体に設けられ、前記コネクタに接続される前記第2の配線の挿通を受け付ける第2の挿通口と、
    前記ベース部材にその正面から背面へ貫通して設けられ前記箱体の内外を連通し、前記コネクタに接続される前記第2の配線の挿通を受け付ける第3の挿通口と、
    上下方向に延在する左右一対のレール部材及びこれらレール部材の上端部間に水平に架設された横部材を有して前記ベース部材の正面の縁部に立設されたカバー取付部と、
    前記カバー取付部と前記ベース部材とにより形成された凹部と、
    を備え
    前記レール部材及び前記横部材は、断面L字状に形成され、前記凹部のうち前記横部材と前記ベース部材とによって形成された部分は、上方に向けて開口しており、前記凹部のうち前記レール部材と前記ベース部材とによって形成された部分は、側方に向けて開口しており、
    前記カバーには、前記凹部のうち前記横部材と前記ベース部材とによって形成された部分に係止される上凸部と、前記凹部のうち前記レール部材と前記ベース部材とによって形成された部分に係止される左右一対の側凸部とが形成されており、
    前記カバーが前記ベース部材の上方から前記レール部材に沿ってスライド移動されることにより、前記側凸部及び前記上凸部が前記凹部に係止され、
    前記凹部は、前記カバーと前記ベース部材との間に侵入した雨水を前記箱体の外部に排出することを特徴とする成端箱。
  2. 前記第1及び第2の挿通口は、前記箱体の下端部において下方に開口して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の成端箱。
  3. 前記コネクタは、前記第1の挿通口よりも上方に配設されて下方から前記第1の配線が接続され、
    前記第3の挿通口は、上下方向で前記第1の挿通口と前記コネクタとの間に配設されて、前記コネクタに接続される前記第1の配線の背面に対向する対向領域と、この対向領域の右又は左に設けられた前記第2の配線用の配索領域と、を有することを特徴とする請求項2に記載の成端箱。
  4. 前記第1の配線の余長部分を巻回する第1のボビンを備えることを特徴とする請求項1ないし3の何れか一つに記載の成端箱。
  5. 前記第2の配線の余長部分を巻回する第2のボビンを備えることを特徴とする請求項1ないし4の何れか一つに記載の成端箱。
  6. 前記コネクタには、下方に開口し前記第1の配線が接続される第1の接続口と下方に開口し前記第2の配線が接続される第2の接続口とが左右方向に並設されていることを特徴とする請求項1ないし4の何れか一つに記載の成端箱。
  7. 取付壁を介して前記箱体に対峙すると共に取付壁の貫通孔を介して前記第3の挿通口に連通し前記第2の配線が配索される被配索具又は取付壁に対して前記箱体を固定する固定構造を備えることを特徴とする請求項1ないし6の何れか一つに記載の成端箱。
  8. 前記第1の配線及び前記第2の配線のうち先に前記コネクタに接続された方と前記コネクタとの接続部分を覆う封印用カバーを備えることを特徴とする請求項1ないし7の何れか一つに記載の成端箱。
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