JP6796452B2 - 情報分電盤用箱体 - Google Patents
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Description
特に情報分電盤では、電源線に加えてLANケーブルや同軸ケーブルが多く引き回されるため、このような情報を伝送するケーブルは大きなストレスが加わると外れたり損傷し易いため、接続作業や配線の引き回しには注意を要した。
この構成によれば、本体は板状であるため、蓋体を取り付けない状態では前方に加えて周囲側方も開放されており、機器取付板の周囲に障害物がないため機器をスムーズに組み付けできる。また、同様に開口部から入線した配線の接続作業も容易に実施でき、作業者の負担を軽減できる。そして、本体は周設されている枠体により強度を維持でき、機器を組み付けても変形等生じないよう形成できる。更に、本体に周設された段部に蓋体の開放端部が係合して装着され、隙間が発生し難い。加えて、取っ手を左右方向へ開く操作で本体との係止が解除されるため、作業者は両手で左右から蓋体を持ちながら、双方の親指で取っ手を開操作するスムーズな操作で蓋体を本体から分離できる。そして、分離した蓋体を手前に引けば取り外しでき、箱体の周囲に隙間が無くても容易に蓋体の着脱ができる。
この構成によれば、連携部材の蓋体への取付時に、切り欠かれた部位を介して軸支壁における回動ピンの挿通部を目視しながら、軸支壁及び軸着部の両回動ピンの挿通部の位置を合わせつつ、回動ピンを挿通させることができる。したがって、連携部材の取付作業の容易化を図ることができる。
加えて、取っ手を左右方向へ開く操作で本体との係止が解除されるため、作業者は両手で左右から蓋体を持ちながら、双方の親指で取っ手を開操作するスムーズな操作で蓋体を本体から分離できる。
また、6は組み付けられた機器に電源を供給するための電源コンセントであり、枠体11と機器取付板5の間となる機器取付板5の上下には、配線を挿通したり電源コンセント6を組み付けるための空間が設けられ、開口部12が形成されている。但し、ここでは電源コンセント6は下側の開口部12に取り付けた構成を示している。
また、左右枠部11の中央には、蓋体2の後述する係止爪25が係止する係止凹部13が設けられ、枠体11の前面側縁部には段部11aが周設されて蓋体2との当接部を形成している。
尚、天面22b、底面22cには通気によって蓋体2内の熱を逃がすための複数の孔23が穿設されている。
図6はこの取っ手24と係合爪25の連携構造を示す説明図であり、左側の取っ手24の中央を横方向に切断して下方から見た断面説明図であり、(a)は係止した状態、(b)は係止解除した状態を示している。尚、右側の取っ手24と係止爪25の関係は、同様であるため説明を省略する。
一方、取っ手24を横方向外側に移動操作すると、図6(b)に示すように取っ手24の移動に伴い、連携部材26が僅かに回動し、係止爪25が反対方向に移動する。即ち本体1との係止が解除され、蓋体2を手前前方に移動でき、蓋体2の取り外しが可能となる。ただし、当該操作時、取っ手24の左右方向で外端は、左右側面22aの基端部よりも外側まで達することはない。
尚、図1に示す取っ手24は係止爪25が本体1に係止した状態、図2に示す取っ手24は係止爪25の係止を解除した状態を示している。
また、左側の取っ手24は左に移動させ、右側の取っ手24は右に移動させる。即ち扉を開くような操作で本体1との係止が解除されるため、蓋体2を左右の手で持った状態で、双方の親指で取っ手24をスムーズに操作でき、蓋体2の着脱をスムーズに行うことができる。
更に、取っ手24を操作しない状態では、蓋体2の前面板21に対して突起部がなく面一の状態となり、美観上も好ましい。
またさらに、取っ手24を左右方向外側へ移動操作した際、取っ手24の左右方向で外端は、左右側面22aの基端部よりも外側まで達しないため、情報分電盤用箱体を部屋の隅等に設置したとしても、蓋体2の着脱を極めて容易に行うことができる。
加えて、天面22bは前方へ向かって下降する傾斜面とされており、底面22cは前方へ向かって上昇する傾斜面とされているため、情報分電盤用箱体を部屋の天井際や床際に設置したとしても、天面22bと天井との間や、底面22cと床との間に隙間が形成されることになる。したがって、そのような場所に設置したとしても、天面22bや底面22cに設けられた孔23が塞がれることがなく、蓋体2内の換気が阻害されにくい。
そして、本体1は周設されている枠体11により強度を維持でき、機器を組み付けても変形等生じないよう形成できる。更に、本体1に周設された段部11aに蓋体2の開放端部が係合して装着されるため、隙間が発生し難い。
また、取っ手24を左右方向へ開く操作で本体1との係止が解除されるため、作業者は両手で左右から蓋体2を持ちながら、双方の親指で取っ手24を開操作するスムーズな操作で蓋体2を本体1から分離できる。そして、分離した蓋体2を手前に引けば取り外しでき、箱体の周囲に隙間が無くても容易に蓋体2の着脱ができる。
Claims (2)
- 機器を組み付ける機器取付板が配置されて壁面に固定される本体と、前記本体の前面を覆う蓋体とを有する情報分電盤用箱体であって、
前記本体は板状に形成されると共に、前記蓋体は前面板と当該前面板の背部を囲む側面板とを有して箱状に形成されて成り、
前記本体は、周囲に一定の奥行きを有する枠部を具備し、当該枠部と前記機器取付板との間にケーブルを入線するための開口部を有し、
更に前記枠部の前面側周囲には、前記蓋体の側面板後端部が係合する段部が周設されてなる一方、
前記蓋体は、前記側面板の左右後部に前記本体に係止する係止爪を有すると共に、前記前面板の左右端部に前記係止爪の係止を解除させる一対の取っ手を有し、
前記蓋体内部には前記取っ手の操作を前記係止爪に伝達する連携部材が設けられて成り、
前記取っ手の横方向外側への移動操作により、前記係止爪が係止解除動作することを特徴とする情報分電盤用箱体。 - 前記連携部材が、前後方向へ延びる帯状に形成され、その表面に前後方向へ延びるリブが上下方向に複数並設されているとともに、
前記連携部材の前後方向での中間部位が、前記連携部材を前記蓋体の内面に軸着するための軸着部とされている一方、
前記蓋体の側面の内面に、前記連携部材を上下から挟むように一対の軸支壁が立設されているとともに、
前記連携部材を軸着するための回動ピンが、前記一対の軸支壁及び軸着部を上下に貫通するように挿通されており、
さらに、前記リブのうち上下両端のリブにおける前記軸着部が切り欠かれていることを特徴とする請求項1に記載の情報分電盤用箱体。
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Family Applications (1)
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JP2016213445A Active JP6796452B2 (ja) | 2016-02-26 | 2016-10-31 | 情報分電盤用箱体 |
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- 2016-10-31 JP JP2016213445A patent/JP6796452B2/ja active Active
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