JP5351987B2 - ガスボンベ収納庫 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスボンベを収納しておくためのガスボンベ収納庫に関する。
ガスボンベを収納しておくため、特許文献1等に記載のガスボンベ収納庫が用いられる。このガスボンベ収納庫は、前面の開口した収納庫本体と、この収納庫本体の開口を開閉自在に塞ぐ扉板とを備えたものであり、内部空間にガスボンベを収納しておくために、全体として或る程度の大きさが要求される。
そのため、このガスボンベ収納庫を研究室等に搬入するにあたり、通路の途中にエアーシャワー装置等が設置されているような場合には、その箇所において通路が狭くなり、通路を通じての搬入が困難になるという問題がある。
特開平6−42700号公報
本発明は前記問題点に鑑みて発明したものであって、通路が狭いような場合であっても簡単に搬入することができ、使い勝手のよいガスボンベ収納庫を提供することを、課題とする。
前記課題を解決するために、本発明を、下記構成を具備したガスボンベ収納庫とする。
本発明は、前面の開口した収納庫本体と、この収納庫本体の開口を開閉自在に塞ぐ扉板とを具備するガスボンベ収納庫において、前記収納庫本体は、底板と、前記底板の左右両縁から立設される側板と、前記底板の後縁から立設される背板と、前記側板と前記背板の上方に支持される天板とから成り、これら底板、側板、背板及び天板を、分離及び組立自在に設けている
記扉板には、前記扉板の前面に配されるハンドル部と、前記扉板の背面に配されて前記ハンドル部の操作に応じて上下方向にスライド移動するロックバーとを備え、前記収納庫本体には、前記底板上にて起倒自在に装着されるロック柱を備えている。そして、前記底板上にて横臥姿勢とされた前記ロック柱に対して、下方にスライド移動されたロックバーの下端部が係止されることで、前記扉板がロックされるように設けたことを特徴とする
さらに、本発明では、前記底板の左右両縁から、上下に長い貫通孔を有する側部差込片を立設し、前記側板の下端部には、前記側部差込片が挿入される差込口を設け、前記側板の前記差込口内の空隙部分には、固定孔を有するスペーサを設け、前記差込口内に前記側部差込片が挿入された状態で、前記貫通孔を通じて挿入した固定具を前記固定孔に螺合させることで、前記側部差込片と前記側板とを結合させるように設けることが好ましい。
また、本発明では、前記底板の左右両縁から側部差込片を立設し、前記側板の下端部には、前記側部差込片が挿入される差込口を設け、前記側板の前記差込口内の空隙部分には、固定孔を有するスペーサを設け、前記差込口内に前記側部差込片が挿入された状態で、前記側板の内側から挿入した固定具を前記固定孔に螺合させることで、前記側部差込片と前記側板とを結合させるように設けることも好ましい。
さらに、本発明では、前記天板の左右両縁から側部差込片を立設し、前記側板の上端部には、前記側部差込片が挿入される差込口を設け、前記側板の前記差込口内の空隙部分には、固定孔を有するスペーサを設け、前記差込口内に前記側部差込片が挿入された状態で、前記側板の内側から挿入した固定具を前記固定孔に螺合させることで、前記側部差込片と前記側板とを結合させるように設けることも好ましい。
本発明は、通路が狭いような場合であっても簡単に搬入することができ、使い勝手のよいガスボンベ収納庫を提供することができるという効果を奏する。
本発明の第一実施形態のガスボンベ収納庫を前方から視た全体図である。 同上のガスボンベ収納庫を側方から視た全体図である。 同上のガスボンベ収納庫を構成する背板の正面図である。 図3のA−A線断面図である。 同上のガスボンベ収納庫を構成する側板の正面図である。 同上のガスボンベ収納庫を構成する他の側板の正面図である。 同上のガスボンベ収納庫を構成する天板とこれに装着される背板及び側板を示す斜視図である。 同上のガスボンベ収納庫を構成する底板とこれに装着される背板を示す斜視図である。 同上のガスボンベ収納庫を構成する一対の扉板を示す正面図である。 同上のガスボンベ収納庫のロック柱を起こした状態を示す斜視図である。 同上のガスボンベ収納庫のロック柱を倒した状態を示す斜視図である。 同上のガスボンベ収納庫の扉板をロックした状態を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態のガスボンベ収納庫の底板側の結合構造を示す正断面図である。 同上のガスボンベ収納庫の底板を示す正断面図である。 同上のガスボンベ収納庫の側板を示す正断面図である。 同上のガスボンベ収納庫の底板を傾けて結合させた場合の結合構造を示す正断面図である。 同上のガスボンベ収納庫の天板側の結合構造を示す正断面図である。 同上のガスボンベ収納庫の扉板の結合構造を示す平断面図である。 本発明の第三実施形態のガスボンベ収納庫の底板側の結合構造を示す正断面図である。 同上のガスボンベ収納庫の天板側の結合構造を示す正断面図である。
本発明を、添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図1〜図12には、本発明の第一実施形態のガスボンベ収納庫を示しており、図13〜図18には第二実施形態のガスボンベ収納庫、図19には第三実施形態のガスボンベ収納庫をそれぞれ示している。
本実施形態のガスボンベ収納庫は、図1や図2に示すように、開口を有する収納庫本体2と、収納庫本体2の開口を塞ぐ一対の扉板4とを備える。本文中では、収納庫本体2が開口する側を前側と規定して、前後左右等の各方向を用いる。
収納庫本体2は、矩形状をなす底板6と、底板6の左右両側の端縁部から鉛直方向に立設される一対の側板8と、底板6の後側の端縁部から鉛直方向に立設される背板10と、一対の側板8と背板10によって上方に支持される天板12とを有する。
図3、図4に示すように、収納庫本体2を構成する背板10は、矩形状を有する平板14の上下両端縁部に、差込口16を形成したものである。下側の差込口16は、平板14の下端縁部の前面側に、僅かな空隙部分を介して係止片18を一体に設けることで、下方に開口して形成される。上側の差込口16は、平板14の上端縁部の前面側に、僅かな空隙部分を介して同様の係止片18を設けることで、上方に開口して形成される。
上下の係止片18には、貫通孔20がそれぞれ一対形成されており、平板14のうち各貫通孔20と対向する箇所には、同様の寸法形状で貫通孔22が形成されている。
図5、図6には、収納庫本体2を構成する左右の側板8を示している。側板8の基本的な構造は左右同一であり、背板10と同様、上下に細長い矩形状を有する平板24の上下両端縁部に、僅かな空隙部分を介して係止片26を設けることで、差込口27を形成している。そして、上下の係止片26に貫通孔28がそれぞれ一対形成され、平板24のうち各貫通孔28と対向する箇所にも貫通孔29が形成される。
また、一方の側板8の下端部内面には、図5に示すように、四角柱形状を有するロック柱30が回動自在に取り付けられる。もう一方の側板8の下端部内面には、図6に示すように、このロック柱30の先端部と係合する片部材32を設けている。
天板12は、図7に斜視で示すように、吸気手段33が配される貫通孔34を中央に有する箱型のブロックであり、その下面後縁部から薄板状の後部差込片36が下方に延設され、下面の左右両側縁部からは、それぞれ薄板状の側部差込片38が下方に延設されている。各差込片36,38には、それぞれ貫通孔40が一対形成されている。
ここで、天板12の後部差込片36を、背板10上端の差込口16内に挿入し、この状態で一連となる貫通孔20,40,22に固定具50(図2参照)を締結させることで、天板12と背板10が着脱自在に結合される。同様に、天板12の側部差込片38を、側板8上端の差込口27内に挿入し、この状態で一連となる貫通孔28,40,29に固定具50(図1、図2参照)を締結させることで、天板12と側板8が着脱自在に結合される。
底板6は、図8に斜視で示すように、平面視矩形状をなす平板42の後縁部から、薄板状の後部差込片44が上方に延設され、平板42の左右両側部から側部差込片46がそれぞれ上方に延設されたものである。各差込片44,46には、それぞれ貫通孔48が一対形成されている。
この底板6の後部差込片44を、背板10下端の差込口16内に挿入し、この状態で一連となる貫通孔20,48,22に固定具50(図2、図10等参照)を締結させることで、底板6と背板10が着脱自在に結合される。同様に、底板6の側部差込片46を、側板8下端の差込口27内に挿入し、この状態で一連となる貫通孔28,48に固定具50を締結させることで、底板6と側板8が着脱自在に結合される。
上述のように底板6、側板8、背板10及び天板12を結合させることで、収納庫本体2が形成される。この収納庫本体2は、各部材6,8,10,12に分離自在である。
一対の扉板4は、一方が左側の側板8の前端縁にヒンジ52を介して枢支され、他方が右側の側板8の前端縁にヒンジ52を介して枢支される。図9に示すように、両扉板4は、透明の窓54を上部に有し、通気口56を下部に有する。そして、扉板4の前面のうち窓54と通気口56の間の箇所57に、扉の施解錠を操作するL字型のハンドル部58(図1参照)が、回動自在に配置される。ハンドル部58は、先端を下方にむけた施錠位置と、先端を側方にむけた解錠位置との間で、回動操作される。
扉板4の背面側には、このハンドル部58の回動操作によって上下方向にスライド操作されるロックバー60が、上下に対をなして配置される(図1参照)。上側のロックバー60は、ハンドル部58が施錠位置にあるときに、その上端部を天板12下面の突条部62(図7参照)に後方から係合させる。突条部62は、天板12の下面前端部に一体形成されたものである。ハンドル部58を解錠位置に回動させると、上側のロックバー60は下方にスライド移動し、突条部62との係合を解除する。
下側のロックバー60の下端部は、ハンドル部58が施錠位置にあるときに、横臥姿勢のロック柱30に対して後方から係合するように設けている(図12参照)。ハンドル部58を解錠位置に回動させると、下側のロックバー60は上方にスライド移動し、ロック柱30との係合を解除する。
通常は、ハンドル部58を施錠位置にセットし、上下両側のロックバー60で扉板4をロックさせておく。そして、ガスボンベ64を出し入れする際には、ハンドル部58を回転させてロックバー60によるロックを解除する。
ロック解除後、実際にガスボンベ64を出し入れする前には、横臥姿勢にセットされていたロック柱30の先端を持ち上げ、側板8に沿う起立姿勢(図10参照)にセットする。これにより、ロック柱30が邪魔になることなく、薄板状の底板6上でガスボンベ64を容易に出し入れすることができる。
そして、ガスボンベ64の出し入れが完了すれば、ロック柱30を再び横臥姿勢に戻せばよい。ロック柱30の先端部にはスリット状の係合孔66を設けており、この係合孔66に、側板8に設けた片部材32が係合することで、ロック柱30は横臥姿勢において前後移動が拘束される。
なお、図10や図11に示す例では、背の低いガスボンベ(図示略)を収容するための台座部68を、底板6の上面に着脱自在に装着している。台座部68は、円筒の上側部分を傾斜面上で切り落とした形状を有する周縁部70と、この周縁部70内に配される水平板72と、周縁部70の下端から径方向外側に延設されるフランジ部74とから成る。この台座部68は、周縁部70の上端が前斜め下方に傾斜する姿勢で、底板6に取り付けられる。背の低いガスボンベは、水平板72上に配置されることで、背の高いガスボンベ64と略同一の高さにセットされる。また、背板10側には、ガスボンベの種類に応じた複数種の受け片76が、着脱自在に装着される。
図13〜図18には、本発明の第二実施形態のガスボンベ収納庫の要部を示している。以下において、第一実施形態と同様の構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
まず、底板6に、側板8や背板10を結合させるための構造について述べる。
図13や図15に断面で示すように、本実施形態においては、側板8をなす平板24の下端縁部の内側に、第一実施形態よりも大きな空隙部分を介して係止片26を設けている。この係止片26と平板24との間には、第一実施形態の場合よりも大きな開口幅で差込口27が形成されている。係止片26のうち平板24と対向する面には、板状のスペーサ78を固定している。このスペーサ78には、固定孔80を貫通形成している。固定孔80は、雌ネジを有するものであり、係止片26の貫通孔28と一直線に連通するように設けている。
側板8の平板24の下端縁部には、固定孔80や貫通孔28と対向する箇所に、貫通孔81を形成している。この貫通孔81は、第一実施形態の貫通孔29よりも大径に形成されている。
さらに本実施形態においては、図13や図14に断面で示すように、底板6をなす平板42の左右両側部から上方に延設される側部差込片46を、略クランク状に屈曲形成している。側部差込片46は、一直線状の基端部分82とこれよりも内側に位置する一直線状の先端部分84との間を、両部分82,84に対して45度傾斜した段差部分86を介して連続させたものである。この側部差込片46の先端部分84に、上下方向に細長いスリット状の貫通孔48が形成されている。
底板6をなす平板42の後部から延設される後部差込片44も、側部差込片46と同様の略クランク形状を有し、上下に細長いスリット状の貫通孔48を形成している。また、背板10をなす平板14の下端縁部や係止片18の構成も、側板8の上記構成と同様に設けている。
本実施形態において、底板6と側板8とを結合させるには、底板6の側部差込片46を、側板8下端の差込口27内に挿入し、この状態で一連となる貫通孔48、固定孔80及び貫通孔28内に、平板24の貫通孔81を通じて外側から固定具50を挿入し、固定具50の雄ネジ部分と固定孔80の雌ネジ部分とを螺合させる。このとき、固定具50のヘッド部分とスペーサ78との間で、側部差込片46の先端部分84が挟み込まれ、側部差込片46と側板8とが結合される。固定具50の外側のヘッド部分は、平板24と係止片26の間の空隙部分に収納され、側板8から外側に突出して邪魔になることが防止される。
同様に、底板6と背板10とを結合させるには、底板6の後部差込片44を、背板10下端の差込口16内に挿入し、外側から固定具50を挿入して螺合させればよい。このときも、固定具50のヘッド部分は、平板14と係止片18の間の空隙部分に収納され、背板10から外側に突出して邪魔になることが防止される。
また、底板6が有する側部差込片46や後部差込片44の貫通孔48を、上下方向に細長いスリット状に設けているので、固定具50は、貫通孔48内の所定範囲内で上下スライド自在である。したがって、例えば床面が傾いているような場合は、図16に示すように、各貫通孔48内での固定具50の固定位置を適当な上下位置に設定することにより、底板6以外の部分を直立姿勢に保つことができる。
次に、天板12に、側板8や背板10を結合させるための構造について述べる。
図17に断面で示すように、天板12に側板8や背板10を結合させる構造は、基本的に、底板6に側板8や背板10を結合させる上述の構造を上下反転させたものである。なお、天板12の側部差込片38や後部差込片36に設けた貫通孔40は、底板6の貫通孔48のように上下に細長い形状ではない。
そのため、天板12と側板8とを結合させるには、略クランク状である側部差込片38を、側板8上端の差込口27内に挿入し、この状態で、貫通孔81を通じて側板8の外側から固定具50を挿入する。そして、側部差込片38の貫通孔40を通じて、固定具50の雄ネジ部分をスペーサ78の固定孔80に螺合させ、固定具50のヘッド部分とスペーサ78との間で側部差込片38を挟み込む。このとき、固定具50のヘッド部分は、側板8の平板24と上側の係止片26の間の空隙部分に収納され、側板8から外側に突出して邪魔になることが防止される。
同様に、天板12と背板10とを結合させるには、略クランク状である後部差込片36を、背板10上端の差込口16内に挿入し、貫通孔22を通じて背板10の外側から固定具50を挿入する。そして、後部差込片36の貫通孔40を通じて固定具50を締め付け、天板12の後部差込片36と背板10を結合させる。このとき、固定具50のヘッド部分は、背板10の平板14と上側の係止片18の間の空隙部分に収納され、背板10から外側に突出して邪魔になることが防止される。
次に、側板8に扉板4を取り付けるための構造について述べる。図18に示すように、本実施形態では、L字型の裏蝶番をヒンジ52として用い、該ヒンジ52を扉板4の裏側に隠れるように取り付けている。このヒンジ52は、側板8の平板24より内側方に凹んだ箇所に取り付けており、扉板4の回動位置に関わらず、常にヒンジ52が側板8よりも外側方に突出することがないように設けている。
以上、説明したように、本実施形態のガスボンベ収納庫によれば、収納庫本体2を組立てるための固定具50や、収納庫本体2に扉板4を取り付けるためのヒンジ52が、収納庫本体2の外周面からはみ出ることがない。そのため、複数の収納庫本体2を左右に配列する場合に、互いの固定具50やヒンジ52が邪魔にならず、密着配列させることが容易となる。さらに、本実施形態のガスボンベ収納庫によれば、床面がフラットでなく多少の傾きを有する場合でも、収納庫本体2全体が傾くことが防止される。
図19、図20には、本発明の第三実施形態のガスボンベ収納庫の要部を示している。以下において、第二実施形態と一致する構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
本実施形態のガスボンベ収納庫では、複数の収納庫本体2を密着配列するような場合でも、固定具50による組み立て作業や調整作業を行いやすくするために、固定具50を収納庫本体2の内側から挿入する構造を採用している。
まず、底板6に側板8を結合させるための構造について述べる。図19に断面で示すように、本実施形態においては、固定孔80が形成された板状のスペーサ78を、側板8をなす平板24のうち係止片26と対向する面に、固定している。そして、固定具50を挿入するための貫通孔81は、係止片26のうち固定孔80と対向する箇所に形成している。
また、底板6をなす平板42の左右両側部から上方に延設される側部差込片46は、クランク状ではなく一直線状に形成している。側部差込片46には、第二実施形態と同様に、上下に細長いスリット状の貫通孔48が形成されている。スペーサ78の固定孔80と、側部差込片46の貫通孔48と、係止片26の貫通孔81とは、側板8下端の差込口27内に側部差込片46を挿入した状態で、一直線に連通するように設けている。
本実施形態において、底板6と側板8とを結合させるには、底板6の側部差込片46を、側板8下端の差込口27内に挿入する。この状態で、係止片26の貫通孔81を通じて内側から固定具50を挿入し、側部差込片46の貫通孔48を通じて、固定具50の雄ネジ部分を固定孔80の雌ネジ部分に螺合させる。このとき、固定具50のヘッド部分とスペーサ78との間で、側部差込片46が挟み込まれ、側部差込片46と側板8とが結合される。このとき固定具50は、平板24と係止片26の間の空隙部分に全体が収納され、固定具50が邪魔になることが防止される。
底板6に背板10を結合させるための構造も、前記構造と同様である。そのため、底板6と背板10とを結合させるには、底板6の後部差込片44を、背板10下端の差込口16内に挿入し、内側から固定具50を挿入して螺合させる。このときも、固定具50は、平板14と係止片18の間の空隙部分に全体が収納され、固定具50が邪魔になることが防止される。
本実施形態においても、底板6が有する側部差込片46や後部差込片44の貫通孔48は、上下方向に細長いスリット状であり、例えば床面が傾いているような場合には、各貫通孔48内での固定具50の固定位置を適当な上下位置に設定することにより、底板6以外の部分を直立姿勢に保つことができる。
次に、天板12に側板8や背板10を結合させるための構造について述べる。図20に断面で示すように、この構造は基本的に、底板6に側板8や背板10を結合させる図19の構造を上下反転させたものである。なお、天板12の側部差込片38や後部差込片36に設けられる貫通孔40は、底板6の貫通孔48のように上下に細長い形状には設けていない。
したがって、内側から固定具50を挿入して天板12と側板8を結合させたとき、固定具50は、側板8の平板24と上側の係止片26の間の空隙部分に収納される。同様に、内側から固定具50を挿入して天板12と背板10を結合させたとき、固定具50は、背板10の平板14と上側の係止片18の間の空隙部分に収納される。
以上、説明したように、第一〜第三実施形態のガスボンベ収納庫は、前面の開口した収納庫本体2と、この収納庫本体2の開口を開閉自在に塞ぐ扉板4とを具備する。収納庫本体2は、底板6と、底板6の左右両縁から立設される側板8と、底板6の後縁から立設される背板10と、側板8と背板10の上方に支持される天板12とから成る。そして、これら底板6、側板8、背板10及び天板12を、分離及び組立自在に設けている。
したがって、このガスボンベ収納庫を研究室等に搬入するにあたり、途中にエアーシャワー装置等が設置されていて通路が狭くなっているような場合でも、分離された状態で各部材6,8,10,12を簡単に搬入して組立てることができ、使い勝手のよいガスボンベ収納庫となる。
また、各実施形態のガスボンベ収納庫において、扉板4には、この扉板4の前面に配されるハンドル部58と、この扉板4の背面に配されてハンドル部58の操作に応じて上下方向にスライド移動するロックバー60とを備えている。収納庫本体2には、底板6上にて起倒自在に装着されるロック柱30を備えている。そして、底板6上にて横臥姿勢とされたロック柱30に対して、下方にスライド移動されたロックバー60の下端部が係止されることで、扉板4がロックされるように設けている。
そのため、通常時は扉板4が不意に開放されないようにロックしておき、ガスボンベ64を出し入れする場合には、ハンドル部58を操作して前記ロックを解除し、扉板4を開いたうえでロック柱30を起立姿勢にセットすることにより、このロック柱30が作業の邪魔になることが防止される。出し入れ作業を終えた後、このロック柱30は、底板6上に倒した横臥姿勢に再度セットすればよい。
また、第二及び第三実施形態のガスボンベ収納庫では、底板6の左右両縁から、上下に長い貫通孔48を有する側部差込片46を立設し、側板8の下端部には、側部差込片46が挿入される差込口27を設け、側板8の差込口27内の空隙部分には、固定孔80を有するスペーサ78を設け、差込口27内に側部差込片46が挿入された状態で、貫通孔48を通じて挿入した固定具50を固定孔80に螺合させることで、側部差込片46と側板8とを結合させるように設けている。
これにより、簡単な作業で収納庫本体2を組立てることができる。そして、例えば設置箇所が壁際等であって床面が傾いているような場合でも、上下に長い各貫通孔48内での固定具50の上下位置を調整したうえで固定させることにより、底板6以外の部分を直立姿勢に保つことができる。
また、第三実施形態のガスボンベ収納庫では、底板6の左右両縁から側部差込片46を立設し、側板8の下端部には、側部差込片46が挿入される差込口27を設け、側板8の差込口27内の空隙部分には、固定孔80を有するスペーサ78を設け、差込口27内に側部差込片46が挿入された状態で、側板8の内側から挿入した固定具50を固定孔80に螺合させることで、側部差込片46と側板8とを結合させるように設けている。
これにより、簡単な作業で収納庫本体2を組立てることができる。そして、底板6と側板8を結合させるための固定具50は、収納庫本体2の内側からスペーサ78の固定孔80に挿入するので、この固定具50が側板8から外側に突出して邪魔になることが防止される。
さらに、第三実施形態のガスボンベ収納庫では、天板12の左右両縁から側部差込片38を立設し、側板8の上端部には、側部差込片38が挿入される差込口27を設け、側板8の差込口27内の空隙部分には、固定孔80を有するスペーサ78を設け、差込口27内に側部差込片38が挿入された状態で、側板8の内側から挿入した固定具50を固定孔80に螺合させることで、側部差込片38と側板8とを結合させるように設けている。
これにより、簡単な作業で収納庫本体2を組立てることができる。そして、天板12と側板8を結合させるための固定具50は、収納庫本体2の内側からスペーサ78の固定孔80に挿入するので、この固定具50が側板8から外側に突出して邪魔になることが防止される。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、各実施形態の構成を組み合わせることや、適宜の設計変更を行うことが可能である。
2 収納庫本体
4 扉板
6 底板
8 側板
10 背板
12 天板
30 ロック柱
58 ハンドル部
60 ロックバー

Claims (4)

  1. 前面の開口した収納庫本体と、この収納庫本体の開口を開閉自在に塞ぐ扉板とを具備するガスボンベ収納庫において、
    前記収納庫本体は、底板と、前記底板の左右両縁から立設される側板と、前記底板の後縁から立設される背板と、前記側板と前記背板の上方に支持される天板とから成り、
    これら底板、側板、背板及び天板を、分離及び組立自在に設け
    前記扉板には、前記扉板の前面に配されるハンドル部と、前記扉板の背面に配されて前記ハンドル部の操作に応じて上下方向にスライド移動するロックバーとを備え、
    前記収納庫本体には、前記底板上にて起倒自在に装着されるロック柱を備え、
    前記底板上にて横臥姿勢とされた前記ロック柱に対して、下方にスライド移動されたロックバーの下端部が係止されることで、前記扉板がロックされるように設けたことを特徴とするガスボンベ収納庫。
  2. 前記底板の左右両縁から、上下に長い貫通孔を有する側部差込片を立設し、
    前記側板の下端部には、前記側部差込片が挿入される差込口を設け、
    前記側板の前記差込口内の空隙部分には、固定孔を有するスペーサを設け、
    前記差込口内に前記側部差込片が挿入された状態で、前記貫通孔を通じて挿入した固定具を前記固定孔に螺合させることで、前記側部差込片と前記側板とを結合させるように設けたことを特徴とする請求項1に記載のガスボンベ収納庫。
  3. 前記底板の左右両縁から側部差込片を立設し、
    前記側板の下端部には、前記側部差込片が挿入される差込口を設け、
    前記側板の前記差込口内の空隙部分には、固定孔を有するスペーサを設け、
    前記差込口内に前記側部差込片が挿入された状態で、前記側板の内側から挿入した固定具を前記固定孔に螺合させることで、前記側部差込片と前記側板とを結合させるように設けたことを特徴とする請求項1に記載のガスボンベ収納庫。
  4. 前記天板の左右両縁から側部差込片を立設し、
    前記側板の上端部には、前記側部差込片が挿入される差込口を設け、
    前記側板の前記差込口内の空隙部分には、固定孔を有するスペーサを設け、
    前記差込口内に前記側部差込片が挿入された状態で、前記側板の内側から挿入した固定具を前記固定孔に螺合させることで、前記側部差込片と前記側板とを結合させるように設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のガスボンベ収納庫。
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