JP4326378B2 - 傾斜スイッチ及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、電子機器等の傾きを検出するために用いられる傾斜スイッチ及びその製造方法に関する。
従来、電子機器等の傾きを検出するために用いられている傾斜スイッチの中でも、特に代表的なものの構造は機械式の接触方式である(例えば、非特許文献1参照。)。2または4方向の傾斜検出が可能なタイプが多く、例えば4方向検出の傾斜スイッチの一例を図面により説明する。図8は従来の傾斜スイッチの平面図であり、図9は図8のB方向から見たこの傾斜スイッチの正面図である。
図8、図9において、30は従来の傾斜スイッチである。51は、ガラスエポキシ等の樹脂より成り、略立方体形状の内部空間51aを有する胴部であり、52及び53は胴部51の上下面に接着または溶着などで接合した蓋体である。54は胴部51、蓋体52及び53より成るこの傾斜スイッチの筐体である。61、62、63及び64は各々独立して胴部51にインサートモールドされたSUS、Cu等から成るリードフレームである。
リードフレーム61、62、63及び64の各々の一端は胴部51内壁面51bに露出する内部端子61a、62a、63a及び64aとなっており、他端は筐体54の底面近傍から両外側へ水平に張り出した外部端子61b、62b、63b及び64bとなっている。71は筐体54の内部空間51aに入っており、重力に応じて自在に移動できる導電体から成る導通ボールである。
この傾斜スイッチ30を搭載した電子機器が傾いて、傾斜スイッチ30が図Aの矢印A方向に大きく傾斜した場合には、導通ボール71がA方向に転がって内部端子61aと62aとに同時に接触したところで落ち着く。そこで、外部端子61bと62bとを導通させるから、外部端子61b、62b間に接続された図示しないA方向検出スイッチが通電されてONとなりA方向の傾斜を認識する。
また、この傾斜スイッチ30が図8の矢印B方向に大きく傾斜した場合には、内部端子62aと63aとが導通することによって、外部端子62bと63とが導通する。そこで、外部端子62b、63b間に接続された図示しないB方向検出スイッチがONとなってB方向の傾斜を認識する。以下同様にしてC方向、D方向の傾斜も認識できるので、この傾斜スイッチ30によって矢印A、B、C、Dの4方向(実際は各方向に対して±45°以内の方向)の傾斜を検出できる。
なお、傾斜スイッチ30の蓋部材52、53の中央には導通ボール71の直径より小さな凹部52a、53aを有しており、僅かな傾斜では導通ボール71が凹部に収まった状態から動かず、傾斜方向の過敏な検出をしない。また、この傾斜スイッチ30は、ほぼ上下対称構造になっており、電子機器への搭載に当たっては表裏いずれにも使用できる。
アルプス電気株式会社「4方向傾斜センサ」1998年、カタログ、外形図
しかしながら、傾斜スイッチのタイプや大きさの違いによって、端子を構成するリードフレーム及び筐体の金型が必要になり、初期投資が大きく発生する。また、生産方式はリードフレームのため、単品若しくは順送工程の加工となり、生産能力に限界がある。
上記発明は、このような従来の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、金型の初期投資が削減でき、集合基板を用いた生産方式によりコストダウンが計れる傾斜スイッチ及びその製造法を提供することである。
上記目的を達成するための本発明の手段は、略立方体形状の樹脂からなる筐体には中央に空間部と、前記筐体の外側に露出する複数個の外部端子と、前記空間部の内壁に露出して前記外部端子の各々に導通する内部端子とを有するとともに、前記空間部には重力に従って自在に移動する導電体を収納してあり、前記筐体の傾斜に応じて前記導電体が隣り合う二つの前記内部端子間に跨って接触することにより、二つの前記内部端子に対応する二つの外部端子間を導通させることによって傾斜方向を検知するようにした傾斜スイッチにおいて、前記筐体は平面形状が略正方形状の両面プリント配線基板より成る胴部であってこの胴部の中央と各コーナーとに形成されたスルーホールを有する胴部と、この胴部と平面形状が同じで前記胴部の上下面に接合した両面プリント配線基板より成る両蓋体とで構成され、前記中央のスルーホール及び該スルーホールの口元周縁の電極面は前記筐体の外壁面に向かって前記中央のスルーホールから平面方向に突出する円筒状の切断部によって分割されて前記内部端子となっており、前記胴部及び前記蓋体のコーナーに形成されたスルーホールに導通する前記蓋体の電極面が前記外部端子となっていることを特徴とする。
また、前記胴部側面に前記内部端子と導通するダミー電極を設けたことを特徴とする。
また、前記胴部及び前記蓋体を構成する両面プリント配線基板の材質はガラエポ又はBTレジン又は紙フェノールのいずれかであることを特徴とする。
前記胴部と前記蓋体との間には前記胴部と同じ平面形状の異方性導電フィルムを狭持したことを特徴とする。
前記胴部と前記蓋体との間を異方性導電ペースト又は導電接着剤及び接着シートにより導通、接合させたことを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の他の手段は、平面形状が略正方形状の両面プリント配線基板より成る筐体は、中央とコーナーとにスルーホールを有する胴部と、該胴部と平面形状が同じで前記胴部の上下面に異方性導電フィルムを介して接合した蓋体とで構成され、前記中央スルーホール及び該スルーホールの口元周縁の電極面は、前記胴部の外壁面に向かって前記中央スルーホールから平面方向に突出する円筒状の切断部によって分割されて内部端子となっており、前記胴部及び前記蓋体のコーナーに形成されたスルーホールに導通する前記蓋体の電極面が外部端子となっており、前記中央スルーホールに重力に従って自在に移動する導電体を収納した傾斜スイッチの製造方法において、両面プリント配線基板に多数個の前記胴部に対応する中央スルーホールとコーナースルーホールとを配列した集合基板である集合胴部を形成する工程と、両面プリント配線基板に多数個の前記蓋体に対応するコーナースルーホールを配列した集合基板である集合蓋体を形成する工程と、異方性導電フィルムに多数個のコネクタを配列した集合基板である集合コネクタを形成する工程と、前記集合蓋体に前記集合コネクタを介して前記集合胴部を接合する工程と、前記中央スルーホールに前記導電体を収納してから前記集合コネクタを介して前記集合蓋体を接合して集合傾斜スイッチを形成する工程と、前記集合傾斜スイッチを切断して単体の傾斜スイッチを得る単体化工程とを有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、略立方体形状の傾斜スイッチの筐体は平面形状が略正方形状の両面プリント配線基板より成り、中央と各コーナーとに形成されたスルーホールを有する胴部と、該胴部と平面形状が同じで前記胴部の上下面に接合した両蓋体とで構成され、前記中央のスルーホール及び該スルーホールの口元周縁の電極面は前記筐体の外壁面に向かって前記中央のスルーホールから平面方向に突出する円筒状の切断部によって分割されて前記内部端子となっており、前記胴部及び前記蓋体のコーナーに形成されたスルーホールに導通する前記蓋体の電極面を外部端子としたので、金型の初期投資をなくすことができる傾斜スイッチが得られた。
また、傾斜方向の検出は、4方向並びに任意の2方向の検出も同じ形式の傾斜スイッチで可能である。
集合基板工法で製造できるために、加工工数の削減ができ、傾斜スイッチのコストダウンが図れる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態である傾斜スイッチの平面図、図2は図1のX−X矢視断面図、図3はこの傾斜スイッチの分解組立斜視図である。
まず、本発明の実施の形態である傾斜スイッチの構成について説明する。図1〜図3において、10は矢印A、B、C及びDの4方向への傾斜を検出する略立方体形状の傾斜スイッチを示している。1はガラエポ又はBTレジン又は紙フェノール樹脂等の両面プリント回路基板から成る略正方形の胴部を示しており、胴部1の中央にはスルーホール1bを有し、スルーホール1bの内面と口元の電極面とは矢印A、B、C及びD方向へ円筒形状に突出した切断部1cによって4分割されており、内部空間1aが形成されている。
スルーホール1bの電極面は4分割されてそれぞれスルーホール1bと導通する内部端子1d、1e、1f及び1gとなっている。胴部1の隣り合う側面のつなぎ部にはスルーホール1h、1j、1k及び1mが形成されており、前面にはスルーホール1q、1rが形成されている。スルーホール1kは内部端子1fと導通している。スルーホール1hは内部端子1d及びスルーホール1qと、スルーホール1kは内部端子1fと導通している。胴部1の配線パターンは表裏で逆パターンになっており、スルーホール1mは内部端子1g及びスルーホール1rと導通しており、スルーホール1jは内部端子1eと導通している。
2は胴部1と同じ平面形状を有して胴部1上方を覆う両面プリント回路基板から成る蓋体であり、3は同じく下方を覆う蓋体2と対称形状の蓋体である。蓋体2及び蓋体3にはそれぞれ胴部1側の中央に凹部2a及び3aを有する。蓋体2及び蓋体3の4隅にはスルーホール2d及び3d、2e及び3e、2f及び3f及び2g及び3gが形成されている。スルーホール3eと3gとを導通する配線パターンが凹部3aで分割されて、配線パターン3bと3cとになっている。蓋体2にも同様な配線が成されている。蓋体2と蓋体3との胴部1と反対側の面の4隅には各々のスルーホールと導通する外部端子が形成されている。
4は胴部1と蓋体2並びに胴部1と蓋体3の間に狭持された厚み方向のみ導通する異方性導電フィルム(ACF)から成るコネクタであり、胴部1の平面形状と同じように中央にスルーホール1bとほぼ同径の中心穴4a、4隅に逃げ部4bを有する。5はこれら胴部1、蓋体2、蓋体3、コネクタ4を積層して接合した筐体である。6は内部空間1a内に収納され重力に応じて自在に移動する導電体である導通ボールである。ここで、コネクタ4は異方性導電フィルムの代わりに異方性導電ペースト(ACP)を用いてもよく、また胴部1と蓋体2及び蓋体3との接合は接着剤又は接着シートを用いて行い、導通は4隅の電極面において銀ペースト等の導電性接着剤を用いて行ってもよい。
従って、内部端子1dはコネクタ4を経てスルーホール2d及びその外部端子に導通している。また、内部端子1eはコネクタ4を経て配線パターン3bを経由してスルーホール3e、1j、2e及びその外部端子に導通している。内部端子1fはコネクタ4を経てスルーホール2f及びその外部端子に導通している。また、内部端子1gはコネクタ4を経て配線パターン3cを経由してスルーホール3g、1m、2g及びその外部端子に導通している。
次に、傾斜スイッチ10の動作について説明する。電子機器のマザーボードへ蓋体3の端子部を半田付けすることによって配設した傾斜スイッチ10が、図5に示すように、矢印A±45°以内の方向に大きく傾くと、導通ボール6は凹部3aから外れて重力にしたがって転がり、内部端子1dと1eとに跨って接触したところで停止する。内部端子1dはスルーホール3dの外部端子へ導通しており、また、端子部1eはスルーホール3eの外部端子へ導通している。従って、スルーホール3dと3e間に接続した図示しないA方向検出スイッチがONとなり、A方向への傾斜を検出することができる。
また、傾斜スイッチ10を図1の矢印B±45°以内の方向に大きく傾けると、導通ボール6は内部端子1eと1fとに、跨って接触したところで停止する。内部端子1fはスルーホール3fへ導通している。従って、スルーホール3eと3f間に接続した図示しないB方向検出スイッチがONとなり、B方向への傾斜を検出することができる。
同様にして、傾斜スイッチ10がC方向へ傾斜すると、導通ボール6の移動によりスルーホール3fと3g間に接続した図示しないC方向検出スイッチがONとなり、C方向への傾斜を検出するできる。また、D方向への傾斜は、スルーホール3gと3d間に接続した図示しないD方向検出スイッチがONとなり、D方向への傾斜を検出することができるになる。各方向への傾斜が僅かの場合には、導通ボール6が凹部3aに係合して移動しないため、何れの方向の検出スイッチもOFFのままである。この場合、配線パターン3bと3cと(従って、スルーホール3eと3gと)が導通する。
なお、蓋体2の胴部1側の面には蓋体3と同様な配線パターンが形成されているので、傾斜スイッチ10をマザーボードに蓋体2の方を下にして配設しても、全く同様に各方向の傾斜を検出することができる。さらに、側面スルーホール1q及び1rはそれぞれ内部端子1d及び1fと導通するダミー電極であり、これらを用いて傾斜スイッチ10の側面実装をすることができる。
次に、傾斜スイッチ10の製造方法について説明する。図5は集合胴部の部分平面図である。図5において、11は胴部1を多数個配列した集合基板である集合胴部である。まず、集合胴部11を製造するには両面プリント回路基板にNC加工機によって中央スルーホール1b、1q及び1r、並びにコーナースルーホール1h、1j、1k及び1mを形成する。
次に、これらのスルーホール1b、1h、1j、1k、1m、1q及び1rの壁面に無電解Cuメッキを付け易くするための触媒を塗布する。その上で、スルーホール1bの壁面の一部にNC加工機によって切断部1cを形成して一旦塗布した触媒の一部を除去して空間部1aを形成する。
次に、集合基板に無電解Cuメッキを施し、更に電解Niメッキ、Auメッキ等を施し、不要部をエッチングにより除去して、集合基板両面に各スルーホールに接続する端子部を形成する。こうして集合胴部11ができる。21は、後工程で集合胴部11から胴部1を単個に切り離すための切断線であるが、便宜上ここに図示した。
図6は集合蓋体の部分平面図である。図6において、12は蓋体2及び3を多数個取りするための集合基板である集合蓋体である。集合蓋体12は両面プリント回路基板から集合胴部11の場合と同様に、スルーホール及び配線パターン及び電極面を形成する。
図7は集合コネクタの部分平面図である。図7において、14はコネクタ4及び3を多数個取りするための集合基板である集合蓋体である。集合蓋体14は、コネクタ材料である異方性導電フィルムからコネクタ4を形成するための中央穴4a及び4隅の逃げ部4bをプレス抜きして形成する。
各集合基板を製造した後に、傾斜スイッチ10を組み立てる。集合蓋体12に集合コネクタ14を積層し、集合コネクタ14の逃げ部4bに接着剤を塗布して、更に集合胴部11を積層し、対向する電極面同士を接合する。次に、集合胴部11の内部空間1aに導通ボール6を収納してから、集合胴部11の上に集合コネクタ14を積層して、逃げ部4bに接着剤を塗布して、集合蓋体12を積層して、対向する電極面同士を接合する。以上の集合基板を接合して集合基板状態の傾斜スイッチ10を形成する。最後に、これをダイシング等により切断線21に沿って切り離し、単個の傾斜スイッチ10を得る。
本実施の形態の効果について説明する。胴部1、蓋体2、3を両面プリント回路基板で形成できるので、金型の初期投資をなくすことができる。また、集合基板方式により多数個同時の製造ができるため、加工工数が削減でき傾斜スイッチ10のコストダウンが図れる。傾斜スイッチ10は上下対称に形成されているので、マザーボードへの表面実装ができ、上下を判別する必要もない。傾斜方向の検出は、矢印A、B、C、Dの4方向並びに任意の2方向の検出も同じ形式の傾斜スイッチ10で可能である。
なお、以上説明した実施の形態では、導通ボール6が1つの大きなボールとなっているが、本発明はこれを複数の小径導通ボールに置き換えたものもでもよく、また、水銀等の液体金属や砂鉄等の金属粉末に置き換えたものでも成り立つ。
本発明は電子機器等の方向を容易に検知するための傾斜スイッチに適用される。
本発明の実施の形態である6方向傾斜スイッチの平面図である。 本発明の実施の形態である傾斜スイッチの中央縦断面図である。 本発明の実施の形態である傾斜スイッチの分解組立斜視図である。 本発明の実施の形態である傾斜スイッチの動作説明をする断面図である。 本発明の実施の形態である傾斜スイッチを製造する集合胴部の部分平面図である。 本発明の実施の形態である傾斜スイッチを製造する集合蓋体の部分平面図である。 本発明の実施の形態である傾斜スイッチを製造する集合コネクタの部分平面図である。 従来の4方向傾斜スイッチの平面図である。 従来の4方向傾斜スイッチの正面図である。
符号の説明
1 胴部
2、3 蓋体
4 コネクタ
5 筐体
6 導通ボール
1a 内部空間
1b、1h、1j、1k、1m、1q、1r、2d、2e、2f、2g、3d、3e、3f、3g スルーホール
1c 切断部
1d、1e、1f、1g 内部端子
10 傾斜スイッチ
11 集合胴部
12 集合蓋体
14 集合コネクタ

Claims (6)

  1. 略立方体形状の樹脂からなる筐体には中央に空間部と、前記筐体の外側に露出する複数個の外部端子と、前記空間部の内壁に露出して前記外部端子の各々に導通する内部端子とを有するとともに、前記空間部には重力に従って自在に移動する導電体を収納してあり、前記筐体の傾斜に応じて前記導電体が隣り合う二つの前記内部端子間に跨って接触することにより、二つの前記内部端子に対応する二つの外部端子間を導通させることによって傾斜方向を検知するようにした傾斜スイッチにおいて、前記筐体は平面形状が略正方形状の両面プリント配線基板より成る胴部であってこの胴部の中央と各コーナーとに形成されたスルーホールを有する胴部と、この胴部と平面形状が同じで前記胴部の上下面に接合した両面プリント配線基板より成る両蓋体とで構成され、前記中央のスルーホール及び該スルーホールの口元周縁の電極面は前記筐体の外壁面に向かって前記中央のスルーホールから平面方向に突出する円筒状の切断部によって分割されて前記内部端子となっており、前記胴部及び前記蓋体のコーナーに形成されたスルーホールに導通する前記蓋体の電極面が前記外部端子となっていることを特徴とする傾斜スイッチ。
  2. 前記胴部側面に前記内部端子と導通するダミー電極を設けたことを特徴とする請求項1記載の傾斜スイッチ。
  3. 前記胴部及び前記蓋体を構成する両面プリント配線基板の材質はガラエポ又はBTレジン又は紙フェノールのいずれかであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の傾斜スイッチ。
  4. 前記胴部と前記蓋体との間には前記胴部と同じ平面形状の異方性導電フィルムを狭持したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の傾斜スイッチ。
  5. 前記胴部と前記蓋体との間を異方性導電ペースト又は導電接着剤及び接着シートにより導通、接合させたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の傾斜スイッチ。
  6. 平面形状が略正方形状の両面プリント配線基板より成る筐体は、中央とコーナーとにスルーホールを有する胴部と、該胴部と平面形状が同じで前記胴部の上下面に異方性導電フィルムを介して接合した蓋体とで構成され、前記中央スルーホール及び該スルーホールの口元周縁の電極面は、前記胴部の外壁面に向かって前記中央スルーホールから平面方向に突出する円筒状の切断部によって分割されて内部端子となっており、前記胴部及び前記蓋体のコーナーに形成されたスルーホールに導通する前記蓋体の電極面が外部端子となっており、前記中央スルーホールに重力に従って自在に移動する導電体を収納した傾斜スイッチの製造方法において、両面プリント配線基板に多数個の前記胴部に対応する中央スルーホールとコーナースルーホールとを配列した集合基板である集合胴部を形成する工程と、両面プリント配線基板に多数個の前記蓋体に対応するコーナースルーホールを配列した集合基板である集合蓋体を形成する工程と、異方性導電フィルムに多数個のコネクタを配列した集合基板である集合コネクタを形成する工程と、前記集合蓋体に前記集合コネクタを介して前記集合胴部を接合する工程と、前記中央スルーホールに前記導電体を収納してから前記集合コネクタを介して前記集合蓋体を接合して集合傾斜スイッチを形成する工程と、前記集合傾斜スイッチを切断して単体の傾斜スイッチを得る単体化工程とを有することを特徴とする傾斜スイッチの製造方法。
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