JP4326166B2 - 画像処理装置、スキャナの初期化処理方法及び該方法を実施するためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、DPPC等の画像処理装置に利用されるスキャナに関し、より詳細には、読み取りに機械的走査を伴うスキャナの起動時の初期化処理として行うホーミング及び基準板読み取り(読み取り手段の調整)を行うための走行体の移動制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年開発されているDPPC(:Digital Plane Paper Copy-machine、いわゆる、デジタル複写機)には、電源SWにてDPPC全体に電源が供給され、電源キー(ソフトSW)により、監視部分以外の電源供給が停止し、シャットダウン状態となるものがある。この種の装置において、シャットダウンからの復帰時に、電源SWのON時と同様に初期化処理が行われる。初期化処理では、スキャナのホーミングの後、スキャナの読み取り性能の自動調整が行われる。
スキャナの読み取り性能の自動調整は、キャリッジの走行路上に置かれた基準白板をキャリッジに搭載した読み取り手段で読み取り、イメージセンサ(通常CCDリニアイメージセンサ)により光電変換したセンサ出力を用いて行う。基準白板を読み取ったときのセンサ出力には、読み取り光学系、照明系、イメージセンサの感度のばらつき等に起因する各種の歪みが含まれているので、この検出値を基に、センサの信号処理系におけるアナログ信号処理、A/D変換に補正をかけ、センサ(CCD)の感度のばらつきや、照明系の配光むらの補正を行うためのシェーディングデータを得ることにより調整がなされる。
【0003】
ところで、スキャナにおいては、読み取り手段を搭載したキャリッジの移動が初期化処理時、原稿読み取り時それぞれの動作条件に従い制御される。つまり、キャリッジは図14に示されるように、移動路に順に設けられたホームポジションセンサ有効範囲(キャリッジを検知するホームポジションセンサ(HPS)の検知出力が有効となる範囲)、基準白板有効範囲(基準白板が配置され、基準白板読み取り信号が有効となる範囲)、原稿読み取り範囲、の各範囲の間でフォワード移動、リバース移動制御される。
初期化処理時には、HPS出力に従い行われるホーミング動作と、基準白板(HPS有効範囲と原稿の原稿読み取り範囲の間に配置されている)を読み取りに行く動作とを行う必要がある。
この初期化処理動作を図15に示す「電源投入orシャットダウンからの復帰」のフローチャートを参照して、具体的に説明する。
このフローでは、先ず始めに、キャリッジをHPS出力が明らかに無効となるに充分な所定の距離、即ち、キャリッジがどの位置に在ってもHPS出力が有効となる範囲を抜けて無効になる位置に移動する距離だけフォワード(基準白板又原稿側に)移動させ(S71)、HPS出力が無効になったかをチェックする(S72)。
無効であれば、微少量ずつリバース(HPS側に)移動させながら(S74)、HPS出力が無効から有効となるかをチェックする(S77)。有効に変化したとき、その位置を機械走査の原点(基準となる位置をここでは原点という)として検出(ホーミング動作)する(S78)。なお、S72で、所定の距離移動させてもHPS出力が無効にならない場合(S72−NO)、及びステップS74で許容範囲内のリバース移動をさせても、HPS出力が有効にならない場合(S75−NO)、誤動作を起こしていると判断して、例えば動作を中止させる等のエラー処理を行う(S73,76)。
その後、検出した原点から所定量フォワード移動させ(S79)、基準白板を読み取る位置に停止させ、基準白板読み取り値によりスキャナー部の読み取り性能の自動調整を行う(S80)。調整が終わったところで、待機位置に戻すために再び原点に戻すために所定量リバース移動させ(S81)、スキャナースタンバイ状態をとり(S82)、フローを終了する。
【0004】
上記のフローによる初期化処理動作を図16〜18に示すキャリッジ位置とHPS出力の相互関係を表すタイムチャートを参照して、さらに説明する。
図16〜18に示す例は、それぞれ動作開始時にキャリッジが異なる位置にある場合のタイムチャートを示し、図16はホームポジションセンサ出力の変化点よりも基準白板側にずれている場合、図17はホームポジションセンサ出力の変化点の近くにある場合、図18はホームポジションセンサ出力の変化点よりも物理的制限位置側にずれている場合を示すものである。なお、これらの図に示す例では、有効・無効位置を検出するホームポジションセンサとして、移動方向により出力の変化点が異なる(ヒステリシス)特性を持つセンサを用いており、原点検出をリバース移動時に無効から有効への変化点で行っている。
図16〜18いずれの場合も、始めにキャリッジをHPS出力が明らかに無効となるに充分な所定の距離、フォワード移動させた後、ホーミング動作に移行、即ちリバース移動させ、HPS出力が無効から有効に変化した位置を機械走査の原点として検出している。従って、動作開始時から原点検出を行うまでに要する時間は、図16に示す場合(ホームポジションセンサ出力の変化点よりも基準白板側にずれている場合)が最も長くなってしまう。また、原点検出から読み取りレベル調整を行い初期化処理を終え、スキャナースタンバイの状態になるまでは図16〜18のいずれの場合も同じ動作を行うから、シャットダウン復帰に要する全体の所要時間も、図16に示す場合がもっとも長く掛かることになる。
【0005】
上記のようにキャリッジの移動を制御することにより、初期化処理動作が行われ「電源投入orシャットダウンからの復帰」がなされる。この動作は、通常、本体制御部により直接制御する方式が採用される。図19は、この構成例を示すもので、本体制御CPU30には、HPS26のセンサ出力が入力され、スキャナモータ21のモータードライバー24を本体制御CPU30が直接制御する。なお、本体制御CPU30は、読み取りデータを処理する画像処理部31を含め、装置各部の制御を行う。
従って、「電源投入orシャットダウンからの復帰」動作は本体側のプログラムによって実行されることになり、本体の初期化処理を待って、スキャナの動作が開始されるので、スタンバイの状態になるまでに可成り長い時間を要してしまうことになる。
一方、キャリッジの移動制御を独立に行う方式を採用して、電源投入或いはシャットダウンからの復帰動作を行うことも考えられる。図20は、この構成例を示すもので、スキャナ制御CPU25にはHPS26のセンサ出力が入力され、本体制御CPU30から独立してスキャナモータ21のモータードライバー24を制御する。この方式によると、本体の初期化処理を待たずにホーミング動作が可能になるので、この分だけ復帰動作に要する時間が短縮化できる。
ところで、スキャナーのホーミング・自動調整などの初期化処理に要する時間は、これまで、本体側のウォームアップに掛かる時間の方が長かったために、DPPCとして使用可能となるまでの時間(立ち上がり時間)に制限を与えていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現在、DPPCの立ち上がり時間の短縮に向けた開発努力が続けられ、本体側のウォームアップに必要な時間が大幅に短くなりつつあり、スキャナの初期化処理がDPPCの立ち上がり時間を決めてしまう状況になってきている。つまり、上記した初期化処理の短縮化方式を採用しても、スキャナ側のホーミング・自動調整に必要な時間によりコピー使用可能となる時間が制限されるような状況が生まれつつある。
本発明は、読み取りに機械的走査を伴い、そのためホーミング動作を必要とするスキャナをもつ画像処理装置における上述の従来の状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、電源投入時、或いはシャットダウン復帰時に一連の初期化動作として行われるスキャナのホーミング及び基準板読み取りのための走行体(キャリッジ)の移動を短い作動距離で行うことを可能とし、従来よりもさらに短い時間でスタンバイ状態とする手段を備えた上記画像処理装置を提供することにある。
また、スキャナにおける電源投入時、或いはシャットダウン復帰時に一連の初期化動作として行われるスキャナのホーミング及び基準板読み取りのための走行体(キャリッジ)移動を短い作動距離で行うことを可能とし、従来よりもさらに短い時間でスタンバイ状態とするスキャナの初期化処理方法、該方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、読み取り手段を搭載してホームポジションから読み取り対象に向かうフォーワード方向とこの反対のホームポジションに戻るリバース方向に移動可能な走行体と、走行体の移動路上に配置された読み取り手段調整用の基準板と、走行体のホームポジションセンサと、走行体移動制御手段とを備え、初期化動作として走行体のホームポジションを定めるホーミング及び基準板読み取りを行うために、走行体移動制御手段がホームポジションセンサの出力に従って走行体の移動を制御する画像処理装置において、前記走行体移動制御手段は、初期化動作開始時、前記読み取り手段の出力レベルが前記基準板を読み取るときの適正な出力レベルであるか否かを判断することで基準板の読み取り動作であることを確認し、この基準板読み取り動作の完了後、ホームポジションに向けリバース方向に移動を開始し、前記ホームポジションセンサの出力が変化した時点でホーミングを行うことを特徴とする画像処理装置である。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載された画像処理装置において、前記走行体移動制御手段は、初期化動作開始時の前記読み取り手段の出力レベルが前記基準板を読み取るときの適正な出力レベルではないと判断することで基準板の読み取り動作ではないことを確認したときに、前記ホームポジションセンサの出力が変化する位置に向けリバース方向に移動を開始し、ホームポジションセンサの出力が変化したところでフォーワード方向に反転させ再びホームポジションセンサの出力が変化した時点で仮ホーミングを行い、仮ホーミングに基づいて基準板の読み取り位置への移動を行い、基準板の読み取り動作の完了後、ホームポジションに向けリバース方向に移動を開始し、前記ホームポジションセンサの出力が変化した時点でホーミングを行うことを特徴とする画像処理装置である。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された画像処理装置において、前記走行体移動制御手段は、初期化動作開始時、前記読み取り手段の出力レベルが前記基準板を読み取るときの適正な出力レベルであるか否かを判断することで基準板の読み取り動作であることを確認し、この基準板読み取り動作の完了後、ホームポジションに向けリバース方向に移動を開始し、移動開始後に許容範囲内の移動を行う前に前記ホームポジションセンサの出力が変化した場合、ホームポジションセンサの出力が変化したところでフォーワード方向に反転させ再びホームポジションセンサの出力が変化した時点で仮ホーミングを行い、仮ホーミングに基づいて基準板の読み取り位置への移動を行い、基準板の再読み取り動作の完了後、ホームポジションセンサの出力が変化する方向に移動を開始し、前記ホームポジションセンサの出力が変化した時点でホーミングを行うことを特徴とする画像処理装置である。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載された画像処理装置において、前記走行体移動制御手段は、画像処理装置の電源供給を停止するシャットダウン移行時に走行体の位置を基準板の読み取り位置に移動させるようにしたことを特徴とする画像処理装置である。
【0011】
請求項5の発明は、読み取り手段を搭載してホームポジションから読み取り対象に向かうフォーワード方向とこの反対のホームポジションに戻るリバース方向に移動可能な走行体と、走行体の移動路上に配置された読み取り手段調整用の基準板と、走行体のホームポジションセンサと、走行体移動制御手段とを備えた画像処理装置における初期化処理方法であって、初期化動作開始時、前記読み取り手段の出力レベルが前記基準板を読み取るときの適正な出力レベルであるか否かを判断し、判断に従い基準板の読み取り動作であることを確認し、この基準板読み取り動作を行う工程、この基準板の読み取り動作の完了後、ホームポジションに向けリバース方向に移動を開始し、前記ホームポジションセンサの出力が変化した時点で走行体のホームポジションを定めるホーミングを行う工程の各工程を行うことを特徴とする方法である。
【0012】
請求項6の発明は、請求項5に記載された初期化処理方法において、初期化動作開始時の前記読み取り手段の出力レベルが前記基準板を読み取るときの適正な出力レベルではないと判断することで基準板の読み取り動作ではないことを確認したときに、前記ホームポジションセンサの出力が変化する位置に向けリバース方向に移動を開始し、ホームポジションセンサの出力が変化したところでフォーワード方向に反転させ再びホームポジションセンサの出力が変化した時点で仮ホーミングを行う工程、仮ホーミングに基づいて基準板の読み取り位置への移動を行い、基準板の読み取り動作の完了後、ホームポジションに向けリバース方向に移動を開始し、前記ホームポジションセンサの出力が変化した時点でホーミングを行う工程の各工程を行うことを特徴とする方法である。
【0013】
請求項7の発明は、請求項5又は6に記載された初期化処理方法において、初期化動作開始時の前記読み取り手段の出力レベルが前記基準板を読み取るときの適正な出力レベルであると判断することで基準板の読み取り動作であることを確認し、この基準板読み取り動作の完了後、ホームポジションに向けリバース方向に移動を開始し、移動開始後に許容範囲内の移動を行う前に前記ホームポジションセンサの出力が変化した場合、ホームポジションセンサの出力が変化したところでフォーワード方向に反転させ再びホームポジションセンサの出力が変化した時点で仮ホーミングを行う工程、仮ホーミングに基づいて基準板の読み取り位置への移動を行う工程、仮ホーミングに基づいて基準板の読み取り位置への移動を行い、基準板の再読み取り動作の完了後、ホームポジションセンサの出力が変化する方向に移動を開始し、ホームポジションセンサの出力が変化した時点でホーミングを行う工程の各工程を行うことを特徴とする方法である。
【0014】
請求項8の発明は、請求項5乃至7のいずれかに記載された初期化処理方法において、画像処理装置の電源供給を停止するシャットダウン移行時に走行体の位置を基準板の読み取り位置に移動させる工程を行うことを特徴とする方法である。
【0015】
請求項9の発明は、請求項5乃至8のいずれかに記載された初期化処理方法の各工程をコンピュータに行わせるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体である。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明を添付する図面とともに示す以下の実施例に基づき説明する。ここに示す実施例は、画像処理装置としてDPPC(デジタル複写機)に適用したものである。
図1は、本発明の実施例に係わるDPPCの全体構成を概略図として示す。
この実施例のDPPCは、図1に示すように、オートシートフィーダ(原稿自動送り装置)1、スキャナ部2、書込部3、プロセス部4、給紙部I5、給紙部II6、排紙部7を備える。
図1に示したDPPCの動作の概略を説明する。
オートシートフィーダ1に設けた原稿台に置かれた原稿は、操作部(図示せず)のスタートキーが押下されると、給送手段によりスキャナ部2のコンタクトガラス上の所定の位置に給送され、スキャナによって画像データが読み取られ、読み取りが完了した原稿は、排出される。次の原稿がある場合、この原稿読み取り動作を次々に自動的に繰り返す。書込部3では、スキャナ部2にて読み取られた画像データに基づいて生成された作像データにより書き込みユニットにおけるレーザの発光を制御し、感光体にレーザ書き込みによる潜像を作る。この後、感光体はプロセス部4の現像部でトナー像が形成され、感光体上のトナー像を給紙部I5、給紙部II6から供給される複写用紙に転写する。転写紙は、その後、プロセス部4の定着ユニットにて画像を定着させ、排紙部7によって本体から排出される。
【0029】
ここで、DPPCのスキャナ部2について、より詳細に説明する。
図2は、図1に示されるスキャナ部2の構成を詳細に示す。
この実施例のスキャナ部2は、図2に示すように、原稿搬送ベルト11、コンタクトガラス12、基準白板13、ランプ14、レンズ15、HPS(ホームポジションセンサ)16,APS(原稿サイズ検知センサ)I17,APSII18、センサボード19、スキャナ制御板20、スキャナモータ21、ヒータ22、ファン23を備える。
スキャナ部2の動作について述べると、原稿搬送ベルト11により搬送され、コンタクトガラス12上に載置された原稿がランプ14により照射され、その反射光は、3枚のミラーにより反射され、レンズ15を通してセンサボード19上のCCDイメージセンサ上に結像される。ランプ14とミラー群は、スキャナモータ21によりワイヤで駆動されるキャリッジ上に載せられて走行し、原稿面を走査しながらその画像をセンサボード19上のCCDイメージセンサに伝える。CCDイメージセンサは、入射された光を電気信号に変換し、スキャナ制御板20の画像処理部に原稿の画像データとして送出する。原稿サイズは、APS(原稿サイズ検知センサ)I17,APSII18により検出される。ホーミング、読み取り部の出力レベルの調整等の初期化処理、通常の原稿走査を行うためのスキャナモータ21の制御等は図示しない本体制御部(作像シーケンスとシステム関係全体の制御を司る)により直接制御する方式(図19に示した構成に相当する)を採用する。また、基準白板13は読み取り濃度の基準を与えるもので、読み取り部の出力レベルの調整に用いる。なお、スキャナの結露防止用にヒータ22、冷却用にファン23が設けられ、その制御をスキャナ制御板20が行う。
【0030】
上記したDPPCに適用し得る本発明によるスキャナの初期化処理を以下の実施例により説明する。
第1の実施例は、電源投入又はシャットダウンからの復帰が指示されたとき(以下、電源供給開始時という)におけるホームポジションセンサの出力により、走行体の移動方向を決定することにより、ホームポジションセンサ出力の変化点への移動距離を短くすることが可能になり、原点検出(ここでは、仮原点として検出する)を早く行い、処理に要する時間の短縮化を図るものである。
この実施例の初期化処理動作を、図3に示す「電源投入orシャットダウンからの復帰」のフローチャートを参照して、詳細に説明する。
このフローでは、先ず始めに、電源供給開始時現在のキャリッジ位置がHPS16の検出範囲内かを判断するために、HPS出力が無効であるか否かをチェックし(S11)、無効である、即ちホームポジションセンサ出力の変化点に対し基準白板側に位置している場合、ホームポジションセンサ出力の変化点に向けて微少量ずつリバース移動させながら(S12)、HPS出力が有効に変化するか否かをチェックをする(S15)。有効に変化したとき、その位置から反転させフォワード(基準白板方向に)移動させる(S16)。なお、ステップS12で許容範囲内のリバース移動をさせても、HPS出力が有効にならない場合、誤動作を起こしていると判断して(S13−NO)、例えば動作を中止させる等のエラー処理を行う(S14)。
【0031】
その後、基準白板に向けて微少量ずつフォワード移動させながら(S16)、HPS出力が無効に変化するか否かをチェックをする(S19)。無効に変化したとき、その位置を機械走査の仮原点として検出する(S20)。なお、S16で、所定の距離移動させてもHPS出力が無効にならない場合(S17−NO)、誤動作を起こしていると判断して、例えば動作を中止させる等のエラー処理を行う(S18)。
ステップS20で検出した仮原点から所定量フォワード移動させ(S21)、基準白板を読み取る位置に停止させ、基準白板読み取り値によりスキャナー部の読み取り性能の自動調整を行う(S22)。
調整が終わったところで、待機位置(原稿読み取りの実行が指示されるまで待機する位置)への移動を行わせる。待機位置への移動過程で以後の原稿読み取り時の制御に用いる原点検出を行う。つまり、フローチャートにおいて、ホームポジションセンサ出力の変化点に向けて微少量ずつリバース移動させながら(S23)、HPS出力が有効に変化するか否かをチェックをする(S26)。有効に変化したとき、その位置を機械走査の原点として検出する(S27)。なお、ステップS23で許容範囲内のリバース移動をさせても、HPS出力が有効にならない場合、誤動作を起こしていると判断して(S24−NO)、例えば動作を中止させる等のエラー処理を行う(S25)。
原点検出後、所定位置でキャリッジを待機させるために、原点位置から所定距離リバース移動をさせ(S28)、スキャナースタンバイ状態をとり(S29)、フローを終了する。
【0032】
上記のフローによる初期化処理動作を図4〜6に示すキャリッジ位置とHPS出力の相互関係を表すタイムチャートを参照して、さらに説明する。
図4〜6に示す例は、それぞれ電源供給開始時にキャリッジが異なる位置にある場合のタイムチャートを示し、図4はホームポジションセンサ出力の変化点よりも基準白板側にずれている場合、図5はホームポジションセンサ出力の変化点の近くにある場合、図6はホームポジションセンサ出力の変化点よりも物理的制限位置側にずれている場合を示すものである。なお、これらの図に示す例では、有効・無効位置を検出するホームポジションセンサとして、移動方向により出力の変化点が異なる(ヒステリシス)特性を持つセンサを用いており、原点検出をリバース移動時に無効から有効への変化点で行っている。
この実施例では、始めにHPS出力が無効か否かにより、ホームポジションセンサ出力の変化点に対するキャリッジの位置が認識され、その結果に従いキャリッジの移動方向をそれぞれに決定して、移動させるので、どの位置に在っても、最短距離の移動でホームポジションセンサ出力の変化点に到達し、そこで仮ホーミングの動作を行うことが可能となる。仮ホーミング動作は、フォワード移動の過程でHPS出力が無効に変化したとき、その位置を機械走査の仮原点として検出する動作を行う。従って、図5,6の例では、当初決定されたフォワード移動中にこの動作を行うことができるが、図4の例では、開始時のリバース移動の途中にHPS出力が有効に変化した時点で、移動をフォワードに反転させる必要がある。
【0033】
上記の仮ホーミング動作によると、仮原点検出までに要する時間は、図5に示す例が最も早いが、図4と図6の場合は、ほとんど変わらない時間で仮ホーミングを行うことが可能である。即ち、図4の場合、図16に示した従来の原点検出の遅れを生じることがない。これは、従来例では、キャリッジが基準白板側からHPS側に移動する際、HPS出力が無効から有効に変化した位置を機械操作の原点と規定しており、電源投入又はシャットダウンからの復帰直後の電源供給開始時に上記原点を検出していた。この為、無条件に電源供給開始直後にキャリッジをHPSの検出範囲以上、HPSから基準白版に向かって(フォワード)移動させた後、原点を検出する動作(ホーミング)を行っていたからである。このように、電源供給開始時にホームポジションセンサ出力の変化点よりも基準白板側にずれている場合でも、従来と対比すると、原点検出を行うまでに要していた時間が短縮化されていることが分かる。
また、読取りレベルの自動調整が終了した後、従来、キャリッジは原点に移動し、待機状態となるが、本実施例では、読取りレベルの自動調整を行った基準白板位置からリバース方向に移動し、HPSが無効から有効に変化する位置を原点とし、さらにリバース方向に所定距離移動した待機位置で停止させるようにしている。即ち、通常の電源供給の停止・開始動作においては、キャリッジの位置は原点よりHPS検出範囲内で待機することになる。この位置で待機する場合、この後、この状態のままシャットダウンした場合にも、次の復帰時(電源供給開始時)において、HPS出力は有効となり、上記のように、フォワード移動(仮原点検出含む)→自動調整→リバース移動(原点検出含む)という最適な動作が可能となる。
【0034】
次に、本発明によるスキャナの初期化処理の第2の実施例を説明する。
第2の実施例は、シャットダウン(電源キー(ソフトSW)の押下や所定時間無操作状態が続いた後などのシャットダウン条件が満足されたときに電源供給を停止する)に適した初期化処理に関する。上記第1の実施例では、電源投入時、シャットダウン時のいずれの場合にも適用し得るように、好ましくは、キャリッジ位置がHPSの有効範囲にある状態からの復帰動作を想定したが、本実施例では、シャットダウンからの復帰動作に必要なキャリッジの移動を少なくし、処理に要する時間をさらに短縮化しようとするものである。このために、シャットダウン状態におけるキャリッジ位置を読取りレベルの自動調整が行える基準白板位置に規定することにより、復帰時の初期化処理を短時間で行い、シャットダウンに適した復帰動作を行わせる。
従って、シャットダウン状態におけるキャリッジ位置を読取りレベルの自動調整が行える基準白板位置に規定するために、通常、待機状態時に位置するHPS有効範囲から基準白板有効範囲にキャリッジを移動させる動作を、待機状態からシャットダウンに移行するときに行う必要がある。
【0035】
図7は、上記した待機状態からシャットダウンに移行するときの動作を行わせるフローの一例を示す。
このフローでは、先ず、待機状態にあるか否かをチェックし(S61)、待機状態ではない場合に(S61−NO)待機状態になるまで待ち、待機状態になったことを確認し(S61−YES)、次に、シャットダウンに移行する条件が整ったか否かをチェックする(S62)。このチェックは、電源キー(ソフトSW)が押下されたか、或いは無操作状態が所定の時間続いたか等のシャットダウン移行条件を満たしたか否かを判断することにより行われる。ここで、移行条件を満たさない場合(S62−NO)、ステップS61に戻す。
ステップS62でシャットダウンに移行する条件を満たすことを確認したところで(S62−YES)、移行動作を開始する。この時、キャリッジは待機状態で、HPS有効範囲に位置しているので、所定の距離フォワード移動させることにより基準白板有効範囲に移動させることができるので、その距離フォワード移動させる(S63)。
その後、電源供給停止をしてシャットダウン状態とし(S64)、フローを終え、復帰の指示があるまでこの状態を維持する。
上記のフローによるシャットダウン移行動作を図8に示すキャリッジ位置とHPS出力の相互関係を表すタイムチャートを参照して、さらに説明する。
図8に示す例では、キャリッジはHPS有効領域で停止した状態で待機している。待機状態で、シャットダウンに移行する条件が整ったときに、キャリッジのフォワード移動を開始し、所定の距離移動させ基準白板領域に入ったところで、キャリッジの移動を止めシャットダウンに移行、即ち電源の供給を停止する。この状態で、強い衝撃が加わったりすることがない限り、復帰の指示があるまでこの位置を保持する。
【0036】
次に、この実施例の初期化処理動作を、図9に示す「シャットダウンからの復帰」のフローチャートを参照して、詳細に説明する。
本実施例の「シャットダウンからの復帰」フローは、上記したシャットダウンへの移行フロー(図7)に従い基準白板領域にキャリッジが停止している状態にある場合を仮定して最適な動作を行うように構成する。このため、読み取りレベルが適正であるかをチェックし、読み取りレベルが適正である場合には、先に読み取りレベルを調整し、その後、待機状態へ移行するキャリッジの移動の途中で原点検出を行うようにする。こうした最適動作を行う場合、第1の実施例においては、通常ホームポジションセンサ出力の変化点付近にキャリッジが停止しているので、そのキャリッジに対して必ず行う必要があった基準白板領域を読み取りに行く動作が必要であるが、この実施例ではその動作を省略することができるので、初期化処理に要する時間の短縮化が可能となる。
図9に示すフローでは、先ず始めに、シャットダウンからの復帰指示が出された現在のキャリッジ位置がHPS16の検出範囲内かを判断するために、HPS出力が無効であるか否かをチェックし(S31)、無効ではない場合(S31−NO)、ステップS32〜37(後述)はスキップして、ステップS38(後述)からの処理を行う。
HPS出力が無効である、即ちホームポジションセンサ出力の変化点に対し基準白板側に位置している場合(S31−YES)、読み取り手段により検出される読み取りレベルが適正であるか否かをチェックする(S32)。
読み取りレベルが適正であるかのチェックは、例えば、保存しておいた前回の自動調整の結果をもとに所定の適正範囲を設定し、その適正範囲に今回読み取ったレベルが入るか否かを調べることによって行う。上記図7に示した待機状態からのシャットダウン移行処理が行われ、正常にその状態が保持されている場合、今回の読み取りレベルは、適正範囲内と判断されるが、適正とならない異常が起きる場合もあることを考慮し、このチェックを行っている。
【0037】
ステップS32で、読み取りレベルが適正である場合、読み取りレベルの自動調整を行う(S33)。この後、ホームポジションセンサ出力の変化点に向けて微少量ずつリバース移動させながら(S34)、HPS出力が有効に変化するか否かをチェックをする(S37)。なお、ステップS34〜37は、ステップS32で読み取りレベルが適正範囲内と判断されない場合にも行う。また、ステップS34で許容範囲を越えてリバース移動をさせても、HPS出力が有効にならない場合、誤動作を起こしていると判断して(S35−NO)、例えば動作を中止させる等のエラー処理を行う(S36)。
ステップS37でHPS出力が有効に転じたとき、シャットダウン復帰位置からHPSが有効に転じるまでの移動距離が所定の範囲であるか、即ちシャットダウン復帰位置が基準白板を正常に読み取ることができた位置であったか、を確認する(S38)。
ここで、確認ができた場合、ステップS33で行った読み取りレベルの自動調整は有効であるから、ステップS39〜49(後述)はスキップして、ステップS50(後述)からの処理を行う。
【0038】
ステップS38で、シャットダウン復帰位置が基準白板を正常に読み取ることができた位置であったかが確認ができない場合(S38−NO)、基準白板を読み取りに行き、戻る動作を行わせる。
このため、基準白板に向けて微少量ずつフォワード移動させながら(S39)、HPS出力が無効に変化するか否かをチェックし(S42)、無効に変化したとき(S42−YES)、その位置を機械走査の仮原点として検出する(S43)。なお、ステップS39で、所定の距離移動させてもHPS出力が無効にならない場合(S40−NO)、誤動作を起こしていると判断して、例えば動作を中止させる等のエラー処理を行う(S41)。また、現状のフォワード移動ではHPS出力が無効に変化しない場合(S42−NO)、さらに微少量フォワード移動させるためにステップS39に戻す。
ステップS43で検出した仮原点から所定量フォワード移動させ(S44)、基準白板を読み取る位置に停止させ、基準白板読み取り値によりスキャナー部の読み取り性能の自動調整を行う(S45)。
調整が終わったところで、待機位置(原稿読み取りの実行が指示されるまで待機する位置)への移動を行わせる。この移動の途中で、以後の原稿読み取り時の制御に用いる原点検出を行う。フローとしては、ホームポジションセンサ出力の変化点に向けて微少量ずつリバース移動させながら(S46)、HPS出力が有効に変化するか否かをチェックをする(S49)。有効に変化したとき、その位置を機械走査の原点として検出する(S50)。なお、ステップS46で許容範囲内のリバース移動をさせても、HPS出力が有効にならない場合、誤動作を起こしていると判断して(S47−NO)、例えば動作を中止させる等のエラー処理を行う(S48)。
上記ステップS37及びステップS49でHPS出力が有効に転じたとき、原点検出を行い、原点検出後、所定位置でキャリッジを待機させるために、原点位置から所定距離リバース移動をさせ(S51)、スキャナースタンバイ状態をとり(S52)、フローを終了する。
【0039】
上記のフローによる初期化処理動作を図10〜13に示すキャリッジ位置とHPS出力の相互関係を表すタイムチャートを参照して、さらに説明する。
図10〜13に示す例は、それぞれシャットダウン位置(シャットダウンからの復帰を指示したときのキャリッジの位置)が異なる場合の動作を示し、図10は基準白板上に位置している(従って、HPS無効、読み取りレベル適正、原点位置に対するシャットダウン位置適正)場合、図11は基準白板よりも僅かにホームポジションセンサ出力の変化点側にずれている(従って、HPS無効、読み取りレベル適正、原点位置に対するシャットダウン位置不適正)場合、図12は基準白板よりもさらにホームポジションセンサ出力の変化点側にずれている(従って、HPS無効、読み取りレベル不適正、原点位置に対するシャットダウン位置不適正)場合、図13はホームポジションセンサ出力の変化点よりも物理的制限位置側にずれている(従って、HPS有効、読み取りレベル不適正、原点位置に対するシャットダウン位置不適正)場合を示すものである。なお、これらの図に示す例では、有効・無効位置を検出するホームポジションセンサとして、移動方向により出力の変化点が異なる(ヒステリシス)特性を持つセンサを用いており、原点検出をリバース移動時に無効から有効への変化点で行っている。
【0040】
この実施例では、始めにHPS出力が無効か否かをチェックし、その結果シャットダウン位置が明らかに基準白板の読み取りを行う意味のない位置の場合である図13の動作を峻別する。図13の例では、復帰動作の開始時から基準板を読み取りに行き、読み取りレベルの自動調整の完了を待って、待機位置への移動を行い、その途中で原点検出動作を行う。
次に、HPS出力が無効であるが、シャットダウン位置で基準白板の読み取りを行っても、明らかに不適正な結果となる場合を読み取りレベルが適正であるかによりチェックし、その結果、図12の動作を峻別する。図12の例では、読み取りレベルの不適がチェックされたら、直ぐに仮原点の検出を行い、その後、図13と同様に待機位置までの動作を行う。
さらに、HPS出力が無効、読み取りレベルが適正であるが、原点位置に対するシャットダウン位置が不適正、即ち基準白板よりも僅かにホームポジションセンサ出力の変化点側にずれているので適正な読み取りレベルの自動調整ができない可能性がある場合をシャットダウン位置からHPSが有効になるまでの距離が所定の範囲であるかによりチェックし、その結果、図11の動作を峻別する。図11の例では、復帰動作の開始時、直ぐに読み取りレベルの自動調整を行い、原点位置(結果として仮原点位置になる)に対するシャットダウン位置が不適正のとき、再び読み取りレベルの自動調整を行い、その後、図12、13と同様に待機位置までの動作を行う。
図10の例は、HPS出力が無効、読み取りレベルが適正、原点位置に対するシャットダウン位置が適正、つまりシャットダウンへの移行フロー(図7)に従い基準白板領域にキャリッジが停止し、その状態が維持されている場合に当たる。図10に示すように、復帰動作の開始時、直ぐに読み取りレベルの自動調整を行い、待機位置への移動の途中に行われるシャットダウン位置のチェックも適正と判断されるから、原点検出をそこで行い、その後、待機位置へ移行するまでの動作を行う。このような最適な動作が行われる場合、第1の実施例において、通常ホームポジションセンサ出力の変化点付近にキャリッジが停止しているために、キャリッジに対して必ず行う必要があった基準白板領域を読み取りに行く動作を省略できる。従って、シャットダウンからの復帰時の初期化処理に要する時間の短縮化が可能となる。
【0041】
なお、上記した各実施例において、有効・無効位置を検出するホームポジションセンサとして、移動方向により出力の変化点が異なる(ヒステリシス)特性を持つセンサを用いているが、移動方向により変化点が異ならない(ヒステリシスのない)センサを用いることによっても実施することができる。この場合、上記実施例のフローチャートとして示された図3及び図9のフローチャートを基本的に適用可能である。ただし、ヒステリシスのないHPS出力を用いて、HPS出力が無効から有効に変化した点でキャリッジを反転させる動作をさせる場合、反転動作をさせる点と仮原点がほぼ同一となるので、実際には動作条件の設定を変えることにより適切な動作が可能になる。かかる反転動作は、上記実施例の図3のフローチャートにおいては、ステップS15でHPS出力が有効になってからキャリッジを反転させ、ステップS19でHPS出力が無効になるまでの間の動作であり、また上記実施例の図9のフローチャートにおいては、HPS出力がステップS37で有効になってからキャリッジを反転させ、ステップS42でHPS出力が無効になるまでの間の動作である。
【0042】
また、本発明においては、DPPCの本体制御部が実行するホーミング、読み取り部の出力レベルの調整等の初期化処理方法の処理プログラムとして上記実施例に示した動作を実行するための手順を記述した処理プログラムを用意し、用意したプログラムをコンピュータで実行することにより目的とする動作を具体化することができる。このプログラムは、周知のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録され、DPPCの本体制御部の制御下の記録媒体として用いるか記憶手段にインストールされ、記録媒体から読み出されたプログラムにより初期化処理の制御操作が実行される。
【0043】
【発明の効果】
(1)本発明によると、シャットダウンからの復帰が指示された時の読み取りレベルが適正であるかを前回の読み取りレベルによりチェックし、読み取りレベルが適正である場合には、先に読み取りレベルの自動調整を行い、レベル調整の完了を待って、待機状態へ移行するキャリッジの移動の途中で原点検出(ホーミング)を行うようにする。この動作により、ホームポジションセンサ出力の変化点付近にキャリッジが停止した状態から復帰する場合に、その状態のキャリッジに対して必ず行わなければならなかった基準白板を読み取りに行く動作を省略することができるので、シャットダウン復帰時の初期化処理に要する時間の短縮化が可能となる。
(2)また、シャットダウンからの復帰が指示された時の読み取りレベルが適正であるかを前回の読み取りレベルによりチェックし、読み取りレベルが適正ではない場合或いは適正範囲であっても読み取りレベルの自動調整が正しくできないことが予測される場合には、基準板を読み取りに行き、正しい調整を行うようにしたことにより、シャットダウン復帰時の初期化処理を確実に行うことが可能となる。
(3)また、シャットダウン移行時にキャリッジの位置を基準板の読み取り位置に移動させ、初期化動作開始時に走行体を基準板の読み取り位置に規定するようにしたことにより、復帰時の本発明の動作が実行されることになり、上記(1)の効果を奏する。また、シャットダウン中に何らかの衝撃が加わり、キャリッジが動いてしまった場合でも、復帰時の本発明の動作によって、上記(2)に示した効果を奏する。
(4)また、ホームポジションセンサとしてヒステリシス特性を持つセンサを採用し、キャリッジ移動の反転を走行体が基準板から遠ざかる方向に移動するときのホームポジションセンサ出力の変化点で行うことにより仮ホーミング動作に影響しないように反転動作を行うことができる。
(5)また、ホームポジションセンサとしてヒステリシス特性を持つセンサを採用し、走行体が基準板に向けて移動するときのホームポジションセンサ出力の変化点で仮ホーミングを行うことにより、キャリッジ移動の反転動作の影響を受けることなく基準板を読み取りに行く動作のために必要なホーミング動作を確実に行うことができる。
(6)また、走行体が基準板からホームポジションセンサ出力の変化点を通り移動する方向或いは物理的制限位置からホームポジションセンサ出力の変化点を通り基準板に向かい移動する方向のいずれかの移動を開始した後、許容範囲内の移動を行ってもホームポジションセンサ出力が変化しない場合には動作に異常が起きたとみなし、動作を中止させることにより、誤動作による読み取りの失敗を防止することができる。
(7)また、適用する画像処理装置の制御を司るCPUが本発明の記録媒体に記録されたプログラムを用いることによって、本発明に関わる動作を容易に実行することが可能となる。
【0044】
(6) 請求項8,18の発明に対応する効果
ホームポジションセンサとしてヒステリシス特性を持つセンサを採用し、キャリッジ移動の反転を走行体が基準板から遠ざかる方向に移動するときのホームポジションセンサ出力の変化点で行うことにより仮ホーミング動作に影響しないように反転動作を行うことができる。
(7) 請求項9,19の発明に対応する効果
ホームポジションセンサとしてヒステリシス特性を持つセンサを採用し、走行体が基準板に向けて移動するときのホームポジションセンサ出力の変化点で仮ホーミングを行うことにより、キャリッジ移動の反転動作の影響を受けることなく基準板を読み取りに行く動作のために必要なホーミング動作を確実に行うことができる。
(8) 請求項10,20の発明に対応する効果
走行体が基準板からホームポジションセンサ出力の変化点を通り移動する方向或いは物理的制限位置からホームポジションセンサ出力の変化点を通り基準板に向かい移動する方向のいずれかの移動を開始した後、許容範囲内の移動を行ってもホームポジションセンサ出力が変化しない場合には動作に異常が起きたとみなし、動作を中止させることにより、誤動作による読み取りの失敗を防止することができる。
(9) 請求項21の発明に対応する効果
適用する画像処理装置の制御を司るCPUが本発明の記録媒体に記録されたプログラムを用いることによって、請求項10〜18の発明に関わる動作を容易に実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるDPPCの全体構成を概略図として示す。
【図2】図1のスキャナ部の構成をより詳細に示す。
【図3】初期化処理動作を含む「電源投入orシャットダウンからの復帰」時のフローチャートを示す。
【図4】図3のフローにおいて、復帰開始時、キャリッジがホームポジションセンサ出力の変化点よりも基準白板側にずれている場合の動作のタイムチャートを示す。
【図5】図3のフローにおいて、復帰開始時、キャリッジがホームポジションセンサ出力の変化点の近くにある場合の動作のタイムチャートを示す。
【図6】図3のフローにおいて、復帰開始時、キャリッジがホームポジションセンサ出力の変化点よりも物理的制限位置側にずれている場合の動作のタイムチャートを示す。
【図7】待機状態からシャットダウンに移行するときの動作のフローチャートを示す。
【図8】図7のフローによる動作のタイムチャートを示す。
【図9】初期化処理動作を含む「シャットダウンからの復帰」時のフローチャートを示す。
【図10】図9のフローにおいて、復帰開始時、キャリッジが有効基準白板上にある場合の動作のタイムチャートを示す。
【図11】図9のフローにおいて、復帰開始時、キャリッジが有効基準白板を僅かに外れた位置にある場合の動作のタイムチャートを示す。
【図12】図9のフローにおいて、復帰開始時、キャリッジが有効基準白板を外れた(読み取りレベル不適正)位置にある場合の動作のタイムチャートを示す。
【図13】図9のフローにおいて、復帰開始時、キャリッジがホームポジションセンサ出力の変化点よりも物理的制限位置側にずれている場合の動作のタイムチャートを示す。
【図14】キャリッジの移動路に順に設けられたHPS有効範囲、基準白板有効範囲、原稿読み取り範囲を示す。
【図15】従来における初期化処理動作を含む「電源投入orシャットダウンからの復帰」時のフローチャートを示す。
【図16】図15のフローにおいて、復帰開始時、キャリッジがホームポジションセンサ出力の変化点よりも基準白板側にずれている場合の動作のタイムチャートを示す。
【図17】図15のフローにおいて、復帰開始時、キャリッジがHPS有効領域でホームポジションセンサ出力の変化点の近くにある場合の動作のタイムチャートを示す。
【図18】図15のフローにおいて、復帰開始時、キャリッジがホームポジションセンサ出力の変化点よりも物理的制限位置側にずれている場合の動作のタイムチャートを示す。
【図19】スキャナの移動制御をスキャナ制御CPUにより行う場合の従来の構成例を示す。
【図20】スキャナの移動制御を本体制御CPUにより行う場合の従来の構成例を示す。
【符号の説明】
2…スキャナ部、 4…プロセス部、
13…基準白板、 19…センサボード、
20…スキャナ制御板、 21…スキャナモータ、
24…モータドライバ、 26…HPS(ホームポジションセンサ)、
30…本体制御CPU。
Claims (9)
- 読み取り手段を搭載してホームポジションから読み取り対象に向かうフォーワード方向とこの反対のホームポジションに戻るリバース方向に移動可能な走行体と、走行体の移動路上に配置された読み取り手段調整用の基準板と、走行体のホームポジションセンサと、走行体移動制御手段とを備え、初期化動作として走行体のホームポジションを定めるホーミング及び基準板読み取りを行うために、走行体移動制御手段がホームポジションセンサの出力に従って走行体の移動を制御する画像処理装置において、
前記走行体移動制御手段は、初期化動作開始時、前記読み取り手段の出力レベルが前記基準板を読み取るときの適正な出力レベルであるか否かを判断することで基準板の読み取り動作であることを確認し、この基準板読み取り動作の完了後、ホームポジションに向けリバース方向に移動を開始し、前記ホームポジションセンサの出力が変化した時点でホーミングを行うことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載された画像処理装置において、
前記走行体移動制御手段は、初期化動作開始時の前記読み取り手段の出力レベルが前記基準板を読み取るときの適正な出力レベルではないと判断することで基準板の読み取り動作ではないことを確認したときに、前記ホームポジションセンサの出力が変化する位置に向けリバース方向に移動を開始し、ホームポジションセンサの出力が変化したところでフォーワード方向に反転させ再びホームポジションセンサの出力が変化した時点で仮ホーミングを行い、仮ホーミングに基づいて基準板の読み取り位置への移動を行い、基準板の読み取り動作の完了後、ホームポジションに向けリバース方向に移動を開始し、前記ホームポジションセンサの出力が変化した時点でホーミングを行うことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1又は2に記載された画像処理装置において、
前記走行体移動制御手段は、初期化動作開始時、前記読み取り手段の出力レベルが前記基準板を読み取るときの適正な出力レベルであるか否かを判断することで基準板の読み取り動作であることを確認し、この基準板読み取り動作の完了後、ホームポジションに向けリバース方向に移動を開始し、移動開始後に許容範囲内の移動を行う前に前記ホームポジションセンサの出力が変化した場合、ホームポジションセンサの出力が変化したところでフォーワード方向に反転させ再びホームポジションセンサの出力が変化した時点で仮ホーミングを行い、仮ホーミングに基づいて基準板の読み取り位置への移動を行い、基準板の再読み取り動作の完了後、ホームポジションセンサの出力が変化する方向に移動を開始し、前記ホームポジションセンサの出力が変化した時点でホーミングを行うことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載された画像処理装置において、
前記走行体移動制御手段は、画像処理装置の電源供給を停止するシャットダウン移行時に走行体の位置を基準板の読み取り位置に移動させるようにしたことを特徴とする画像処理装置。 - 読み取り手段を搭載してホームポジションから読み取り対象に向かうフォーワード方向とこの反対のホームポジションに戻るリバース方向に移動可能な走行体と、走行体の移動路上に配置された読み取り手段調整用の基準板と、走行体のホームポジションセンサと、走行体移動制御手段とを備えた画像処理装置における初期化処理方法であって、
初期化動作開始時、前記読み取り手段の出力レベルが前記基準板を読み取るときの適正な出力レベルであるか否かを判断し、判断に従い基準板の読み取り動作であることを確認し、この基準板読み取り動作を行う工程、この基準板の読み取り動作の完了後、ホームポジションに向けリバース方向に移動を開始し、前記ホームポジションセンサの出力が変化した時点で走行体のホームポジションを定めるホーミングを行う工程の各工程を行うことを特徴とする初期化処理方法。 - 請求項5に記載された初期化処理方法において、
初期化動作開始時の前記読み取り手段の出力レベルが前記基準板を読み取るときの適正な出力レベルではないと判断することで基準板の読み取り動作ではないことを確認したときに、前記ホームポジションセンサの出力が変化する位置に向けリバース方向に移動を開始し、ホームポジションセンサの出力が変化したところでフォーワード方向に反転させ再びホームポジションセンサの出力が変化した時点で仮ホーミングを行う工程、仮ホーミングに基づいて基準板の読み取り位置への移動を行い、基準板の読み取り動作の完了後、ホームポジションに向けリバース方向に移動を開始し、前記ホームポジションセンサの出力が変化した時点でホーミングを行う工程の各工程を行うことを特徴とする初期化処理方法。 - 請求項5又は6に記載された初期化処理方法において、
初期化動作開始時の前記読み取り手段の出力レベルが前記基準板を読み取るときの適正な出力レベルであると判断することで基準板の読み取り動作であることを確認し、この基準板読み取り動作の完了後、ホームポジションに向けリバース方向に移動を開始し、移動開始後に許容範囲内の移動を行う前に前記ホームポジションセンサの出力が変化した場合、ホームポジションセンサの出力が変化したところでフォーワード方向に反転させ再びホームポジションセンサの出力が変化した時点で仮ホーミングを行う工程、仮ホーミングに基づいて基準板の読み取り位置への移動を行う工程、仮ホーミングに基づいて基準板の読み取り位置への移動を行い、基準板の再読み取り動作の完了後、ホームポジションセンサの出力が変化する方向に移動を開始し、ホームポジションセンサの出力が変化した時点でホーミングを行う工程の各工程を行うことを特徴とする初期化処理方法。 - 請求項5乃至7のいずれかに記載された初期化処理方法において、
画像処理装置の電源供給を停止するシャットダウン移行時に走行体の位置を基準板の読み取り位置に移動させる工程を行うことを特徴とする初期化処理方法。 - 請求項5乃至8のいずれかに記載された初期化処理方法の各工程をコンピュータに行わせるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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