JP4322471B2 - 液晶表示装置用基板の欠陥修復方法及びそれに用いられる欠陥修復装置 - Google Patents

液晶表示装置用基板の欠陥修復方法及びそれに用いられる欠陥修復装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報機器等の表示装置に用いられる液晶表示装置用基板の欠陥修復方法及びそれに用いられる欠陥修復装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画素毎にスイッチング素子を備えたアクティブマトリクス型液晶表示装置が広く使用されている。一般的なアクティブマトリクス型液晶表示装置は、2枚の透明基板と、両基板間に封止された液晶とを有している。一方の透明基板は、相互に対向する面(対向面)に、共通電極、カラーフィルタ(CF)及び配向膜等が形成されたCF基板である。他方の透明基板は、スイッチング素子として用いられる薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)、画素電極及び配向膜等が対向面に形成されたTFT基板である。TFT基板には、複数のゲートバスラインと、絶縁膜(ゲート絶縁膜)を介してゲートバスラインに交差する複数のドレインバスラインとが設けられている。なお、各バスラインの交差位置近傍には、ドレイン電極がドレインバスラインに接続されるTFTが形成されている。TFTのソース電極は、各画素領域に配置される画素電極に接続される。両基板の対向面と反対側の面には、各々偏光板が貼り付けられている。
【0003】
ところで、液晶表示装置において製造コストの低減は重要な課題である。製造コスト低減には、まず製造歩留まりの向上が強く望まれる。液晶表示装置の製造歩留まりを低下させる原因の一つに、TFT基板上に形成されたバスラインなどの配線パターンに生じる断線欠陥がある。従来から、TFT基板にはリペア配線が設けられている。バスラインに断線欠陥が発生した場合には、リペア配線を使用して断線欠陥が修復される。これにより液晶表示装置の表示不良を救済し、製造歩留まりを向上させている。
【0004】
図5は、従来のTFT基板の構成を示している。図5に示すように、TFT基板2上には、図中左右方向に延びる複数のゲートバスライン10(図5では4本示している)が形成されている。不図示の絶縁膜を介してゲートバスライン10に交差して、図中上下方向に延びる複数のドレインバスライン12(図5では12本示している)が形成されている。ゲートバスライン10は破線内の表示領域Aの外側の額縁領域Bまで延びており、一端に配置された複数の外部接続端子16にそれぞれ接続されている。同様にドレインバスライン12は額縁領域Bまで延びており、一端に配置された複数の外部接続端子14にそれぞれ接続されている。
【0005】
ドレインバスライン12は、所定本数毎にグループ分けされている。ドレインバスライン12の一端側(外部接続端子14側)の額縁領域Bには、ゲートバスライン10と同一層で形成されたリペア配線18が配置されている。リペア配線18は、各グループ毎のドレインバスライン12に絶縁膜を介して交差している。なお、本明細書中で「交差」とは、配線同士の少なくとも一部に、基板面に垂直方向に見て互いに重なっている重なり領域が形成されていることをいう。リペア配線18の一端は、外部接続端子20に接続されている。また、ドレインバスライン12の他端側の額縁領域Bには、ゲートバスライン10と同一層で形成されたリペア配線22がドレインバスライン12のグループ毎に配置されている。リペア配線22は、各グループ毎のドレインバスライン12に絶縁膜を介して交差している。リペア配線22の一端は外部接続端子24に接続されている。
【0006】
このような構成を有するTFT基板2において、断線が生じた断線欠陥部26を有する断線ドレインバスライン12’を修復する方法について説明する。断線ドレインバスライン12’とリペア配線18’とが絶縁膜を介して交差する交差位置(クロスポイント)と、断線ドレインバスライン12’とリペア配線22’とが絶縁膜を介して交差する交差位置とにレーザ光を照射して、断線ドレインバスライン12’と2本のリペア配線18’、22’とを電気的に接続する。リペア配線18’に接続された外部接続端子20’と、リペア配線22’に接続された外部接続端子24’とは、不図示の周辺回路を介して接続される。これにより、断線ドレインバスライン12’全体に階調信号が供給されるようになり、断線欠陥による液晶表示装置の表示不良が防止される。
【0007】
しかしながら、近年の狭額縁化の要求により額縁領域Bに形成できるリペア配線18、22の本数には設計上の制限がある。このため、上記の従来のTFT基板2では、1本のリペア配線18、22に交差するドレインバスライン12の本数が多くなり、リペア配線18、22とドレインバスライン12との交差位置で生じる付加容量が大きくなってしまう。これにより、信号の遅延及び信号波形の鈍りが生じてしまう。また、上記の構成では、グループ内では1本のドレインバスライン12しか修復することができない。
【0008】
上記の問題を解決するために、図6に示すようなリペア配線構成を有するTFT基板2がある。図6に示すように、TFT基板2上には、複数のゲートバスライン10と、ゲートバスライン10に絶縁膜を介して交差する複数のドレインバスライン12とが配置されている。ゲートバスライン10は額縁領域Bまで延びており、外部接続端子16に接続されている。同様に、ドレインバスライン12は額縁領域Bまで延びており、外部接続端子14に接続されている。ドレインバスライン12は、所定本数毎にk個(図6では3個)のグループにグループ分けされている。
【0009】
ドレインバスライン12の一端側(外部接続端子14側)の額縁領域Bには、ゲートバスライン10と同一層で形成されたn本(例えば2本)の第1のリペア配線32a、32bがグループ毎に配置されている。2本の第1のリペア配線32a、32bは、グループ毎のドレインバスライン12に絶縁膜を介して交差している。第1のリペア配線32a、32bの両端には、ドレインバスライン12と同一層で形成されたm本(本例では2×n本(=4本))の第2のリペア配線34a〜34dがグループ毎に配置されている。第1のリペア配線32aの一端は、第2のリペア配線34aの一端に絶縁膜を介して交差している。第1のリペア配線32aの他端は、第2のリペア配線34dの一端に絶縁膜を介して交差している。第1のリペア配線32bの一端は、第2のリペア配線34bの一端に絶縁膜を介して交差している。第1のリペア配線32bの他端は、第2のリペア配線34cの一端に絶縁膜を介して交差している。第2のリペア配線34a〜34dの他端は、外部接続端子36a〜36dにそれぞれ接続されている。
【0010】
また、ドレインバスライン12の他端側の額縁領域Bには、ゲートバスライン10と同一層で形成されたn本(2本)の第3のリペア配線33a、33bがグループ毎に配置されている。第3のリペア配線33a、33bは、グループ毎のドレインバスライン12に絶縁膜を介して交差している。第3のリペア配線33a、33bは、基板面に垂直方向に見て「コ」の字状に形成されている。第3のリペア配線33a、33bの両端は、ドレインバスライン12と同一層で形成された2×n本(4本)の第4のリペア配線35a〜35dに絶縁膜を介して交差している。第4のリペア配線35a〜35dの一端は、外部接続端子37a〜37dにそれぞれ接続されている。
【0011】
上記の構成では、グループ毎のドレインバスライン12の本数を減少させることにより、第1のリペア配線33a、33bと交差するドレインバスライン12の本数が減少し、付加容量も減少する。
【0012】
このような構成を有するTFT基板2において、断線が生じた断線欠陥部26を有する断線ドレインバスライン12’を修復する方法について説明する。この場合、以下のような(1)〜(4)の4通りの欠陥修復方法が存在する。
【0013】
(1)断線ドレインバスライン12’とリペア配線32aとが絶縁膜を介して交差する第1の交差位置w1にレーザ光を照射して、断線ドレインバスライン12’とリペア配線32aとを電気的に接続する。リペア配線32aとリペア配線34aとが絶縁膜を介して交差する第2の交差位置x1にレーザ光を照射して、リペア配線32aとリペア配線34aとを電気的に接続する。断線ドレインバスライン12’とリペア配線33aとが絶縁膜を介して交差する第3の交差位置y1にレーザ光を照射して、断線ドレインバスライン12’とリペア配線33aとを電気的に接続する。リペア配線33aとリペア配線35aとが絶縁膜を介して交差する第4の交差位置z1にレーザ光を照射して、リペア配線33aとリペア配線35aとを電気的に接続する。この場合、第1乃至第4の交差位置w1、x1、y1、z1がそれぞれ第1乃至第4の接続位置になる。リペア配線34aに接続された外部接続端子36aと、リペア配線35aに接続された外部接続端子37aとは、不図示の周辺回路を介して接続される。これにより、断線ドレインバスライン12’全体に階調信号が供給されるようになり、断線欠陥による液晶表示装置の表示不良が防止される。
【0014】
(2)断線ドレインバスライン12’とリペア配線32bとが絶縁膜を介して交差する第1の交差位置w2にレーザ光を照射して、断線ドレインバスライン12’とリペア配線32bとを電気的に接続する。リペア配線32bとリペア配線34bとが絶縁膜を介して交差する第2の交差位置x2にレーザ光を照射して、リペア配線32bとリペア配線34bとを電気的に接続する。断線ドレインバスライン12’とリペア配線33bとが絶縁膜を介して交差する第3の交差位置y2にレーザ光を照射して、断線ドレインバスライン12’とリペア配線33bとを電気的に接続する。リペア配線33bとリペア配線35bとが絶縁膜を介して交差する第4の交差位置z2にレーザ光を照射して、リペア配線33bとリペア配線35bとを電気的に接続する。この場合、第1乃至第4の交差位置w2、x2、y2、z2がそれぞれ第1乃至第4の接続位置になる。リペア配線34bに接続された外部接続端子36bと、リペア配線35bに接続された外部接続端子37bとは、不図示の周辺回路を介して接続される。これにより、断線ドレインバスライン12’全体に階調信号が供給されるようになり、断線欠陥による液晶表示装置の表示不良が防止される。
【0015】
(3)断線ドレインバスライン12’とリペア配線32bとが絶縁膜を介して交差する第1の交差位置w2にレーザ光を照射して、断線ドレインバスライン12’とリペア配線32bとを電気的に接続する。リペア配線32bとリペア配線34cとが絶縁膜を介して交差する第2の交差位置x3にレーザ光を照射して、リペア配線32bとリペア配線34cとを電気的に接続する。断線ドレインバスライン12’とリペア配線33bとが絶縁膜を介して交差する第3の交差位置y2にレーザ光を照射して、断線ドレインバスライン12’とリペア配線33bとを電気的に接続する。リペア配線33bとリペア配線35cとが絶縁膜を介して交差する第4の交差位置z3にレーザ光を照射して、リペア配線33bとリペア配線35cとを電気的に接続する。この場合、第1乃至第4の交差位置w2、x3、y2、z3がそれぞれ第1乃至第4の接続位置になる。リペア配線34cに接続された外部接続端子36cと、リペア配線35cに接続された外部接続端子37cとは、不図示の周辺回路を介して接続される。これにより、断線ドレインバスライン12’全体に階調信号が供給されるようになり、断線欠陥による液晶表示装置の表示不良が防止される。
【0016】
(4)断線ドレインバスライン12’とリペア配線32aとが絶縁膜を介して交差する第1の交差位置w1にレーザ光を照射して、断線ドレインバスライン12’とリペア配線32aとを電気的に接続する。リペア配線32aとリペア配線34dとが絶縁膜を介して交差する第2の交差位置x4にレーザ光を照射して、リペア配線32aとリペア配線34dとを電気的に接続する。断線ドレインバスライン12’とリペア配線33aとが絶縁膜を介して交差する第3の交差位置y1にレーザ光を照射して、断線ドレインバスライン12’とリペア配線33aとを電気的に接続する。リペア配線33aとリペア配線35dとが絶縁膜を介して交差する第4の交差位置z4にレーザ光を照射して、リペア配線33aとリペア配線35dとを電気的に接続する。この場合、第1乃至第4の交差位置w1、x4、y1、z4がそれぞれ第1乃至第4の接続位置になる。リペア配線34dに接続された外部接続端子36dと、リペア配線35dに接続された外部接続端子37dとは、不図示の周辺回路を介して接続される。これにより、断線ドレインバスライン12’全体に階調信号が供給されるようになり、断線欠陥による液晶表示装置の表示不良が防止される。
【0017】
以上のような4通りの欠陥修復方法を組み合わせて用い、さらに適切な切断位置(カッティングポイント)でリペア配線32a、32b、33a、33bを切断することにより、互いに同一グループ内であっても4本の断線ドレインバスライン12’を修復できる。
【0018】
また、付加容量を低減する方法の1つとして、不用なリペア配線を切除する方法がある。上記の欠陥修復方法(4)の場合、リペア配線32aの交差位置w1より交差位置x1側と、リペア配線33aの交差位置y1より交差位置z1側とを切断位置として、リペア配線32a、33aをレーザ光により切断する。これにより、リペア配線32a、33aとドレインバスライン12との交差部の個数を減少させることができ、付加容量を低減することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成のTFT基板2では、断線ドレインバスライン12’を修復する際に、レーザ光を照射する交差位置を適切に選択する必要がある。また、リペア配線32a、32b、33a、33bをレーザ光により切断する際に、切断位置を適切に選択する必要がある。しかし、これらの選択は作業者の判断により行われるため、選択ミスが生じてしまうおそれがある。選択ミスによりレーザ光の照射位置を誤ってしまいTFT基板2の修復が不可能になると、製造歩留まりが低下してしまうという問題が生じる。
【0020】
本発明の目的は、バスラインの断線欠陥の修復作業を容易にすることにより、作業工数の低減及び作業負担の軽減を実現し、それに伴い製造歩留まりが向上して製造コストが低減される液晶表示装置用基板の欠陥修復方法及びそれに用いられる欠陥修復装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、複数のバスラインのうち所定本数で構成されたグループ毎のバスラインに絶縁膜を介してそれぞれ交差して形成されたn本の第1のリペア配線と、前記第1のリペア配線に絶縁膜を介して交差して形成されたm本の第2のリペア配線とを備えた液晶表示装置用基板の断線欠陥が生じた断線バスラインを修復する欠陥修復方法において、前記断線バスラインの位置情報に基づいて、前記断線バスラインと前記第1のリペア配線とを接続する第1の接続位置と、前記第1のリペア配線と前記第2のリペア配線とを接続する第2の接続位置とからなる接続組合せを決定することを特徴とする液晶表示装置用基板の欠陥修復方法によって達成される。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態による液晶表示装置用基板の欠陥修復方法及びそれに用いられる欠陥修復装置について図1乃至図4を用いて説明する。図1は、液晶表示装置用基板の欠陥修復装置の概略構成を示すブロック図である。欠陥修復装置は、TFT基板2にレーザ光を照射するレーザ光照射部を有している。レーザ光照射部は、所定の照射波長のレーザ光を発振するレーザ発振器62を有している。レーザ光の照射方向には、レーザパワー調整用フィルタ64と、レーザ光のスポット形状を調整する加工形状変更用スリット66と、対物レンズ68とがこの順に配置されている。
【0023】
また、レーザ光照射部は、TFT基板2が載置され、基板面方向に移動可能なステージ60を有している。ステージ60には、TFT基板2の概略の位置決めを行う突当て72が取り付けられている。ステージ60の上方には、TFT基板2の位置補正用マークを読み取るための位置補正用マーク読取りカメラ70が配置されている。また、図示していないが、ステージ60の上方には、作業者がTFT基板2の状態を観察するための基板観察用カメラが配置されている。
【0024】
また、欠陥修復装置は、作業者が所定の情報を入力する入力部52を有している。入力部52は、キーボード、マウス、ステージ移動用コントローラ、及びレーザ発振スイッチ等で構成されている。入力部52は、制御部50に接続されている。制御部50には、表示部56が接続されている。表示部56はCRT等の表示装置で構成され、所定の情報を表示するようになっている。
【0025】
制御部50には、記憶部54が接続されている。記憶部54には、ステージ60の絶対位置と、TFT基板2の位置補正用マークの位置とから、ステージ60の絶対位置に対するTFT基板2の相対位置を算出するプログラムが格納されている。また記憶部54には、TFT基板2上に配置されたゲートバスライン10とドレインバスライン12とで形成されたマトリクスにおいて、各ゲートバスライン10及び各ドレインバスライン12にそれぞれ付されたバスライン番号で記述されたマトリクス上の座標をステージ60上の絶対座標に変換するプログラムが格納されている。さらに記憶部54には、後述する接続組合せ決定用テーブルや、切断組合せ決定用テーブル等が格納されている。
【0026】
また、記憶部54には、任意のドレインバスライン12に対して交差位置及び切断位置を特定する位置データ(計算式を含む)が格納されている。さらに、ドレインバスライン番号と交差位置及び切断位置とに基づいて必要なリペア配線を特定できるプログラムや、ドレインバスライン番号とリペア配線の情報とに基づいて交差位置及び切断位置とを特定できるプログラムが格納されている。
【0027】
次に、本実施の形態による液晶表示装置用基板の欠陥修復方法について図2乃至図4を用い、さらに図6を参照しつつ説明する。本実施の形態による欠陥修復方法の前提として、欠陥検査工程において、TFT基板2にはいくつかの断線ドレインバスライン12’が検出されているものとする。まず、ステージ60上にTFT基板2を載置する。TFT基板2の2辺を突当て72に接触させることにより、ほぼ所定の位置に載置できる。次に、TFT基板2上に配置された複数の位置補正用マークを位置補正用マーク読取りカメラ70で読み込む。このとき、ステージ60の移動軸と、TFT基板2上のゲートバスライン10及びドレインバスライン12の延伸方向とが平行になるように、ステージ60の絶対位置と、読み取った位置補正用マーク位置とを利用して、ステージ60に対するTFT基板2の相対位置を補正する。
【0028】
次に、例えば作業者は、前工程で取得された断線欠陥部26の位置情報のうちドレインバスライン座標(ドレインバスライン番号)情報を入力部52から入力する。ドレインバスライン番号は、例えば図6の左端のドレインバスライン12から順に付されており、例えば1から3840までである。制御部50は、入力されたドレインバスライン番号を記憶部54に一時的に格納する。断線欠陥部26の位置情報は、欠陥検査工程で用いられた欠陥検査装置から直接入力されるようにしてもよい。
【0029】
次に制御部50は、ドレインバスライン番号を記憶部54から読み出し、断線ドレインバスライン12’の本数L1を算出する。次に制御部50は、断線ドレインバスライン12’の本数L1と、第4のリペア配線35a〜35d(又は各グループ内での第2のリペア配線34a〜34d)の本数m(本例ではm=4)とを比較し、L1>mであれば、欠陥修復不可である旨を表示部56に出力する。次に制御部50は、各断線ドレインバスライン12’毎の接続組合せを以下のように決定する。ここで、接続組合せは、断線ドレインバスライン12’とリペア配線32a、32bのいずれかとの接続位置と、リペア配線32a、32bのいずれかとリペア配線34a〜34dのいずれか1つとの接続位置と、断線ドレインバスライン12’とリペア配線33a、33bのいずれかとの接続位置と、リペア配線33a、33bのいずれかとリペア配線35a〜35dのいずれか1つとの接続位置との組合せにより構成される。
【0030】
図2は、本実施の形態による液晶表示装置用基板の欠陥修復方法を示すフローチャートである。図3は、記憶部54に格納されている接続組合せ決定用テーブルの一例を示している。図3に示すように、接続組合せ決定用テーブルでは、接続組合せのパターン番号が特定されると、欠陥修復に使用するリペア配線の組合せ及び接続位置が一意に決定されるようになっている。例えば接続組合せがパターン1であれば、リペア配線32a、34a、33a、35aを接続位置w1、x1、y1、z1で接続させて断線欠陥が修復されるようになる。断線ドレインバスライン12’が特定されれば、各接続位置w1、x1、y1、z1の座標が決定される。
【0031】
図2に示すように、まず制御部50は、断線ドレインバスライン12’のうち、ドレインバスライン番号の最も小さい断線ドレインバスライン12’を抽出する(ステップS1)。次に制御部50は、抽出された断線ドレインバスライン12’の接続組合せを図3に示すパターン1に決定する(ステップS2)。次に、他の断線ドレインバスライン12’があれば(ステップS3)、ステップS1に戻り、パターン2〜4をこの順に決定する。他の断線ドレインバスライン12’がなければステップS4に進む。これにより、全ての断線ドレインバスライン12’の接続組合せが決定される。
【0032】
次に制御部50は、k個に分割された各グループの断線ドレインバスライン12’の本数L2(L2(1)〜L2(k))を順に算出する(ステップS5)。制御部50は、断線ドレインバスライン12’のグループ内の本数L2を第1のリペア配線n(本例ではn=2)と比較し(ステップS6)、L2≦nであればステップ8に進む。L2>nであればステップS7に進み、グループ毎に切断組合せを決定する。切断組合せは、第1のリペア配線32a、32b及び第3のリペア配線33a、33bを切断する切断位置の組合せにより構成される。
【0033】
図4は、記憶部54に格納されている切断組合せ決定用テーブルの一例を示している。図4に示すように、切断組合せ決定用テーブルでは、断線ドレインバスライン12’のグループ内の本数L2に基づき、切断の必要なリペア配線が特定されるようになっている(図4のテーブル内ではリペア配線の符号を示している)。例えばL2=3であれば、第1のリペア配線32b及び第3のリペア配線33bの切断が必要になる。第1のリペア配線32bを切断する第1の切断位置は、3本の断線ドレインバスライン12’のうち、バスライン番号の小さい方から2番目及び3番目の断線ドレインバスライン12’とリペア配線32bとの交差位置の間の略中間位置になる。第3のリペア配線33bを切断する第2の切断位置は、同様にバスライン番号の小さい方から2番目及び3番目の断線ドレインバスライン12’とリペア配線33bとの交差位置の間の略中間位置になる。上記の略中間位置が他のドレインバスライン12とリペア配線32b、33bとの交差位置である場合には、例えば当該略中間位置から所定距離だけ上記の2番目の断線ドレインバスライン12’側に移動させた位置を切断位置にする。また例えばL2=4であれば、第1のリペア配線32a、32b及び第3のリペア配線33a、33bの切断が必要になる。
【0034】
次に制御部50は、他のグループについても同様に切断組合せを決定する(ステップS8)。k個のグループの切断組合せを決定したらステップS9に進む。これにより、全ての断線ドレインバスライン12’の切断組合せが決定される。
【0035】
次に制御部50は、決定された接続組合せ及び切断組合せに基づいて、それぞれの接続位置及び切断位置からステージ60上の絶対座標に変換する。次に制御部50は、所定の絶対座標情報を出力してステージ60を移動させ、レーザ光の照射位置を相対的にTFT基板2上の所定の位置に移動させる。例えば、断線ドレインバスライン12’を修復するために必要な接続位置が4つある場合、制御部50はステージ60を移動させてレーザ光の照射位置を第1の接続位置に移動させ、停止させる。なお、作業者が、TFT基板2の断線欠陥部26を基板観察用カメラで観察しながら、ステージ移動用コントローラを用いてステージ60を移動させ、レーザ光の照射位置を第1の接続位置に配置させてもよい。ステージ60が停止すると、制御部50はレーザ光照射信号をレーザ発振器62に出力し、レーザ光を第1の接続位置に照射させる。次に制御部50は、ステージ60を移動させてレーザ光の照射位置を第2の接続位置に移動させ、停止させる。次に制御部50は、レーザ光照射信号をレーザ発振器62に出力し、レーザ光を第2の接続位置に照射させる。その後同様に、制御部50はレーザ光の照射位置を第3及び第4の接続位置に順次移動させ、レーザ光を照射させる。
【0036】
以下のように、作業者がレーザ発振スイッチ等を用いてレーザ発振器62にレーザ光を照射させるようにしてもよい。作業者は、キーボード等を用いてレーザ光のスポット形状の情報を入力する。制御部50は、入力されたレーザ光のスポット形状の情報に基づいて、加工形状変更用スリット66を動作させる。次に作業者は、キーボード等を用いてレーザ光の照射強度を入力する。制御部50は、入力されたレーザ光の照射強度の情報に基づき、レーザパワー調整用フィルタ64を動作させる。次に作業者は、レーザ発振信号をレーザ発振スイッチを用いて入力する。レーザ発振信号を入力した制御部50は、レーザ発振器62に所定の信号を出力しレーザ光を照射させる。次に、作業者が例えばキーボードの所定のキーを入力することにより、制御部50はステージ60を移動させてレーザ光の照射位置を次の接続位置に移動させ、停止させる。その後同様に、作業者の所定のキー入力等に基づき、制御部50はレーザ光の照射位置を所定の接続位置に順次移動させ、レーザ光を照射させる。
【0037】
以上の工程を経て、TFT基板2上の断線ドレインバスライン12’が修復される。なお、付加容量を低減するために、不用なリペア配線を切除する工程を加えてもよい。
【0038】
本実施の形態によれば、制御部50により接続位置及び切断位置が選択されるため、作業者の判断を必要としない。このため、作業者による選択ミスが生じることがない。その結果、TFT基板2を容易かつ確実に修復できるようになる。
【0039】
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、ドレインバスライン番号に基づいて接続組合せ及び切断組合せが決定されているが、本発明はこれに限らず、優先的に使用するリペア配線等の情報に基づいて接続組合せ及び切断組合せを決定してもよい。
【0040】
また、上記実施の形態では、ドレインバスライン番号の小さい断線ドレインバスライン12’から昇順に接続組合せが決定されているが、本発明はこれに限らず、ドレインバスライン番号の大きい断線ドレインバスライン12’から降順に接続組合せを決定してもよい。
【0041】
以上説明した実施の形態による液晶表示装置用基板の欠陥修復方法及びそれに用いられる欠陥修復装置は、以下のようにまとめられる。
(付記1)
複数のバスラインのうち所定本数で構成されたグループ毎のバスラインに絶縁膜を介してそれぞれ交差して形成されたn本の第1のリペア配線と、前記第1のリペア配線に絶縁膜を介して交差して形成されたm本の第2のリペア配線とを備えた液晶表示装置用基板の断線欠陥が生じた断線バスラインを修復する欠陥修復方法において、
前記断線バスラインの位置情報に基づいて、前記断線バスラインと前記第1のリペア配線とを接続する第1の接続位置と、前記第1のリペア配線と前記第2のリペア配線とを接続する第2の接続位置とからなる接続組合せを決定すること
を特徴とする液晶表示装置用基板の欠陥修復方法。
【0042】
(付記2)
付記1記載の液晶表示装置用基板の欠陥修復方法において、
前記位置情報に基づいて、前記第1のリペア配線を切断する第1の切断位置からなる切断組合せを前記グループ毎にさらに決定すること
を特徴とする液晶表示装置用基板の欠陥修復方法。
【0043】
(付記3)
複数のバスラインのうち所定本数で構成されたグループ毎のバスラインの一端に絶縁膜を介してそれぞれ交差して形成されたn本の第1のリペア配線と、前記第1のリペア配線に絶縁膜を介して交差して形成されたm本の第2のリペア配線と、前記バスラインの他端に絶縁膜を介してそれぞれ交差して形成されたn本の第3のリペア配線と、前記第3のリペア配線に絶縁膜を介して交差して形成されたm本の第4のリペア配線とを備えた液晶表示装置用基板の断線欠陥が生じた断線バスラインを修復する欠陥修復方法において、
前記断線バスラインの位置情報に基づいて、前記断線バスラインの一端と前記第1のリペア配線とを接続する第1の接続位置と、前記第1のリペア配線と前記第2のリペア配線とを接続する第2の接続位置と、前記断線バスラインの他端と前記第3のリペア配線とを接続する第3の接続位置と、前記第3のリペア配線と前記第4のリペア配線とを接続する第4の接続位置とからなる接続組合せを決定すること
を特徴とする液晶表示装置用基板の欠陥修復方法。
【0044】
(付記4)
付記3記載の液晶表示装置用基板の欠陥修復方法において、
前記位置情報に基づいて、前記第1のリペア配線を切断する第1の切断位置と、前記第3のリペア配線を切断する第2の切断位置とからなる切断組合せを前記グループ毎にさらに決定すること
を特徴とする液晶表示装置用基板の欠陥修復方法。
【0045】
(付記5)
付記2又は4に記載の液晶表示装置用基板の欠陥修復方法において、
前記切断組合せは、前記断線バスラインの本数が前記グループ内でn本より多いときに決定されること
を特徴とする液晶表示装置用基板の欠陥修復方法。
【0046】
(付記6)
付記1乃至5のいずれか1項に記載の液晶表示装置用基板の欠陥修復方法において、
前記位置情報は、前記バスライン毎に付与されたバスライン番号であること
を特徴とする液晶表示装置用基板の欠陥修復方法。
【0047】
(付記7)
付記6記載の液晶表示装置用基板の欠陥修復方法において、
前記接続組合せは、前記バスライン番号順に決定されること
を特徴とする液晶表示装置用基板の欠陥修復方法。
【0048】
(付記8)
複数のバスラインに絶縁膜を介して交差して形成された第1のリペア配線と、複数の前記第1のリペア配線に絶縁膜を介して交差して形成された第2のリペア配線とを備えた液晶表示装置用基板の断線欠陥が生じた断線バスラインを修復する欠陥修復装置において、
前記断線バスラインの位置情報が入力される入力部と、
前記位置情報に基づいて、前記断線バスラインと前記第1のリペア配線とを接続する第1の接続位置と、前記第1のリペア配線と前記第2のリペア配線とを接続する第2の接続位置とからなる接続組合せを前記断線バスライン毎に決定する制御部と、
前記接続組合せに基づいて前記液晶表示装置用基板を移動させ、所定位置にレーザ光を照射するレーザ光照射部と
を有することを特徴とする液晶表示装置用基板の欠陥修復装置。
【0049】
(付記9)
複数のバスラインの一端に絶縁膜を介して交差して形成された第1のリペア配線と、前記第1のリペア配線に絶縁膜を介して交差して形成された第2のリペア配線と、前記バスラインの他端に絶縁膜を介して交差して形成された第3のリペア配線と、前記第3のリペア配線に絶縁膜を介して交差して形成された第4のリペア配線とを備えた液晶表示装置用基板の断線欠陥が生じた断線バスラインを修復する欠陥修復装置において、
前記断線バスラインの位置情報が入力される入力部と、
前記位置情報に基づいて、前記断線バスラインの一端と前記第1のリペア配線とを接続する第1の接続位置と、前記第1のリペア配線と前記第2のリペア配線とを接続する第2の接続位置と、前記断線バスラインの他端と前記第3のリペア配線とを接続する第3の接続位置と、前記第3のリペア配線と前記第4のリペア配線とを接続する第4の接続位置とからなる接続組合せを前記断線バスライン毎に決定する制御部と、
前記接続組合せに基づいて前記液晶表示装置用基板を移動させ、所定位置にレーザ光を照射するレーザ光照射部と
を有することを特徴とする液晶表示装置用基板の欠陥修復装置。
【0050】
(付記10)
付記8又は9に記載の液晶表示装置用基板の欠陥修復装置において、
前記接続組合せを決定するための接続組合せ決定用テーブルが格納された記憶部をさらに有していること
を特徴とする液晶表示装置用基板の欠陥修復装置。
【0051】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、バスラインの断線欠陥の修復作業を容易にすることにより、作業工数の低減及び作業負担の軽減を実現し、それに伴い製造歩留まりが向上して製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による液晶表示装置用基板の欠陥修復装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態による液晶表示装置用基板の欠陥修復方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施の形態による液晶表示装置用基板の欠陥修復方法に用いる接続組合せ決定用テーブルを示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態による液晶表示装置用基板の欠陥修復方法に用いる切断組合せ決定用テーブルを示す図である。
【図5】従来の液晶表示装置用基板の概略構成を示す図である。
【図6】従来の他の液晶表示装置用基板の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
2 TFT基板
10 ゲートバスライン
12 ドレインバスライン
12’ 断線ドレインバスライン
14、16、20、24、36a〜36d、37a〜37d 外部接続端子
18、22、32a、32b、33a、33b、34a〜34d、35a〜35d リペア配線
26 断線欠陥部
50 制御部
52 入力部
54 記憶部
56 表示部
60 ステージ
62 レーザ発振器
64 レーザパワー調整用フィルタ
66 加工形状変更用スリット
68 対物レンズ
70 位置補正用マーク読取りカメラ
72 突当て
A 表示領域
B 額縁領域
w1、w2、x1〜x4、y1、y2、z1〜z4 接続位置

Claims (2)

  1. 複数のバスラインのうち4本で構成されたグループ毎のバスラインの一端に絶縁膜を介してそれぞれ交差して形成された本の第1のリペア配線と、前記第1のリペア配線の各々の両端1本ずつ絶縁膜を介して交差して形成された第2のリペア配線と、前記バスラインの他端に絶縁膜を介してそれぞれ交差して形成された本の第3のリペア配線と、前記第3のリペア配線の両端に絶縁膜を介して交差して形成された4本の第4のリペア配線とを備え、前記第4のリペア配線は全ての前記第3のリペア配線と交差して形成された液晶表示装置用基板の断線欠陥が生じた断線バスラインを欠陥修復装置を用いて修復する欠陥修復方法において、
    前記欠陥修復装置は、少なくとも、制御部と、該制御部に接続されている記憶部と、レーザ発振器とを有し、
    前記記憶部には、前記グループにおける、前記バスラインの一端と前記第1のリペア配線のいずれかとの組合せと、前記いずれかの第1のリペア配線とその両端で交差する前記第2のリペア配線のいずれかとの組合せと、前記バスラインの他端と前記第3のリペア配線のいずれかとの組合せと、前記いずれかの第3のリペア配線とその両端で交差するいずれかの前記第4のリペア配線の2つの交差点のうちのいずれかとの組合せとからなる接続組合せがそれぞれ異なるパターン番号1乃至4の4つのパターンが規定された接続組合せ決定用テーブルが格納されており、
    前記制御部が、前記断線バスラインの位置情報に基づいて、前記断線バスラインの一つを抽出する第1の工程と、
    前記制御部が、前記接続組合せ決定用テーブルを参照して、前記抽出された断線バスライン用のパターンをパターン番号順に決定する第2の工程と、
    前記制御部が、他の断線バスラインがあるかどうかを判断し、他の断線バスラインがあれば第4の工程に進み、他の断線バスラインがなければ第5の工程に進む第3の工程と、
    前記制御部が前記他の断線バスラインについて前記第1乃至第3の工程を行い、前記他の断線バスライン用のパターンを順に次の番号のパターンに決定する第4の工程と
    前記制御部が、各グループ内の断線バスラインの数をカウントし、グループ内の断線バスラインの数が3であれば、一方の前記第1のリペア配線を切断する第1のカッティングポイントと、一方の前記第3のリペア配線を切断する第2のカッティングポイントとを決定し、グループ内の断線バスラインの数が4であれば、両方の前記第1のリペア配線を切断する第3のカッティングポイントと、両方の前記第3のリペア配線を切断する第4のカッティングポイントとを決定する第5の工程と
    前記レーザ発振器で、前記断線バスラインのそれぞれに対し、決定されたパターン番号に基づいて特定される接続位置にレーザ光を照射して配線を接続し、前記カッティングポイントに基づいて特定される切断位置にレーザ光を照射して配線を切断する第6の工程と
    を有することを特徴とする欠陥修復方法。
  2. 複数のバスラインのうち4本で構成されたグループ毎のバスラインの一端に絶縁膜を介してそれぞれ交差して形成された2本の第1のリペア配線と、前記第1のリペア配線の各々の両端1本ずつ絶縁膜を介して交差して形成された第2のリペア配線と、前記バスラインの他端に絶縁膜を介してそれぞれ交差して形成された2本の第3のリペア配線と、前記第3のリペア配線の両端に絶縁膜を介して交差して形成された4本の第4のリペア配線とを備え、前記第4のリペア配線は全ての前記第3のリペア配線と交差して形成された液晶表示装置用基板の断線欠陥が生じた断線バスラインを修復する欠陥修復装置において、
    前記断線バスラインの位置情報が入力される入力部と、
    前記グループにおける、前記バスラインの一端と前記第1のリペア配線のいずれかとの組合せと、前記いずれかの第1のリペア配線とその両端で交差する前記第2のリペア配線のいずれかとの組合せと、前記バスラインの他端と前記第3のリペア配線のいずれかとの組合せと、前記いずれかの第3のリペア配線とその両端で交差するいずれかの前記第4のリペア配線の2つの交差点のうちのいずれかとの組合せとからなる接続組合せがそれぞれ異なるパターン番号1乃至4の4つのパターンが規定された接続組合せ決定用テーブルが格納された記憶部と、
    前記断線バスラインの位置情報に基づいて前記断線バスラインの一つを抽出し、前記接続組合せ決定用テーブルを参照して前記抽出された断線バスライン用のパターンをパターン番号順に決定し、他の断線バスラインがあれば同様にして前記他の断線バスライン用のパターンを順に次の番号のパターンに決定し、前記グループ内の前記断線バスラインの数が3であれば、当該グループ内の2本の前記第1のリペア配線の一方を切断する第1のカッティングポイントと、2本の前記第3のリペア配線の一方を切断する第2のカッティングポイントとを決定し、前記グループ内の前記断線バスラインの数が4であれば、両方の前記第1のリペア配線を切断する第3のカッティングポイントと、両方の前記第3のリペア配線を切断する第4のカッティングポイントとを決定する制御部と、
    前記断線バスラインのそれぞれに対し、決定されたパターン番号に基づいて特定される接続位置に前記液晶表示装置用基板を移動させてレーザ光を照射して配線を接続し、前記カッティングポイントに基づいて特定される切断位置にレーザ光を照射して配線を切断するレーザ光照射部と
    を有することを特徴とする液晶表示装置用基板の欠陥修復装置。
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