JP4321931B2 - 表示機能付包装箱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、商品の包装及び陳列に使用する紙箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、店頭で商品を棚に載せて陳列する際には、商品名や価格を表示したプレートを棚の前面に沿って取り付ける。このような表示は、箱入りの商品を蓋を開けて陳列する際にも同様に行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような表示は、側方から見にくく、棚に沿って歩く買い物客の目に止まりにくいという問題がある。
【0004】
そこで、この発明は、商品の包装箱を利用して、側方からの視認性を高めることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明は、前壁に繋がる蓋の側縁に表示部材を連設し、前壁から蓋に至る部分に折目に挟まれた裏重板、表面板及び下折板を順次配し、蓋から表示部材を起こして二つ折りし、裏重板を斜前下方へ折り曲げ、表面板を斜後上方へ折り返して、表示部材の先端部を裏重板と表面板の間に挟み、下折板を下方へ折り曲げて前壁の後側に重ね合わせると、前面で傾斜した表面板の側部から表示部材が突出した状態で保持されるようにしたのである。
【0006】
また、前壁に前切線を設けて表示部材を形成し、この表示部材の中央に縦折線を、先端に係合片をそれぞれ設け、表示部材の基端が繋がる前壁の端部に係合溝を形成し、前切線を切断して、前壁を両端下部を残して切り開き、表示部材を縦折線沿いに二つ折りして係合片を係合溝に係合させると、前面一側から突出した表示部材の戻りが防止されるようにしたのである。
【0007】
このような包装箱では、表示部材を前方に突出させることにより、側方からの視認性を向上させ、消費者への訴求力の高い陳列を行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明の第1実施形態を図1乃至図7に基づいて説明する。図1に示すブランクにおいて、前壁1の一側縁には側壁2、後壁3、側壁4及び継代片5が順次連設され、前壁1及び後壁3の下縁には底片6が、側壁2、4の下縁には底板7がそれぞれ連設されている。前壁1の上縁には蓋8が、側壁2、4の上縁には蓋受片9がそれぞれ連設され、蓋8の先端部には封止片10が設けられている。
【0009】
前壁1と側壁2の稜線及び側壁4と継代片5の稜線には上端から下方へミシン目による前切線11が設けられ、前壁1及び継代片5には、これらを貼り合わせたとき前切線11を結ぶ外折線12が設けられている。また、蓋8には、折返線13、下折線14及び蓋切線15が基端側から先端側へ順次設けられている。蓋切線15はジッパとなっている。
【0010】
ここで、前壁1の外折線12より下方は前立板16、外折線12と折返線13に挟まれた部分は裏重板17、折返線13と下折線14に挟まれた部分は表面板18、下折線14と蓋切線15に挟まれた部分は下折板19とされている。そして、裏重板17と表面板18とは同じ大きさとされ、下折板19の長さは前立板16より短く設定されている。
【0011】
表面板18の側縁からは表示部材20が延出され、この表示部材には対称な一対の表示片21、21と、挟持片22とが基端側から順次配置されている。
【0012】
前立板16の上縁には切込により差込片23が突設され、下折線14沿いには差込片23が差し込まれる差込孔24が設けられている。また、挟持片22の内側縁には突起25が設けられ、下折線14沿いには突起25が係合する切込26が設けられている。そのほか、側壁2、4には、前切線11の下端から後板3の上縁へ向かってジッパ及びミシン目により側切線27が設けられている。
【0013】
上記のようなブランクを組み立てて商品を包装するには、図2及び図3に示すように、前壁1、側壁2、後壁3及び側壁4を筒状に折り曲げ、継代片5を前壁1に貼着し、底片6と底板7とを一組ずつ貼り合わせ、対向する底板7同士を係合させる。その後、商品Gを箱内に収納し、蓋受片9を内側へ折り曲げ、蓋8を閉じ、封止片10を後壁3と蓋受片9の間に差し込んで封緘する。
【0014】
そして、商品を陳列する際には、図4に示すように、蓋8を開き、蓋切線15を切断して蓋8の先端部を切り取り、前切線11及び側切線27を切断して、側壁2、4の上部を除去する。次いで、蓋8から表示部材20を起こし、図5に示すように、表示片21同士を重ね、裏重板17を外折線12沿いに斜前下方へ折り曲げ、図6及び図7に示すように、表面板18を折返線13沿いに斜後上方へ折り返して、挟持片22を裏重板17と表面板18の間に挟み、下折板19を下折線14沿いに下方へ折り曲げて前立板16の後側に重ね、突起25を切込26に係合させ、差込片23を差込孔24に差し込む。
【0015】
このように変形すると、前面で傾斜した表面板18の側部から表示部材20が突出し、表示片21を側方から見ることができるので、表面板18及び表示片21に商品の宣伝、価格等を記載しておくことにより、消費者への訴求力が高い陳列が可能となる。
【0016】
次に、この発明の第2実施形態を図8乃至図12に基づいて説明する。図8に示すブランクにおいて、前壁51の一側縁には側壁52及び後壁53が、他側縁には側壁54及び継代片55がそれぞれ順次連設され、前壁51及び後壁53の下縁には底片56が、側壁52、54の下縁には底板57がそれぞれ連設されている。後壁53の上縁には蓋58が、側壁52、54の上縁には蓋受片59がそれぞれ連設され、蓋58の先端部には封止片60が設けられている。
【0017】
前壁51にはミシン目により前切線61が設けられ、その上方に、前壁51の両端下部を残して全幅に亘る表示部材62が形成されている。この表示部材62には、中央の縦折線63を挟む一対の表示片64、64と、先端から突出して側壁52に切れ込む係合片65とが設けられ、表示部材62の基端が繋がる前壁51の端部には、係合片65が係合する係合溝66が形成されている。
【0018】
側壁52、54には、その上部を切り取るための側切線67がジッパ及びミシン目により形成され、蓋58の中央部には、両端部の横折線68と、これを繋ぐ円弧状の切目線69とが設けられている。後壁53には、封止片60が差し込まれる差込孔70が設けられている。
【0019】
上記のようなブランクを組み立てて商品を包装するには、図9及び図10に示すように、前壁51、側壁52、後壁53及び側壁54を筒状に折り曲げ、継代片55を後壁53に貼着し、底片56と底板57とを一組ずつ貼り合わせ、対向する底板57同士を係合させる。その後、商品Gを箱内に収納し、蓋受片59を内側へ折り曲げ、蓋58を閉じ、封止片60を前壁51と蓋受片59の間に差し込んで封緘する。
【0020】
そして、商品を陳列する際には、図11及び図12に示すように、蓋58を開いて、横折線68沿いに二つ折りし、封止片60を差込孔70に差し込んで蓋58の戻りを阻止し、側切線67を切断して、側壁52、54の上部を除去すると共に、前切線61を切断し、表示部材62を縦折線63沿いに二つ折りして前方に突出させ、係合片65を係合溝66に係合させて表示部材62の戻りを防止する。
【0021】
このように変形すると、前壁51の開口の一側部から表示部材62が突出し、商品Gの正面と共に、表示片64を側方から見ることができるので、表示片64に商品の宣伝、価格等を記載しておくことにより、消費者への訴求力が高い陳列が可能となる。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係る包装箱では、蓋から延出し、又は前壁を切り開いた表示部材を二つ折りにしてその根元を固定し、前面から突出させることとしたので、側方からの視認性に優れた訴求力の高い陳列を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のブランクを示す図
【図2】同上の包装用組立過程を示す斜視図
【図3】同上の包装状態を示す斜視図
【図4】同上の陳列状態への変形過程を示す斜視図
【図5】同上の陳列状態への変形過程を示す斜視図
【図6】同上の陳列状態を示す斜視図
【図7】同上の縦断側面図
【図8】第2実施形態のブランクを示す図
【図9】同上の包装用組立過程を示す斜視図
【図10】同上の包装状態を示す斜視図
【図11】同上の陳列状態を示す斜視図
【図12】同上の縦断側面図
【符号の説明】
1 前壁
2、4 側壁
3 後壁
8 蓋
11 前切線
12 外折線
13 折返線
14 下折線
15 蓋切線
16 前立板
17 蓋重板
18 表面板
19 下折板
20 表示部材
21 表示片
22 挟持片
51 前壁
52、54 側壁
53 後壁
58 蓋
61 前切線
62 表示部材
63 縦折線
64 表示片
65 係合片
66 係合溝
Claims (2)
- 前壁1に繋がる蓋8の側縁に表示部材20を連設し、前壁1から蓋8に至る部分に折目に挟まれた裏重板17、表面板18及び下折板19を順次配し、蓋8から表示部材20を起こして二つ折りし、裏重板17を斜前下方へ折り曲げ、表面板18を斜後上方へ折り返して、表示部材20の先端部を裏重板17と表面板18の間に挟み、下折板19を下方へ折り曲げて前壁1の後側に重ね合わせると、前面で傾斜した表面板18の側部から表示部材20が突出した状態で保持される表示機能付包装箱。
- 前壁51に前切線61を設けて表示部材62を形成し、この表示部材62の中央に縦折線63を、先端に係合片65をそれぞれ設け、表示部材62の基端が繋がる前壁51の端部に係合溝66を形成し、前切線61を切断して、前壁51を両端下部を残して切り開き、表示部材62を縦折線63沿いに二つ折りして係合片65を係合溝66に係合させると、前面一側から突出した表示部材62の戻りが防止される表示機能付包装箱。
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