JP2007039119A - 景品収納部付き包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】商品に景品を付属させて簡単に包装でき、景品と商品の取り出しが容易で、廃棄しやすい景品収納部付き包装体を提供する。
【解決手段】商品包装部1を、帯状に繋がる底板3、一対の側板4及び上板5を折り曲げて形成し、景品収納部2を、一方の側板4の上延部8に順次繋がる天板9及び側延板10の上延部8を折り曲げ、側延板10を他方の側板4に貼り付け、天板9の両端から延びる端閉板11を閉じて形成する。側延板10に景品収納部2の開封用切目線15を入れ、また、側板4に商品包装部1の開封用切目線16を入れ、切目線15,16を、その中間の切始側から両端の切終側へ向けてV字状に斜向させる。
【選択図】図3
【解決手段】商品包装部1を、帯状に繋がる底板3、一対の側板4及び上板5を折り曲げて形成し、景品収納部2を、一方の側板4の上延部8に順次繋がる天板9及び側延板10の上延部8を折り曲げ、側延板10を他方の側板4に貼り付け、天板9の両端から延びる端閉板11を閉じて形成する。側延板10に景品収納部2の開封用切目線15を入れ、また、側板4に商品包装部1の開封用切目線16を入れ、切目線15,16を、その中間の切始側から両端の切終側へ向けてV字状に斜向させる。
【選択図】図3
Description
この発明は、飲料缶等の商品に景品を付属させて販売する景品収納部付き包装体に関するものである。
従来より、飲料メーカーの販売促進施策の一環として、飲料缶等の商品に景品を付属させることが行われており、この際、景品は、複数の商品を集合包装する紙製包装体に粘着テープ等で貼着することが一般的である。
ところが、この場合、店頭で景品のみが取り去られる事態が多発するため、その対策として、商品と景品とをそれぞれの収納部を有する直方体状の包装箱に収納して販売することが考えられている。
しかしながら、上記のような包装箱を用いると、流通過程で複数の商品を集合包装したり、景品を添付する作業に手間がかかるという問題がある。また、購入者が景品や商品を取り出しにくく、開封後の廃棄物が嵩張るという問題もある。
そこで、この発明は、商品に景品を付属させて簡単に包装でき、景品と商品の取り出しが容易で、廃棄しやすい景品収納部付き包装体を提供することを課題とする。
上記のような課題を解決するため、この発明は、商品包装部に景品収納部を付属させた包装体において、商品包装部を、帯状に繋がる底板、一対の側板及び上板を折り曲げて形成し、景品収納部を、一方の側板の上延部に繋がる側延板の上延部を折り曲げ、側延板を他方の側板に貼り付け、端閉板を閉じて形成し、側延板に景品収納部の開封用切目線を入れ、また、いずれかの側板に商品包装部の開封用切目線を入れ、これらの切目線を、その中間の切始側から両端の切終側へ向けてV字状に斜向するものとしたのである。
また、前記底板及び上板の両端から延出した保持片を内側へ折り曲げ、この保持片を商品に係合させて、商品包装部の側面から商品を抜け止めしたのである。
さらに、一方の側板の上延部と側延板の上延部との間に天板を介在させ、端閉板を天板の両端から延出し、端閉板の先端に設けた係止片を、上板に設けた係止穴に係合させて、景品収納部を封緘したのである。
この景品収納部付き包装体では、景品収納部に景品を予め収納しておき、店頭で商品包装部に側面から商品を収納することができるので、流通過程での作業負荷を軽減することができ、店頭で景品だけが取り去られることもない。
また、切目線の切断に伴い、景品収納部を開封し、景品のみを取り出すことができ、また、商品包装部を開封し、商品を簡単に取り出すことができる。
さらに、開封後、包装体が平板状になるため、廃棄時に嵩張ることがなく、切目線をV字状に入れたものでは、切裂帯等のごみが別途発生することもない。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
この包装体は、商品として2本の飲料缶を纏めて包装し、これらの飲料缶に景品を付属させるものである。そして、この包装体のブランクは、板紙を材料とし、図1に示すように、商品包装部1となる部分と、景品収納部2となる部分とが帯状に繋がった構成とされている。
商品包装部1となる部分では、底板3の両側に一対の側板4が連設され、一方の側板4に景品収納部2となる部分が繋がっている。他方の側板4には、上板5及び継代片6が順次連設され、上板5の両端には半円状の保持片7が連設されている。底板3の中央部には切溝が設けられ、両側板4の底板3との境界部には複数本の罫線が入れられている。
景品収納部2となる部分では、一方の側板4に上延部8を介して天板9が連設され、さらに上延部8を介して側延板10が連設されている。一方の側板4及び側延板10の上延部8の両端は、天板9へかけて斜め内側に切断され、天板9の両端には端閉板11及び差込片12が順次連設されている。
また、上記各部分において、端閉板11の先端中央部には、差込片12への切込により係止片13が設けられ、上板5には、三角状で底辺に切目が入った一対の係止穴14が頂部同士を向き合わせて設けられている。
さらに、側延板10及び他方の側板4には、ジッパ形の切目線15,16がそれぞれ入れられ、切目線15,16は、中間の切始側から両端の切終側へ向けてV字状に斜向している。切目線16の切始側には、押込片17が切込により形成されている。
このようなブランクから成る包装体を組み立てるには、まず、図2に示すように、商品包装部1となる部分において、ブランクを底板3と他方の側板4との境界の罫線に沿って折り重ね、継代片6を一方の側板4の上延部8の下方に貼り付ける。また、景品収納部2となる部分を折り返し、側延板10を切目線15の外側で他方の側板4に貼り付ける。
そして、この包装体を使用する際には、飲料メーカーにおいて、一方の側板4及び側延板10の上延部8を起こし、立体化した景品収納部2に景品Eを収納して、端閉板11を閉じ、差込片12を景品収納部2に差し込み、係止片13を係止穴14に係合させ、景品収納部2を封緘した状態で、包装体を多数積み重ねて外箱に収納し、小売店へ配送する。
その後、小売店の店頭において、図3に示すように、底板3から一対の側板4を起こして、保持片7を内側に折り曲げ、立体化した商品包装部1に側面の開口部から飲料缶Cを挿入すると、保持片7が反発により飲料缶Cの上下端面の外周部に係合し、飲料缶Cが商品包装部1の側面から抜け止めされる。
上記のような景品収納部付き包装体では、景品収納部2に景品Eを予め収納しておき、店頭で商品包装部1に側面から飲料缶Cを収納することができるので、流通過程での作業負荷を軽減することができ、店頭で景品Eだけが取り去られることもない。
また、この包装状態では、商品の購入者が店頭から包装体を持ち帰る際、景品収納部2の対向する端閉板11を握って包装体を持ち上げたとき、端閉板11の下部が景品収納部2の内側へ押し込まれて、対向する端閉板11が上広がりに傾くので、手が滑って包装体を落下させる危険性が減少する。
一方、この包装体から景品Eを取り出す際には、図4に示すように、切目線15を切断して、側延板10を分割すると、景品収納部2が開封されるので、飲料缶Cの取り出しに先立って、景品Eのみを取り出すことができる。
また、飲料缶Cを取り出す際には、図5に示すように、押込片17を押し込み、切目線16を切断して、他方の側板4を分割すると、商品包装部1が開封されるので、飲料缶Cを簡単に取り出すことができる。
さらに、商品包装部1及び景品収納部2を開封した後、この包装体は、平板状に展開されるため、廃棄時に嵩張ることがなく、切目線15,16をV字状に入れたことにより、切裂帯等のごみが別途発生することもない。なお、商品包装部1の切目線16は、対向するいずれの側板4に入れてもよい。
ところで、上記実施形態では、商品包装部1と景品収納部2とが1枚のブランクから成るものを例示したが、商品包装部1と景品収納部2とを別体とし、一方の側板4の上部で継ぎ合わせるようにしてもよい。
また、商品包装部1は、継代片6の貼り付けによる接合に替えて、一般的な6缶入りの集合包装体のように、両方の側板4の下端から延長した底板同士を底面で噛み合わせることにより、角筒状に接合する形式としてもよい。
さらに、景品収納部2は、天板9を省略し、一方の側板4の上延部8と側延板10の上延部8とが直接繋がって三角屋根状の形状をなし、一方の上延部8から端閉板11が延びるような構成としてもよい。
1 商品包装部
2 景品収納部
3 底板
4 側板
5 上板
6 継代片
7 保持片
8 上延部
9 天板
10 側延板
11 端閉板
12 差込片
13 係止片
14 係止穴
15,16 切目線
17 押込片
2 景品収納部
3 底板
4 側板
5 上板
6 継代片
7 保持片
8 上延部
9 天板
10 側延板
11 端閉板
12 差込片
13 係止片
14 係止穴
15,16 切目線
17 押込片
Claims (6)
- 商品包装部1に景品収納部2を付属させた包装体において、商品包装部1を、帯状に繋がる底板3、一対の側板4及び上板5を折り曲げて形成し、景品収納部2を、一方の側板4の上延部8に繋がる側延板10の上延部8を折り曲げ、側延板10を他方の側板4に貼り付け、端閉板11を閉じて形成し、側延板10に景品収納部2の開封用切目線15を入れたことを特徴とする景品収納部付き包装体。
- 請求項1に記載の景品収納部付き包装体において、いずれかの側板4に商品包装部1の開封用切目線16を入れたことを特徴とする景品収納部付き包装体。
- 請求項1又は2に記載の景品収納部付き包装体において、切目線15,16を、その中間の切始側から両端の切終側へ向けてV字状に斜向するものとしたことを特徴とする景品収納部付き包装体。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の景品収納部付き包装体において、底板3及び上板5の両端から延出した保持片7を内側へ折り曲げ、この保持片7を商品に係合させて、商品包装部1の側面から商品を抜け止めしたことを特徴とする景品収納部付き包装体。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の景品収納部付き包装体において、一方の側板4の上延部8と側延板10の上延部8との間に天板9を介在させ、端閉板11を天板9の両端から延出したことを特徴とする景品収納部付き包装体。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載の景品収納部付き包装体において、端閉板11の先端に設けた係止片13を、上板5に設けた係止穴14に係合させて、景品収納部2を封緘したことを特徴とする景品収納部付き包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005228060A JP2007039119A (ja) | 2005-08-05 | 2005-08-05 | 景品収納部付き包装体 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=37797460
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2007039119A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015009889A (ja) * | 2013-07-02 | 2015-01-19 | 大阪シーリング印刷株式会社 | 包装用フィルム |
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-
2005
- 2005-08-05 JP JP2005228060A patent/JP2007039119A/ja active Pending
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