JP4320831B2 - 移動体端末及びデータ更新システム - Google Patents

移動体端末及びデータ更新システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は何らかのデータを記憶した移動体端末及びデータ更新システムに関し、例えば、地図などのナビゲーション用データの更新に好適な移動体端末及びデータ更新システムの改良に関するものである。
【0002】
【背景技術】
一般的なナビゲーション装置では、CD−ROMやDVD−ROMなどによって地図などのナビゲーションデータが供給されており、その内容を新しいものに更新する場合には、通常新しい内容のCD−ROMなどを新規購入する必要がある。しかし、この方法では、データ更新の頻度に限界があり、またユーザが更新を行わないと、古い内容のデータのままナビゲーションが行われるという不都合がある。
【0003】
これに対し、データ更新の手法として、特開平8−95488号公報に記載された電子地図システム及びカーナビゲーション装置がある。これは、地形変化や道路新設などの更新地図データを外部から通信によって取得し、自動的に内蔵地図データを更新することで最新地図を表示するようにすることを目的としたものである。この背景技術によれば、端末局側の交信手段は、定時通信により、ホスト局から最新の更新地図データを受信する。更新地図データには、道路の新設や工事に伴うデータが含まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した背景技術では、データの更新が端末局毎に行われるため、多数の端末局がある場合には必ずしも効率的とはいえない。また、定時通信でデータ更新を行うため、ホスト局側に必要な更新データがないときは、データ更新を行うことができないという不都合もある。
【0005】
更に、車載用のナビゲーション装置の場合は、状況によっては、ホスト局との通信を良好に行うことができない可能性がある。例えば、都市部を走行しているような場合、ビルなど電波の受信の障害にあるものが多く、ホスト局側との通信が途切れたり、全く不通になってしまう可能性もある。従って、上述した背景技術のように、定時通信によってデータを更新する手法では、必ずしも良好にデータを更新できない可能性がある。
【0006】
本発明は、以上の点に着目したもので、データの更新を確実に行うことができる効率的なシステムを提供することを、その目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、データの記憶装置を有し、センタ側から送信された更新データに基づいて前記記憶装置のデータを更新する移動体端末において、前記センタが作成したタイムスケジュールと、前記記憶装置に記憶されている更新データの更新日時を比較し、受信すべき新規の更新データがあるかどうかを判断するデータ判断手段,該データ判断手段によって新規の更新データがあると判断された場合に、前記タイムスケジュールから、該当する更新データの送信日時を読み出す送信日時判断手段;該送信日時判断手段によって読み出された送信日時に、該当する更新データの受信を開始する受信手段;受信した更新データに基づいて、前記記憶装置のデータを更新するデータ更新手段;記送信日時判断手段によって読み出された送信日時に前記受信手段に駆動用の電源を供給し、前記更新データの受信後に前記受信手段の駆動用の電源の供給を停止する電源供給手段;を備えたことを特徴とする。
【0008】
主要な形態の一つは、前記受信手段は、前記センタ側から送信された現在時刻を受信し、該現在時刻に基づいて移動体端末の時刻を補正することを特徴とする。
【0009】
本発明のデータ更新システムは、前記いずれかの移動体端末;前記タイムスケジュールに基づいて、該当する更新データを送信するセンタ;センタから送信された更新データを、前記移動体端末に対して放送する放送衛星;を含むことを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について詳細に説明する。図1には、本形態の構成が示されている。同図に示すように、本形態は、車両側のナビゲーション装置100,データセンタないしは情報センタ150,及び放送衛星200によって構成されている。これらのうち、ナビゲーション装置100は、中央処理装置10を中心に、入力装置12,計時部14,ROM16,RAM18,センサ20,表示装置22,記憶装置24,電源供給部26,通信装置28が含まれている。これらのうち、中央処理装置10は、CPUを中心に構成されており、ROM16や記憶装置24に格納されているプログラムに基づいて経路探索や経路案内などの各種のナビゲーション処理や、図5及び図7のフローチャートに示したデータ更新処理を実行する。
【0011】
入力装置12は、タッチパネル,ボタンスイッチ,リモコンスイッチなど適宜の入力手段によって構成されている。運転者などの車両搭乗者の使い勝手を考慮して、音声入力装置を含んでもよい。計時部14は、日時の計測を行うものである。ROM16は、処理に必要なプログラムのうち、BIOSなどの基本的なものが格納されたメモリである。RAM18は、処理時に適宜利用されるメモリである。センサ20は、GPSセンサ,速度センサ,ジャイロセンサなどを含んでおり、これらによってナビゲーションに必要なデータが得られるようになっている。表示装置22は、タッチパネルが表示面に設けられた液晶モニタやCRTなどによって構成されており、経路案内における地図表示を始めとする各種の表示が行われる。
【0012】
記憶装置24は、例えばハードディスクなどの記憶メディアを利用したものである。本形態では、ナビゲーションデータ記憶部24Aの他に、プログラム記憶部24B,更新データ記憶部24C,タイムスケジュール記憶部24Dを備えている。これらのうち、ナビゲーションデータ記憶部24Aには、ナビゲーションに必要なデータ,例えば地図データや経路案内データが記憶されている。プログラム記憶部24Bには、ナビゲーションやデータ更新などの各種の処理プログラムが記憶されている。更新データ記憶部24Cは、更新されたナビゲーションデータを記憶するためのものである。タイムスケジュール記憶部24Dは、データ更新のタイムスケジュールを記憶するためのものである。電源供給部26は、中央処理装置10からの指示に基づいて通信装置28に駆動電源を供給するためのものである。通信装置28は、放送衛星200から放送されたデータを受信するためのものである。
【0013】
次に、データセンタ150は、中央処理装置30,通信装置32,記憶装置34,計時部36を含んでいる。中央処理装置30は、CPUを中心に構成されている。通信装置32は、放送衛星200と通信するためのもので、データセンタ150から送信されたデータが放送衛星200によって放送される構成となっている。記憶装置34は、更新データなどの送信やタイムスケジュール作成用のプログラムを格納したプログラム記憶部34A,更新すべきデータを格納した更新データ記憶部34B,タイムスケジュール作成に利用されるタイムスケジュール作成部34Cなどを含んでいる。計時部36は、日時を計測するためのものである。
【0014】
上述した更新データは、車両側のナビゲーションデータを更新するためのデータで、道路の新設,工事,交通規制などのナビゲーション用のデータの更新内容の他、ナビゲーションプログラムの更新内容も含んでいる。この更新データは、例えば図2に示すように、個々の識別番号(データNo.)と更新日(更新データの作成日)で表されている。例えば、九州地区に関する更新データは、データNoが「07−001」,「07−002」……「07−00n」となっている。そして、例えばデータNo「07−001」の更新日は「98.10.20」であるという具合である。他の地区の更新データについても同様である。このように、本形態によれば、更新データは、各地区毎に細分化されている。このようにすることで、例えば車両側が断続的にしかデータを受信できないような場合でも、受信に成功する可能性が高くなるように配慮されている。
【0015】
上述したタイムスケジュールは、更新データの送信のスケジュールを示すもので、例えば図3に示すように、ある週における更新データの送信時刻をテーブル化したものである。同図の例では、データNo「07−103」,更新日1999年01月11日の更新データは、15時30分45秒〜47秒の間に放送される。データNo「01−103」,更新日1999年01月11日の更新データは、1時30分45秒〜47秒の間に放送される。他の更新データについても、図示の通りである。
【0016】
各更新データのデータNoを単位とした送信日時データは、予め定められて記憶装置34に格納されている。中央処理装置30は、それらの送信日時データから、該当する週のものを抽出し、図3に示すようなテーブルとする。このとき、記憶装置34のタイムテーブル作成部34Bが利用される。なお、タイムスケジュールテーブルを予め作成して記憶装置34に格納しておいてもよい。このデータ更新のタイムスケジュールテーブルは、予め設定された時刻でデータセンタ150から放送衛星200に送信され、各車両に向けて放送される。
【0017】
次に、以上のように構成された本形態の作用を説明する。まず、概要を説明すると、ナビゲーション装置100は、最初にデータ更新のタイムスケジュールを、データセンタ150から放送衛星200を介して受信する。データセンタ150によるタイムスケジュール送信処理は図4のフローチャートに従って行なわれ、ナビゲーション装置100におけるタイムスケジュール取得処理は図5のフローチャートに従って行なわれる。次に、データセンタ150は、前記タイムスケジュールに基づいて、図6のフローチャートに従い、更新データを放送衛星200から放送する。ナビゲーション装置100は、放送される更新データを、図7のフローチャートに従って受信し、データを更新する。以下、順に説明する。
【0018】
(1)センタ側におけるタイムスケジュールの送信……データセンタ150では、計時部36で日時がカウントされており(ステップS60)、これが中央処理装置30で参照されている。そして、予め定めた送信時刻となったときは(ステップS62のYes)、記憶装置34のタイムスケジュール作成部34Cに作成されたタイムスケジュールが通信装置32から放送衛星200に送信される(ステップS64)。
【0019】
(2)車両側におけるタイムスケジュールの受信……車両側のナビゲーション装置100では、ユーザによって入力装置12によりタイムスケジュールの受信時刻が設定される(ステップS10でYes)。なお、この受信時刻の設定を、データセンタ150から送信される送信時刻を受信して自動で設定するようにしてもよい。計時部14では日時の計時が行われる(ステップS12)。そして、タイムスケジュール受信の設定時刻となると(ステップS14でYes)、中央処理装置10によって電源供給部26が駆動され、通信装置28の電源がオンとなる(ステップS16)。
【0020】
そして、一定の受信待機時間の経過までにタイムスケジュールを受信したときは(ステップS26,S18でyes)、受信したタイムスケジュールを記憶装置24のタイムスケジュール記憶部24Dに格納される(ステップS22)。なお、データセンタ150からは、後述するように放送衛星200を介して正確な現在時刻も送信されるので、必要があれば自車の時刻を補正する(ステップS20)。タイムスケジュールを受信して格納した後は、中央処理装置10によって電源供給部26により、通信装置28の電源がオフとなる(ステップS24)。
【0021】
(3)センタ側における更新データの送信……データセンタ150では、送信したタイムスケジュールに基づいて、図6の手順で該当する更新データを送信する。すなわち、中央処理装置30は、計時部36における計時を参照し(ステップS72)、送信すべき更新データがあるときは(ステップS74でYes)、該当する更新データを記憶装置34の更新データ記憶部34Bから読み出して、通信装置32で放送衛星200に送信する(ステップS76)。更新データは、タイムスケジュール通りに放送衛星200から地上に向けて送信される。なお、このとき、更新データと平行して、次週のタイムスケジュールと正確な現在時刻が常時送信される。
【0022】
(4)車両側における更新データの受信……図7に示す更新データの受信処理は、タイムスケジュールを受信したことにより開始する(ステップS30でYes)。中央処理装置10は、記憶装置24の更新データ記憶部24Cに記憶されている更新データの更新日と、タイムスケジュール記憶部24Dに記憶されているタイムスケジュールの更新日時を比較する(ステップS32)。その結果、受信すべき更新データ,すなわち新規更新データがあるときは(ステップS34のYes)、その送信日時をタイムスケジュールから読み出す(ステップS36)。なお、週のスケジュールが終了した時点で、自動的に中央処理装置10の電源をオンとし、次の週のタイムスケジュールと現在の更新データの更新日時とを照合し、更新可能なデータの更新スケジュールの日時を全て抽出するようにしてもよい。
【0023】
例えば、記憶装置24のタイムスケジュール記憶部24Dに図3のタイムスケジュールが格納されており、また、既受信の更新データが「データNo.07−103,更新日98.10.20」であるとする。この場合、タイムスケジュールを参照すると、データNO.07−103の更新日は図3から「99.01.11」であり、前記既受信のデータよりも新しい。このようなときに、前記ステップS34でYesとなる。そして、タイムスケジュールのデータNO.07−103のの送信日時である「15:30:45」がタイムスケジュールから読み出される。
【0024】
中央処理装置10は、計時部14を参照し(ステップS38)、タイムスケジュールから読み出した新規更新データの送信日時となったら(ステップS40のYes)、電源供給部26によって通信装置28の電源をオンとする(ステップS42)。そして、所定の受信待機時間の経過までに新規更新データを受信したときは(ステップS50,S44のYes)、受信したデータに基づいて更新データ記憶部24Cの該当データが更新される。前記例では、データNo07−103が新規更新データによって更新される。なお、データ更新後、更新日時も新規更新データの更新日時に更新される。データ更新後、電源供給部26によって通信装置28の電源はオフとなる(ステップS48)。
【0025】
このように、車両用ナビゲーション装置100は、受信したタイムスケジュールよって更新データの送信時刻を判別し、判別された時刻に通信装置の電源をオンとする。そして、更新データを受信すると、受信した更新データに基づいて車両側で保持しているデータを更新する。
【0026】
本発明には数多くの実施形態があり、以上の開示に基づいて多様に改変することが可能である。例えば、次のようなものも含まれる。
(1)同一のデータを複数回送信するようにしてもよい。そうすると、複数回の更新処理が可能となり、通信障害などがあっても良好にデータ更新を行うことができる。
(2)更新対象としては、地図データや経路探索用プログラムなど、ナビゲーション用の各種のデータに対して適用可能である。
(3)上述した更新データやタイムスケジュールは一例であり、必要に応じて適宜設定してよい。
(4)データを更新したときに、その旨をユーザに映像や音声で通知するようにしてもよい。
(5)前記形態は、本発明を車両用のナビゲーション装置に適用したものであるが、歩行者用移動端末など各種の移動体に適用可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次のような効果がある。
(1)車両用端末の記億装置のデータのうち更新すべきデータを判断し、該判断されたデータについての更新データの送信日時に受信を開始するので、定時通信を行う場合に比べて、更新データを確実に取得できる。
(2)受信手段は、前記判断された日時に電源が供給され更新データの受信を開始するので、更新データを省電力で確実に取得できる。
【0028】
次に、他の発明について説明する。本発明は、前方道路上の障害物を検出し、ドライバに報知する車両用報知装置に関するものである。
【0029】
1.従来技術……従来、ビデオカメラで撮像した道路画像と赤外線カメラ等により撮像した道路の温度分布とを合成して表示し、道路領域に特定の温度部分がある場合に警報を発することにより、ユーザに障害物を回避させるようにした装置が提案されている(特開平8ー263784号参照)。例えば、道路領域上に低温部分が検出されれば雪や氷が存在すると判断し、高温部分が検出されれば人間や動物が存在すると判定する。そして、それらを回避するように警報や表示を行う。
【0030】
2.解決しようとする課題……しかしながら、このような従来技術では、道路領域に特定の温度部分があれば、ドライバが容易に現認できる場合でも警報が発せられてしまう。このため、ドライバが警報に慣れてしまい、本来の役目を果たすことができなくなる可能性がある。
【0031】
3.課題を解決するための手段……本発明は、以下の特徴を有する。
(1)移動体前方に、肉眼で視認困難な障害物が存在する場合に、その旨を報知することを特徴とする障害報知方法。
(2)暗視カメラと人間の目の感度で撮像する可視カメラにより同一の走行障害物を撮像し、前記暗視カメラにより撮像された暗視画像の走行障害物像のうち、前記可視カメラにより撮像された可視画像に存在しない走行障害物像を判別し、該判別された走行障害物像についてユーザが認識できるように報知することを特徴とする車両用報知装置。
【0032】
4.実施形態……以下、本発明の一実施形態を説明する。図8には、本形態の構成が示されている。この例は、本形態の報知装置をナビゲーション装置に適用したものである。図8に示すように、本装置は、中央処理装置50を中心に、入力装置52,ROM54,RAM56,センサ58,表示装置60,記憶装置62,暗視カメラ64,可視カメラ66が含まれている。中央処理装置50は、CPUを中心に構成されており、ROM54や記憶装置62のプログラム領域62Aに格納されているプログラムに基づいて経路探索や経路案内などの各種のナビゲーション処理や、図10のフローチャートに示した走行障害物判断・報知処理を実行する。
【0033】
入力装置52は、タッチパネル,ボタンスイッチ,リモコンスイッチなど適宜の入力手段によって構成されている。運転者などの車両搭乗者の使い勝手を考慮して、音声入力装置を含んでもよい。ROM54は、処理に必要なプログラムのうち、BIOSなどの基本的なものが格納されたメモリである。RAM56は、処理時に適宜利用されるメモリである。センサ58は、GPSセンサ,速度センサ,ジャイロセンサなどを含んでおり、これらによってナビゲーションに必要なデータが得られるようになっている。表示装置60は、タッチパネルが表示面に設けられた液晶モニタやCRTなどによって構成されており、経路案内における地図表示を始めとする各種の表示が行われる。
【0034】
記憶装置62は、例えばCD−ROMやDVD−ROMなどの記憶メディアを利用したものである。本形態では、プログラム記憶部62Aに動作に、ナビゲーションや障害物判断・報知などの各種の処理プログラムが記憶されている。暗視カメラ64は、赤外線カメラ,高感度カメラ,サーモグラフィなどの暗視画像を撮像するカメラである。可視カメラ66は、可視光のもとで撮像を行う通常の可視画像を撮像するカメラである。暗視カメラ64と可視力メラ66は、車両前方の同一範囲を撮像できるように、車両に取り付けられている。
【0035】
次に、図9に示すような場合を例として、本形態の動作を説明する。図9では、障害物として人物h1,h2が車両前方に存在している。そして、人物h1は街灯Lに照らされており、人物h2は照らされていない。図10には、障害物判断・報知処理動作のフローチャートが示されている。ユーザ(ドライバ)が初期画面等において、入力装置52の操作によって予め「走行障害物報知モード」を選択すると、同図のステップS102以下が実行される(ステップS100でYes)。すなわち、暗視カメラ64,可視カメラ66による撮像が開始され(ステップS102,S106)、1フレーム分の暗視画像,可視画像が取り込まれる(ステップS104,S108)。
【0036】
上述した図9の場合、図11(A)に示す暗視画像と、同図(B)に示す可視画像がそれぞれRAM56に格納される(S14、S18)。図11(A)の暗視画像中には、走行障害物領域h1,h2が存在する。ここで、走行障害物とは、歩行者,動物,凍結道など、通常の車両走行の障害となるものをいう。これら走行障害物領域h1,h2の存在のため、ステップS20の判断はYesとなる。なお、ステップS20における領域の判断は、公知の領域抽出手段等により実行される。
【0037】
次に、各走行障害物領域毎に対応する可視画像の領域について、平均明るさを演算する(ステップS114)。明るさは、例えば同領域の各画素の平均輝度又は、平均明度等により求める。そして、求めた平均明るさを予め設定したしきい値と比較する(ステップS116)。その結果、走行障害物領域の平均明るさがしきい値以下の場合は(ステップS116のYes)、その走行障害物領域についてユーザは視認できないと推定し(ステップS116でYes)、走行障害物報知用の音声出力を行う(ステップS118)。以上の動作は、カウンタを設定し(ステップS112)、各走行障害物領域毎に対応する可視画像の領域のすべてについて順に行われる(ステップS120,122)。
【0038】
上述した図9の例では、ステップS112における走行障害物領域はh1,h2の2つなので、総数n=2となる。走行障害物領域h1に対応する可視画像の領域h3(図11(C)参照)は、街灯Lに照らされており、同領域h3の各画素の平均輝度>しきい値となる(ステップS116でNo)。しかし、走行障害物領域h2に対応する可視画像の領域h4(図11(C)参照)は、街灯Lに照らされておらず、同領域h4の各画素の平均輝度<しきい値となる(ステップS116でYes)。従って、同走行障害物領域h2については、報知用の音声が出力される(ステップS118)。報知用の音声は、例えば、「ビービー前方右側に歩行者がいます。」などである。又は、図11(D)に示すように、表示装置60の画面上のh2位置において、h2の像を点滅させる。全ての走行障害物領域について処理が実行されると、ステップS102,S106で再度画像が取り込まれ、上記処理が繰り返される。
【0039】
5.他の態様……本発明には数多くの実施形態があり、以上の開示に基づいて多様に改変することが可能である。例えば、次のようなものも含まれる。
(1)前記報知装置をナビゲーション装置と組み合わせ、ナビゲーションによって検出された現在位置と地図データを参照することにより、現在位置が山奥などの街灯等のない地域と判別された場合に、図10のステップS10の障害物報知モードとなるようにしてもよい。この場合、街灯などのない地域の位置を特定するデータを、ナビゲーションデータに含めるようにする。
【0040】
(2)暗視力メラが赤外線カメラであるときなど、可能であれば、暗視カメラと可視カメラを共用するようにしてもよい。図12には、その一例が示されている。同図において、車両前方画像は、撮像光学系70によって撮像され、分波器72で赤外線と可視光線に分波される。赤外線は赤外線モニタ74に供給され、可視光線は可視光線モニタ76に供給される。これらモニタ74,76の画像に対しては、中央処理装置50(図8参照)で、上述した画像解析が行われ、ドライバにとって認識困難な障害物が検出される。なお、図8では表示装置を1台としたが、図12のように、暗視用と可視用にそれぞれ表示装置を設けるようにしてもよい。
(3)図8では、障害物報知装置をナビゲーション装置に組み込んだが、別個の装置構成とすることを妨げるものではない。
【0041】
6.発明の効果……このように、本発明によれば、暗視カメラと人間の目の感度で撮像する可視カメラにより同一の走行障害物が撮像される。そして、前記暗視カメラにより撮像された暗視画像の走行障害物像のうち、前記可視カメラにより撮像された可視画像は人間の目で視認されていると推定して除外し、他の視認されていないと考えられる走行障害物についてユーザにその旨が報知される。すなわち、可視画像にない走行障害物像,つまり、可視画像に全く存在しないか、闇夜のカラスのように周囲に溶け込んでほとんど存在しないと考えられるような障害物が検出される。そして、ユーザが認識できるような手段,例えば音声の出力や検出された障害物の表示などの方法でその旨が報知される。従って、ユーザが容易に認識できるか、もしくは容易に認識できると推定される走行障害物についは報知されないため、頻繁に警報が発せられる煩わしさを解消できる。また、警報に対する慣れが防止され、本来の役目を果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ更新を行う移動体端末の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】前記形態における更新データと更新日の一例を示す図である。
【図3】前記形態におけるデータ更新のタイムスケジュールを示す図である。
【図4】前記形態におけるタイムスケジュール送信処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】前記形態におけるタイムスケジュール受信処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】前記形態における更新データ送信処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】前記形態における更新データ受信処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】他の発明である障害報知装置の一実施形態を示すブロック図である。
【図9】車両前方の障害物の状況の一例を示す図である。
【図10】前記実施形態における障害物判断及び報知処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】前記障害物判断及び報知処理の手順の様子を示す図である。
【図12】障害物報知装置の他の形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…中央処理装置
12…入力装置
14…計時部
20…センサ
22…表示装置
24A…ナビゲーションデータ記憶部
24B…プログラム記憶部
24C…更新データ記憶部
24D…タイムスケジュール記憶部
24…記憶装置
26…電源供給部
28…通信装置
30…中央処理装置
32…通信装置
34…記憶装置
34A…プログラム記憶部
34B…更新データ記憶部
34C…タイムスケジュール作成部
36…計時部
50…中央処理装置
52…入力装置
58…センサ
60…表示装置
62…記憶装置
62A…プログラム記憶部
64…暗視カメラ
66…可視カメラ
70…撮像光学系
72…分波器
74,76…モニタ
100…ナビゲーション装置
150…データセンタ
200…放送衛星
h1,h2…走行障害物領域

Claims (3)

  1. データの記憶装置を有し、センタ側から送信された更新データに基づいて前記記憶装置のデータを更新する移動体端末において、
    前記センタが作成したタイムスケジュールと、前記記憶装置に記憶されている更新データの更新日時を比較し、受信すべき新規の更新データがあるかどうかを判断するデータ判断手段,
    該データ判断手段によって新規の更新データがあると判断された場合に、前記タイムスケジュールから、該当する更新データの送信日時を読み出す送信日時判断手段;
    該送信日時判断手段によって読み出された送信日時に、該当する更新データの受信を開始する受信手段;
    受信した更新データに基づいて、前記記憶装置のデータを更新するデータ更新手段;
    記送信日時判断手段によって読み出された送信日時に前記受信手段に駆動用の電源を供給し、前記更新データの受信後に前記受信手段の駆動用の電源の供給を停止する電源供給手段;
    を備えたことを特徴とする移動体端末。
  2. 請求項1記載の移動体端末であって、
    前記受信手段は、前記センタ側から送信された現在時刻を受信し、該現在時刻に基づいて移動体端末の時刻を補正することを特徴とする移動体端末。
  3. 請求項1又は2記載の移動体端末;
    前記タイムスケジュールに基づいて、該当する更新データを送信するセンタ;
    該センタから送信された更新データを、前記移動体端末に対して放送する放送衛星;
    を含むことを特徴とするデータ更新システム。
JP09542899A 1999-04-01 1999-04-01 移動体端末及びデータ更新システム Expired - Fee Related JP4320831B2 (ja)

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