JP4319898B2 - 沈砂池のスクリーン構造 - Google Patents

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Description

本発明は、下水処理施設等における沈砂池のスクリーン構造に関するものである。
下水中に含まれる土砂を沈降分離させる沈砂池の構造例として、例えば特許文献1や特許文献2に記載された構造を挙げることができる。これは、池の底部において局部的に凹状に形成された沈砂ピットと、この沈砂ピットに集められた沈砂を池の外部に排出するポンプ設備と、沈砂ピットの上部を閉塞する沈砂透過用のスクリーンと、このスクリーンの上部において水を噴射する噴射ノズルとを備えた構成からなる。
下水中には、土砂の他に繊維物や空き缶、プラスチック成型品等の様々な夾雑物(以降、し渣という)が含まれており、これらは通常、沈砂池内の上流側に設置された除塵機である程度取り除かれるが、この除塵機を通過した一部のし渣が前記ポンプ設備に入り込むと、ポンプの配管部が詰まるおそれがある。前記沈砂透過用のスクリーンはこの問題に対処するべく設けられたものであり、し渣の侵入を阻止して沈砂のみを沈砂ピットに透過させる機能を担うものである。そして、スクリーン上のし渣は前記噴射ノズルからの水によって取り除かれるようになっている。
特公平7−49105号公報(第2頁、第1図及び第2図) 特開2003−205285号公報(段落0028〜0038、図3〜図5)
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載されているスクリーンはいずれも、複数のバーを間隔的に配してスクリーン目を溝とする、いわゆるバースクリーン構造からなるものであり、当該スクリーン構造によれば、固形的なし渣の除去については有効であるものの、自由自在に変形する布状のし渣、特に紐状のし渣はバーに絡みやすく、一旦絡むと、前記水の噴射によっても容易には除去できないという問題がある。これらのし渣をスクリーン上で放置しておくと、次第にし渣が成長していき、悪臭の原因になるなどの不都合が生じる。
本発明は、このような問題を解消するために創作されたものであり、自由自在に変形する布状、紐状のし渣が絡みにくくなる沈砂池のスクリーン構造を提供することを目的としている。
前記課題を解決するため、本発明は、沈砂ピットと、該沈砂ピット内の沈砂を外部に排出するポンプ設備と、前記沈砂ピットの上部を閉塞する沈砂透過用のスクリーンと、該スクリーンの上面に沿って水を噴射する噴射ノズルと、を備えた沈砂池において、前記スクリーンは、スクリーン目が形成されたスクリーン板と、該スクリーン板の縁部に取り付けられ、且つ前記噴射ノズルが取り付けられてその内部が該噴射ノズルへの水の供給路として形成される枠フレームと、から構成され、前記スクリーン板は、スクリーン目が孔として形成された多孔板からなるスクリーン構造とした。
当該構造によれば、スクリーン目が溝ではなく孔として形成されることから、布状、紐状のし渣が絡みにくくなり、噴射される水により容易に除去される。
また、前記スクリーン板は、その上面部が互いに区画された複数の波状空間部を有するように沈砂池の水流方向から見て波型に形成され、前記噴射ノズルは、前記各波状空間部にそれぞれ対応して臨むように複数配設されている構成とした。
当該構成によれば、隣接し合う噴射ノズルからの水が互いに干渉しなくなり、つまり噴流に乱れが生じにくくなるので、し渣を効率的に除去できる。
本発明によれば、沈砂ピット上に配設されるスクリーンにおいて布状、紐状のし渣が絡みにくくなり、噴射される水により容易に除去されるようになる。
図1は沈砂池全体の側断面説明図、図2はスクリーン周りを示す側断面説明図、図3は図2におけるA矢視図、図4は図2におけるB−B断面図、図5はスクリーンの外観斜視図である。
図1に示すように下水処理施設の沈砂池1において、その底部には例えば、後記するようにさらに下流側に形成された沈砂ピット4へ沈砂を掻き寄せるための掻き寄せ機3が配設されている。この掻き寄せ機3は、掻き寄せ板を移動させる構造のものやスクリューコンベア方式等、公知の構造のものが適用できる。
沈砂池1は、図2に示すように、底部において局部的に凹状に形成された沈砂ピット4と、沈砂ピット4内の沈砂を外部に排出するポンプ設備5と、沈砂ピット4の上部を閉塞する沈砂透過用のスクリーン6と、スクリーン6の上面に沿って水を噴射する噴射ノズル7とを備える。本実施形態において、沈砂ピット4は、側面視して下流側の上端部が上流側の上端部よりも高い位置となるように形成されており、したがって、沈砂ピット4を閉塞するスクリーン6も下流側上がりに斜めとなるように設置されている。ポンプ設備5としては例えば公知のジェットポンプが適用され、鉛直状の配管5aがスクリーン6に形成された貫通孔を通過して、その下端に形成された沈砂の吸い込み口が沈砂ピット4内に臨むように配設されている。
本発明は、スクリーン6として、スクリーン目が形成されたスクリーン板8と、スクリーン板8の縁部に取り付けられ、且つ噴射ノズル7が取り付けられてその内部が噴射ノズル7への水の供給路9aとして形成される枠フレーム9と、から構成し、スクリーン板8を、図3や図5に示すようにスクリーン目が孔8aとして形成された多孔板としたことを主な特徴とするものである。
スクリーン板8は例えば矩形状の鋼板材からなり、複数の円形状の孔8aがマトリックス状に穿設されている。孔径としては例えば50mm前後、孔ピッチは板面に対して100mm前後である。スクリーン板8の上流側の縁部及び左右の側縁には、角パイプ材からなる枠フレーム9が溶接等により固設されており、上流側に位置する枠フレーム9の部位には、複数の噴射ノズル7が下流側に向けて水を噴射するように間隔的に取り付けられている。また、枠フレーム9には図5に示すように水の供給源側に接続する管部10が取り付けられている。なお、前記孔8aの径や形状、間隔はこれらに限定されず、沈砂が流下可能な態様であれば足りる。
本発明によれば、スクリーン目が従来のように複数のバーによって形成される溝ではなく、板面の孔8aとして形成されるので、形状が自由自在に変化する布状のし渣や紐状のし渣がスクリーン板8に絡みにくくなる。したがって、噴射ノズル7からの水の噴流によってこれらのし渣を容易に下流側へと除去できることになる。
また、スクリーン板8を平板とする態様の他に、本実施形態のように、その上面部が互いに区画された複数の波状空間部11を有するように、図4に示すようにスクリーン板8を沈砂池の水流方向から見て山部と谷部からなる波型に形成し、且つ、噴射ノズル7を、図3に示すように、各波状空間部11にそれぞれ対応して臨むように配設すれば、各噴射ノズル7からの水を拡散させることなく、それぞれの波状空間部11に沿って下流側へと噴流させることができる。したがって、隣接し合う噴射ノズル7間での噴流の干渉が防止され、噴流速度も維持されて、し渣を効率的に下流側に流すことができる。
また、波型とすることでスクリーン板8の強度が上がるので、補強部材等を別途介在させる必要がなくなる。また、投影面積が同じ場合、平板の場合に比して波板の方が板面の実面積が大きくなるので、その分、孔8aの形成数を多く確保でき、沈砂の透過効率に優れることとなる。
以上のように、噴射ノズル7によって下流側に流されたし渣は、例えば図示しない除塵機によって沈砂池1の外部に除去される。この除塵機としては公知のバースクリーン構造を有したし渣掻き揚げ機が適用できる。なお、本実施形態では、沈砂池1の上流側に除塵機を配設していないが、この上流側に除塵機を設け、下水中の比較的大きなし渣を予め除去する態様とすることもできる。
以上、本発明について好適な実施形態を説明した。孔8aとしては、円形状の孔に限られることなく角孔として形成しても良い。その他、本発明は、その構成要素について図面に記載されたものに限られることなく適宜に設計変更が可能である。
沈砂池全体の側断面説明図である。 スクリーン周りを示す側断面説明図である。 図2におけるA矢視図である。 図2におけるB−B断面図である。 スクリーンの外観斜視図である。
符号の説明
1 沈砂池
4 沈砂ピット
5 ポンプ設備
6 スクリーン
7 噴射ノズル
8 スクリーン板
8a 孔
9 枠フレーム
11 波状空間部

Claims (2)

  1. 沈砂ピットと、該沈砂ピット内の沈砂を外部に排出するポンプ設備と、前記沈砂ピットの上部を閉塞する沈砂透過用のスクリーンと、該スクリーンの上面に沿って水を噴射する噴射ノズルと、を備えた沈砂池において、
    前記スクリーンは、スクリーン目が形成されたスクリーン板と、該スクリーン板の縁部に取り付けられ、且つ前記噴射ノズルが取り付けられてその内部が該噴射ノズルへの水の供給路として形成される枠フレームと、から構成され、
    前記スクリーン板は、スクリーン目が孔として形成された多孔板からなることを特徴とする沈砂池のスクリーン構造。
  2. 前記スクリーン板は、その上面部が互いに区画された複数の波状空間部を有するように沈砂池の水流方向から見て波型に形成され、前記噴射ノズルは、前記各波状空間部にそれぞれ対応して臨むように複数配設されていることを特徴とする請求項1に記載の沈砂池のスクリーン構造。
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