JPH0756333Y2 - トラベリングスクリ−ン - Google Patents

トラベリングスクリ−ン

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JPH0756333Y2
JPH0756333Y2 JP5755785U JP5755785U JPH0756333Y2 JP H0756333 Y2 JPH0756333 Y2 JP H0756333Y2 JP 5755785 U JP5755785 U JP 5755785U JP 5755785 U JP5755785 U JP 5755785U JP H0756333 Y2 JPH0756333 Y2 JP H0756333Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
frame
screen
traveling screen
submersible pump
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP5755785U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61173524U (ja
Inventor
政雄 黒瀬
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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  • Special Spraying Apparatus (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案の産業上の利用分野は,取水口に設けられ水中の
塵芥を補捉するトラベリングスクリーンに関する分野で
ある。
〔従来の技術〕
例えば海に近い発電所などにおいては,冷却水として海
水を取入れている。ところが,海水中には漂流物や魚介
類あるいはくらげ等を含んで多くの塵芥が存在し,海水
をこのまま取入れるとこれらの塵芥が冷却水の配管につ
まり,冷却装置の機能を損うため,除塵装置が必要であ
る。
このような除塵装置の一種として取水口に設けられるト
ラベリングスクリーンが知られている。
このようなトラベリングスクリーンが設けられた従来の
取水口装置の一例を第4図に示す。第4図において,符
号31で示すものはコンクリート構造の取水口で,その一
端に海水が取入れられる開口部32が形成されている。
この取水口31の開口部32側に寄った位置には,ストップ
ロッグ33が設けられ,これに並んでバースクリーン34が
設けられている。
バースクリーン34は,バーを縦または横に一定ピッチで
配置したもので粗大な塵芥を補捉する。
このバースクリーン34の後方には,ロータリーバースク
リーン35が配置されている。
ロータリーバースクリーン35は,バーを所定間隔で水平
にエンドレスに配置したもので,これを垂直な状態で走
行させ,比較的大きな塵芥を捕捉し,フレームの上端部
において塵芥をトラフ(溝)内に落下させている。
このロータリーバースクリーン35の後段にトラベリング
スクリーン36が設けられている。このトラベリングスク
リーン36は垂直配置のフレーム37を有し,このフレーム
37に沿って多数の網枠38を順次屈曲可能に連設し,エン
ドレスに配置したスクリーンが設けられている。
一方,符号39で示すものは水中ポンプで,配管39aを介
して水底近くにまで吊り下げられている。
この配管39aの上端は,地上側に配置された配管40に連
続しており,この配管40はフレーム37の上端部に配置さ
れている地上部のハウジング41内に設けられた図示して
いないスプレーパイプに連続しており,又スクリーンに
付着した細かい塵芥を水流を噴き出すことによりトラフ
42内に落とし,水と共に図示していない排出部に導いて
いる。
なお,符号43で示すものは冷却水くみ上げ用のポンプで
ある。
上述したように取水口31装置ではいくつかの固定的なス
クリーンと,可動スクリーンとが複数段に渡って設けら
れており,最終的にはトラベリングスクリーン6によっ
て塵芥の除去が行われている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで,上述したような構造の従来のトラベリングス
クリーンにおいては、スプレーパイプに水を導く配管が
地上に露出しているため,地上部分の点検時においては
作業者にとって邪魔になり,場合によっては極めて危険
である。
特に,夜間においては,危険の度合が大きい。
また,立地条件やレイアウトにより配管ルートが長くな
ったり複雑になったりし,経済的なロスが発生する。
さらに,配管やポンプが地上に露出していると,大きな
騒音源となる等の問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案においては,上述した問題点を解決するために,
トラベリングスクリーンの一構成部材であるフレーム内
に水中ポンプを取付け,地上のハウジング内にスプレー
パイプを設け,両者間をフレーム内に沿って導かれる配
管によって連結した構造を採用した。
〔作用〕
上述したような構造を採用すると,配管は地上に露出せ
ず,安全性が増加すると共に,配管ルートが単純化さ
れ,騒音を少なくすることができる。
またスクリーンのフレーム内で水中ポンプからスプレー
パイプへ直接配管されるため,配管の損失水頭が少なく
なり,その分だけ初期の加圧力,すなわち全揚程を下げ
ることができる。
〔実施例〕
以下,図面に示す実施例に基いて本考案の詳細を説明す
る。
〔第1実施例〕 第1,2図は本考案の第1の実施例を示すトラベリングス
クリーンで、図において、符号1で示すものはトラベリ
ングスクリーンの一部を構成しているフレームで、この
フレーム1は、左右一対平行に配置されている垂直状態
の板状の部分と、この左右一対の板状の部分を互いに連
結している水平状態の横梁1a等によって構成されてい
る。
フレーム1の下端部は第2図に示すように円弧状に形成
されており,この部分に尾部スプロケット2が左右一対
で配置されており,これと対応して、トラベリングスク
リーンの一部を構成している地上側のハウジング3内に
は頭部スプロケット4が左右一組で配置されている。
対向するスプロケット2,4間にはキャリングチェーン5
がエンドレスに張架されており,漉網が張られた網枠6
が多数個連設されている。
ハウジング3の上端部には図示を省略した駆動装置が設
けられており,その出力軸に固定されたスプロケット7
と,頭部スプロケット4と一体のもう1つのスプロケッ
ト8との間には駆動用のチェーン9が張架されている。
尾部スプロケット2,2は軸2aによって回転自在に軸承さ
れており,頭部スプロケット4,4は軸4aによって回転自
在に軸承されている。
そして,軸4aを支持する軸受4b,4bとハウジング3の上
端部との間にはテイクアップスピンドル10が設けられて
おり,キャリングチェーン5が常に一定の張力を持ち,
スクリーンがたるまないように工夫されている。
一方,フレーム1の横梁1aを利用して,常に水中に位置
する状態でモータ内蔵型の水中ポンプ11が配置されてい
る。
一方,地上側で,かつ,ハウジング3内において頭部ス
プロケット4,4の間の下方にスプレーパイプ12が水平に
配置されている。
このスプレーパイプ12には塵芥排出用のトラフ13方向を
向いて複数個のノズル12aが設けられている。
このスプレーパイプ12の中央部と前記水中ポンプ11との
間は配管14によって連結されている。この配管14は、フ
レーム1の左右一対の板状の部分の間に設けられている
ので、フレーム1の中を通っていると言うことができ
る。
符号15で示すものは水路底である。
次に,以上のように構成された本実施例の動作について
説明する。
動作時においては,チェーン9を介して頭部スプロケッ
ト4が回転され,キャリングチェーン5が第2図中時計
回り方向へ走行される。
その結果,キャリングチェーン5,5間に横架された多数
の網枠6が走行され,水中の塵芥が捕束され,上方へ導
かれる。
一方,トラベリングスクリーンの動作時には,水中ポン
プ11は常に作動しており,これによって吸引された水は
配管14を介してスプレーパイプ12に導かれ,ノズル12a
より網枠6に向って噴出されている。
従って,捕束された塵芥は噴出する水流によって外側に
吹き飛ばされ,案内板16を介してトラフ13中に水と共に
落下し,水流によって図示していない排出口へと導かれ
る。
一方,本実施例にあっては水中ポンプ11及びこれとスプ
レーパイプ12との間を結ぶ配管14を,フレーム1の内部
に配置した構造を採用しているため,配管14が地上に露
出せず,点検時における作業者の邪魔にならない。
また,ポンプ11及び配管14をフレーム1内に配置したた
め,配管レイアウトが簡単になり,配管ルートが単純化
され,経済的にも極めて有利である。
また,配管14やモータが地表にないため,騒音が少くな
る。
さらに,水中ポンプ11からスプレーパイプ12へ直接的に
配管が成されるため,配管の損失水頭が少くなり,その
分だけ初期の加圧力,即ち全揚程を下げることができ
る。
〔第2実施例〕 第3図は本考案の第2の実施例を説明するもので,本実
施例にあっては配管14の途中に伸縮可能なエキスパンシ
ョンジョイント21を介装したもので,前述した第1の実
施例と同様な効果がある外に,エキスパンションジョイ
ント21の存在により取付け工事等が極めて容易となる。
〔効果〕
以上の説明から明らかなように,本考案によれば,トラ
ベリングスクリーンの一構成部材であるフレームの没水
部に水中ポンプを設け,トラベリングスクリーンの一構
成部材である地上部のハウジング内に塵芥除去用のスプ
レーパイプを設け,水中ポンプとスプレーパイプとの間
をフレーム内を通る配管によって連結した構造を採用し
ているため,地上部には配管は存在せず,点検作業の邪
魔にならず,配管レイアウトを簡略化でき,経済的なロ
スの発生を防止し,地上における露出部がほとんどない
ため,騒音が少くなる。
また,水中ポンプとスプレーパイプとは直接配管される
ため,配管の損失水頭が少くなり,その分だけ初期の加
圧力,即ち全揚程を下げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の第1の実施例を説明する
正面図及び側面図,第3図は本考案の第2の実施例を説
明する正面図,第4図は従来構造を説明する出水口装置
部の断面図である。 1……フレーム,2……尾部スプロケット,3……ハウジン
グ,4……頭部スプロケット,5……キャリングチェーン,6
……網枠,11……水中ポンプ,12……スプレーパイプ,12a
……ノズル,14……配管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラベリングスクリーンの一構成部部材で
    あるフレームの没水部に水中ポンプを設け、トラベリン
    グスクリーンの一構成部材である地上部のハウジング内
    に塵芥除去用のスプレーパイプを設け、前記水中ポンプ
    とスプレーパイプとの間を前記フレームの中を通る配管
    によって連結したことを特徴とするトラベリングスクリ
    ーン。
JP5755785U 1985-04-19 1985-04-19 トラベリングスクリ−ン Expired - Lifetime JPH0756333Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5755785U JPH0756333Y2 (ja) 1985-04-19 1985-04-19 トラベリングスクリ−ン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5755785U JPH0756333Y2 (ja) 1985-04-19 1985-04-19 トラベリングスクリ−ン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61173524U JPS61173524U (ja) 1986-10-28
JPH0756333Y2 true JPH0756333Y2 (ja) 1995-12-25

Family

ID=30582199

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5755785U Expired - Lifetime JPH0756333Y2 (ja) 1985-04-19 1985-04-19 トラベリングスクリ−ン

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JP (1) JPH0756333Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH067054Y2 (ja) * 1988-03-18 1994-02-23 株式会社丸島アクアシステム 除塵機の堆砂防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61173524U (ja) 1986-10-28

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