JP4316642B2 - 車両用タイヤ - Google Patents
車両用タイヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4316642B2 JP4316642B2 JP2007327106A JP2007327106A JP4316642B2 JP 4316642 B2 JP4316642 B2 JP 4316642B2 JP 2007327106 A JP2007327106 A JP 2007327106A JP 2007327106 A JP2007327106 A JP 2007327106A JP 4316642 B2 JP4316642 B2 JP 4316642B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle wheel
- vehicle
- tread
- tread portion
- tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
先ず、車両用タイヤが回転(或いは回転している車両用タイヤが停止)するためには、車両用ホイールに回転力が付与され(或いは車両用ホイールに付与されている回転力が停止され)、車両用ホイールに取り付けられた接地部に車両用ホイールの回転力(或いは回転力の停止)が伝達されることとなる。
ここで、車両用ホイールに回転力が付与される際(或いは車両用ホイールに付与されている回転力が停止される際)や、車両が方向転換する際には、接地部が外部から荷重を受けることとなるために、接地部を所定位置に配置せしめる箇所が車両用ホイールの半径方向内側に行くに従ってその影響が大きくなる。
即ち、接地部の移動を抑制する位置制御体が車両用ホイールの半径方向では無く、車両用ホイールの周回方向若しくは幅方向に沿って設けられることによって、車両用ホイールに回転力が付与される際(或いは車両用ホイールに付与されている回転力が停止される際)に受ける影響力が小さくなる。
従って、位置制御体が車両用ホイールに連設されると共に、車両用ホイールの周回方向若しくは幅方向の少なくとも一方向に沿って設けられており、更には、接地部が位置制御体により車両用ホイールの周回方向の移動若しくは幅方向の移動の少なくとも一方が抑制可能に構成されていることによって、上記の通り、車両が急発進や急停止をした場合、或いは急な方向転換をした場合であっても大きな負荷が一点に集中するといった現象を抑制することができる。同様に、第1の位置制御体が車両用ホイールに連設されると共に、車両用ホイールの幅方向に沿って設けられており、更には、接地部若しくは接地部と一体的に変位する部材に設けられた第2の位置制御体が第1の位置制御体に設けられた貫通孔に挿通され、若しくは、第1の位置制御体に設けられた凹部に挿入されることにより接地部の車両用ホイールの周回方向の移動若しくは幅方向の移動の少なくとも一方が抑制可能に構成されていることによって、上記の通り、車両が急発進や急停止をした場合、或いは急な方向転換をした場合であっても大きな負荷が一点に集中するといった現象を抑制することができる。また同様に、位置制御体が接地部若しくは接地部と一体的に変位する部材に連設されると共に、車両用ホイールの幅方向に沿って設けられており、更には、位置制御体が車両用ホイールに設けられた貫通孔に挿通され、若しくは、車両用ホイールに設けられた凹部に挿入されることにより接地部の車両用ホイールの周回方向の移動若しくは幅方向の移動の少なくとも一方が抑制可能に構成されていることによって、上記の通り、車両が急発進や急停止をした場合、或いは急な方向転換をした場合であっても大きな負荷が一点に集中するといった現象を抑制することができる。
即ち、接地部が移動可能(接地部が部分的若しくは全体的に傾斜可能)に構成された車両用タイヤでは、接地部の移動を前提としていない車両用タイヤと比べると、車両用ホイールと接地部との強固な一体性が求められ、強固な一体性を実現するためにも大きな負荷が一点に集中するといった現象については極力避ける必要が生じることとなり、(1)位置制御体が車両用ホイールに連設されると共に、車両用ホイールの周回方向若しくは幅方向の少なくとも一方向に沿って設けられており、更には、接地部が位置制御体により車両用ホイールの周回方向の移動若しくは幅方向の移動の少なくとも一方が抑制可能に構成されることによって、若しくは、(2)第1の位置制御体が車両用ホイールに連設されると共に、車両用ホイールの幅方向に沿って設けられており、更には、接地部若しくは接地部と一体的に変位する部材に設けられた第2の位置制御体が第1の位置制御体に設けられた貫通孔に挿通され、若しくは、第1の位置制御体に設けられた凹部に挿入されることにより接地部の車両用ホイールの周回方向の移動若しくは幅方向の移動の少なくとも一方が抑制可能に構成されることによって、若しくは、(3)位置制御体が接地部若しくは接地部と一体的に変位する部材に連設されると共に、車両用ホイールの幅方向に沿って設けられており、更には、車両用ホイールに設けられた貫通孔に挿通され、若しくは、車両用ホイールに設けられた凹部に挿入されることで、接地部の車両用ホイールの周回方向の移動若しくは幅方向の移動の少なくとも一方が抑制可能に構成されることによって、大きな負荷が一点に集中するといった現象を抑制することができるのである。
図1は本発明を適用した車両用タイヤの一例を説明するための模式図、図2は本発明を適用した車両用タイヤにおける車両用ホイールを説明するための模式図であり、ここで示す車両用タイヤ10は、自動車である車両の車軸に固定される車両用ホイール11と、車両用ホイール11より車両用ホイールの半径方向外側に離間して配置され、車両用タイヤの接地部分を構成するトレッド部(接地部の一例)12と、トレッド部12の内周側に配置されトレッド部12と分離可能に固着されたトレッド内側補強体50(接地部と一体的に変位する部材の一例)と、トレッド内側補強体50と車両用ホイールのリムベース13との間隙に配置され、トレッド部12から伝わる車両の荷重を支持するゴム部材から成るタイヤ弾性支持体14とを備えている。なお、ここではゴム部材から成るタイヤ弾性支持体14を例に挙げているが、ばね(例えばコイルばね)、空気等の気体を詰めたチューブなどを採用しても良い。
11 車両用ホイール
12 トレッド部
13 リムベース
14 タイヤ弾性支持体
15 リム
17 ディスク部
18 フランジ
19 埋め込み補強部材
20 環状板ばね
21 横板ばね
50 トレッド内側補強体
55 区分壁
56 周回棒状体
57 棒状体
57a 位置決め体
57b 抜け防止部材
58 横ピン
101 貫通孔
Claims (11)
- 車両用ホイールと、
該車両用ホイールより同車両用ホイールの半径方向外側へ離間して配置され、部分的若しくは全体的に傾斜可能に構成されたトレッド部と、
該トレッド部と前記車両用ホイールのリムベースとの間に形成される開放された間隙に配置され、前記トレッド部を前記車両用ホイールの半径方向外側に押圧する弾性支持体と、
前記車両用ホイールのリムベースの両端に設けられた環状のフランジ部に連設され、同車両用ホイールの幅方向に沿って前記フランジ部間に配置された区分壁とを備え、
前記トレッド部若しくは前記トレッド部より前記車両用ホイールの半径方向内側かつ前記弾性支持体より前記車両用ホイールの半径方向外側に配置されたトレッド内側補強体が前記フランジ部間に配置された車両用タイヤであって、
前記トレッド内側補強体と前記区分壁との間、
若しくは、
前記トレッド内側補強体と前記フランジ部との間、
の少なくとも一方に所定のクリアランスが設けられた
ことを特徴とする車両用タイヤ。 - 前記区分壁の両端が前記フランジ部に連設された
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用タイヤ。 - 前記区分壁は、前記弾性支持体よりも前記車両用ホイールの半径方向外側に形成された
ことを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の車両用タイヤ。 - 隣接する2以上の前記トレッド部若しくは前記トレッド内側補強体は、前記車両用ホイールの半径方向外側端部若しくは前記車両用ホイールの半径方向内側端部の少なくとも一方で連設されている
ことを特徴とする請求項1若しくは請求項2若しくは請求項3に記載の車両用タイヤ。 - 車両用ホイールと、
該車両用ホイールより同車両用ホイールの半径方向外側へ離間して配置され、部分的若しくは全体的に傾斜可能に構成されたトレッド部と、
該トレッド部と前記車両用ホイールのリムベースとの間に形成される開放された間隙に配置され、前記トレッド部を前記車両用ホイールの半径方向外側に押圧する弾性支持体と、
前記車両用ホイールのリムベースの両端に設けられた環状のフランジ部に連設され、同車両用ホイールの幅方向に沿って前記フランジ部間に配置された区分壁と、
該区分壁に連設され、前記車両用ホイールの周回方向に沿って前記区分壁間に配置された周回棒状体とを備え、
前記トレッド部若しくは前記トレッド部より前記車両用ホイールの半径方向内側かつ前記弾性支持体より前記車両用ホイールの半径方向外側に配置されたトレッド内側補強体に前記車両用ホイールの周回方向に沿って貫通孔が設けられると共に、
前記周回棒状体が前記貫通孔に挿通され車両用タイヤであって、
前記トレッド内側補強体と前記フランジ部との間に所定のクリアランスが設けられると共に、
車両が通常走行を行っている初期状態では、前記周回棒状体が前記貫通孔の前記車両用ホイールの半径方向内側領域に配置された
ことを特徴とする車両用タイヤ。 - 前記貫通孔の前記車両用ホイールの半径方向外側領域における前記車両用ホイールの幅方向の開口幅は、前記貫通孔の前記車両用ホイールの半径方向内側領域における前記車両用ホイールの幅方向の開口幅よりも大きく構成された
ことを特徴とする請求項5に記載の車両用タイヤ。 - 前記区分壁の両端が前記フランジ部に連設された
ことを特徴とする請求項5若しくは請求項6に記載の車両用タイヤ。 - 車両用ホイールと、
該車両用ホイールより同車両用ホイールの半径方向外側へ離間して配置され、部分的若しくは全体的に傾斜可能に構成されたトレッド部と、
該トレッド部と前記車両用ホイールのリムベースとの間に形成される開放された間隙に配置され、前記トレッド部を前記車両用ホイールの半径方向外側に押圧する弾性支持体と、
前記車両用ホイールのリムベースの両端に設けられた環状のフランジ部に連設され、同車両用ホイールの幅方向に沿って前記フランジ部間に配置された区分壁と、
前記トレッド部若しくは前記トレッド部より前記車両用ホイールの半径方向内側かつ前記弾性支持体より前記車両用ホイールの半径方向外側に配置されたトレッド内側補強体に連設され、前記車両用ホイールの周回方向に沿って配置された周回棒状体とを備え、
前記区分壁に前記車両用ホイールの周回方向に沿って貫通孔若しくは凹部が設けられると共に、
前記周回棒状体が前記貫通孔に挿通され、若しくは、前記周回棒状体が前記凹部に挿入された車両用タイヤであって、
前記トレッド内側補強体と前記フランジ部との間に所定のクリアランスが設けられると共に、
車両が通常走行を行っている初期状態では、前記周回棒状体が前記貫通孔若しくは前記凹部の前記車両用ホイールの半径方向外側領域に配置された
ことを特徴とする車両用タイヤ。 - 前記貫通孔若しくは前記凹部の前記車両用ホイールの半径方向内側領域における前記車両用ホイールの幅方向の開口幅は、前記貫通孔若しくは前記凹部の前記車両用ホイールの半径方向外側領域における前記車両用ホイールの幅方向の開口幅よりも大きく構成された
ことを特徴とする請求項8に記載の車両用タイヤ。 - 前記区分壁の両端が前記フランジ部に連設された
ことを特徴とする請求項8若しくは請求項9に記載の車両用タイヤ。 - 車両用ホイールと、
該車両用ホイールより同車両用ホイールの半径方向外側へ離間して配置され、部分的若しくは全体的に傾斜可能に構成されたトレッド部と、
該トレッド部と前記車両用ホイールのリムベースとの間に形成される開放された間隙に配置され、前記トレッド部を前記車両用ホイールの半径方向外側に押圧する弾性支持体と、
前記車両用ホイールのリムベースの両端に設けられた環状のフランジ部に連設され、同車両用ホイールの周回方向に沿って前記フランジ部間に配置された周回棒状体とを備え、
前記トレッド部若しくは前記トレッド部より前記車両用ホイールの半径方向内側かつ前記弾性支持体より前記車両用ホイールの半径方向外側に配置されたトレッド内側補強体に前記車両用ホイールの周回方向に沿って貫通孔が設けられると共に、
前記周回棒状体が前記貫通孔に挿通された車両用タイヤであって、
前記トレッド内側補強体と前記フランジ部との間に所定のクリアランスが設けられると共に、
車両が通常走行を行っている初期状態では、前記周回棒状体が前記貫通孔の前記車両用ホイールの半径方向内側領域に配置された
ことを特徴とする車両用タイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007327106A JP4316642B2 (ja) | 2007-12-19 | 2007-12-19 | 車両用タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007327106A JP4316642B2 (ja) | 2007-12-19 | 2007-12-19 | 車両用タイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009149146A JP2009149146A (ja) | 2009-07-09 |
JP4316642B2 true JP4316642B2 (ja) | 2009-08-19 |
Family
ID=40918852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007327106A Expired - Fee Related JP4316642B2 (ja) | 2007-12-19 | 2007-12-19 | 車両用タイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4316642B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104589930A (zh) * | 2014-12-22 | 2015-05-06 | 苏州欣航微电子有限公司 | 防压损轮胎 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014188912A1 (ja) * | 2013-05-22 | 2014-11-27 | 住友ゴム工業株式会社 | エアレスタイヤ、及びその製造方法 |
WO2016031838A1 (ja) * | 2014-08-26 | 2016-03-03 | 国立大学法人信州大学 | 車輪 |
KR101951441B1 (ko) * | 2017-09-11 | 2019-02-22 | 이성기 | 비 공기식 차륜 |
KR101937874B1 (ko) * | 2017-09-11 | 2019-01-11 | 이성기 | 비 공기식 차륜 |
-
2007
- 2007-12-19 JP JP2007327106A patent/JP4316642B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104589930A (zh) * | 2014-12-22 | 2015-05-06 | 苏州欣航微电子有限公司 | 防压损轮胎 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009149146A (ja) | 2009-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6347774B2 (ja) | エアレスタイヤ | |
KR101301593B1 (ko) | 차량의 소음저감용 휠 | |
JP6269066B2 (ja) | タイヤ/ホイール組立体及びトレッドリング | |
JP4316642B2 (ja) | 車両用タイヤ | |
EP1225063A2 (en) | Compliant rim and wheel assembly | |
JP4054056B1 (ja) | 車両用タイヤ | |
US9744804B2 (en) | Multi-diameter tire and wheel assembly for improved vehicle mileage with passive transfer between tire diameters | |
JP4272247B2 (ja) | 車両用タイヤ | |
CN115157933A (zh) | 汽车防倾轮圈 | |
JP2007276784A (ja) | 自動車用ホイール | |
KR101843141B1 (ko) | 타이어 및 타이어 제조 방법 | |
CN201333899Y (zh) | 防爆胎轮毂 | |
JP7339777B2 (ja) | ホイール | |
JP5037123B2 (ja) | 大型車両 | |
JP2009501668A (ja) | 最適化された支持要素 | |
US20120074762A1 (en) | Multi-diameter tire and wheel assembly for improved vehicle mileage with passive transfer between tire diameters | |
CN203957709U (zh) | 防爆轮辋、防爆轮胎及其总成 | |
JP4445282B2 (ja) | ホイールリムとサポートリングとの組立体及びそれを用いたタイヤ組立体 | |
JP6404894B2 (ja) | 中子型のランフラットタイヤ | |
CN216579985U (zh) | 免充气轮胎、车轮和代步车 | |
KR102656639B1 (ko) | 비공기입 타이어 | |
WO2017109529A1 (en) | Asymmetric twin tires with raised center rim | |
CN215041845U (zh) | 一种高强度卡巴轮单胎轮毂 | |
US20240092437A1 (en) | Resilient wheel with low-friction and wear resistant sidewall and track system having same | |
KR20220163618A (ko) | 캠핑카의 윤거 확장구조 및 제조방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090512 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090520 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150529 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |