JP4315644B2 - 塵芥収集コンテナ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、塵芥収容箱に塵芥を積み込むための積み込み装置を備えた塵芥収集コンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車台上に塵芥収集コンテナを搭載して構成された塵芥収集車が知られている(例えば実公平4−5445号公報参照)。このものでは、上記塵芥収集コンテナが、塵芥が収容される塵芥収容箱と、この塵芥収容箱に塵芥を積み込むための積み込み装置とを有している。
【0003】
また、特開平11−208358号公報には、上記塵芥収集コンテナを、車台に積み降ろし可能に構成した塵芥収集車が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記積み込み装置を操作するための操作部は、上記塵芥収集コンテナの後端部に設けられており、塵芥収集コンテナに塵芥を積み込む際には、上記操作部を操作して積み込み装置を作動させた状態で、塵芥収集コンテナの後端開口から塵芥を投入するようにしている。
【0005】
ところが、塵芥収集コンテナに塵芥を投入するときに、両手がふさがっている場合もあり、この場合は、塵芥収集コンテナの後端部に設けた操作部を操作し難くなる。
【0006】
例えば上記塵芥収集コンテナ(積み込み装置)を常時作動させた状態にすれば、上記の不都合は解消されるものの、塵芥収集コンテナを車台に降ろして定置状態で使用するときには、塵芥の投入は間欠的に行われることになるため、塵芥収集コンテナは、必要時だけ作動させることが好ましい。このため、塵芥収集コンテナを定置状態で使用する場合には、操作部の操作のし難さが特に問題となり、改善の余地がある。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、塵芥収集コンテナの操作性を向上させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、塵芥収容箱に塵芥を積み込むための積み込み装置を備えた塵芥収集コンテナに係り、上記積み込み装置を操作するための第1及び第2操作部を備えるものとする。そして、本発明は、上記第2操作部を、足踏み式のスイッチにより構成することを特定事項とするものである。
【0009】
ここで、第1操作部は、例えば塵芥収集コンテナの後端部に設けるようにすればよい(従来の操作部)。また、上記第2操作部は、例えばその踏み操作により積み込み装置が作動するように構成すればよい。
【0010】
この構成によると、第1操作部とは別に、足踏み式のスイッチからなる第2操作部を備えているため、この第2操作部を操作することによって、積み込み装置を作動させることができる。このため、例えば両手がふさがっている状態であっても、第2操作部を足で操作して積み込み装置を作動させることが可能になり、塵芥収集コンテナの操作性が向上する。
【0011】
また、塵芥の積み込みを行うときに第2操作部を操作して、積み込み装置を作動させればよく、積み込み装置を常時作動させる必要がない。これにより、省エネルギ性が図られる。
【0012】
上記塵芥収集コンテナには、第2操作部が電気的に接続される接続部を備えるようにし、上記第2操作部を、上記接続部に対して着脱可能に構成してもよい。
【0013】
こうすることで、足踏み式のスイッチによる第2操作部が必要のないときには、この第2操作部を取り外すことが可能になる。つまり、必要に応じて第2操作部を着脱させることで、利便性が向上する。
【0014】
このように、第2操作部を着脱可能に構成した場合は、第1操作部を、第2操作部が接続部に接続されているときには、積み込み装置の操作が不能となり、上記第2操作部が接続部に接続されていないときには、上記積み込み装置の操作が可能となるように構成することが好ましい。
【0015】
こうすることで、積み込み装置の操作が可能になる操作部は、第1及び第2操作部のいずれか一方となるため、塵芥収集コンテナの安全性を確保することが可能になる。
【0016】
また、第1及び第2操作部のいずれか一方のみが操作可能となるようにしても、第2操作部が接続部に接続されているときには、第1操作部は、積み込み装置の作動を停止させる操作が可能となるように構成することが好ましい。
【0017】
こうすることで、第1操作部は、積み込み装置の作動を停止させる操作については常に可能であるため、第1操作部において例えば積み込み装置の緊急停止操作を行うことが可能となり、安全性が高いレベルで確保される。
【0018】
上記塵芥収集コンテナは、車台に対して積み降ろし可能に構成してもよい。
【0019】
例えば塵芥収集コンテナを車台から降ろして定置状態で使用するときには、塵芥の積み込みが間欠的に行われることが予想されるため、第2操作部の踏み操作により積み込み装置を操作可能にすることで、利便性が大幅に向上する。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明における塵芥収集コンテナによれば、従来からの第1操作部とは別に、足踏み式のスイッチからなる第2操作部を備えることで、例えば両手がふさがっている状態であっても、この第2操作部の踏み操作によって積み込み装置を作動させることができ、塵芥収集コンテナの操作性を向上させることができる。
【0021】
また、第2操作部を、塵芥収集コンテナに対して着脱可能に構成すると共に、第2操作部を塵芥収集コンテナに接続したときには、第1操作部における停止操作を除く操作を不能に構成することによって、用途に応じて第2操作部を用いることが可能になると共に、高レベルの安全性を確保することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基いて説明する。
【0023】
図1は、本発明の実施形態に係る塵芥収集車を示しており、このものは、キャブ1と、車台2と、この車台2上に荷役手段4によって積み降ろし可能に搭載された塵芥収集コンテナ3(以下、単にコンテナともいう)とから構成されている。
【0024】
上記塵芥収集コンテナ3は、塵芥収容箱31と、この塵芥収容箱31の後端開口に下開き可能に接続された塵芥投入箱32とを備えている。塵芥収容箱31には、図2に示すように、収容された塵芥を後端開口から排出する排出プレート5が設けられている。また、塵芥投入箱32には、投入口36から投入された塵芥を上記塵芥収容箱31に積み込むための積み込み装置6が設けられている。尚、上記塵芥収集コンテナ3は、塵芥収容箱31の前端に設けられた脚33と、塵芥投入箱32の後端に設けられたキャスター34とによって、地上に定置される。
【0025】
上記荷役手段4は、水平部の後端が車台2の後端に軸支されたL字状の荷役アーム41を備え、この荷役アーム41の垂直部の上端にコンテナ3の前端上部に係止するフック42が設けられている。また、荷役アーム41の水平部と車台の前部とに、荷役アーム41を後方へ回動させるための回動用シリンダ43が連結されている。荷役アーム41の水平部は伸縮用シリンダ44によって、伸縮可能に構成されている。尚、この回動用シリンダ43及び伸縮用シリンダ44は、いずれも油圧シリンダである。
【0026】
図1は、コンテナ3の積み降ろしの途中の状態を示している。車台2の後方の地面からコンテナ3を車台2に積み上げる場合は、回動用シリンダ43を伸長作動させることにより、荷役アーム41を後方へ回動させてフック42をコンテナ3に係止する。その状態で回動用シリンダ43を縮小作動させることにより荷役アーム41を前方へ回動させていくと、コンテナ3はその前端が浮き上がって前方へ引かれ、コンテナ3の主桁35が車台2の後端に設けられた案内ローラ21に載る(図1に示す状態)。さらに荷役アーム41を前方へ回動させると、コンテナ3が車台2上に完全に載る。次いで、伸縮用シリンダ44を伸長させて荷役アーム41の垂直部をコンテナ3と共に前方へ移動させる。
【0027】
一方、コンテナ3を降ろす場合は、上記積み上げと逆の動作をすることになる。つまり、伸縮用シリンダ44を縮小作動させてコンテナ3を後方へ移動させ、その状態で回動用シリンダ43を伸長作動させることにより、荷役アーム41を後方へ回動させていく。これにより、コンテナ3はその前端が浮き上がり、案内ローラ21に載って後方へ移動し、後端のキャスター34が着地し(図1の状態)、車台2の後方へ押し出される。
【0028】
上記積み込み装置6は、図2に示すように、塵芥投入箱32内において、後方の下方に向かって傾斜する案内溝部材61と、この案内溝部材61に沿って往復動する昇降板62とを備えている。上記昇降板62は、上記案内溝部材61の傾斜方向に沿って配設された昇降シリンダ63の伸縮作動により往復動するように構成されている。
【0029】
また、上記昇降板62の下端には、押込板64が前後方向に揺動可能に軸支されており、この押込板64と上記昇降板との間を連結する押込シリンダ65の伸縮作動により、上記押込板64は前後方向に揺動するように構成されている。
【0030】
この構成により、押込板64を前方から後方に揺動させる戻し工程によって、押込板64を後方に戻した状態において、上記塵芥投入箱32にの投入口36から塵芥が投入されると、昇降板62を下降作動させる圧縮工程によって、上記押込板64により塵芥は圧縮され、その後、上記押込板64を後方から前方に揺動させる掻き込み工程によって、塵芥は掻き集められ、この状態で上記昇降板62を上方に移動させる押込み工程によって、塵芥は、塵芥投入箱32から塵芥収容箱31内に積み込まれるようになっている。上記積み込み装置は、戻し工程、圧縮行程、掻き込み工程、及び押込み工程の各工程により1サイクルが構成される。
【0031】
そして、上記積み込み装置6を操作するための操作部(第1操作部)71は、図1に示すように、塵芥収容箱32の後端における車幅方向両側位置にそれぞれ設けられている。
【0032】
また、本実施形態では、上記積み込み装置6を操作するための操作部として、足踏み式のスイッチからなる第2操作部72を備えている。この第2操作部72は、図3に示すように、操作者が踏み操作をすることによってオン操作されるスイッチSW−17(図5参照)を有する略板状の本体部73と、コンテナ3に設けられた接続部37に接続されるコネクタ75と、上記本体部73とコネクタ75とを接続するコード74とから構成されている。ここで、上記コネクタ75は、接続部37に対して着脱可能に構成されている。
【0033】
次に、図4及び図5に示す回路図を参照しながら、上記塵芥収集コンテナ3の動作について説明する。
【0034】
図4及び図5は、それぞれ上記塵芥収集コンテナ3に係る電気回路の一部を示していて、図4は、上記第2操作部72が非接続であるときの回路を示し、図5は、第2操作部72が接続されたときの回路を示している。同図において、85は電源ライン、86はアースラインである。
【0035】
尚、図示は省略するが、上記積み込み装置6における昇降シリンダ63及び押込シリンダ65を作動させるための油圧ポンプ及びソレノイドが設けられており、油圧ポンプは、別途設けられたメインスイッチによって、作動が開始されるように構成されている。
【0036】
上記電気回路は、コンテナ3における塵芥の排出・積込の切換を行う切換回路部81と、積み込み装置6における塵芥の積み込み操作のための第1操作回路部(第1操作部71に対応する)82、及び第2操作回路部(第2操作部72に対応する)83と、昇降シリンダ63及び押込シリンダ65の作動を操作するためのシリンダ操作回路部84とから構成されている。
【0037】
上記切換回路部81には、切換スイッチSW−1が設けられており、このものは、積込側接点と排出側接点とを有する双投スイッチに構成されている。切換スイッチSW−1を排出側接点に投入したときには、塵芥収容箱31に設けられた排出プレート5の操作が可能になる。
【0038】
一方、上記切換スイッチSW−1を積込側接点に投入したときには、R9リレー接点、R8リレー接点及びR17リレー接点を介して第1操作回路部82に通電される。
【0039】
ここで、R9リレー接点は、ロックが開操作されたときに閉になるものであり、R8リレー接点は、塵芥投入箱32(ホッパ)が塵芥収容箱31に対して閉じられたときに閉になるものである。また、R17リレー接点は、後述するように、第2操作部72が非接続のときに閉になるものである。
【0040】
上記第1操作回路部82には、操作スイッチSW−3が設けられており、この操作スイッチSW−3をオン操作したときには、常閉の下降スイッチSW−13、左側停止スイッチSW−15、右側停止スイッチSW−4及びリミットスイッチLS−10を介してR1リレーに通電される(停止回路87)。ここで、下降スイッチSW−13は昇降シリンダ63を下降させるスイッチである。また、左側停止スイッチSW−15は、塵芥収容箱32の車幅方向左側に設けられた停止スイッチであり、右側停止スイッチSW−4は、塵芥収容箱32の車幅方向右側に設けられた停止スイッチである。
【0041】
こうしてR1リレーに通電されると、このR1リレーの励磁により、上記第1操作回路部82に設けられたR1リレー接点が閉となる。これにより、切換スイッチSW−16に通電される。
【0042】
上記切換スイッチSW−16は、連動側接点と単動側接点とを有する双投スイッチである。ここで、単動作動とは、上述したように、積み込み装置6を1サイクル分だけ作動させた後にこの積み込み装置6を停止させるものであり、連動作動とは積み込み装置6を連続して作動させるものである。
【0043】
上記切換スイッチSW−16が連動側接点に投入されているときには、R17リレー接点、常閉のR6リレー接点を介して上記停止回路87に通電されて、これにより、R1リレーが通電されてR1リレー接点が閉の状態にされる。こうして作動回路88に通電されて上記ソレノイドに通電されるようになり、その結果、上記昇降シリンダ63及び押込シリンダ65がそれぞれ作動をして、積み込み装置6における塵芥の積み込み動作が行われる(連動作動)。このときは、停止回路87に設けられた左側停止スイッチSW−15又は右側停止スイッチSW−4を操作することによって、R1リレーの通電が断たれるようになり、これにより、R1リレー接点が開となって、作動回路88の通電が断たれる。こうして、積み込み装置6が停止される。
【0044】
一方、上記切換スイッチSW−16が単動側接点に投入されているときには、R5リレー接点及びR10リレー接点、並びに常閉のR6リレー接点を介して、停止回路に通電される。これにより、上述したように、R1リレーが通電されて、その結果、積み込み装置6の作動が開始される。
【0045】
ここで、図示省略のR5リレー及びR10リレーは、昇降シリンダ及び押込シリンダの動作位置に応じて励磁されるように構成されている。つまり、塵芥投入箱32内に設けたリミットスイッチ(図示省略)によって、昇降板62及び押込板64の位置を検出し、これにより、積み込み装置6が1サイクル動作を完了したときにはR5リレー接点及びR10リレー接点が開になる。その結果、R1リレーの通電が断たれてR1リレー接点が開となるため、切換スイッチSW−16を単動側接点に投入しているときには、積み込み装置6が1サイクル分作動した時点で停止するようになる(単動作動)。
【0046】
尚、シリンダ操作回路部84には、上記積み込み装置6の昇降シリンダ63を上昇させる操作スイッチSW−7と、上記昇降シリンダ63を下降させる操作スイッチSW−13とが設けられていると共に、上記積み込み装置6の押込シリンダ65を反転(押込板64を前方から後方への揺動)させる操作スイッチSW−6が設けられている。
【0047】
図5は、第2操作部72を接続したときの回路を示している。第2操作部72を接続したときにはR17リレーに通電される。これにより、R17リレーが励磁して、2つのR17リレー接点が共に開となる。その結果、第1操作回路部82における操作スイッチSW−3、及びシリンダ操作回路部84の各操作スイッチSW−7,SW−13,SW−6は操作不能になる。つまり、第1操作部71において、積み込み装置6の始動操作と、シリンダ操作とが不能になる。
【0048】
一方、上記第2操作部72の操作スイッチSW−17(足踏み式のスイッチ)をオン操作したときには、停止回路87に通電されてR1リレーが励磁される。その結果、R1リレー接点が閉となり、作動回路88に通電されて積み込み装置6における塵芥の積み込み動作が行われる。このとき、切換スイッチSW−16が連動側接点に投入されているときでも、R17リレー接点が開であるため、積み込み装置6の連動作動は行われない。また、切換スイッチSW−16が単動側接点に投入されているときには、積み込み装置6が1サイクル分作動してR5リレー接点及びR10リレー接点が開になり、積み込み装置6は停止する。
【0049】
また、第2操作部72の操作スイッチSW−17をオン操作しているときでも、停止回路87に設けられた左側停止スイッチSW−15又は右側停止スイッチSW−4を操作することによって、R1リレーの通電が断たれるようになり、これにより積み込み装置6を停止させることができる。つまり、第2操作部72を接続しているときでも、第1操作部71における停止操作は可能となるように構成されている。
【0050】
このように、本実施形態に係る塵芥収集コンテナ3では、塵芥収集コンテナ3の後端部に設けられた第1操作部71と別に、足踏み式のスイッチからなる第2操作部72を備えているため、この第2操作部72を踏み操作することによって、積み込み装置6を作動させることができる。このため、例えば両手がふさがっている状態であっても、第2操作部72を足で操作して積み込み装置6を作動させることが可能になり、塵芥収集コンテナ3の操作性を向上させることができる。
【0051】
また、塵芥の積み込みを行うときに第2操作部72を操作して、積み込み装置6を作動させればよく、積み込み装置6を常時作動させる必要がない。特に、塵芥収集コンテナ3を車台2から降ろして定置状態で使用するときには、塵芥の積み込みが間欠的に行われることが予想されるため、第2操作部72の踏み操作により積み込み装置6を操作可能にすることで、省エネルギ性が図ることができると共に、利便性を大幅に向上させることができる。
【0052】
また、上記第2操作部72は、塵芥収集コンテナ3に対して着脱可能に接続されるため、第2操作部72が必要のないときには、この第2操作部72を取り外すことが可能になる。つまり、必要に応じて第2操作部72を着脱させることで、利便性を向上させることができる。
【0053】
また、第2操作部72が接続されているときには、第1操作部71における積み込み装置6の操作(操作スイッチSW−3の操作)、及びシリンダ操作回路部84におけるシリンダ操作が不能となり、上記第2操作部72が接続されていないときには、上記第1操作部71における積み込み装置6の操作が可能となるように構成されている。こうして、積み込み装置6の操作が可能になる操作部を、第1及び第2操作部71,72のいずれか一方とすることにより、塵芥収集コンテナ3の安全性を確保することができる。
【0054】
一方、第2操作部72を接続したときでも、第1操作部71における左側停止スイッチSW−15及び右側停止スイッチSW−4の操作により、積み込み装置6を停止させることができるため、安全性を高いレベルで確保することができる。
【0055】
尚、上記実施形態では、油圧ポンプは、別途設けられたメインスイッチによって作動が開始されるように構成しているが、例えば、第2操作部72を操作したときに、上記油圧ポンプの作動が開始されるように構成してもよい。
【0056】
こうすることで、塵芥の積み込みを行わないときには、油圧ポンプを停止させておくことで、省電力化を図ることが可能になる一方、塵芥の積み込みを行うときには、第2操作部を操作することだけで(油圧ポンプを作動させるメインスイッチを操作を行わなくても)、積み込み装置6を作動させることが可能になり、操作性を大幅に向上させることができる。尚、この場合は、油圧ポンプが安定運転となってから昇降シリンダ63及び押込シリンダ65を作動させるべく、油圧ポンプの作動開始と、昇降シリンダ63及び押込シリンダ65の作動開始との間にタイムラグを設けることが好ましい。
【0057】
<他の実施形態>
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、塵芥収集コンテナ3を、車台2に対して積み降ろし可能に構成しているが、塵芥収集コンテナ3が搭載された塵芥収集車に本発明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る塵芥収集コンテナを有する塵芥収集車を示す側面図である。
【図2】塵芥収集コンテナの積み込み装置を示す側面図である。
【図3】第2操作部を示す斜視図である。
【図4】第2操作部が接続されていないときの電気回路図である。
【図5】第2操作部が接続されているときの電気回路図である。
【符号の説明】
2 車台
3 塵芥収集コンテナ
31 塵芥収容箱
37 接続部
6 積み込み装置
71 第1操作部
72 第2操作部
Claims (1)
- 塵芥収容箱に塵芥を積み込むための積み込み装置を備えると共に、車台に対して積み降ろし可能に構成された塵芥収集コンテナであって、
上記積み込み装置を操作するための第1及び第2操作部と、
上記第2操作部が電気的に接続される接続部と、を備え、
上記積み込み装置は、1サイクル分だけ作動した後に停止する単動作動と、連続して作動する連動作動との双方が可能に構成されており、
上記第2操作部は、上記接続部に対して着脱可能な足踏み式のスイッチにより構成されかつ、上記第2操作部が足踏み操作されたときには、上記積み込み装置の上記単動作動が実行され、
上記第1操作部は、上記第2操作部が接続部に接続されているときには、上記積み込み装置の作動を停止させる操作が可能である一方で、それ以外の積み込み装置の操作が不能となるように構成されていると共に、上記第2操作部が接続部に接続されていないときには、上記積み込み装置の単動作動及び連動作動の双方の操作が可能となるように構成されている
ことを特徴とする塵芥収集コンテナ。
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