JP3797779B2 - コンテナ荷役車両 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車台上に、コンテナを積み降し可能にかつ傾動可能に搭載する荷役装置を備えたコンテナ荷役車両に関し、詳しくは、通常積み降される通常のコンテナとは異なる特定のコンテナを車台上へ搭載した際にその安全性を図る対策に係る。
【0002】
【従来の技術】
一般に、コンテナ荷役車両は、車台の後端部に基部が車体後方へ傾動可能に支持された傾動フレームと、該傾動フレームの先部に車体前後方向へ移動可能にかつその後方移動位置で車体前後方向へ回動可能に支持された荷役アームと、該荷役アームを車台に対して車体前後方向へ回動させる伸縮自在な傾動シリンダとを備えた荷役装置を具備している。そして、上記荷役アームを後方移動させた後方移動位置において上記傾動シリンダを伸長させることで、荷役アームをその基部回りに回動させてコンテナを車台上から地上に降ろす一方、傾動シリンダを収縮させて荷役アームを基部回りに前方回動させた状態で荷役アームを前方移動させることで、コンテナを地上から車台上に積み込むようにしている。また、コンテナを傾動させる場合には、上記荷役アームを後方移動させずに傾動フレームと一体的に回動させることで、コンテナの傾動動作を行うようにしている。
【0003】
また、他のコンテナ荷役車両としては、例えば、特開昭62−120240号公報に開示されるように、モータなどの電気機器を備えたコンテナを車台上に搭載するようにしたものもあり、このようなコンテナ荷役車両では、コンテナ側の電気機器に配線を経て連結されたコンテナ側カプラと、車台側の車両電源に配線を経て連結され、上記コンテナ側カプラに断接可能に接続する車台側カプラとを備え、コンテナを車台上に搭載した状態で、上記コンテナ側カプラと車台側カプラとを接続して電気機器に給電するようにしている。そして、上記コンテナ荷役車両は、上記コンテナ側カプラと車台側カプラとの接続状態では荷役装置によるコンテナの積み降し動作を不能とし、一方、上記コンテナ側カプラと車台側カプラとの非接続状態では荷役装置によるコンテナの積み降し動作を可能とするように構成されている。この場合、コンテナ側カプラと車台側カプラとの接続が車台の後端部付近で行われることから、コンテナの傾動動作が支障なく行われるが、これとは逆に、コンテナ側カプラと車台側カプラとの接続が車台の前端部付近で行われる場合には、車台後端の傾動中心(支点)からの距離が離れるので、コンテナ側カプラと車台側カプラとを接続した状態でのコンテナの傾動動作を不能とする必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、コンテナ荷役車両には、車台上に搭載されるコンテナの規制緩和が近々行われることになっており、この場合には、規格の異なる種々のコンテナが搭載されることになる。車台上に搭載したコンテナが電気機器を備えたコンテナ(特定のコンテナ)の場合には、作業者がカプラ同士の接続を忘れたり、特定のコンテナを搭載しているにも拘らず通常のコンテナを搭載しているものと誤認すれば、コンテナの電気機器への給電がなされない状態でコンテナがコンテナ荷役車両により輸送されることになり、コンテナの電気機器がテールランプなどコンテナ輸送上必要不可欠なものであれば、コンテナ輸送時の走行安全性が著しく損なわれることになる
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、車台に搭載したコンテナの種類を判別し得る手段の付設又は端子同士の接続を積極的に促す手段の付設により、コンテナ輸送時の走行安全性の向上を図らんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、コンテナを車台上に搭載した際に種類の異なるコンテナを判別するようにしている。
【0007】
具体的には、車台上に、種類の異なるコンテナをそれぞれ別個に積み降し可能にかつ傾動可能に搭載する荷役装置を備えたコンテナ荷役車両を前提とする。そして、上記種類の異なるコンテナを、電気機器を備えた特定のコンテナと、電気機器を備えていない通常のコンテナとに種類分けし、上記特定のコンテナに、その電気機器に配線を経て連結されたコンテナ側端子を設ける。一方、上記車台に、車両電源に配線を経て連結され、かつ上記特定のコンテナを車台上に搭載した際に上記コンテナ側端子に断接可能に接続される車台側端子と、コンテナを車台上に搭載した際に特定のコンテナ又は通常のコンテナを判別するコンテナ判別手段とを設ける。そして、上記荷役装置は、コンテナの積み降し動作および傾動動作を規制可能な動作規制解除手段を備えていて、上記動作規制解除手段を、上記コンテナ判別手段によって車台上に搭載されたコンテナが特定のコンテナと判別され、且つ上記コンテナ側端子と車台側端子とが接続されている場合に、該特定のコンテナの積み降し動作および傾動動作を規制する一方、上記コンテナ判別手段によって車台上に搭載されたコンテナが特定のコンテナと判別され、且つ上記コンテナ側端子と車台側端子とが非接続の場合、若しくは上記コンテナ判別手段によって車台上に搭載されたコンテナが通常のコンテナと判別された場合に、コンテナの積み降し動作および傾動動作を可能とするように構成したものである
【0008】
これにより、請求項1記載の発明では、車台に搭載されたコンテナがコンテナ判別手段により通常のコンテナであると判別されると、車台上の通常のコンテナは、車台側端子とコンテナ側端子との接続状態又は非接続状態に拘らず、荷役装置による積み降し動作および傾動動作が可能となる。
【0009】
一方、車台に搭載されたコンテナがコンテナ判別手段により特定のコンテナであると判別されると、車台上の特定のコンテナは、車台側端子へのコンテナ側端子の接続によって電気機器への給電がなされるとともに、荷役装置による特定のコンテナの積み降し動作および傾動動作が動作規制解除手段により規制される。また、コンテナ側端子と車台側端子とが非接続状態であれば、電気機器への給電が遮断されるとともに、荷役装置による特定のコンテナの積み降し動作および傾動動作が動作規制解除手段により可能となる。
【0010】
このように、種類の異なるコンテナがコンテナ判別手段により適格に判別されることにより、作業者による端子同士の接続忘れや、種類の異なるコンテナの誤認などが確実に防止され、電気機器に給電された状態でコンテナ荷役車両によるコンテナ輸送が行われ、特に、コンテナの電気機器がテールランプなどコンテナ輸送上必要不可欠なものである場合には該テールランプへの給電によりコンテナ輸送時の走行安全性が高められる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の動作規制解除手段を特定したことを特徴とする。具体的には、コンテナを積み降し動作および傾動動作させる際に回路を閉成する操作スイッチと、コンテナ判別手段により特定のコンテナが判別された際に上記回路を開成する一方、コンテナ側端子と車台側端子との非接続状態で上記回路を閉成するコンテナ判別スイッチとを備えた制御回路により動作規制解除手段を構成したものである。
【0012】
これにより、請求項2記載の発明では、コンテナ判別手段により特定のコンテナが判別されると、コンテナを積み降し動作および傾動動作させるよう制御する回路は、コンテナ側端子と車台側端子との接続状態でコンテナ判別スイッチにより開成されるので、コンテナ側端子と車台側端子とを接続した状態で特定のコンテナを操作スイッチにより積み降し動作および傾動動作させようとしても制御回路が閉成されることはなく、特定のコンテナの積み降し動作および傾動動作が規制されて、コンテナ側端子と車台側端子とが接続されている際に該両端子の配線が断線するといったことが確実に防止される。
【0013】
請求項3記載の発明は、端子同士の接続を作業者に積極的に促すようにしている。
【0014】
具体的には、請求項1記載の発明で前提としたコンテナ荷役車両を同様に前提とし、種類の異なるコンテナを、電気機器を備えた特定のコンテナと、電気機器を備えていない通常のコンテナとに種類分けし、上記特定のコンテナに、その電気機器に配線を経て連結されたコンテナ側端子を設ける。一方、車台に、車両電源に配線を経て連結され、かつ上記特定のコンテナを車台上に搭載した際に上記コンテナ側端子に断接可能に接続される車台側端子と、コンテナを車台上に搭載した際に特定のコンテナ又は通常のコンテナを判別するコンテナ判別手段と、該コンテナ判別手段により車台上に搭載されたコンテナが通常のコンテナ判別された場合には作動せず、一方、上記コンテナ判別手段により車台上に搭載されたコンテナが特定のコンテナ判別された場合に、上記コンテナ側端子と車台側端子との接続状態では作動せず、一方、上記コンテナ側端子と車台側端子との非接続状態で作動して報知する報知手段とを設ける構成としたものである。
【0015】
これにより、請求項3記載の発明では、通常のコンテナを車台に搭載した場合にコンテナ判別手段により通常のコンテナであることが判別されると、報知手段は作動せずに未報知となる。
【0016】
一方、特定のコンテナが車台に搭載された場合にコンテナ判別手段により特定のコンテナであることが判別されると、コンテナ側端子と車台側端子との非接続状態では報知手段が作動して報知が行われる。また、コンテナ側端子と車台側端子との接続状態では報知手段が作動せずに報知が禁止される。
【0017】
このように、コンテナ判別手段により特定のコンテナが判別され、かつコンテナ側端子と車台側端子とが非接続状態である際に報知手段が作動して報知されることにより、作業者による端子同士の接続忘れがより確実に防止され、コンテナの電気機器がテールランプなどコンテナ輸送上必要不可欠なものである場合にはコンテナ輸送時の走行安全性がより一層高められる
【0018】
請求項記載の発明は、請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の発明のコンテナ判別手段を特定したことを特徴とする。具体的には、コンテナ判別手段を、特定のコンテナに設けられた被判別部材に、コンテナ積込動作により当接する判別部材を備え、上記判別部材と被判別部材との当接により特定のコンテナを判別する一方、上記判別部材と被判別部材との非当接により通常のコンテナを判別するような構成としたものである。
【0019】
これにより、請求項記載の発明では、通常のコンテナを車台に搭載した場合には、通常のコンテナに被判別部材が存在しないので、荷役装置によりコンテナを積込動作しても車台の判別部材とは当接せずに非当接となり、通常のコンテナであることが判別される。
【0020】
一方、特定のコンテナを車台に搭載した場合には、荷役装置によるコンテナの積込動作により特定のコンテナの被判別部材が車台の判別部材に当接し、特定のコンテナであることが判別される。
【0021】
このため、通常のコンテナと特定のコンテナとの判別がコンテナ判別手段により簡単かつ確実に行える。
【0022】
さらに、請求項記載の発明は、請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の発明の荷役装置および各端子を特定したことを特徴とする。具体的には、荷役装置に、車台の後端部に車体後方へ傾動可能に支持された傾動フレームと、該傾動フレームの先部に車体前後方向へ移動可能にかつその後方移動位置で車体前後方向へ回動可能に支持された荷役アームとを備え、上記荷役アームを後方移動させた後方移動位置において回動させてコンテナの積み降し動作を行う一方、上記荷役アームを傾動フレームと一体的に回動させてコンテナの傾動動作を行うように構成する。また、上記コンテナ側端子および車台側端子を、上記荷役アームにより特定のコンテナを前方へ移動させた際に接続状態とする一方、特定のコンテナを後方へ移動させた際に非接続状態とするような構成としたものである。
【0023】
これにより、請求項記載の発明では、荷役装置の積込み動作を利用してコンテナ側端子および車台側端子の接続状態および非接続状態が得られるので、作業者による端子同士の接続作業および非接続作業が不要となり、作業者への負担が大幅に軽減される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0025】
図2は本発明の第1の実施形態に係るコンテナ荷役車両1の構成を示し、2は運転席3の下方より後方に延設された左右一対の車体フレーム、4は該各車体フレーム2の後部上にそれぞれ設けられた車台としてのサブシャーシである。上記サブシャーシ4(車体フレーム2)上には、そのサブシャーシ4上と地上との間で種類の異なるコンテナC(後述する塵芥収集コンテナCAおよび通常のコンテナCB)をそれぞれ別個に積み降し可能にかつ傾動可能とする荷役装置6が装備されている。上記種類の異なるコンテナCは、特定のコンテナとしての塵芥収集コンテナCAと、通常のコンテナCB(図3参照)とに種類分けされている。
【0026】
上記塵芥収集コンテナCAは、サブシャーシ4上に位置しかつ内部に塵芥を収容する塵芥収容箱CA1を備えている。この塵芥収容箱CA1の下面には車体前後方向へ延びる左右一対の主桁CA2が設けられている。該各主桁CA2の前端には下方へ突出する脚部CA3が設けられている。また、上記塵芥収容箱CA1の後方に開口する塵芥積込口CA4には塵芥投入箱CA5が下開き可能に連設されている。上記塵芥投入箱CA5の下面後端には左右一対のローラCA6が突設され、該各ローラCA6と上記各脚部CA3とで塵芥収集コンテナCAが地上に設置されるようになっている。尚、7は塵芥投入箱CA5の上端を塵芥収容箱CA1の後端に枢支する軸である。
【0027】
そして、上記塵芥収集コンテナCAは、上記塵芥投入箱CA5の内部に設けた塵芥積込装置(図示せず)により塵芥投入箱CA5の投入口CA7から底部に投入された塵芥を上記塵芥積込口CA4を経て塵芥収容箱CA1に積込む一方、上記塵芥投入箱CA5を後方へ開放させた状態で荷役装置6により塵芥収集コンテナCAを傾動動作させることにより塵芥収容箱CA1内の塵芥を塵芥積込口CA4より排出するように構成されている。また、上記塵芥収集コンテナCAには、図示しないが塵芥積込装置の各種電気機器としての電磁切換弁のソレノイドを備えているとともに、塵芥投入箱CA5の左右両側端に電気機器としてのテールランプCA8を備えている。上記塵芥投入箱CA5は、サブシャーシ4上に搭載された状態では該サブシャーシ4の後端よりも後方に突出し、かつ下端がサブシャーシ4よりも下方に位置する関係上、上記テールランプCA8により後続車へのコンテナ荷役車両1の挙動(制動、後退および右左折など)を知らしめるようにしている。この場合、サブシャーシ4後端の左右両側端には、上記通常のコンテナCBをサブシャーシ4上に搭載した際に後続車へのコンテナ荷役車両1の挙動を知らしめるテールランプ(図示せず)が設けられている。また、塵芥収集コンテナCAは、荷役装置6による塵芥収集コンテナCAの傾動動作により、塵芥収容箱CA1内の塵芥が排出されるようになっている。
【0028】
一方、図3に示すように、上記通常のコンテナCBは、底壁CB1を前後左右方向から囲むよう立設された前後両壁CB2,CB3および左右両側壁CB4,CB5を備えているとともに、該各壁CB2〜CB5の上方に開口する開口を閉塞する上壁CB6を備え、内部への収容物の収容を可能にしている。上記後壁CB3は、軸9により上端が枢支されて後方へ下開き可能となっている。上記底壁CB1の下面には車体前後方向へ延びる左右一対の主桁CB7が設けられている。尚、CB8は主桁CB7の後端に設けられたローラである。
【0029】
上記荷役装置6は、図5にも示すように、上記サブシャーシ4の後端部間において軸11回りに後方へ傾動自在に支持され、サブシャーシ4後部に位置する左右一対の傾動フレーム12と、該各傾動フレーム12の前部の支持軸13回りに起伏可能に連結された略L字状の荷役アーム14とを備えている。また、上記荷役アーム14は、案内部材16と、該案内部材16内に摺動自在に嵌挿された略L字形のL型アーム17と、上記案内部材16とL型アーム17との間に連携された伸縮自在なスライドシリンダ18とを備えている。このスライドシリンダ18は、コンテナC(塵芥収集コンテナCAおよび通常のコンテナCB)をサブシャーシ4上の搭載状態(図5のA参照)から地上に降す際に収縮動作されてL型アーム17を後退移動(図5のB参照)させ、この状態で荷役アーム14を支持部13回りに後方へ回動(図5のC参照)させることで、コンテナCがその自重により案内ローラ10(後述する)上にて摺動して地上に降されるようになっている。一方、スライドシリンダ18は、荷役アーム14を支持部13回りに前方へ回動させてコンテナCを地上からサブシャーシ4上に搭載する際に伸長動作されてL型アーム17を前進移動させることにより、コンテナCが地上からサブシャーシ4上に搭載されるようになっている。また、上記スライドシリンダ18は、サブシャーシ4上のコンテナCを傾動させる際に収縮動作されず、この状態でL型アーム17を前進位置(図5のA)に保持することにより、傾動フレーム12に対する荷役アーム14の支持部13回りの回動が禁止されて、上記傾動フレーム12および荷役アーム14が一体的な固縛状態となり、傾動フレーム12および荷役アーム14が枢軸11回りに後方へ傾動(図5のD参照)してコンテナCが車体フレーム2上で傾動され、塵芥投入箱CA5又は後壁CB3の開放に伴いコンテナC(塵芥収容箱CA1)内の内容物(塵芥)が排出されるようになっている。
【0030】
上記荷役アーム14の先端つまり案内部材16の先端には、係合孔15aを有する鉤状のフック15が設けられており、このフック15は、コンテナC前面上端中央位置に設けられた係合ピン5に対して係合孔15aを経て係脱可能に係合するようになっている。さらに、上記案内部材16(荷役アーム14)の後端に近い部位と、上記サブシャーシ4の前側位置との間には、それぞれ前後の枢軸19a,19bを介して左右一対の傾動シリンダ19が回動自在に支持されている。該各傾動シリンダ19は、図4において詳述するように、上記左右のサブシャーシ4間における荷役アーム14の左右両側方に配置され、そのサブシャーシ4の前端部間を連結するメンバ20より後方へ延びる一対の延設フランジ20aの先端に上記前側の枢軸19aを介して前端が取り付けられている。一方、各傾動シリンダ19の後端は、上記後側の枢軸19bを介して荷役アーム14(案内部材16)の後端に近い左右両側部に取り付けられている。また、上記サブシャーシ4後端の枢軸11には左右一対の案内ローラ10が回動自在に支持されている。尚、FTは前輪、RTは後輪である。
【0031】
さらに、上記塵芥収集コンテナCAの車体前後方向左側部には平面視で略矩形状を呈するカプラ取付基板21が前方へ突設され、該カプラ取付基板21の下面にコンテナ側端子としてのコンテナ側カプラ22が設けられている。該コンテナ側カプラ22は、塵芥積込装置の電磁切換弁のソレノイドやテールランプCA8などに配線23(図1参照)を経て連結されている。また、上記左側のサブシャーシ4の前部付近に対応する運転席3の左側部後側には、配電盤25が連設され、この配電盤25は、車両電源としての車載バッテリBTに配線26を経て連結されている。上記配電盤25には配線27が導出され、この配線27の導出端に車台側端子としての車両側カプラ24が設けられている。該車両側カプラ24は、配電盤25の左側面に取り外し可能に係止されている(図3に示す状態)。そして、上記車両側カプラ24は、上記塵芥収集コンテナCAをサブシャーシ4上に搭載した際に作業者により配電盤25の左側面から取り外され、上記コンテナ側カプラ22に対して断接可能に接続されるようになっている(図2に示す状態)。
【0032】
また、上記サブシャーシ4にはコンテナ判別手段31が設けられ、該コンテナ判別手段31により、コンテナCをサブシャーシ4上に搭載した際に塵芥収集コンテナCAが判別されるようになっている。該コンテナ判別手段31は、上記塵芥収集コンテナCAに設けられた被判別部材としてのピン状のドグ32に、荷役装置6によるサブシャーシ4上へのコンテナCの積込動作により当接する判別部材としてのコンテナ判別スイッチ33を備えている。上記ドグ32は、上記塵芥収集コンテナCAの左側の主桁CA2の前端より車幅方向内方に突出して形成されている。この場合、ドグ32は、塵芥収集コンテナCAの左側の主桁CA2の前端にのみ存在するものであり、通常のコンテナCBの左側の主桁CB7の前端には存在しないものである。
【0033】
一方、上記コンテナ判別スイッチ33は、上記ドグ32に対応する左側のサブシャーシ4の車幅方向内方位置において起立状態で突出し、上記荷役装置6によるサブシャーシ4上へのコンテナCの積込動作、具体的にはスライドシリンダ18の伸長動作によるL型アーム17の前進移動動作により、塵芥収集コンテナCAのドグ32が当接することで前方へ倒伏するようになっている。このコンテナ判別スイッチ33は、上記ドグ32の当接により前方へ倒伏してON位置(図6に二点鎖線で示す位置)に切換えられ、図示しない付勢手段による付勢力により起立位置へ復帰してOFF位置(図6に実線で示す位置)に切換えられるようになっている。上記コンテナ判別スイッチ33は、図示しないアクチュエータにより前方倒伏位置(ON位置)に保持されるように構成され、この状態では付勢手段の付勢力が規制されて起立位置への復帰が制限されるようになっている。このアクチュエータは、スライドシリンダ18の伸長限界時に付勢手段による付勢力を規制してコンテナ判別スイッチ33を前方倒伏位置(ON位置)に保持するよう作動し、一方、スライドシリンダ18の収縮動作により伸長限界でなくなったときにコンテナ判別スイッチ33の前方倒伏位置での保持を解除するよう作動して、該コンテナ判別スイッチ33に付勢手段の付勢力を作用させるようにしている。つまり、付勢手段は、スライドシリンダ18の収縮動作によりL型アーム17を後退移動動作させた際にのみコンテナ判別スイッチ33を起立位置へ復帰させるように付勢され、それ以外の動作、例えば塵芥収集コンテナCAの傾動作動により、ドグ32がコンテナ判別スイッチ33から離れて非当接状態となっても該コンテナ判別スイッチに付勢力が作用せず、コンテナ判別スイッチ33を前方へ倒伏させたままのON位置に保持するようにしている。
【0034】
そして、上記コンテナ判別手段31は、上記コンテナ判別スイッチ33がON位置へ切換えられると、サブシャーシ4上に搭載されたコンテナCの種類が塵芥収集コンテナCAであることが判別されるようにしている。一方、上記サブシャーシ4上にコンテナCが積込動作される際にコンテナ判別スイッチ33に対してドグ32が当接せずに非当接となる場合には、コンテナ判別スイッチ33が前方へ倒伏せずに起立状態(OFF位置)に保持され、サブシャーシ4上に搭載されたコンテナCの種類が通常のコンテナCBであることが判別されるようにしている。また、上記コンテナ判別スイッチ33は、上記荷役装置6によるサブシャーシ4上からのコンテナCの卸し動作、具体的にはスライドシリンダ18の収縮動作によるL型アーム17の後退移動動作に伴い、付勢手段の付勢力によって起立状態に復帰するようになっている。
【0035】
図1において、40はコンテナCを積み降し動作および傾動動作させる車両側制御回路を示し、この車両側制御回路40において、41は電源供給ライン、42はアースラインである。上記車両側制御回路40には、その両ライン41,42に跨がって、スライドシリンダ18および傾動シリンダ19の作動を制御するための回路が設けられている。
【0036】
43はスライドシリンダ18および傾動シリンダ19の作動電源供給回路であって、該作動電源供給回路43は、その一端が3アンペアのヒューズFSを経て電源供給ライン41に連結され、他端がアースライン42に連結されている。上記作動電源供給回路43には、操作スイッチとしてのPTOスイッチ44と、リレーR1のb接点と、リレーR2とが直列に接続されている。上記PTOスイッチ44は、スライドシリンダ18および傾動シリンダ19を伸縮動させる動力をエンジン(図示せず)から取り出し可能に接続するON位置と、上記動力をエンジンから取り出し不能に遮断するOFF位置とに切換えられるように構成されている。
【0037】
45はカプラ接続検出回路であって、該カプラ接続検出回路45は、その一端が上記作動電源供給回路43のPTOスイッチ44とリレーR1のb接点との間に連結され、他端がアースライン42との間に連結されている。上記カプラ接続検出回路45には、車両側カプラ24と、リレーR1とが直列に接続されている。
【0038】
48はコンテナ電源供給回路であって、該コンテナ電源供給回路48は、その一端がPTOスイッチ44よりもヒューズFS側の作動電源供給回路43に連結され、他端が車両側カプラ24よりも作動電源供給回路43側のカプラ接続検出回路45との間に跨がって連結されている。このコンテナ電源供給回路48には、上記PTOスイッチ44を迂回するようコンテナ判別スイッチ33のa接点が接続されている。
【0039】
46は荷役装置制御回路であって、該荷役装置制御回路46は、スライドシリンダ18および傾動シリンダ19への圧油の給排をそれぞれ切換える各電磁切換弁(図示せず)を制御、つまり図示しないソレノイドを適宜励磁して各電磁切換弁を制御するようにしている。
【0040】
さらに、上記電源供給ライン41には、上記リレーR2のa接点が介設されているとともに、上記リレーR2のa接点を迂回する供給電源迂回回路47が設けられている。この供給電源迂回回路47にはコンテナ判別スイッチ33のb接点が介設されている。
【0041】
また、50は塵芥積込装置の電磁切換弁のソレノイドおよびテールランプCA8への通電を制御するコンテナ側制御回路を示し、このコンテナ側制御回路50において、51は電源供給ライン、52はアースラインである。上記コンテナ側制御回路50には、その両ライン51,52に跨がって、塵芥積込装置の電磁切換弁のソレノイドおよびテールランプCA8に給電するための回路が設けられている。
【0042】
53はカプラ接続状態検出回路であって、該カプラ接続状態検出回路53は、車両側カプラ24とコンテナ側カプラ22との接続により上記カプラ接続検出回路45を閉成するようになっている。
【0043】
54はテールランプ給電回路であって、該テールランプ給電回路54にはテールランプCA8が介設されている。
【0044】
55は塵芥積込装置制御回路であって、該塵芥積込装置制御回路55は、ソレノイドなどを適宜励磁して塵芥積込装置の電磁切換弁を制御するようにしている。
【0045】
この場合、PTOスイッチ44を備えた作動電源供給回路43と、コンテナ判別スイッチ33を備えた供給電源迂回回路47およびコンテナ電源供給回路48とにより、動作規制解除手段としての動作規制解除回路59が構成され、この動作規制解除回路59は、コンテナ側カプラ22と車台側カプラ24との接続状態で荷役装置6による塵芥収集コンテナCAの積み降し動作および傾動動作を規制する一方、コンテナ側カプラ22と車台側カプラ24との非接続状態で荷役装置6による塵芥収集コンテナCAの積み降し動作および傾動動作を可能とするように構成されている。
【0046】
ここで、コンテナCを荷役装置6によりサブシャーシ4上と地上との間で積み降しする際の制御を図1の電気回路に基づいて説明する。
【0047】
先ず、通常のコンテナCBがサブシャーシ4に搭載された場合には、通常のコンテナCBにはドグ32が存在しないので、スライドシリンダ18の伸長動作によりL型アーム17を前進移動動作させて荷役装置6によるサブシャーシ4上へのコンテナCの積込動作を行っても、コンテナ判別スイッチ33とは当接せずに非当接となり、該コンテナ判別スイッチ33を前方へ倒伏させることなく起立状態に保持してOFF位置に位置付けることで、通常のコンテナCBであることを判別する。これにより、コンテナ判別スイッチ33のb接点を閉じ位置に保持して供給電源迂回回路47を閉成し、荷役装置制御回路46への電源ライン41を経た電源供給を可能とすることで、スライドシリンダ18および傾動シリンダ19への圧油の給排をそれぞれ切換える各電磁切換弁のソレノイドを適宜励磁して該各電磁切換弁を制御し、車両側カプラ24へのコンテナ側カプラ22の接続/非接続状態に拘らず、荷役装置6による通常のコンテナCBの積み降し動作および傾動動作が可能となる。
【0048】
また、塵芥収集コンテナCAがサブシャーシ4に搭載される場合には、スライドシリンダ18の伸長動作によりL型アーム17を前進移動動作させて荷役装置6によるサブシャーシ4上へのコンテナCの積込動作を行うと、塵芥収集コンテナCAのドグ32がコンテナ判別スイッチ33に当接し、該コンテナ判別スイッチ33が前方へ倒伏してON位置に切換えられることで塵芥収集コンテナCAであることをコンテナ判別手段31により判別する。このとき、コンテナ判別スイッチ33のa接点を閉じ位置に切換えてコンテナ電源供給回路48を閉成するとともに、コンテナ判別スイッチ33のb接点を開位置に切換えて供給電源迂回回路47を開成する。
【0049】
そして、コンテナ側カプラ22が車両側カプラ24に接続されている状態では、車載バッテリBTからの電源が電源供給ライン41、作動電源供給回路43、コンテナ電源供給回路48およびカプラ接続検出回路45を経てコンテナ側制御回路50の電源供給ライン51に供給され、塵芥積込装置制御回路55の電磁切換弁のソレノイドおよびテールランプ給電回路54のテールランプCA8への給電が可能となることに加え、コンテナ側制御回路50のカプラ接続状態検出回路53により車両側カプラ24が閉状態となる。このため、荷役装置6によるコンテナCの降し動作または傾動動作を行おうとしてPTOスイッチ44をON操作すると、カプラ接続検出回路45が閉成されてリレーR1に通電され、リレーR1のb接点が開位置に切換って作動電源供給回路43が開成し、該作動電源供給回路43のリレーR2への通電が禁止されて電源供給ライン41を開成することで、荷役装置制御回路46への電源供給ライン41を経た電源供給を不能とし、車両側カプラ24とコンテナ側カプラ22との接続状態での荷役装置6による塵芥収集コンテナCAの積み降し動作および傾動動作を不能とする。
【0050】
一方、コンテナ側カプラ22が車両側カプラ24に接続されていない状態つまり非接続状態では、車載バッテリBTからの電源がコンテナ側制御回路50の電源供給ライン51に供給されず、塵芥積込装置制御回路55の電磁切換弁のソレノイドおよびテールランプ給電回路54のテールランプCA8への給電が不能となることに加え、車両側カプラ24が開状態となる。このため、カプラ接続検出回路45が開成されてリレーR1への通電が禁止され、荷役装置6によるコンテナCの降し動作または傾動動作を行おうとしてPTOスイッチ44をON操作すると、リレーR1のb接点が閉じ位置に保持されて作動電源供給回路43が閉成し、該作動電源供給回路43のリレーR2が通電されて、電源供給ライン41のリレーR2のa接点を閉じ、車載バッテリBTから電源供給ライン41を経た荷役装置制御回路46への電源供給を可能とすることで、スライドシリンダ18および傾動シリンダ19への圧油の給排をそれぞれ切換える各電磁切換弁のソレノイドを適宜励磁して該各電磁切換弁を制御し、車両側カプラ24とコンテナ側カプラ22との非接続状態での荷役装置6による塵芥収集コンテナCAの積み降し動作および傾動動作を可能とする。
【0051】
このように、種類の異なるコンテナCがコンテナ判別手段31により適格に判別されることにより、作業者によるカプラ22,24同士の接続忘れや、種類の異なるコンテナCの誤認などが確実に防止され、塵芥収集コンテナCAを搭載した際には塵芥積込装置の電磁切換弁のソレノイドおよびテールランプCA8への給電が確実になされた状態でコンテナ荷役車両1によるコンテナ輸送が行われ、特に、テールランプCA8への給電によりコンテナ輸送時の走行安全性を効果的に高めることができる。
【0052】
しかも、コンテナ判別手段31のコンテナ判別スイッチ33がON位置に切換えられて塵芥収集コンテナCAが判別され、車両側カプラ24とコンテナ側カプラ22とが接続されると、カプラ接続検出回路45のリレーR1が通電して作動電源供給回路43が開成することにより、荷役装置6によるコンテナCの降し動作または傾動動作を行おうとしてPTOスイッチ44をON操作しても、作動電源供給回路43が開成しているために、該作動電源供給回路43のリレーR2への通電が禁止されて電源供給ライン41が開成する上、供給電源迂回回路47も開成し、荷役装置制御回路46への電源供給ライン41を経た電源供給が不能となる。このため、コンテナ側カプラ22と車両側カプラ24との接続状態での荷役装置6による塵芥収集コンテナCAの積み降し動作および傾動動作が規制され、コンテナ側カプラ22と車両側カプラ24とを接続した状態での配線23,27(26)の断線を確実に防止することができる。
【0053】
次に、本発明の第2の実施形態を図7に基づいて説明する。
【0054】
この実施形態では、塵芥収集コンテナがサブシャーシ上に搭載された場合にカプラ同士が非接続状態であることを作業者に報知する手段を設けている。
【0055】
すなわち、本実施形態では、図7に示すように、車両側制御回路40には報知手段としての報知回路61を備えている。該報知回路61は、その一端が作動電源供給回路43のPTOスイッチ44よりもヒューズFS側に連結され、他端がアースライン42に連結されている。この報知回路61には、ブザーBZと、リレーX9のb接点と、リレーX10のa接点とが直列に接続されてなる。また、上記報知回路61には、リレーX9のb接点およびリレーX10のa接点に対して並列に連絡ブザースイッチ34のa接点が接続されている。
【0056】
62はコンテナ判別回路であって、該コンテナ判別回路62は、その一端が作動電源供給回路43のPTOスイッチ44よりもヒューズFS側に連結され、他端がアースライン42に連結されている。このコンテナ判別回路62には、コンテナ判別スイッチ33のa接点と、リレーX10とが直列に接続されている。
【0057】
一方、コンテナ側制御回路50のカプラ接続状態検出回路53にはリレーX9が介設されている。また、コンテナ側制御回路50には、電源供給ライン51とアースライン52とに跨がって連絡ブザー作動回路56が設けられている。該連絡ブザー作動回路56には連絡ブザースイッチ34が介設されている。該連絡ブザースイッチ34は、塵芥収集コンテナCAの塵芥投入箱CA5後端に設けられ、図示しないゴミステーション毎の塵芥投入作業の終了時に作業者が押し込み操作した際にのみON作動するようになっている。尚、報知回路61、コンテナ判別回路62、カプラ接続状態検出回路53および連絡ブザー作動回路56を除くその他の構成は上記実施の形態の場合と同じであり、同一の部分については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0058】
これにより、通常のコンテナCBがサブシャーシ4に搭載された場合にコンテナ判別手段31により通常のコンテナCBであることが判別されると、コンテナ側カプラ22と車両側カプラ24とが未接続状態であるためにリレーX9のb接点は閉状態に保持されるものの、リレーX10のa接点および連絡ブザースイッチ34のa接点が共に開状態となるので、報知回路61は開成し、ブザーBZへの給電を禁止して、該ブザーBZを未報知としている。
【0059】
一方、塵芥収集コンテナCAがサブシャーシ4に搭載された場合にコンテナ判別手段31により塵芥収集コンテナCAであることが判別されると、コンテナ判別スイッチ33のa接点が閉状態となるので、コンテナ判別回路62を閉成してリレーX10を通電する。このリレーX10の通電によりリレーX10のa接点を閉状態にし、コンテナ側カプラ22と車両側カプラ24との未接続状態によりリレーX9のb接点も閉状態にすることで、報知回路61を閉成し、ブザーBZへの給電により該ブザーBZによる報知を行う。このブザーBZによる報知により作業者がコンテナ側カプラ22と車両側カプラ24とを接続すると、カプラ接続状態検出回路53を閉成してリレーX9を通電し、報知回路61を開成する。これにより、ブザーBZへの給電を禁止して該ブザーBZを未報知にする。このように、コンテナ判別手段31により塵芥収集コンテナCAを判別した際にコンテナ側カプラ22と車台側カプラ24との非接続状態を検知して作業者に報知することにより、作業者によるカプラ22,24同士の接続忘れがより確実に防止され、塵芥収集コンテナCAのテールランプCA8への給電を確実に行ってコンテナ輸送時の走行安全性をより一層高めることができる。
【0060】
そして、荷役装置6による塵芥収集コンテナCAの降し動作又は傾動動作を行うに当たり、コンテナ側カプラ22と車両側カプラ24とを非接続状態にすると、再度リレーR1のb接点が閉状態に切換わって報知回路61が閉成し、ブザーBZへの給電により該ブザーBZによる報知を行う。
【0061】
また、塵芥収集コンテナCAを搭載してゴミステーション(図示せず)において塵芥の投入作業を完了した際に作業者が連絡ブザースイッチ34を押し込むと、連絡ブザー作動回路56の閉成に伴い報知回路61を閉成してブザーBZによる報知を行う。このように、塵芥収集コンテナCA搭載時にコンテナ側カプラ22と車両側カプラ24との未接続状態を報知するブザーBZを利用して、運転者に塵芥投入作業の完了を報知することができ、実施する上で非常に有利なものとなる。
【0062】
次に、本発明の第3の実施形態を図8ないし図16に基づいて説明する。
【0063】
この実施形態では、バンパを、コンテナの種類、塵芥収集コンテナの積み降し動作、傾動動作および塵芥投入箱の開放動作に応じて移動させるようにしている。
【0064】
すなわち、本実施形態では、図10ないし図13に示すように、左右のサブシャーシ4の後端部には、車体フレーム2よりも下方に延びる前後一対のブラケット72が設けられている。該両ブラケット72の先端(下端)にはアクチュエータとしての車体前後方向へ伸縮移動可能な左右一対のバンパ伸縮シリンダ73(図では1つのみ示す)のシリンダチューブ73aが固設されている。上記シリンダチューブ73aより後方へ伸縮動可能なピストンロッド73bの先端(後端)にはバンパ71が取り付けられ、該バンパ71は、上記ピストンロッド73bの伸縮動により車体前後方向へ移動するようになっている。
【0065】
また、図15に示すように、上記バンパ伸縮シリンダ73には、ピストンロッド73bの伸長限界位置を検出するバンパ伸縮シリンダ伸長限界検出センサLS1と、ピストンロッド73bの収縮限界位置を検出するバンパ伸縮シリンダ収縮限界検出センサLS2とが設けられている。上記バンパ伸縮シリンダ伸長限界検出センサLS1は、シリンダチューブ73aのロッド側室73d寄り端部位置(後端部位置)を貫通して取り付けられ、該位置においてシリンダチューブ73a内を移動するピストンロッド73bが存在しなくなったことを検出するよう構成されてなり、図15に実線で示すように、バンパ71の伸長動作時にピストンロッド73bが存在しなくなった時点でON切換えされて、ピストンロッド73bの伸長限界位置を検出するようにしている。また、上記バンパ伸縮シリンダ収縮限界検出センサLS2は、シリンダチューブ73aのロッド側室73dの端面(後面)に取り付けられ、図15に二点鎖線で示すように、バンパ71の収縮動作時にバンパ71が当接することでON切換えされて、ピストンロッド73bの収縮限界位置を検出するようにしている。
【0066】
そして、上記バンパ伸縮シリンダ73は、図示しないバンパ伸縮シリンダ用電磁切換弁によりヘッド側室73cおよびロッド側室73dへの圧油の給排が切換えられるようになっており、ヘッド側室73cに圧油を供給しロッド側室73dから圧油を排出することでピストンロッド73bを伸長動させてバンパ71を後方へ移動させる一方、ロッド側室73dに圧油を供給しヘッド側室73cから圧油を排出することでピストンロッド73bを収縮動させてバンパ71を前方へ移動させるようにしている。
【0067】
また、図13に示すように、上記塵芥収容箱CA1の後端には、塵芥投入箱CA5を後方の開放位置(図13に実線で示す位置)と閉塞位置(図13に二点鎖線で示す位置)との間で開閉動作させる左右一対の開閉シリンダ74(図では1つのみ示す)が設けられている。該開閉シリンダ74は、図示しない開閉シリンダ用電磁切換弁によりヘッド側室およびロッド側室への圧油の給排が切換えられるようになっており、ヘッド側室に圧油を供給しロッド側室から圧油を排出することでピストンロッド74bをシリンダチューブ74aに対して伸長動させて塵芥投入箱CA5を後方へ開放する一方、ロッド側室に圧油を供給しヘッド側室から圧油を排出することでピストンロッド74bをシリンダチューブ74aに対して伸長動させて塵芥投入箱CA5を閉塞するようにしている。
【0068】
上記塵芥収容箱CA1は、その横断面全体に亘って設けられた排出板75を備え、該排出板75によって、塵芥積込装置から塵芥積込口CA4を経て積込まれた塵芥を収容する塵芥収容空間76aとその前方空間76bとに区画されている。上記前方空間76bには排出シリンダ(図示せず)が設けられ、該排出シリンダの伸長動により、排出板75を車体前後方向へ移動させるようにしている。この排出シリンダは、その収縮時に排出板75を前方移動させて塵芥収容空間76aの容積を増大させる一方、伸長時に排出板75を後方移動させて塵芥収容空間76aの容積を縮小しかつ塵芥投入箱CA5の開放状態で塵芥積込口CA4から塵芥を排出させるようにしている。尚、図10のように、排出板75を備えている場合には塵芥排出時に塵芥収容箱CA1の傾動動作は不要であり、一方、図12のように、排出板を備えていない塵芥収集コンテナCAの場合には塵芥排出時に塵芥収容箱CA1の傾動動作が必要となる。
【0069】
さらに、図14に示すように、上記塵芥投入箱CA5には左右一対の固縛装置77が設けられ、該塵芥投入箱CA5は、塵芥積込口CA4を閉塞するよう塵芥収容箱1に対して上記各固縛装置77により固縛又は解除されるようになっている。この各固縛装置77(同一構成となるので一方のみ説明する)は、塵芥積込口CA4の下方に対応する塵芥投入箱CA5の下部より塵芥収容箱CA1側(前方)へ突設された略U字状の掛け金具77aを備えている。また、上記塵芥収容箱CA1の主桁CA2の後端部下端位置には車幅方向へ延びる軸77bを介して固縛フック77cが揺動自在に枢支され、該固縛フック77cは上記掛け金具77aに係脱自在に係合されている。さらに、上記固縛フック77cよりも前方に位置する塵芥収容箱CA1の主桁CA2の後端部下端位置には伸縮自在なロッド78aを有する固縛シリンダ78が設けられている。そして、上記固縛フック77cと固縛シリンダ78のロッド78aとの間にはリンク機構79が連携され、該リンク機構79は、ロッド78a伸長時に固縛フック77cを掛け金具77aに対して離脱(非係合)させるように揺動する一方、ロッド78a縮短時に固縛フック77cを掛け金具77aに対して係合させるように揺動する。
【0070】
また、荷役装置6のスライドシリンダ18には、スライドシリンダ18の伸長限界位置を検出するスライドシリンダ伸長限界検出センサLS3(図8参照)と、スライドシリンダ18の収縮限界位置を検出するスライドシリンダ収縮限界検出センサLS4(図8参照)とが設けられている。このスライドシリンダ伸長限界検出センサLS3およびスライドシリンダ収縮限界検出センサLS4は、図示しないが上記バンパ伸縮シリンダ伸長限界検出センサLS1およびバンパ伸縮シリンダ収縮限界検出センサLS2と同様に構成されている。そして、スライドシリンダ18の伸長限界位置を検出してスライドシリンダ伸長限界検出センサLS3がON切換えされる一方、スライドシリンダ18の収縮限界位置を検出してスライドシリンダ収縮限界検出センサLS4がON切換えされるようになっている。また、荷役装置6の傾動シリンダ19には、傾動シリンダ19の収縮限界位置を検出する傾動シリンダ収縮限界検出センサLS5(図8参照)が設けられている。この傾動シリンダ収縮限界検出センサLS5は、図示しないが上記バンパ伸縮シリンダ収縮限界検出センサLS2と同様に構成され、傾動シリンダ19の収縮限界位置を検出してON切換えされるようになっている。
【0071】
次に、図8に示す車両側制御回路40について説明する。この車両側制御回路40には、電源供給ライン41とアースライン42とに跨がってバンパ伸縮シリンダ73の伸縮動を制御するための回路、並びにスライドシリンダ18および傾動シリンダ19の伸縮動を制御するための荷役装置制御回路46が設けられている。
【0072】
81はバンパ伸縮シリンダ伸長動検出回路であって、該バンパ伸縮シリンダ伸長動検出回路81は、その一端がヒューズFSとリレーR2のa接点との間における電源供給ライン41に連結され、他端がアースライン42に連結されている。このバンパ伸縮シリンダ伸長動検出回路81は、リレーX6とバンパ伸縮シリンダ伸長限界検出スイッチLS1のb接点とを直列に接続してなり、バンパ伸縮シリンダ73(ピストンロッド73b)の伸長限界時に開成されてリレーX6を非通電にするようにしている。
【0073】
82はバンパ伸縮シリンダ収縮動検出回路であって、該バンパ伸縮シリンダ収縮動検出回路82は、その一端がヒューズFSとリレーR2のa接点との間における電源供給ライン41に連結され、他端がアースライン42に連結されている。このバンパ伸縮シリンダ収縮動検出回路82は、リレーX7とバンパ伸縮シリンダ収縮限界検出スイッチLS2のa接点とを直列に接続してなり、バンパ伸縮シリンダ73(ピストンロッド73b)の収縮限界時に閉成されてリレーX7を通電させるようにしている。
【0074】
83はバンパ伸縮シリンダ伸長状態検出回路であって、該バンパ伸縮シリンダ伸長状態検出回路83は、その一端がヒューズFSとリレーR2のa接点との間における電源供給ライン41に連結され、他端がアースライン42に連結されている。このバンパ伸縮シリンダ伸長状態検出回路83は、上記リレーX6のa接点とパイロットランプPL1とを直列に接続してなり、バンパ伸縮シリンダ73の伸長限界時にのみ開成されてパイロットランプPL1を消灯させるようにしている。
【0075】
84はバンパ伸縮シリンダ伸長動駆動回路であって、該バンパ伸縮シリンダ伸長動駆動回路84は、その一端がリレーR2のa接点と荷役装置制御回路46との間における電源供給ライン41に連結され、他端がアースライン42に連結されている。このバンパ伸縮シリンダ伸長動駆動回路84は、互いに並列に配されたリレーX3のa接点およびリレーX5のa接点と、バンパ伸縮シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL5とを直列に接続してなる。上記バンパ伸縮シリンダ用電磁切換弁は、ソレノイドSOL5の励磁により、ヘッド側室73cに圧油を供給しロッド側室73dから圧油を排出してバンパ伸縮シリンダ73を伸長動させるように切換えられ、バンパ71を後方へ張り出す張り出し位置(図10に示す位置)まで伸長動作させるようにしている。
【0076】
85はバンパ伸縮シリンダ収縮動駆動回路であって、該バンパ伸縮シリンダ収縮動駆動回路85は、その一端がリレーR2のa接点と荷役装置制御回路46との間における電源供給ライン41に連結され、他端がアースライン42に連結されている。このバンパ伸縮シリンダ収縮動駆動回路85は、互いに並列に配されたリレーX2のa接点およびリレーX4のa接点と、バンパ伸縮シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL6とを直列に接続してなる。上記バンパ伸縮シリンダ用電磁切換弁は、ソレノイドSOL6の励磁により、ロッド側室73dに圧油を供給しヘッド側室73cから圧油を排出してバンパ伸縮シリンダ73を収縮動させるように切換えられ、バンパ71を前方の格納位置(図11ないし図13に実線で示す位置)まで収縮動作させるようにしている。
【0077】
次に、スライドシリンダ18および傾動シリンダ19の伸縮動を制御するための荷役装置制御回路46について説明する。
【0078】
86は荷役装置作動検出回路であって、該荷役装置作動検出回路86は、その一端がヒューズFSとリレーR2のa接点との間における電源供給ライン41に連結され、他端がアースライン42に連結されている。この荷役装置作動検出回路86は、それぞれ並列に配されたリレーR3のb接点およびリレーR4のb接点と、パイロットランプPL2とを直列に接続してなり、荷役装置6によりコンテナCをサブシャーシ4上に搭載した際にのみ開成されてパイロットランプPL2を消灯させるようにしている。
【0079】
87はPTOスイッチON検出回路であって、該PTOスイッチON検出回路87は、その一端がリレーR2のa接点よりも反車載バッテリBT側の電源供給ライン41に連結され、他端がアースライン42に連結されている。このPTOスイッチON検出回路87は、パイロットランプPL3を介設してなり、PTOスイッチ44をON切換えした際にパイロットランプPL3を点灯させるようにしている。
【0080】
88は傾動シリンダ収縮動検出回路であって、該傾動シリンダ収縮動検出回路88は、その一端がヒューズFSとリレーR2のa接点との間における電源供給ライン41に連結され、他端がアースライン42に連結されている。この傾動シリンダ収縮動検出回路88は、傾動シリンダ収縮限界検出センサLS5のa接点と、リレーR3とを直列に接続してなる。
【0081】
89はスライドシリンダ伸長動検出回路であって、該スライドシリンダ伸長動検出回路89は、その一端がヒューズFSとリレーR2のa接点との間における電源供給ライン41に連結され、他端がアースライン42に連結されている。このスライドシリンダ伸長動検出回路89は、リレーR4と、スライドシリンダ伸長限界検出センサLS3のa接点とを直列に接続してなる。
【0082】
90はスライドシリンダ収縮動検出回路であって、該スライドシリンダ収縮動検出回路90は、その一端がリレーR2のa接点よりも反車載バッテリBT側の電源供給ライン41に連結され、他端がアースライン42に連結されている。このスライドシリンダ収縮動検出回路90は、スライドシリンダ収縮限界検出センサLS4のa接点と、リレーR5とを直列に接続してなる。
【0083】
91は傾動シリンダ伸長動駆動回路であって、該傾動シリンダ伸長動駆動回路91は、その一端がリレーR2のa接点よりも反車載バッテリBT側の電源供給ライン41に連結され、他端がアースライン42に連結されている。この傾動シリンダ伸長動駆動回路91は、傾動スイッチSW1の上昇側端子と、リレーR4のa接点と、リレーX7のa接点と、図示しない傾動シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL1とを直列に接続してなる。上記傾動シリンダ用電磁切換弁は、ソレノイドSOL1の励磁により、傾動シリンダ19を伸長動させるように切換えられ、コンテナCを傾動動作させるようにしている。また、上記傾動シリンダ伸長動駆動回路91は、そのリレーX7のa接点およびソレノイドSOL1に対してリレーX2を並列に接続してなる。
【0084】
92は傾動シリンダ収縮動駆動回路であって、該傾動シリンダ収縮動駆動回路92は、その一端が上記傾動スイッチSW1の下降側端子に連結され、リレーR3のb接点と、傾動シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL2とを直列に接続してなる。上記傾動シリンダ用電磁切換弁は、ソレノイドSOL2の励磁により、傾動シリンダ19を収縮動させるように切換えられ、コンテナCを倒伏動作させるようにしている。
【0085】
93はスライドシリンダ伸長動駆動回路であって、該スライドシリンダ伸長動駆動回路93は、その一端がリレーR2のa接点よりも反車載バッテリBT側の電源供給ライン41に連結され、他端がアースライン42に連結されている。このスライドシリンダ伸長動駆動回路93は、積み降しスイッチSW2の積込み側端子と、リレーR3のa接点と、リレーX6のa接点と、図示しないスライドシリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL3とを直列に接続してなる。上記スライドシリンダ用電磁切換弁は、ソレノイドSOL3の励磁により、スライドシリンダ18を伸長動させるように切換えられ、コンテナCを前方へスライド移動させるようにしている。また、上記スライドシリンダ伸長動駆動回路93は上記傾動シリンダ収縮動駆動回路92に連結される連動回路93aを備え、該連動回路93aは、上記積み降しスイッチSW2の積込み側端子とリレーR3のa接点との間におけるスライドシリンダ伸長動駆動回路93と、上記傾動スイッチSW1の下降側端子とリレーR3のb接点との間における傾動シリンダ収縮動駆動回路92とを連結している。さらに、上記スライドシリンダ伸長動駆動回路93は、そのリレーX6のa接点およびスライドシリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL3に対してリレーX3を並列に接続してなる。
【0086】
94はスライドシリンダ収縮動駆動回路であって、該スライドシリンダ収縮動駆動回路94は、その一端が上記積み降しスイッチSW2の降ろし側端子に連結され、リレーR5のb接点と、リレーR3のa接点と、スライドシリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL4とを直列に接続してなる。上記スライドシリンダ用電磁切換弁は、ソレノイドSOL4の励磁により、スライドシリンダ18を収縮動させるように切換えられ、コンテナCを後方へスライド移動させるようにしている。また、上記スライドシリンダ収縮動駆動回路94は上記傾動シリンダ伸長動駆動回路91に連結される連動回路94aを備えている。該連動回路94aは、リレーR5のa接点を介設し、上記積み降しスイッチSW2の降ろし側端子とリレーR5のb接点との間におけるスライドシリンダ収縮動駆動回路94と、上記リレーR4のa接点とリレーX7のa接点との間における傾動シリンダ伸長動駆動回路91とを連結している。
【0087】
95はコンテナ判別スイッチ保持回路であって、該コンテナ判別スイッチ保持回路95は、コンテナ判別スイッチ33のa接点と、リレーR4のa接点と、コンテナ判別スイッチ保持用アクチュエータのソレノイドSOL10とを直列に接続してなる。上記コンテナ判別スイッチ保持用アクチュエータは、ソレノイドSOL10の励磁により、コンテナ判別スイッチ33を前方倒伏位置に保持するように作動し、スライドシリンダ18の収縮動作により伸長限界でなくなるまでの間つまりスライドシリンダ伸長限界検出センサLS3がOFF切換えされるまでの間、コンテナ判別スイッチ33を付勢手段の付勢力に抗して前方倒伏位置に保持するようにしている。また、上記コンテナ判別スイッチ保持用アクチュエータは、スライドシリンダ18の収縮動作により伸長限界でなくなったときつまりスライドシリンダ伸長限界検出センサLS3がOFF切換えされたときにソレノイドSOL10が消磁されて、コンテナ判別スイッチ33の前方倒伏位置での保持を解除するように作動し、コンテナ判別スイッチ33を付勢手段の付勢力により起立位置まで復帰させるようにしている。
【0088】
一方、図9に示すコンテナ側制御回路50において、電源供給ライン51とアースライン52とに跨がって開閉シリンダ74の伸縮動、および固縛装置77の固縛又は解除動作を制御するための回路が設けられている。
【0089】
101は固縛装置駆動回路であって、該固縛装置駆動回路101は、塵芥積込装置作動スイッチSW3の排出側端子と、固縛装置作動スイッチSW4の固縛側端子と、パイロットランプPL4とを直列に接続してなる。
【0090】
102は塵芥投入箱開放駆動回路であって、該塵芥投入箱開放駆動回路102は、上記固縛装置作動スイッチSW4の解除側端子とアースライン52との間に連結されている。この塵芥投入箱開放駆動回路102には、塵芥投入箱開閉スイッチSW5の開放側端子と、リレーX7のa接点と、開閉シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL7とが直列に接続されている。上記開閉シリンダ用電磁切換弁は、ソレノイドSOL7の励磁により、ヘッド側室に圧油を供給しロッド側室から圧油を排出して開閉シリンダ74を伸長動させるように切換えられ、塵芥投入箱CA5を後方へ開放動作させるようにしている。
【0091】
103はバンパ伸縮シリンダ収縮動指令回路であって、該バンパ伸縮シリンダ収縮動指令回路103は、上記塵芥投入箱開閉スイッチSW5の開放側端子とアースライン52との間に連結されている。このバンパ伸縮シリンダ収縮動指令回路103にはリレーX4が介設されている。
【0092】
104は塵芥投入箱閉塞駆動回路であって、該塵芥投入箱閉塞駆動回路104は、上記塵芥投入箱開閉スイッチSW5の閉塞側端子とアースライン52との間に連結されている。上記塵芥投入箱閉塞作動回路104には、開閉シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL8,SOL9が並列に接続されている。上記開閉シリンダ用電磁切換弁は、ソレノイドSOL8およびSOL9の励磁により、ロッド側室に圧油を供給しヘッド側室から圧油を排出して開閉シリンダ74を収縮動させるように切換えられ、塵芥投入箱CA5を閉塞動作させるようにしている。
【0093】
105はバンパ伸縮シリンダ伸長動指令回路であって、該バンパ伸縮シリンダ伸長動指令回路105は、上記塵芥投入箱開閉スイッチSW5の閉塞側端子とアースライン52との間に連結されている。このバンパ伸縮シリンダ伸長動指令回路105にはリレーX5が介設されている。
【0094】
106は警報ブザー回路であって、該警報ブザー回路106は、固縛装置作動スイッチSW4の解除側端子とアースライン52との間に連結されている。この警報ブザー回路106には、上記塵芥投入箱開閉スイッチSW5と連動する連動スイッチSW5−aの開放側端子および閉塞側端子と、警報ブザーBZとが直列に接続されている。つまり、塵芥投入箱開閉スイッチSW5を開放側又は閉塞側に切換操作すれば、警報ブザーBZが鳴り響き、塵芥投入箱CA5の開閉動作が作業者に喚起せしめられるようにしている。
【0095】
また、塵芥積込装置制御回路55は、上記電源供給ライン51に塵芥積込装置作動スイッチSW3の積込側端子を経て接続され、この塵芥積込装置作動スイッチSW3を積込側端子に接続した際に閉成されるようになっている。
【0096】
ここで、バンパ71を、コンテナCの積み降し動作、傾動動作および塵芥投入箱CA5の開放動作に応じて移動させる際の制御を図8および図9の電気回路に基づいて説明する。この場合、バンパ71は格納位置に保持され、バンパ伸縮シリンダ収縮限界検出センサLS2がON切換えされてバンパ伸縮シリンダ収縮動検出回路82のリレーX7が通電しているとともに、バンパ伸縮シリンダ伸長限界検出センサLS1がOFF切換えされてバンパ伸縮シリンダ伸長動検出回路81のリレーX6も通電しているものとする。また、荷役アーム14は傾動シリンダ19の伸長により後方へ回動してフック15がコンテナCの係合ピン5に係合し、スライドシリンダ収縮限界検出センサLS4がON切換えされてスライドシリンダ収縮動検出回路90のリレーR5が通電しているものとする。
【0097】
先ず、積み降しスイッチSW2を積み込み側端子に接続して通常のコンテナCBをサブシャーシ4上に積み込む場合には、傾動シリンダ19の収縮限界位置を検出して傾動シリンダ収縮限界検出センサLS5をON切換えするまで開成される傾動シリンダ収縮動検出回路88のリレーR3への非通電により、連動回路93aを経て傾動シリンダ収縮動駆動回路92を閉成して傾動シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL2を励磁することで傾動シリンダ19を収縮動させる。
【0098】
その後、傾動シリンダ収縮限界検出センサLS5により傾動シリンダ19の収縮限界位置を検出すると、該傾動シリンダ収縮限界検出センサLS5をON切換えし、傾動シリンダ収縮動検出回路88のリレーR3を通電させて傾動シリンダ収縮動駆動回路92を開成すると同時に、スライドシリンダ伸長動駆動回路93を閉成してスライドシリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL3を励磁することでスライドシリンダ18を伸長動させる。このとき、スライドシリンダ伸長動駆動回路93のリレーX3も通電してバンパ伸縮シリンダ伸長動駆動回路84を閉成し、バンパ伸縮シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL5を励磁してバンパ伸縮シリンダ73を伸長動させ、バンパ71を通常のコンテナCBの後方の張り出し位置(図16に二点鎖線で示す位置)まで移動させる。
【0099】
そして、スライドシリンダ18の伸長動に伴って通常のコンテナCBが前方移動するが、この通常のコンテナCBにはドグ32が存在しないので、コンテナ判別スイッチ33を起立状態に保持してOFF位置に位置付け、サブシャーシ4上に積み込んだコンテナCが通常のコンテナCBであることを判別する。
【0100】
しかる後、バンパ伸縮シリンダ伸長限界検出センサLS1によりバンパ伸縮シリンダ73の伸長限界位置を検出すると、該バンパ伸縮シリンダ伸長限界検出センサLS1をON切換えしてバンパ伸縮シリンダ伸長動検出回路81を開成し、スライドシリンダ伸長動駆動回路93を開成してスライドシリンダ18を伸長限界位置に位置付ける。このように、バンパ71は、通常のコンテナCBをサブシャーシ4上に搭載した状態では、図16に二点鎖線で示すように、通常のコンテナCBの後方に張り出しているので、該コンテナCBを輸送する際の走行安全性を高めることができる。しかも、バンパ71は、通常のコンテナCBの積み込み動作を行う際には格納位置に位置付けられているので、通常のコンテナCBを積み込み動作させた際に通常のコンテナCBとの干渉を確実に回避することができる。
【0101】
そして、スライドシリンダ18の伸長限界位置を検出したスライドシリンダ伸長限界検出センサLS3のON切換えにより、荷役装置作動検出回路86を開成してパイロットランプPL2を消灯し、荷役装置6による通常のコンテナCBの積込動作終了を知らしめる。この状態では、供給電源迂回回路47が閉成され、荷役装置制御回路46への電源ライン41を経た電源供給が可能となっており、スライドシリンダ18および傾動シリンダ19への圧油の給排をそれぞれ切換える各電磁切換弁のソレノイドを適宜励磁して該各電磁切換弁を制御することで、荷役装置6による通常のコンテナCBの積み降し動作および傾動動作を可能にしている。
【0102】
一方、積み降しスイッチSW2を降ろし側端子に接続して通常のコンテナCBを地上に降ろす場合には、スライドシリンダ18の収縮限界位置を検出してスライドシリンダ収縮限界検出センサLS4をON切換えするまで開成されるスライドシリンダ収縮動検出回路90のリレーR5への非通電と、傾動シリンダ19の収縮限界位置を検出している傾動シリンダ収縮限界検出センサLS5のON切換えにより閉成される傾動シリンダ収縮動検出回路88のリレーR3への通電とにより、スライドシリンダ収縮動駆動回路94を閉成してスライドシリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL4を励磁し、収縮限界位置を検出するまでスライドシリンダ18を収縮動させる。このとき、スライドシリンダ18の収縮動により、スライドシリンダ18の伸長限界位置を検出するスライドシリンダ伸長限界検出センサLS3をOFF切換えすることで、荷役装置作動検出回路86を閉成し、パイロットランプPL2を点灯させて、荷役装置6による通常のコンテナCBの降し動作を知らしめる。
【0103】
その後、スライドシリンダ収縮限界検出センサLS4によりスライドシリンダ18の収縮限界位置を検出してスライドシリンダ収縮限界検出センサLS4をON切換えすると、スライドシリンダ収縮動検出回路90を閉成してリレーR5を通電し、連動回路94aを経て傾動シリンダ伸長動駆動回路91のリレーX2を通電する。次いで、バンパ伸縮シリンダ収縮動駆動回路85を閉成してバンパ伸縮シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL6を励磁することでバンパ伸縮シリンダ73を収縮動させ、バンパ伸縮シリンダ収縮限界検出センサLS2によりバンパ伸縮シリンダ73の収縮限界位置を検出すると、バンパ伸縮シリンダ収縮限界検出センサLS2をON切換えして、バンパ71を格納位置に保持するとともに、リレーX7への通電により傾動シリンダ伸長動駆動回路91を閉成して傾動シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL1を励磁し、傾動シリンダ19を伸長動させて荷役アーム14を支持軸13回りに後方へ回動させ、通常のコンテナCBを地上に降ろす。
【0104】
また、傾動スイッチSW1を上昇側端子に接続して通常のコンテナCBを傾動させる場合には、スライドシリンダ18の伸長限界位置を検出しているスライドシリンダ伸長限界検出センサLS3のON切換えによりスライドシリンダ伸長動検出回路89を閉成し、該スライドシリンダ伸長動検出回路89のリレーR4を通電させて、傾動シリンダ伸長動駆動回路91のリレーX2を通電する。このリレーX2の通電により、バンパ伸縮シリンダ収縮動駆動回路85を閉成してバンパ伸縮シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL6を励磁することでバンパ伸縮シリンダ73を収縮動させる。
【0105】
その後、バンパ伸縮シリンダ収縮限界検出センサLS2によりバンパ伸縮シリンダ73の収縮限界位置を検出すると、バンパ71を格納位置に保持するとともに、該バンパ伸縮シリンダ収縮限界検出センサLS2をON切換えし、バンパ伸縮シリンダ収縮動検出回路82を閉成してリレーX7を通電することで傾動シリンダ伸長動駆動回路91を閉成する。この傾動シリンダ伸長動駆動回路91の閉成により、傾動シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL1を励磁し、傾動シリンダ19を伸長動させる。このように、バンパ71は、通常のコンテナCBの傾動動作を行う際にも格納位置に移動し、通常のコンテナCBを傾動動作させた際に該コンテナCBとの干渉を確実に回避することができる。
【0106】
次に、積み降しスイッチSW2を積み込み側端子に接続して塵芥収集コンテナCAをサブシャーシ4上に積み込む場合について説明する。この場合も、バンパ71は格納位置に保持されてバンパ伸縮シリンダ収縮動検出回路82のリレーX7およびバンパ伸縮シリンダ伸長動検出回路81のリレーX6が通電しているとともに、荷役アーム14は後方回動によりフック15がコンテナCの係合ピン5に係合してスライドシリンダ収縮動検出回路90のリレーR5が通電しているものとする。
【0107】
先ず、積み降しスイッチSW2を積み込み側端子に接続すると、通常のコンテナCBを積み込む場合と同様に、傾動シリンダ収縮動検出回路88のリレーR3への非通電により、連動回路93aを経て傾動シリンダ収縮動駆動回路92を閉成して傾動シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL2を励磁することで傾動シリンダ19を収縮動させる。
【0108】
その後、傾動シリンダ収縮限界検出センサLS5のON切換えにより、傾動シリンダ収縮動駆動回路92を開成すると同時に、スライドシリンダ伸長動駆動回路93を閉成してスライドシリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL3を励磁し、スライドシリンダ18を伸長動させる。このとき、スライドシリンダ伸長動駆動回路93のリレーX3も通電する。
【0109】
そして、スライドシリンダ18の伸長動に伴って塵芥収集コンテナCAが前方移動すると、コンテナ判別スイッチ33をドグ32との当接により前方へ倒伏させてON位置に位置付け、サブシャーシ4上に積み込んだコンテナCが塵芥収集コンテナCAであることを判別する。このとき、バンパ伸縮シリンダ伸長動駆動回路84を閉成し、バンパ伸縮シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL5を励磁してバンパ伸縮シリンダ73を伸長動させ、バンパ71を後方に張り出す後方の張り出し位置(図10に実線で示す位置)まで移動させる。
【0110】
しかる後、バンパ伸縮シリンダ伸長限界検出センサLS1によりバンパ伸縮シリンダ73の伸長限界位置を検出すると、該バンパ伸縮シリンダ伸長限界検出センサLS1をON切換えしてバンパ伸縮シリンダ伸長動検出回路81を開成し、スライドシリンダ伸長動駆動回路93を開成してスライドシリンダを伸長限界位置に位置付ける。このように、バンパ71は、サブシャーシ4上に搭載した塵芥収集コンテナCAの輸送に備えて後方の張り出し位置まで移動するので、塵芥収集コンテナCAの輸送時の走行安全性を高めることができる。しかも、バンパ71は、塵芥収集コンテナCAの積み込み動作を行う際には格納位置に位置付けられているので、塵芥収集コンテナCAを積み込み動作させた際に塵芥収集コンテナCAとの干渉を確実に回避することができる。
【0111】
一方、コンテナ側カプラ22と車両側カプラ24との非接続状態で、積み降しスイッチSW2を降ろし側端子に接続して塵芥収集コンテナCAを地上に降ろす場合には、通常のコンテナCBを降ろす場合と同様に、スライドシリンダ収縮動検出回路90のリレーR5への非通電と、傾動シリンダ収縮動検出回路88のリレーR3への通電とにより、スライドシリンダ収縮動駆動回路94を閉成してスライドシリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL4を励磁し、スライドシリンダ18の収縮限界位置を検出するまで収縮動させる。このとき、スライドシリンダ18の伸長限界位置を検出するスライドシリンダ伸長限界検出センサLS3をOFF切換えし、リレーR4を非通電にしてスライドシリンダ伸長動検出回路89およびコンテナ判別スイッチ保持回路95を共に開成することで、コンテナ判別スイッチ保持用アクチュエータのソレノイドSOL10を消磁し、ドグ32との当接が解除された時点でコンテナ判別スイッチ33を付勢手段の付勢力により起立位置(OFF位置)に切換える。
【0112】
その後、スライドシリンダ収縮限界検出センサLS4によりスライドシリンダ18の収縮限界位置を検出してスライドシリンダ収縮限界検出センサLS4をON切換えすると、スライドシリンダ収縮動検出回路90を閉成してリレーR5を通電し、連動回路94aを経て傾動シリンダ伸長動駆動回路91のリレーX2を通電する。次いで、バンパ伸縮シリンダ収縮動駆動回路85を閉成してバンパ伸縮シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL6を励磁することでバンパ伸縮シリンダ73を収縮動させ、バンパ伸縮シリンダ収縮限界検出センサLS2によりバンパ伸縮シリンダ73の収縮限界位置を検出すると、バンパ伸縮シリンダ収縮限界検出センサLS2をON切換えして、バンパ71を格納位置に保持するとともに、リレーX7への通電により傾動シリンダ伸長動駆動回路91を閉成して傾動シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL1を励磁し、傾動シリンダ19を伸長動させて荷役アーム14を支持軸13回りに後方へ回動させ、塵芥収集コンテナCAを地上に降ろす。このように、バンパ71は、塵芥収集コンテナCAの降ろし動作を行う際にも格納位置に移動し、塵芥収集コンテナCAを降ろし動作させた際にサブシャーシ4の後端よりも後方に位置する塵芥投入箱CA5との干渉を確実に回避することができる。
【0113】
また、コンテナ側カプラ22と車両側カプラ24との非接続状態で、傾動スイッチSW1を上昇側端子に接続して塵芥収集コンテナCAを傾動させる場合には、通常のコンテナCBを傾動させる場合と同様に、スライドシリンダ伸長動検出回路89の閉成によりリレーR4を通電し、傾動シリンダ伸長動駆動回路91を閉成してリレーX2を通電するとともに、コンテナ判別スイッチ保持回路95も閉成する。このコンテナ判別スイッチ保持回路95の閉成により、コンテナ判別スイッチ保持用アクチュエータのソレノイドSOL10を励磁してコンテナ判別スイッチ33を前方倒伏位置(ON位置)に保持するとともに、バンパ伸縮シリンダ収縮動駆動回路85を閉成してバンパ伸縮シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL6を励磁することでバンパ伸縮シリンダ73を収縮動させる。この場合、コンテナ判別スイッチ保持回路95は、コンテナ判別スイッチ33をON切換えする塵芥収集コンテナCAの搭載時でかつスライドシリンダ18の伸長限界時にのみ閉成され、通常のコンテナCB搭載時にはコンテナ判別スイッチ33のOFF切換えにより開成されるようになっている。
【0114】
その後、バンパ伸縮シリンダ収縮限界検出センサLS2によりバンパ伸縮シリンダ73の収縮限界位置を検出すると、バンパ71を格納位置に保持するとともに、該バンパ伸縮シリンダ収縮限界検出センサLS2をON切換えし、バンパ伸縮シリンダ収縮動検出回路82を閉成してリレーX7を通電することで傾動シリンダ伸長動駆動回路91を閉成する。この傾動シリンダ伸長動駆動回路91の閉成により、傾動シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL1を励磁し、傾動シリンダ19を伸長動させる。
【0115】
このように、バンパ71は、塵芥収集コンテナCAの傾動動作を行う際にも格納位置に移動し、塵芥収集コンテナCAを傾動動作させた際にサブシャーシ4の後端よりも後方に位置する塵芥投入箱CA5との干渉を確実に回避することができる。
【0116】
さらにまた、コンテナ側カプラ22と車両側カプラ24とを接続した状態で、塵芥積込装置作動スイッチSW3を排出側端子に接続し、固縛装置作動スイッチSW4を解除側端子に接続するとともに、塵芥投入箱開閉スイッチSW5(連動スイッチSW5−a)を開放側端子に接続して、塵芥投入箱CA1内の塵芥を排出する場合には、固縛装置作動スイッチSW4の解除側端子への接続と同時に固縛シリンダ伸長動駆動回路107を閉成し、固縛シリンダ78のロッド78aを伸長動させ、リンク機構79を揺動させて固縛フック77cを掛け金具77aから離脱(非係合)させる。次いで、塵芥投入箱開閉スイッチSW5の開放側端子への接続により、バンパ伸縮シリンダ収縮動指令回路103を閉成してリレーX4を通電し、バンパ伸縮シリンダ収縮動駆動回路85を閉成してバンパ伸縮シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL6を励磁することでバンパ伸縮シリンダ73を収縮動させる。このとき、連動スイッチSW5−aも開放側端子に接続され、警報ブザー回路106を閉成してブザーBZに通電し、塵芥投入箱CA5の開放動作を付近の作業者に報知することができる。
【0117】
その後、バンパ伸縮シリンダ収縮限界検出センサLS2によりバンパ伸縮シリンダ73の収縮限界位置を検出すると、バンパ71を格納位置に保持するとともに、該バンパ伸縮シリンダ収縮限界検出センサLS2をON切換えし、バンパ伸縮シリンダ収縮動検出回路82を閉成してリレーX7を通電することで塵芥投入箱開放駆動回路102を閉成する。この塵芥投入箱開放駆動回路102の閉成により、開閉シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL7を励磁し、開閉シリンダ74を伸長動させて塵芥投入箱CA5を後方へ開放させる。しかる後、図示しない排出シリンダ後退駆動回路を閉成して、排出板75を後方へ移動させ、塵芥収容空間76a内の塵芥を排出する。
【0118】
このように、バンパ71は、塵芥収集コンテナCAの塵芥投入箱CA5を後方へ開放動作させる際に格納位置に移動することにより、塵芥収集コンテナCAの塵芥投入箱CA5内の塵芥を排出させても、その塵芥がバンパ71に付着したり、該バンパ71に干渉して塵芥が付近へ撒き散らされることを確実に防止することができる。
【0119】
そして、塵芥収容箱CA1内の塵芥の排出が完了した時点で、塵芥投入箱開閉スイッチSW5(連動スイッチSW5−a)を閉塞側端子に接続し、塵芥投入箱閉塞駆動回路104を閉成し、開閉シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL8,SOL9を励磁して開閉シリンダ74を収縮動させることで塵芥投入箱CA5を閉塞させる。また、バンパ伸縮シリンダ伸長動指令回路105も閉成してリレーX5を通電し、バンパ伸縮シリンダ伸長動駆動回路84を閉成してバンパ伸縮シリンダ用電磁切換弁のソレノイドSOL5を励磁することでバンパ伸縮シリンダ73を伸長動させて、バンパ71を後方の張り出し位置まで移動させ、バンパ伸縮シリンダ伸長限界検出センサLS1によりバンパ伸縮シリンダ73の伸長限界位置を検出した時点でスライドシリンダ伸長動駆動回路93を開成してバンパ71を後方の張り出し位置に位置付ける。このとき、連動スイッチSW5−aも閉塞側端子に接続され、警報ブザー回路106を閉成してブザーBZに通電し、塵芥投入箱CA5の閉塞動作を付近の作業者に報知することができる。
【0120】
次いで、固縛装置作動スイッチSW4を固縛側端子に接続し、固縛シリンダ伸縮動駆動回路107を閉成し、固縛シリンダ78のロッド78aを収縮動させてリンク機構79を揺動させることで固縛フック77cを掛け金具77aに係合させる。このとき、パイロットランプPL4を点灯させて、固縛装置77による塵芥投入箱CA5の固縛を知らしめ、コンテナ荷役車両1を走行可能な状態にする。
【0121】
このように、バンパ71は、塵芥収容箱CA1内の塵芥の排出を完了して塵芥投入箱CA5を閉塞させると、後方の張り出し位置まで移動し、塵芥収集コンテナCAの輸送に備えることができ、塵芥排出後に速やかに走行安全性を確保することができる。
【0122】
尚、上記各実施形態では、コンテナ側カプラ22と車両側カプラ24とを作業者自身により接続状態又は非接続状態にしたが、図17に示すように、塵芥収集コンテナCAの積み降し動作、つまりスライドシリンダ18による塵芥収集コンテナCAの車体前後方向へのスライド移動動作により接続又は非接続されるようにしても良い。具体的には、カプラ取付基板21の下面に上方へ変形可能なコンテナ側端子110を備える一方、スライドシリンダ18の伸長限界位置で上記コンテナ側端子110に対応する左側のサブシャーシ4の前端部に車両側端子111を備え、スライドシリンダ18による塵芥収集コンテナCAの車体前方へのスライド移動動作によりコンテナ側端子110を車両側端子111に接触状態で接続し、スライドシリンダ18による塵芥収集コンテナCAの車体後方へのスライド移動動作によりコンテナ側端子110を車両側端子111から離して非接触状態にするようにしても良い。この場合、スライドシリンダ18の伸長限界位置付近での伸縮動は、コンテナCの積み降し動作とは無関係に単独で行われ、コンテナ側端子110と車両側端子111とを接触又は非接触させる際にのみ行われる。
【0123】
また、上記各実施形態では、後部に塵芥収集箱CA5を備えた塵芥収集コンテナCAを特定のコンテナとしたが、電気機器により開閉する天蓋を備えたコンテナ、電気機器により弁体を開閉させるバルクタンクや電気機器により回転するタンクローリ又はミキサ等を備えたコンテナ、電気機器により駆動するコンパクタを備えたコンテナ、又は電気機器により吸引する吸引装置を備えたコンテナなどを特定のコンテナとして適用することができるのは勿論である。
【0124】
さらに、上記第2の実施形態では、報知回路61にブザーBZを接続したが、視認性に優れたランプなどを報知回路に接続してランプによる報知がなされるようにしても良い。
【0125】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明におけるコンテナ荷役車両によれば、種類の異なるコンテナをコンテナ判別手段により適格に判別するので、作業者による端子同士の接続忘れや、種類の異なるコンテナの誤認などを確実に防止し、テールランプなどの電気機器への給電を間違いなく行ってコンテナ輸送時の走行安全性の向上を図ることができる。
【0126】
請求項2記載の発明におけるコンテナ荷役車両によれば、コンテナ判別手段による特定のコンテナの判別により、コンテナ側端子と車台側端子との接続状態での操作スイッチによる回路の閉成を禁止して、特定のコンテナの積み降し動作および傾動動作を規制し、両端子の接続状態での配線の断線を確実に防止することができる。
【0127】
請求項3記載の発明におけるコンテナ荷役車両によれば、コンテナ判別手段により特定のコンテナを判別すると、端子同士の非接続状態を検知して報知手段による報知を行うので、作業者による端子同士の接続忘れをより確実に防止し、テールランプなどの電気機器への給電を確実に行ってコンテナ輸送時の走行安全性をより一層図ることができる
【0128】
請求項記載の発明におけるコンテナ荷役車両によれば、車台の判別部材と当接する被判別部材の有無により通常のコンテナ又は特定のコンテナを簡単かつ確実に判別することができる。
【0129】
さらに、請求項記載の発明におけるコンテナ荷役車両によれば、荷役装置の積込み動作を利用してコンテナ側端子と車台側端子とを接続および非接続するので、作業者による端子同士の接続作業および非接続作業を不要とし、作業者の負担を大幅に軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るコンテナ荷役車両の車両側制御回路とコンテナ
側制御回路とを接続した状態を示す電気回路図である。
【図2】塵芥収集コンテナを搭載した状態でのコンテナ荷役車両の側面図である。
【図3】通常のコンテナを搭載した状態でのコンテナ荷役車両の側面図である。
【図4】コンテナ荷役車両後部の平面図である。
【図5】傾動フレームおよび荷役アームの作動状態を示す側面図である。
【図6】コンテナ判別手段による塵芥収集コンテナの判別を説明する側面図である。
【図7】第2の実施形態に係るコンテナ荷役車両の車両側制御回路とコンテナ側制御回路とを接続した状態を示す電気回路図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係るコンテナ荷役車両の車両側制御回路を示す電気回路図である。
【図9】コンテナ荷役車両の車両側制御回路に接続されるコンテナ側制御回路を示す電気回路図である。
【図10】塵芥収集コンテナを搭載した状態でのコンテナ荷役車両の側面図である。
【図11】塵芥収集コンテナを地上に降ろした状態でのコンテナ荷役車両の側面図である。
【図12】塵芥収集コンテナを傾動させた状態でのコンテナ荷役車両の側面図である。
【図13】塵芥投入箱を開放させた状態でのコンテナ荷役車両の側面図である。
【図14】固縛装置付近を示す塵芥収集コンテナ後端部の側面図である。
【図15】バンパ伸縮シリンダの側面図である。
【図16】通常のコンテナを搭載した状態でのコンテナ荷役車両の側面図である。
【図17】変形例に係るコンテナ側端子と車両側端子との接触/非接触状態を説明するカプラ取付基板付近の側面図である。
【符号の説明】
1 コンテナ荷役車両
4 サブシャーシ(車台)
6 荷役装置
12 傾動フレーム
14 荷役アーム
22 コンテナ側カプラ(コンテナ側端子)
24 車両側カプラ(車台側端子)
23,26,27 配線
31 コンテナ判別手段
32 ドグ(被判別部材)
33 コンテナ判別スイッチ(判別部材)
40 車両側制御回路(制御回路)
44 PTOスイッチ(操作スイッチ)
59 動作規制解除回路(動作規制解除手段)
61 報知回路(報知手段)
71 バンパ
73 バンパ伸縮シリンダ(アクチュエータ)
110 コンテナ側端子
111 車台側端子
BT 車載バッテリ(車両電源)
C コンテナ
CA 塵芥収集コンテナ(特定のコンテナ)
CB 通常のコンテナ
CA5 塵芥投入箱
CA8 テールランプ(電気機器)

Claims (5)

  1. 車台(4)上に、種類の異なるコンテナ(C)をそれぞれ別個に積み降し可能にかつ傾動可能に搭載する荷役装置(6)を備えたコンテナ荷役車両(1)であって、
    上記種類の異なるコンテナ(C)は、電気機器(CA8)を備えた特定のコンテナ(CA)と、電気機器を備えていない通常のコンテナ(CB)とに種類分けされ、
    上記特定のコンテナ(CA)には、その電気機器(CA8)に配線を経て連結されたコンテナ側端子(22)が設けられ、
    一方、上記車台(4)には、車両電源(BT)に配線を経て連結され、かつ上記特定のコンテナ(CA)を車台(4)上に搭載した際に上記コンテナ側端子(22)に断接可能に接続される車台側端子(24)と、コンテナ(C)を車台(4)上に搭載した際に特定のコンテナ(CA)又は通常のコンテナ(CB)を判別するコンテナ判別手段(31)と、が設けられ、
    上記荷役装置(6)は、コンテナの積み降し動作および傾動動作を規制可能な動作規制解除手段(59)を備えていて
    上記動作規制解除手段(59)は、
    上記コンテナ判別手段 (31) によって車台 (4) 上に搭載されたコンテナ (C) が特定のコンテナ (CA) と判別され、且つ上記コンテナ側端子 (22) と車台側端子 (24) とが接続されている場合に、該特定のコンテナ (CA) の積み降し動作および傾動動作を規制する一方、
    上記コンテナ判別手段 (31) によって車台 (4) 上に搭載されたコンテナ (C) が特定のコンテナ (CA) と判別され、且つ上記コンテナ側端子 (22) と車台側端子 (24) とが非接続の場合、若しくは上記コンテナ判別手段 (31) によって車台 (4) 上に搭載されたコンテナ (C) が通常のコンテナ (CB) と判別された場合に、コンテナ(C)の積み降し動作および傾動動作を可能とするように構成されていることを特徴とするコンテナ荷役車両。
  2. 上記動作規制解除手段(59)は、
    コンテナ(C)を積み降し動作および傾動動作させる際に回路(59)を閉成する操作スイッチ(44)と、
    上記コンテナ判別手段(31)により特定のコンテナ(CA)が判別された際に上記回路(59)を開成する一方、上記コンテナ側端子(22)と車台側端子(24)との非接続状態で上記回路(59)を閉成するコンテナ判別スイッチ(33)と
    を備えた制御回路よりなる請求項1記載のコンテナ荷役車両。
  3. 車台(4)上に、種類の異なるコンテナ(C)をそれぞれ別個に積み降し可能にかつ傾動可能に搭載する荷役装置(6)を備えたコンテナ荷役車両(1)であって、
    上記種類の異なるコンテナ(C)は、電気機器(CA8)を備えた特定のコンテナ(CA)と、電気機器(CA8)を備えていない通常のコンテナ(CB)とに種類分けされ、
    上記特定のコンテナ(CA)には、その電気機器(CA8)に配線を経て連結されたコンテナ側端子(22)が設けられ、
    一方、上記車台(4)には、
    車両電源(BT)に配線を経て連結され、かつ上記特定のコンテナ(CA)を車台(4)上に搭載した際に上記コンテナ側端子(22)に断接可能に接続される車台側端子(24)と、
    コンテナ(C)を車台(4)上に搭載した際に特定のコンテナ(CA)又は通常のコンテナ(CB)を判別するコンテナ判別手段(31)と、
    上記コンテナ判別手段(31)により車台 (4) 上に搭載されたコンテナ (C) 通常のコンテナ(CB)判別された場合には作動せず、一方、上記コンテナ判別手段(31)により車台 (4) 上に搭載されたコンテナ (C) 特定のコンテナ(CA)判別された場合には、上記コンテナ側端子(22)と車台側端子(24)との接続状態では作動せず、上記コンテナ側端子(22)と車台側端子(24)との非接続状態で作動して報知する報知手段(61)と、
    が設けられていることを特徴とするコンテナ荷役車両
  4. 上記コンテナ判別手段(31)は、上記特定のコンテナ(CA)に設けられた被判別部材(32)に、コンテナ積込動作により当接する判別部材(33)を備え、上記判別部材(33)と被判別部材(32)との当接により特定のコンテナ(CA)を判別する一方、上記判別部材(33)と被判別部材(32)との非当接により通常のコンテナ(CB)を判別するようになっている請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載のコンテナ荷役車両。
  5. 上記荷役装置(6)は、車台(4)の後端部に車体後方へ傾動可能に支持された傾動フレーム(12)と、該傾動フレーム(12)の先部に車体前後方向へ移動可能にかつその後方移動位置で車体前後方向へ回動可能に支持された荷役アーム(14)とを備え、上記荷役アーム(14)を後方移動させた後方移動位置において回動させてコンテナ(C)の積み降し動作を行う一方、上記荷役アーム(14)を傾動フレーム(12)と一体的に回動させてコンテナ(C)の傾動動作を行うように構成され、
    上記コンテナ側端子(22)および車台側端子(24)は、上記荷役アーム(14)により特定のコンテナ(CA)を前方へ移動させた際に接続状態となされる一方、特定のコンテナ(CA)を後方へ移動させた際に非接続状態となされるようになっている請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載のコンテナ荷役車両。
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