JP4659598B2 - ダンプ式コンテナ装置 - Google Patents

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本発明は、トラックなどの荷台に設置した状態のコンテナを起こして傾け、収納されている積荷を一斉に下ろせるようにしたダンプ式のコンテナ装置に関する。
トラックの荷台に直接載せて運搬できる形態の積荷の場合は、特開平11-28961号公報に記載のようなダンプカーに載せて運搬し、その荷台を油圧シリンダーで起こして傾け、荷台中の積荷を一斉に滑降させて下ろすことができる。
特開平11-28961
ところが、木材のチップや枯れ葉などのように、軽量で嵩張る積荷の場合は、荷台中に直接載せる方法では、大量に積載できない。したがって、背の高い箱に一旦収納した状態で、該箱をトラックの荷台で運搬するのが適している。しかしながら、通常の箱では、該箱の中にバラの積荷を搬入したり、トラックから下ろしたりする作業が面倒である。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、トラックなどの荷台に載せて設置できるコンテナが、ダンプカーの荷台のように傾斜可能とすることで、ダンプカーの荷台に直接に積み込むのに適しない積荷であっても、容易にコンテナ中に搬入したり、ダンプカー式に一斉に下ろしたりできるダンプ式コンテナ装置を実現することにある。
本発明の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、トラックの荷台上に積載固定されるベース体に設けた支点柱に、前記荷台上に積載されるコンテナの後部を軸支する支点を設けて、この支点を中心に前記コンテナを起こして傾斜でき、
前記ベース体にコンテナ回転用のシリンダーの基端を連結してピストンを伸長させ、前記コンテナを前記支点を中心に起こして傾けることによって、コンテナ中の積荷を一斉に滑降可能とした構造において、
前記コンテナ後部を軸支する支点が、トラックの荷台から後方に突出し斜め上に伸びた傾斜支点柱の上端に設けてあり、
前記コンテナの前記支点寄りの底壁が、前記傾斜支点柱と同じく斜め上方に傾斜していることを特徴とするダンプ式コンテナ装置である。
このように、前記コンテナ後部を軸支する支点を、トラックの荷台から後方に突出し斜め上に伸びる傾斜支点柱の上端に設けたことによってコンテナ後部を軸支する支点が、トラックの荷台から後方に突出しているので、コンテナを起こして傾斜させた状態で、コンテナ後方の開口はトラックの荷台より後方(外側)に位置するため、コンテナ中の積荷が荷台上に落下することはなく、確実に荷台の外側に排出される。
しかも、前記コンテナの前記支点寄りの底壁が、前記傾斜支点柱と同じく斜め上方に傾斜しているので、コンテナを起こして傾斜させ、内部の積荷を排出する際に、平坦な底部の積荷に押されて傾斜底壁上の積荷も円滑に滑降して確実に排出される。また、前記ベース体にコンテナ駆動シリンダーの基端を連結してあるので、そのピストンを伸長させることによって、積載状態のコンテナを起こして傾斜させることができる。
請求項は、前記コンテナの後壁の一部又は全部が網体及び/又はパネル状体から成り、上端がコンテナに上下回動可能に支持されていることを特徴とする請求項1記載のダンプ式コンテナ装置である。
このように、前記コンテナの後壁が網やパネル状体から成っているので、通常は、コンテナ中の積荷が後方から漏れだしたりする恐れはない。また、網やパネル状体の上端がコンテナに上下回動可能に支持されているので、コンテナを油圧シリンダーで起こして傾斜させると、網やパネル状体が自重で自然に開くので、引き続いてコンテナ中の積荷が滑降して落下可能となり、操作者の負担も軽減される。
請求項は、前記コンテナの後壁及び/又は側壁が開閉可能になっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダンプ式コンテナ装置である。このように、前記コンテナの後壁及び/又は側壁が開閉可能になっているため、コンテナの後壁を開けて、積荷を挿入したり、排出し滑降させたりできる。また、側壁を開閉することによって、工具その他の道具などを挿入したり、取り出したりもできる。積荷の種類によっては、側壁を開けて挿入することもできる。
請求項は、前記コンテナのトラック運転室寄りの両側上端に連結軸を横向きに設けて外側に突出させると共に、前記コンテナとトラック運転室との間に配置する増設箱には、前記連結軸に引っ掛けるための下向きU字状のフックを設けてあることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載のダンプ式コンテナ装置である。このように、前記コンテナとトラックの運転室との間に増設箱を配置した状態で互いに連結するフック手段を設けてあるため、増設箱を連結することによって、ダンプ式のコンテナを大型化することもできる。また、増設箱には、前記コンテナ両側上端に設けた連結軸に引っ掛けるための下向きU字状のフックを設けてあるため、コンテナのダンプ操作の際は、増設箱の荷重が常に連結軸にかかるので、フックが外れる恐れはない。
請求項は、前記コンテナと前記増設用の箱の連結側の側壁が開閉可能となっていることを特徴とする請求項に記載のダンプ式コンテナ装置である。このように、前記コンテナと前記の増設箱の連結側の側壁が開閉可能となっているため、側壁を閉じて、コンテナと増設箱との間を仕切ることによって、ダンプ式のコンテナとは切り離して独立状態で使用することもできるし、側壁を開けて一体の広い空間にして、大型化することもできる。
請求項は、前記ベース体のトラック前部寄りの位置をトラック荷台に連結固定する手段を有していると共に、前記傾斜支点柱の下面に、トラック荷台の後部あおりの上端に引っ掛かるようなL字状のストッパー金具を固設してあることを特徴とする請求項1から請求項までのいずれかの項に記載のダンプ式コンテナ装置である。このように、前記のベース体のトラック前部寄りの位置をトラック荷台に連結固定する手段を有しているため、ベース体とトラック荷台を連結固定しておけば、ダンプ式のコンテナをトラック荷台に対して確実かつ安定よく傾斜させたり、水平の積載状態に戻したりできる。また、前記傾斜支点柱の下面に、トラック荷台の後部あおりの上端に引っ掛かるようなL字状のストッパー金具を固設してある。
請求項は、前記ベース体の運転室寄りの位置の両端に位置合わせ支柱を固定し、前記コンテナを傾斜状態から水平状態に戻す際に、両位置合わせ支柱の間にガイドされるように構成してなることを特徴とする請求項1から請求項までのいずれかの項に記載のダンプ式コンテナ装置である。このように、前記ベース体のトラック運転席寄りの位置の両端に位置合わせ支柱を固定してあるので、積荷を排出し傾斜した状態のコンテナを元に戻す際に、該コンテナが両位置合わせ支柱の間にガイドされながら、荷台上の元の位置に確実かつ安定よく設置される。
請求項1のように、前記コンテナ後部を軸支する支点を、トラックの荷台から後方に突出し斜め上に伸びた傾斜支点柱の上端に設けたことによってコンテナ後部を軸支する支点が、トラックの荷台から後方に突出しているので、コンテナを起こして傾斜させた状態で、コンテナ後方の開口はトラックの荷台より後方(外側)に位置するため、コンテナ中の積荷が荷台上に落下することはなく、確実に荷台の外側に排出される。
しかも、前記コンテナの前記支点寄りの底壁が、前記傾斜支点柱と同じく斜め上方に傾斜しているので、コンテナを起こして傾斜させ、内部の積荷を排出する際に、平坦な底部の積荷に押されて傾斜底壁上の積荷も円滑に滑降して確実に排出される。また、前記ベース体にコンテナ駆動シリンダーの基端を連結してあるので、そのピストンを伸長させることによって、積載状態のコンテナを起こして傾斜させることができる。
請求項のように、前記コンテナの後壁が網やパネル状体から成っているので、通常は、コンテナ中の積荷が後方から漏れだしたりする恐れはない。また、網やパネル状体の上端がコンテナに上下回動可能に支持されているので、コンテナを油圧シリンダーで起こして傾斜させると、網やパネル状体が自重で自然に開くので、引き続いてコンテナ中の積荷が滑降して落下可能となり、操作者の負担も軽減される。
請求項のように、前記コンテナの後壁及び/又は側壁が開閉可能になっているため、コンテナの後壁を開けて、積荷を挿入したり、排出し滑降させたりできる。また、側壁を開閉することによって、工具その他の道具などを挿入したり、取り出したりもできる。積荷の種類によっては、側壁を開けて挿入することもできる。
請求項のように、前記コンテナとトラックの運転室との間に増設箱を配置した状態で互いに連結するフック手段を設けてあるため、増設箱を連結することによって、ダンプ式のコンテナを大型化することもできる。
また、増設箱には、前記コンテナ両側上端に設けた連結軸に引っ掛けるための下向きU字状のフックを設けてあるため、コンテナのダンプ操作の際は、増設箱の荷重が常に連結軸にかかるので、フックが外れる恐れはない。
請求項のように、前記コンテナと前記の増設箱の連結側の側壁が開閉可能となっているため、側壁を閉じて、コンテナと増設箱との間を仕切ることによって、ダンプ式のコンテナとは切り離して独立状態で使用することもできるし、側壁を開けて一体の広い空間にして、大型化することもできる。
請求項のように、前記のベース体のトラック前部寄りの位置をトラック荷台に連結固定する手段を有しているため、ベース体とトラック荷台を連結固定しておけば、ダンプ式のコンテナをトラック荷台に対して確実かつ安定よく傾斜させたり、水平の積載状態に戻したりできる。また、前記傾斜支点柱の下面に、トラック荷台の後部あおりの上端に引っ掛かるようなL字状のストッパー金具を固設してある。
請求項のように、前記ベース体のトラック運転席寄りの位置の両端に位置合わせ支柱を固定してあるので、積荷を排出し傾斜した状態のコンテナを元に戻す際に、該コンテナが両位置合わせ支柱の間にガイドされながら、荷台上の元の位置に確実かつ安定よく設置される。
次に本発明によるダンプ式コンテナ装置が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図1はトラックの荷台にコンテナを設置した状態の側面図、図2は前記コンテナを起こして積荷を滑降させている状態の斜視図、図3は図2の状態を反対側から見た斜視図である。
トラックの荷台1のあおり(枠)2を下ろした状態では、荷台1上に設置されたベース体3が見える。ベース体3は、荷台1上に安定よく載置されるように、例えば枠状又は盤状に形成され、その後端に支点柱4を斜めに固定してあり、前方には、油圧シリンダー5の基端5aを連結してある。
前記支点柱4の上端には、支軸6を介してコンテナ7の後端が軸支されている。また、コンテナ7の上端と前記油圧シリンダー5のピストンP先端5bが連結されている。コンテナ7の前側には、増設用の箱8が連結されている。
図1のコンテナ7中に木材のチップや枯れ葉などを収納して運搬し、これらの積荷を下ろす際に、油圧シリンダー5のピストンPを伸長させると、図2、図3のように、支軸6を中心にしてコンテナ7が回動して起こされる。その結果、コンテナ7が傾斜して、内部の木材チップや枯れ葉などの積荷が、コンテナ後部の開口Bから一斉に滑降し下ろされる。9は、コンテナの後部壁用の網体であり、上端の支軸10を介して、コンテナ上端に軸支されている。
図4は、図3の増設用の箱8が分離され、コンテナ7単体でダンプ機能を作動させている状態である。このとき、増設箱8は、図5のように、トラックの運転室11寄りに寄せて、充分な間隔Gを設けてある。図6は、コンテナ7と増設用の箱8との連結部を示す斜視図であり、トラック荷台のあおり(枠)2を内側において、予め設置されている図4のベース体3上のコンテナ7とトラックの運転室11との間に増設箱8を設置する。
コンテナ7の運転室11寄りの両側上端に連結軸12を横向きに設けて外側に突出させてあり、増設箱8には、前記連結軸12に上から引っ掛けるための下向きU字状のフックFを設けてある。連結に際しては、図7のように、トラックに装備してあるクレーンのフックfでワイヤーWを介して吊り上げ、コンテナ7の左右の連結軸12に増設箱8の左右のフックFを引っ掛けてから下降させる。次いで、必要に応じて、コンテナ7と増設箱8の下部同士をボルトナットで連結固定してもよい。なお、フックFに代えてボルトナットを用いてもよいが、コンテナ7側と増設箱8側との位置合わせが面倒である。
図6のように、コンテナ7側に仕切り側壁141、142を差し込んで閉鎖する構造になっている。また、増設箱8側にも仕切り側壁151、152を差し込んで閉鎖する。なお、コンテナ7および増設箱8には、対応する仕切り側壁を差し込むガイド溝を有していることは言うまでもない。図7は、前記の各仕切り側壁を差し込んで閉鎖した状態である。
図8はフックFの他の実施形態であり、蝶番手段hを介して増設箱8の側面に取付け固定してある。コンテナ7と連結しない場合はフックFは必要ないので、蝶番軸sの回りに回転して増設箱8の側面に折り畳めば、フックFが飛び出して邪魔になることはない。あるいは、蝶番軸sを抜いて、フックFを取り外してもよい。
増設箱8の連結に際しては、増設箱8の下に敷板を挟んで、増設箱8をわずかに高くしておけば、フックFを連結軸12側に回して、横から引っ掛けることができる。したがって、図7のように、連結軸12の上から引っ掛けるより操作が簡便で、クレーンのフックfで吊り上げる必要もない。コンテナ7側のダンプ操作の際は、増設箱8の荷重が常に連結軸12にかかるので、フックFが外れる恐れはない。なお、コンテナ7と連結する場合は、フックFが蝶番軸sの回りに回転しないように、ロックピンを併用してもよい。
増設箱8をコンテナ7から分離する場合は、増設箱8の設置に先立って、予め敷き板を置いて、フックFが連結軸12よりわずかに浮き上がる状態にしておけば、蝶番軸sを中心に回転することによって、フックFは容易に外すことができる。
図9は、コンテナ7を後端から見た背面図であり、図2〜図4のような網体9の下段がパネル9aになった後部壁体9bが、コンテナ7の後端の開口Bを閉じるように実装されている。この後部壁体9bの上端に設けた横軸10が、コンテナ後端の上部左右に設けた軸受けに挿入されていて、この横軸10を中心にして、図10に鎖線で示すように上下回動できる。なお、後部壁体9bの下端に設けたピン14が水平にスライド可能なため、矢印で示す外向きにスライドさせて、コンテナ7側のロック孔に挿入することによって、後部壁体9bが不安定となるのを防いでいる。
図10は図9に示すコンテナ7の左側面図であり、図1のように、ベース体3の後端から後向きに斜め上に伸びた傾斜支点柱4の上端に設けた支軸6でコンテナ7が軸支されている。したがって、油圧シリンダー5のヒストンPを伸ばすことによって、支軸6を中心にして、コンテナ7が上向きに回動し、コンテナ7を図2〜4のように傾けることができる。後方に傾斜状態で突き出している傾斜支点柱4の下面には、トラック荷台の後部あおりの上端に位置して引っ掛かるように、L字状のストッパー金具15を固設してある。なお、傾斜支点柱4の補強のために、三角状の補強板4aを傾斜支点柱4とベース体3に渡って溶接固定してある。
積荷を収納するコンテナ7内は、左右の側壁と前記後部壁体9bと図6の着脱式の仕切り側壁141、142で囲まれているが、底壁は、前記支軸6寄りの部分16aは、破線で示すように、傾斜支点柱4の傾斜角度に合わせて傾斜させてある。この傾斜領域16a以外の底壁16bは平坦になっている。したがって、傾斜支点柱4のL字状ストッパー金具15より後方のコンテナ領域は、トラック荷台から突出するため、それだけコンテナ7の容積を拡張できる。また、コンテナを回転させる支軸6は、トラック荷台から後方に突出した位置に有るので、コンテナの回転に支障を来す障害物は発生せず、かつコンテナ中の積荷が滑降時に他の障害物に妨げられることもなく、円滑に滑降できる。
そして、コンテナ底板16は、前記支軸6寄りの領域16aが傾斜しているため、コンテナを起こして回転させると、平坦な底部16bの積荷に押されて傾斜底板16a上の積荷も円滑に滑降して排出される。
図2のように傾斜させて積荷を下ろした後の、起きた状態のコンテナ7を図1のように元に戻す際に、少なくともコンテナ7を元の位置に正確に位置合わせする必要がある。そのために、図4に示すように、前記ベース体3の運転室11寄りの左右にガイド支柱17a、17bを立てた状態に固定してある。ガイド支柱17a、17bの上端内面には、図11のように、断面形状が三角状のガイド手段18を固定してある。
その結果、油圧シリンダー5のピストンPを引っ込めて、傾斜状態のコンテナを水平状態に下ろして来る際に、コンテナ下部の左右の角部7a、7bの運転室11寄りの部分が前記ガイド手段18の三角状の傾斜部にガイドされて、ガイド支柱17a、17bの内側に導入され、正確に位置合わせされる。なお、ガイド支柱17a、17bの内側の三角状ガイド手段18をコンテナ7の下端外壁に設けてもよい。
ガイド支柱17a、17bと三角状のガイド手段18の前半分の領域に、増設箱8の後端の部分が下降して挿入される構造にすれば、増設箱8のガイドと位置合わせにも兼用できる。
ガイド支柱17a、17bを有するベース体3は、図4のようにコンテナ7を起こした状態では安定性が悪くなり、ベース体3の運転室11寄りが持ち上がる恐れが有る。そこで、前記のガイド支柱17a、17bを鎖19でトラック荷台1側に連結し固定してある。なお、鎖19に代えて、ベース体3の運転室11寄りの位置をボルトナットで荷台側に連結固定することもできる。
図12は、トラック荷台1上のコンテナ7中に木材チップや枯れ葉などを搬入している状態の斜視図であり、チッパー20で木材を削ってなるチップtが空気圧でコンテナ7中に吹き込まれる。このときは、図9の後部壁体9bを開けた状態で、側方からチップ等が挿入されるので、コンテナの天井部は、ネットnをかけたり、天井パネルなどで塞いであってもよい。コンテナ上部から積荷を挿入する場合は、ネットnや天井パネルは外した状態で作業することは言うまでもない。
図13は、図6、図7に示す増設箱8の側面図であり、側壁の下半分が開閉扉21になっていて、上端の水平支軸を介して増設箱8側に取付け支持されている。したがって、積荷や工具などを出し入れする際は、図14のように、左右の開閉扉21を鎖線位置まで回動上昇させることができる。閉鎖状態で開閉扉21をロックできるように、水平移動できるロックバー22を開閉扉21に対しスイライド可能に取付けてある。コンテナ7側の左右の側壁にもこのような開閉扉を設けることもできる。開閉扉は、鉛直方向に立っている軸を中心に左右回動する構造も可能であり、また、上下方向又は左右方向にスライドする構造も可能である。なお、増設箱8は、底フレームの下部にキャスター23を設けてもよい。
以上のように、トラックの荷台上に設置固定されたベース体の上にコンテナ7を載置し、傾斜支点柱4上端の支点を中心にコンテナを油圧シリンダーで起こしたり、元の状態に戻す構造になっているため、木材チップや枯れ葉などのようなバラ状態の積荷をダンプ式に下ろす際に便利であり、バラ状態の積荷を取り扱う際に有効な発明である。
トラックの荷台にコンテナを設置した状態の側面図である。 前記コンテナを起こして積荷を滑降させている状態の斜視図である。 図2の状態を反対側から見た斜視図である。 コンテナ単体でダンプ機能を作動させている斜視図である。 トラック荷台上でコンテナと分離した増設箱の側面図である。 コンテナと増設箱との連結部を示す斜視図である。 クレーンで増設箱を吊り上げている斜視図である。 コンテナとの連結用のフックの他の実施形態である。 コンテナを後端から見た背面図である。 図9に示すコンテナの左側面図である。 ガイド手段つきのガイド支柱の斜視図である。 トラック荷台上のコンテナ中に木材チップなどを搬入している状態の斜視図である。 増設箱の側面図である。 増設箱の左右の開閉扉の開閉動作を示す正面図である。
1 荷台
2 あおり
3 ベース体
4 傾斜支点柱
5 油圧シリンダー
P ピストン
6 支軸
7 コンテナ
8 増設箱
9 後部壁用の網体
9b 後部壁体
10 支軸
11 運転室
12 連結軸
F フック
141・142 仕切り側壁
151、152 仕切り側壁
h 蝶番手段
s 蝶番軸
16 コンテナ底板
16a コンテナの傾斜底部
16b コンテナの平坦底部
17a・17b ガイド支柱
18 ガイド手段
19 鎖
20 チッパー
21 開閉扉
22 ロックバー
23 キャスター(車輪)

Claims (7)

  1. トラックの荷台上に積載固定されるベース体に設けた支点柱に、前記荷台上に積載されコンテナの後部を軸支する支点を設けて、この支点を中心に前記コンテナを起こして傾斜でき、
    前記ベース体にコンテナ回転用のシリンダーの基端を連結してピストンを伸長させ、前記コンテナを前記支点を中心に起こして傾けることによって、コンテナ中の積荷を一斉に滑降可能とした構造において、
    前記コンテナ後部を軸支する支点が、トラックの荷台から後方に突出し斜め上に伸びた傾斜支点柱の上端に設けてあり、
    前記コンテナの前記支点寄りの底壁が、前記傾斜支点柱と同じく斜め上方に傾斜していることを特徴とするダンプ式コンテナ装置。
  2. 前記コンテナの後壁の一部又は全部が網体及び/又はパネル状体から成り、上端がコンテナに上下回動可能に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のダンプ式コンテナ装置。
  3. 前記コンテナの後壁及び/又は側壁が開閉可能になっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダンプ式コンテナ装置。
  4. 前記コンテナのトラック運転室寄りの両側上端に連結軸を横向きに設けて外側に突出させると共に、前記コンテナとトラック運転室との間に配置する増設箱には、前記連結軸に引っ掛けるための下向きU字状のフックを設けてあることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載のダンプ式コンテナ装置。
  5. 前記コンテナと前記増設用の箱の連結側の側壁が開閉可能となっていることを特徴とする請求項4に記載のダンプ式コンテナ装置。
  6. 前記ベース体のトラック前部寄りの位置をトラック荷台に連結固定する手段を有していると共に、前記傾斜支点柱の下面に、トラック荷台の後部あおりの上端に引っ掛かるようなL字状のストッパー金具を固設してあることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかの項に記載のダンプ式コンテナ装置。
  7. 前記ベース体のトラック前部寄りの位置の両端に位置合わせ支柱を固定し、前記コンテナを傾斜状態から水平状態に戻す際に、両位置合わせ支柱の間にガイドされるように構成してなることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかの項に記載のダンプ式コンテナ装置。
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