JP4313054B2 - 小物収容ケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、開口部から挿入された小物を収容する収容箱と、前記開口部を閉塞する蓋体とを備えた小物収容ケースであり、例えば、裁縫用具や、刺繍等に使用されるビーズ等の小物を収容する収容ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、裁縫用具や、刺繍等に使用されるビーズ等の小物を収容する場合、開口部を備えた収容箱と、この開口部を閉塞する蓋体とを備えた収容ケースを使用していた。この種の収容ケースは、例えば、下記特許文献1に示すようなものが知られている。
【0003】
上記特許文献1の収容ケースは、小物を挿入するとともに、取出可能な開口部を備えた収容箱と、この開口部を閉塞する蓋体とを備えており、これら収容箱本体と蓋体が、それぞれの側辺部に沿って配設された軸によって軸支されている。このように収容箱本体と蓋体とが軸により連結されているため、開口部を開放する位置と、開口部を閉塞する位置との間で蓋体を揺動変位させることができる。すなわち、上記蓋体は、上記軸を中心として開口部を被覆する位置と、上下方向に立ち上げた位置又は、当該開口部と離反する側方へ倒れた位置まで揺動自在な状態で収容箱に支持されている。
【0004】
【特許文献1】
実用新案登録第3030744号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1の収容ケースは、小物を収容する場合や収容された小物を取出す場合、すなわち裁縫等の作業を行う場合には、上記軸を中心として蓋体を上下方向に立ち上げた位置又は、開口部と離反する側方へ倒れた位置まで揺動し、この状態で使用するように構成されているため、このように上方又は側方へ揺動された蓋体が裁縫等の作業スペースを縮小し、作業性を低減させる結果、当該収容ケースの使用者の負担を増大させる要因となっていた。
【0006】
また、上記のように揺動された蓋体が収容箱に対して上方又は側方へ張り出して位置しているため(すなわち、蓋体が嵩張るため)、この蓋体に使用者の身体の一部が接触することにより収容箱を転倒させてしまうおそれがあった。このように収容箱が転倒すると、収容された小物が床面等に拡散してしまう結果、裁縫作業等を中断するとともに、これら小物を収拾する手間が生じ、これらが使用者の負担を増大させる要因となっていた。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、作業スペースを可及的に維持した状態、かつ嵩張らない状態で、収容された小物を使用可能にすることにより、使用者の負担を軽減させることができる収容ケースを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、開口部から挿入された小物を収容する収容箱と、前記開口部を閉塞する蓋体とを備えた小物収容ケースにおいて、上記収容箱の底板の下方に設けられ、上記蓋体を格納する格納部と、上記蓋体が開口部を閉塞する閉塞ポジションと、上記格納部へ格納される格納ポジションとの間で変位自在となるように上記収容箱と蓋体とを連結する連結部とを備え、上記格納部は、上記収容箱の左右両側壁がそれぞれ下方に延設された下方延設部と上記収容箱の底板とによって前後方向に延びる溝状に形成されているとともに、上記蓋体の厚み寸法よりも大きな深さ寸法を有していることを特徴とするものである。
【0009】
この発明によれば、収容箱の底板の下方位置に蓋体を格納するための格納部が設けられているとともに、この格納部へ格納する格納ポジションへ変位自在となるように連結部が蓋体と収容部とを連結しているため、従来と異なり、収容箱の上方又は側方の作業スペースの縮小を抑制した状態で小物の収容及び取出を行うことが可能となる結果、使用者の負担を軽減させることができる。
【0010】
また、上記格納ポジションへ変位された蓋体は、上記格納部により収容箱の下方位置に格納されるため、従来と異なり、収容箱の上方又は側方へ張り出すことなく(嵩張らずに)、小物の収容及び取出を行うことが可能となる結果、小物収容ケースを転倒させてしまう等の事態を回避することができ、これに伴う使用者の負担を軽減することができる。
【0011】
上記収容ケースにおいて、上記連結部には、その基端部を上記収容箱に対して揺動自在に支持させる第一支持部と、上記連結部の先端部に上記蓋体を揺動自在に支持させる第二支持部が設けられ、上記第一支持部及び第二支持部が協働することにより、上記開口部を閉塞する閉塞ポジションと、格納部へ格納される格納ポジションとの間で上記蓋体を揺動変位させるように構成されていることが好ましい。
【0012】
この構成によれば、上記連結部の両端部が第一支持部及び第二支持部により、それぞれ収容箱及び、蓋体に対して揺動自在に支持されているため、これら第一支持部及び第二支持部の二点の揺動位置を基点とする揺動変位により、蓋体を上記閉塞ポジションと、格納ポジションとの間で確実に変位させることができる。
【0013】
上記収容ケースにおいて、上記第一支持部が、収容箱の上下方向における略中央位置に配設されるとともに、上記連結部の先端部を収容箱の上面近傍位置から底部近傍位置まで揺動可能に収容箱に支持される一方、上記第二支持部が、蓋体の基端部に対して配設されるとともに、上記連結部の先端部が収容箱の上面近傍に位置する場合に上記閉塞ポジションへ揺動可能とするとともに、上記連結部の先端部が収容箱の底部近傍に位置する場合に上記格納ポジションへ揺動可能とするように蓋体を支持していることが好ましい。
【0014】
この構成によれば、上記第一支持部を基点として収容箱の上面近傍位置まで揺動された蓋体を第二支持部を基点として閉塞ポジションへ揺動することができ、第一支持部を基点として収容箱の底部付近まで揺動された蓋体を第二支持部を基点として格納ポジションへ揺動することができるため、蓋体を閉塞ポジションと格納ポジションとの間で揺動させる操作を簡易化することができる。
【0015】
上記収容ケースにおいて、上記収容箱は、少なくとも上記閉塞ポジション又は格納ポジションに対応する位置における上記連結部を格納する連結部格納部を備えていることが好ましい。
【0016】
この構成によれば、小物の保管時(すなわち、収容ケースの未使用時、閉塞ポジション時)や、小物の収容及び取出時(すなわち、収容ケースの使用時、格納ポジション時)に対応する位置における上記連結部を、連結格納部により格納することが可能となる結果、収容ケースの使用時においては、さらに作業スペースの縮小を抑制しつつ、収容ケース自体を嵩の低いものとすることができる上に、収容ケースの未使用時においても収容ケース自体を嵩の低いものとすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、本発明の実施形態に係る収容ケース1の外観を示す斜視図であり、図2は、図1の収容ケース1の分解斜視図である。
【0019】
各図を参照して、収容ケース1は、開口部11から挿入された小物を収容する収容箱10と、前記開口部11を閉塞する蓋体20と、前記収容箱10と蓋体20とをそれぞれ側辺部に沿って連結する連結部としての連結プレート30と、前記収容箱10と蓋体20とを閉止状態で規制するロック部材40とを備えている。なお、上記連結プレート30の設置側を仮に後方とし、この連結プレート30の延びる方向を仮に左右方向として以下説明する。
【0020】
上記収容箱10は、光透過性を有する合成樹脂材料で形成された収容箱本体12を備えている。この収容箱本体12は、上記開口部11により上方へ開口する平面視略長方形の箱状に形成されている。上記収容箱本体12の内側面には、それぞれ3対のリブ13が設けられ、これらリブ13は、互いに相対向する方向へ突設されるとともに、上記開口部11より若干下方位置から収容箱本体12の底板12aまで延びている。そして、上記各リブ13のうち、相対向する2対のものに対して一枚の仕切り板14、15を着脱するように構成されている。すなわち、1対のリブ13の間へ仕切り板14、15の一端部が挿入される一方、この仕切り板14、15の他端部が前記リブ13と相対向する1対のリブ13の間へ挿入されるようになっている。
【0021】
上記仕切り板14は、前後方向で相対向する各リブ13間へ架設可能な長手寸法に設定され、その途中部には、3本のスリット14aが形成されている。このスリット14aは、上方へ開くとともに、左右方向へ貫通しており、その幅寸法、すなわち前後寸法が上記仕切り板15の板厚寸法よりも若干大きく設定されている。一方、上記仕切り板15は、左右方向で相対向する各リブ13間へ架設可能な長手寸法に設定され、その途中部には、3本のスリット15aが形成されている。このスリット15aは、下方へ開くとともに、前後方向へ貫通しており、その幅寸法、すなわち左右寸法が上記仕切り板14の板厚寸法よりも若干大きく設定されている。本実施形態においては、上記各スリット14a、15aが互いに噛み合った状態で、仕切り板14、15が上記各リブ13間へ挿入されることにより、収容箱本体12内が最大16分割されるようになっている。
【0022】
また、上記収容箱本体12の左右両側壁は、それぞれ下方へ延設された下方延設部12bと、後方へ延設された後方延設部12cとを備えている。その結果、上記各下方延設部12bと収容箱本体12の底板12aによって前後方向へ延びる溝状の格納部16が形成される一方、上記各後方延設部12cと収容箱本体12の後側壁によって上下方向に延びる溝状の連結プレート格納部17が形成される。上記格納部16は、後述する蓋体20の厚み寸法より若干大きな深さ寸法(すなわち、上下寸法)を有する一方、上記連結プレート格納部17は、連結プレート30の厚み寸法より若干大きな深さ寸法(すなわち、前後寸法)を有している。また、上記後方延設部12cには、上下方向の略中心位置に連結プレート30を支持するために左右方向へ貫通する貫通孔18がそれぞれ設けられている。
【0023】
上記連結プレート30は、光透過性を有する合成樹脂により略長方形の板状に形成され、上記連結プレート格納部17に挿入可能な長手寸法(左右寸法)を有している。上記連結プレート30の基端部(幅方向の一端部)には、上記各貫通孔18へ挿入する1対の支持軸(第一支持部)31が設けられている(図では1つ示している)。これら支持軸31は、上記連結プレート30の左右端に相離反する方向へ向けてそれぞれ突設され、当該連結プレート30が上記収容箱本体12に対して揺動自在となるように、上記貫通孔18へそれぞれ挿入されている。このように収容箱本体12に連結された連結プレート30は、上記収容箱本体12の後側壁により揺動範囲が規制され、その先端部が上方に向いた状態から下方へ向いた状態まで揺動可能となり、上方に向いたときに、その先端部が収容箱本体12の上面近傍に位置し、下方へ向いたときに、その先端部が上記収容箱本体12の底板12aの近傍位置まで揺動可能となるように幅寸法が設定されている。
【0024】
また、上記連結プレート30の先端部(幅方向の他端部)には、連結プレート30の板幅方向へ突設する突設部32が左右略中央位置に設けられ、この突設部32には、左右方向へ貫通する支持孔(第二支持部)33が形成されている。この支持孔33は、蓋体20を揺動可能に支持するように構成されている。
【0025】
上記蓋体20は、光透過性を有する合成樹脂により略長方形の板状に形成され、上記連結プレート30と略同一の長手寸法(左右寸法)に設定されている一方、幅寸法は上記開口部11を被覆可能となるように設定されている。この蓋体20の基端部には、上記突設部32を挟み込み可能な左右間隔に設定された一対の突起部21が幅方向へ突設されている。これら突起部21には、それぞれ相対向する方向へ向けて1対の連結軸22が形成され、これら連結軸22が、蓋体20と上記連結プレート30とを互いに揺動可能となるように上記支持孔33へそれぞれ挿入されている。
【0026】
一方、上記蓋体20の先端部には、その幅方向へ向けて係止板23が延設されている。この係止板23は、蓋体20が開口部11を閉塞したときに、上記収容箱本体12の前端部に設けられた係止板19と上方から当接するように構成されている。このように当接した係止板19、23が上記ロック部材40により上下方向に挟持される結果、上記収容箱10と蓋体20とが閉止状態で規制されることとなる。すなわち、上記ロック部材40は、各係止板19、23の当接位置から待避した左右位置で予め待機しており、上記のように各係止板19、23が当接した状態で当該当接位置へスライドさせられることにより、各係止板19、23の上下移動を規制するように構成されている。
【0027】
以上のように構成された小物収容ケース1を使用する場合には、以下説明するような開放動作を行うこととなる。
【0028】
図3は、小物収容ケース1の動作を示す断面図であり、(a)は閉塞ポジションの状態、(b)は蓋体20を操作して、開口部11を開放した状態をそれぞれ示している。
【0029】
図4は、小物収容ケース1の動作を示す断面図であり、(a)は蓋体20を下方まで揺動操作した状態、(b)は格納ポジションの状態をそれぞれ示している。
【0030】
図3の(a)を参照して、小物の保管時(小物収容ケース1の未使用時)には、蓋体20が開口部11を上部から閉塞した状態、すなわち、閉塞ポジションの状態とされている。この状態では、上記連結プレート30の先端部が支持軸31を中心として収容箱本体12の上面近傍まで揺動されているとともに、この連結プレート30と直交する前方へ向けて、上記蓋体20が連結軸22を中心として揺動されている。なお、上記のような閉塞ポジションにおいて、上記ロック部材40が収容箱10と蓋体20とを閉止状態でロックしている。
【0031】
上記のように保管された小物を使用する場合には、上記ロック部材40を左右方向へスライドさせ、収容箱10と蓋体20との閉止状態を解除した後、図3の(b)に示すように、蓋体20を後方側へ揺動させ、上記開口部11を開放する。
【0032】
さらに、蓋体20を後方側へ揺動させると、図4の(a)に示すように、当該蓋体20の揺動操作に応じて連結プレート30が支持軸31を中心として下方側へ揺動することとなる。このように揺動された連結プレート30は、上記収容箱本体12の後側壁により、その先端部が下方に向いた状態で揺動が規制されることとなる。
【0033】
上記のように揺動された連結プレート30は、その先端部が収容箱本体12の底板12aの近傍位置まで揺動されており、この状態で蓋体20を前方側へ揺動させることにより、図4の(b)に示すように、当該蓋体20が上記格納部16へ格納された状態、すなわち、格納ポジションの状態となる。この格納ポジションにおいて、上記蓋体20は、上下方向において収容箱本体12の下方延設部12bの下端部(床面等)から、底板12aの下面までの間で格納される一方、前後方向において収容箱本体12の前端部から後方延設部12cの後端部までの間で格納されることとなる。
【0034】
また、上記閉塞ポジション(図3の(a))及び、格納ポジション(図4の(b))における連結プレート30は、上記連結プレート格納部17内に格納されるように構成されている。すなわち、上記各ポジションにおける連結プレート30の揺動位置において、当該連結プレート30が収容箱本体12の後方側へ突出しないように、上記後方延設部12bの突設寸法が設定されている。
【0035】
以上のように構成された収容ケース1は、収容箱本体12の底板12aの下方位置に蓋体20を格納する格納部16が設けられているとともに、この格納部16へ格納する格納ポジションへ変位自在となるように連結プレート30が蓋体20と収容部10とを連結しているため、収容箱本体の上方又は後方(側方)の作業スペースの縮小を抑制した状態で小物の収容及び取出を行うことが可能となる結果、使用者の負担を軽減させることができる。
【0036】
また、上記格納ポジションへ変位された蓋体20は、上記格納部16により収容箱本体12の下方位置に格納されるため、収容箱本体12の上方又は側方へ張り出すことなく(嵩張らずに)、小物の収容及び取出を行うことが可能となる結果、収容ケース1を転倒させてしまう等の事態を回避することができ、これに伴う使用者の負担を軽減することができる。
【0037】
上記連結プレート30の両端部が支持軸31と、支持孔33により、それぞれ収容箱10及び、蓋体20に対して揺動自在に支持されているため、これら支持軸31と支持孔33の二点の揺動位置を基点とする揺動変位により、蓋体20を上記閉塞ポジションと、格納ポジションとの間で確実に変位させることができる。
【0038】
また、上記支持軸31を基点として収容箱10の上面近傍位置まで揺動された蓋体20を支持孔33を基点として閉塞ポジションへ揺動することができ、支持軸31を基点として収容箱10の底部12a付近まで揺動された蓋体20を支持孔33を基点として格納ポジションへ揺動することができるため、蓋体20を閉塞ポジションと格納ポジションとの間で揺動させる操作を簡易化することができる。
【0039】
さらに、上記収容ケースには、閉塞ポジション又は格納ポジションに対応する位置における連結プレート30を格納する連結プレート格納部17が形成されているため、収容ケース1の使用時や未使用時に対応する位置における連結プレート30を、連結プレート格納部17により格納することが可能となる結果、収容ケース1の使用時においては、さらに作業スペースの縮小を抑制しつつ、収容ケース1自体を嵩の低いものとすることができる上に、収容ケース1の未使用時においても収容ケース1自体を嵩の低いものとすることができる。
【0040】
なお、上記実施形態においては、仕切り板14、15により区画された収容箱本体12内の空間に小物を収容することとしているが、この構成に加えて、図5に示すようなトレー50を採用することも可能である。このトレー50は、光透過性を有する合成樹脂により略長方形の容器状に形成され、上記収容箱本体12へ挿入可能に寸法設定されている。また、トレー50は、上記各リブ13から開口部11までの上下寸法を有しており、各リブ13上に載置されるように構成されている。さらに、トレー50内には、前後左右方向にそれぞれ延びる複数の仕切り壁51が形成され、これら仕切り壁51によりトレー50内には、左右8列、前後4行の合計24個所に収容部52が区画されている。これら収容部52の底部は、それぞれ側面視(左右方向)で略円形に形成され、これら底部に伴いトレー50の底部も4行の円形底部53を形成している。
【0041】
上記のように構成されたトレー50を収容ケース1に採用することにより、上記仕切り板14、15で区画された空間に加えて、この空間の上段に配設されたトレー50内にも小物を収容することができ、多品種の小物を収容することが可能となる。特に、収容ケース1をビーズ細工用に用いる場合、トレー50に各種の色ビーズ、下段に区画された空間(仕切り板14、15により区画された空間)に道具(工具)類や、作成途中のビーズ細工を収容すればよい。また、上記のように収容部52の底部が略円形に形成されているため、仮に収容部52が矩形に形成されている場合に当該収容部52内の隅に位置する小物を取出す手間を省くことが可能となる結果、作業者の負担をより軽減することが可能となる。
【0042】
また、上記実施形態においては、収容箱本体12、蓋体20及び、連結プレート30をそれぞれ別部材で構成しているが、この構成に代えて、これらを一体的に形成することも可能である。このようにすることによって、収容ケース1の製造コストを低減させることが可能となる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、収容箱の底板の下方位置に蓋体を格納するための格納部が設けられているとともに、この格納部へ格納する格納ポジションへ変位自在となるように連結部が蓋体と収容部とを連結しているため、従来と異なり、収容箱の上方又は側方の作業スペースの縮小を抑制した状態で小物の収容及び取出を行うことが可能となる結果、使用者の負担を軽減させることができる。
【0044】
また、上記格納ポジションへ変位された蓋体は、上記格納部により収容箱の下方位置に格納されるため、従来と異なり、収容箱の上方又は側方へ張り出すことなく(嵩張らずに)、小物の収容及び取出を行うことが可能となる結果、小物収容ケースを転倒させてしまう等の事態を回避することができ、これに伴う使用者の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る収容ケースの外観を示す斜視図である。
【図2】 図1の収容ケースの分解斜視図である。
【図3】 小物収容ケースの動作を示す断面図であり、(a)は閉塞ポジションの状態、(b)は蓋体を操作して、開口部を開放した状態をそれぞれ示している。
【図4】 小物収容ケースの動作を示す断面図であり、(a)は蓋体を下方まで揺動操作した状態、(b)は格納ポジションの状態をそれぞれ示している。
【図5】 図1の収容ケースに採用されるトレーを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 収容ケース
10 収容箱
11 開口部
16 格納部
17 連結プレート格納部
20 蓋体
30 連結プレート
31 支持軸
33 支持孔
Claims (4)
- 開口部から挿入された小物を収容する収容箱と、前記開口部を閉塞する蓋体とを備えた小物収容ケースにおいて、
上記収容箱の底板の下方に設けられ、上記蓋体を格納する格納部と、
上記蓋体が開口部を閉塞する閉塞ポジションと、上記格納部へ格納される格納ポジションとの間で変位自在となるように上記収容箱と蓋体とを連結する連結部とを備え、
上記格納部は、上記収容箱の左右両側壁がそれぞれ下方に延設された下方延設部と上記収容箱の底板とによって前後方向に延びる溝状に形成されているとともに、上記蓋体の厚み寸法よりも大きな深さ寸法を有していることを特徴とする小物収容ケース。 - 請求項1に記載の小物収容ケースであって、
上記連結部には、その基端部を上記収容箱に対して揺動自在に支持させる第一支持部と、
上記連結部の先端部に上記蓋体を揺動自在に支持させる第二支持部が設けられ、
上記第一支持部及び第二支持部が協働することにより、上記開口部を閉塞する閉塞ポジションと、格納部へ格納される格納ポジションとの間で上記蓋体を揺動変位させるように構成されていることを特徴とする小物収容ケース。 - 請求項2に記載の小物収容ケースであって、上記第一支持部が、収容箱の上下方向における略中央位置に配設されるとともに、上記連結部の先端部を収容箱の上面近傍位置から底部近傍位置まで揺動可能に収容箱に支持される一方、上記第二支持部が、蓋体の基端部に対して配設されるとともに、上記連結部の先端部が収容箱の上面近傍に位置する場合に上記閉塞ポジションへ揺動可能とするとともに、上記連結部の先端部が収容箱の底部近傍に位置する場合に上記格納ポジションへ揺動可能とするように蓋体を支持していることを特徴とする小物収容ケース。
- 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の小物収容ケースであって、上記収容箱は、少なくとも上記閉塞ポジション又は格納ポジションに対応する位置における上記連結部を格納する連結部格納部を備えていることを特徴とする小物収容ケース。
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