JP5231470B2 - ヘアピンケース - Google Patents

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Description

この発明はヘアピンケースに関し、より特定的には、ヘアピンを収納する容器と容器に被せられる蓋とを備えるヘアピンケースに関する。
従来、頭部の毛髪を所望の位置に固定するものとしてヘアピンが用いられている。美容院や美容専門学校ではヘアピンを多数使用するため、ヘアピンを種類毎に分けて収納することができるヘアピンケースを用いる。
一般的にヘアピンケースはヘアピンを収納する容器と容器に被せられる蓋とを備え、ヘアピンケースを持ち運ぶ際には蓋を閉じ、ヘアピンケースを使用する際には蓋を開ける。開けた後の蓋は、ヘアピンケースを使う作業の邪魔にならないように容器の下に置かれることが好ましい。
特許文献1には、ヘアピンを収納するケース本体内に複数の収納部を設け、ケース本体に被せられる蓋としてケースカバーを備えたヘアピンケースが開示されている。特許文献1に開示されているヘアピンケースでは、ケース本体とケースカバーとはヒンジによって接続されている。ヒンジは雌雄間で取り外しが可能な構成であるため、ケースカバーをケース本体から取り外してケース本体の下に置くことができる。ヘアピンケースを開けた後ケースカバーをケース本体の下に置いておくと、ヘアピンケースを使う作業の際ケースカバーが邪魔になることを防止できる。
特許第3894808号公報
しかし、特許文献1に開示されているヘアピンケースでは、ケースカバーをケース本体の下に置くためにはヒンジの雌雄を取り外す必要があり、ケースカバーをケース本体から取り外すためには手間がかかる。ケース本体から取り外されたケースカバーはケース本体と別体になり紛失するおそれがある。また、ヘアピンケースを使用した後ケース本体にケースカバーを被せるときにはケース本体にヒンジを介してケースカバーを取り付ける必要があり手間がかかる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、蓋を紛失するおそれなく蓋を容器の下に容易に配置することができるヘアピンケースを提供することである。
上述の目的を達成するために、請求項1に記載のヘアピンケースは、上面が開口する容器と、容器の上面を覆う蓋と、蓋を容器に対して開閉できるように蓋および容器のそれぞれの後部を連結する連結部材と、蓋の下面に設けられる滑り止め部材とを備え、蓋を閉じた状態から蓋の上面が容器の下面と対向するように蓋が容器の下に配置される状態まで、蓋は連結部材を介し容器に対して揺動可能であり、容器はその外周に第1突出部を有し、蓋はその外周下端部に第2突出部を有し、蓋を閉じた状態では第1突出部と第2突出部とは接し、第2突出部の下面に滑り止め部材が設けられることを特徴とする。
請求項に記載のヘアピンケースは、請求項1に記載のヘアピンケースにおいて、蓋を閉じた状態において蓋を容器に固定できかつ蓋が容器の下に配置される状態において蓋を容器に固定できるように、容器の前面に揺動可能に設けられる固定部材をさらに含むことを特徴とする。
なお、この発明における「上下」とは、蓋を閉じた状態のヘアピンケースにおける上下を意味する。
また、「揺動」とは、360°以下の角度で正逆回転することをいう。
請求項1に記載のヘアピンケースでは、容器と蓋とは常に連結部材によって連結されている。ヘアピンケースを使用する際には、蓋を連結部材を介して容器に対して揺動させると、蓋の上面が容器の下面に対向するように蓋が容器の下に配置される。このように蓋を容器から取り外すことなく容器と蓋とを連結したまま蓋を容器の下に容易に配置することができる。そのため、蓋を容器から取り外す(別体とする)手間が省けかつ蓋の紛失を防止できる。また、蓋を閉じる際にも蓋を容器に取り付ける手間が省ける。さらに、容器の下に蓋を配置した状態でヘアピンケースをたとえば机の上に置くと、蓋の下面に設けられた滑り止め部材が机に接する。ヘアピンケースが机の上を滑ることを滑り止め部材によって防止できるので、ヘアピンケースを使用する際にヘアピンケースが動くことを防止できる。また、滑り止め部材は蓋を閉じているときには容器の第1突出部と蓋の第2突出部との間に挟まれヘアピンケースの外側に突出しない。そのため、ヘアピンケースを持ち運ぶとき滑り止め部材には物が当たりにくい。したがって、滑り止め部材が傷つくことを防止できる。また、たとえばヘアピンケースを鞄に入れるときやヘアピンケースを縦にして書棚にしまうとき、滑り止め部材が容器の下面に設けられている場合とは異なり、滑り止め部材が周りの物に接触しないので、ヘアピンケースを所望の空間に円滑に収納することができる。
請求項に記載のヘアピンケースでは、容器に設けられた固定部材は揺動することによって蓋を閉じた状態および蓋が容器の下に配置された状態の両方の状態で蓋を容器に固定することができる。蓋を閉じた状態においては、たとえば、ヘアピンケースを縦や上下逆さまにしても蓋が開くことはないため、容器に収納されたヘアピンが飛び出してしまうことを防止できる。また、蓋が容器の下に配置される状態においては、たとえば、容器のみを掴んでヘアピンケースを持ち上げたとしても蓋が宙吊りになることはなく、蓋が他の物に当たったり、蓋に引っ張られてヘアピンケースが手から落ちてしまうことを防止できる。このヘアピンケースでは、蓋を閉じた状態および蓋が容器の下に配置された状態のそれぞれにおいて別々の固定手段を設ける必要がない。したがって、ヘアピンケースの部品点数を削減することができ、ヘアピンケースの製造コストを削減することができる。
この発明によれば、蓋を紛失するおそれなく蓋を容器の下に容易に配置することができるヘアピンケースを得ることができる。
この発明の一実施形態のヘアピンケースを示す斜視図である。 図1のヘアピンケースにおいて蓋を開けた状態を示す斜視図である。 (a)は容器の一例を示す平面図であり、(b)は容器の一例を示す下面図である。 (a)は蓋の一例を示す平面図であり、(b)は蓋の一例を示す下面図である。 連結部材の一例を示す斜視図である。 固定部材の一例を示す斜視図である。 図1のヘアピンケースを示す側面図である。 図1のヘアピンケースにおいて蓋を開けた状態を示す側面図である。 図1のヘアピンケースにおいて蓋を容器の下に配置した状態を示す側面図である。 図1のヘアピンケースにおいて蓋を容器の下に配置した状態を示す斜視図である。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、この発明における上下とは、蓋16を閉じた状態のヘアピンケース10における上下を意味する。
図1はこの発明の一実施形態のヘアピンケース10を示す斜視図である。図2は蓋16を開いた状態のヘアピンケース10を示す斜視図である。図1および図2において矢印A−Aで示される方向を前後方向とし、固定部材20側を前、連結部材18側を後とする。また、矢印B−Bで示される方向を横(左右)方向とする。なお、蓋16については、容器12に被せられる状態(図1の状態)を基準とする。
図1および図2を参照して、ヘアピンケース10は、容器12、容器12の上面14を覆う蓋16、容器12と蓋16とを連結する2つの連結部材18、および蓋16を容器12に固定する2つの固定部材20を備える。
図3(a)は上方から見た容器12を示す平面図であり、図3(b)は下方から見た容器12を示す下面図である。また、下記の長さCおよびDは図3に矢印で示される箇所の寸法である。
図3(a)および図2を参照して、容器12は上方から見て長辺方向の長さCが略295mm、短辺方向の長さDが略181mmの略長方形の外形を有する。容器12はその内部に仕切り部22によって区画された収納部24a〜24hを含む。各収納部24a〜24hの上面は開口され、各収納部24a〜24h内にはたとえばヘアピンや櫛を収納できる。容器12の前側両隅近傍の収納部24eおよび24hにはそれぞれローラ26が取り付けられている。ローラ26は内部に磁石を有する。また、容器12の中央付近に位置する収納部24cおよび24dを形成するための仕切り部22には、仕切り部22を上方から削り取ったような切欠部28が形成されている。
容器12は、その外周に鍔状の第1突出部30を有する。第1突出部30には垂直方向下側にわずかに凹んだ4つの第1凹部32が設けられている。第1凹部32は上方から見ると長方形であり、図3(a)における左右にそれぞれ2つずつ設けられている。
容器12は、その後面に連結部材18を取り付けるための2つの第1取付部34を有し、その前面に固定部材20を取り付けるための2つの第3取付部36を有する(第2取付部は後述する)。第1取付部34は、取付部本体34aと取付部本体34aの両側に設けられる2つの棒状部34bとを含む。第3取付部36は、棒状部36aと棒状部36aの両端を容器12の前面に連結するための2つの連結部36bとを含む。
図3(b)を参照して、容器12の下面38は、収納部24a〜24hおよび仕切り板20の裏側である下面40と、第1突出部30の下面42とを含む。下面40は、収納部24a〜24hの形状に応じて起伏のついた形状を有する。下面42には、図3(b)に示すように、左側に位置する2つの第1凹部32の裏にあたる部分にそれぞれリブ44が設けられている。リブ44は容器12の側面から水平方向に突出しかつ下面42から下方に突出した突起である。
図4(a)は上方から見た蓋16を示す平面図であり、図4(b)は下方から見た蓋16を示す下面図である。また、下記の長さEおよびFは図4に矢印で示される箇所の寸法である。
図4(a)および図1を参照して、蓋16は上方から見て長辺方向の長さEが略295mm、短辺方向の長さFが略181mmの略長方形の外形を有する。この実施形態では、蓋16の平面視の外形寸法は容器12の平面視の外形寸法と略等しく設定されている。
蓋16は、その外周下端部に鍔状の第2突出部46を有する。蓋16の上面48は、蓋16を閉じた状態のヘアピンケース10の上端である上面50と、第2突出部46の上面52とを含む。上面50の中央にはわずかに凹んだ第2凹部54が設けられており、たとえばシール等を貼り付けることができる。第2凹部54の左右には複数の筋を有する筋状部56が設けられている。上面52には、容器12の下面42に設けられた2つのリブ44(図3(b)参照)のそれぞれ上方に位置するように2つのリブ58が設けられている。リブ58は蓋16の側面から水平方向に突出しかつ上面52から上方に突出した突起である。
図4(b)および図2を参照して、蓋16の下面60は、蓋16を閉じた状態において容器12の上面14に対向する下面62と、第2突出部46の下面64とを含む。下面62と下面64とは、ほぼ容器12の上面50が上面52よりも上方に突出している高さ分だけ、垂直方向に距離を隔てて設けられている。下面64にはわずかに垂直方向に突出する長方形の4つの枠66が形成されている。各枠66の内側には、枠66よりも垂直方向に突出する滑り止め部材68が設けられている。滑り止め部材68としては、たとえばゴム、プラスチック、スポンジ、皮革などの滑り止め機能を有する任意の材料が用いられる。
蓋16は、その前面に設けられかつ固定部材20を係止するための2つの係止部70を有し、その後面に設けられかつ連結部材18を取り付けるための2つの第2取付部72を有する。係止部70は、蓋16の前面から突出する板状の係止部本体70aと係止部本体70aの前端部に設けられ上下方向にわずかに膨らむ凸部70bとを含む。第2取付部72は、第1取付部34と同様、取付部本体72aと取付部本体72aの両側に設けられる2つの棒状部72bとを含む。
図5は連結部材18を示す斜視図である。図5においては矢印Lで示される方向を縦方向、矢印Sで示される方向を横方向、矢印Vで示される方向を垂直方向とする。
図5を参照して、連結部材18は垂直方向から見て略H字形状を有する。連結部材18は縦方向に突出する2組の第1結合部74および第2結合部76を含む。第1結合部74および第2結合部76はそれぞれ、中空の略円筒形状を有し、側面から中空部分に向かって円筒の一部が開口されている。また、連結部材18の中央には略四角形状に開口する穴部78が設けられている。横方向に並んだ一組の第1結合部74がそれぞれ容器12の第1取付部34の対応する棒状部34bを掴むように第1結合部74と第1取付部34とが結合されることによって、連結部材18は容器12に取り付けられる(図7〜図9参照)。同様にして、横方向に並んだ他組の第2結合部76がそれぞれ蓋16の第2取付部72の対応する棒状部72bを掴むように第2結合部76と第2取付部72とが結合されることによって、連結部材18は蓋16に取り付けられる(図7〜図9参照)。このように連結部材18は容器12と蓋16とに取り付けられ、蓋16を容器12に対して開閉可能に連結する。このとき、容器12と連結部材18とは相互に相対的に揺動可能であり、蓋16と連結部材18とは相互に相対的に揺動可能である。
図6は固定部材20を示す斜視図である。図6においては矢印Lで示される方向を縦方向、矢印Sで示される方向を横方向、矢印Vで示される方向を垂直方向とする。
図6を参照して、固定部材20は、垂直方向に貫通する貫通孔80aを有する略角環状の固定部材本体80と、固定部材本体80から縦方向に突出した2つの第3結合部82とを有する。第3結合部82はそれぞれ、中空の略円筒形状を有し、側面から中空部分に向かって円筒の一部が開口されている。また、貫通孔80aを形成する壁面には略三角柱状の突起84が設けられている。横方向に並んだ2つの第3結合部82が容器12の第3取付部36の棒状部36aを掴むように第3結合部82と第3取付部36とが結合されることによって、固定部材20は容器12に揺動可能に取り付けられる(図7〜9参照)。
以下、この実施形態のヘアピンケース10の使用方法を述べる。
図7は蓋16が閉じた状態のヘアピンケース10を示す側面図である。
図7を参照して、容器12と蓋16とはそれぞれの後部で連結部材18を介して連結されている。蓋16は容器12の上面14を覆うように容器12に被せられる。このとき、容器12の第1突出部30と蓋16の第2突出部46とは互いの外縁が沿うように接する。第1突出部30の第1凹部32と第2突出部46の枠66の位置は対応し、蓋16の下面64の枠66内に設けられた滑り止め部材68は第1凹部32に接する。また、蓋16を閉じた状態を維持するため、容器12に取り付けられた固定部材20を揺動させ、固定部材20の貫通孔80aに蓋16の係止部70を挿入する。係止部70の凸部70bに固定部材20の突起84が係止されることによって、固定部材20に係止部70を挿入した状態が維持され蓋16が容器12に固定される。
図8は蓋16を開けた状態のヘアピンケース10を示す側面図である。
図8を参照して、蓋16を開けるにはまず固定部材20を第3取付部36を中心に揺動させ固定部材20を蓋16の係止部70からはずす。そして、蓋16を第2取付部72を中心に揺動させかつ連結部材18を容器12の第1取付部34を中心に揺動させて蓋16を移動させる。このようにして蓋16を開けることができる。
図9は蓋16を容器12の下に配置した状態を示す側面図である。また、図10は蓋16を容器12の下に配置した状態を示す斜視図である。
図9および図10を参照して、連結部材18を容器12の第1取付部34を中心に揺動させかつ蓋16を第2取付部72を中心に揺動させると、蓋16の上面48が上を向いた状態で蓋16は容器12の下に配置される。つまり容器12の下面38と蓋16の上面46が対向するように蓋16は容器12の下に配置される。このとき、図7において蓋16を固定していた固定部材20を、容器12の第3取付部36を中心に揺動させる。そして、固定部材20の貫通孔80aに容器12の下に配置されている蓋16の係止部70を挿入する。蓋16を閉じていたときと同様に、係止部70に設けられた凸部70bに固定部材20の突起84が係止されることによって固定部材20に係止部70を挿入した状態が維持され蓋16が容器12に固定される。蓋16を容器12の下に配置した状態のヘアピンケース10では滑り止め部材68が最下方に位置する。
このようなヘアピンケース10では、容器12と蓋16とは常に連結部材18によって連結されている。蓋16を開けてヘアピンケース10を使用する際には、蓋16を第2取付部72を中心に揺動させかつ連結部材18を第1取付部34を中心に揺動させると、蓋16の上面48が容器12の下面38に対向するように蓋16が容器12の下に配置される。このように蓋16を容器12から取り外すことなく容器12と蓋16とを連結したまま蓋16を容器12の下に容易に配置することができる。そのため、蓋16を容器12から取り外す手間が省けかつ蓋16の紛失を防止できる。また、蓋16を閉じる際にも蓋16を容器12に取り付ける手間が省ける。
蓋16を容器12の下に配置した状態のヘアピンケース10では、容器12の下に配置された蓋16を別のヘアピンケース10の容器12の上に被せることができる。そのため、蓋16を容器12の下に配置した状態のヘアピンケース10は、蓋16を容器12の下に配置した別のヘアピンケース10の上に重ねることができる。たとえば、使用中の複数のヘアピンケース10が置かれた机の上に別の物を置きたいとき、ヘアピンケース10同士を重ねれば、机の上に別の物を置くための場所を確保することができる。
この実施形態のヘアピンケース10では、滑り止め部材68が蓋16の下面64に設けられる。蓋16を容器12の下に配置した状態のヘアピンケース10をたとえば机の上に置くとき滑り止め部材68が机に接する。ヘアピンケース10が机の上を滑ることを滑り止め部材68によって防止できるので、ヘアピンケース10を使用する際にヘアピンケース10が動くことを防止できる。
特許文献1に開示されているヘアピンケースでは、ケース本体の下面に滑り止め部材が設けられ、ヘアピンケースを使用する際にはヘアピンケースが動くことが滑り止め部材によって防止される。しかし、ケースカバーを取り外してケース本体の下に置くとケース本体の下面に設けられた滑り止め部材は機能しない。特許文献1ではケースカバーの上面に滑り止め部材を設けることも提案されているが、ケースカバーの上面およびケース本体の下面に設けられた滑り止め部材は、ケース本体をケースカバーによって閉じているとき、ヘアピンケースにおいて外側に突出する。このような場合、たとえば、ヘアピンケースを持ち運ぶとき、ヘアピンケースにおいて外側に突出した滑り止め部材に物が当たり、滑り止め部材が傷ついてしまう可能性が大きい。滑り止め部材が傷つくと、滑り止めとして機能しなくなったり、ヘアピンケースを置いたときにヘアピンケースが不安定になってしまうおそれがある。また、たとえば、ヘアピンケースを鞄に入れたり、ヘアピンケースの側面を下にしてヘアピンケースを立てて書棚にしまうとき、突出する滑り止め部材がヘアピンケースを収納しようとする空間の周りにある物(たとえば本など)に当たってしまうことがある。そのような場合、非常にヘアピンケースを空間に収納し難くなる。
この実施形態のヘアピンケース10においては、滑り止め部材68は、ヘアピンケース10を閉じているときには容器12の第1突出部30と蓋16の第2突出部46との間に挟まれ外側に突出しない。そのため、ヘアピンケース10を持ち運ぶとき滑り止め部材68には物が当たりにくい。したがって、滑り止め部材68が傷つくことを防止できる。また、たとえば、ヘアピンケース10を鞄に入れるときやヘアピンケース10を縦にして書棚にしまうとき、滑り止め部材68がヘアピンケース10において外側に突出する場合とは異なり、滑り止め部材68は周りの物に接触しないので、ヘアピンケース10を所望の空間に円滑に収納することができる。
蓋16を固定する固定部材20は、第3取付部36を中心に揺動することによって、蓋16が閉じた状態および蓋16が容器12の下に配置された状態の両方の状態で蓋16を容器12に固定することができる。蓋16が閉じた状態においては、たとえば、ヘアピンケース10を縦や上下逆さまにしても蓋16が開くことはないため、ヘアピンケース10の内部に収納されたヘアピンが飛び出してしまうことを防止できる。また、蓋16が容器12の下に配置される状態においては、たとえば、容器12のみを掴んでヘアピンケース10を持ち上げたとしても蓋16が容器12から宙吊りになることはなく、たとえば、蓋16が他の物に当たったり、蓋16に引っ張られてヘアピンケース10が手から落ちてしまうことを防止できる。この実施形態のヘアピンケース10では蓋16を閉じた状態および蓋16が容器12の下に配置された状態のそれぞれにおいて別々の固定手段を設ける必要がない。したがって、ヘアピンケース10の部品点数を削減することができ、ヘアピンケース10の製造コストを削減することができる。
この実施形態のヘアピンケース10では、容器12の下面40は凹凸形状を有している。たとえば、片手で容器12を持ち、もう一方の手で蓋16を開けるとき、下面40の凹凸に指が引っ掛かり、下面40が平坦な場合と比べて容器12を持ちやすい。また、容器12の下面40を凹凸形状にすることによって容器12の下面40が平坦な場合に比べて容器12の材料を節減することができる。
蓋16の上面50に筋状部56を設けることによって、蓋16を持つときに筋状部56が滑り止めとして機能するため、蓋16の上面50が平坦な場合と比べて蓋16を強固に(しっかりと)把持することができる。
ヘアピンケース10の容器12の収納部24eおよび24hに取り付けられたローラ26は、内部に磁石を有するため、金属製のヘアピン(たとえばアメリカピンなど)を吸着することができる。ローラ26に金属製のヘアピンを吸着させ、ローラ26を回動させるとローラ26に吸着されたヘアピンを上部に移動させることができる。そうすれば収納部24eおよび24hに収納されたヘアピンを容易に取り出すことができる。
細長い形状の収納部24cおよび24dを構成するための仕切り部22に切欠部28が形成されることによって、収納部24cおよび24dに指を入れ易くなり、収納部24cおよび24dに収納された、たとえばヘアピンや櫛などを容易に取ることができる。
この実施形態のヘアピンケース10の容器12および蓋16を上方から見たときの外形寸法はほぼA4サイズである。そのため、側面を下にするようにヘアピンケース10を立ててA4サイズの本を入れるための書棚に入れることができる。ヘアピンケース10はA4サイズの本が並んだ書棚において並んだ本の間からはみ出すことはなく、書棚の体裁を乱すことを防止できる。
また、ヘアピンケース10をリブ44および58が設けられた側面を下にして立てたとき、リブ44,58、第1突出部30および第2突出部46によってヘアピンケース10は自立できる。そのため、書棚に本があまり入っていないときでもヘアピンケース10を倒さずに立てて置くことができる。
なお、この実施形態のヘアピンケース10において、容器12は内部に収納部24a〜24hおよびローラ26を含むが、収納部およびローラの数および形状は限定されず適宜変更することができる。
また、枠66および滑り止め部材68の数および形状についても限定されず適宜変更することができる。
滑り止め部材68は、蓋16の第2突出部46の下面64に設けられる場合に限定されず、下面62に形成されてもよい。この場合、滑り止め部材68は、蓋16が容器12の下に配置される状態において滑り止め部材68の下面が最下方(下面64と同位置またはそれよりも下方)に位置するように、形成されればよい。
上述の実施形態では、連結部材18および固定部材20はそれぞれ2つずつ備えられているが、2つに限定されるものではなく適宜数量を変更することができる。
上述の実施形態における長さC,D,EおよびFの寸法は一例であり、適宜変更することができる。
10 ヘアピンケース
12 容器
14 容器の上面
16 蓋
18 連結部材
20 固定部材
24a,24b,24c,24d,24e,24f,24g,24h 収納部
30 第1突出部
34 第1取付部
36 第3取付部
38 容器の下面
44,58 リブ
46 第2突出部
48 蓋の上面
60 蓋の下面
64 第2突出部の下面
68 滑り止め部材
70 係止部
72 第2取付部

Claims (2)

  1. 上面が開口する容器と、
    前記容器の上面を覆う蓋と、
    前記蓋を前記容器に対して開閉できるように前記蓋および前記容器のそれぞれの後部を連結する連結部材と、
    前記蓋の下面に設けられる滑り止め部材とを備え、
    前記蓋を閉じた状態から前記蓋の上面が前記容器の下面と対向するように前記蓋が前記容器の下に配置される状態まで、前記蓋は前記連結部材を介し前記容器に対して揺動可能であり、
    前記容器はその外周に第1突出部を有し、前記蓋はその外周下端部に第2突出部を有し、前記蓋を閉じた状態では前記第1突出部と前記第2突出部とは接し、前記第2突出部の下面に前記滑り止め部材が設けられる、ヘアピンケース。
  2. 前記蓋を閉じた状態において前記蓋を前記容器に固定できかつ前記蓋が前記容器の下に配置される状態において前記蓋を前記容器に固定できるように、前記容器の前面に揺動可能に設けられる固定部材をさらに含む、請求項1に記載のヘアピンケース。
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