JP3036698U

JP3036698U - 磁気ディスク収容スタンド

Info

Publication number: JP3036698U
Application number: JP1996007211U
Authority: JP
Inventors: 麗鳳鄭
Original assignee: 麗鳳鄭
Priority date: 1996-06-21
Filing date: 1996-06-21
Publication date: 1997-05-02
Anticipated expiration: 2002-06-21

Abstract

(57)【要約】【課題】折り畳み可能な、磁気ディスク収容スタン
ド。【解決手段】複数の相互に枢接した板体１１を折り曲
げて形成した直方体容器に前枠２と後枠３を取り付け
て、直方体形状を保持し、面板４を取り付けた引出し５
を、前枠２の取り付け口２３よりスライド式に挿入して
なる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の磁気ディスク収容スタンドに関し、特に、折り畳んで収納できまた組み立て完成後の体積が小さく、占有空間が大幅に減らされているものに関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に磁気ディスク収容スタンドはプラスチック材料を一体成形して製造されており、スタンドの壁厚が相当に大きく、そのため体積が必然的に大きくなった。また、スタンドは折り畳み不能とされ、収納に不便であり、販売、運搬に不便であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、使用上、或いは収納後の体積がいずれも相当に縮小された構造を有する、一種の磁気ディスク収容スタンドを提供することを課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、折り畳み板１、前枠２、後枠３、面板４及び引出し５を備え、上記折り畳み板１は、複数の板体１１を枢接してなした一つの連続する長方形板とされ、該長方形板が連続折り曲げの後に直方体容器を形成できるものとされ、前枠２は、一つの中空枠体とされ、背面周囲に設けられた前枠凹溝に上述の複数の板体１１が形成した直方体容器前端が嵌合されて、該複数の板体１１の折り曲げ後の形状を保持し、内側が区画されて複数の取り付け口２３が形成されていて、各取り付け口２３の両側の対応面上に係止用突起２４が設けられたものとされ、後枠３は、一つの中空枠体とされ、正面周囲に設けられた後枠凹溝３２に上述の折り畳み板１の形成する直方体容器の後端が嵌合されて、複数の板体１１の折り曲げ後の形状を保持し、内側の底面にやや弾性を有するフック板３３が設けられたものとされ、面板４は、一つの板体とされ、該板体の背面の両側が後方に延伸されて二つの開口を備えた相対応する滑り溝４２が設けられ、該板体の背面底端が上に延伸されてフック４３が設けられたものとされ、引出し５は、一つの箱体５１とされ、該箱体５１の内底面に平行な分隔片５２が設けられて複数の収容空間が形成されていて、箱体５１の後端に一つの延伸片５３が設けられ、該延伸片５３上に後枠３のフック板３３に対応する貫通孔５４が設けられ、箱体５１の両側上面後端に、前枠２の係止用突起２４より高い位置にある突起５５がそれぞれ設けられて引出し５の前枠２よりの脱出が防止してあり、箱体５１の前端中央部分に、面板４のフック４３と対応する凸片５６が設けられ、該凸片５６の両側に二つの固定フック５７が設けられ、固定フック５７のフック部５８が面板４の滑り溝４２に対応するよう外向きに設けられてなり、引出し５が面板４背面に固定された後、前枠２と後枠３を取り付けた複数の板体１１の形成する直方体容器に前枠２の取り付け口２３より挿入されて、面板４が前枠２の取り付け口２３に密着させられてなる、磁気ディスク収容スタンド。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案の磁気ディスク収容スタンドは、図１から図３に示されるように、折り畳み板１、前枠２、後枠３、面板４及び引出し５を備えてなる。

【０００６】その中、折り畳み板１は、複数の板体１１を枢接してなした一つの連続する長方形板とされ、且つ該長方形板は連続折り曲げの後には直方体容器を形成できるものとされ、各板体１１の両端部１２には内縮する階段面が設けられ、また、各板体１１の枢接部分にはフェルト布が貼着され、各板体１１が相互に回転自在とされている。

【０００７】前枠２は、一つの中空の前枠本体２１を備え、該前枠本体２１の背面周囲には前枠凹溝２２が設けられ、該前枠凹溝２２に上述の折り畳み板１の形成する直方体容器の前端が挿入可能とされ、それを以て折り畳み板１の折り曲げ後の形状を固定可能であり、また、前枠本体２１の内空間は区画されて複数の取り付け口２３が形成されていて、各取り付け口２３の両側の対応面上には係止用突起２４が設けられている。

【０００８】後枠３は、一つの中空の後枠本体３１を備え、該後枠本体３１の正面周囲には後枠凹溝３２が設けられ、該後枠凹溝３２に、上述の折り畳み板１の形成する直方体容器の後端が挿入可能とされ、それを以て折り畳み板１の折り曲げ後の形状を固定可能であり、後枠本体３１の内側の底面にはやや弾性を有するフック板３３が設けられ、また、後枠本体３１の背面周囲には一つの環縁３４が設けられて、該環縁３４に底板３５が対応して固定される。

【０００９】面板４は、一つの板状の面板本体４１を備え、該面板本体４１の背面の両側は後方に延伸され二つの開口を備えた相対応する滑り溝４２が設けられ、且つ面板本体４１の背面底端が上に延伸されてフック４３が設けられている。該滑り溝４３は図には表示されていないが、略Ｌ形を呈する。

【００１０】引出し５は、一つの箱体５１とされ、該箱体５１の内底面には平行な分隔片５２が設けられて複数の収容空間が設けられ、引出し５の後端には一つの延伸片５３が設けられ、該延伸片５３上には後枠３のフック板３３に対応する貫通孔５４が設けられ、箱体５１の両側上面後端にはそれぞれ突起５５が設けられ、該突起５５の位置は前枠２の係止用突起２４より高く設けられ、引出し５の脱出を防止することができる。さらに、箱体５１の前端中央部分には、面板４のフック４３と対応する凸片５６が設けられ、該凸片５６の両側には二つの固定フック５７が設けられ、固定フック５７のフック部５８は面板４の滑り溝４２に対応するよう外向きに設けられている。

【００１１】以上の構造により、折り畳み板１が相当薄くされているため、組み立て完成後の体積が大幅に縮減され、折り畳み後にはさらにその体積が縮小される。

【００１２】本考案を組み立て後に、使用する時には、図２に示されるように、後枠３のフック板３３がやや弾性を有しているため、引出し５を引き出す時、引出し５の延伸片５３はフック板３３より脱出するが、引出し５の突起５５が前枠２の係止用突起２４と係合するため、引出し５の前枠２からの脱落が防止される。

【００１３】

【考案の効果】

本考案の磁気ディスク収容スタンドは、使用上、或いは収納後の体積がいずれも従来のものより相当に縮小された構造を有し、収納、運搬に便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の分解斜視図である。

【図２】本考案の組合せ状態を示す斜視図である。

【図３】図２に示される断面線での断面図である。

【符号の説明】

１・・・折り畳み板２・・・前枠３・・・後枠４
・・・面板５・・・引出し１１・・・板体１２・・・両端部
２１・・・前枠本体２２・・・前枠凹溝２３・・・取り付け口２４・・
・係止用突起３１・・・後枠本体３２・・・後枠凹溝３３・・・
フック板３４・・・環縁３５・・・底板４１・・・面板本体
４２・・・滑り溝４３・・・フック５１・・・箱体５２・・・分隔片
５３・・・延伸片５４・・・貫通孔５５・・・突起５６・・・凸片５７・・・固定フック５８・・・フック部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】折り畳み板１、前枠２、後枠３、面板４
及び引出し５を備え、上記折り畳み板１は、複数の板体１１を枢接してなした
一つの連続する長方形板とされ、該長方形板が連続折り
曲げの後に直方体容器を形成できるものとされ、前枠２は、一つの中空枠体とされ、背面周囲に設けられ
た前枠凹溝に上述の複数の板体１１が形成した直方体容
器前端が嵌合されて、該複数の板体１１の折り曲げ後の
形状を保持し、内側が区画されて複数の取り付け口２３
が形成されていて、各取り付け口２３の両側の対応面上
に係止用突起２４が設けられたものとされ、後枠３は、一つの中空枠体とされ、正面周囲に設けられ
た後枠凹溝３２に上述の折り畳み板１の形成する直方体
容器の後端が嵌合されて、複数の板体１１の折り曲げ後
の形状を保持し、内側の底面にやや弾性を有するフック
板３３が設けられたものとされ、面板４は、一つの板体とされ、該板体の背面の両側が後
方に延伸されて二つの開口を備えた相対応する滑り溝４
２が設けられ、該板体の背面底端が上に延伸されてフッ
ク４３が設けられたものとされ、引出し５は、一つの箱体５１とされ、該箱体５１の内底
面に平行な分隔片５２が設けられて複数の収容空間が形
成されていて、箱体５１の後端に一つの延伸片５３が設
けられ、該延伸片５３上に後枠３のフック板３３に対応
する貫通孔５４が設けられ、箱体５１の両側上面後端
に、前枠２の係止用突起２４より高い位置にある突起５
５がそれぞれ設けられて引出し５の前枠２よりの脱出が
防止してあり、箱体５１の前端中央部分に、面板４のフ
ック４３と対応する凸片５６が設けられ、該凸片５６の
両側に二つの固定フック５７が設けられ、固定フック５
７のフック部５８が面板４の滑り溝４２に対応するよう
外向きに設けられてなり、引出し５が面板４背面に固定された後、前枠２と後枠３
を取り付けた複数の板体１１の形成する直方体容器に前
枠２の取り付け口２３より挿入されて、面板４が前枠２
の取り付け口２３に密着させられてなる、磁気ディスク
収容スタンド。