JP6748147B2 - 机 - Google Patents

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Description

本発明は、天板を備える机に関する。
机を運搬するときなどに机を持ち上げる際には、通常、天板の左右端部または前後端部を掴んで持ち上げていた。従来、天板を把持した指が外れにくくなるように、天板の左右側方の裏面に、下方に向かって延びる係止片を設けた机が提案されている(特許文献1参照)。また、従来、幕板を取り付けた机も提案されている(特許文献2参照)。
特開2010−99351号公報 特開2012−100936号公報
天板は一般的に、着席位置から見て左右方向に長く前後方向に短い。よって、持ち上げる目的によっては左右方向よりも前後方向の端部を掴んだほうが持ち上げ易い場合がある。また複数の机を天板の隙間を詰めて左右に並べる場合や、天板の側面を壁に密着させるように机を移動させる場合には、左右の端部を掴んだ手が机の配置の邪魔になるため、前後方向の端部を掴んで持ち上げるほうが都合がよい。
本発明の目的は、持ち運びの利便性を向上した机を提供することである。
本開示の1つの態様は、天板と、天板を支持する脚部と、を備える机である。当該机は、天板に設けられる、指を挿入可能な穴及び切欠きのうちの少なくともいずれか一方を備える。穴及び切欠きのうちの少なくともいずれか一方は、天板の前面から後方に延びて進入物の前方から後方への進入を可能とする延出空間を形成する。また当該机は、延出空間の上方に設けられ、下方から上方に加えられる荷重を受ける荷重受け部を備える。上記机は、天板の前側に垂下状に設けられる幕板を備えてもよい。
本開示の他の1つの態様は、天板と、天板を支持する脚部と、を備える机であって、天板の前側に垂下状に設けられる幕板を備える机である。当該机には、幕板および天板の少なくともいずれか一方の前面から後方に延びて進入物の前方から後方への進入を可能とする延出空間が形成されており、さらに、延出空間の上方に設けられ、下方から上方に加えられる荷重を受ける荷重受け部を備えることを特徴とする。
このように構成された机では、荷重受け部により、机の運搬者の指などから加えられる下方から上方への荷重を受けることができる。ここで、荷重受け部は延出空間の上方に設けられているが、延出空間は机の前面において後方に延びるように形成されていることから、運搬者は机の前面側に荷重を加えて机を持ち運ぶことができる。即ち、机の持ち運びの利便性を向上できる。
この効果は、机の前面の天板が前方に突出していておらず、その突出部分に手を掛けることができない机においては勿論有効であるが、天板が前方に突出している机であっても、手を掛ける位置や持ち運び方のバリエーションが増えることで利便性が向上する。
また上記机では、天板の前側部分に手を掛けるための突出した部分を形成するために、幕板を天板の前端から後方にずらして配置したり、天板と幕板との間に上下方向の大きな隙間が生じるように幕板を配置したりする必要がなくなる。その結果、幕板の配置の自由度が向上し、それにより机の美観を向上させることができる。また、幕板をより前方に配置することで天板下面における空間を広く取ることができる。
上述した荷重受け部は、幕板の前側面よりも後方であれば様々な位置に設けることができる。天板の下面や幕板自体に設けてもよいし、脚部に設けてもよい。
また、本開示のさらに別の1つの態様は、天板と、天板を支持する脚部と、を備える机であって、天板の前側に垂下状に設けられる幕板と、幕板の前側面よりも後方に設けられ、下方から上方に加えられる荷重を受ける荷重受け部と、幕板および天板の少なくとも一方に設けられ、前方から荷重受け部への進入物の進入を可能とする間隙が設けられた間隙部と、を備えることを特徴とする。
このように構成された机は、荷重受け部により、机の運搬者の指などから加えられる下方から上方への荷重を受けることができる。ここで、荷重受け部へは間隙部に設けられた間隙を通じて机の前面から進入することができる。即ち、運搬者は机の前面側に荷重を加えて机を持ち運ぶことができる。従って、机の持ち運びの利便性を向上できる。
上述した各机において、荷重受け部が設けられる位置は特に限定されない。例えば天板や脚部に設けることが考えられるが、荷重受け部は幕板に設けられていてもよい。
また、上述した本開示の他の1つの態様の机において、幕板の上端には切欠きが形成され、該切欠きの後方が上述した延出空間となっており、荷重受け部が、天板の下面における延出空間の上方に位置する領域であるように構成されていてもよい。
また上述した各机は、幕板よりも後方に向けて進入した進入物と接触して、該進入物が所定の深さ以上挿入されることを抑制する挿入抑制部を備えるように構成されていてもよい。このように構成された机では、机の前方から後方に指等が所定の深さ以上挿入されてしまい、指が机の下方にあるものと接触してしまうことを抑制できる。
例えば、当該机が、複数の前記机を天板が前後に所定距離ずれながら上下に積み重ねて収納できるように構成されている場合において、上記所定の深さを、積み重ねたときに下方にある机の天板の進入する領域に到達しない深さとすることで、天板を積み重ねて机を収納する際に、天板の間に指が挟まれてしまうことを抑制できる。
また上述した各机は、幕板の後方における所定の位置に設けられ、左右方向に長さを有する横設部と、荷重受け部に上方への荷重が加えられたときに、横設部に対して間接的に前記荷重を伝達する伝達部と、を有しているように構成されていてもよい。
このように構成された机では、荷重受け部に加えられた荷重を横設部に伝えることで荷重受け部が強い荷重を受けたときの応力を分散でき、荷重受け部が破損してしまうことを抑制できる。
ところで、上述した幕板は、開口が形成された主板部材と、開口の周縁部に取り付けられる取付部材とを有し、その取付部材が、上記開口を通過して主板部材と交差する方向に延びる筒状の延出部を備え、該延出部の上面が前記荷重受け部となるように構成されていてもよい。このように構成された机では、幕板を構成する取付部材によって幕板に荷重受
け部を形成することができる。
なお上記本発明の構成においては、各部の相対的な位置関係を簡潔に説明するため前後、左右、および上下の方向を規定している。これらは通常の使用時における方向を示すものであるが、使用態様を制限するものではない。一例として着席者から机に向かう方向を前後方向とすることが考えられるが、その方向に限定されない。
実施例の机を示す斜視図である。 実施例の机を示す図であって、(A)が正面図であり、(B)が右側面図であり、(C)が左側面図であり、(D)が背面図であり、(E)が平面図であり、(F)が底面図である。 手掛け部の斜視図である。 手掛け部を示す図であって、(A)が正面図であり、(B)が右側面図であり、(C)が平面図であり、(D)が底面図であり、(E)が図4(A)のB−B断面図であり、(F)が図4(A)のC−C断面図である。 幕板の主板部材の貫通孔周辺を示す斜視図であって、幕板の左右方向の中心を上下および前後に広がる面にて切断した場合の断面を示す図である。 手掛け部の主板部材への取り付けを説明する図2(A)におけるA−A断面図である。 机の積み重ねを説明する図であって、(A)が一部を省略および透視した平面図であり、(B)が図7(C)の下側の机に対するE−E断面図であり、(C)が図7(A)のD−D断面図である。 机の連結を説明する、一部を省略および透視した平面図である。 変形例の机を示す斜視図である。 変形例の机を示す図であり、(A)が正面図であり、(B)が図10(A)のF−F断面図である。 変形例の手掛け部を示す側面図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[実施例]
(1)全体構成
本実施例の机1は、図1および図2(A)〜図2(F)に示すように、天板11と、左右それぞれにて天板11を支持する一対の脚部13Lおよび脚部13Rと、天板11の前側に垂下状に設けられる幕板15とを備えている。
なお本実施例の机は使用者の着席位置が想定されるものであって天板11の後方が着席側となる。左右方向は、使用者が机1に向かって着席した状態で使用者を基準とした左右の方向となる。そのため、図2(B)の右側面図には机1の左側が示され、図2(C)の左側面図には机1の右側が示されている。
天板11は、前後方向および左右方向に広がる略矩形形状であって、角部分に丸みを有する板状の部材である。
脚部13Lおよび脚部13Rは、外観が棒状の金属パイプを屈曲および溶接して形成されている。脚部13Lおよび脚部13Rは左右対称に近い形状となっているが、一部の形状が相違している。そこで、まず脚部13Lについて説明し、脚部13Rについては脚部13Lと相違する箇所を説明する。
脚部13Lは、前後に間隔を空けて配置された前脚21Lおよび後脚23Lと、前脚2
1Lおよび後脚23Lを連結する連結部25Lとを備えている。
前脚21Lは、下端が連結部25Lと連結する上柱27Lと、上柱27Lと隣接して配置される下柱29Lと、を溶接して形成されている。上柱27Lと下柱29Lはいずれも上下方向に延びており、下柱29Lが上柱27Lの右側に並ぶように連接される。
前脚21L(下柱29L)の下端には、上下方向の回転軸を中心として旋回可能であり、回転方向を自在に変更できる自在型キャスタ31が設けられている。
後脚23Lの下端には、左右方向に固定された回転軸を中心として回転する、回転方向が前後方向に固定された固定型キャスタ35が設けられている。
脚部13Rは、前脚21R,後脚23R,連結部25R,上柱27R,下柱29Rを備えており、配置および構成は基本的には脚部13Lの前脚21L,後脚23L,連結部25L,上柱27L,下柱29Lと同じである。後脚23Rは、後脚23Lと比べて上方が前方に傾斜している。また連結部25Rの形状は連結部25Lと若干相違するが、詳細は後述する。
左右一対の脚部13L,13Rの間には、幕板15の後方に配置されて上柱27L,27R同士を連結する上脚連結杆39と、下柱29L,29Rの上端部同士を連結する下脚連結杆41とが設けられている。下脚連結杆41は下柱29L,29Rと一体に形成されている。
前脚21Lの上端と前脚21Rの上端は、幕板15の後方に配置される左右方向に長さを 有する第1横設部45によって連結されている。また後脚23Lの上端および後脚23Rの上端は、第2横設部47によって連結されている。天板11は、これら第1横設部45および第2横設部47により支持される。
なお図2(A)〜図2(F)などに示すように、前脚21L,21Rはいずれも天板11の下側の空間に設けられており、後脚23L,23Rはいずれも天板11の下側の空間から左右方向の外側に外れた位置に設けられている。
幕板15は、天板11の前端部において、幕板15の主たる面と天板11の前端とがほぼ揃うように配置されている。また幕板15は、天板11の下面との間隔を小さくして、実質的に指などを挿入できる高さの隙間が天板11と幕板15との間に生じないように配置されている。
(2)幕板の詳細構成
幕板15は、主板部材17と、主板部材17の左右中央の上部に設けられる手掛け部51と、を有する。なお以下の図面において、手掛け部51の方向は図1,図2の方向に対応する方向である。
手掛け部51は、図3(A)〜図3(D)および図4(A)〜図4(F)に示すように、前板部53と、第1延出部55と、第2延出部57と、底板部59と、を有する。手掛け部51の各部は合成樹脂で一体成形されている。
前板部53は、幕板15の前面に配置される平板状の部材である。
第1延出部55および第2延出部57は、前板部53から後方に延び出して協働して筒状体を形成する。第1延出部55は、左右方向に長さを有する平板状である。第2延出部57は、第1延出部55の下方に設けられる断面が下方にカーブした板状形状であって、その左右の端部が第1延出部55の左右の端部と連接している。
底板部59は、第1延出部55および第2延出部57により形成される筒状体の延び出した先に設けられる上下および左右方向に広がる板状形状であって、筒状体の延び出した先に蓋をする。
このように構成された第1延出部55,第2延出部57,および底板部59により、手掛け部51は前板部53から後方に凹状となる有底の溝が形成される。
第1延出部55の上側には3つのリブ61と2つの第1バネ片63とが設けられている。リブ61は前後方向に長さを有し、上端面は後方が高くなっている。第1バネ片63は後方かつ上方に延び出し、延び出した先が上下方向に弾性変位する。
また第2延出部57の下側には前方かつ下方に延び出す第2バネ片65が設けられており、延び出した先端が上下方向に弾性変位する。
幕板15の主板部材17には、図5に示すように、幕板15には手掛け部51を取り付けるための貫通孔71が設けられている。手掛け部51の主板部材17への取り付けを図6(A)〜図6(C)を用いて説明する。なお第1横設部45は理解を容易にするために図面では充填形状としているが、実際は中空形状である。
手掛け部51は、図6(A)に示すように、幕板15の貫通孔71の前方から挿入される。まず図6(B)に示すように第1延出部55を貫通孔71に挿入する。このときリブ61と第1バネ片63が第1横設部45に接触する。
その後、前板部53の上端近傍を中心として回転させると、第2バネ片65が上方に圧縮変形して貫通孔71を通過し、通過後は元の位置に戻る。このとき、第1延出部55の上方ではリブ61が第1横設部45と係止し、第2延出部57の下方では第2バネ片65が貫通孔71の周縁部と係止する。このようにして手掛け部51が主板部材17に取り付けられる。
このとき、第1延出部55および第2延出部57により形成される筒状体は主板部材17と交差する後方に延び出している。第1バネ片63および第2バネ片65は、それぞれ第1横設部45および貫通孔71の周縁部と接触して下側および上側に弾性変形しているため、その反発力により手掛け部51のがたつきを抑制する。
次に、手掛け部51による作用を説明する。
第1延出部55,第2延出部57,および底板部59により形成される溝(以降この溝のことを単に溝と記載する)が、指などの進入物の前方から後方への進入を可能とする延出空間となる。そしてこの延出空間の上方に位置する第1延出部55が、下方から上方に加えられる荷重を受ける荷重受け部として機能する。換言すると、上記溝は、幕板15の前側面よりも後方に設けられ、前方から荷重受け部として機能する第1延出部55への進入物の進入を可能とする間隙とも言える。
従って、手掛け部51のこの溝に指などを挿入して引っ掛けて第1延出部55に荷重を掛けることで机1を持ち上げることができる。なお第1延出部55に上方への荷重が加えられると、その荷重はリブ61を介して第1横設部45に伝達される。
また、指などを幕板15よりも後方に向けて挿入すると、底板部59と接触して、指などが溝の深さ以上挿入されることが抑制される。この効果は以下のスタッキング機能の説明において記載する。
(3)机のスタッキングおよびギャンギング機能
机1は、スタッキングが可能である。2台の机をスタッキングした状態を図7(A),
図7(C)に示す。また机1の天板11の下方を示す図を図7(B)に示す。なお、理解を容易にするために一部の構成を省略している。
机1は、図7(B)に示すように、上面視で天板11よりも左右方向外側に後脚23L,23Rが配置されているため、天板11が前後に所定距離ずれながら重なるようにして上下に積み重ねて収納することが可能である。なお前脚21L,21Rは天板11の下方に配置されているが、その位置が天板11の前端近傍であるため、積み重ねる際に上下の机1の天板11同士をずらす幅に与える影響は小さい。
なおこのように積み重ねて収納した状態において、図7(C)に示すように、2台の机1における連結部25R同士の間には上下方向の間隔が形成される。固定型キャスタ35はこの間隔に収まるように構成されている。
ここで、図7(C)に示されるように、底板部59は積み重ねたときに下方にある机1の天板11の進入する(下側の机1が存在することとなる)領域よりも前方に配置されている。つまり主板部材17に設けられる溝の深さは、机1を複数積み重ねたときに下方にある机1の天板11の進入する領域に到達しない深さである。従って、手掛け部51に指を入れて机1を積み重ねても、上下の机1の間で指を挟むことが抑制される。
また机1は、左右にギャンギングし、天板11を接することが可能である。2台の机1をギャンギングした状態を図8に示す。なお、理解を容易にするために一部の構成を省略している。
上述したように机1は上面視で天板11よりも左右方向外側に後脚23L,23Rが配置されているが、天板11を左右方向に隣接して並べても後脚23Lと後脚23Rとは接触しない。
2台の机1の連結箇所を見ると、第2横設部47の左端部側は後方に屈曲しており、その左端部から後脚23Lが垂直に下に延びている。一方、第2横設部47の右端部側は屈曲しておらず、その右端部から後脚23Rが後方に傾斜して下に延びている。その結果、左側の机1の後脚23Rが右側の机1における第2横設部47の下をくぐるような位置関係となり、各脚部の接触が回避される。
また、右の連結部25Rにおける前脚21Rとの連接部分81Rは、左の連結部25Lにおける前脚21Lとの連接部分81Lよりも左右方向から見て上方に位置しているため、連接部分81Rが連接部分81Lの上を通過する位置関係となり、これらの接触も回避される。
このように本実施例の机1は、ギャンギングとスタッキングを同時に達成できる。
(4)効果
本実施例の机1は、幕板15と天板11との間に指などを挿入する隙間がなく、また天板11の幕板15からの突出量も小さいが、幕板15に手掛け部51が設けられていることにより、運搬者が机1の前面側に荷重を加えて机を持ち運ぶことができる。つまり、幕板15の設計の自由度を高めて美観を向上しつつ、また幕板15を前方に配置することで天板11の下方空間を広くして快適性を高めつつ、机の持ち運びの利便性を向上できる。
また、手掛け部51は底板部59により指等が挿入される深さを制限しているため、天板11を積み重ねて机1を収納する際に、天板11の間に指が挟まれてしまうことを抑制できる。
また、第1延出部55に加えられた上方向の荷重はリブ61を介して第1横設部45に伝えられるため、応力を分散でき、第1延出部55や幕板15が破損または変形してしまうことを抑制できる。
なお、手掛け部51が本発明における取付部材の一例であり、自在型キャスタ31が本発明におけるキャスタの一例であり、第1横設部45が本発明における横設部の一例であり、リブ61が本発明における伝達部の一例である。
[変形例]
以上本発明の実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施例においては、幕板15に手掛け部51を設けることで机1の前面へ荷重を掛ける構成を例示したが、手掛け部51を設けずに幕板に荷重を掛けるように構成しても良いし、幕板以外の部分に荷重を掛けるように構成してもよい。
前者の構成としては、例えば図9に示す机1aのように、幕板15aの主板部材17aに貫通孔83を形成した構成が考えられる。この場合、貫通孔83の周縁部の上側部分を荷重受け部としてもよいし、第1横設部45や天板11を荷重受け部としてもよい。
また後者の構成としては、例えば図10(A)、図10(B)に示す机1bのように、幕板15bの主板部材17bに切欠き85を設ける構成が考えられる。この机1bは、切欠き85の後方の空間が進入物の前方から後方への進入を可能とする延出空間となっており、また第1横設部45bが後方にずれて配置されており、天板11におけるその延出空間の上方に位置する領域が荷重受け部となる。天板11の下方には、実施例の机1の底板部59に対応する挿入抑制部87が設けられている。なお第1横設部を切欠き85のすぐ後方に設けて、第1横設部を荷重受け部としてもよい。
なお上記机1bにおいては、切欠き85が前方から荷重受け部への進入物の進入を可能とする間隙を形成する間隙部となる。
また、天板に荷重受け部を形成する例としては、天板に前方から後方に延びる指を挿入可能な穴を形成したり、天板の下面が開口となる前方から後方に延びる切欠きを形成したりすることが考えられる。これら穴および切欠きによって形成された延出空間の上面(天板の下面)が荷重受け部となる。
また上記実施例においては、板状の底板部59が指等の後方への進入を抑制する構成を例示したが、指等の進入を抑制できるならば板状の部材に限られない。例えば網目状や格子状に形成された部材を用いてもよい。
また上記実施例においては、手掛け部51はリブ61の後方の高くなった部分において第1横設部45と係止することで手掛け部51の抜け止めを実現している。しかしながら、図11に示す手掛け部51aのように、主板部材17の貫通孔71の周縁部上端と係止部分91とが係止する構成としてもよい。
但しこの構成では、係止部分91を中心に旋回して挿入されるので、係止部分91の上側に広い平面部93を形成すると主板部材17と接触してしまうため上側に広い平面部93を形成することが困難である。一方上記実施例の机1では、図6に示すようにリブ61が第1横設部45を後方にスライドするため、旋回中心がより上方に位置することとなり、前板部53の上方を広く形成することができる。図6(B)の例では、旋回中心は前板部53の上端部分である。
1…机、11…天板、13L,13R…脚部、15…幕板、17…主板部材、21L,21R…前脚、23L,23R…後脚、25L,25R…連結部、27L,27R…上柱、29L,29R…下柱、31…自在型キャスタ、35…固定型キャスタ、39…上脚連結杆、41…下脚連結杆、45…第1横設部、47…第2横設部、51…手掛け部、53…前板部、55…第1延出部、57…第2延出部、59…底板部、61…リブ、63…第1バネ片、65…第2バネ片、71…貫通孔、83…貫通孔、85…切欠き、87…挿入抑制部、91…係止部分、93…平面部。

Claims (5)

  1. 天板と、前記天板を支持する脚部と、を備える机であって、
    前記天板に設けられる、指を挿入可能な穴であって、前記天板の前面から後方に延びて進入物の前方から後方への進入を可能とする延出空間を形成する前記穴と
    前記延出空間の上方に設けられ、下方から上方に加えられる荷重を受ける荷重受け部と、
    前記天板の前側に垂下状に設けられる幕板と、を備える
    ことを特徴とする机。
  2. 天板と、前記天板を支持する脚部と、を備える机であって、
    前記天板に設けられる、指を挿入可能な切きであって、前記天板の下面が開口となり、前面から後方に延びて進入物の前方から後方への進入を可能とする延出空間を形成する前記切欠きと
    前記延出空間の上方に設けられ、下方から上方に加えられる荷重を受ける荷重受け部と、
    前記天板の前側に垂下状に設けられる幕板と、を備える
    ことを特徴とする机。
  3. 天板と、前記天板を支持する脚部と、を備える机であって、
    前記天板に設けられる、指を挿入可能な切きであって、前記天板の前面から後方に延びて進入物の前方から後方への進入を可能とする延出空間を形成する前記切欠きと
    前記延出空間の上方に設けられ、下方から上方に加えられる荷重を受ける荷重受け部と、
    前記天板の前側に垂下状に設けられる幕板と、を備え
    前記幕板は、前記天板の前端部の下端から該天板と繋がるように設けられている
    ことを特徴とする机。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の机であって、
    前記幕板は、前記天板の前端部の下端から該天板と繋がるように設けられていることを特徴とする机。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の机であって、
    前記幕板は、該幕板の前面部が前記天板の前面部と略面一であることを特徴とする机。
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