JP4312000B2 - 昇降圧dc−dcコンバータ - Google Patents

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Description

本発明は各種電子機器に用いられ、バッテリ等の直流電圧を入力されて制御された直流電圧を出力するDC−DCコンバータであって、特に、昇圧動作と降圧動作との切替機能を有する昇降圧DC−DCコンバータに関する。
従来の昇降圧DC−DCコンバータには、昇圧用スイッチング素子と、降圧用スイッチング素子と、インダクタとを備えた回路構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
以下、従来の昇降圧DC−DCコンバータについて図7を参照しつつ説明する。図7(a)は特許文献1に記載のDC−DCコンバータを簡略化して示す回路構成図である。図7(b)はその要部波形図であり、横軸は時間軸である。図7(a)において、1は入力端子であり、入力直流電圧Viが印加される。
2は降圧用スイッチング素子のpnpトランジスタであり、エミッタは入力端子1に接続され、コレクタは整流ダイオード3を介して接地され、ベースには駆動パルス信号Vp1が供給される。4はインダクタであり、インダクタ4の一端は、pnpトランジスタ2のコレクタに接続され、他端は整流ダイオード5を介して出力端子6に接続される。pnpトランジスタ2と、整流ダイオード3と、インダクタ4とは、降圧回路を構成する。
8は昇圧用スイッチング素子のnpnトランジスタであり、コレクタはインダクタ4の他端に接続され、エミッタは接地され、ベースには駆動パルス信号Vp2が供給される。インダクタ4とnpnトランジスタ8と、整流ダイオード5とは昇圧回路を構成する。10は平滑コンデンサであり、一端が出力端子6に接続され、他端が接地され、出力端子6から出力電圧Voが出力される。
npnトランジスタ8がオフ状態で、pnpトランジスタ2がスイッチング動作をする場合、即ち、降圧モードにおいて、pnpトランジスタ2の1周期当たりのオン期間の割合をデューティ比δ1(0<δ1<1)とし、整流ダイオード3及び5の順方向電圧を無視すると、出力電圧Voは、Vo=δ1×Viで表される。また、pnpトランジスタ2がオン状態で、npnトランジスタがスイッチング動作する場合、即ち、昇圧モードでは、npnトランジスタ8のデューティ比をδ2(0<δ2<1)とすると、Vo=Vi/(1−δ2)で表される。
pnpトランジスタ2及びnpnトランジスタ8の駆動制御回路は、第1及び第2のコンパレータ15及び16を備えており、第1のコンパレータ15はpnpトランジスタ2を駆動するパルス信号Vp1を出力する。第2のコンパレータ16はnpnトランジスタ8を駆動するパルス信号Vp2を出力する。20は三角波発振器であり、振幅Etの三角波電圧Vtを出力する。三角波電圧Vtは第1のコンパレータ15の非反転入力端子、及び第2のコンパレータ16の反転入力端子にそれぞれ印加される。13はエラーアンプであり、出力電圧Voと所望値(目標出力電圧)との誤差電圧Ve1を出力する。エラーアンプ13の非反転入力端子には第1の基準電圧源14が接続され、基準電圧Erが入力される。反転入力端子には抵抗器11、12によって出力電圧Voを分圧した検出電圧Vodが入力される。エラーアンプ13が出力する誤差電圧Ve1は第1のコンパレータ15の反転入力端子に印加されると共に、レベルシフト回路19を介して第2のコンパレータ16の非反転入力端子に印加される。レベルシフト回路19は誤差電圧Ve1を負側へ三角波電圧Vtの振幅Etだけシフトさせる。即ち、第2のコンパレータ16の非反転入力端子には誤差電圧Ve1からシフト量Etを減じた誤差電圧Ve2(=Ve1−Et)が印加される。
以下に図7(a)に示す昇降圧DC−DCコンバータの動作を、図7(b)の波形図を用いて説明する。図7(b)は、三角波電圧Vtとエラーアンプ13からの誤差電圧Ve1及び誤差電圧Ve2を示し、三角波電圧Vtと誤差電圧Ve1との比較結果であるパルス信号Vp1と、三角波電圧VtとVe2との比較結果であるパルス信号Vp2を示す。エラーアンプ13は、出力検出電圧Vodが基準電圧Erより高くなろうとすると、誤差電圧Ve1を下降させる。逆に出力検出電圧Vodが基準電圧Erより低くなろうとすると、誤差電圧Ve1を上昇させる。
図7(b)では、入力直流電圧Viが低下していき、誤差電圧Ve1及びVe2が上昇していく様子を表している。誤差電圧Ve1とVe2との電圧差は三角波電圧Vtの振幅Etに等しいので、入力直流電圧Viが高い左側では誤差電圧Ve1と三角波電圧Vtとが交差し、Ve2は三角波電圧Vtより低電位側にある。この時、パルス信号Vp1は各スイッチング周期毎にデューティ比δ1でpnpトランジスタ2をスイッチング動作させ、パルス信号Vp2はローに固定されてnpnトランジスタ8をオフ状態に固定する。即ち、pnpトランジスタ2と整流ダイオード3とインダクタ4とが構成する降圧回路が動作する降圧モードとなる。誤差電圧Ve1及びVe2の上昇と共に、パルス信号Vp1のパルス幅は小さくなっていき、pnpトランジスタ2のオン期間(パルス信号Vp1がロウレベルの期間にON)、即ち、デューティ比δ1が大きくなっていく。
やがて誤差電圧Ve1が三角波電圧Vtの高電位側の頂点に達し、パルス信号Vp1はロウに固定されてpnpトランジスタ2をオン状態に固定する。同時にVe2は三角波電圧Vtの低電位側の頂点に達し、パルス信号Vp2は各スイッチング周期毎にデューティ比δ2でnpnトランジスタ8をスイッチング動作させるようになる。即ち、インダクタ4とnpnトランジスタ8と整流ダイオード5とで構成する昇圧回路が動作する昇圧モードとなる。誤差電圧Ve1及びVe2の上昇と共に、パルス信号Vp2のパルス幅は大きくなっていき、npnトランジスタ8のオン期間(パルス信号Vp2がハイレベルの期間にON)、即ち、デューティ比δ2が大きくなっていく。
以上のように入出力条件の変化に対して誤差電圧Ve1が上下することにより、降圧モードもしくは昇圧モードにおいて各スイッチング素子をスイッチング動作するパルス信号のパルス幅を調整することにより、デューティ比を調整し、出力検出電圧Vodが基準電圧Erに等しくなるように動作する。即ち、出力電圧Voは安定化制御される。
実開平03−63078号公報(第1頁、第1図)
上記のような従来の昇降圧DC−DCコンバータでは、レベルシフト量と三角波電圧Vtの振幅Etとを等しく設定していた。しかし両者を正確に一致させることは困難であり、現実的にはレベルシフト量が三角波電圧の振幅Etより大小する。レベルシフト量が三角波電圧の振幅Etより小さい場合、入力直流電圧Viと出力電圧Voがほぼ等しい昇圧モードと降圧モードの切替わり時において、昇圧用スイッチング素子と降圧用スイッチング素子が共にスイッチング動作する昇降圧モードとなり、スイッチング損失が増大する。これを避けるため、特許文献1にも、レベルシフト量が三角波電圧の振幅Etより大きくてもよいという記載がある。
レベルシフト量が三角波電圧の振幅Etより大きい場合、前述の昇圧モードと降圧モードの切替わり時において、昇圧モードも降圧モードもしない入出力導通モードとなる。この入出力間導通モードはスイッチング損失が発生しないので、昇圧モードや降圧モードに比べて高効率である。例えば、入力直流電圧Viの低下とともに降圧モードから入出力導通モードへ移行していく時、回路損失の低減によって出力電圧Voが上昇し、誤差電圧Ve1が低下する。このため入出力導通モードから降圧モードへ戻る。降圧モードに戻るとスイッチング損失が発生して出力電圧Voが低下し、誤差電圧Ve1が上昇して再び入出力導通モードへ移行する。このように入出力導通モードと降圧モードとが繰り返される。
さらに、実際の三角波電圧の頂点付近は、図8のVt1からVt2の範囲で見られるように、三角波電圧の直線性が失われて歪が生じており、正しくパルス幅変調された信号が得られない。その結果、昇圧モードと降圧モードの切替わり時において、回路動作の安定性が損なわれ、出力電圧のリップルが増加するという問題点があった。
本発明は、動作モード切替わり時の出力電圧変動によって2つの動作モードが繰り返される誤動作を発生しない昇降圧DC−DCコンバータを提供することを目的とする。
本発明は、三角波電圧の非線形による誤動作を発生しない昇降圧DC−DCコンバータを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は下記の構成を有する。本発明の1つの観点による昇降圧DC−DCコンバータは、入力直流電圧を入力する入力端子と、負荷に所定の出力電圧を出力する出力端子と、昇圧用スイッチング素子を有する昇圧回路と、降圧用スイッチング素子を有する降圧回路と、前記出力電圧を目標出力電圧に近づけるように前記昇圧用スイッチング素子と前記降圧用スイッチング素子を制御して駆動する制御回路と、を有し、前記昇圧用スイッチング素子のみがスイッチング動作する昇圧モードと、前記降圧用スイッチング素子のみがスイッチング動作する降圧モードと、いずれのスイッチング素子もスイッチング動作せずに入出力間を導通状態とする入出力導通モードとを切替えて動作する
昇降圧DC−DCコンバータであって、前記制御回路は、前記入力直流電圧を前記目標出力電圧より高い第1の所定値又は前記第1の所定値より高い第2の所定値と比較する第1のヒステリシスコンパレータと、前記入力直流電圧を前記目標出力電圧より低い第3の所定値又は前記第3の所定値より低い第4の所定値と比較する第2のヒステリシスコンパレータと、前記第1のヒステリシスコンパレータの出力に基づいて、前記入力直流電圧が前記第1の所定値を下回ると前記降圧モードから前記入出力導通モードに切り替え、前記入力直流電圧が前記第2の所定値を上回ると前記入出力導通モードから前記降圧モードに切り替える第1の切替手段と、前記第2のヒステリシスコンパレータの出力に基づいて、前記入力直流電圧が前記第3の所定値を上回ると、前記昇圧モードから前記入出力導通モードに切り替え、前記入力直流電圧が前記第4の所定値を下回ると前記入出力導通モードから前記昇圧モードに切り替える第2の切替手段と、を有する。
本発明の別の観点による上記の昇降圧DC−DCコンバータにおいては、入出力端子間を短絡する短絡スイッチ素子を更に有し、前記制御回路は入出力導通モード時に前記短絡スイッチ素子をオン状態にする。
本発明の他の観点による昇降圧DC−DCコンバータは、入力直流電圧を入力する入力端子と、負荷に所定の出力電圧を出力する出力端子と、昇圧用スイッチング素子を有する昇圧回路と、降圧用スイッチング素子を有する降圧回路と、前記出力電圧を目標出力電圧に近づけるように前記昇圧用スイッチング素子と前記降圧用スイッチング素子を制御して駆動する制御回路と、を有し、前記昇圧用スイッチング素子のみがスイッチング動作する昇圧モードと、前記降圧用スイッチング素子のみがスイッチング動作する降圧モードと、いずれのスイッチング素子もスイッチング動作せずに入出力間を導通状態とする入出力導通モードとを切り替えて動作する昇降圧DC−DCコンバータであって、前記制御回路は、前記出力電圧と前記目標出力電圧との誤差を増幅することにより、第1の誤差電圧と前記第1の誤差電圧よりも低い第2の誤差電圧とを生成するエラーアンプ及びレベルシフト回路と、前記第1の誤差電圧を第1の所定電圧値又は前記第1の所定電圧値より低い第2の所定電圧値と比較する第1のヒステリシスコンパレータと、前記第2の誤差電圧を第3の所定電圧値又は前記第3の所定電圧値より高い第4の所定電圧値と比較する第2のヒステリシスコンパレータと、前記第1のヒステリシスコンパレータの出力に基づいて、前記第1の誤差電圧が前記第1の所定電圧値を上回ると前記降圧モードから前記入出力導通モードに切り替え、前記第1の誤差電圧が前記第2の所定電圧値を下回ると前記入出力導通モードから前記降圧モードに切り替える第1の切替手段と、前記第2のヒステリシスコンパレータの出力に基づいて、前記第2の誤差電圧が前記第3の所定電圧値を下回ると、前記昇圧モードから前記入出力導通モードに切り替え、前記第2の誤差電圧が前記第4の所定電圧値を上回ると前記入出力導通モードから前記昇圧モードに切り替える第2の切替手段と、を有する。
本発明の別の観点による昇降圧DC−DCコンバータにおいて、前記制御回路は、三角波電圧を生成する三角波発生器と、前記第1の誤差電圧と前記三角波電圧とを比較する第1のコンパレータと、前記第2の誤差電圧と前記三角波電圧とを比較する第2のコンパレータと、をさらに有し、前記第1の切替手段は、前記第1のコンパレータの出力と前記第1のヒステリシスコンパレータの出力を入力されて前記降圧用スイッチング素子の駆動信号を生成し、前記第2の切替手段は、前記第2のコンパレータの出力と前記第2のヒステリシスコンパレータの出力を入力されて前記昇圧用スイッチング素子の駆動信号を生成し、前記第1の誤差電圧と前記第2の誤差電圧との電圧差は前記三角波電圧の振幅以下であり、前記第1、第2、第3、及び第4の所定電圧値は前記三角波電圧と交差するとともに、前記第1の所定電圧値と前記第4の所定電圧値との電圧差及び前記第2の所定電圧値と前記第3の所定電圧値との電圧差は、前記第1の誤差電圧と前記第2の誤差電圧との電圧差より小さく設定される。
本発明によれば、動作モードの切替わる入力電圧値が入力電圧を低下させた場合と上昇させた場合とで異なることで、動作モード切替わり時の出力電圧変動によって2つの動作モードが繰り返される誤動作が発生しない。また、入力直流電圧と目標出力電圧との差、又は出力電圧と目標出力電圧との誤差電圧に応じて動作モードを切替える。誤差電圧が三角波電圧の頂点付近で交差する領域を回避しているので、三角波電圧の非線形による誤動作も発生しない。その結果、動作モード切替わり時の回路動作の安定性を保ち、出力電圧のリップルの増加を抑制することができる。
本発明によれば、昇圧モードと降圧モードとの間でのモード移行を安定に行う昇降圧DC−DCコンバータを実現出来るという有利な効果が得られる。
本発明によれば、昇圧モードと降圧モードとの間でのモード移行時にもリップルが増加しない昇降圧DC−DCコンバータを実現出来るという有利な効果が得られる。
本発明によれば、昇圧モードと降圧モードとの間の入出力導通モードにおいて従来よりも損失が小さい昇降圧DC−DCコンバータを実現出来るという有利な効果が得られる。
以下本発明の実施をするための最良の形態を具体的に示した実施の形態について、図面とともに記載する。
《実施の形態1》
図1及び図2を用いて、本発明の実施の形態1における昇降圧DC−DCコンバータを説明する。
図1は本発明に係る実施の形態1における昇降圧DC−DCコンバータの回路構成図である。図1において、1は入力端子であり、直流の入力電圧Viが入力される。2は降圧用のpnpトランジスタであり、エミッタは入力端子1に接続され、コレクタは整流ダイオード3を介して接地され、ベースには駆動パルス信号Vd1が供給される。4はインダクタであり、インダクタ4の一端は、pnpトランジスタ2と整流ダイオード3との接続点に接続され、他端は整流ダイオード5を介して出力端子6に接続される。pnpトランジスタ2と、整流ダイオード3と、インダクタ4とは、降圧回路7を構成する。
8は昇圧用のnpnトランジスタであり、コレクタはインダクタ4と整流ダイオード5との接続点に接続され、エミッタは接地され、ベースには駆動パルス信号Vd2が供給される。インダクタ4とnpnトランジスタ8と、整流ダイオード5とは昇圧回路9を構成する。10は平滑コンデンサであり、一端が出力端子6に接続され、他端が接地され、出力端子6から出力電圧Voが出力される。
npnトランジスタ8がオフ状態で、pnpトランジスタ2がスイッチング動作をする場合、即ち、降圧モードにおいて、pnpトランジスタ2の1周期当たりのオン期間の割合をデューティ比δ1(0<δ1<1)とし、整流ダイオード3及び5の順方向電圧を無視すると、出力電圧Voは、Vo=δ1×Viで表される。また、pnpトランジスタ2がオン状態で、npnトランジスタがスイッチング動作する場合、即ち、昇圧モードでは、npnトランジスタ8のデューティ比をδ2(0<δ2<1)とすると、Vo=Vi/(1−δ2)で表される。さらに、pnpトランジスタ2がオン状態、npnトランジスタ8がオフ状態の場合、即ち入出力導通モードではVo=Viとなる。
11、12は出力電圧Voを分圧して検出電圧Vod(=κ×Vo,0<κ<1)を出力する分圧抵抗である。13はエラーアンプであり、反転入力端子には出力検出電圧Vodが印加され、非反転出力端子には第1の基準電圧源14の基準電圧Erを分圧抵抗41、42で分圧した基準電圧Vr1(=γ×Er)が印加され、出力端子は第1のコンパレータ15の反転入力端子に接続されると共に、レベルシフト回路19を介して第2のコンパレータ16の反転入力端子に接続される。このレベルシフト回路19は、入力された誤差電圧Ve1を所定電圧だけ減算して出力するものであり、本実施の形態では後述する三角波電圧Vtの振幅Etだけ減算して出力する。即ち、第2のコンパレータ16の反転入力端子には誤差電圧Ve1から振幅Etを減じた誤差電圧Ve2(=Ve1−Et)が印加される。20は振幅Etの三角波電圧Vtを出力する三角波発振器であり、出力端子は第1のコンパレータ15及び第2のコンパレータ16の非反転入力端子に接続される。
21、22は入力電圧Viを分圧して検出電圧Vidを出力する分圧抵抗である。入力検出電圧Vid(=ζ×Vi,0<ζ<1)は、第3のコンパレータ17の反転入力端子と第4のコンパレータ18の非反転入力端子に印加される。24、25及び26は基準電圧Erを分圧して基準電圧Vr2を出力する分圧抵抗であり、基準電圧Vr2は第3のコンパレータ17の非反転入力端子に入力される。
31はnpnトランジスタであり、分圧抵抗26と並列接続され、第3のコンパレータ17の出力信号を反転器32によって反転させた信号でオンオフする。npnトランジスタ31のオン状態とオフ状態とで第3のコンパレータ17の非反転入力端子に入力される基準電圧値Vr2が切替わる。npnトランジスタ31のオン状態の時、基準電圧値Vr2はα1×Erとなり、オフ状態の時、基準電圧値Vr2はα2×Erとなる。
28、29及び30は基準電圧Erを分圧して基準電圧Vr3を出力する分圧抵抗であり、基準電圧Vr3は第4のコンパレータ18の反転入力端子に入力される。
33はnpnトランジスタであり、分圧抵抗30と並列接続され、第4のコンパレータ18の出力信号でオンオフする。npnトランジスタ33のオン状態とオフ状態とで第4のコンパレータ18の反転入力端子に入力される基準電圧値Vr3が切替わる。npnトランジスタ33のオン状態の時、基準電圧値Vr3はβ1×Erとなり、オフ状態の時、基準電圧値Vr3はβ2×Erとなる。
ここで、分圧抵抗11、12、21、22の抵抗値をそれぞれR11、R12、R21、R22とすると、R11:R12=R21:R22となるように設定する(κ=ζ)。分圧抵抗24、25、26、28、29、30、41、42の抵抗値をそれぞれ、R24、R25、R26、R28、R29、R30、R41、R42とすると、R25/(R24+R25)=α1、(R25+R26)/(R24+R25+R26)=α2、R42/(R41+R42)=γ、R29/(R28+R29)=β1、(R29+R30)/(R28+R29+R30)=β2となる。ここで、0<α1<α2<γ<β1<β2<1となるように設定する。また、Vid=β1×Erとなる時、誤差電圧Ve1が三角波電圧Vtの直線性のある電圧領域で交差するように設定し、Vid=α2×Erとなる時、誤差電圧Ve2が三角波電圧Vtの直線性のある電圧領域で交差するように設定する。出力電圧Voの目標値である目標出力電圧Eoは、(γ×Er)/κで表される。
35、36はAND回路である。AND回路35は第1及び第4のコンパレータ15、18の出力信号Vp1、Vp4を入力し、その出力信号Vd1によってpnpトランジスタ2を駆動する。AND回路36は第2及び第3のコンパレータ16、17の出力信号Vp2、Vp3を入力し、その出力信号Vd2によってnpnトランジスタ8を駆動する。
以上のように構成された実施の形態1における昇降圧DC−DCコンバータの動作について、図2を参照しながら説明する。
図2(a)は入力検出電圧の変化に伴う、第3及び第4のコンパレータ17、18の出力パルスVp3、Vp4の変化の様子を示しており、時刻t0から時刻t3の期間は、入力電圧を低下させて出力電圧との大小関係を変化させており、時刻t3から時刻t5の期間は、入力電圧を上昇させて出力電圧との大小関係を変化させたものである。図2(a)において、横軸は時間軸である。
誤差電圧Ve1は第1のコンパレータ15によって三角波電圧Vtと比較され、誤差電圧Ve2は第2のコンパレータ16によって三角波電圧Vtと比較される。入力検出電圧Vidは第3のコンパレータ17によって基準電圧Vr2と比較されると共に、第4のコンパレータ18によって基準電圧Vr3と比較される。
入力電圧Viが目標出力電圧Eoより高く、入力電圧と目標出力電圧Eoとの差(Vi−Eo)が大きな正値である時刻t0から時刻t1では、誤差電圧Ve1と三角波電圧Vtとが交差し、誤差電圧Ve2は三角波電圧Vtより低電位側にある。また、入力検出電圧Vidが基準電圧Vr2及びVr3より高電位側にある。この時、第1のコンパレータ15の出力Vp1は誤差電圧Ve1をパルス幅変調した信号となり、第4のコンパレータ18の出力Vp4はハイレベルとなり、この2つの信号はAND回路35に入力される。また、第2のコンパレータ16の出力Vp2はハイレベルとなり、第3のコンパレータ17の出力Vp3はローレベルとなり、この2つの信号はAND回路36に入力される。これより、AND回路35は、第1のコンパレータ15の出力Vp1と同等のパルス信号を出力することで、pnpトランジスタ2を駆動する。また、AND回路36は、第2のコンパレータ16の出力Vp2に係わらずローレベルを出力するため、npnトランジスタ8はオフ状態である。即ち、pnpトランジスタ2と整流ダイオード3とインダクタ4とで構成する降圧回路7が動作する降圧モードとなる。また、この時、npnトランジスタ31、33はオン状態であり、基準電圧Vr2=α1×Erであり、基準電圧Vr3=β1×Erである。
時刻t1において、入力検出電圧Vidが基準電圧Vr3を下回ると、第4のコンパレータ18の出力Vp4はローレベルとなり、npnトランジスタ33はオフとなり、基準電圧Vr3はβ1×Erからβ2×Erへ上昇する。この時、AND回路35は、第1のコンパレータ15の出力Vp1に係わらずローレベルを出力するため、pnpトランジスタ2はオン状態となり、入出力間が導通して入力電圧がそのまま出力電圧となる入出力導通モードとなる。降圧モードから入出力導通モードへ移行する時刻t1では、図2(b)のように出力電圧Voは目標出力電圧Eoに比べ高くなる。この電圧差は許容出力電圧範囲内に設定する。
この入出力導通モードは入力電圧と目標出力電圧Eoとの差(Vi−Eo)の絶対値が小さい時刻t1から時刻t2まで続く。
三角波電圧Vtの高電位側及び低電位側の頂点を使用しない本発明のDC−DCコンバータにおいては、降圧モードにおいてはpnpトランジスタ2のデューティ比δ1が最大でも1より所定値ε1だけ小さな値であるのに対し、入出力導通モードにおいてはpnpトランジスタ2が常時オン状態となる(デューティ比δ1が1)。このため、降圧モードから入出力導通モードへ移行する時、pnpトランジスタ2のデューティ比δ1が所定値ε1だけ急に増加し、出力電圧Voはそれだけ高くなる。入出力導通モードから降圧モードへ移行する時、この反対の変化が起きる。
時刻t2において、入力検出電圧Vidが基準電圧Vr2を下回ると、第3のコンパレータ17の出力Vp3がハイレベルとなり、npnトランジスタ31はオンからオフへ移行し、基準電圧Vr2はα1×Erからα2×Erへ上昇する。この時、AND回路36は、第2のコンパレータ16の出力Vp2と同等のパルス信号を出力することで、npnトランジスタ8を駆動する。即ち、npnトランジスタ8と整流ダイオード5とインダクタ4とで構成する昇圧回路9が動作する昇圧モードとなる。入出力導通モードから昇圧モードへ移行する時刻t2直前では、出力電圧Voは目標出力電圧Eoに比べ低くなる。この電圧差は許容出力電圧範囲内に設定する。
時刻t3から入力電圧を上昇させても、入力検出電圧が基準電圧Vr2に到達する時刻t4までは、上記昇圧モードを継続する。昇圧モードは、入力電圧と目標出力電圧Eoとの差(Vi−Eo)が大きな負値である時刻t2から時刻t4まで続く。
三角波電圧Vtの高電位側及び低電位側の頂点を使用しない本発明のDC−DCコンバータにおいては、入出力導通モードにおいてはnpnトランジスタ8が常時オフ状態であるのに対し(デューティ比δ2が0)、昇圧モードにおいてはnpnトランジスタ8のデューティ比δ2が最小でも0より所定値ε2だけ大きな値である。入出力導通モードから昇圧モードへ移行する時、npnトランジスタ8のデューティ比δ2が所定値ε2だけ急に増加し、出力電圧Voはそれだけ高くなる。昇圧モードから入出力導通モードへ移行する時、この反対の変化が起きる。
時刻t4において、入力検出電圧Vidが基準電圧Vr2(=α2×Er)を上回ると、第3のコンパレータ17の出力Vp3がローレベルとなり、npnトランジスタ31はオフからオンへ移行し、基準電圧Vr2はα2×Erからα1×Erへ低下する。この時、AND回路36は、第2のコンパレータの出力Vp2に係わらずローレベルを出力するため、npnトランジスタ8はオフ状態になり、入出力導通モードとなる。昇圧モードから入出力導通モードへ移行する時刻t4では、図2(b)に示すように、出力電圧Voは目標出力電圧Eoに比べ低くなる。この電圧差は許容出力電圧範囲内に設定する。この入出力導通モードは入力電圧と目標出力電圧Eoとの差(Vi−Eo)の絶対値が小さい時刻t4から時刻t5まで続く。
時刻t5において、入力検出電圧Vidが基準電圧Vr3(=β2×Er)を上回ると、第4のコンパレータ18の出力Vp4はハイレベルとなり、npnトランジスタ33はオンとなり、基準電圧Vr3はβ2×Erからβ1×Erへ低下する。この時、AND回路35は、第1のコンパレータ15の出力Vp1と同等のパルス信号を出力することで、pnpトランジスタ2を駆動する。即ち、pnpトランジスタ2と整流ダイオード3とインダクタ4とで構成する降圧回路7が動作する降圧モードとなる。入出力導通モードから降圧モードへ移行する時刻t5直前では、図2(b)に示すように、出力電圧Voは目標出力電圧Eoに比べ高くなる。この電圧差は許容出力電圧範囲内に設定する。時刻t5以降、入力電圧が上昇しても動作モードは変わらず降圧モードである。降圧モードは入力電圧と目標出力電圧Eoとの差(Vi−Eo)が大きな正値である時刻t5以降、続く。
上記のように、入力電圧を変化させて動作モードを切替える動作が行われる場合には、図2(b)に示すように、入力電圧を低下させた場合と上昇させた場合とで基準電圧Vr2、Vr3の値を異ならせ(ヒステリシスを設け)、動作モード切替わり時の入力電圧値を変えている。これにより、例えば、入力直流電圧Viの低下とともに降圧モードから入出力導通モードへ移行していく時(時刻t1)、回路損失の低減によって出力電圧Voが上昇するが、動作モードは図2(b)の時刻txに示すように入出力導通モードを維持し、降圧モードに戻ることはない。このように動作モード切替わり時の出力電圧変動によって2つの動作モードが繰り返される誤動作が起きることはない。
以上のように、実施の形態1における昇降圧DC−DCコンバータは、動作モードの切替わる入力電圧値が入力電圧を低下させた場合と上昇させた場合とで異なることで(ヒステリシスを設けることで)、動作モード切替わり時の出力電圧変動によって2つの動作モードが繰り返される誤動作は発生しない。また、誤差電圧が三角波電圧の頂点付近で交差する領域を回避しているので、三角波電圧の非線形による誤動作も発生しない。その結果、動作モード切替わり時の回路動作の安定性を保ち、出力電圧Voのリップルの増加を抑制することができる。
《実施の形態2》
図3〜図5を用いて、本発明の実施の形態2における昇降圧DC−DCコンバータを説明する。
図3は本発明の実施の形態2における昇降圧DC−DCコンバータの回路構成図である。なお、前述した実施の形態1における昇降圧DC−DCコンバータと同一機能、構成については同一参照符号を付して、説明を省略する。図1の構成と異なるのは、AND回路35、36のそれぞれ一方の入力端子への入力信号を生成する回路の構成である。
エラーアンプ13の出力端子は第1及び第4のコンパレータ15、18の反転入力端子に接続されると共に、レベルシフト回路19を介して第2のコンパレータ16の反転入力端子及び第3のコンパレータ17の非反転入力端子に接続される。
50は三角波電圧Vtの振幅Etと同電圧を出力する第2の基準電圧源である。51、52及び53は基準電圧Etを分圧し基準電圧Vr4を出力する分圧抵抗であり、基準電圧Vr4は第3のコンパレータ17の反転入力端子に入力される。この基準電圧Vr4は三角波電圧Vtにおける低電位側の頂点付近の直線性が失われる境界電圧以上に設定される。
31はnpnトランジスタであり、分圧抵抗53と並列接続され、第3のコンパレータ17の出力信号Vp3によってオンオフする。npnトランジスタ31のオン状態とオフ状態とで基準電圧Vr4の電圧値が切替わる。抵抗51、52、53の抵抗値をR51、R52、R53とし、α3=R52/(R51+R52)、α4=(R52+R53)/(R51+R52+R53)とすると、npnトランジスタ31のオン状態の時、基準電圧値Vr4はα3×Etとなり、オフ状態の時、基準電圧値Vr4はα4×Etとなる。
54、55及び56は基準電圧Etを分圧し基準電圧Vr5を出力する分圧抵抗である。基準電圧Vr5は第4のコンパレータ18の非反転入力端子に入力される。この基準圧Vr5は三角波電圧Vtにおいて高電位側の頂点付近の直線性が失われる境界電圧以上に設定される。
33はnpnトランジスタであり、分圧抵抗56と並列接続され、第4のコンパレータ18の出力信号Vp4を反転器32によって反転させた信号でオンオフする。npnトランジスタ33のオン状態とオフ状態とで基準電圧Vr5の電圧値が切替わる。抵抗54、55、56の抵抗値をR54、R55、R56とし、β3=R55/(R54+R55)、β4=(R55+R56)/(R54+R55+R56)とすると、npnトランジスタ33のオン状態の時、基準電圧値Vr5はβ3×Etとなり、オフ状態の時、基準電圧値Vr5はβ4×Etとなる。ここで、0<α3<α4<γ<β3<β4<1となるように設定する。出力電圧Voの目標値である目標出力電圧Eoは、(γ×Er)/κで表される。
以上のように構成された実施の形態2における昇降圧DC−DCコンバータの動作において、第1及び第2のコンパレータ15、16の出力パルスVp1、Vp2の生成に係わる動作は実施の形態1における昇降圧コンバータの動作と同様であるので説明を省略する。異なる点は、第3及び第4のコンパレータ17、18の出力パルスVp3、Vp4の生成に係わる動作及びAND回路35、36の動作である。異なる点について、図4及び図5を参照しながら説明する。
まず、入力電圧が低下し、出力電圧との大小関係が切替わる場合について図4を参照しながら説明する。図4は入力電圧低下に伴う、第1から第4のコンパレータ15、16、17、18及びAND回路35、36の出力パルスVp1〜Vp4、Vd1、Vd2の変化の様子を示している。図4において、横軸は時間軸である。
誤差電圧Ve1は第1のコンパレータ15によって三角波電圧Vtと比較される共に、第4のコンパレータ18によって基準電圧Vr5と比較される。誤差電圧Ve2は第2のコンパレータ16によって三角波電圧Vtと比較されると共に、第3のコンパレータ17によって基準電圧Vr4と比較される。
入力電圧が高い時刻t0から時刻t1の領域では、誤差電圧Ve1は基準電圧Vr5より低く、第4のコンパレータ18の出力Vp4はハイレベルとなる。また、誤差電圧Ve2は基準電圧Vr4より低く、第3のコンパレータ17の出力Vp3はローレベルとなる。これより、AND回路35は、第1のコンパレータ15の出力Vp1と同等のパルス信号を出力し、pnpトランジスタ2を駆動する。AND回路36は、第2のコンパレータ16の出力Vp2に係わらずローレベルとなるため、npnトランジスタ8はオフ状態である。即ち、pnpトランジスタ2と整流ダイオード3とインダクタ4とで構成する降圧回路7が動作する降圧モードである。この時、npnトランジスタ31、33はオフ状態である。基準電圧Vr4はα4×Etであり、基準電圧Vr5はβ4×Etである。
入力電圧が低下し、時刻t1で誤差電圧Ve1が基準電圧Vr5を上回ると、第4のコンパレータ18の出力Vp4がローレベルとなり、同時にnpnトランジスタ33がオンして、分圧抵抗比の変化により基準電圧Vr5がβ4×Etからβ3×Etに低下する。この時、後述する動作モード移行のため出力電圧が上昇し、誤差電圧Ve1が低下するが、第4のコンパレータ18の出力Vp4がローレベルを維持するように分圧抵抗54、55及び56で基準電圧Vr5の低下量(ヒステリシス量)を設定してある。AND回路35の出力Vd1は、第1のコンパレータ15の出力パルスVp1に係わらずローレベルとなるため、pnpトランジスタ2はオン状態となり、入出力間が導通して入力電圧がそのまま出力電圧となる入出力導通モードとなる。降圧モードから入出力導通モードへ移行する時刻t1では、出力電圧Voは目標出力電圧Eoに比べ高くなる。この電圧差は許容出力電圧範囲内に設定する。
更に入力電圧が低下し、誤差電圧Ve2が基準電圧Vr4に到達するまでの時刻t1から時刻t2までの期間では、第2のコンパレータ16の出力Vp2は、誤差電圧Ve2をパルス幅変調した信号を出力し始めるが、第3のコンパレータ17の出力Vp3がローレベルのため、論理和回路36の出力Vd2は変わらずローレベルであり、入出力導通モードである。
更に入力電圧が低下し、時刻t2で誤差電圧Ve2が基準電圧Vr4を上回ると、第3のコンパレータ17の出力Vp3がハイレベルとなり、同時にnpnトランジスタ31がオンして、分圧抵抗比の変化により基準電圧Vr4がα4×Etからα3×Etに低下する。この時、後述する動作モード移行のため出力電圧が上昇し、誤差電圧Ve2が低下するが、第3のコンパレータ17の出力Vp3がハイレベルを維持するように分圧抵抗51、52及び53で基準電圧Vr4の低下量(ヒステリシス量)を設定してある。AND回路36の出力Vd2は、第2のコンパレータ16の出力パルスVp2と同等のパルス信号を出力し、npnトランジスタ8を駆動する。即ち、npnトランジスタ8と整流ダイオード5とインダクタ4とが構成する昇圧回路9が動作する昇圧モードとなる。出力電圧Voは上記の降圧モード時の出力電圧と同一に制御される(目標出力電圧Eo)。入出力導通モードから昇圧モードへ移行する時刻t2直前では、出力電圧Voは目標出力電圧Eoに比べ低くなる。この電圧差は許容出力電圧範囲内に設定する。
次に、入力電圧が上昇し、出力電圧との大小関係が切替わる場合について図5を参照しながら説明する。図5は入力電圧上昇に伴う、第1から第4のコンパレータ15、16、17、18及びAND回路35、36の出力パルスVp1〜Vp4、Vd1、Vd2の変化の様子を示している。図5において、横軸は時間軸である。
入力電圧が出力電圧より低い時刻t3から時刻t4の領域では、誤差電圧Ve1は基準電圧Vr5より高く、第4のコンパレータ18の出力Vp4はローレベルとなる。また、誤差電圧Ve2は基準電圧Vr4より高く、第3のコンパレータ17の出力Vp3はハイレベルとなる。これより、AND回路35は、第1のコンパレータ15の出力パルスVp1に係わらずローレベルとなるため、pnpトランジスタ2はオン状態である。AND回路36は、第2のコンパレータ16の出力パルスVp2と同等のパルス信号Vd2を出力し、npnトランジスタ8を駆動する。即ち、npnトランジスタ8と整流ダイオード5とインダクタ4とが構成する昇圧回路9が動作する昇圧モードとなる。また、この時、npnトランジスタ31、33はオン状態である。基準電圧Vr4はα3×Etであり、基準電圧Vr5はβ3×Etである。
入力電圧が上昇し、時刻t4で誤差電圧Ve2が基準電圧Vr4を下回ると、第3のコンパレータ17の出力Vp3がローレベルとなり、同時にnpnトランジスタ31がオフして、分圧抵抗比の変化により基準電圧Vr4がα3×Etからα4×Etに上昇する。この時、後述する動作モード移行のため出力電圧が低下し、誤差電圧Ve2が上昇するが、第3のコンパレータ17の出力Vp3がローレベルを維持するように分圧抵抗51、52及び53で基準電圧Vr4の上昇量(ヒステリシス量)を設定してある。AND回路36の出力Vd2は、第2のコンパレータ16の出力パルスVp2に係わらずローレベルとなるため、npnトランジスタ8はオフ状態となり、入出力間が導通して入力電圧がそのまま出力電圧となる入出力導通モードとなる。昇圧モードから入出力導通モードへ移行する時刻t4で、出力電圧Voは目標出力電圧Eoに比べ低くなる。この電圧差は許容出力電圧範囲内に設定する。
更に入力電圧が上昇し、誤差電圧Ve1が基準電圧Vr5に到達するまでの時刻t4から時刻t5までの期間では、第1のコンパレータ15の出力Vp1は、誤差電圧Ve1をパルス幅変調した信号を出力し始めるが、第4のコンパレータ18の出力Vp4がローレベルのため、論理和回路35の出力Vd1は変わらずローレベルであり、入出力導通モードである。
更に入力電圧が上昇し、時刻t5で誤差電圧Ve1が基準電圧Vr5を下回ると、第4のコンパレータ18の出力Vp4がハイレベルとなり、同時にnpnトランジスタ33がオフして、分圧抵抗比の変化により基準電圧Vr5がβ3×Etからβ4×Etに上昇する。この時、後述する動作モード移行のため出力電圧が低下し、誤差電圧Ve1が上昇するが、第4のコンパレータ18の出力Vp4がハイレベルを維持するように分圧抵抗51、52及び53で基準電圧Vr5の上昇量(ヒステリシス量)を設定してある。AND回路35の出力Vd1は、第1のコンパレータ15の出力パルスVp1と同等のパルス信号を出力し、pnpトランジスタ2を駆動する。即ち、pnpトランジスタ2と整流ダイオード3とインダクタ4とが構成する降圧回路7が動作する降圧モードとなる。出力電圧Voは上記の昇圧モード時の出力電圧と同一に制御される(目標出力電圧Eo)。入出力導通モードから降圧モードへ移行する時刻t5直前では、出力電圧Voは目標出力電圧Eoに比べ高くなる。この電圧差は許容出力電圧範囲内に設定する。時刻t5以降、更に入力電圧を下げても動作モードは変わらず昇圧モードである。
上記のように、入力電圧を変化させて動作モードを切替える動作が行われる場合には、入力電圧を低下させた場合と上昇させた場合とで基準電圧Vr4、Vr5の値を異ならせ(ヒステリシスを設け)、動作モード切替わり時のタイミングを変えている。これにより、実施の形態1と同様に動作モード切替わり時の出力電圧変動によって2つの動作モードが繰り返される誤動作は発生しない。
以上のように、実施の形態2における昇降圧DC−DCコンバータは、動作モードの切替わる入力電圧値が入力電圧を低下させた場合と上昇させた場合とで異なることで(ヒステリシスを設けたことで)、動作モード切替わり時の出力電圧変動によって2つの動作モードが繰り返される誤動作は発生しない。また、誤差電圧が三角波電圧の頂点付近で交差する領域を回避しているので、三角波電圧の非線形による誤動作も発生しない。その結果、動作モード切替わり時の回路動作の安定性を保ち、出力電圧のリップルの増加を抑制することができる。
なお、本実施の形態2では、レベルシフト19の減算量を三角波電圧Vtの振幅Etと同等としたが、精密に同等にする必要はなく、減算量は2つの基準電圧の差分(Vr5−Vr4)から振幅Etの範囲であれば、2つのスイッチング素子の同時スイッチング動作は回避でき、上記同様の効果が得られる。
《実施の形態3》
本発明の実施の形態3における昇降圧DC−DCコンバータについて、図6を参照しながら説明する。
図6は本発明の実施の形態3における昇降圧DC−DCコンバータの回路構成図である。なお、前述した実施の形態1における昇降圧DC−DCコンバータと同一機能、構成については同一参照符号を付して、説明を省略する。図1の構成と異なるのは、新たに短絡スイッチ素子60とNOR回路61を追加した点である。
図6において、60は入出力間を短絡する短絡スイッチ素子であり、入力端子1と出力端子6との間に接続される。61はNOR回路であり、第3及び第4のコンパレータ17、18の出力Vp3、Vp4が入力され、その出力信号は短絡スイッチ60の制御パルスとして用いられる。
以上のように構成された実施の形態3における昇降圧DC−DCコンバータの動作は、前述した実施の形態1における昇降圧DC−DCコンバータの動作に、入出力導通モード時に短絡スイッチ60をオン状態にする動作を加えたものである。詳しくは、入出力間電圧差が大きく、第3のコンパレータの出力Vp3がローレベル及び第4のコンパレータの出力Vp4がハイレベル、又は、第3のコンパレータの出力Vp3がハイレベル及び第4のコンパレータの出力Vp4がローレベルの時はNOR回路61の出力はローレベルとなり、短絡スイッチ素子60はオフ状態で実施の形態1の昇降圧DC−DCコンバータの動作と同様である。入出力間電圧差が小さく、第3のコンパレータ17の出力Vp3がローレベル及び第4のコンパレータ18の出力Vp4がローレベルになると(入出力導通モード)、論理和回路61の出力はハイレベルとなり、短絡スイッチ素子60がオン状態となる。短絡スイッチ素子60がオン状態となると、入出力導通モード時の入出力間の抵抗成分が、単にpnpトランジスタ2が常時オン状態になることによって入出力間を導通した場合に比べて小さくでき、入出力間を流れる電流による損失を少なくすることができる。
以上のように、実施の形態3における昇降圧DC−DCコンバータは、入力電圧と目標出力電圧Eoとの差(Vi−Eo)の絶対値が小さくなると(入出力導通モード)、第1のスイッチング素子2と短絡スイッチ60をオン状態にして入出力間を導通状態にすることで、実施の形態1の昇降圧DC−DCコンバータと同様な効果に加え、更に入出力導通モード時の効率を上げることができる。
本発明にかかる昇降圧DC−DCコンバータは、動作モード切替わり時の回路動作の安定性を保ち、各種電子機器等の電源装置として有用である。
本発明の実施の形態1における昇降圧DC−DCコンバータの回路構成図 本発明の実施の形態1における昇降圧DC−DCコンバータの動作説明図 本発明の実施の形態2における昇降圧DC−DCコンバータの回路構成図 本発明の実施の形態2における昇降圧DC−DCコンバータの動作説明図 本発明の実施の形態2における昇降圧DC−DCコンバータの動作説明図 本発明の実施の形態3における昇降圧DC−DCコンバータの回路構成図 従来の昇降圧DC−DCコンバータの回路構成及び動作説明図 従来の昇降圧DC−DCコンバータにおける三角波電圧の波形図
符号の説明
1 入力端子
2 pnpトランジスタ
3、5 整流ダイオード
4 インダクタ
6 出力端子
7 降圧回路
8、31、33 npnトランジスタ
9 昇圧回路
10 平滑コンデンサ
11、12、21、22、24、25、26、28、29、30、41、42、51、52、53、54、55、56 分圧抵抗
13 エラーアンプ
14 第1の基準電圧源
15 第1のコンパレータ
16 第2のコンパレータ
17 第3のコンパレータ
18 第4のコンパレータ
19 レベルシフト回路
20 三角波発振器
32 反転器
35、36 AND回路
50 第2の基準電圧源
60 短絡スイッチ素子
61 NOR回路

Claims (4)

  1. 入力直流電圧を入力する入力端子と、
    負荷に所定の出力電圧を出力する出力端子と、
    昇圧用スイッチング素子を有する昇圧回路と、
    降圧用スイッチング素子を有する降圧回路と、
    前記出力電圧を目標出力電圧に近づけるように前記昇圧用スイッチング素子と前記降圧用スイッチング素子を制御して駆動する制御回路と、
    を有し、
    前記昇圧用スイッチング素子のみがスイッチング動作する昇圧モードと、前記降圧用スイッチング素子のみがスイッチング動作する降圧モードと、いずれのスイッチング素子もスイッチング動作せずに入出力間を導通状態とする入出力導通モードとを切替えて動作する昇降圧DC−DCコンバータであって、
    前記制御回路は、
    前記入力直流電圧を前記目標出力電圧より高い第1の所定値又は前記第1の所定値より高い第2の所定値と比較する第1のヒステリシスコンパレータと、
    前記入力直流電圧を前記目標出力電圧より低い第3の所定値又は前記第3の所定値より低い第4の所定値と比較する第2のヒステリシスコンパレータと、
    前記第1のヒステリシスコンパレータの出力に基づいて、前記入力直流電圧が前記第1の所定値を下回ると前記降圧モードから前記入出力導通モードに切り替え、前記入力直流電圧が前記第2の所定値を上回ると前記入出力導通モードから前記降圧モードに切り替える第1の切替手段と、
    前記第2のヒステリシスコンパレータの出力に基づいて、前記入力直流電圧が前記第3の所定値を上回ると、前記昇圧モードから前記入出力導通モードに切り替え、前記入力直流電圧が前記第4の所定値を下回ると前記入出力導通モードから前記昇圧モードに切り替える第2の切替手段と、
    を有することを特徴とした昇降圧DC−DCコンバータ。
  2. 入出力端子間を短絡する短絡スイッチ素子を更に有し、前記制御回路は入出力導通モード時に前記短絡スイッチ素子をオン状態にする、ことを特徴とする請求項1記載の昇降圧DC−DCコンバータ。
  3. 入力直流電圧を入力する入力端子と、
    負荷に所定の出力電圧を出力する出力端子と、
    昇圧用スイッチング素子を有する昇圧回路と、
    降圧用スイッチング素子を有する降圧回路と、
    前記出力電圧を目標出力電圧に近づけるように前記昇圧用スイッチング素子と前記降圧用スイッチング素子を制御して駆動する制御回路と、
    を有し、
    前記昇圧用スイッチング素子のみがスイッチング動作する昇圧モードと、前記降圧用スイッチング素子のみがスイッチング動作する降圧モードと、いずれのスイッチング素子もスイッチング動作せずに入出力間を導通状態とする入出力導通モードとを切り替えて動作する昇降圧DC−DCコンバータであって、
    前記制御回路は、
    前記出力電圧と前記目標出力電圧との誤差を増幅することにより、第1の誤差電圧と前記第1の誤差電圧よりも低い第2の誤差電圧とを生成するエラーアンプ及びレベルシフト回路と、
    前記第1の誤差電圧を第1の所定電圧値又は前記第1の所定電圧値より低い第2の所定電圧値と比較する第1のヒステリシスコンパレータと、
    前記第2の誤差電圧を第3の所定電圧値又は前記第3の所定電圧値より高い第4の所定電圧値と比較する第2のヒステリシスコンパレータと、
    前記第1のヒステリシスコンパレータの出力に基づいて、前記第1の誤差電圧が前記第1の所定電圧値を上回ると前記降圧モードから前記入出力導通モードに切り替え、前記第1の誤差電圧が前記第2の所定電圧値を下回ると前記入出力導通モードから前記降圧モードに切り替える第1の切替手段と、
    前記第2のヒステリシスコンパレータの出力に基づいて、前記第2の誤差電圧が前記第3の所定電圧値を下回ると、前記昇圧モードから前記入出力導通モードに切り替え、前記第2の誤差電圧が前記第4の所定電圧値を上回ると前記入出力導通モードから前記昇圧モードに切り替える第2の切替手段と、
    を有することを特徴とする昇降圧DC−DCコンバータ。
  4. 前記制御回路は、
    三角波電圧を生成する三角波発生器と、
    前記第1の誤差電圧と前記三角波電圧とを比較する第1のコンパレータと、
    前記第2の誤差電圧と前記三角波電圧とを比較する第2のコンパレータと、
    をさらに有し、
    前記第1の切替手段は、前記第1のコンパレータの出力と前記第1のヒステリシスコンパレータの出力を入力されて前記降圧用スイッチング素子の駆動信号を生成し、
    前記第2の切替手段は、前記第2のコンパレータの出力と前記第2のヒステリシスコンパレータの出力を入力されて前記昇圧用スイッチング素子の駆動信号を生成し、
    前記第1の誤差電圧と前記第2の誤差電圧との電圧差は前記三角波電圧の振幅以下であり、
    前記第1、第2、第3、及び第4の所定電圧値は前記三角波電圧と交差するとともに、前記第1の所定電圧値と前記第4の所定電圧値との電圧差及び前記第2の所定電圧値と前記第3の所定電圧値との電圧差は、前記第1の誤差電圧と前記第2の誤差電圧との電圧差より小さく設定される、ことを特徴とする請求項3記載の昇降圧DC−DCコンバータ。
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