JP4312000B2 - 昇降圧dc−dcコンバータ - Google Patents
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Description
以下、従来の昇降圧DC−DCコンバータについて図7を参照しつつ説明する。図7(a)は特許文献1に記載のDC−DCコンバータを簡略化して示す回路構成図である。図7(b)はその要部波形図であり、横軸は時間軸である。図7(a)において、1は入力端子であり、入力直流電圧Viが印加される。
8は昇圧用スイッチング素子のnpnトランジスタであり、コレクタはインダクタ4の他端に接続され、エミッタは接地され、ベースには駆動パルス信号Vp2が供給される。インダクタ4とnpnトランジスタ8と、整流ダイオード5とは昇圧回路を構成する。10は平滑コンデンサであり、一端が出力端子6に接続され、他端が接地され、出力端子6から出力電圧Voが出力される。
本発明は、三角波電圧の非線形による誤動作を発生しない昇降圧DC−DCコンバータを提供することを目的とする。
昇降圧DC−DCコンバータであって、前記制御回路は、前記入力直流電圧を前記目標出力電圧より高い第1の所定値又は前記第1の所定値より高い第2の所定値と比較する第1のヒステリシスコンパレータと、前記入力直流電圧を前記目標出力電圧より低い第3の所定値又は前記第3の所定値より低い第4の所定値と比較する第2のヒステリシスコンパレータと、前記第1のヒステリシスコンパレータの出力に基づいて、前記入力直流電圧が前記第1の所定値を下回ると前記降圧モードから前記入出力導通モードに切り替え、前記入力直流電圧が前記第2の所定値を上回ると前記入出力導通モードから前記降圧モードに切り替える第1の切替手段と、前記第2のヒステリシスコンパレータの出力に基づいて、前記入力直流電圧が前記第3の所定値を上回ると、前記昇圧モードから前記入出力導通モードに切り替え、前記入力直流電圧が前記第4の所定値を下回ると前記入出力導通モードから前記昇圧モードに切り替える第2の切替手段と、を有する。
本発明の他の観点による昇降圧DC−DCコンバータは、入力直流電圧を入力する入力端子と、負荷に所定の出力電圧を出力する出力端子と、昇圧用スイッチング素子を有する昇圧回路と、降圧用スイッチング素子を有する降圧回路と、前記出力電圧を目標出力電圧に近づけるように前記昇圧用スイッチング素子と前記降圧用スイッチング素子を制御して駆動する制御回路と、を有し、前記昇圧用スイッチング素子のみがスイッチング動作する昇圧モードと、前記降圧用スイッチング素子のみがスイッチング動作する降圧モードと、いずれのスイッチング素子もスイッチング動作せずに入出力間を導通状態とする入出力導通モードとを切り替えて動作する昇降圧DC−DCコンバータであって、前記制御回路は、前記出力電圧と前記目標出力電圧との誤差を増幅することにより、第1の誤差電圧と前記第1の誤差電圧よりも低い第2の誤差電圧とを生成するエラーアンプ及びレベルシフト回路と、前記第1の誤差電圧を第1の所定電圧値又は前記第1の所定電圧値より低い第2の所定電圧値と比較する第1のヒステリシスコンパレータと、前記第2の誤差電圧を第3の所定電圧値又は前記第3の所定電圧値より高い第4の所定電圧値と比較する第2のヒステリシスコンパレータと、前記第1のヒステリシスコンパレータの出力に基づいて、前記第1の誤差電圧が前記第1の所定電圧値を上回ると前記降圧モードから前記入出力導通モードに切り替え、前記第1の誤差電圧が前記第2の所定電圧値を下回ると前記入出力導通モードから前記降圧モードに切り替える第1の切替手段と、前記第2のヒステリシスコンパレータの出力に基づいて、前記第2の誤差電圧が前記第3の所定電圧値を下回ると、前記昇圧モードから前記入出力導通モードに切り替え、前記第2の誤差電圧が前記第4の所定電圧値を上回ると前記入出力導通モードから前記昇圧モードに切り替える第2の切替手段と、を有する。
本発明の別の観点による昇降圧DC−DCコンバータにおいて、前記制御回路は、三角波電圧を生成する三角波発生器と、前記第1の誤差電圧と前記三角波電圧とを比較する第1のコンパレータと、前記第2の誤差電圧と前記三角波電圧とを比較する第2のコンパレータと、をさらに有し、前記第1の切替手段は、前記第1のコンパレータの出力と前記第1のヒステリシスコンパレータの出力を入力されて前記降圧用スイッチング素子の駆動信号を生成し、前記第2の切替手段は、前記第2のコンパレータの出力と前記第2のヒステリシスコンパレータの出力を入力されて前記昇圧用スイッチング素子の駆動信号を生成し、前記第1の誤差電圧と前記第2の誤差電圧との電圧差は前記三角波電圧の振幅以下であり、前記第1、第2、第3、及び第4の所定電圧値は前記三角波電圧と交差するとともに、前記第1の所定電圧値と前記第4の所定電圧値との電圧差及び前記第2の所定電圧値と前記第3の所定電圧値との電圧差は、前記第1の誤差電圧と前記第2の誤差電圧との電圧差より小さく設定される。
本発明によれば、昇圧モードと降圧モードとの間でのモード移行時にもリップルが増加しない昇降圧DC−DCコンバータを実現出来るという有利な効果が得られる。
本発明によれば、昇圧モードと降圧モードとの間の入出力導通モードにおいて従来よりも損失が小さい昇降圧DC−DCコンバータを実現出来るという有利な効果が得られる。
図1及び図2を用いて、本発明の実施の形態1における昇降圧DC−DCコンバータを説明する。
図1は本発明に係る実施の形態1における昇降圧DC−DCコンバータの回路構成図である。図1において、1は入力端子であり、直流の入力電圧Viが入力される。2は降圧用のpnpトランジスタであり、エミッタは入力端子1に接続され、コレクタは整流ダイオード3を介して接地され、ベースには駆動パルス信号Vd1が供給される。4はインダクタであり、インダクタ4の一端は、pnpトランジスタ2と整流ダイオード3との接続点に接続され、他端は整流ダイオード5を介して出力端子6に接続される。pnpトランジスタ2と、整流ダイオード3と、インダクタ4とは、降圧回路7を構成する。
8は昇圧用のnpnトランジスタであり、コレクタはインダクタ4と整流ダイオード5との接続点に接続され、エミッタは接地され、ベースには駆動パルス信号Vd2が供給される。インダクタ4とnpnトランジスタ8と、整流ダイオード5とは昇圧回路9を構成する。10は平滑コンデンサであり、一端が出力端子6に接続され、他端が接地され、出力端子6から出力電圧Voが出力される。
31はnpnトランジスタであり、分圧抵抗26と並列接続され、第3のコンパレータ17の出力信号を反転器32によって反転させた信号でオンオフする。npnトランジスタ31のオン状態とオフ状態とで第3のコンパレータ17の非反転入力端子に入力される基準電圧値Vr2が切替わる。npnトランジスタ31のオン状態の時、基準電圧値Vr2はα1×Erとなり、オフ状態の時、基準電圧値Vr2はα2×Erとなる。
33はnpnトランジスタであり、分圧抵抗30と並列接続され、第4のコンパレータ18の出力信号でオンオフする。npnトランジスタ33のオン状態とオフ状態とで第4のコンパレータ18の反転入力端子に入力される基準電圧値Vr3が切替わる。npnトランジスタ33のオン状態の時、基準電圧値Vr3はβ1×Erとなり、オフ状態の時、基準電圧値Vr3はβ2×Erとなる。
図2(a)は入力検出電圧の変化に伴う、第3及び第4のコンパレータ17、18の出力パルスVp3、Vp4の変化の様子を示しており、時刻t0から時刻t3の期間は、入力電圧を低下させて出力電圧との大小関係を変化させており、時刻t3から時刻t5の期間は、入力電圧を上昇させて出力電圧との大小関係を変化させたものである。図2(a)において、横軸は時間軸である。
誤差電圧Ve1は第1のコンパレータ15によって三角波電圧Vtと比較され、誤差電圧Ve2は第2のコンパレータ16によって三角波電圧Vtと比較される。入力検出電圧Vidは第3のコンパレータ17によって基準電圧Vr2と比較されると共に、第4のコンパレータ18によって基準電圧Vr3と比較される。
この入出力導通モードは入力電圧と目標出力電圧Eoとの差(Vi−Eo)の絶対値が小さい時刻t1から時刻t2まで続く。
時刻t3から入力電圧を上昇させても、入力検出電圧が基準電圧Vr2に到達する時刻t4までは、上記昇圧モードを継続する。昇圧モードは、入力電圧と目標出力電圧Eoとの差(Vi−Eo)が大きな負値である時刻t2から時刻t4まで続く。
図3〜図5を用いて、本発明の実施の形態2における昇降圧DC−DCコンバータを説明する。
図3は本発明の実施の形態2における昇降圧DC−DCコンバータの回路構成図である。なお、前述した実施の形態1における昇降圧DC−DCコンバータと同一機能、構成については同一参照符号を付して、説明を省略する。図1の構成と異なるのは、AND回路35、36のそれぞれ一方の入力端子への入力信号を生成する回路の構成である。
エラーアンプ13の出力端子は第1及び第4のコンパレータ15、18の反転入力端子に接続されると共に、レベルシフト回路19を介して第2のコンパレータ16の反転入力端子及び第3のコンパレータ17の非反転入力端子に接続される。
31はnpnトランジスタであり、分圧抵抗53と並列接続され、第3のコンパレータ17の出力信号Vp3によってオンオフする。npnトランジスタ31のオン状態とオフ状態とで基準電圧Vr4の電圧値が切替わる。抵抗51、52、53の抵抗値をR51、R52、R53とし、α3=R52/(R51+R52)、α4=(R52+R53)/(R51+R52+R53)とすると、npnトランジスタ31のオン状態の時、基準電圧値Vr4はα3×Etとなり、オフ状態の時、基準電圧値Vr4はα4×Etとなる。
33はnpnトランジスタであり、分圧抵抗56と並列接続され、第4のコンパレータ18の出力信号Vp4を反転器32によって反転させた信号でオンオフする。npnトランジスタ33のオン状態とオフ状態とで基準電圧Vr5の電圧値が切替わる。抵抗54、55、56の抵抗値をR54、R55、R56とし、β3=R55/(R54+R55)、β4=(R55+R56)/(R54+R55+R56)とすると、npnトランジスタ33のオン状態の時、基準電圧値Vr5はβ3×Etとなり、オフ状態の時、基準電圧値Vr5はβ4×Etとなる。ここで、0<α3<α4<γ<β3<β4<1となるように設定する。出力電圧Voの目標値である目標出力電圧Eoは、(γ×Er)/κで表される。
まず、入力電圧が低下し、出力電圧との大小関係が切替わる場合について図4を参照しながら説明する。図4は入力電圧低下に伴う、第1から第4のコンパレータ15、16、17、18及びAND回路35、36の出力パルスVp1〜Vp4、Vd1、Vd2の変化の様子を示している。図4において、横軸は時間軸である。
誤差電圧Ve1は第1のコンパレータ15によって三角波電圧Vtと比較される共に、第4のコンパレータ18によって基準電圧Vr5と比較される。誤差電圧Ve2は第2のコンパレータ16によって三角波電圧Vtと比較されると共に、第3のコンパレータ17によって基準電圧Vr4と比較される。
更に入力電圧が低下し、時刻t2で誤差電圧Ve2が基準電圧Vr4を上回ると、第3のコンパレータ17の出力Vp3がハイレベルとなり、同時にnpnトランジスタ31がオンして、分圧抵抗比の変化により基準電圧Vr4がα4×Etからα3×Etに低下する。この時、後述する動作モード移行のため出力電圧が上昇し、誤差電圧Ve2が低下するが、第3のコンパレータ17の出力Vp3がハイレベルを維持するように分圧抵抗51、52及び53で基準電圧Vr4の低下量(ヒステリシス量)を設定してある。AND回路36の出力Vd2は、第2のコンパレータ16の出力パルスVp2と同等のパルス信号を出力し、npnトランジスタ8を駆動する。即ち、npnトランジスタ8と整流ダイオード5とインダクタ4とが構成する昇圧回路9が動作する昇圧モードとなる。出力電圧Voは上記の降圧モード時の出力電圧と同一に制御される(目標出力電圧Eo)。入出力導通モードから昇圧モードへ移行する時刻t2直前では、出力電圧Voは目標出力電圧Eoに比べ低くなる。この電圧差は許容出力電圧範囲内に設定する。
入力電圧が出力電圧より低い時刻t3から時刻t4の領域では、誤差電圧Ve1は基準電圧Vr5より高く、第4のコンパレータ18の出力Vp4はローレベルとなる。また、誤差電圧Ve2は基準電圧Vr4より高く、第3のコンパレータ17の出力Vp3はハイレベルとなる。これより、AND回路35は、第1のコンパレータ15の出力パルスVp1に係わらずローレベルとなるため、pnpトランジスタ2はオン状態である。AND回路36は、第2のコンパレータ16の出力パルスVp2と同等のパルス信号Vd2を出力し、npnトランジスタ8を駆動する。即ち、npnトランジスタ8と整流ダイオード5とインダクタ4とが構成する昇圧回路9が動作する昇圧モードとなる。また、この時、npnトランジスタ31、33はオン状態である。基準電圧Vr4はα3×Etであり、基準電圧Vr5はβ3×Etである。
更に入力電圧が上昇し、誤差電圧Ve1が基準電圧Vr5に到達するまでの時刻t4から時刻t5までの期間では、第1のコンパレータ15の出力Vp1は、誤差電圧Ve1をパルス幅変調した信号を出力し始めるが、第4のコンパレータ18の出力Vp4がローレベルのため、論理和回路35の出力Vd1は変わらずローレベルであり、入出力導通モードである。
以上のように、実施の形態2における昇降圧DC−DCコンバータは、動作モードの切替わる入力電圧値が入力電圧を低下させた場合と上昇させた場合とで異なることで(ヒステリシスを設けたことで)、動作モード切替わり時の出力電圧変動によって2つの動作モードが繰り返される誤動作は発生しない。また、誤差電圧が三角波電圧の頂点付近で交差する領域を回避しているので、三角波電圧の非線形による誤動作も発生しない。その結果、動作モード切替わり時の回路動作の安定性を保ち、出力電圧のリップルの増加を抑制することができる。
なお、本実施の形態2では、レベルシフト19の減算量を三角波電圧Vtの振幅Etと同等としたが、精密に同等にする必要はなく、減算量は2つの基準電圧の差分(Vr5−Vr4)から振幅Etの範囲であれば、2つのスイッチング素子の同時スイッチング動作は回避でき、上記同様の効果が得られる。
本発明の実施の形態3における昇降圧DC−DCコンバータについて、図6を参照しながら説明する。
図6は本発明の実施の形態3における昇降圧DC−DCコンバータの回路構成図である。なお、前述した実施の形態1における昇降圧DC−DCコンバータと同一機能、構成については同一参照符号を付して、説明を省略する。図1の構成と異なるのは、新たに短絡スイッチ素子60とNOR回路61を追加した点である。
図6において、60は入出力間を短絡する短絡スイッチ素子であり、入力端子1と出力端子6との間に接続される。61はNOR回路であり、第3及び第4のコンパレータ17、18の出力Vp3、Vp4が入力され、その出力信号は短絡スイッチ60の制御パルスとして用いられる。
2 pnpトランジスタ
3、5 整流ダイオード
4 インダクタ
6 出力端子
7 降圧回路
8、31、33 npnトランジスタ
9 昇圧回路
10 平滑コンデンサ
11、12、21、22、24、25、26、28、29、30、41、42、51、52、53、54、55、56 分圧抵抗
13 エラーアンプ
14 第1の基準電圧源
15 第1のコンパレータ
16 第2のコンパレータ
17 第3のコンパレータ
18 第4のコンパレータ
19 レベルシフト回路
20 三角波発振器
32 反転器
35、36 AND回路
50 第2の基準電圧源
60 短絡スイッチ素子
61 NOR回路
Claims (4)
- 入力直流電圧を入力する入力端子と、
負荷に所定の出力電圧を出力する出力端子と、
昇圧用スイッチング素子を有する昇圧回路と、
降圧用スイッチング素子を有する降圧回路と、
前記出力電圧を目標出力電圧に近づけるように前記昇圧用スイッチング素子と前記降圧用スイッチング素子を制御して駆動する制御回路と、
を有し、
前記昇圧用スイッチング素子のみがスイッチング動作する昇圧モードと、前記降圧用スイッチング素子のみがスイッチング動作する降圧モードと、いずれのスイッチング素子もスイッチング動作せずに入出力間を導通状態とする入出力導通モードとを切替えて動作する昇降圧DC−DCコンバータであって、
前記制御回路は、
前記入力直流電圧を前記目標出力電圧より高い第1の所定値又は前記第1の所定値より高い第2の所定値と比較する第1のヒステリシスコンパレータと、
前記入力直流電圧を前記目標出力電圧より低い第3の所定値又は前記第3の所定値より低い第4の所定値と比較する第2のヒステリシスコンパレータと、
前記第1のヒステリシスコンパレータの出力に基づいて、前記入力直流電圧が前記第1の所定値を下回ると前記降圧モードから前記入出力導通モードに切り替え、前記入力直流電圧が前記第2の所定値を上回ると前記入出力導通モードから前記降圧モードに切り替える第1の切替手段と、
前記第2のヒステリシスコンパレータの出力に基づいて、前記入力直流電圧が前記第3の所定値を上回ると、前記昇圧モードから前記入出力導通モードに切り替え、前記入力直流電圧が前記第4の所定値を下回ると前記入出力導通モードから前記昇圧モードに切り替える第2の切替手段と、
を有することを特徴とした昇降圧DC−DCコンバータ。 - 入出力端子間を短絡する短絡スイッチ素子を更に有し、前記制御回路は入出力導通モード時に前記短絡スイッチ素子をオン状態にする、ことを特徴とする請求項1記載の昇降圧DC−DCコンバータ。
- 入力直流電圧を入力する入力端子と、
負荷に所定の出力電圧を出力する出力端子と、
昇圧用スイッチング素子を有する昇圧回路と、
降圧用スイッチング素子を有する降圧回路と、
前記出力電圧を目標出力電圧に近づけるように前記昇圧用スイッチング素子と前記降圧用スイッチング素子を制御して駆動する制御回路と、
を有し、
前記昇圧用スイッチング素子のみがスイッチング動作する昇圧モードと、前記降圧用スイッチング素子のみがスイッチング動作する降圧モードと、いずれのスイッチング素子もスイッチング動作せずに入出力間を導通状態とする入出力導通モードとを切り替えて動作する昇降圧DC−DCコンバータであって、
前記制御回路は、
前記出力電圧と前記目標出力電圧との誤差を増幅することにより、第1の誤差電圧と前記第1の誤差電圧よりも低い第2の誤差電圧とを生成するエラーアンプ及びレベルシフト回路と、
前記第1の誤差電圧を第1の所定電圧値又は前記第1の所定電圧値より低い第2の所定電圧値と比較する第1のヒステリシスコンパレータと、
前記第2の誤差電圧を第3の所定電圧値又は前記第3の所定電圧値より高い第4の所定電圧値と比較する第2のヒステリシスコンパレータと、
前記第1のヒステリシスコンパレータの出力に基づいて、前記第1の誤差電圧が前記第1の所定電圧値を上回ると前記降圧モードから前記入出力導通モードに切り替え、前記第1の誤差電圧が前記第2の所定電圧値を下回ると前記入出力導通モードから前記降圧モードに切り替える第1の切替手段と、
前記第2のヒステリシスコンパレータの出力に基づいて、前記第2の誤差電圧が前記第3の所定電圧値を下回ると、前記昇圧モードから前記入出力導通モードに切り替え、前記第2の誤差電圧が前記第4の所定電圧値を上回ると前記入出力導通モードから前記昇圧モードに切り替える第2の切替手段と、
を有することを特徴とする昇降圧DC−DCコンバータ。 - 前記制御回路は、
三角波電圧を生成する三角波発生器と、
前記第1の誤差電圧と前記三角波電圧とを比較する第1のコンパレータと、
前記第2の誤差電圧と前記三角波電圧とを比較する第2のコンパレータと、
をさらに有し、
前記第1の切替手段は、前記第1のコンパレータの出力と前記第1のヒステリシスコンパレータの出力を入力されて前記降圧用スイッチング素子の駆動信号を生成し、
前記第2の切替手段は、前記第2のコンパレータの出力と前記第2のヒステリシスコンパレータの出力を入力されて前記昇圧用スイッチング素子の駆動信号を生成し、
前記第1の誤差電圧と前記第2の誤差電圧との電圧差は前記三角波電圧の振幅以下であり、
前記第1、第2、第3、及び第4の所定電圧値は前記三角波電圧と交差するとともに、前記第1の所定電圧値と前記第4の所定電圧値との電圧差及び前記第2の所定電圧値と前記第3の所定電圧値との電圧差は、前記第1の誤差電圧と前記第2の誤差電圧との電圧差より小さく設定される、ことを特徴とする請求項3記載の昇降圧DC−DCコンバータ。
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