JP3206556B2 - 昇降圧チョッパ方式dc−dcコンバータ回路 - Google Patents

昇降圧チョッパ方式dc−dcコンバータ回路

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    • H02M3/1582Buck-boost converters

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1つのコイルで
昇降圧する、昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に昇降圧チョッパ方式DC−DCコ
ンバータ回路は直流電源電圧に対する出力電圧を降圧制
御又は昇圧制御するものである。図5は特開平5−32
8712号に開示されている昇降圧チョッパ方式のDC
−DCコンバータ回路を簡略化して示す接続図であり、
直流電源1の一端に互いに直列接続された降圧スイッチ
ング素子20、チョークコイル21、直列ダイオード4
と、前記直流電源1の他端と前記降圧スイッチング素子
20、前記コイル21、前記直列ダイオード4それぞれ
の出力端との間に接続された還流ダイオード22、昇圧
スイッチング素子23、平滑コンデンサ7とを含み、制
御部24の指令信号により前記降圧スイッチング素子2
0および前記昇圧スイッチング素子23を別々に時比率
制御し、出力電圧を降圧制御または昇圧制御するものに
おいて、直列ダイオード4にバイパストランジスタ26
を並列接続し、降圧動作時に切換制御部27のオン指令
21dによりバイパストランジスタ26をオンさせ、直
列ダイオード4に流れる電流をバイパストランジスタ2
6側に側路する損失低減手段を備えることを特徴とする
昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ回路である。
【0003】また図5において、直列ダイオード4の損
失低減手段は、直列ダイオード4に並列接続されたバイ
パストランジスタ26と、制御部24が発する降圧スイ
ッチング素子20の駆動信号1dを検出し、そのオン時
比率が1以下となる降圧動作時にバイパストランジスタ
26のベースに向けてオン指令21dを発する切換制御
部27とで構成される。
【0004】図6は切換制御部の一例を示すブロック
図、図7は切換制御部の動作の一例を示す特性線図であ
る。図6及び図7を参照すると、電圧Vd、周期T、オ
ン時間Ton、オフ時間Toffなるパルス電圧からなる駆
動信号1dをレベルシフト回路28に加え、駆動信号1
dのオン時比率Ton/Tが0%の時0V、100%の時
例えば5Vとなるような比較電圧Vcに変換し、この比
較電圧Vcが差動増幅回路29において基準電圧Vsよ
り低いとき、DC−DCコンバータ回路が降圧動作して
いるものと判断して、出力回路30を介してオン指令2
1dをバイパストランジスタ26のベースに向けて出力
するよう構成される。
【0005】また、上述の昇降圧チョッパ方式のDC−
DCコンバータ回路の降圧動作及び昇圧動作について図
6及び図7を参照し説明すると、降圧動作の場合、降圧
スイッチング素子20をオン(オン時比率100%)と
し、昇圧スイッチング素子23を所望のオン時比率の駆
動信号5dによりオンオフ制御することにより、昇圧ス
イッチング素子23のオフ時比率に逆比例して上昇する
出力電圧V0を負荷25に供給する。この時、切換制御
部27の比較電圧は降圧スイッチング素子20のオン時
比率100%に対応して、例えば5Vの比較電流を示す
ので、基準電圧を例えばオン時比率90%に対応して
4.5V程度に設定しておけば切換制御部27はオン指
令21dを出力せず、バイパストランジスタ26はオフ
状態を保持するので、平滑コンデンサ7の充電電圧は直
列ダイオード4により昇圧スイッチング素子23側への
放電が阻止され、昇圧運転が行われる。
【0006】一方、降圧動作時には、昇圧スイッチング
素子23をオフ状態に保持し、駆動信号1dにより降圧
スイッチング素子20を所望のオン時比率でオンオフ制
御することにより、降圧スイッチング素子20のオン時
比率でオンオフ制御することにより、降圧スイッチング
素子20のオン時比率が90%以下であれば、切換制御
部27における比較電圧Vcは基準電圧Vsより低く、
差動増幅回路29は信号を出力し、オン指令21dを受
けたバイパストランジスタ26がオンし、直列ダイオー
ド4に流れる電流Iをバイパストランジスタ26側にバ
イパスするので、従来直列ダイオード4生じた電力また
は電圧の損失を、その数分の一にまで低減することがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上の特開平
5−328712号に開示された昇降圧チョッパ方式D
C−DCコンバータ回路にあっては次のような問題があ
った。特開平5−328712号に開示された昇降圧チ
ョッパ方式DC−DCコンバータ回路では昇圧、降圧各
動作における出力電圧を定圧に設定していた。そのた
め、降圧動作中に負荷変動により一時的に出力電圧が低
下した際に昇圧動作時に転ずるべく、昇圧用スイッチン
グ素子23がONすることにより余分な内部電流が生じ
る現象や、昇圧動作時に軽負荷へ転じ出力電圧が上昇し
たのを検知し降圧用スイッチング素子20がOFF状態
に転じ、出力電流が供給できなくなるという極めて不安
定な動作となる。その結果、効率の低下を招き出力電圧
にノイズが発生するという欠点があった。また特開平5
−328712号に開示された同昇降圧チョッパ方式D
C−DCコンバータ回路では直列ダイオード4にバイパ
ス用PNPトランジスタ26を並列接続させることで、
直列ダイオード4に流れる電流を並列PNPトランジス
タ26に側路させ、直列ダイオード4に流れる電流を軽
減させる損失低減手段を備えていた。しかし昇圧動作時
には降圧用スイッチング素子20の出力電流に応じたベ
ース電流や飽和電圧による内部損失が生じ、さらには降
圧動作時における直列ダイオード4の内部電圧及び前記
バイパス用PNPトランジスタ26の内部電圧による損
失が発生するため、回路全体の効率が低下するという問
題があった。
【0008】本発明は以上の従来技術における問題に鑑
みてなされたものであって、広範囲な入力電圧において
高い効率の電圧変換が可能で、且つ出力負荷変動に対し
て安定動作を得ることができる昇降圧チョッパ方式DC
−DCコンバータ回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、降圧スイッチング素子及びコイル及び直列ダイオ
ードが直流電源の入力端と出力端との間に直列に接続さ
れると共に、前記出力端と、前記降圧スイッチング素子
の出力端に接続された転流ダイオードの出力端及び前記
コイルの出力端に接続された昇圧スイッチング素子の出
力端及び前記直列ダイオードの出力端に接続された平滑
コンデンサの出力端とが接続されてなり、前記直流電源
の出力端から得られた出力電圧より前記直流電源の入力
電圧が大である場合に前記昇圧スイッチング素子に対し
て時比率制御による昇圧制御を行う昇圧コントローラ
と、係る昇圧コントローラの出力電圧と等しい出力電圧
に設定され、前記直流電源の入力電圧が出力電圧より大
なる場合に前記降圧スイッチング素子に対して時比率制
御による降圧制御を行う降圧コントローラとを備え、
流電源の入力電圧に対して降圧制御及び昇圧制御された
出力電圧を得る昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバー
タ回路において、前記降圧コントローラにフィードバッ
クされる出力電圧を分圧し、前記降圧コントローラの降
圧制御により降圧されて出力される出力電圧を、前記昇
圧コントローラの昇圧制御により昇圧されて出力される
出力電圧に比して大とする分圧抵抗器が降圧コントロー
ラに接続されたことを特徴とする昇降圧チョッパ方式D
C−DCコンバータ回路である。
【0010】したがって本発明の昇降圧チョッパ方式D
C−DCコンバータ回路によれば、降圧動作時の電圧を
昇圧動作時の電圧より大に設定してあるので、降圧動作
中に負荷の急激な変動により出力電圧が低下した場合に
昇圧スイッチング素子がONし効率が低下することを防
ぐことができる利点があり、また昇圧動作中に出力電圧
が持ち上がった場合の誤動作も防ぐことができる利点が
ある。即ち広範囲な入力電圧において高い効率の電圧変
換が可能で且つ出力負荷変動に対して安定動作 が得られ
るという利点がある。
【0011】また本発明は、昇圧制御時に前記降圧スイ
ッチング素子を流れる電流を側路させる第一のバイパス
用FETと、降圧制御時に前記直列ダイオードに流れる
電流を側路させる第二のバイパス用FETと、これらの
バイパス用FETのON/OFF切り替えを直流電源電
圧と出力電圧を比較することにより行う制御装置とから
なる損失低減手段を有することを特徴とする
【0012】したがって本発明の昇降圧チョッパ方式D
C−DCコンバータ回路によれば損失低減手段として降
圧スイッチング素子と直列ダイオードのそれぞれにバイ
パス用FETを設けたので、NPNトランジスタの出力
電流に応じたベース電流や飽和電圧による内部損失の低
減およびバイパスをFETとしたことにより、降圧動作
時直列ダイオードの内部損失の更なる低減が実現できる
という利点がある。
【0013】また本発明は、前記制御装置は、直流電源
電圧が降圧制御されて出力される出力電圧に比して小な
る場合に前記第一のバイパス用FETをONさせると共
に、直流電源電圧が降圧制御されて出力される出力電圧
に比して大なる場合に前記第一のバイパス用FETをO
FFさせる第一の制御装置と、直流電源電圧が昇圧制御
されて出力される出力電圧に比して大なる場合に前記第
二のバイパス用FETをONさせると共に、前記直流電
源電圧が昇圧制御されて出力される出力電圧に比して小
なる場合に前記第二のバイパス用FETをOFFさせる
第二の制御装置とからなり、前記損失低減手段は、直流
電源電圧が昇圧制御されて出力される出力電圧と降圧制
御されて出力される出力電圧との範囲内の電圧の時、前
記降圧スイッチング素子を流れる電流と前記直列ダイオ
ードに流れる電流とを側路させることにより、前記入力
電圧を出力電圧とすることを特徴とする
【0014】したがって本発明の昇降圧チョッパ方式D
C−DCコンバータ回路によれば入力電圧が所望の出力
電圧の範囲の時、入出力を直結する動作モードを有して
いるので、入力電圧が所望の出力電圧の範囲の時、入力
電圧がそのままの電圧として出力されるという利点があ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の昇降
圧チョッパ方式DC−DCコンバータ回路につき図面を
参照して説明する。
【0016】実施の形態1 図1は本発明の一実施の形態の昇降圧チョッパ方式DC
−DCコンバータ回路の構成を示す接続図であり、従来
技術と同じ構成部分には同一参照符号を付すこととす
る。図1において、本回路は、直流電源1の一端に互い
に直列接続された降圧スイッチング素子2、コイル3、
直列ダイオード4を有し、直流電源1の他端と降圧スイ
ッチング素子2、コイル3、および直列ダイオード4そ
れぞれの出力端との間に接続された転流ダイオード5、
昇圧スイッチング素子6、平滑コンデンサ7を含み、昇
圧スイッチング素子6は昇圧コントローラ8に、降圧ス
イッチング素子2は降圧コントローラ9により時比率制
御される構造を有し、また昇圧動作時に不必要となる降
圧スイッチング素子2と、降圧動作時に不必要となる直
列ダイオード4に並列に設けられたバイパス用FET1
0、11を有し、これら2つのバイパス用FET10、
11の制御をする制御装置12を有し、出力電圧を分圧
し降圧コントローラ9にフィードバックする際に介する
分圧抵抗器16を有し、バイパス用FET11のゲート
部に直列に接続された抵抗器17を有し、降圧スイッチ
ング素子2のゲート部に直列に接続される抵抗器18に
より構成される。
【0017】以上のように構成された昇降圧チョッパ方
式DC−DCコンバータ回路の動作について図1及び図
2を用いて説明する。まず昇圧動作について説明する。
昇圧動作であるので、入力電圧Vinが出力所望電圧Va
より低い場合である。この動作モードの場合、制御回路
12によりバイパス用FET10はON状態で且つ降圧
用スイッチング素子2もON時比率100%でON状態
となり圧コントローラは昇圧用スイッチング素子6
を駆動し出力電圧をVaに保持するよう動作し昇圧動作
が行われる。
【0018】一方、降圧動作については同じく図2の特
性線図を参照して説明すると、入力電圧Vin>Vbの条
件の時、制御装置12によりバイパス用FET10はO
FF状態、バイパス用FET11はON状態となり、降
圧コントローラ9により降圧用スイッチング素子2を制
御し、出力電圧がVbになるように動作する。通常の昇
圧電源回路は降圧電圧も昇圧電圧と等しいVaに設定
されているが、本発明の回路にいては降圧コントロー
ラに対するフィードバック電圧(Vb)を分圧して戻し
ておくものである。ここで言う分圧されるフィードバッ
ク電圧(Vb)は、分圧比をα(α<1)とした時、降
圧動作時の出力電圧Vb=Va/αとなるものである。
【0019】更に、入力電圧がVaからVbの範囲での
動作については、昇圧動作、降圧動作とも働かず図2の
入力特性に従って、Vout=Vinとなる。ここでVa及
びVbは何れも所望の出力電圧精度VominからVomaxを
満足するように設定されるものである。
【0020】また、電圧損失低減手段として設けられた
バイパス用FETの動作について図1と図2を参照して
説明すると、入力電圧が出力所望電圧より低い昇圧動作
時はバイパス用FET10がONし降圧スイッチング素
子2をバイパスするもので入力電圧が下がるほどゲート
・ソース間の電圧が大きくなりON抵抗が小さくなるよ
うに動作するものである。
【0021】次に降圧動作については、直列ダイオード
4に対するバイパス用FET11をONさせ、更に電力
損失をON抵抗0.1オーム以下の素子を用いることに
より出力電圧が1Aの時100mW以下に低減可能とな
り高効率な降圧動作が実現するものである。
【0022】また、降圧動作時の出力電圧設定を昇圧動
作時の出力電圧より規格内で大に設定したことから、降
圧動作中に負荷の急激な変動により出力電圧が低下した
場合に昇圧回路が動作、即ち昇圧用スイッチング素子6
がONし効率が低下することを防ぐことができる。ま
た、昇圧動作中に出力電圧が持ち上がった場合の誤動作
も前記電位差により防止でき安定動作を得ることができ
るという利点がある。応用例として、本回路にACアダ
プタ等の外部電源が接続されている時は降圧動作を行
い、機器内蔵電池等による動作の場合に昇圧動作を行う
ことが一般的であるから、降圧時に出力を持ち上げるこ
とは特に機器の電池寿命に影響を与えないという構成を
有する。
【0023】バイパス用FET10、11を制御する制
御装置12または13または14をマイクロプロセッサ
とすることで更に詳細な設定が可能となり、本回路を組
み込む機器媒体の目的に応じてバイパス用FETの制御
ができる利点がある。
【0024】昇降圧の各動作モードにおいて、不要な昇
圧コントローラ8または降圧コントローラ9をスタンバ
イモードにすることでさらなる低消費電力化が可能にな
る利点がある。
【0025】目的や予算に応じて昇圧用スイッチング素
子6はN型FETまたはNPN型トランジスタで構成す
ることができ、降圧用スイッチング素子2をP型FET
またはPNP型トランジスタとすることができる利点が
ある。
【0026】実施の形態2 次ぎに本発明の他の実施の形態の昇降圧チョッパ方式D
C−DCコンバータ回路につき図3及び図4を参照して
説明する。図3及び図4に示すように本実施の形態の昇
降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ回路は実施の形
態1の昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ回路と
基本的構成は同じであるが、実施の形態1の昇降圧チョ
ッパ方式DC−DCコンバータ回路とは異なり、今まで
一つでバイパス用FETスイッチの制御を行っていた制
御装置を新たにもう一つ制御回路を設けている。その動
作を図4に示す。本図において、昇圧時の出力電圧Va
および降圧時の出力電圧をVbとし、この値は本回路の
出力電圧規格(Vomax〜Vomin)の範囲内に設定する。
バイパス用FET10、バイパス用FET11の切り換
えは新たに設けた電圧を比較する制御装置13、14に
より制御するもので、バイパス用FET10は入力電圧
がVb以下でONさせる。また、バイパス用FET11
は入力電圧がVa以上でONするように制御する。従っ
て、この制御装置13、14を追加した場合の回路の入
出力動作の特性グラフは図4のようになる。即ち、入力
電圧がVa〜VbまではFET10、11が共にONと
なり入力電圧がそのまま出力電圧となる。例えば乾電池
2本で3.0Vの出力を得る場合を考えると入力電圧は
おおよそ電池の内部抵抗の増加に伴い3.6V〜2.4
Vまで徐々に低下して行く、仮に出力電圧が3.0V±
0.2Vが必要な場合はVa=2.85V、Vb=3.
15Vに設定することにより出力電圧が2.85V〜
3.15Vの間は入力がそのまま出力される。即ち昇圧
動作や降圧動作とはその結果においての意味が異なるこ
とから、これを直結される動作として認識できる。
【0027】これにより本実施の形態2の昇降圧チョッ
パ方式DC−DCコンバータ回路によれば実施の形態1
の昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ回路と同様
降圧動作時の出力電圧設定を昇圧動作時の出力電圧よ
り規格内で大に設定したことから出力電圧の安定を得、
バイパス用FETにより内部損失を防止し効率の安定を
図ることができると共に、更に直結される動作が加わる
ため特定区間ではさらなる高効率化が実現できるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態になる昇降圧チョッパ
方式DC−DCコンバータ回路の構成を簡略化して示す
接続図
【図2】 実施の形態1における昇降圧チョッパ方式D
C−DCコンバータ回路の動作を示す特性線図
【図3】 実施の形態2における昇降圧チョッパ方式D
C−DCコンバータ回路の構成を簡略化して示す接続図
【図4】 実施の形態2における昇降圧チョッパ方式D
C−DCコンバータ回路の動作を示す特性線図
【図5】 従来の昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバ
ータ回路の構成を簡略化して示す接続図
【図6】 従来の昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバ
ータ回路の切換制御部の一例を示すブロック図
【図7】 従来の昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバ
ータ回路の切換制御部の動作を示す特性線図
【符号の説明】
1 直流電源 2 降圧スイッチング素子 3 コイル 4 直列ダイオード 5 転流ダイオード 6 昇圧スイッチング素子 7 平滑コンデンサ 8 昇圧コントローラ 9 降圧コントローラ 10 バイパス用FET 11 バイパス用FET 12 制御装置 13 制御装置 14 制御装置 15 平滑コンデンサ 16 分圧抵抗器 17 抵抗器 18 抵抗器 19 抵抗器 20 降圧スイッチング素子 21 チョークコイル 22 還流ダイオード 23 昇圧スイッチング素子 24 制御部 25 負荷 26 バイパストランジスタ 27 切換制御部 28 レベルシフト回路 29 差動増幅回路 30 出力回路 1d 駆動信号 5d 駆動信号 21d オン信号 I 電流 Va 出力所望電圧 Vb 出力所望電圧 Vc 比較電圧 Vs 基準電圧

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】降圧スイッチング素子及びコイル及び直列
    ダイオードが直流電源の入力端と出力端との間に直列に
    接続されると共に、前記出力端と、前記降圧スイッチン
    グ素子の出力端に接続された転流ダイオードの出力端及
    び前記コイルの出力端に接続された昇圧スイッチング素
    子の出力端及び前記直列ダイオードの出力端に接続され
    た平滑コンデンサの出力端とが接続されてなり、 前記直流電源の出力端から得られた出力電圧より前記直
    流電源の入力電圧が大である場合に前記昇圧スイッチン
    グ素子に対して時比率制御による昇圧制御を行う昇圧コ
    ントローラと、係る昇圧コントローラの出力電圧と等し
    い出力電圧に設定され、前記直流電源の入力電圧が出力
    電圧より大なる場合に前記降圧スイッチング素子に対し
    て時比率制御による降圧制御を行う降圧コントローラと
    を備え、直流電源の入力電圧に対して降圧制御及び昇圧
    制御された出力電圧を得る昇降圧チョッパ方式DC−D
    Cコンバータ回路において、 前記降圧コントローラにフィードバックされる出力電圧
    を分圧し、前記降圧コントローラの降圧制御により降圧
    されて出力される出力電圧を、前記昇圧コントローラの
    昇圧制御により昇圧されて出力される出力電圧に比して
    大とする分圧抵抗器が降圧コントローラに接続されたこ
    とを特徴とする昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバー
    タ回路。
  2. 【請求項2】昇圧制御時に前記降圧スイッチング素子を
    流れる電流を側路させる第一のバイパス用FETと、降
    圧制御時に前記直列ダイオードに流れる電流を側路させ
    る第二のバイパス用FETと、これらのバイパス用FE
    TのON/OFF切り替えを直流電源電圧と出力電圧を
    比較することにより行う制御装置と、からなる損失低減
    手段を有することを特徴とする請求項1に記載の昇降圧
    チョッパ方式DC−DCコンバータ回路。
  3. 【請求項3】前記制御装置は、直流電源電圧が降圧制御
    されて出力される出力電圧に比して小なる場合に前記第
    一のバイパス用FETをONさせると共に、直流電源電
    圧が降圧制御されて出力される出力電圧に比して大なる
    場合に前記第一のバイパス用FETをOFFさせる第一
    の制御装置と、直流電源電圧が昇圧制御されて出力され
    る出力電圧に比して大なる場合に前記第二のバイパス用
    FETをONさせると共に、前記直流電源電圧が昇圧制
    御されて出力される出力電圧に比して小なる場合に前記
    第二のバイパス用FETをOFFさせる第二の制御装置
    とからなり、 前記損失低減手段は、直流電源電圧が昇圧制御されて出
    力される出力電圧と降圧制御されて出力される出力電圧
    との範囲内の電圧の時、前記降圧スイッチング素子を流
    れる電流と前記直列ダイオードに流れる電流とを側路さ
    せることにより、前記入力電圧を出力電圧とすることを
    特徴とする請求項2に記載の昇降圧チョッパ方式DC−
    DCコンバータ回路。
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