JP2000060115A - 昇降圧チョッパ方式dc−dcコンバータ回路 - Google Patents

昇降圧チョッパ方式dc−dcコンバータ回路

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JP2000060115A
JP2000060115A JP10230429A JP23042998A JP2000060115A JP 2000060115 A JP2000060115 A JP 2000060115A JP 10230429 A JP10230429 A JP 10230429A JP 23042998 A JP23042998 A JP 23042998A JP 2000060115 A JP2000060115 A JP 2000060115A
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    • H02M3/145Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
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    • H02M3/158Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of output voltage or current, e.g. switching regulators including plural semiconductor devices as final control devices for a single load
    • H02M3/1582Buck-boost converters

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、昇降圧時における誤動作を
防止しすると共に、余分な内部電流を防止することで安
定動作を得ることができ、一つのコイルで広範囲な入力
電圧に対応した昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバー
タ回路を提供することである。 【解決手段】 昇圧動作時に不必要となる降圧スイッチ
ング素子2と、降圧動作時に不必要となる直列ダイオー
ド4に並列に設けられたバイパス用FET10、11を
有し、さらに出力電圧を分圧抵抗器16を介して分圧し
降圧コントローラ9にフィードバックすることにより昇
圧時と降圧時の許容出力電圧精度の範囲で昇圧時の出力
電圧と降圧時の出力電圧に電位差を有してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1つのコイルで
昇降圧する、昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に昇降圧チョッパ方式DC−DCコ
ンバータ回路は直流電源電圧に対する出力電圧を降圧制
御又は昇圧制御するものである。図5は特開平5−32
8712号に開示されている昇降圧チョッパ方式のDC
−DCコンバータ回路を簡略化して示す接続図であり、
直流電源1の一方単に互いに直列接続された降圧スイッ
チング素子20、チョークコイル21、直列ダイオード
4と、前記直流電源1の他方端と前記降圧スイッチング
素子20、前記コイル21、前記直列ダイオード4それ
ぞれの出力端との間に接続された還流ダイオード22、
昇圧スイッチング素子23、平滑コンデンサ7とを含
み、制御部24の指令信号により前記降圧スイッチング
素子20および前記昇圧スイッチング素子23を別々に
時比率制御し、出力電圧を降圧制御または昇圧制御する
ものにおいて、直列ダイオード4にバイパストランジス
タ26を並列接続し、降圧動作時に切換制御部27のオ
ン指令21dによりバイパストランジスタ26をオンさ
せ、直列ダイオード4に流れる電流をバイパストランジ
スタ26側に側路する損失低減手段を備えることを特徴
とする昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ回路で
ある。
【0003】また図5において、直列ダイオード4の損
失低減手段は、直列ダイオード4に並列接続されたバイ
パストランジスタ26と、制御部24が発する降圧スイ
ッチング素子20の駆動信号1dを検出し、そのオン時
比率が1以下となる降圧動作時にバイパストランジスタ
26のベースに向けてオン指令21dを発する切換制御
部27とで構成される。
【0004】図6は切換制御部の一例を示すブロック
図、図7は切換制御部の動作の一例を示す特性線図であ
る。図6及び図7を参照すると、電圧Vd、周期T、オ
ン時間Ton、オフ時間Toffなるパルス電圧からなる駆
動信号1dをレベルシフト回路28に加え、駆動信号1
dのオン時比率Ton/Tが0%の時0V、100%の時
例えば5Vとなるような比較電圧Vcに変換し、この比
較電圧Vcが差動増幅回路29において基準電圧Vsよ
り低いとき、DC−DCコンバータ回路が降圧動作して
いるものと判断して、出力回路30を介してオン指令2
1dをバイパストランジスタ26のベースに向けて出力
するよう構成される。
【0005】また、上述の昇降圧チョッパ方式のDC−
DCコンバータ回路の降圧動作及び昇圧動作について図
6及び図7を参照し説明すると、降圧動作の場合、降圧
スイッチング素子20をオン(オン時比率100%)と
し、昇圧スイッチング素子23を所望のオン時比率の駆
動信号5dによりオンオフ制御することにより、昇圧ス
イッチング素子23のオフ時比率に逆比例して上昇する
出力電圧V0を負荷25に供給する。この時、切換制御
部27の比較電圧は降圧スイッチング素子20のオン時
比率100%に対応して、例えば5Vの比較電流を示す
ので、基準電圧を例えばオン時比率90%に対応して
4.5V程度に設定しておけば切換制御部27はオン指
令21dを出力せず、バイパストランジスタ26はオフ
状態を保持するので、平滑コンデンサ7の充電電圧は直
列ダイオード4により昇圧スイッチング素子23側への
放電が阻止され、昇圧運転が行われる。
【0006】一方、降圧動作時には、昇圧スイッチング
素子23をオフ状態に保持し、駆動信号1dにより降圧
スイッチング素子20を所望のオン時比率でオンオフ制
御することにより、降圧スイッチング素子20のオン時
比率でオンオフ制御することにより、降圧スイッチング
素子20のオン時比率が90%以下であれば、切換制御
部27における比較電圧Vcは基準電圧Vsより低く、
差動増幅回路29は信号を出力し、オン指令21dを受
けたバイパストランジスタ26がオンし、直列ダイオー
ド4に流れる電流Iをバイパストランジスタ26側にバ
イパスするので、従来直列ダイオード4生じた電力また
は電圧の損失を、その数分の一にまで低減することがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上の特開平
5−328712号に開示された昇降圧チョッパ方式D
C−DCコンバータ回路にあっては次のような問題があ
った。特開平5−328712号に開示された昇降圧チ
ョッパ方式DC−DCコンバータ回路では昇圧、降圧各
動作における出力電圧を定圧に設定していた。そのた
め、降圧動作中に負荷変動により一時的に出力電圧が低
下した際に昇圧動作時に転ずるべく、昇圧用スイッチン
グ素子23がONすることにより余分な内部電流が生じ
る現象や、昇圧動作時に軽負荷へ転じ出力電圧が上昇し
たのを検知し降圧用スイッチング素子20がOFF状態
に転じ、出力電流が供給できなくなるという極めて不安
定な動作となる。その結果、効率の低下を招き出力電圧
にノイズが発生するという欠点があった。また特開平5
−328712号に開示された同昇降圧チョッパ方式D
C−DCコンバータ回路では直列ダイオード4にバイパ
ス用PNPトランジスタ26を並列接続させることで、
直列ダイオード4に流れる電流を並列PNPトランジス
タ26に側路させ、直列ダイオード4に流れる電流を軽
減させる損失低減手段を備えていた。しかし昇圧動作時
には降圧用スイッチング素子20の出力電流に応じたベ
ース電流や飽和電圧による内部損失が生じ、さらには降
圧動作時における直列ダイオード4の内部電圧及び前記
バイパス用PNPトランジスタ26の内部電圧による損
失が発生するため、回路全体の効率が低下するという問
題があった。
【0008】本発明は以上の従来技術における問題に鑑
みてなされたものであって、広範囲な入力電圧において
高い効率の電圧変換が可能で、且つ出力負荷変動に対し
て安定動作を得ることができる昇降圧チョッパ方式DC
−DCコンバータ回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本出
願第1の発明は、昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバ
ータ回路において、直流電流の一方端に互いに直列接続
された降圧スイッチング素子、コイル、直列ダイオード
を有し、直流電源の他方端と前記降圧スイッチング素
子、前記コイル、および前記直列ダイオードそれぞれの
出力端との間に接続された転流ダイオード、昇圧スイッ
チング素子、平滑コンデンサを含み、前記昇圧スイッチ
ング素子は昇圧コントローラに、前記降圧スイッチング
素子は降圧コントローラにより時比率制御される構造を
有し、さらに出力電圧を分圧し前記降圧コントローラに
フィードバックする事により昇圧時と降圧時の許容出力
電圧精度の範囲で昇圧時の出力電圧と降圧時の出力電圧
に電位差が設けられたことを特徴とする昇降圧チョッパ
方式DC−DCコンバータ回路である。
【0010】したがって本出願第1の発明の昇降圧チョ
ッパ方式DC−DCコンバータ回路によれば、出力電圧
精度の範囲で昇圧時の出力電圧と降圧時の出力電圧に電
位差を設けてあるので、広範囲な入力電圧において高い
効率の電圧変換が可能で且つ出力負荷変動に対して安定
動作が得られるという利点がある。
【0011】また本出願第2の発明は、本出願第1の発
明の昇降圧DC−DCコンバータ回路において、許容出
力電圧精度の範囲において、降圧動作時の電圧を昇圧動
作時の電圧より大に設定したことを特徴とする。
【0012】したがって本出願第2の発明の昇降圧DC
−DCコンバータ回路によれば許容出力電圧精度の範囲
で、降圧動作時の電圧を昇圧動作時の電圧より大に設定
してあるので、降圧動作中に負荷の急激な変動により出
力電圧が低下した場合に昇圧スイッチング素子がONし
効率が低下することを防ぐことができる利点があり、ま
た昇圧動作中に出力電圧が持ち上がった場合の誤動作も
防ぐことができる利点がある。
【0013】また本出願第3の発明は、本出願第1の発
明又は本出願第2の発明の昇降圧チョッパ方式DC−D
Cコンバータ回路において、降圧用スイッチング素子に
対するバイパス用FETと、直列ダイオードに対するバ
イパス用FETを有し、FETのON/OFF切り替え
を入力電圧と出力電圧を比較する制御装置により行うこ
とで、昇圧動作時には降圧スイッチング素子を流れる電
流をバイパス用FET側に側路し、降圧時は直列ダイオ
ードに流れる電流をバイパス用FETに側路する損失低
減手段を備えてなることを特徴とする。
【0014】したがって本出願第3の発明の昇降圧チョ
ッパ方式DC−DCコンバータ回路によれば損失低減手
段として降圧スイッチング素子と直列ダイオードのそれ
ぞれにバイパス用FETを設けたので、NPNトランジ
スタの出力電流に応じたベース電流や飽和電圧による内
部損失の低減およびバイパスをFETとしたことによ
り、降圧動作時直列ダイオードの内部損失の更なる低減
が実現できるという利点がある。
【0015】また本出願第4の発明は、本出願第1の発
明〜本出願第3の発明のいずれか一に記載の昇降圧チョ
ッパ方式DC−DCコンバータ回路において、入力電圧
が所望の出力電圧の範囲の時、2つのバイパス用FET
が同時ONし、入出力を直結する動作モードを有してな
ることを特徴とする。
【0016】したがって本出願第4の発明の昇降圧チョ
ッパ方式DC−DCコンバータ回路によれば入力電圧が
所望の出力電圧の範囲の時、入出力を直結する動作モー
ドを有しているので、入力電圧が所望の出力電圧の範囲
の時、入力電圧がそのままの電圧として出力されるとい
う利点がある。
【0017】また本出願第5の発明は、本出願第1の発
明〜本出願第4の発明のいずれか一に記載の昇降圧チョ
ッパ方式DC−DCコンバータ回路において、バイパス
用FETの制御をマイクロプロセッサによる制御とした
ことを特徴とする。
【0018】したがって本出願第5の発明の昇降圧チョ
ッパ方式DC−DCコンバータ回路によればバイパス用
FETの制御をマイクロプロセッサにより制御するの
で、バイパス用FET制御はこの回路を組み込む機器媒
体の用途に応じて詳細に設定できる利点がある。
【0019】また本出願第6の発明は、本出願第1の発
明〜本出願第5の発明のいずれか一に記載の昇降圧チョ
ッパ方式DC−DCコンバータ回路において、各動作モ
ードで不要なコントローラをスタンバイモードにするこ
とを特徴とする。
【0020】したがって本出願第6の発明の昇降圧チョ
ッパ方式DC−DCコンバータ回路によれば、各動作モ
ードで不要なコントローラをスタンバイモードにするこ
とから低消費電力化が実現できる利点がある。
【0021】また本出願第7の発明は、本出願第1の発
明〜本出願第6の発明のいずれか一に記載の昇降圧チョ
ッパ方式DC−DCコンバータ回路において、昇圧用ス
イッチング素子がN型FETまたはNPN型トランジス
タで構成してなることを特徴とする。
【0022】したがって本出願第7の発明の昇降圧チョ
ッパ方式DC−DCコンバータ回路によれば、昇圧用ス
イッチング素子がN型FETまたはNPN型トランジス
タで構成してなることから、その用途およびコスト面に
より選択できる利点がある。
【0023】また本出願第8の発明は、本出願第1の発
明〜本出願第7の発明のいずれか一に記載の昇降圧チョ
ッパ方式DC−DCコンバータ回路において、降圧用ス
イッチング素子がP型FETまたはPNP型トランジス
タで構成してなることを特徴とする。
【0024】したがって本出願第8の発明は、本出願第
1の発明〜本出願第7の発明のいずれか一に記載の昇降
圧チョッパ方式DC−DCコンバータ回路において、降
圧用スイッチング素子がP型FETまたはPNP型トラ
ンジスタで構成してなることから、その用途およびコス
ト面により選択できる利点がある。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の昇降
圧チョッパ方式DC−DCコンバータ回路につき図面を
参照して説明する。
【0026】実施の形態1 図1は本発明の一実施の形態の昇降圧チョッパ方式DC
−DCコンバータ回路の構成を示す接続図であり、従来
技術と同じ構成部分には同一参照符号を付すこととす
る。図1において、本回路は、直流電源1の一方端に互
いに直列接続された降圧スイッチング素子2、コイル
3、直列ダイオード4を有し、直流電源1の他方端と降
圧スイッチング素子2、コイル3、および直列ダイオー
ド4それぞれの出力端との間に接続された転流ダイオー
ド5、昇圧スイッチング素子6、平滑コンデンサ7を含
み、昇圧スイッチング素子6は昇圧コントローラ8に、
降圧スイッチング素子2は降圧コントローラ9により時
比率制御される構造を有し、また昇圧動作時に不必要と
なる降圧スイッチング素子2と、降圧動作時に不必要と
なる直列ダイオード4に並列に設けられたバイパス用F
ET10、11を有し、これら2つのバイパス用FET
10、11の制御をする制御装置12を有し、出力電圧
を分圧し降圧コントローラ9にフィードバックする際に
介する分圧抵抗器16を有し、バイパス用FET11の
ゲート部に直列に接続された抵抗器17を有し、降圧ス
イッチング素子2のゲート部に直列に接続される抵抗器
18により構成される。
【0027】以上のように構成された昇降圧チョッパ方
式DC−DCコンバータ回路の動作について図1及び図
2を用いて説明する。まず昇圧動作について説明する。
昇圧動作であるので、入力電圧Vinが出力所望電圧Va
より低い場合である。この動作モードの場合、制御回路
12によりバイパス用FET10はON状態で且つ降圧
用スイッチング素子2もON時比率100%でON状態
となり降圧コントローラは昇圧用スイッチング素子6を
駆動し出力電圧をVaに保持するよう動作し昇圧動作が
行われる。
【0028】一方、降圧動作については同じく図2の特
性線図を参照して説明すると、入力電圧Vin>Vbの条
件の時、制御装置12によりバイパス用FET10はO
FF状態、バイパス用FET11はON状態となり、降
圧コントローラ9により降圧用スイッチング素子2を制
御し、出力電圧がVbになるように動作する。通常の昇
圧電源回路出は降圧電圧も昇圧電圧と等しいVaに設定
されているが、本発明の回路に置いては降圧コントロー
ラに対するフィードバック電圧を分圧して戻しておくも
のである。ここで言う分圧されるフィードバック電圧
は、分圧比をαとした時、降圧動作時の出力電圧Vb=
Va/αとなるものである。
【0029】更に、入力電圧がVaからVbの範囲での
動作については、昇圧動作、降圧動作とも働かず図2の
入力特性に従って、Vout=Vinとなる。ここでVa及
びVbは何れも所望の出力電圧精度VominからVomaxを
満足するように設定されるものである。
【0030】また、電圧損失低減手段として設けられた
バイパス用FETの動作について図1と図2を参照して
説明すると、入力電圧が所望出力電圧より低い昇圧動作
時はバイパス用FET10がONし降圧スイッチング素
子2をバイパスするもので入力電圧が下がるほどゲート
・ソース間の電圧が大きくなりON抵抗が小さくなるよ
うに動作するものである。
【0031】次に降圧動作については、直列ダイオード
4に対するバイパス用FET11をONさせ、更に電力
損失をON抵抗0.1オーム以下の素子を用いることに
より出力電圧が1Aの時100mW以下に低減可能とな
り高効率な降圧動作が実現するものである。
【0032】また、降圧動作時の出力電圧設定を昇圧動
作時の出力電圧より規格内で大に設定したとき、降圧動
作中に不可の急激な変動により出力電圧が低下した場合
に昇圧回路が動作、即ち昇圧用スイッチング素子6がO
Nし効率が低下することを防ぐことができる。また、昇
圧動作中に出力電圧が持ち上がった場合の誤動作も前記
電位差により防止でき安定動作を得ることができるとい
う利点がある。応用例として、本回路にACアダプタ等
の外部電源が接続されている時は降圧動作を行い、機器
内蔵電池等による動作の場合に昇圧動作を行うことが一
般的であるから、降圧時に出力を持ち上げることは特に
機器の電池寿命に影響を与えないという構成を有する。
【0033】バイパス用FET10、11を制御する制
御装置12または13または14をマイクロプロセッサ
とすることで更に詳細な設定が可能となり、本回路を組
み込む機器媒体の目的に応じてバイパス用FETの制御
ができる利点がある。
【0034】昇降圧の各動作モードにおいて、不要な昇
圧コントローラ8または降圧コントローラ9をスタンバ
イモードにすることでさらなる低消費電力化が可能にな
る利点がある。
【0035】目的や予算に応じて昇圧用スイッチング素
子6はN型FETまたはNPN型トランジスタで構成す
ることができ、降圧用スイッチング素子2をP型FET
またはPNP型トランジスタとすることができる利点が
ある。
【0036】実施の形態2 次ぎに本発明の他の実施の形態の昇降圧チョッパ方式D
C−DCコンバータ回路につき図3及び図4を参照して
説明する。図3及び図4に示すように本実施の形態の昇
降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ回路は実施の形
態1の昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ回路と
基本的構成は同じであるが、実施の形態1の昇降圧チョ
ッパ方式DC−DCコンバータ回路とは異なり、今まで
一つでバイパス用FETスイッチの制御を行っていた制
御装置を新たにもう一つ制御回路を設けている。その動
作を図4に示す。本図において、昇圧時の出力電圧Va
および降圧時の出力電圧をVbとし、この値は本回路の
出力電圧規格(Vomax〜Vomin)の範囲内に設定する。
バイパス用FET10、バイパス用FET11の切り換
えは新たに設けた電圧を比較する制御装置13、14に
より制御するもので、バイパス用FET10は入力電圧
がVb以下でONさせる。また、バイパス用FET11
は入力電圧がVa以上でONするように制御する。従っ
て、この制御装置13、14を追加した場合の回路の入
出力動作の特性グラフは図4のようになる。即ち、入力
電圧がVa〜VbまではFET10、11が共にONと
なり入力電圧がそのまま出力電圧となる。例えば乾電池
2本で3.0Vの出力を得る場合を考えると入力電圧は
おおよそ電池の内部抵抗の増加に伴い3.6V〜2.4
Vまで徐々に低下して行く、仮に出力電圧が3.0V±
0.2Vが必要な場合はVa=2.85V、Vb=3.
15Vに設定することにより出力電圧が2.85V〜
3.15Vの間は入力がそのまま出力される。即ち昇圧
動作や降圧動作とはその結果においての意味が異なるこ
とから、これを直結される動作として認識できる。
【0037】これにより本実施の形態2の昇降圧チョッ
パ方式DC−DCコンバータ回路によれば実施の形態1
の昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバータ回路と同様
に出力電圧に電位差を有することで出力電圧の安定を
得、バイパス用FETにより内部損失を防止し効率の安
定を図ることができると共に、更に直結される動作が加
わるため特定区間ではさらなる高効率化が実現できると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態になる昇降圧チョッパ
方式DC−DCコンバータ回路の構成を簡略化して示す
接続図
【図2】 実施の形態1における昇降圧チョッパ方式D
C−DCコンバータ回路の動作を示す特性線図
【図3】 実施の形態2における昇降圧チョッパ方式D
C−DCコンバータ回路の構成を簡略化して示す接続図
【図4】 実施の形態2における昇降圧チョッパ方式D
C−DCコンバータ回路の動作を示す特性線図
【図5】 従来の昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバ
ータ回路の構成を簡略化して示す接続図
【図6】 従来の昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバ
ータ回路の切換制御部の一例を示すブロック図
【図7】 従来の昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバ
ータ回路の切換制御部の動作を示す特性線図
【符号の説明】
1 直流電源 2 降圧スイッチング素子 3 コイル 4 直列ダイオード 5 転流ダイオード 6 昇圧スイッチング素子 7 平滑コンデンサ 8 昇圧コントローラ 9 降圧コントローラ 10 バイパス用FET 11 バイパス用FET 12 制御装置 13 制御装置 14 制御装置 15 平滑コンデンサ 16 分圧抵抗器 17 抵抗器 18 抵抗器 19 抵抗器 20 降圧スイッチング素子 21 チョークコイル 22 還流ダイオード 23 昇圧スイッチング素子 24 制御部 25 負荷 26 バイパストランジスタ 27 切換制御部 28 レベルシフト回路 29 差動増幅回路 30 出力回路 1d 駆動信号 5d 駆動信号 21d オン信号 I 電流 Va 出力所望電圧 Vb 出力所望電圧 Vc 比較電圧 Vs 基準電圧

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源電圧に対する出力電圧を降圧制御
    又は昇圧制御する昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバ
    ータ回路において、直流電流の一方端に互いに直列接続
    された降圧スイッチング素子、コイル、直列ダイオード
    を有し、直流電源の他方端と前記降圧スイッチング素
    子、前記コイル、および前記直列ダイオードそれぞれの
    出力端との間に接続された転流ダイオード、昇圧スイッ
    チング素子、平滑コンデンサを含み、前記昇圧スイッチ
    ング素子は昇圧コントローラに、前記降圧スイッチング
    素子は降圧コントローラにより時比率制御される構造を
    有し、さらに出力電圧を分圧し前記降圧コントローラに
    フィードバックさせることにより昇圧時と降圧時の許容
    出力電圧精度の範囲で昇圧時の出力電圧と降圧時の出力
    電圧に電位差が設けられたことを特徴とする昇降圧チョ
    ッパ方式DC−DCコンバータ回路。
  2. 【請求項2】許容出力電圧精度の範囲において、降圧動
    作時の電圧を昇圧動作時の電圧より大に設定したことを
    特徴とする請求項1記載の昇降圧チョッパ方式DC−D
    Cコンバータ回路。
  3. 【請求項3】降圧用スイッチング素子に対するバイパス
    用FETと、直列ダイオードに対するバイパス用FET
    を有し、これらのバイパス用FETのON/OFF切り
    替えを入力電圧と出力電圧を比較する制御装置により行
    うことで、昇圧動作時には降圧スイッチング素子を流れ
    る電流をバイパス用FET側に側路し、降圧時は直列ダ
    イオードに流れる電流をバイパス用FETに側路する損
    失低減手段を備えてなることを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の昇降圧チョッパ方式DC−DCコンバー
    タ回路。
  4. 【請求項4】入力電圧が所望の出力電圧の範囲の時、降
    圧用スイッチング素子に対するバイパス用FETと直列
    ダイオードに対するバイパス用FETが同時ONし、入
    出力を直結する動作モードを有してなることを特徴とす
    る請求項1〜請求項3のいずれか一に記載の昇降圧チョ
    ッパ方式DC−DCコンバータ回路。
  5. 【請求項5】バイパス用FETの制御をマイクロプロセ
    ッサによる制御としたことを特徴とする請求項1〜請求
    項4のいずれか一に記載の昇降圧チョッパ方式DC−D
    Cコンバータ回路。
  6. 【請求項6】各動作モードで不要なコントローラをスタ
    ンバイモードにすることを特徴とする請求項1〜請求項
    5のいずれか一に記載の昇降圧チョッパ方式DC−DC
    コンバータ回路。
  7. 【請求項7】昇圧用スイッチング素子がN型FETまた
    はNPN型トランジスタで構成してなることを特徴とす
    る請求項1〜請求項6のいずれか一に記載の昇降圧チョ
    ッパ方式DC−DCコンバータ回路。
  8. 【請求項8】降圧用スイッチング素子がP型FETまた
    はPNP型トランジスタで構成してなることを特徴とす
    る請求項1〜請求項7のいずれか一に記載の昇降圧チョ
    ッパ方式DC−DCコンバータ回路。
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