JP4303306B1 - 自転車駐輪装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の扱いも容易で、装置の設置スペースや装置の使用スペース或いは自転車の収納スペースの効率が高い、簡単でコンパクトな自転車駐輪装置を提供する。
【解決手段】支柱1と、前記支柱1に垂直方向に移動可能に取り付けられた昇降体Sと、前記昇降体Sから水平方向に延出し、上面に凹部14,24が形成された2本のアーム部13,23とからなり、前記2本のアーム部13,23の間に自転車の前輪を進入させ、前記凹部14,24に自転車前輪の車軸の左右に突出する端部を嵌合させた後、前記昇降体Sを上方に移動させるようにしたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、自転車用駐輪装置に関するものである。
自転車は買物や通勤・通学、レジャーなど様々な目的で利用される交通手段であり、また、近年では、環境保全、温暖化対策、都市交通の円滑化、健康手段等の効用が評価され、自転車の利用促進の重要性が強調されている。しかし一方では駐輪場問題、放置自転車問題、保安・管理の徹底など、社会全体で解決しなければいけない課題を抱えている。
そこで、自転車の利用環境を整え、上記課題の解決に貢献する様々な駐輪装置が開発、実用化されている。従来からの固定平置式、並行移動式、上下2段式や、例えば特許文献1には、それらを改良した垂直2段式駐輪機(下段スライド式)が記載されている。
特許第3966526号公報
また、自転車の保持装置に関しても様々なものが提供されている。例えば特許文献2には、自転車の前輪タイヤがロック装置の所定の位置に押し込まれると、一対の鈎型アーム体が閉状態に作動し前輪タイヤをロックするように構成したものが記載されている。
特開2008−37298号公報
前記の、既に実用化された自転車駐輪装置及び提供された自転車の保持装置に関するものには、それぞれ以下に述べる課題を有している。
例えば固定平置式は、床面にガイドレールを直接設けており、床面の突起物は清掃に困難をきたし、収納時にも隣り合う自転車のハンドルがお互いに干渉し合って煩わしい。
また、並行移動式は、装置の設置に精度が要求され、こじれると自転車の移動がスムーズに動かなくなってしまうので、装置を設置するには床面が水平であることが必須条件であり、そのために設置面は装置を水平に保持する工事が必要である。
上下二段式は、自転車の全車体をラックに載せる構造のため、装置の設置スペースは広く、また上段への収納はフレームを手前に引き下げる必要があり、装置の前面に広い使用スペースが必要である。更に、自転車を搭載したフレームを上方に持ち上げることが必要であり、面倒であると同時に女性や高齢者には負担が大きく、一般利用者の利用頻度は低いのが現状である。
次に、垂直2段式駐輪機(下段スライド式)は、駐輪の際に装置に対して垂直に自転車を進入させる必要があり、前記上下二段式と同様に装置の前面に広いスペースが必要である。更に平行移動式も併設しているため、床面の水平を必要とする課題も併せて有している。
本発明は、装置の扱いも容易で、装置の設置スペースや装置の使用スペース或いは自転車の収納スペースの効率が高い、簡単でコンパクトな自転車駐輪装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明の自転車駐輪装置は、自転車の前輪が進入可能な開口部を有する支柱と、前記支柱に垂直方向に移動可能に取り付けられた昇降体と、前記昇降体から水平方向に延出し、上面に凹部が形成された2本のアーム部とからなる自転車駐輪装置であって、前記昇降体は、前記支柱の開口部の左側に配置された左台座部と、前記支柱の開口部の右側に配置された右台座部と、枠形に形成された開口部を有し前記左台座部と右台座部を連結する連結フレーム部とからなり、前記2本のアーム部は、前記左台座部から水平方向に延出する左アーム部と、前記右台座部から水平方向に延出する右アーム部とからなり、前記2本のアーム部の間に自転車の前輪を進入させ、前記凹部に自転車前輪の車軸の左右に突出する端部を嵌合させた状態で、自転車の前輪の先端が前記昇降体の連結フレーム部の開口部及び前記支柱の開口部から突出するようにした後、前記昇降体を上方に移動させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明の自転車駐輪装置は、前記2本のアーム部の先端に、自転車の前輪を進入させる際に、自転車前輪の車軸の左右に突出する端部を前記2本のアーム部の上面に案内する傾斜部を設けたことを特徴とする。
以上述べた本発明に係る自転車駐輪装置によれば、一本の支柱による駐車装置は、地上の構造物は支柱のみで、床面には余計なものが無く駐輪場の清掃は非常に楽な構造であり、設置に必要なスペースは極めて少ない。
また、駐輪の際にお互いに干渉し邪魔になるハンドルは、本発明の自転車駐輪装置では、入庫した自転車は既に上部に移動しており干渉しない。
また、本発明の自転車駐輪装置は、立設する一本の支柱と支柱に垂直方向に移動可能に取り付けられた昇降体及び前記昇降体から水平方向に延出し、上面に凹部が形成された2本のアーム部から成るコンパクトな構成であり、駐輪装置の使用は、直接装置に自転車を進入させるだけである。
更に、簡素な機構の本駐輪装置は、装置の精度を保つための床工事は必要とせず、例えば、既存のコンクリート床面に支柱の底面の支柱基礎部を4本のアンカーボルトで固定する簡単な作業で設置できる。
次に、自転車前輪の車軸の左右の突出する端部(以後記述は自転車前輪の車軸ボルト・ナット)を、一本の支柱に垂直方向に移動可能に取り付けられた昇降体から水平方向に延出し2本のアーム部上面に形成された凹部に嵌め込んで、両縁が断面コの字状に折り曲げ形成した支柱の前面の端部をガイドレールとする走行部を併設した前記移動体がガイドレールに沿って垂直に引き上げて、後輪を地面に着けた斜体の状態で駐輪する装置は、装置の前面にスペースを必要とせず、収納に必要なスペースが最小になる駐車スタイルで狭い土地の有効活用が可能である。
また、駐輪した自転車の前輪が支柱の進入可能な開口部から突出した状態であることは、より収納スペースの削減効果をもたらすものである。
本発明は、前記の開発の背景の項でも述べた自転車の利用促進に係わる課題、駐輪場、放置自転車、保安・管理の徹底などの問題解決に貢献するものである。都市部の中心のあらゆるところに駐輪場を開設することこそが、その問題解決に最も早く近づく効果的な施策である。公園の植え込みの一部・広い歩道の一部・市街地の空地・ビルの軒下など、僅かな土地をも駐輪場とした有効に活用するために開発したものであり、市街地の「あっちこっち」に駐輪場を開設することが可能なるのである。
以下、本発明に係わる自転車駐輪装置の実施形態を図1〜図9により説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自転車駐輪装置の概念図である。
図示するように支柱1は、両縁が断面コの字状に折り曲げ形成されていて、底面には逆T字状に支柱基礎部2を設けている。
支柱基礎部2は、4本のアンカーボルト3により床面に垂直に固定されている。
支柱1には、進入する自転車前輪BFTの車軸の高さ(後述)に設定され、両縁が断面コの字状に折り曲げ形成した支柱1の前面の端部を利用したガイドレール部31に沿って垂直方向に移動可能に取り付けられた左右の台座部11,21と、左右の台座部11,21から水平方向に延出し、上面に凹部14,24が形成された左右のアーム部13,23が併設されている。
左台座部11と左アーム部13は自転車捕捉機構として一体構成され、また、右台座部21と右アーム部23も同様に一体構成されている。そして、左右に分かれた自転車捕捉機構の台座部11,21とアーム部13,23は、進入して来た自転車の転倒防止にもなる枠形に形成された開口部を有する連結フレーム部51に固定されている。更に連結フレーム部51は、支柱1の上部に設けたスプロケット61を介して重錘63に繋がったチェーン62により吊り下げられている。
このように、左台座部11右台座部21及び連結フレーム部51により構成された昇降体Sから、左アーム部13右アーム部23が水平方向に延出している。
そして、自転車の収納は、自転車前輪の車軸ボルト・ナットBOLが、自転車の車軸の高さ(後述)に設定された、駐輪装置正面に突き出た左右の2本のアーム部13,23の先端に設けられた傾斜部15,25に当接し、それに伴い前輪BFTは、左右のアーム部13,23の間を通過し枠状の連結フレーム部51の枠形に設けられた開口部を挿通した後、支柱の開口部(後述)を突出したところで、自転車前輪の車軸ボルト・ナットBOLが、アーム部13,23の上面に形成された左右の凹部14,24に嵌合することで自転車の前輪が捕捉される。
捕捉された自転車を人の手により持ち上げると、自転車の重量とほぼ等しく調整されたバランス機構の補助により僅かな力で連結フレーム51部が上昇し、それに伴って自転車の後輪は車体と一緒に支柱1に傾斜しながら近づき、自転車後輪に併設されたスタンドが床面に接触する直前に設定された所定位置に停止して収納される。
次に、自転車前輪の車軸ボルト・ナットBOLが、左右のアーム部13,23の上面に形成された左右の凹部14,24に嵌合することで自転車の前輪が捕捉される機構について図2、図3、図4により説明する。
図2に示すように、自転車の捕捉機構は、支柱1に垂直方向に移動可能に取り付けたられた左右の台座部11,21と、台座部から水平方向に延出し、上面に凹部14,24が形成された左右2本のアーム部13,23で構成されている。
左右の台座部11、21は、両縁が断面コの字状に折り曲げ形成した支柱1の前面の端部を利用したガイドレール部31,41を昇降するようになっており、左右のアーム部13,23には、自転車を進入させたとき、自転車を持ち上げないで自転車前輪の車軸のボルト・ナットBOLがアーム部13,23の上面にスムーズに乗れるように工夫された傾斜部15,25と、さらに進入した自転車前輪の車軸ボルト・ナットBOLが左右のアーム部の上面に形成された凹状に形成された溝に落ち込み嵌合することで自転車を捕捉する凹部14,24が設けられている。
図3に示すように、支柱1に垂直方向に移動可能に取り付けられた左右の台座部11,21は、両縁が断面コの字状に折り曲げ形成した支柱1の前面の端部を利用したガイドレール部31,41を挟む形のベアリング4個からなる走行部12,22によりスムーズに上下に移動することができる。また、左右のアーム部13,23は、図1で示すように前輪BFTがガイドレール部31に沿って上昇移動するとき、自転車の前籠FBKが支柱に接触しない長さに設定されている。上面に形成された凹部14,24の間隔は、進入させた自転車前輪の車軸の左右のボルト・ナットBOLの端から端まで長さで、大きさは、該車軸ボルト・ナットBOLが楽に嵌まりこむ大きさに形成されている。
上面が凹状に形成された前記の凹部14,24が、自転車前輪の車軸ボルト・ナットBOLを嵌合させると、進入した自転車は車軸の左右を捕捉し固定することになり、人が支えている手を離しても転倒することはない。
次に図4は、両縁が断面コの字状に折り曲げ形成した支柱1の前面の端部をガイドレールとする、台座部11の内側面の上下にガイドレール部31を挟む形のベアリング4個で構成した走行部12を併設した台座部11と、台座部11に連結したアーム部13が、上面の凹部14に自転車前輪の車軸ボルト・ナットBOLが落ち込み嵌合した状態を示している。
アーム部13の先端に設けた傾斜部15は、自転車前輪の車軸ボルト・ナットBOLが当接し傾斜を滑り上がっても傷が付かないように、樹脂材を使用して成形されている。
凹部14の内面は、自転車前輪の車軸ボルト・ナットBOLに傷が付かないように端部を樹脂材で保護している。また、自転車を出庫させるとき自転車前輪の車軸ボルト・ナットBOLがスムーズに外せるように、側面をV字状(図示しない)に加工してもよい。
駐輪した自転車のロックには、電磁式ロック装置をアーム部内に設けて、凹部14の溝の上端部に蓋をすることが可能である。出庫時の解除は、別途、集中精算機(図示せず)により、ロック番号を指定して料金を精算すればロックが解除できるようにすることで、自転車駐輪場の無人による有料化も可能である。
図5は、支柱1の後部に自転車の前輪の先端が進入可能に形成した開口部71を説明した正面図である。
図示するように、自転車が、支柱1の正面に自転車の車軸の高さに設定された左右2本のアーム部13,23の間に進入し、前輪が、左右の台座部11,21を連結し自転車のタイヤが通過できる枠状に形成された連結フレーム部51の開口部を挿通し、自転車前輪の車軸ボルト・ナットが2本のアーム部13,23の上面に形成された凹部に嵌合された状態で支柱1を突出するように長孔状に形成されたのが開口部71である。
前記連結フレーム部51は、スプロケット61、チェーン62、重錘63で構成したバランス機構により、両縁が断面コの字状に折り曲げ形成した支柱1の前面の端部を利用したガイドレール31,41に沿って上昇する。
また、支柱の開口部71を突出した自転車の前輪のタイヤが支柱中心を上昇するにしたがって移動部と繋がった重錘63も下降するが、支柱中心部を下降すると上昇する前輪タイヤの妨げになるので、重錘63は適宜左右に分けてもよい。
駐輪装置の自転車収納は、スペースに対する収容台数が重要な課題である。そのため既に述べた2段式や、平行移動式が実用化されているがより効率的な方法は、自転車の前輪を掴み、1本の支柱の中心で吊り下げる手段が最良である。しかしこれには多くの課題があり一般には活用されていない。
本発明の自転車駐輪装置は、支柱の中心の近いところで前輪を捕捉して、吊り下げ方法に最も近い傾斜式に駐輪する駐輪装置を考案したが、その効果をより増大する役割を担うのが支柱の開口部71である。
次に図6は、本発明の自転車駐輪装置を構成するそれぞれの部材の位置関係を示した説明図である。
図示するように、自転車駐輪装置は、一本の支柱1が支柱1の底部に設けた支柱基礎部2を4本のアンカーボルト3で床面に固定されている。支柱1は自転車を捕捉する二本のアーム部13,23と台座部11.21に繋がった連結フレーム部51を吊り下げるバランス機構を有している。バランス機構は、自転車捕捉機構のアーム部13,23と台座部11,21の重量と、後輪は着地した状態で前輪を持ち上げるときの自転車の重量にほぼ等しく調整された重錘63がスプロケット61を介してチェーン62を垂下させ図5で述べた連結アーム部51の上端と接続している。
また、台座部11,21には支柱1に垂直方向にベアリングを使用する図3、図4に示した走行部によりスムーズに上下の移動が可能であり、台座部11,21から水平方向に延出した2本のアーム部13,23は、進入する自転車の前輪の車軸の高さに設定されており、当該装置を利用する多種多様な自転車サイズ(タイヤサイズ)の対策は、予め想定したサイズ(ここでは24〜28インチ車)の車軸の高さの範囲に対応する傾斜の高さに設定したアーム部13,23の先端部分に設けた傾斜部15,25により対応している。
以上述べた自転車駐輪装置を構成する部材は、アーム部13、23を除き支柱1の内部に設けられおり、これらの部材を風雨から守るために支柱1の最上部には蓋(図示せず)を設けている。
また、捕捉された自転車が支柱1に沿って上昇し指定の位置に停止させるストッパー(図示せず)と、停止した状態を保持する機構のラッチ(図示せず)を適宜設けておくことが望ましい。
以上述べてきたように、床面には支柱が一本だけの駐輪装置の構造は、床面に余計なものなく駐輪場の課題でもある床面の掃除が楽な点が特徴である。
また、小型で簡素な機構は、廉価で製作が可能であると共に、何より設置スペース・使用スペース・収納スペースの削減が図られる最も効率的な駐輪装置である。
次に、図7、図8、図9は、本発明の自転車駐輪装置に自転車を収納する手順と本装置を構成する部材の関係について示した説明図である。
図7は、進入して来た自転車前輪の車軸のボルト・ナットBOLが左右の台座部11,21から水平に延出した2本のアーム部13,23の先端に設けた傾斜部15,25に当接し、さらに自転車が前進する力の作用によって傾斜部15,25の斜面を滑り上がる機構を示したものであって、想定した対応可能な車軸の高さは、24インチ〜28インチとしているが、他の実施例として、より小径車に対応するために傾斜部15,25を下方に延長した部材を採用してもよい。
前述したように、本発明の自転車駐輪装置よる駐輪は、従来からの並行移動式、上下2段式、垂直2段式駐輪機(下段スライド式)の入庫に見られる、事前に自転車の体勢を装置の長手方向の進入ライン上に置いておく必要がなく、また前記の従来装置に必要な駐輪装置前の広いスペースや、収納前に自分の駐輪スペースを空けておくことのいらない取扱いの簡単な駐輪装置である。
図8は、自転車前輪の車軸ボルト・ナットBOLが、前記傾斜部15,25を通過して、台座部11,21から水平に延出した2本のアーム部13,23の上面を滑りながら、当該アーム部13,23の上面に形成された凹部14,24に嵌合されるのと平行して、自転車の前輪BFTの先端が支柱1に設けられた図5に示す開口部71及び昇降体Sを構成する枠状の連結フレーム部51に設けられた開口部を突出していることを示した説明図である。
駐輪した自転車の前輪タイヤが支柱の中央を突出している状態は、収納スペースの削減に大きく貢献することに繋がっている。
図9は、進入して来た自転車が、自転車前輪の車軸ボルト・ナットBOLを2本のアーム部13,23の上面に形成された凹部14,24に嵌合し、前輪BFTの先
端が枠形に形成された連結フレーム部51を挿通し、支柱1に設けられた図5に示す開口部71を突出した状態で、アーム部13,23と左右に分かれた台座部11,2
1とを連結する連結フレーム部51に接続した、スプロケット61・チェーン62・重錘63で構成され自転車の重量とほぼ等しく調整されたバランス機構の補助により、僅かな人の引き上げる力で台座部11,21はガイドレール部31,41に沿って上昇し、それに伴って車体が支柱1に傾斜しながら近づき自転車後輪に併設されたスタンドが床面に触れ直前に設定された所定位置に停止し駐輪した状態を示した説明図である。
図示するように、1本の支柱に自転車の前輪の車軸部分を捕捉し、支柱を突出したまま縦に駐輪する自転車駐輪装置は、他の実用化されたものに比較して、極めてコンパクトである。
以上述べた本実施形態に係る自転車駐輪装置によれば、一本の支柱による駐車装置は、地上の構造物は支柱のみで、床面には余計なものが無く駐輪場の清掃は非常に楽な構造であり、設置に必要なスペースは極めて少ない。
また、駐車の際にお互いに干渉し邪魔になるハンドルは、本発明の自転車駐輪装置では、入庫した自転車は既に上部に移動しており干渉しない。
また、本実施形態の自転車駐輪装置は、立設する一本の支柱1と、支柱1に垂直方向に移動可能に取り付けられた昇降体S及び前記昇降体Sから水平方向に延出し、上面に凹部14,24が形成された2本のアーム部13,23から成るコンパクトな構成であり、駐輪装置の使用は、直接装置に自転車を進入させるだけである。
更に、簡素な機構の本駐輪装置は、装置の精度を保つための床工事は必要とせず、既存のコンクリート床面に支柱の底面の支柱基礎部2を4本のアンカーボルトで固定する簡単な作業で設置できる。
次に、自転車前輪の車軸ボルト・ナットBOLを,一本の支柱1に垂直方向に移動可能に取り付けられた昇降体から水平方向に延出し2本のアーム部上面に形成された凹部14,24に嵌め込んで、両縁が断面コの字状に折り曲げ形成した支柱1の前面の端部をガイドレールとする走行部12,22を併設した前記移動体がガイドレール部31,41に沿って垂直に引き上げて、後輪を地面に着けた斜体の状態で駐輪する装置は、装置の前面にスペースを必要とせず、収納に必要なスペースが最小になる駐車スタイルで狭い土地の有効活用が可能である。
また、駐輪した自転車の前輪が支柱1の進入可能な開口部71から突出した状態であることは、より収納スペースの削減効果をもたらすものである。
本発明は、自転車の利用促進上の駐輪場問題、放置自転車問題、保安・管理の徹底などの諸問題を解決する手段の一つとして利用するために開発したものである。都心のあらゆるところに数多く駐輪装置の設置が実現すれば、これらの問題解決への効果は高く、更に、環境保全、温暖化対策、都市交通の円滑化、健康促進などの効用や価値が見直されその利用促進が図られている自転車の更なる活用を促進する施策にも寄与するものである。
本発明の実施形態に係る自転車駐輪装置の概念図である 図1の駐輪装置の台座部と、アーム部全体を説明した斜視図である 図2の台座部とアーム部の平断面図である 図3のA-A線に沿った断面図である 本発明の実施形態に係る支柱の開口部を説明した正面図である 本発明の実施形態に係る各部材の位置関係を示した側面図である 本発明の実施形態における駐輪装置と、自転車の関係を示した側面図である 自転車を自転車駐輪装置に嵌合させた状態を説明した側面図である 本発明の実施形態における自転車の駐輪した状態を説明した側面図である
符号の説明
1 支 柱
2 支柱基礎部
3 アンカーボルト
11 左台座部
12,22 走行部
13 左アーム部
14,24 凹 部
15,25 傾斜部
21 右台座部
23 右アーム部
31,41 ガイドレール部
51 連結フレーム部
61 スプロケット
62 チェーン
63 重錘
71 開口部
S 昇降体
BFT 前輪
BOL ボルト・ナット
FBK 前 籠




Claims (2)

  1. 自転車の前輪が進入可能な開口部を有する支柱と、前記支柱に垂直方向に移動可能に取り付けられた昇降体と、前記昇降体から水平方向に延出し、上面に凹部が形成された2本のアーム部とからなる自転車駐輪装置であって、
    前記昇降体は、前記支柱の開口部の左側に配置された左台座部と、前記支柱の開口部の右側に配置された右台座部と、枠形に形成された開口部を有し前記左台座部と前記右台座部を連結する連結フレーム部とからなり、
    前記2本のアーム部は、前記左台座部から水平方向に延出する左アーム部と、前記右台座部から水平方向に延出する右アーム部とからなり、
    前記2本のアーム部の間に自転車の前輪を進入させ、前記凹部に自転車前輪の車軸の左右に突出する端部を嵌合させた状態で、自転車の前輪の先端が前記昇降体の連結フレーム部の開口部及び前記支柱の開口部から突出するようにした後、前記昇降体を上方に移動させるようにしたことを特徴とする自転車駐輪装置。
  2. 前記2本のアーム部の先端に、自転車の前輪を進入させる際に、自転車前輪の車軸の左右に突出する端部を前記2本のアーム部の上面に案内する傾斜部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の自転車駐輪装置。
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