JP4302821B2 - 計量及び製袋包装システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、計量及び製袋包装システム、特に、商品を計量して袋詰めするための計量及び製袋包装システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
菓子類や青果、総菜、乾麺、加工食品等、所定重量あるいは数量だけ袋詰めされて流通、販売される商品が数多く存在するが、そのような商品は、計量装置で計量されて所定量とされた後に、包装装置によって袋詰めされるのが一般的である。このような商品の計量及び袋詰めを行うシステムは、主として、商品が設定された重量あるいは数量になるように組合せ計量を行う計量装置と、フィルムを製袋し計量装置により所定量とされた商品を袋詰めする製袋包装装置とから構成されいる。
【0003】
この計量及び袋詰めのシステム(以下、計量及び製袋包装システムという。)及びその前後工程にある装置の一例を図1に示す。ここでは、商品が、まず供給コンベア装置101によって計量装置110の上方に搬送されてくる。次に商品は、分散フィーダ111上に載せられ、分散フィーダ111の振動によって放射状に分散される。そして、分散フィーダ111に続く放射トラフ112を介して円周状に複数配置されたプールホッパ113に商品が送られると、そこで一時的にプールされた後、商品は各プールホッパ113の下方に位置する計量ホッパ114に投入される。計量ホッパ114に投入された商品の重量は、各計量ホッパ114に対して設けられているロードセル(重量検出器)によって計測される。そして、各計量ホッパ114内の商品の計測重量を基にどの計量ホッパ114から商品を排出すれば許容範囲内の重量あるいは数量となるかが組合せ演算され、その結果に基づいて計量ホッパ114の幾つかが集合排出シュート115に商品を排出する(図2参照)。
【0004】
一方、計量装置110の下方に配置される製袋包装装置120は、袋を製造しながら、この袋に計量装置110から排出されてきた商品を充填して包装する装置である。この製袋包装装置120の主要な構成を図3に示す。この構成は、縦型のピロー包装機と呼ばれるものの構成である。この製袋包装装置120では、まず、フィルムのロール128(図1参照)から引き出したシート状のフィルムFmをフォーマー121及びチューブ122によって筒状に形作り、プルダウンベルト機構125により下に送って、筒状フィルムFmcの重ねられた縦の縁を縦シール123によりヒートシール(熱封止)する。そして、計量された商品がチューブ122を通って筒状フィルムFmc内に充填されると、チューブ122下方に配置される横シール機構124が先行する袋の上部と後続の袋の下部とにまたがって横シールを行い、横シール部分の中央が横シール機構124に内蔵されているカッターにより切断される。
【0005】
こうして商品が詰められた袋Bは、傾斜誘導板129により搬送コンベア130に載せられ、後工程にある重量チェッカー140へと搬送されていく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような計量及び製袋包装システムでは、通常運転を行っているときには自動で所定の大きさの袋を製袋して商品を次々と袋詰めする。そして、計量装置が計量した商品を排出するタイミングと製袋包装装置が商品を袋詰めするタイミングとを一致させるために、両装置の制御部間でON・OFF信号であるタイミング信号をやりとりしている。また、計量装置においてエラーが検出されたときに、計量装置の制御部から製袋包装装置の制御部に対してON・OFF信号であるエラー信号を出すようにしているシステムも存在する。
【0007】
しかし、基本的には計量装置と製袋包装装置とは異なる作用を果たす別個の装置であり、互いの通常作業に最低限必要なタイミング信号やエラー信号といった信号のやりとり以外には、互いの装置に対する考慮は為されていない。
【0008】
したがって、このような両装置を使って計量及び製袋包装の作業を行うオペレータは、例えば次のような場合に手作業によって処理を行っている。
【0009】
計量ホッパに商品のかす等が付着して計量精度が落ち後工程にある重量チェッカーにおいて不良品が続出するようになったり、異なる商品に段取り変えをするとき等においては、計量ホッパに商品が入っていない状態で零点調整処理を行う必要がある。このときには、強制的に計量ホッパ内の商品を排出させるため、製袋包装装置の方も通常運転を停止させて、排出されてくる一定しない重量(数量)の商品に備えなければならない。この作業は従来オペレータが手作業で行っており、上部が封止されていない袋ができている状態で製袋包装装置を止めておき、ここに零点調整処理で排出された商品を落とし込み、袋内の商品の量を見ながら手動で袋上部の封止を行っている。
【0010】
また、段取り変えや計量装置に供給される商品がなくなって組合せ計量ができなくなったような場合には全ての計量ホッパ内の商品を排出する全排出処理を行う必要があるが、従来このときには、排出される商品の量に関係なく、通常サイズの袋(以下、ワンバックという。)あるいは通常サイズの2倍の長さの袋(以下、ダブルバックという。)を作って、そこに全排出処理で排出される商品を詰め込んでいる。したがって、排出される商品をワンバックで十分に詰めることができるのにもかかわらずダブルバックで処理を行ったり、ダブルバックにしなければ商品がはみ出るにもかかわらずワンバックで処理を行ったりすると、フィルムの無駄やはみ出した商品により袋の封止ができないといった不具合が発生する。
【0011】
本発明の課題は、零点調整処理や全排出処理のような処理を計量装置で行う場合に、その処理に合った作動を製袋包装装置に行わせて、オペレータにかかる負担や時間ロスを抑え、製袋包装装置の作動を効率的で確実なものとすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る計量及び製袋包装システムは、計量装置と、製袋包装装置と、制御装置とを備えている。計量装置は、複数の計量ホッパを有し、計量ホッパに投入された商品の重量を基にした組合せ演算を行い、商品が許容範囲内の重量あるいは数量となるように計量ホッパを選択して商品の排出を行う。製袋包装装置は、フィルムから袋を製造して、計量装置で計量された商品を袋に袋詰めして包装する。制御装置は、重量データあるいは容積データを用いて、製袋包装装置で製造する袋の大きさを決める。重量データは、計量装置における商品の重量データである。この重量データには、商品の重量データを基に商品の重量を係数化したような商品の重量の大小を表すデータも含まれる。容積データは、あらかじめ記憶された商品の見かけ比重と重量データを基に算出されるようなデータであって、製袋包装装置に送られる商品の容積を表すデータである。そして、制御装置は、通常運転における処理と、非通常運転における処理とを行うことができ、非通常運転における処理を行う場合に、計量装置における商品の重量データ、あるいは重量データに基づき算出される商品の容積データを用いて、製袋包装装置で製造する袋の大きさを決める。
【0013】
本請求項のシステムでは、重量データあるいは容積データを用いて、すなわち、このデータを考慮に入れて袋の大きさを決めている。このため、製造する袋を商品の量に合った大きさにすることができ、商品の量に対して大きすぎる袋を作ってしまったり、商品が袋に入りきらなかったりする不具合が抑えられる。これにより、オペレータが商品の量を見ながら袋の大きさを決めるといった作業がなくなり、製袋包装装置の作動が効率的で確実なものとなる。
【0014】
請求項2に係る計量及び製袋包装システムは、請求項1に記載のシステムであって制御装置は、零点調整処理が非通常運転における処理として計量装置において行われるときに、計量ホッパを空にするために計量ホッパ内の商品を排出し、その商品の前記重量データあるいは前記容積データを用いて製袋包装装置で製造する袋の大きさを決める。零点調整処理とは、計量ホッパ内に商品が無いときの重量を零として記憶させる処理である。
【0015】
ここでは、零点調整処理時において計量ホッパ内の商品を排出するときに、その商品の重量データあるいは容積データを用いて製袋包装装置で製造する袋の大きさを決めている。零点調整処理では、処理を行う計量ホッパ内の商品を通常強制的に排出させるため、計量装置から製袋包装装置に排出される商品の量が許容範囲内に入っているとは限らない。しかし、ここでは零点調整処理時に商品の重量データあるいは容積データを用いて袋の大きさを決めるようにしているため、オペレータによる商品量の目視作業による商品の排出及び製袋の必要がなくなり、製袋包装装置の作動が効率的で確実なものとなる。
【0016】
請求項3に係る計量及び製袋包装システムは、請求項1に記載のシステムであって制御装置は、全排出処理が非通常運転における処理として計量装置において行われるときに、計量ホッパ内の商品を排出し、その商品の前記重量データあるいは前記容積データを用いて製袋包装装置で製造する袋の大きさを決める。全排出処理とは、計量装置内の商品全部を排出させる処理である。
【0017】
ここでは、全排出処理時において計量ホッパ内の商品を排出するときに、その商品の重量データあるいは容積データを用いて製袋包装装置で製造する袋の大きさを決めている。全排出処理では、処理を行う計量ホッパ内の商品を通常順次強制的に排出させるため、計量装置から製袋包装装置に排出される商品の量が許容範囲内に入っているとは限らない。しかし、ここでは全排出処理時に商品の重量データあるいは容積データを用いて袋の大きさを決めるようにしているため、オペレータによる商品量の目視作業による商品の排出及び製袋の必要がなくなり、製袋包装装置の作動が効率的で確実なものとなる。
【0018】
請求項4に係る計量及び製袋包装システムは、請求項1に記載のシステムであって制御装置は、計量装置においてエラー処理が非通常運転における処理として行われるときに、所定の計量ホッパ内の商品を排出し、その商品の重量データあるいは容積データを用いて製袋包装装置で製造する袋の大きさを決める。エラー処理とは、所定の計量ホッパ内に許容範囲以上の重量の商品が投入された等のエラーが検出されたときに為される処理であり、組合せ演算に関係なく所定の計量ホッパ内の商品を強制的に排出する処理である。
【0019】
ここでは、エラー処理時において所定の計量ホッパ内の商品を排出するときに、その商品の重量データあるいは容積データを用いて製袋包装装置で製造する袋の大きさを決めている。エラー処理では、エラーが検出された計量ホッパ内の商品を強制的に排出させるため、通常サイズの袋に排出される商品があふれることなく詰められるか否かわからない。しかし、ここではエラー処理時に商品の重量データあるいは容積データを用いて製袋包装装置で製造する袋の大きさを決めるようにしているため、エラー処理時における袋の大きさが適切なものとなる。
【0020】
すなわち、従来であれば計量装置からのエラーを示すON・OFF信号を受けて予め決められた所定のサイズの袋を製袋包装装置で作っているが、その袋サイズは必ずしも排出される商品の量に合ったものとはなっていない。ここでは、エラー処理で排出される商品の量が重量データあるいは容積データの形で製袋包装装置での製袋処理に反映されるため、袋サイズを最適なものとすることが可能となり、フィルム等の袋の材料の無駄な消費を抑えることができる。
【0021】
請求項5に係る計量及び製袋包装システムは、請求項2から4のいずれかに記載のシステムであって、制御装置は、計量装置において零点調整処理、全排出処理、あるいはエラー処理が行われるときに、製袋包装装置で製造する袋の大きさを変える。
【0022】
ここでは、計量装置から製袋包装装置に排出される商品の量が許容範囲内に入っているとは限らない零点調整処理、全排出処理、あるいはエラー処理が行われるときに、製袋包装装置で製造する袋の大きさを変えている。これにより、零点調整処理時、全排出処理時、あるいはエラー処理時にできた袋を排除するときに、その袋を通常運転でできた袋と区別することが容易となる。
【0023】
請求項6に係る計量及び製袋包装システムは、請求項1に記載のシステムであって制御装置は、計量及び製袋を行う前に操作者により入力される組合せ演算の目標重量あるいは目標数量を基に、製袋包装装置で製造する袋の大きさを決める。
【0024】
ここでは、計量及び製袋を行う前に操作者が計量装置の組合せ演算の目標重量あるいは目標数量を入力すると、その量にしたがって製袋包装装置で製造する袋のサイズが自動的に決定される。従来においては製袋包装装置側で別途袋サイズを入力する作業が必要であるが、ここではその袋サイズの入力作業を省くことができるようになるとともに、制御装置により自動的に袋サイズが決められるため、入力ミス等による目標重量あるいは目標数量と袋サイズとの不一致が回避される。
【0025】
請求項7に係る計量及び製袋包装システムは、請求項1から6のいずれかに記載のシステムであって、製袋包装装置は、フィルムを上部が開口している概ね鉛直方向に沿った筒状の袋に形成し、袋の内部に商品を充填した後に、袋の上部開口を封止する。制御装置は、前記重量データあるいは前記容積データを用いて、袋の鉛直方向に沿った長さを決める。
【0026】
ここでは、計量装置から排出された商品を上部が開口している筒状の袋に落とし込むことができ、袋の長さ、すなわち、袋の上部を封止する位置を変えることによって商品の量に合った大きさの袋を作る。
【0027】
請求項8に係る計量及び製袋包装システムは、請求項1から7のいずれかに記載のシステムであって、制御装置は、製袋包装装置の制御を行う制御部に含まれている。そして、計量装置の制御部から製袋包装装置の制御部へは、前記重量データあるいは前記容積データが送られる。
【0028】
ここでは、重量データあるいは容積データが計量装置の制御部から製袋包装装置の制御部へと送られるため、製袋包装装置の制御部に含まれるシステムの制御装置は、そのデータを用いて袋の大きさを決定することができる。
【0029】
請求項9に係る計量及び製袋包装システムは、請求項8に記載のシステムであって、計量装置の制御部及び製袋包装装置の制御部は一体化されている。
【0030】
ここでは、計量装置を制御する制御部と製袋包装装置を制御する制御部とが一体化されているため、オペレータは一体化されているその制御部を操作することにより、計量装置及び製袋包装装置それぞれの制御の操作を行うことができるとともに、重量データあるいは容積データを用いたシステムの制御も容易に行うことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態である計量製袋包装装置(計量及び製袋包装システム)1を図4に示す。この計量製袋包装装置1は、図1に示す計量装置110及び製袋包装装置120を一体化した装置である。この装置1は、供給コンベア装置101(図1参照)から供給されたポテトチップス(商品)を組合せ計量して所定範囲内の重量にまとめ、それを連続的に製造する袋の中に袋詰めしていく装置である。
【0032】
<装置の概要>
計量製袋包装装置1は、計量装置110と、製袋包装装置120と、これらの制御を行う制御装置50(図5参照)とから構成されている。また、装置1の前面には操作スイッチ70が配置されており、さらに、この操作スイッチ70を操作するオペレータが視認できる位置に装置1の操作状態を示す液晶の操作表示ディスプレイ60が配置されている(図4参照)。この操作表示ディスプレイ60にはタッチパネルが重ねられており、オペレータが操作表示ディスプレイ60にタッチすることによって装置1の操作をすることができるようになっている。
【0033】
<計量装置の構成>
計量装置110は、その構成が図1及び図3に示す計量装置110と同様であるので、以下、図1及び図3を参照して計量装置110の説明を行う。
【0034】
計量装置110は、主として、供給コンベア装置101のポテトチップス供給位置の真下に配置される円錐状の分散フィーダ111と、分散フィーダ111の周囲に配置される複数の放射トラフ112と、複数のプールホッパ113及び計量ホッパ114と、集合排出シュート115とから構成されている。
【0035】
分散フィーダ111は加振装置により振動するようになっており、分散フィーダ111の上面に供給コンベア装置101から供給されたポテトチップスは、振動によって放射トラフ112へと分散しながら移動する。各放射トラフ112も別の加振装置により振動するようになっており、ポテトチップスを外方へ移動させ、プールホッパ113に送出する。
【0036】
プールホッパ113は、放射トラフ112からポテトチップスを受け取って一時的にプールし、後述する制御装置50からの指令によって下部に設けられている開閉ゲートを開け、計量ホッパ114にポテトチップスを供給する。
【0037】
このプールホッパ113の下方には、計量ホッパ114が設けられている。計量ホッパ114もプールホッパ113と同様に、円周方向に沿って複数配置されている(図4参照)。それぞれの計量ホッパ114は、ホッパ内のポテトチップスの重量を計測するためのロードセル114b(図6参照)を有しており、またその下部にはポテトチップスを集合排出シュート115に投下するための開閉ゲート114aが設けられている。
【0038】
集合排出シュート115は、各計量ホッパ114から投下されたポテトチップスを集めて、後述する製袋包装装置120のチューブ122に流し落とす。
【0039】
<製袋包装装置の構成>
製袋包装装置120は、主として、製袋包装部と、フィルム供給部とに分けられる。製袋包装部は、袋を製造して袋内に計量されたポテトチップスを充填した状態で開口部分の熱封止を行う部分であり、後述するフォーマー121、チューブ122、縦シール機構123、横シール機構124等により構成されている。この製袋包装部は、計量装置110の真下に配置される。一方、フィルム供給部は、製袋包装部に隣接して設けられており、フィルムのロール128がセットされる。このロール128は、製袋包装部のフォーマー121及びチューブ122から成るフィルム成形機構にシート状のフィルムFmを供給する。
【0040】
製袋包装装置120の製袋包装部は、主として、シート状で送られてくるフィルムを筒状に成形する成形機構と、筒状となったフィルム(以下、チューブという。)を下方に搬送するプルダウンベルト機構125と、筒状フィルムの重ね合わせ部分を縦にシール(熱封止)する縦シール機構123と、筒状フィルムを横にシールすることで袋の上下端を閉止する横シール機構124とから構成されている。
【0041】
成形機構は、主に、フォーマー121及びチューブ122から構成されている。チューブ122は、円筒形状の部材であり、上下端が開口している。このチューブ122の上端の開口部には、計量装置110から排出されたポテトチップスが落下してくる。フォーマー121は、チューブ122を取り囲むように配置されている。このフォーマー121の形状は、フィルム供給ユニット6から送られてきたシート状のフィルムFm(図3参照)がフォーマー121とチューブ122との間を通るときに筒状に成形されるような形状とされている。
【0042】
プルダウンベルト機構125は、チューブ122に巻き付いた筒状フィルムFmを吸着して下方に搬送する機構であり、主として、駆動ローラ及び従動ローラと、吸着機能を有するベルトとから構成されている。
【0043】
縦シール機構123は、チューブ122に巻き付いている筒状フィルムの重なり部分を、一定の加圧力でチューブ122に押しつけながら加熱し、縦にシールする。この縦シール機構123は、ヒータや、ヒータにより加熱され筒状フィルムの重なり部分に接触するヒータベルト(縦シール部)等を有している。
【0044】
横シール機構124は、成形機構,プルダウンベルト機構125,及び縦シール機構123の下方に配置されている。この横シール機構124は、D字状に旋回する一対のシールジョーによってこれらの間にある筒状フィルムFmcを挟み込み、熱を加えてヒートシールする。また、横シール機構124には、袋Bとなった先行する筒状フィルムFmcと後続の筒状フィルムFmcとを切り離すカッター装置(図示せず)が内蔵されている。
【0045】
<制御装置の構成>
制御装置50は、装置1の総合的な制御を行う装置であり、図5に示すように、計量装置110のローカル制御を行う組合せ計量制御部51と、製袋包装装置120のローカル制御を行う製袋包装制御部52と、両装置110,120にまたがる動作の制御を行うメイン制御部53とから構成されている。メイン制御部53は、両制御部51,52間でタイミング信号やエラー信号、重量データ等のやりとりを仲介し、また、操作表示ディスプレイ60や操作スイッチ70を介してオペレータからの操作入力を受け付け、オペレータへの装置1の状態の表示も行う。
【0046】
図6に、組合せ計量制御部51の詳細を示す。組合せ計量制御部51は、CPUを使う制御シーケンスあるいは制御プログラムであり、組合せ演算部51a、選択ホッパ開閉指令部51b、全排出処理指令部51c、零点調整処理指令部51d等を有している。
【0047】
組合せ演算部51aは、各計量ホッパ114の重量を測定するロードセル114bから出力される計量結果の信号をアンプやフィルター等を介して受け取る。そして、各計量ホッパ114にあるポテトチップスの重量に基づいて組合せ演算を行い、ポテトチップスの合計重量が許容範囲内に入るように計量ホッパ114を選択する。選択ホッパ開閉指令部51bは、この選択結果に従い、計量ホッパ114下部の開閉ゲート114aに開閉指令を送る。
【0048】
また、全排出処理指令部51cや零点調整処理指令部51dは、これらの処理を行う操作入力がオペレータから為された場合や後述する所定条件に該当して全排出処理に自動移行した場合に、計量ホッパ114下部の開閉ゲート114aに開閉指令を送る。
【0049】
<装置の動作概略>
前工程の供給コンベア装置101から計量装置110にポテトチップスが供給されると、ポテトチップスは分散フィーダ111上から振動によって放射状に分散していき、放射トラフ112を介してプールホッパ113に送られる。そこで一時的にプールされた後、ポテトチップスは計量ホッパ114に投入され、各計量ホッパ114のロードセル114bによって重量の計測が為される。そして、この計量結果を基にした組合せ演算によって選択された幾つかの計量ホッパ114からポテトチップスが集合排出シュート115に投下されると、これらのポテトチップスは製袋包装装置120のチューブ122に流れ込む。
【0050】
一方、製袋包装装置120においては、フォーマー121及びチューブ122によって筒状フィルムFmcがチューブ122の周囲及び下方に作られ、縦シール機構123により縦シールされている(図3参照)。この筒状フィルムFmにポテトチップスがチューブ122を通って落ちてくると、その間を縫うように横シール機構124による横シールが行われ、横シール部分の中央が横シール機構124に内蔵されているカッターにより切断される。こうして、ポテトチップスが詰められた袋Bが次々に生成されていく。これらの袋Bは、傾斜誘導板129により搬送コンベア130に載せられ、後工程にある重量チェッカー140へと搬送されていく(図1参照)。
【0051】
<装置の制御詳細>
次に、操作表示ディスプレイ60に表示される表示画面を参照しながら、装置1の幾つかの処理についての説明を行う。
【0052】
図11に操作表示ディスプレイ60の通常画面を示す。この画面には日常の作業に必要な項目が集中配置されている。ここには、ヘルプキー61、操作環境設定キー62、駆動部電源キー63、運転開始キー64、全排出キー65、零点調整キー66等が配置されている。
【0053】
(メインフロー)
図7にメインの制御フローを示す。この装置1ではまず、取り扱う商品(ここでは、ポテトチップス)に合わせて、計量目標値や上下限値、排出回数等の操作環境に関する設定を行う(ステップS1)。このときには、図11に示す画面において操作環境設定キー62に触れ、設定用の画面(図示せず)を呼び出して設定を行う。ここで計量目標値を設定すると、その値に応じて製袋包装装置120で作られる袋Bの長さが自動的に決定される。
【0054】
ステップS1での設定を終えると、運転開始キー64が押されていて通常運転の状態にあればステップS6で運転処理を行い(ステップS2)、全排出キー65が押されているか後述する組合せ不成立積算値Eが所定値Emaxを超えていればステップS7で全排出処理を行い(ステップS3)、零点調整キー66が押されていればステップS8で零点調整処理を行う(ステップS8)。また、他のスイッチ(キー)が押されていればステップS9で他の処理を行う(ステップS5)。
【0055】
(通常の運転処理フロー)
図8に通常の運転処理のフローを示す。製袋包装制御部52からのタイミング信号があると、組合せ計量制御部51の組合せ演算部51aがロードセル114bから計量結果のデータを取り込み組合せ演算を行う(ステップS10,S11)。そして、所定個(例えば、3個)の計量ホッパ114内のポテトチップスの合計重量が許容範囲内の重量となる組合せがあれば、組合せが成立するとしてステップS13に移行する(ステップS12)。ステップS13では、後述する組合せ不成立積算値Eが0に戻され、組合せ演算時に選択された3つの計量ホッパ114が開閉される。具体的には、選択ホッパ開閉指令部51bから開閉ゲート114aに開閉指令が送られ、選択された計量ホッパ114の開閉ゲート114aが開くことによって、計量ホッパ114内のポテトチップスが集合排出シュート115及びチューブ122を通って筒状フィルムFmcに落ちていく。そして、製袋包装装置120においては、これらのポテトチップスを覆う状態となった筒状フィルムFmcが横シール機構124によってヒートシールされる(ステップS14)。
【0056】
ステップS15では、ポテトチップスを排出した計量ホッパ114の上にあるプールホッパ113が開閉されて計量ホッパ114に新たなポテトチップスが入り、ステップS16では放射トラフ112が作動してプールホッパ113に新たなポテトチップスを供給する。
【0057】
ステップS12において組合せが成立しなかった場合、すなわちどのように組合せてもポテトチップスの合計重量が許容範囲内に入らなかったときには、ステップS17に移行する。ステップS17では、組合せが連続して不成立である回数を示す組合せ不成立積算値Eに1を加算した上で、計量結果から追加供給が必要な計量ホッパを割り出し、ステップS15に移行して対応するプールホッパ113を開閉させる。これにより次回に組合せが成立すればステップS13において組合せ不成立積算値Eが0に戻されるが、分散フィーダ111、放射トラフ112及びプールホッパ113による供給動作が繰り返されても計量ホッパ114に十分なポテトチップスが供給されないときには組合せ不成立積算値Eがどんどん大きくなっていく。そして、この組合せ不成立積算値Eがある所定値Emaxを超えると、計量装置110に対するポテトチップスの供給がなくなり許容範囲内の重量のポテトチップスの袋詰めを続行することができなくなったと判断して、ステップS3からステップS7の全排出処理に自動的に移行する。
【0058】
(全排出処理フロー)
オペレータにより全排出キー65が押された場合、及び組合せ不成立積算値Eが所定値Emaxを超えた場合には、ステップS3からステップS7に移行して、図9に示す全排出処理が行われる。この全排出処理では、計量ホッパ114を順に3つずつ強制的に開いていき、全ての計量ホッパ114内のポテトチップスを排出して袋に詰める。
【0059】
全排出処理に入ると、まず分散フィーダ111及び放射トラフ112が停止する(ステップS20)。そして、計量装置110による計量作業及び製袋包装装置120による製袋包装作業が停止する(ステップS21)。
【0060】
次に、強制排出させるポテトチップスを廃棄し易いように、製袋包装装置120において袋詰めするための筒状フィルムが用意される(ステップS22)。この筒状フィルムは、下端が横シールされ、上部だけが開口した状態で待機させられる。
【0061】
次に、計量ホッパ114が3つ選択され、選択された計量ホッパ114からポテトチップスが排出される(ステップS23)。そして、全部の計量ホッパ114が空になるまで、ステップS23の処理が繰り返される(ステップS24)。
【0062】
全部の計量ホッパ114内が空になると、排出したポテトチップスの合計重量のデータが、組合せ計量制御部51からメイン制御部53を介して製袋包装制御部52へと送られる(ステップS25)。ここで製袋包装制御部52は、排出したポテトチップスの合計重量からこれらを廃棄用に袋詰めするために必要な袋長さを決定する(ステップS26)。
【0063】
すると、この袋長さになるように製袋包装装置120が筒状フィルムを横シールし、強制排出されたポテトチップスが袋詰めされる(ステップS27)。
【0064】
なお、この全排出処理が行われている間は図12に示す画面が操作表示ディスプレイ60に表示されるため、オペレータが処理の進行を把握することができる。また、オペレータは、ストップキー67を押すことによって処理を止めることが可能であり、スタートキー68を押すことによって処理を続行させることが可能である。
【0065】
(零点調整処理フロー)
オペレータにより零点調整キー66が押された場合には、ステップS4からステップS8に移行して、図10に示す零点調整処理が行われる。この零点調整処理では、オペレータにより選択された計量ホッパ114内のポテトチップスを強制排出させ、計量ホッパ114内を空にした状態でそのときの重量を零点として記憶更新させる。
【0066】
零点調整処理に入ると、まず計量装置110による計量作業及び製袋包装装置120による製袋包装作業が停止する(ステップS30)。
【0067】
次に、どの計量ホッパ114の零点調整を行うのかをオペレータに選択させるための画面(図示せず)が操作表示ディスプレイ60に表示される(ステップS31)。一方、製袋包装装置120においては、強制排出させるポテトチップスを廃棄し易いように、袋詰めするための筒状フィルムが用意される(ステップS32)。この筒状フィルムは、下端が横シールされ、上部だけが開口した状態で待機させられる。
【0068】
そして、ステップS31において1又は複数の計量ホッパ114がオペレータによって選択されると、選択された計量ホッパ114からポテトチップスが排出される(ステップS33)。そして、空になった計量ホッパ114のそのときの重量が零点として記憶される(ステップS34)。
【0069】
排出したポテトチップスの合計重量のデータは、組合せ計量制御部51からメイン制御部53を介して製袋包装制御部52へと送られる(ステップS35)。ここで製袋包装制御部52は、排出するポテトチップスの合計重量からこれらを廃棄用に袋詰めするために必要な袋長さを決定する。
【0070】
すると、この袋長さになるように製袋包装装置120が筒状フィルムを横シールし、強制排出されたポテトチップスが袋詰めされる(ステップS37)。
【0071】
なお、この零点調整処理が行われている間は図13に示す画面が操作表示ディスプレイ60に表示されるため、オペレータが処理の進行を把握することができる。また、オペレータは、ストップキー67を押すことによって処理を止めることが可能であり、スタートキー68を押すことによって処理を続行させることが可能である。
【0072】
<装置の特徴>
(1)
本装置1では、全排出処理や零点調整処理において、強制排出させるポテトチップスの重量データを用いて、製袋包装装置120で袋詰めするときの袋の長さを決めている。このため、排出したポテトチップスをその量に合った袋に袋詰めすることができている。このように本装置1では、従来のようなオペレータが排出される量を見ながら袋長さを決めるといった作業がなくなり、全排出処理や零点調整処理におけるポテトチップスの排出から袋詰めまでの一連の動作が無駄なく効率的に行われる。
【0073】
なお、袋長さの決定の仕方については、通常の袋サイズか通常の2倍の袋サイズかを選択させる方法の他、排出量に比例するように極め細かく長さを決めさせてもよいし、数種類の袋長さの中から選択するようにしてもよい。
【0074】
また、通常運転において製造された袋と区別し易いように、全排出処理や零点調整処理時に作る廃棄用の袋が通常の袋と異なるサイズのものとなるように袋長さを決定するように制御してもよい。この場合には、零点調整処理時や全排出処理時にできた袋を排除するときに、重量チェックすることなく、その袋を通常運転で製造された袋と区別することができるようになる。
【0075】
(2)
本装置1では、計量装置110の制御と製袋包装装置120の制御とを一体化している。このため、オペレータは操作表示ディスプレイ60や操作スイッチ70を操作することにより、計量装置110及び製袋包装装置120それぞれの制御の操作を行うことができるとともに、両装置110,120にまたがる全排出処理や零点調整処理を容易に行うことができる。
【0076】
(3)
本装置1では、プールホッパ113から計量ホッパ114へのポテトチップスの追加供給を繰り返しても組合せが成立しない場合に、自動的に全排出処理に移行するように制御を行っている(ステップS12,S17,S3等)。このため、平準化された条件で全排出処理に自動移行するようになるとともに、装置1の近くにオペレータがいない場合にも計量装置110が無駄な空動きを続けて全排出処理がいつまでも為されないという不具合が解消される。
【0077】
(4)
本装置1では、操作環境設定(図7のステップS1)において操作者が取り扱う商品(ポテトチップス)に合わせて計量目標値を入力すると、制御装置20は、その計量目標値に応じて製袋包装装置120で作られる袋Bの長さを自動的に決定する。このため、製袋包装装置側で別途袋サイズを入力する作業が必要なくなるとともに、袋サイズの入力ミス等による計量目標値と袋サイズとの不一致が回避されている。
【0078】
[他の実施形態]
(A)
上記実施形態における記載では触れていないが、ある計量ホッパ118内のポテトチップスの重量が組合せ演算に適した重量の範囲を超えるようになったときには、制御装置50においてオーバースケールエラーが認識される。オーバースケールエラーとなった計量ホッパ118の数が設定値以下であれば残った計量ホッパ118を使って組合せ演算を続行させるように設定することが多いが、オーバースケールエラーとなった計量ホッパ118が検出されると即座にその計量ホッパ118内のポテトチップスを強制的に排出して不良品として製袋包装装置120で袋詰めするように設定することもある。また、オーバースケールエラーとなった計量ホッパ118の数が設定値以上となったときに、それらの計量ホッパ118内のポテトチップスを強制排出して不良品として製袋包装装置120で袋詰めさせるように設定することもできる。
【0079】
これらのオーバースケールエラーに基づくポテトチップスの強制排出の際にも、強制排出するポテトチップスの合計重量のデータが組合せ計量制御部51からメイン制御部53を介して製袋包装制御部52へと送られ、製袋包装制御部52はこのデータを基に廃棄するポテトチップスを袋詰めするために必要な袋長さを決定する。したがって、廃棄するために計量ホッパ118から強制排出するポテトチップスは、その量に合った袋に袋詰めされるようになる。ただし、オーバースケールエラーの場合は製袋包装制御部52に送られる合計重量のデータよりも実際に排出される合計重量値の方が大きいため、袋サイズに若干の余裕を持たせる場合が多い。
【0080】
このように本装置1では、計量装置110から得られる重量データを用いて製袋包装装置120で製造する袋の大きさを決めるようにしており、強制排出されるポテトチップスの量が重量データの形で製袋包装装置120での製袋処理に反映されるため、オーバースケールエラーに基づくポテトチップスの強制排出の際にも袋サイズを最適なものとすることができ、フィルムの無駄な消費が抑えられる。
【0081】
(B)
上記実施形態では、全排出処理において全ての計量ホッパ114内のポテトチップスを排出した後に袋長さを決定して製袋処理を行うように制御しているが(図9参照)、計量ホッパ114から順にポテトチップスを排出していく過程において随時重量データを監視させ、所定長さの袋を複数個使って強制排出するポテトチップスを袋詰めさせるように制御することもできる。
【0082】
(C)
上記実施形態では計量装置110の組合せ計量制御部51と製袋包装装置120の製袋包装制御部52とを一体化しているが、従来どおり両装置110,120のそれぞれに別々に制御部を備えさせて、全排出処理や零点調整処理において両制御部の間でポテトチップスの重量データをやりとりさせるようにすることもできる。すなわち、従来のように計量装置110及び製袋包装装置120が別個に操作表示ディスプレイや制御部を有するようなものであっても、計量装置110が有する重量データを製袋包装装置120の制御部が使えるようにしてやれば、上記実施形態のように全排出処理や零点調整処理におけるポテトチップスの排出から袋詰めまでの一連の動作を無駄なく効率的に行わせることができる。
【0083】
(D)
上記実施形態では、組合せ不成立積算値Eを設け、この組合せ不成立積算値Eがある所定値Emaxを超えるときに全排出処理に自動的に移行するようにしているが、タイマーを使用し時間をパラメータとして全排出処理に自動移行するように制御することもできる。
【0084】
(E)
上記実施形態の装置1はポテトチップスを所定重量に計量して袋詰めする装置であるが、本発明は商品を所定重量に計量して排出・袋詰めする装置への適用に限定されるものではなく、商品の重量データを基にして所定数量の商品を排出して袋詰めするような装置に適用することもできる。
【0085】
(F)
上記実施形態の装置1では全排出処理や零点調整処理において強制排出させるポテトチップスの重量データそのものを基にして袋長さを決めているが、あらかじめ記憶された商品(ポテトチップス)の見かけ比重と重量データを基に算出された排出する商品の容積データを組合せ計量制御部51から製袋包装制御部52に伝送させて、それにより袋長さを決定させることもできる。
【0086】
【発明の効果】
本発明では、重量データあるいは容積データを用いて、すなわち、このデータを考慮に入れて袋の大きさを決めているため、製造する袋を商品の量に合った大きさにすることができ、商品の量に対して大きすぎる袋を作ってしまったり、商品が袋に入りきらなかったりする不具合が抑えられる。これにより、オペレータが商品の量を見ながら袋の大きさを決めるといった作業がなくなり、製袋包装装置の作動が効率的で確実なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の計量装置及び製袋包装装置から成る計量及び製袋包装システムの概略図。
【図2】 計量装置の概念図。
【図3】 製袋包装装置の構成概略図。
【図4】 本発明の一実施形態の計量製袋包装装置の斜視概略図。
【図5】 計量製袋包装装置の制御ブロック図。
【図6】 組合せ計量制御部のブロック図。
【図7】 メイン制御フロー。
【図8】 運転処理フロー。
【図9】 全排出処理フロー。
【図10】 零点調整処理フロー。
【図11】 操作表示ディスプレイの一画面。
【図12】 全排出処理時の操作表示ディスプレイの一画面。
【図13】 零点調整処理時の操作表示ディスプレイの一画面。
【符号の説明】
1 計量製袋包装装置(計量及び製袋包装システム)
50 制御装置
110 計量装置(組合せ計量装置)
114 計量ホッパ(計量部)
120 製袋包装装置

Claims (8)

  1. 商品を計量する複数の計量ホッパを有し、前記計量ホッパに投入された商品の重量を基にした組合せ演算を行い、商品が許容範囲内の重量あるいは数量となるように計量ホッパを選択して商品の排出を行う、計量装置と、
    フィルムから袋を製造して、前記計量装置で計量された商品を前記袋に袋詰めして包装する製袋包装装置と、
    前記計量装置における商品の重量データ、あるいは前記重量データに基づき算出される商品の容積データを用いて、前記製袋包装装置で製造する袋の大きさを決める制御装置と、
    を備え
    前記制御装置は、
    通常運転における処理と、非通常運転における処理とを行うことができ、
    前記非通常運転における処理を行う場合に、前記計量装置における商品の重量データ、あるいは前記重量データに基づき算出される商品の容積データを用いて、前記製袋包装装置で製造する袋の大きさを決める、
    計量及び製袋包装システム。
  2. 前記制御装置は、前記計量ホッパ内に商品が無いときの重量を零として記憶させる零点調整処理が前記非通常運転における処理として前記計量装置において行われるときに、前記計量ホッパを空にするために前記計量ホッパ内の商品を排出し、その商品の前記重量データあるいは前記容積データを用いて前記製袋包装装置で製造する袋の大きさを決める、
    請求項1に記載の計量及び製袋包装システム。
  3. 前記制御装置は、前記計量装置内の商品全部を排出させる全排出処理が前記非通常運転における処理として前記計量装置において行われるときに、前記計量ホッパ内の商品を排出し、その商品の前記重量データあるいは前記容積データを用いて前記製袋包装装置で製造する袋の大きさを決める、
    請求項1に記載の計量及び製袋包装システム。
  4. 前記制御装置は、前記組合せ演算に関係なく所定の計量ホッパ内の商品を排出するエラー処理が前記非通常運転における処理として前記計量装置において行われるときに、前記所定の計量ホッパ内の商品を排出し、その商品の前記重量データあるいは前記容積データを用いて前記製袋包装装置で製造する袋の大きさを決める、
    請求項1に記載の計量及び製袋包装システム。
  5. 前記制御装置は、前記零点調整処理、前記全排出処理、あるいは前記エラー処理が前記計量装置において行われるときに、前記製袋包装装置で製造する袋の大きさを変える、請求項2から4のいずれかに記載の計量及び製袋包装システム。
  6. 前記製袋包装装置は、フィルムを上部が開口している概ね鉛直方向に沿った筒状の袋に形成し、前記袋の内部に商品を充填した後に上部開口を封止する装置であり、
    前記制御装置は、前記重量データあるいは前記容積データを用いて、前記袋の鉛直方向に沿った長さを決める、
    請求項1からの5のいずれかに記載の計量及び製袋包装システム。
  7. 前記制御装置は、前記製袋包装装置の制御を行う制御部に含まれており、
    前記計量装置の制御部から前記製袋包装装置の制御部へは、前記重量データあるいは前記容積データが送られる、
    請求項1から6のいずれかに記載の計量及び製袋包装システム。
  8. 前記計量装置の制御部及び前記製袋包装装置の制御部は一体化されている、請求項7に記載の計量及び製袋包装システム。
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