JP4301169B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、システムキッチンのキャビネットに組み込んで使用するような構成の誘導加熱調理器に関するものである。
従来、この種の誘導加熱調理器として、本体外郭内の制御回路部などを送風により冷却することは一般的に行われている(例えば、特許文献1参照)。
図11は、この従来の誘導加熱調理器を示すものである。図に示すように、本体外郭6の上部に被加熱物である鍋などを載置するトッププレート1があり、そのトッププレート1の下には、左右手前に2口の加熱コイル2が置かれている。また、本体外郭6内の左側にロースター3が置かれ、ロースター3の右側には、加熱コイル2を駆動制御する制御回路部4が配されている。制御回路部4の奥にはモータで駆動するファン5が取り付けられている。そして、ファン5の吐出口は制御回路部4に向けた構成としており、トッププレート1の右後方に設けられた吸気開口部7から外気が入り、ファン5に吸い込まれ、吐出した空気は、制御回路部4に向けて吹き付けられ、制御回路部4を冷却し、その後、加熱コイル2およびロースター3の外郭を通って各部を冷却しながら、トッププレート1の左後方に設けられた排気口8から空気を排出する構成になっている。
特開2001−267054号公報
しかしながら、前記従来の構成では、ファン5からの送風により制御回路部4や加熱コイル2などを冷却することはできるが、本体外郭6内の要冷却部品のすべてを冷却するための配慮がなされているものではない。このため、ファン5から遠い位置に配された要冷却部品の冷却は困難である。特に、最近ではトッププレート1の上面前方(手前)で操作できる商品に対する市場の要望が高く、これらの商品においては操作のための要冷却部品の冷却をどうするかが課題であった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、制御回路部や加熱コイルなどに加え、トッププレートの上面前方(手前)で操作するための要冷却部品をも効率よく冷却することができる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、本体外郭内に設けられたロースターを備え、加熱コイル前方でかつトッププレート下方に配置した、動作状態の表示部および加熱コイルを動作させる操作回路部を、補助ファンを有しかつ主ファンからの風路となる操作ダクトに装備し、この操作ダクトへ供給される補助ファンによる送風と主ファンからの送風により操作ダクトにおいて表示部と操作回路部を冷却するとともに、補助ファンは、操作ダクトの風下側に設けられて本体外郭とロースター間へ向けて送風するようにしたものである。
これによって、制御回路部や加熱コイルなどに加え、トッププレートの上面前方(手前)で操作するための要冷却部品、すなわち表示部および操作回路部をも効率よく冷却するし、さらに本体外郭とロースター間へも冷却風を吹き付けることができ、表示部と操作回路部の冷却性能を向上することができるとともに、ロースターからの本体外郭への熱影響を低減し本体外郭の温度を下げることができ、より安全に使用することができる。
本発明の誘導加熱調理器は、制御回路部や加熱コイルなどに加え、トッププレートの上面前方(手前)で操作するための表示部および操作回路部をも効率よく冷却することができるとともに、ロースターからの本体外郭への熱影響を低減し本体外郭の温度を下げることができるのでより安全に使用する。
第1の発明は、外郭を構成する本体外郭と、前記本体外郭の上部に設けた被加熱物を載置するトッププレートと、前記トッププレートの下部に設けられ前記被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルへ電流を供給する制御回路部と、前記加熱コイルおよび前記制御回路部を冷却すべく送風する主ファンと、前記加熱コイル前方でかつ前記トッププレート下方に配置した、動作状態の表示部および前記加熱コイルを動作させる操作回路部と、前記本体外郭内に設けられたロースターと、前記表示部、および補助ファンを有し前記主ファンからの風路となる操作ダクトと、を備え前記操作ダクトへ供給される前記補助ファンによる送風と前記主ファンからの送風により前記表示部および前記操作回路部を冷却するようにした誘導加熱調理器であって、前記補助ファンは、前記操作ダクトの風下側に設けられて前記本体外郭と前記ロースター間へ向けて送風することにより、制御回路部や加熱コイルなどに加え、トッププレートの上面前方(手前)で操作するための要冷却部品、すなわち表示部および操作回路部をも効率よく冷却することができる。
また、本体外郭内にロースターを備えるとともに、補助ファンを操作ダクトの風下側に設け、補助ファンから本体外郭とロースター間へ向けて送風するようにしたことにより、冷却風を表示部と操作回路部に効率よく送ることができることはもちろんのこと、本体外郭とロースター間へも冷却風を吹き付けることができ、表示部と操作回路部の冷却性能を向上することができるとともに、ロースターからの本体外郭への熱影響を低減し本体外郭の温度を下げることができ、より安全に使用することができる。
以下、本発明の実施の形態及び参考の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態及び参考の形態によって本発明が限定されるものではない。
参考の形態1)
図1、図2は、本発明の参考の形態1における誘導加熱調理器を示すものである。
この誘導加熱調理器は、一例として、システムキッチンのキャビネットに組み込んで使用する構成のものを示している。
図に示すように、本参考の形態における誘導加熱調理器は、外郭を構成する本体外郭12と、本体外郭12の上部に設けた鍋、フライパンなどの被加熱物を載置するトッププレート11と、トッププレート11の下部に設けた被加熱物を誘導加熱する加熱コイル13と、加熱コイル13へ電流を供給し駆動制御する制御回路部16と、加熱コイル13と制御回路部16を冷却すべく送風するシロッコファンよりなる主ファン18と、加熱コイル13前方でかつトッププレート11下方に配置した、液晶による動作状態の表示部19および加熱コイル13を動作させる操作回路部20とを備えている。
前記本体外郭12は、その内部の左下方にロースター15を備えており、その右側に制御回路部16が樹脂製のベースに固定され配置されている。加熱コイル13は、出力定格が3KWである左加熱コイル13aと、出力定格が2KWである右加熱コイル13bよりなっており、左加熱コイル13aと右加熱コイル13bの中央奥には1口のラジェントヒータ14が配置されている。前記ロースター15は左加熱コイル13aの下方に位置するものである。
そして、本体外郭12の上面右後方に吸気開口部17aを配し、上面左後方に排気開口部17bを設けている。吸気開口部17aの下方でかつ制御回路部16の後方に、本体外郭12内部へ送風する主ファン18が配置されている。
さらに、前記表示部19と操作回路部20は、プロペラファンからなる補助ファン29を有しかつ操作ケース下24と操作ケース上25とで構成し主ファン18からの風路となる操作ダクト28に装備し、この操作ダクト28へ供給される補助ファン29による送風と主ファン18からの送風により操作ダクト28において表示部19と操作回路部20を冷却するようにしている。
ここで、表示部19と操作回路部20は、トッププレート11下方で、左、右加熱コイル13a、13bの前方にそれぞれ設けてある。操作回路部20にはトッププレート11裏面に接するように弾力性を持つ形状をもって金属の薄板で構成した接点部21が接続されている。そして、接点部21の上方におけるトッププレート11の上表面に印刷された操作キー22に使用者が触れることで、表面接触による静電容量変化を操作回路部20で検出してその信号をマイコンで処理し動作させる構成となっている。この操作キー22の操作により被加熱物への加熱入力を大きくしたり小さくしたり、または加熱入り切りなどの動作をさせ、動作状態を液晶表示により表示部19に表示し、表示部19の直上におけるトッププレート11の印刷を抜いた略透明の表示窓部23を通して使用者に知らせることができる。
特に、左右加熱コイル13a、13bの前方、すなわち調理している左右の被加熱物の前方に操作キー22と表示部19が配置されているため、被加熱物内の調理状態を見ながらキー操作を容易に行うことができる。
また、表示部19は、操作回路部20にハンダ付けにより接続されている。そして、表示部19を含む操作回路部20は、操作ケース下24で支持され、表示部19と操作回路部20の上部でかつトッププレート下方に位置する操作ケース上25でカバーされて内部に収められ操作ダクト28に装備されている。この操作ダクト28は操作ケース下24と操作ケース上25とで構成され、左右端に右開口部26と左開口部27を有する。さらに、補助ファン29は操作ダクト28内の略中央に設けてあり、駆動されると、本体外郭12の前からみて右から左に風流れ方向ができるようになっている。
次に、本参考の形態における誘導加熱調理器の主ファン18、補助ファン29の冷却風の流れについて説明する。
まず、主ファン18が駆動されると、トッププレート11の後方に設けられた吸気開口部17aから外気が入り、主ファン18から吐出した空気は、制御回路部16に向けて吹き付け、特に、制御回路部16にあるスイッチング素子やダイオードブリッジを冷却する構成をとっている。その後、制御回路部16上方の右加熱コイル13bから左加熱コイル13aおよびロースター15の外郭へ冷却風が流れ、最後に排気開口部17bより本体外郭12外へ出て行く冷却風経路を形成している。したがって、本参考の形態では、風上側の加熱コイル13は右加熱コイル13bであり、風下側加熱コイル13は左加熱コイル13aに相当する。
次に、補助ファン29の冷却風の流れについて説明する。まず、トッププレート11の後方に設けられた吸気開口部17aから外気が入り、主ファン18から吐出した空気は、制御回路部16を通り、右加熱コイル13b前方の操作回路部20近傍に流れ出る。この流れ出た空気を補助ファン29により、操作ダクト28の右開口部26より吸い込み、吸い込まれた空気は右加熱コイル13b前方にある操作回路部20と表示部19を通過して冷却し、つづいて、左加熱コイル13a前方の操作回路部20と表示部19を通過して冷却し、操作ダクト28の左開口部27より出て、主ファン18の冷却風経路と合流し、排気開口部17bより本体外郭12外へ排出される。
特に、本参考の形態では、左側にロースター15が設けられているので、操作ダクト左側はロースター使用時温度が高くなる。したがって、本参考の形態のように、操作ダクト28右側の右開口部26の方が、ロースター15の熱影響を受けにくく、冷却風の吸い込みとして適している。
近年、操作が腰をかがめず、また調理状態をみながら操作できるよう、被加熱物に近い本体外郭12上面で操作をしたいという市場の要望が強まっており、そのためには本参考の形態のように、左、右加熱コイル13a、13bの前方に操作する操作回路部20や動作を表示する表示部19を配する必要がある。また、近年、誘導加熱調理器においても高火力化が望まれている。そのため、今までの2口の加熱コイル13の出力定格は共に2KWであったが、加熱コイル13の出力定格を2.5KWや3KWとすることが多くなってきている。これにより、加熱コイル13の近傍で、特に、加熱コイル13や被加熱物からの熱影響を受けやすく、主ファン18の冷却風の風下側にあたる操作回路部20や表示部19を配した箇所は、最も部品冷却が困難な箇所となっている。さらに、操作回路部20や表示部19に使われる部品、例えば、表示部19であれば液晶表示用LCD、操作回路部20であればマイコンといった部品は、使用温度限度が両者とも85℃以下となっており、被加熱物からの熱伝導や加熱コイル13からの熱影響に対して、この部品を約50℃になる制御回路部16を通過した冷却風で使用温度限度内に収めることは大変難しい。温度上昇を抑えるためには、次式より、温度上昇を抑えたい箇所を通る風量を多くすること
で解決できることがわかる。
△T∝W/Q
(△T:温度上昇[K]、W:熱量[W]、Q:風量[m3/min])
補助ファン29を用いる前は、LCDは100℃、マイコンは85℃であったが、本参考の形態のように操作回路部20と表示部19を操作ダクト28内に収め、操作ダクト28内に設けた補助ファン29を動作させることにより、補助ファン29を用いないときの約2倍の冷却風量を通過させることができるとともに、効率よく操作回路部20と表示部19に冷却風をあてることができ、部品温度もLCD75℃、マイコン65℃とすることができた。
以上のように、本参考の形態においては、操作回路部20と表示部19を操作ダクト28に装備し、操作ダクト28内に設けた補助ファン29を動作させることにより、表示部19や操作回路部20の温度上昇を抑え、冷却性能を向上できる。また使用温度限度内での部品使用を実現でき、信頼性を向上することができる。
参考の形態2)
図3、図4は、本発明の参考の形態2における誘導加熱調理器を示すものである。参考の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
参考の形態において、参考の形態1との相違点は、本体外郭12の略中央より主ファン18側の前方、すなわち本体外郭12の前面の右側に本体外郭前穴30を設け、操作ケース上25と操作ケース下24により、本体外郭前穴30につながる本体外郭前穴連結ダクト部31を形成し、補助ファン29を本体外郭前穴連結ダクト部31よりも主ファン18の風下側、すなわち左加熱コイル13a側に配置したことである。つまり、操作ダクト28の一部を外気と連通させたことである。
ここで、補助ファン29の冷却風の流れについて説明する。
まず、参考の形態1と同様に、トッププレート11の後方に設けられた吸気開口部17aから外気が入り、主ファン18から吐出した空気は、制御回路部16を通り、右加熱コイル13b前方の操作回路部20近傍に流れ出る。この流れ出た空気を操作ダクト28の本体外郭12に向かって右側の右開口部26より吸い込むとともに、本体外郭前穴連結ダクト部31を通って本体外郭前穴30からも外気が操作ダクト28内に吸い込まれる。吸い込まれた空気は右加熱コイル13b前方にある操作回路部20と表示部19を通過して冷却し、つづいて、左加熱コイル13a前方の操作回路部20と表示部19を通過して冷却し、操作ダクト28の左開口部27より出て、主ファン18の冷却風経路と合流し、排気開口部17bより本体外郭12外へ排出される。
特に、本参考の形態では、本体外郭12の左側にはロースター15が設けられているので、本体外郭12の左側前部はロースター使用時温度が高くなる。本参考の形態のように、本体外郭12の右側の本体外郭前穴30であれば、ロースター15を使用しても本体外郭前穴30の温度は約40℃と低く、温度の低い外気を取り込んで冷却風として使用するには本体外郭12の右前箇所が大変適している。
以上のように、本参考の形態においては、操作ダクト28の一部を外気と連通させたことで、外気も取り込むことができ、取り込んだ温度の低い外気を含んだ冷却風を、操作ダクト28を通して、表示部19と操作回路部20に効率よく送ることができ、表示部19と操作回路部20の冷却性能を向上することができる。
参考の形態3)
図5は、本発明の参考の形態3における誘導加熱調理器を示すものである。参考の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
参考の形態において、参考の形態1との相違点は、補助ファン29の排気側で、主ファン18の風下側、すなわち補助ファン29の左側の操作ケース上25に操作ケース上穴32を設け、操作ケース上穴32の補助ファン29風下側に補助ファン29の風路を操作
ケース上穴32に向ける防風壁を有する案内部33を設けたことである。つまり、操作ダクト28には、トッププレート11下面へ送風の一部を案内する案内部33を設けたことである。
ここで、補助ファン29の冷却風の流れについて説明する。
まず、トッププレート11の後方に設けられた吸気開口部17aから外気が入り、主ファン18から吐出した空気は、制御回路部16を通り、右加熱コイル13b前方の操作回路部20近傍に流れ出る。この流れ出た空気を操作ダクト28の本体外郭12に向かって右側の右開口部26より吸い込み、吸い込まれた空気は右加熱コイル13a前方にある操作回路部20と表示部19を通過して冷却し、つづいて、左加熱コイル13b前方の操作回路部20と表示部19を通過して冷却し、操作ダクト28の左開口部27より出るとともに、案内部33により操作ケース上穴32からも排出され、風下側の操作ダクト28上部のトッププレート11裏面を流れ、主ファン18の冷却風経路と合流し、排気開口部17bより本体外郭12外へ排出される。
以上のように、本参考の形態においては、補助ファン29の排気側から風下側の操作ダクト28の上部に流れる風路を形成したことで、トッププレート11上面で加熱された被加熱物の伝導熱を冷却し、表示部19および操作回路部20への熱影響を低減し、表示部19と操作回路部20の冷却性能を向上することができる。また、本参考の形態では、トッププレート11に印刷された操作キー22をタッチし、表面接触による静電容量変化を操作回路部20で検出してその信号をマイコンで処理し動作させるものであり、この場合、使用者が操作するトッププレート11表面の操作キー22の温度は60℃以下に収めるように法規で決められている。したがって、特に、温度が高くなる風下側の操作ダクト28の上部に冷却風を流すことで、操作キー22を効率よく冷却し、冷却性能を向上することができる。
参考の形態4)
図6は、本発明の参考の形態4における誘導加熱調理器を示すものである。参考の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
参考の形態において、参考の形態1との相違点は、操作ダクト28を構成する操作ケース上25の表示部19上方に表示穴34を設けるとともに、表示穴34の周囲とトッププレート11下面との間に隙間を封止する封止体35を配したことである。
この封止体35により、本体外郭12内の加熱コイル13や制御回路部16などからの熱い風が表示部19上面に吹き付けることを防ぐことができる。
以上のように、本参考の形態においては、封止体35により、本体外郭12内の加熱コイル13や制御回路部16などからの熱い風が表示部19上面に吹き付けることを防ぐことができ、操作ダクト28内に流れる冷却風による表示部19の冷却性能を向上することができるとともに、風に乗ってきた塵が表示部19の上面に付着することを防ぐことができる。
参考の形態5)
図7は、本発明の参考の形態5における誘導加熱調理器を示すものである。参考の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
参考の形態において、参考の形態1との相違点は、本体外郭12の主ファン18側、すなわち本体外郭12の右側面で、操作ダクト28の右開口部26に対向する位置に、本体外郭側面穴36を設け、右開口部26に補助ファン29を配したことである。つまり、操作ダクト28は、その一部を本体外郭12の側面を通して外気と連通させたことである。
ここで、補助ファン29の冷却風の流れについて説明する。
まず、参考の形態1と同様にトッププレート11の後方に設けられた吸気開口部17aから外気が入り、主ファン18から吐出した空気は、制御回路部16を通り、右加熱コイル13b前方の操作回路部16近傍に流れ出る。この流れ出た空気を操作ダクト28の右側の右開口部26より補助ファン29により吸気するとともに、本体外郭側面穴36からも外気が補助ファン29により吸気され、操作ダクト28内に吸い込まれる。吸い込まれた空気は右加熱コイル13b前方にある操作回路部20と表示部19を通過し、つづいて、左加熱コイル13a前方の操作回路部20と表示部19を通過して冷却し、操作ダクト28の左開口部27より出て、主ファン18の冷却風経路と合流し、排気開口部17bより本体外郭12外へ排出される。
特に、本参考の形態では、本体外郭12の左側にはロースター15が設けられているので、本体外郭12の左側前部はロースター使用時温度が高くなる。本参考の形態のように、本体外郭12右側の本体外郭側面穴36であれば、ロースター15を使用しても本体外郭側面穴36の温度は約40℃と低く、温度の低い外気を取り込んで冷却風として使用するには本体外郭12の右側箇所が大変適している。
以上のように、本参考の形態においては、操作ダクト28は、その一部を本体外郭12の側面を通して外気と連通させたことにより、ロースターなどに影響されない温度の低い外気を取り込むことができ、これを操作ダクト28内で表示部19と操作回路部20に送り、表示部19と操作回路部20の冷却性能を向上することができる。
参考の形態6)
図8は、本発明の参考の形態6における誘導加熱調理器を示すものである。参考の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
参考の形態において、参考の形態1との相違点は、操作ダクト28の主ファン18風下側の左開口部27に補助ファン29の吸気側を取り付け、補助ファン29の排気口を加熱コイル13、すなわち左加熱コイル13aの方に向け、左加熱コイル13aへ向けて送風するようにしたことである。
ここで、補助ファン29の冷却風の流れについて説明する。
まず、トッププレート11の後方に設けられた吸気開口部17aから外気が入り、主ファン18から吐出した空気は、制御回路部16を通り、右加熱コイル13b前方の操作回路部20近傍に流れ出る。この流れ出た空気を操作ダクト28の右開口部26より吸い込み、吸い込まれた空気は右加熱コイル13b前方にある操作回路部20と表示部19を通過し、つづいて、左加熱コイル13a前方の操作回路部20と表示部19を通過して冷却し、操作ダクト28の左開口部27に設けた補助ファン29に吸気され、補助ファン29から吹き出された冷却風は、補助ファン29の排気側後方の左加熱コイル13aに吹き付けられ、主ファン18の冷却風経路と合流し、排気開口部17bより本体外郭12外へ排出される。特に、左加熱コイル13aは主ファン18の風下であり、冷却風を効率よく当てることが難しかった。しかし、本参考の形態では、補助ファン29により冷却風を吹き付けることができる。
以上のように、本参考の形態においては、補助ファン29を操作ダクト28の風下側に設け、補助ファン29から加熱コイル13へ向けて送風するようにしたことにより、冷却風を表示部19と操作回路部20に効率よく送ることができることはもちろんのこと、加熱コイル13へも冷却風を吹き付けることができ、表示部19と操作回路部20および加
熱コイル13の冷却性能を向上することができる。特に、加熱コイル13を複数備えているものにおいて有効である。
参考の形態7)
図9は、本発明の参考の形態7における誘導加熱調理器を示すものである。参考の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
参考の形態において、参考の形態1との相違点は、操作ダクト28の主ファン18風下側の左開口部27に補助ファン29の吸気側を取り付け、補助ファン29の排気口を主ファン18風下側の本体外郭12側面上方のトッププレート11に向けた構成としたことである。なお、本参考の形態では、補助ファン29としてシロッコファンを用いている。これは、ファンの吸気と排気の方向が略直行するというファンの吸排気の特徴を利用することで、作用、効果を発揮するためである。
ここで、補助ファン29の冷却風の流れについて説明する。
まず、トッププレート11の後方に設けられた吸気開口部17aから外気が入り、主ファン18から吐出した空気は、制御回路部16を通り、右加熱コイル13b前方の操作回路部20近傍に流れ出る。この流れ出た空気を操作ダクト28の右開口部26より吸い込み、吸い込まれた空気は右加熱コイル13b前方にある操作回路部20と表示部19を通過して冷却し、つづいて、左加熱コイル13a前方の操作回路部20と表示部19を通過して冷却し、操作ダクト28の左開口部27に設けた補助ファン29に吸気され、補助ファン29から吹き出された冷却風は、主ファン18風下側の本体外郭12側面上方のトッププレート11下面に吹き付けられ、主ファン18の冷却風経路と合流し、排気開口部17bより本体外郭12外へ排出される。特に、主ファン18風下側の本体外郭12側面上方のトッププレート11は主ファン18の風下であり、冷却風を効率よく当てることが難しかった。しかし、本参考の形態では、本体外郭12側面上方のトッププレート11に補助ファン29により冷却風を吹き付けることができる。
以上のように、本参考の形態においては、補助ファン29を操作ダクト28の風下側に設け、補助ファン29からトッププレート11下面へ向けて送風するようにしたことにより、冷却風を表示部19と操作回路部20に効率よく送ることができることはもちろんの
こと、トッププレート11へも冷却風を吹き付けることができ、表示部19と操作回路部20の冷却性能を向上することができるとともに、使用者が触れる可能性があるトッププレート11の温度を低減し、より安全に使用することができる。
(実施の形態
図10は、本発明の実施の形態における誘導加熱調理器を示すものである。参考の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態において、参考の形態1との相違点は、操作ダクト28の主ファン18風下側の左開口部27に補助ファン29の吸気側を取り付け、補助ファン29の排気口を主ファン18風下側の本体外郭12側面と風下側のロースター15側面との間に向けた構成としたことである。なお、本実施の形態では、参考の形態7と同様、補助ファン29としてシロッコファンを用いている。これは、ファンの吸気と排気の方向が略直行するというファンの吸排気の特徴を利用することで、作用、効果を発揮するためである。
ここで、補助ファン29の冷却風の流れについて説明する。
まず、トッププレート11の後方に設けられた吸気開口部17aから外気が入り、主ファン18から吐出した空気は、制御回路部16を通り、右加熱コイル13b前方の操作回路部20近傍に流れ出る。この流れ出た空気を操作ダクト28の右開口部26より吸い込み、吸い込まれた空気は右加熱コイル13b前方にある操作回路部20と表示部19を通過して冷却し、つづいて、左加熱コイル13a前方の操作回路部20と表示部19を通過して冷却し、操作ダクト28の左側の左開口部27に設けた補助ファン29に吸気され、補助ファンから吹き出された冷却風は、主ファン18の風下側の本体外郭12側面と風下側のロースター15側面の間に吹き付けられ、主ファン18の冷却風経路と合流し、排気開口部17bより本体外郭12外へ排出される。特に、主ファン18風下側の本体外郭12側面と風下側のロースター15側面の間は主ファン18の風下であり、冷却風を効率よく当てることが難しかった。しかし、本実施の形態では、本体外郭12側面と風下側のロースター15側面の間に補助ファン29により冷却風を吹き付けることができる。
以上のように、本実施の形態においては、本体外郭12内にロースター15を備えるとともに、補助ファン29を操作ダクト28の風下側に設け、補助ファン29から本体外郭12とロースター15間へ向けて送風するようにしたことにより、冷却風を表示部19と操作回路部20に効率よく送ることができることはもちろんのこと、本体外郭12とロースター15間へも冷却風を吹き付けることができ、表示部19と操作回路部20の冷却性能を向上することができるとともに、ロースター15からの本体外郭12への熱影響を低減し本体外郭12の温度を下げることができ、より安全に使用することができる。
なお、上記した各参考の形態1〜7及び実施の形態1においては、加熱コイル13として、左右加熱コイル13a、13bについて説明したが、単数または3以上の加熱コイルからなるものであってもよく、参考の形態及び実施の形態に限られるものではない。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、制御回路部や加熱コイルなどに加え、トッププレートの上面前方(手前)で操作するための表示部および操作回路部をも効率よく冷却することができるので、ビルトイン型および卓上、据え置き型の誘導加熱調理器の用途に適用できる。
本発明の参考の形態1における誘導加熱調理器を示す分解斜視図 同誘導加熱調理器の要部構成を示す断面図 本発明の参考の形態2における誘導加熱調理器の斜視図 同誘導加熱調理器の要部構成を示す断面図 本発明の参考の形態3における誘導加熱調理器の要部構成を示す断面図 本発明の参考の形態4における誘導加熱調理器の要部構成を示す断面図 本発明の参考の形態5における誘導加熱調理器の斜視図 本発明の参考の形態6における誘導加熱調理器を示す分解斜視図 (a)本発明の参考の形態7における誘導加熱調理器の要部構成を示す断面図(b)同側面図 (a)本発明の実施の形態における誘導加熱調理器の要部構成を示す断面図(b)同側面図 従来の誘導加熱調理器の内部の構成を示す分解斜視図
符号の説明
11 トッププレート
12 本体外郭
13 加熱コイル
13a 左加熱コイル
13b 右加熱コイル
14 ラジェントヒータ
15 ロースター
16 制御回路部
18 主ファン
19 表示部
20 操作回路部
21 接点部
22 操作キー
26 右開口部
27 左開口部
28 操作ダクト
29 補助ファン
30 本体外郭前穴
31 本体外郭前穴連結ダクト部
32 操作ケース上穴
33 案内部
34 表示穴
35 封止体
36 本体外郭側面穴

Claims (1)

  1. 外郭を構成する本体外郭と、前記本体外郭の上部に設けた被加熱物を載置するトッププレートと、前記トッププレートの下部に設けられ前記被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルへ電流を供給する制御回路部と、前記加熱コイルおよび前記制御回路部を冷却すべく送風する主ファンと、前記加熱コイル前方でかつ前記トッププレート下方に配置した、動作状態の表示部および前記加熱コイルを動作させる操作回路部と、前記本体外郭内に設けられたロースターと、前記表示部、前記操作回路部、および補助ファンを有し前記主ファンからの風路となる操作ダクトと、を備え前記操作ダクトへ供給される前記補助ファンによる送風と前記主ファンからの送風により前記表示部および前記操作回路部を冷却するようにした誘導加熱調理器であって、前記補助ファンは、前記操作ダクトの風下側に設けられて前記本体外郭と前記ロースター間へ向けて送風する誘導加熱調理器
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