JP5583063B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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また、他の加熱調理器として、「送風装置19が作動し、外気が右通風口21からフレーム3内に吸い込まれる。フレーム3内に吸い込まれた外気は、冷却風として、まず、下側空間13の右領域16(図2参照)に流入して制御回路基板18を冷却し、その後、上側空間6に流入して、左加熱コイル7、右加熱コイル8および中央後加熱コイル9を冷却する。そして、これらの加熱コイルを冷却した冷却風(冷却に寄与した後の空気)は、左通風口20から機外へ排出される。」という技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1に記載のものは、自然対流により冷却風を排気しているが、この排気効率をコントロールすることについては考慮されていない。排気効率が悪いと、本体内における冷却風の流れが滞ることとなり、加熱コイル等の冷却効率の低下につながってしまう。
特許文献2に記載のものは、送風装置によって冷却風を強制排気している。このように送風装置を設けることで、排気効率をコントロールすることは可能となるが、特許文献1に記載のものと比べて部品点数が増えるため、本体の大型化や製造コストの増加という課題が生じてしまう。
図1は、実施の形態に係る加熱調理器の一部を分解して示す斜視図である。図2は、実施の形態に係る加熱調理器のトッププレートを取り外した状態の平面図である。なお、以降の説明において加熱調理器の方向について述べる場合には、図2における紙面下側を「前側」、紙面上側を「後側」(奥側)と称し、加熱調理器におけるトッププレート側を「上側」と称する。
加熱調理器100は、流し台等の厨房家具に形成された設置口に設置される、いわゆるビルトイン型の加熱調理器である。加熱調理器100は、上面を開口したほぼ直方体の本体ケース1と、本体ケース1の上面開口を覆うトッププレート2とを備える。本体ケース1の後側には、本体吸気口11と、本体排気口12とが設けられている。本体ケース1の内部は支持板13により上下に仕切られており、支持板13の下方には箱形のグリル加熱室14が設けられ、支持板13の上方には左加熱コイルユニット3、右加熱コイルユニット4、及び電気ヒータ5が設けられている。また、トッププレート2の手前側には、操作表示部15が設けられている。本体ケース1の内部には、加熱調理器100の加熱制御を含む全体的な制御を行う回路等が実装された回路基板16と、操作表示基板17が設けられている。
右加熱コイルユニット4は、複数の細い銅線を撚り合わせた集合線を、外径形状が円形になるように渦巻状に巻回して構成された加熱コイル42を備えている。加熱コイル42は、コイルベース41に載置された状態で、本体ケース1の支持板13の上方に設置されている。
なお、図示しないが、右加熱コイルユニット4のコイルベース41にも、図3に示すものと同様の赤外線センサユニット18が設けられている。
なお、トッププレート2に設けられた操作表示部15に代えて、あるいは操作表示部15に加えて、本体ケース1の前面側にボタンやダイアル等の操作手段やランプ等の表示手段を設けてもよい。
次に、加熱調理器100の吸気構造及び排気構造について説明する。
図4は、実施の形態に係る加熱調理器のトッププレート及び加熱手段を取り外した状態の平面図である。図5は、実施の形態に係る風路ユニットの斜視図である。図6は、実施の形態に係る右冷却ダクトを説明する図であり、下から見た斜視図である。図7は、実施の形態に係る左冷却ダクトを説明する図であり、図7(a)は底面図、図7(b)は下から見た斜視図である。また、図8は、図2のX−X矢視断面模式図である。また、図9は、実施の形態に係る冷却ダクトを下から見た斜視図である。
ファンユニット6は、本体ケース1の内部であって、本体吸気口11の下方に設置される。ファンユニット6のファン62が動作することにより、本体吸気口11から本体ケース1の外部の空気が吸い込まれる。
右冷却ダクト9は、上壁91を備える。本実施の形態では、上壁91の外形のうち、基板ケース7の上に組み付けられる部位である左側部分は矩形に形成されており、右加熱コイルユニット4の下に配置される右側部分は、右加熱コイルユニット4の外形に合わせてほぼ半円形に形成されている。図9に示すように、右冷却ダクト9の上壁91の半円形部分に連結風路10が接続されて、右冷却ダクト9と連結風路10とで連通した通風空間となる。また、右冷却ダクト9の上壁91には、上壁91を貫通するように形成された複数の噴流口93が設けられている。噴流口93は、冷却風を右加熱コイルユニット4に向けて噴き出すために形成された開口である。
左冷却ダクト8は、上壁81と、上壁81から下方向に向かって形成された外周壁82とを備える。上壁81の外形は、左加熱コイルユニット3の外形に合わせてほぼ円形に形成されている。この上壁81には、上壁81を貫通するように形成された複数の噴流口83が設けられている。外周壁82は、図7に示すように、上壁81の外周のうち、連結風路10との境界部分(図7における紙面左側)を除く領域に円弧状に設けられている。上壁81の下面には、下方向に向かって延びる円弧状の壁部である内周リブ84が形成されている。内周リブ84の径方向内側と外側とで冷却風の分流通路が形成される。
左冷却ダクト8の噴流口83及び右冷却ダクト9の噴流口93の口径は特に限定されないが、例えば、直径が6mm〜12mm程度であり、所望の冷却風の風量に合わせて設定することができる。また、図4、図7等に例示する噴流口83のように、2種類以上の口径を有する噴流口を設けてもよい。
次に、加熱調理器100の動作を説明する。
トッププレート2上に鍋等の被加熱物が載置され、使用者により操作表示部15が操作されて加熱指示がなされると、回路基板16に実装された制御回路は、操作表示部15からの情報に基づいて指定された加熱手段(左加熱コイルユニット3、右加熱コイルユニット4、電気ヒータ5)への通電を開始する。これにより、トッププレート2上の鍋等の被加熱物が加熱される。回路基板16に実装された制御回路は、操作表示部15による火力設定や、赤外線センサユニット18が検知した被加熱物の検知情報に基づいて、加熱制御を行う。
次に、加熱調理器100の冷却風の流れを説明する。図10は、実施の形態に係る加熱調理器100の冷却風の流れを説明する図である。なお、図10では、冷却風の大まかな流れ方を矢印で模式的に示している。また、図10では説明の都合上、トッププレート2、左加熱コイルユニット3、右加熱コイルユニット4、及び電気ヒータ5を記載していないが、使用状態においては、これらの部材は設置されているものとする。
このように、噴流口83の調整により、ファン62から供給される冷却風をより効率よく左加熱コイルユニット3に供給できることとなる。したがって、ファン62の能力を上げなくとも左加熱コイルユニット3に対する冷却能力を上げることができ、低コスト化、エネルギー消費量の低減に資する。
そして、下段部86は、本体排気口12(トッププレート排気口22)へ向かって広がる扇形形状を有しているので、下段部86の上方に進んだ冷却風は、この扇形形状に誘導されて本体排気口12の方向へと進む(図10の矢印X12参照)。すなわち、左冷却ダクト8から本体排気口12へと向かうスムースな冷却風の流れを生じさせることができる。したがって、冷却風の排気効率を向上させることができる。
例えば、図13(a)は、上述の中央下段部87を設けない構成とし、実施の形態における中央下段部87に相当する部分を上段部88と同一平面に構成した例を示している。図13(a)に示す例では、下段部86aは略扇形環に形成されている。このようにしても、上段部88から噴き出た冷却風を下段部86aに導き、さらに本体排気口12の方向へと進む、冷却風のスムースな流れを実現できる。この場合、実施の形態における中央下段部87に相当する上壁81に噴流口83を設けることもできる。
また、例えば図13(b)は、中央下段部87を設けない構成とし、下段部86bを略扇形に形成した例を示している。このようにしても、上段部88から噴き出た冷却風を下段部86bに導き、さらに本体排気口12の方向へと進む、冷却風のスムースな流れを実現できる。
Claims (6)
- 本体と、
前記本体の上面を覆うトッププレートと、
前記本体内に配置された第一加熱手段と、
前記本体内に冷却風を供給する送風手段と、
前記第一加熱手段の下方に配置され、前記送風手段により供給された冷却風を前記第一加熱手段に向けて噴き出す複数の噴流口が形成された上壁を有する第一冷却ダクトと、
前記第一加熱手段へと噴き出された冷却風が外部へと排気される排気口とを備え、
前記第一冷却ダクトの上壁の中央部よりも前記排気口側の領域に、段差を介して前記中央部よりも上面が低く形成された第一低部領域が設けられ、
前記第一冷却ダクトの上壁上面において、前記噴流口が設けられていない領域に、段差を介して上面が低く形成された第二低部領域が設けられた
ことを特徴とする加熱調理器。 - 前記第一冷却ダクトの前記第一低部領域の平面形状は、前記排気口に向かって広がる略扇形又は略扇形環である
ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。 - 前記第一加熱手段は、加熱出力を独立して設定可能な複数の加熱コイルを有し、
前記複数の加熱コイルのうちの少なくともいずれか一つが、前記第一低部領域に対応する位置に配置された
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の加熱調理器。 - 前記第一加熱手段のうち相対的に発熱量の少ない部分が、前記第二低部領域に対応する位置に配置された
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の加熱調理器。 - 前記本体内に配置された第二加熱手段と、
前記第二加熱手段の下方に配置され、前記送風手段により供給された冷却風を前記第二加熱手段に向けて噴き出す複数の噴流口が形成された上壁を有する第二冷却ダクトと、
前記第一冷却ダクトと前記第二冷却ダクトとを連通させる連結部とを備え、
前記送風手段により供給された冷却風が、前記第二冷却ダクト及び前記連結部を経由して前記第一冷却ダクトへと導かれるよう配置された
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の加熱調理器。 - 前記第一加熱手段は、前記第二加熱手段に対して相対的に大径に構成された
ことを特徴とする請求項5記載の加熱調理器。
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