JP5641964B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP5641964B2
JP5641964B2 JP2011025871A JP2011025871A JP5641964B2 JP 5641964 B2 JP5641964 B2 JP 5641964B2 JP 2011025871 A JP2011025871 A JP 2011025871A JP 2011025871 A JP2011025871 A JP 2011025871A JP 5641964 B2 JP5641964 B2 JP 5641964B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
speaker
cooling duct
support plate
heating coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011025871A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012164596A (ja
Inventor
増田 一郎
一郎 増田
川村 武志
武志 川村
聰 榎園
聰 榎園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Priority to JP2011025871A priority Critical patent/JP5641964B2/ja
Publication of JP2012164596A publication Critical patent/JP2012164596A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5641964B2 publication Critical patent/JP5641964B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)

Description

本発明は、トッププレートの上面に配置された被加熱物を本体内に設けられた加熱源により加熱する加熱調理器であって、音声機能を搭載した加熱調理器に関する。
従来、使用者に対して操作手順や注意喚起のための音声を出力する音声機能を搭載した加熱調理器が提案されている。この種の加熱調理器として、加熱調理器の前面に、操作部等と並べてスピーカーを配置したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−91251号公報(図1)
近年の加熱調理器は機能が多様化・複雑化していることや、使用者の操作性を考慮すると、操作部や表示部を、加熱調理器の前面側(手前側)のなるべく広い領域に設けることが望まれる。
しかし、スピーカーは熱に弱いため、冷却するための冷却構造が必要であり、スピーカーと冷却構造とを配置するためのスペースを確保するのが困難であった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本体内のスペースを有効活用でき、また、スピーカー(発音装置)を効率的に冷却することのできる加熱調理器を提供するものである。
本発明に係る加熱調理器は、本体と、前記本体の上面を覆うトッププレートと、前記本体内を上下に仕切る支持板と、前記本体内の前記支持板の上方に配置された加熱源と、冷却風を送る送風手段と、前記加熱源の下方でかつ前記支持板の上方に配置され、前記送風手段からの冷却風を前記加熱源に向けて吹き出す冷却ダクトと、前記支持板の下側に形成され、前記支持板に形成された開口部を介して前記冷却ダクト内と連通する排気通路と、前記冷却ダクト内に配置された発音装置とを備え、前記発音装置は、発音側が前記排気通路に向くようにして、前記支持板に形成された開口部と対向する位置に配置されているものである。
本発明によれば、冷却ダクトに流入する加熱源を冷却するための冷却風により、発音装置を冷却することができる。このため、発音装置を冷却するための専用の冷却手段を設ける必要がない。したがって、発音装置の設置スペースを小型化でき、また、部品点数の増加や製造コストの増加を抑制することができる。
実施の形態に係る加熱調理器の一部を分解して示す斜視図である。 実施の形態に係る加熱調理器のトッププレートを取り外した状態の平面図である。 実施の形態に係る加熱調理器のトッププレート及び加熱源を取り外した状態の斜視図である。 実施の形態に係る冷却ダクト及びスピーカーを分解して示す斜視図である。 実施の形態に係る加熱調理器の要部断面模式図である。
実施の形態.
図1は、実施の形態に係る加熱調理器の一部を分解して示す斜視図である。図2は、実施の形態に係る加熱調理器のトッププレートを取り外した状態の平面図である。図3は、実施の形態に係る加熱調理器のトッププレート及び加熱源を取り外した状態の斜視図である。図4は、実施の形態に係る冷却ダクト及びスピーカーを分解して示す斜視図である。図5は、実施の形態に係る加熱調理器の要部断面模式図である。
加熱調理器100は、流し台等の厨房家具に形成された設置口に設置される、いわゆるビルトイン型の加熱調理器である。加熱調理器100は、上面を開口したほぼ直方体の本体ケース1と、本体ケース1の上面開口を覆うトッププレート2とを備える。本体ケース1の内部は支持板13により上下に仕切られており、支持板13の下方には箱形のグリル加熱室3が設けられ、支持板13の上方には左加熱コイル4、右加熱コイル5、及び電気ヒータ6が設けられている。また、トッププレート2の手前側には、操作表示部7が設けられている。本体ケース1の内部には、加熱調理器100の加熱制御を含む全体的な制御を行う制御基板9と、操作音声基板71が設けられている。また、加熱調理器100は、音声を発生する発音装置として、スピーカー80を備えている(図3〜図5参照)。
トッププレート2は、全体が耐熱強化ガラスや結晶化ガラス等の材料で構成され、本体ケース1の開口部の形状に合わせて長方形又は正方形に形成されている。トッププレート2は、非磁性ステンレス板やアルミ板などの金属製板により額縁状に形成された上枠2aにより外周を囲まれている。トッププレート2の外周部と上枠2aの開口部との間には、ゴム製パッキンやシール材(図示せず)を介在させており、両者が水密状態に固定されている。このように、上枠2aとトッププレート2との対面部分に形成される隙間はゴム製パッキンやシール材(図示せず)により塞がれているため、トッププレート2の上面から本体ケース1の内部に水滴などが浸入しないようになっている。
上枠2aには、上枠2aの形成時にプレス機械で同時に打ち抜き形成されたトッププレート吸気口21と、トッププレート排気口22とを備える。なお、図示しないが、このトッププレート吸気口21とトッププレート排気口22の上には、多数の小さな連通孔が形成されたカバーが着脱自在に載置され、トッププレート吸気口21とトッププレート排気口22への異物の侵入が抑制される。
グリル加熱室3は、ステンレスや鋼板等の金属板により、左右、上下、及び背面側の壁面が形成されている。グリル加熱室3は、支持板13との間に、空間である排気通路14を介して設置されている(図5参照)。グリル加熱室3内の天井付近や底面付近には、図示しない電気ヒータなどの加熱手段が設けられており、この加熱手段によりグリル加熱室3内が加熱される。グリル加熱室3の前面側は、図示しないドアにより開閉可能に覆われる。
左加熱コイル4と右加熱コイル5は、トッププレート2に載置される鍋などの被加熱物を電磁誘導により加熱する電磁誘導加熱源である。左加熱コイル4はコイルベース4aの表面に載置された状態で、また、右加熱コイル5はコイルベース5aの表面に載置された状態で、本体ケース1の支持板13に設置されている。
右加熱コイル5は、複数の細い銅線を撚り合わせた集合線を、外径形状が円形になるように渦巻状に巻回して構成されている。
左加熱コイル4は、独立して通電される複数のコイル4bを備えており、複数のコイル4bにより左加熱コイル4を構成している。
左加熱コイル4は、右加熱コイル5よりも外径が大きく構成されており、本実施の形態では、本体ケース1内の左側ほぼ半分の領域を占めている。また、左加熱コイル4と右加熱コイル5は本体ケース1の左右中心線に対して非対称の位置に配置されており、左加熱コイル4の後端部は右加熱コイル5の後端部よりも本体ケース1の奥側に位置するような位置関係で配置されている。
また、コイルベース4a、コイルベース5a内には、各コイルからの磁束漏洩防止部材として、板状や棒状のフェライト部材17(防磁フェライト)が設けられている(図5参照)。フェライト部材17は、左加熱コイル4、右加熱コイル5の下方(コイルベース4a、5aの裏面)に部分的に配置されている。
電気ヒータ6は、トッププレート2に載置される鍋などの被加熱物を輻射により加熱する加熱源である。電気ヒータ6には、例えばニクロム線やハロゲンヒータ、ラジエントヒータ等が使用されている。電気ヒータ6は、左右に並べられた左加熱コイル4と右加熱コイル5の奥側の隙間に配置されている。左加熱コイル4は右加熱コイル5よりも大きいため、本実施の形態では、電気ヒータ6は本体ケース1の右寄りの奥側に配置されている。
操作表示部7は、使用者からの操作を受けてその操作に応じた信号を出力する操作手段と、加熱条件や動作状態などを表示する表示手段とを備えている。操作手段としては、使用者からの押圧操作を受け付ける操作ボタンや、使用者からのタッチ操作を受け付けるタッチパネル等、任意のものを用いることができる。また、表示手段としては、液晶画面やランプ等の任意のものを用いることができる。
なお、トッププレート2に設けられた操作表示部7に代えて、あるいは操作表示部7に加えて、本体ケース1の前面側にボタンやダイアル等の操作手段やランプ等の表示手段を設けてもよい。
本体ケース1の手前側には、操作音声基板71が配置されている。操作音声基板71には、操作表示部7からの信号を受けてこの信号を制御基板9に送る回路と、制御基板9からの制御信号に基づいて操作表示部7による表示動作を制御する回路が実装されている。
また、操作音声基板71には、制御基板からの制御信号に基づいて、スピーカー80(後述する)による音声鳴動の動作を制御する回路が実装されている。このため、操作音声基板71には、スピーカー80とリード線81で接続するためのコネクタ72が設けられている。
なお、本実施の形態では、操作、表示、及び音声に関する制御回路が1つの基板(操作音声基板71)に実装された例を示すが、これらは別々の基板に実装されていてもよい。
本体ケース1の内部であって右寄りの位置には、制御基板9が設けられている。制御基板9は、左加熱コイル4、右加熱コイル5を駆動するインバータ回路(図示せず)を介して加熱制御を行うとともに、電気ヒータ6とグリル加熱室3の駆動回路を介して加熱制御を行う。また、制御基板9は、操作音声基板71を介して操作表示部7からの信号を受け取り、この信号に基づいて上記のような加熱制御を行うとともに、操作音声基板71を介して操作表示部7における表示制御を行う。また、制御基板9は、操作音声基板71を介し、後述するスピーカー80による音声出力に関する制御も行う。
次に、加熱調理器100の吸気構造及び排気構造について説明する。
図1〜図3に示すように、加熱調理器100の背面側の上面には、本体吸気口11と、本体排気口12とが設けられている。本体吸気口11は、加熱調理器100の背面側上面の右側に設けられており、加熱調理器100の内部に空気を吸い込むための開口部である。本体排気口12は、加熱調理器100の背面側上面の左側に設けられており、加熱調理器100内の加熱された空気を加熱調理器100の外部に排出するための開口部である。なお、本体排気口12は排気通路14(図5参照)と連通しており、排気通路14を通過する空気は本体排気口12から外部へと流出可能になっている。
本体ケース1内部の本体吸気口11の下方には、送風手段としてシロッコファン等のファン15が組み込まれており、このファン15の駆動により本体吸気口11から空気が吸い込まれる。ファン15から送風される冷却風の進行方向の先には、制御基板9やインバータ回路等の部品が内蔵され、冷却風の通過が可能な冷却風流入口と冷却風流出口(ともに図示せず)を有する部品ケース9aが設けられている。
図3に示すように、支持板13の上側の左加熱コイル4、右加熱コイル5に対応する位置には、左冷却ダクト40、右冷却ダクト50が配置されている。左冷却ダクト40、右冷却ダクト50は、全体がプラスチックで成型された冷却ダクトである。右冷却ダクト50は、部品ケース9aからの冷却風の下流側に位置する。
右冷却ダクト50は、支持板13の上面と右加熱コイル5の下面(裏面)との間に設置され、冷却風を右加熱コイル5に向けて噴き出す機能を有する。
右冷却ダクト50の下面は、部品ケース9aの冷却風吹出口(図示せず)に臨むよう配置されており、部品ケース9aから噴き出された冷却風は右冷却ダクト50内に流入する。また、右冷却ダクト50の上壁には、その壁面を貫通するように形成された複数の噴出口52が設けられている。噴出口52は、冷却風を右加熱コイル5に向けて噴き出すために形成された開口である。本実施の形態では、同じ口径を有する複数の噴出口52が設けられているが、異なる口径の噴出口52を設けてもよい。
左冷却ダクト40は、支持板13の上面と左加熱コイル4の下面(裏面)との間に設置され、冷却風を左加熱コイル4に向けて噴き出す機能を有する。
図4に示すように、左冷却ダクト40の下面には、左加熱コイル4の外径にほぼ沿う形状の空間部41が形成されている。空間部41は、左冷却ダクト40の風路の一部を構成している。また、左冷却ダクト40の上壁には、その壁面を貫通するよう形成された複数の噴出口42が設けられている。噴出口42は、冷却風を左加熱コイル4に向けて噴き出すために形成された開口である。本実施の形態では、異なる口径を有する複数の噴出口42が設けられているが、同じ口径の噴出口42を設けてもよい。
また、左冷却ダクト40には、右冷却ダクト50と連結され冷却風の通過が可能な通風路として左右連結部43が設けられている。右冷却ダクト50と左冷却ダクト40の空間部41は、左右連結部43を介して連通している。
また、図3、図4に示すように、左冷却ダクト40にはスピーカー80を収容するための収容部として、スピーカー収容部44が形成されている。スピーカー収容部44は、空間部41と連通しており、スピーカー収容部44と空間部41との間は冷却風の行き来が可能である。スピーカー収容部44は、スピーカー80の外径に沿う形状をしており、本実施の形態では平面視ほぼ円形の外形を有している。本実施の形態では、スピーカー収容部44は、左冷却ダクト40の左加熱コイル4の外周部に対応する位置よりも奥側の外周側に設けられている。したがって、スピーカー80は、スピーカー収容部44に収容されると、上面から見たときに左加熱コイル4よりも外周側に位置する。操作表示部7が設けられる加熱調理器100の手前側に対し、左加熱コイル4の奥側は、部品配置上において比較的余裕のあるスペースである。したがって、左冷却ダクト40の左加熱コイル4の奥側にスピーカー80を配置することで、本体ケース1内のスペースを有効活用できる。また、スピーカー80は、本体吸気口11よりも本体排気口12に近い位置に配置されている。
図4、図5に示すように、スピーカー80は、スピーカー収容部44に収容されて左冷却ダクト40に一体に組み付けられる。スピーカー80は、音を発する側である発音側80aが下に位置する向き、すなわち、下に向かって音を発する向きで、スピーカー収容部44に配置される。また、スピーカー80は、上面から見たときに左加熱コイル4に設けられたフェライト部材17の少なくとも一部が重複する位置に配置されている。また、スピーカー80は、リード線81により、操作音声基板71のコネクタ72と接続されており、操作音声基板71からの制御信号に基づいて音声を発する。
図5に示すように、スピーカー収容部44に収容された状態において、スピーカー80の下方には、支持板13が位置している。そして、支持板13のスピーカー80に対応する位置には、開口部16が設けられている。スピーカー80の発音側80aから発せられた音声は、支持板13の開口部16を介し、支持板13の下方に位置する排気通路14へと放散される。
次に、加熱調理器100の動作を説明する。
トッププレート2上に鍋等の被加熱物が載置され、使用者により操作表示部7が操作されて加熱指示がなされると、制御基板9に実装された制御回路は、操作表示部7からの情報に基づいて指定された加熱源(左加熱コイル4、右加熱コイル5、電気ヒータ6)への通電を開始する。これにより、トッププレート2上の鍋等の被加熱物が加熱される。
加熱源による加熱と平行して、制御基板9に実装された制御回路は、ファン15を駆動する。ファン15が動作することにより、トッププレート吸気口21、本体吸気口11を介して空気が本体ケース1内に吸い込まれる。吸い込まれた空気は、ファン15に送られて冷却風として部品ケース9a内に流入し、部品ケース9a内の制御基板9やインバータ等の発熱部品を冷却する。部品ケース9aを通過した冷却風は、部品ケース9aの冷却風吹出口(図示せず)から出て、右冷却ダクト50内に流入する。
右冷却ダクト50内に流入した冷却風の一部は、噴出口52から上方へ向けて噴き出て、右加熱コイル5と接しつつ右加熱コイル5を冷却する。この噴出口52から噴き出た冷却風は、支持板13の上部を本体ケース1の後方に向かって流れ、本体排気口12から排出される冷却風と合流してトッププレート排気口22から排出される。
また、右冷却ダクト50内に流入した冷却風の一部は、左冷却ダクト40の左右連結部43を通り、左冷却ダクト40の空間部41に流入する。空間部41に流入した冷却風は、噴出口42から上方へ向けて噴き出て、左加熱コイル4と接しつつ左加熱コイル4を冷却する。
また、空間部41に流入した冷却風の一部は、空間部41と連通しているスピーカー収容部44に流入し、スピーカー80を冷却する。左加熱コイル4を冷却するための冷却風により、スピーカー80を併せて冷却することができるので、スピーカー80を冷却するための専用の冷却構造を設ける必要がなく、省スペース化でき、部品点数の増加や製造コストの増加を抑制することができる。なお、スピーカー80は、左冷却ダクト40の左加熱コイル4の外周部に対応する位置よりも外周側に配置されているため、スピーカー80が左加熱コイル4へ噴き出される冷却風の妨げとなることはない。
そして、噴出口42から噴き出た冷却風は、支持板13の上部を本体ケース1の後方に向かって流れ、本体排気口12から排出される冷却風や、噴出口52からの冷却風と合流して、トッププレート排気口22から排出される。
また、上述したような、本体ケース1の支持板13の上部を流れる冷却風に誘引されて、支持板13の下面とグリル加熱室3との間に形成された排気通路14内の空気も、本体ケース1の後方に向かって流れ、本体排気口12から排出される。
制御基板9に実装された制御回路は、操作音声基板71を制御して使用者により設定された加熱条件等の情報を操作表示部7に表示させるとともに、操作音声基板71を制御してスピーカー80から音声ガイドを出力させる。ここで、音声ガイドとは、例えば、操作表示部7への設定内容を読み上げたり、加熱状態を報知したり、使用者に対する注意を音声出力したりする機能である。
スピーカー80から発せられた音声は、発音側80aに対向する開口部16を介して、支持板13の下方に位置する排気通路14に放散される。そして、排気通路14は本体排気口12と連通しているので、排気通路14は、本体排気口12へと至る音の経路となる。したがって、図5の矢印X1に示すように、スピーカー80から発せられた音声は、排気通路14を伝わり、本体排気口12を介して使用者に届く。このように、排気通路14が音の経路として機能するので、使用者に良好で聴き取りやすい音声を伝えることができる。例えば、スピーカーの発音側をトッププレート側に向けた場合には、トッププレートとスピーカーとの距離が短く、音が反射して音ごもりの原因となりうるが、本実施の形態のように発音側80aを下方に向けて排気通路14を音の経路として使用することで、音ごもりも発生しにくい。
また、調理中における使用者の耳の位置は加熱調理器100の手前側上方であり、本体ケース1の上面に開口した本体排気口12から音声を放散することで、使用者に音声が届きやすい。
スピーカー80は左冷却ダクト40内に設けられているため、左加熱コイル4と近接して配置されているが、上面から見たときにスピーカー80と少なくとも一部が重複する位置に配置されたフェライト部材17の防磁効果により、左加熱コイル4から発生する磁界のスピーカー80への影響は抑制される。したがって、スピーカー80からの良好な音質が確保でき、また、左加熱コイル4から発生する磁界の影響による、スピーカー80の故障を抑制することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、スピーカー80を、左冷却ダクト40の風路内に設けた。このため、左冷却ダクト40に流入する左加熱コイル4を冷却するための冷却風により、スピーカー80を併せて冷却することができる。したがって、スピーカー80を冷却するための専用の冷却構造を設ける必要がなく、省スペース化でき、部品点数の増加や製造コストの増加を抑制することができる。
また、左冷却ダクト40の左加熱コイル4の奥側に、スピーカー80を配置した。使用者の操作性を確保するために操作表示部7が設けられる加熱調理器100の手前側に対し、左加熱コイル4の奥側は、部品配置上において比較的余裕のあるスペースである。左冷却ダクト40の左加熱コイル4の奥側にスピーカー80を配置することで、本体ケース1内のスペースを有効活用できる。また、スピーカー80を設置するためのスペースを、操作表示部7近傍等の加熱調理器100の手前側に確保する必要がないので、操作表示部7を大型化して操作性を向上させる等の応用も可能である。
また、スピーカー80は、左冷却ダクト40の左加熱コイル4の外周部に対応する位置よりも外周側に配置されている。このため、スピーカー80は、左加熱コイル4へ噴き出される冷却風の妨げとなることはない。
また、左冷却ダクト40は、スピーカー80の外周部に沿う形状を有しスピーカー80を収容するスピーカー収容部44を備えた。スピーカー80は、スピーカー収容部44に収容されることにより左冷却ダクト40に一体に組み付けられるので、ユニット化でき、組み立て作業性がよい。
なお、上記説明ではビルトイン型の加熱調理器を例に説明したが、据え置き型の加熱調理器に本発明を適用することもできる。また、上記説明では左冷却ダクト40と右冷却ダクト50とが連通された左右一体型の冷却ダクトを例に説明したが、左加熱コイルの冷却ダクトと右加熱コイルの冷却ダクトとは連通していなくともよい。
1 本体ケース、2 トッププレート、2a 上枠、3 グリル加熱室、4 左加熱コイル、4a コイルベース、4b コイル、5 右加熱コイル、5a コイルベース、6 電気ヒータ、7 操作表示部、9 制御基板、9a 部品ケース、11 本体吸気口、12 本体排気口、13 支持板、14 排気通路、15 ファン、16 開口部、17 フェライト部材、21 トッププレート吸気口、22 トッププレート排気口、40 左冷却ダクト、41 空間部、42 噴出口、43 左右連結部、44 スピーカー収容部、50 右冷却ダクト、52 噴出口、71 操作音声基板、72 コネクタ、80 スピーカー、80a 発音側、81 リード線、100 加熱調理器。

Claims (5)

  1. 本体と、
    前記本体の上面を覆うトッププレートと、
    前記本体内を上下に仕切る支持板と、
    前記本体内の前記支持板の上方に配置された加熱源と、
    冷却風を送る送風手段と、
    前記加熱源の下方でかつ前記支持板の上方に配置され、前記送風手段からの冷却風を前記加熱源に向けて吹き出す冷却ダクトと、
    前記支持板の下側に形成され、前記支持板に形成された開口部を介して前記冷却ダクト内と連通する排気通路と、
    前記冷却ダクト内に配置された発音装置とを備え
    前記発音装置は、発音側が前記排気通路に向くようにして、前記支持板に形成された開口部と対向する位置に配置されている
    ことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記発音装置は、前記冷却ダクトの前記加熱源の外周部に対応する位置よりも外周側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記発音装置は、前記本体における奥側に配置された
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記本体は、前記送風手段の冷却風を吸気する吸気口と、前記加熱源を冷却した冷却風を排気する排気口とを備え、
    前記発音装置は、前記吸気口よりも前記排気口に近い位置に配置された
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  5. 前記冷却ダクトは、前記発音装置を収容する発音装置収容部を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の加熱調理器。
JP2011025871A 2011-02-09 2011-02-09 加熱調理器 Active JP5641964B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011025871A JP5641964B2 (ja) 2011-02-09 2011-02-09 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011025871A JP5641964B2 (ja) 2011-02-09 2011-02-09 加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012164596A JP2012164596A (ja) 2012-08-30
JP5641964B2 true JP5641964B2 (ja) 2014-12-17

Family

ID=46843782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011025871A Active JP5641964B2 (ja) 2011-02-09 2011-02-09 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5641964B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4305348B2 (ja) * 2004-09-28 2009-07-29 パナソニック株式会社 調理器
JP2010198840A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Sanyo Electric Co Ltd 誘導加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012164596A (ja) 2012-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5068276B2 (ja) 加熱調理器
JP5183576B2 (ja) 電磁誘導加熱調理器
JP2009283392A (ja) 加熱調理器
JP5641964B2 (ja) 加熱調理器
JP2011096442A (ja) 加熱調理器
JP5641966B2 (ja) 加熱調理器
JP5306073B2 (ja) 電磁誘導加熱調理器
JP2020064735A (ja) 加熱調理器
JP5489329B2 (ja) 加熱調理器
JP2011060494A (ja) 加熱調理器
JP5897183B2 (ja) 加熱調理器
JP2016106366A (ja) 加熱調理器
JP2012164603A (ja) 加熱調理器
JP5542725B2 (ja) 加熱調理器
JP5583063B2 (ja) 加熱調理器
JP5897194B2 (ja) 加熱調理器
JP6128974B2 (ja) 加熱調理器
JP2016119311A (ja) 加熱調理器
JP2016106368A (ja) 加熱調理器
JP5500281B2 (ja) 電磁誘導加熱調理器
JP2009283394A (ja) 加熱調理器
JP4366415B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP6002340B2 (ja) 加熱調理器
JP5897195B2 (ja) 加熱調理器
JP5748889B2 (ja) 加熱調理器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140415

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140930

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5641964

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250