JP4298628B2 - 鋼管柱接合部エレメントを用いた高架橋の梁部の施工法 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼管柱接合部エレメントを用いた高架橋の梁部の施工法に関するものである。
従来、高架橋の基礎部に継手を介して配置される高架橋の梁部の施工に当たっては、高架橋の基礎部内に配置される複数のコンクリート充填鋼管柱に継手を介して複数のコンクリート充填鋼管柱を継ぎ足し、継ぎ足したそれらのコンクリート充填鋼管柱の周囲に型枠を配置して、その型枠内にコンクリートを充填して、高架橋の梁部を構築するようにしていた。
図7はかかる従来のコンクリート充填鋼管柱と高架橋の梁部の接合部構造を示す図である。
この図において、101は高架橋の梁部(RC梁)であり、このような高架橋の梁部101は、コンクリート充填鋼管柱102、アンカー鉄筋103、型枠104が配置され、その型枠104内に、生コンクリートが流し込まれて、固化されことにより、構築される。なお、図7において、106はコンクリートである。
鉄道構造物等設計標準・同解説 鋼とコンクリートの複合構造物 丸善株式会社,pp.502
しかしながら、上記した従来の高架橋の梁部の施工方法では、複数のコンクリート充填鋼管柱102へのコンクリート106の充填が、現場での生コンクリートの流し込みによって行われるために、充填性が悪く、その結合部分が構造的に弱くなりやすいといった問題があった。
本発明は、上記状況に鑑みて、材料費、施工費が少なくて済み、かつ作業が容易となる、コンクリート充填鋼管柱と梁部に設ける鋼管柱接合部エレメントを用いた高架橋の梁部の施工法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
鋼管柱接合部エレメントを用いた高架橋の梁部の施工法において、アンカー鉄筋および外部に延びる露出部を有する梁部の配筋を有する接合エレメントコンクリートに第1の鋼管柱を立設してなる鋼管柱接合部エレメントを前記第1の鋼管柱を下方にして吊り下げて高架橋の基礎部の第2の鋼管柱に継手を用いて設置し、前記梁部の配筋の外部に延びる露出部と接合するように前記鋼管柱接合部エレメント間に鉄筋を配筋するとともに型枠を設置し、前記型枠内にコンクリートを打設し、該打設したコンクリートを固化することを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
(1)材料費、施工費が少なくて済み、かつ作業が容易であり、また、コンクリート充填鋼管柱と高架橋の梁部との接合部の変形性能を増大させることができる。
(2)コンクリート充填鋼管柱と高架橋の梁部の接合部付近の配筋の煩雑さが解消され、工期が短縮できる。
(3)エレメントコンクリートを用いることにより、コンクリート充填が確実になる。
本発明の鋼管柱接合部エレメントを用いた高架橋の梁部の施工法において、アンカー鉄筋および外部に延びる露出部を有する梁部の配筋を有する接合エレメントコンクリートに第1の鋼管柱を立設してなる鋼管柱接合部エレメントを前記第1の鋼管柱を下方にして吊り下げて高架橋の基礎部の第2の鋼管柱に継手を用いて設置し、前記梁部の配筋の露出部と接合するように前記鋼管柱接合部エレメント間に鉄筋を配筋するとともに型枠を設置し、前記型枠内にコンクリートを打設し、該打設したコンクリートを固化する。よって、材料費、施工費が少なくて済み、かつ作業が容易であり、また、コンクリート充填鋼管柱と高架橋の梁部との接合部の変形性能を増大させることができる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施例を示すコンクリート充填鋼管柱と高架橋の梁部の接合エレメントを示す断面模式図、図2はそのコンクリート充填鋼管柱と高架橋の梁部の鋼管柱接合部エレメントの斜視図である。
鋼管柱接合部エレメント11は、接合エレメントコンクリート12、アンカー鉄筋13、外部に延びる露出部を有する梁部の配筋14、コンクリート充填鋼管柱15からなり、かかる鋼管柱接合部エレメント11をあらかじめ作製する。つまり、アンカー鉄筋13および外部に延びる露出部を有する梁部の配筋14が配置された接合エレメントコンクリート12にコンクリート充填鋼管柱15を立設した鋼管柱接合部エレメント11を作製しておき、この鋼管柱接合部エレメント11を工事現場に運んで高架橋の梁部の施工に用いるようにする。
図3〜図5は本発明の実施例を示す高架橋の梁部の施工法を示す図であり、図3は鋼管柱接合部エレメントの設置工程図、図4は高架橋の梁部の配筋・型枠の設置工程図であり、図4(a)はその全体構成図、図4(b)は図4(a)のA部の拡大図、図5はその高架橋の梁部のコンクリートの打設工程図、図6はその高架橋の梁部の完成図である。
これらの図に示すように、高架橋の梁部の施工法は以下のようである。
(1)図1及び図2に示したあらかじめ作製された鋼管柱接合部エレメント11を、図3に示すように、施工現場に設置する。その場合には、鋼管柱接合部エレメント11をコンクリート充填鋼管柱15が下方になるようにして、高架橋の基礎部1にあらかじめ位置決め、立設されたコンクリート充填鋼管柱5に継手22を介してクレーン21で吊り下げ配置する。
(2)次に、図4に示すように、梁部の配筋1の外部に延びる露出部に接合するように、鉄筋23を配筋するとともに、型枠24を設置する。
(3)次に、図5に示すように、コンクリートミキサー25から生コンクリートを型枠24内に流し込んで、固化させて鋼管柱接合部エレメント11間にコンクリートを打設する。26は打設コンクリートである。
(4)最後に、図6に示すように、その打設したコンクリート26を固化させて高架橋の梁部27の施工を完了する。
本発明によれば、従来方式に比べて、作業が容易であり、また、コンクリート充填鋼管柱と高架橋の梁部の変形性能を増大させることができる。また、材料費、施工費が少なくて済む。
また、コンクリート充填鋼管柱と高架橋の梁部の接合部付近の配筋の煩雑さが解消され、工期が短縮できる。
さらに、エレメントコンクリートを用いることにより、施工時に鋼管柱の位置を決めやすい。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の鋼管柱接合部エレメントを用いた高架橋の梁部の施工法は、コンクリート充填鋼管と高架橋の梁部の接合の作業が容易であり、また、コンクリート充填鋼管と梁部の接合部の変形性能を増大させるため、高架橋の梁部の構築に好適である。
本発明の実施例を示すコンクリート充填鋼管柱と高架橋の梁部の接合エレメントを示す断面模式図である。 本発明の実施例を示すコンクリート充填鋼管柱と高架橋の梁部エレメントの斜視図である。 本発明の実施例を示す鋼管柱接合部エレメントの設置工程図である。 本発明の実施例を示す高架橋の梁部の配筋・型枠の設置工程図である。 本発明の実施例を示す高架橋の梁部のコンクリートの打設工程図である。 本発明の実施例を示す高架橋の梁部の完成図である。 従来のコンクリート充填鋼管柱と高架橋の梁部の接合部構造を示す図である。
1 高架橋の基礎部
5 高架橋の基礎部のコンクリート充填鋼管柱
11 鋼管柱接合部エレメント
12 接合エレメントコンクリート
13 アンカー鉄筋
14 外部に延びる露出部を有する梁部の配
15 コンクリート充填鋼管柱
21 クレーン
22 継手
23 鉄筋
24 型枠
25 コンクリートミキサー
26 打設コンクリート
27 梁部

Claims (1)

  1. (a)アンカー鉄筋および外部に延びる露出部を有する梁部の配筋を有する接合エレメントコンクリートに第1の鋼管柱を立設してなる鋼管柱接合部エレメントを前記第1の鋼管柱を下方にして吊り下げて高架橋の基礎部の第2の鋼管柱に継手を用いて設置し、
    (b)前記梁部の配筋の外部に延びる露出部と接合するように前記鋼管柱接合部エレメント間に鉄筋を配筋するとともに型枠を設置し、
    (c)前記型枠内にコンクリートを打設し、該打設したコンクリートを固化することを特徴とする鋼管柱接合部エレメントを用いた高架橋の梁部の施工法。
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