JP4293247B2 - 積層型非水電解質電池およびその製造方法 - Google Patents

積層型非水電解質電池およびその製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、積層型非水電解質電池およびその製造方法ならびに積層装置に関し、特に、電極の積層ずれを防ぐことにより電池品質および電池性能を向上させた電極積層型非水電解質電池およびその製造方法ならびに積層装置に関する。
近年、携帯電話、ノートブック型パーソナルコンピュータなどをはじめとする電子機器のコードレス化、ポータブル化が進み、薄型、小型、軽量の携帯電子機器が次々と開発されている。また、機器や機能の多様化によって電力使用量が増加しており、それら電子機器のエネルギー源である電池のより一層の高容量化・軽量化に対する要求が高まっている。そこで、この要求に応えるべく、積層型非水電解質電池、中でもリチウムイオンのドープ・脱ドープを利用したリチウムイオン二次電池に関して、種々の提案がなされている。
中でも、リチウムイオン二次電池の薄型化を図るために、複数枚の正極および負極をセパレータを介して交互に積層した積層型の電池が用いられている。このような電池では、正極集電体1bの両面に正極活物質層1aを設けた正極1と、負極集電体2bの両面に負極活物質層2aを設けた負極2とがセパレータ3を介して対向する部分において、図1Aに示すように、負極2が正極1よりも大きく、セパレータ3が負極2と同等か同等以上の長さを有していることで、リチウムイオンがセパレータ3を通過し、正常に電池の充放電がなされる。
ところが、図1Bのように正極1および負極2とが、セパレータ3を超えて対向した場合、正極1と負極2とが直接対向した部分で、点線で示すようなセパレータ3を介さないイオンの流れが生じ、短絡が発生する、電池の異常発熱等の問題が生じてしまう。また、図1Cのように、正極1がセパレータ3を超え、負極2からはみだしてしまった場合、負極2の端部にリチウム4が析出し、デンドライトが発生して短絡が生じてしまう。
このように、正極1および負極2の電極またはセパレータ3のずれは電池の品質に大きな影響を与えるため、電池作製の際もしくは作製後の電池に衝撃が加わった際に、電池内部品にずれが生じて正極1と負極2とが直接対向しないようにする必要がある。
そこで、下記の特許文献1のように、端部が溶着された袋状のセパレータ内に正極および負極の少なくとも一方を収容して積層した、図2に示すような封口型のシート状リチウム電池が提案されている。なお、図2では、正極1および負極2を複数積層した。また、電池の外装材は省略して図示している。
特開平10−172565号公報
また、特許文献1のような構造の電池の他、図3に示すような、セパレータ3を介して正極1および負極2を積層した積層電極体4を、さらにセパレータ3で巻回しながら積層した巻回積層型の縦断面構造を有する電池や、図4に示すような、つづら折りにしたセパレータ3に正極1および負極2を交互に挿入した折り込み型の縦断面構造を有する電池等も提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載された正極および負極の少なくとも一方が袋状のセパレータ内に収容された電池では、セパレータの端部に例えば3〜4mm程度の微少な溶着代を確保するために位置決め精度の高い高額な封口装置が必要となり、製造コストが高くなってしまう。また、溶着代を設ける分だけ電極の大きさを大きくすることができないため、電池容量の向上に限界がある。
また、上述の巻回積層型または折り込み型の縦断面構造を有する電池では、図5に示すように、ある程度のクリアランスを持たせたセパレータ間に電極を挿入するため、上下の電極の密着力のみで電極が保持される。このため、電極位置の保持がゆるくなり、衝撃が加わった際に電極のずれが生じて電池品質が低下するおそれがある。また、これらの電池ではセパレータ3に特殊な折り曲げを施す必要があり、高額な設備が必要となる。
さらに、正極、負極およびセパレータがそれぞれ順に積層されたのみの構成である場合、セパレータと正極、負極との界面から異物が入り込み、電池反応を阻害して電池品質や安全性を低下させるおそれもある。
したがって、この発明は、上記問題点を解消し、優れた電池品質および電池性能を有する積層型非水電解質電池およびその製造方法ならびに積層装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明は、正極と負極とがセパレータを介して順に積層された積層電極体を備え、
セパレータが正極および負極のそれぞれよりも大きく、
セパレータが正極および負極とともに積層された際に、正極および負極の端部から露出したセパレータの端部が立ち上がり、立ち上がった複数のセパレータの端部が互いに重なり、
正極および負極の端部からセパレータの端部が立ち上がった状態で、固定部材により積層状態が固定される
積層型非水電解質電池である。
また、第2の発明は、正極と負極とが正極および負極のそれぞれよりも大きいセパレータを介して順に積層された積層型非水電解質電池の製造方法であって、
正極もしくは負極とセパレータとが、セパレータの端部が立ち上がるようにして順に積層される積層工程と、
セパレータの端部の立ち上がり状態を保持し、かつ積層工程において積層された正極、負極およびセパレータからなる積層電極を押圧した状態で、正極および負極の積層された端面に固定部材を貼着することにより、積層を保持したまま固定してセパレータの端部が正極もしくは負極の端部において複数枚重なって立ち上がっている電池素子を作製する積層保持工程と、
電池素子を外装材で外装する外装工程と
からなり、
積層工程では、
正極もしくは負極を吸着する電極吸着工程と、
正極もしくは負極の吸着を維持しつつセパレータを吸着するセパレータ吸着工程と、
正極もしくは負極とセパレータとを、セパレータの端部が立ち上がるようにして外形保持部材に挿入する挿入工程と、
正極もしくは負極およびセパレータの吸着を解除することにより、正極もしくは負極とセパレータとを同時に載置する載置工程と
が複数回繰り返される
積層型非水電解質電池の製造方法である。
この発明では、正極もしくは負極の端部においてセパレータが立ち上がり、立ち上がった複数のセパレータが互いに重なるように固定部材を設けることで、電極のずれを防止するとともに、積層端部から異物が進入するのを防止することができる。
また、この発明では、セパレータの封口装置やセパレータの特殊な折り曲げを行う高額な設備を必要とせずに、簡易な工程で積層型非水電解質電池を作製することができる。
この発明によれば、簡易な工程で作製でき、優れた電池品質および電池性能を有する積層型非水電解質電池およびその製造方法、積層装置を得ることができる。
以下、この発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
(1)積層型非水電解質電池の構成
図6Aに、この発明の一実施形態にかかる積層型非水電解質電池10の外観を、図6Bに、積層型非水電解質電池10の構成の一例を示す。また、図7Aに、積層型非水電解質電池10に収容された電池素子20の上面図を、図7Bに、図7Aの電池素子20のa−a´断面の断面図を示す。
図6Aおよび図6Bに示すように、積層型非水電解質電池10は、電池素子20を外装材である防湿性のラミネートフィルム27に収容し、図示しない電解液を注液した後、電池素子20の周囲のラミネートフィルム27同士を溶着して封止することにより作製される。電池素子20には正極端子25および負極端子26が備えられ、これらの電極端子はラミネートフィルム27に挟まれて外部へと引き出される。正極端子25および負極端子26のそれぞれの両面には、例えば正極端子25および負極端子26とラミネートフィルム27との接着性を向上させるために、樹脂片が被覆されていてもよい。このような樹脂片は、電極端子に用いる金属と接着性の良い材料が用いられ、例えば酸変性された樹脂材料等が用いられる。
積層型非水電解質電池10に収容される電池素子20は、例えば、図7Bに示すように、正極21および負極22がセパレータ23を介して複数枚積層され、固定部材である接着テープ24で固定されたものであり、セパレータ23の端部が立ち上がり、一枚の電極端部において複数枚、好ましくは2枚のセパレータ23が重なるようにして接着テープ24が設けられている。接着テープ24は、例えば電極導出辺を除く電極サイド部および電極導出辺と対向する電極ボトム部の3辺に設けられる。
[外装材]
ラミネートフィルム27は、例えば、接着層、金属層、表面保護層を順次積層した積層構造を有する。接着層は、熱や超音波で溶けて互いに融着する高分子フィルムからなり、この高分子フィルムを構成する材料としては、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、無延伸ポリプロピレン(CPP)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)が挙げられる。金属層は金属箔からなり、水分、酸素、光の進入を防ぎ内容物を守る最も重要な役割を担っている。金属箔を構成する材料としては、軽さ、伸び性、価格、加工のしやすさ等例えばアルミニウム(Al)が用いられる。また、金属箔を構成する材料としては、アルミニウム(Al)以外の金属を用いることも可能である。表面保護層を構成する材料としては、例えば外観の美しさや強靱さ、柔軟性などからナイロン(Ny)、ポリエチレンテレフタレート(PET)が用いられる。なお、接着層側の面が、電池素子20を収納する側の収納面となる。
このようなラミネートフィルム27には、接着層側から表面保護層側に向けて凹状である収容部27aが設けられており、この収容部27aに電池素子20を収容することにより電池素子20の封止性を向上させることができる。収容部27aは、深絞り等により形成される。
[非水電解液]
非水電解液には、非水電解質電池に一般的に使用される電解質塩と有機溶媒が使用可能である。
非水溶媒としては、具体的には、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、γ−ブチロラクトン、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジプロピルカーボネート(DPC)、エチルプロピルカーボネート(EPC)、またはこれらの炭酸エステル類の水素をハロゲンに置換した溶媒等が挙げられる。これらの溶媒は1種類を単独で用いてもよく、また複数種を所定の組成で混合してもよい。
また、電解質塩としては通常の非水電解液に用いられる材料を使用することが可能である。具体的には、LiCl、LiBr、LiI、LiClO3、LiClO4、LiBF4、LiPF6、LiNO3、LiN(CF3SO22、LiN(C25SO22、LiAsF6、LiCF3SO3、LiC(SO2CF33、LiAlCl4、LiSiF6等を挙げることができるが、酸化安定性の点からLiPF6、LiBF4が望ましい。これらリチウム塩は単独で用いても複数種を混合して用いても良い。リチウム塩を溶解する濃度として、上記溶媒に溶解することができる濃度であれば問題ないが、リチウムイオン濃度が非水溶媒に対して0.4mol/kg以上、2.0mol/kg以下の範囲であることが好ましい。
[電池素子]
以下、電池素子20について詳細に説明する。
[正極]
正極21は、図8に示すように、正極集電体21bと、この正極集電体21bの両面に形成された正極活物質層21aとからなる。正極集電体21bは、例えばアルミニウム(Al)などからなる金属箔である。また、正極21の一辺からは、正極集電体21bと一体に成型された正極端子25が導出されている。
正極活物質層21aは、例えば正極活物質と、導電剤と、結着剤とを含有して構成されている。
正極活物質としては、目的とする電池の種類に応じて、金属酸化物、金属硫化物または特定の高分子等を用いることができる。例えばリチウムイオン電池を構成する場合、LiXMO2(式中、Mは、一種以上の遷移金属を表し、xは、電池の充放電状態によって異なり、通常0.05以上1.10以下である)を主体とする、リチウムと遷移金属との複合酸化物が用いられる。リチウム複合酸化物を構成する遷移金属としては、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、マンガン(Mn)等が用いられる。
このようなリチウム複合酸化物として、具体的には、LiCoO2、LiNiO2、LiMn24、LiNiyCo1-y2(0<y<1)等が挙げられる。また、遷移金属元素の一部を他の元素に置換した固溶体も使用可能である。LiNi0.5Co0.52、LiNi0.8Co0.22等がその例として挙げられる。これらのリチウム複合酸化物は、高電圧を発生でき、エネルギー密度が優れたものである。さらに、正極活物質としてTiS2、MoS2、NbSe2、V25等のリチウムを有しない金属硫化物または酸化物を使用しても良い。これらの正極活物質は、単独で用いるか、もしくは複数種を混合して用いてもよい。
また、導電剤としては、例えばカーボンブラックあるいはグラファイトなどの炭素材料等が用いられる。また、結着剤としては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等が用いられる。
[負極]
負極22は、正極集電体21bよりも外寸が数mm大きい負極集電体22bと、この負極集電体22bの両面に形成された負極活物質層22aとからなる。負極集電体22bは、例えば銅(Cu)、ニッケル(Ni)あるいはステンレス(SUS)などからなる金属箔である。また、負極22の一辺からは、負極集電体22bと一体に成型された負極端子26が正極21と同様に導出されている。
負極活物質層22aは、例えば負極活物質と、必要であれば導電剤と、結着剤とを含有して構成されている。
負極活物質としては、リチウム金属、リチウム合金またはリチウムをドープ・脱ドープ可能な炭素材料または金属系材料と炭素系材料との複合材料が用いられる。具体的に、リチウムをドープ・脱ドープ可能な炭素材料としてはグラファイト、難黒鉛化炭素、易黒鉛化炭素等が挙げられる。より具体的には、熱分解炭素類、コークス類(ピッチコークス、ニードルコークス、石油コークス)、黒鉛類、ガラス状炭素類、有機高分子化合物焼成体(フェノール樹脂、フラン樹脂等を適当な温度で焼成し炭素化したもの)、炭素繊維、活性炭等の炭素材料を使用することができる。さらに、リチウムをドープ、脱ドープできる材料としては、ポリアセチレン、ポリピロール等の高分子やSnO2等の酸化物を使用することができる。
また、リチウムを合金化可能な材料としては多様な種類の金属等が使用可能であるが、スズ(Sn)、コバルト(Co)、インジウム(In)、アルミニウム(Al)、ケイ素(Si)およびこれらの合金がよく用いられる。金属リチウムを使用する場合は、必ずしも粉体を結着剤で塗布膜にする必要はなく、圧延したリチウム金属箔を集電体に圧着する方法でも構わない。
結着剤としては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVdF)、スチレンブタジエンゴム(SBR)等が用いられる。
[セパレータ]
セパレータ23は、例えばポリプロピレン(PP)あるいはポリエチレン(PE)などのポリオレフィン系の材料よりなる多孔質膜、またはセラミック製の不織布などの無機材料よりなる多孔質膜により構成されており、これら2種以上の多孔質膜を積層した構造とされていてもよい。中でも、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)の多孔質フィルムが最も有効である。
セパレータ23は、正極21と負極22との短絡を防止するため、正極21および負極22のそれぞれよりも外寸が大きいものを用いる。セパレータ23の寸法は、正極21および負極22の寸法および厚さにより適宜選択されるものであり、正極21および負極22とともに積層した際に、電極端部において少なくとも2枚のセパレータ23の端部が重なるような大きさとする。
また、一般的にセパレータ23の厚みは5〜50μmが好適に使用可能であるが、7〜30μmがより好ましい。セパレータ23は、厚すぎると活物質の充填量が低下して電池容量が低下するとともに、イオン伝導性が低下して電流特性が低下する。逆に薄すぎると、膜の機械的強度が低下する。
なお、セパレータ23としては、電池作製工程において電解液を注液し、セパレータ23に電解液が含浸した際に電解液がゲル化するような構成としても良い。
[固定部材]
積層した正極21、負極22およびセパレータ23の積層状態を固定する固定部材である接着テープ24としては、基材の一方の面に接着層が設けられ、基材および接着層が電解液に対する耐性を有するものが用いられる。
また、固定部材としては接着テープ24に限ったものではなく、電解液に対する耐性を有し、積層状態を保持することができる部材であればいずれも使用可能である。
(2)積層型非水電解質電池の製造方法
次に、この発明の一実施形態による積層型非水電解質電池10の製造方法について説明する。この発明による積層型非水電解質電池10の製造方法は、電極を所望の位置に積層するための外形保持部材に、吸着装置により吸着した正極21もしくは負極22の電極とセパレータ23とを挿入し、電極およびセパレータ23の吸着を同時に解除するものであり、これを複数回繰り返すことにより電極を複数積層する。まず、正極21、負極22およびセパレータ23を積層するための積層装置について説明する。
[積層装置]
図9Aに、吸着装置30の断面図を、図9Bは、吸着装置30の底面図である。
吸着装置30は、正極21、負極22を吸着するための電極吸着部材である電極吸着ブロック31と、セパレータ23を吸着するためのセパレータ吸着部材であるセパレータ吸着ブロック32と、電極吸着ブロック31およびセパレータ吸着ブロック32を降下、上昇させるための移動部材である上下シリンダ33を有している。電極吸着ブロック31の底面には正極21もしくは負極22を吸着するための電極吸着穴31bが複数設けられており、電極吸着穴31bから取り回された配管と接続されたエアー継手31aによって真空引きされることにより、図10Aのように、正極21もしくは負極22が吸着される。
なお、電極吸着穴31bは、正極21もしくは負極22の外寸のいずれか小さい方よりも内側に設けられる。また、電極吸着穴31bは配管の取りまわしによって電極吸着ブロック31の中心部等に設けることも可能であるが、少なくとも電極の縁部を吸着可能な位置に設けることにより確実に電極を吸着することができる。
また、電極吸着ブロック31には例えば凹部34が設けられている。これにより、電極吸着ブロック31と電極とが接している場合であっても凹部34部分において電極が露出するため、後に接着テープ24にて電極を固定する場合に容易に接着テープ24を接着することができる。
セパレータ吸着ブロック32は、電極吸着ブロック31の周囲を取り囲むように設けられており、底面にセパレータ23を吸着するためのセパレータ吸着穴32bが複数設けられている。セパレータ吸着穴32bは、セパレータ吸着ブロック32の電極吸着ブロック31側縁部に設けられ、セパレータ吸着穴32bから取り回された配管と接続されたエアー継手32aによって真空引きされることにより、図10Bのように、セパレータ23が吸着される。セパレータ吸着穴32bは、セパレータ23端部よりも電極吸着ブロック31側に設けられる。
このような吸着装置30は、電極およびセパレータ23を吸着した後、外形保持部材である外形保持ホルダ35に電極およびセパレータ23を挿入する。このとき、図11に示すように、吸着装置30と外形保持ホルダ35とは互いに干渉しない配置となっている。また、凹部34部分にはセパレータ吸着ブロック32および外形保持ホルダ35が配置されないようにすることで、接着テープ24の接着が阻害されないようにする。
なお、上述のような吸着装置30と外形保持ホルダ35とを用いて電極およびセパレータ23を良好に積層するために、負極22およびセパレータ23の端部の位置を以下のように考慮することが好ましい。
負極22は、外形保持ホルダ35に対して微少な間隙を有するような寸法とされ、外形保持ホルダ35の内寸に対して0.1mm以上0.2mm以下のクリアランスを有することが好ましい。負極22は外形保持ホルダ35に対してのクリアランスが大きくなると、必然的にセパレータ23端部に対してのクリアランスも大きくなってしまい、負極22に対してセパレータ23が大きくなりすぎてしまうため、電池の体積効率が低下する。また、クリアランスが大きくなりすぎると、負極22と隣接するセパレータ23が立ち上がりにくくなるという問題も生じる。このため、負極22と外形保持ホルダ35とのクリアランスはできるだけ小さい方が良いが、クリアランスが小さくなりすぎると下層から立ち上がってきたセパレータ23が配置されるスペースが小さくなり、セパレータ23の端部がうまく立ち上がらなくなってしまう。
負極22の端部と外形保持ホルダ35との間隙は、0.1mm以上とすることが好ましい。少なくとも2枚のセパレータ23が重なるようにすることから、現在一般的に用いられているセパレータの場合には、セパレータ23の厚み2枚分と挿入時に必要となる適度な間隙分との合計である0.1mmのクリアランスが最低必要となる。
なお、セパレータ23の厚みによって必要なクリアランスが決まるため、セパレータの高機能化によりさらに小さなクリアランスでも可能となることも考えられる。この場合、負極22挿入時の位置精度をより向上させる必要がある。
外形保持ホルダ35の外寸は、セパレータ23の端部に対して片側で0.4mm以上0.6mm以下小さいサイズ、すなわち、外形保持ホルダ35の内寸は、セパレータ23の外寸より0.8mm以上1.2mm以下小さくすることが好ましい。セパレータ23は、セパレータ23端部が立ち上がり、電極端部で最低2枚のセパレータが重なる分、外形保持ホルダ35の内寸より大きくなければならない。また、セパレータ23が大きくなりすぎると、立ち上がったセパレータ23の端部が内側に湾曲し、次の電極およびセパレータ23挿入時に挿入が困難になってしまう。
また、セパレータ吸着ブロック32のセパレータ吸着穴32bは、セパレータ23端部に対して0.05mm以上0.25mm以下内側の位置となるように設けることが好ましい。0.05mm未満となると、セパレータ23の位置決めが困難となり、セパレータ23の吸着ができなくなるおそれがある。また、0.25mmを超えるとセパレータ23の端部が下向きになってしまい、外形保持ホルダに挿入した際にうまく立ち上がらなくなるおそれがある。ここで、セパレータ吸着穴32bの位置は、セパレータ23端部と、セパレータ吸着穴32bの外周部までの直線距離で示す。
[積層型非水電解質電池の作製]
以上のような積層装置を用いて電極を積層し、積層型非水電解質電池10を作製する。まず、正極21および負極22を作製する。
[正極の作製]
上述の正極集電体21bの材料となる金属箔を所望の形状に打ち抜き、正極集電体21bとする。このとき、打ち抜いた金属箔の一辺から正極端子25となる端子形状が突き出すような形状に一体に打ち抜き、正極集電体21bと正極端子25とを一体に形成する。
上述の正極活物質、結着剤、導電剤を均一に混合して正極合剤とし、この正極合剤を溶剤中に分散させてスラリー状にする。次いで、このスラリーをドクターブレード法等により正極集電体21b上に均一に塗布した後、高温で乾燥させて溶剤を飛ばすことにより正極活物質層21aが形成される。なお、溶剤としては、例えばN−メチル−2−ピロリドン(NMP)等が用いられる。正極活物質、導電剤、結着剤および溶剤は均一に分散していればよく、その混合比は問わない。
[負極の作製]
上述の負極集電体22bの材料となる金属箔を所望の形状に打ち抜き、負極集電体22bとする。このとき、正極集電体21bと同様に、負極集電体22bと負極端子26とを一体に形成する。
負極活物質層は、例えば負極活物質と、必要であれば導電剤と結着剤とを含有して構成されている。これらを均一に混合して負極合剤とし、この負極合剤を溶剤中に分散させてスラリー状にする。次にこのスラリーをドクターブレード法等により負極集電体22b上に均一に塗布し、高温で乾燥させて溶剤を飛ばすことにより負極活物質層22aが形成される。ここで、負極活物質、導電剤、結着剤および溶剤は、正極活物質と同様に、その混合比は問わない。
[電池素子の作製]
次に、正極21、負極22およびセパレータ23を積層して、電池素子20を作製する。図12Aないし図12Lに、積層工程を示す。なお、図12Aないし図12Lでは、吸着装置30の構成を模式的に示すとともに、図中の符号を適宜省略する。
まず、電極吸着ブロック31で負極22を吸着し(図12A)、図示しない上下シリンダ33により吸着装置30を降下させて負極22を外形保持ホルダ35に挿入した(図12B)後、吸着装置30を上昇させる(図12C)。次に、電極吸着ブロック31で正極21を吸着し、さらにセパレータ吸着ブロック32でセパレータ23を吸着し(図12D)、吸着装置30を降下させて負極22上にセパレータ23および正極21を同時に積層する(図12E)。このとき、外形保持ホルダ35によってセパレータ23の端部が立ち上がる。
続いて、吸着装置30を上昇させ(図12F)、電極吸着ブロック31で負極22を吸着後、セパレータ吸着ブロック32でセパレータ23を吸着し(図12G)、吸着装置30を降下させてセパレータ23および負極22を同時に積層する(図12H)。このとき、負極22とともに積層したセパレータ23の端部が外形保持ホルダ35によって立ち上がり、正極21とともに積層されて立ち上がったセパレータ23と負極22の端部で互いに重なる。再度吸着装置30を上昇させた(図12I)後、所望の積層電極体となるまで図12Dないし図12Iの工程を繰り返し行う。なお、積層時には、正極端子25同士、負極端子26同士が重なるようにして積層する。
さらに、電極の最上層となる負極22を積層した後、吸着装置30で積層電極を押圧したまま、電極が露出した図示しない電極吸着ブロック31の凹部34部分において接着テープ24を両サイド部およびボトム部に貼り付け、積層を保持して固定する(図12J)。最後に、吸着装置30を上昇させ(図12K)、外形保持ホルダ35から取り出すことにより積層電極体が形成される。この積層電極体の正極21のそれぞれと接続された複数の正極端子25をまとめて接続し、負極22のそれぞれと接続された複数の負極端子26をまとめて接続することにより、電池素子20が形成される。
なお、セパレータ23を吸着する際には、セパレータ吸着ブロック32の真空引きによる吸着とともに、電極とセパレータ23間に生じる静電気によっても吸着され、安定した吸着を行うことができる。
また、可能であれば、予め重ねられた電極およびセパレータ27を電極吸着ブロック31およびセパレータ吸着ブロック32により同時に吸着しても良い。
[積層型非水電解質電池の作製]
上述のようにして作製された電池素子20は、図6Bに示すように、深絞り加工により形成されたラミネートフィルム27の収容部27aに収容され、収容部27aの開口を覆うようにラミネートフィルム27を折り返し、収容部27aの外周部分のうち2辺を熱溶着等により溶着する。続いて、未溶着の一辺から電解液を注液し、この一辺を熱溶着して封止することにより、図6Aに示す積層型非水電解質電池10を作製する。ラミネートフィルム27は、図6Bに示すような折り返し形のものでもよく、また2枚のラミネートフィルム27で電池素子20の上下から挟みこむようにしても良い。
なお、電極とセパレータを別工程でそれぞれ挿入した場合、図13Aに示すように、セパレータ23がうまく立ち上がらないため、さらに負極22を挿入した際に図13Bに示すように負極22がセパレータ23端部を踏んでしまい、電極端部でセパレータ23が重なることができない。上述の吸着装置30を用いた場合、電極とセパレータ23とを同時に積層していくことでセパレータ23が良好に立ち上がり、この発明の積層型非水電解質電池10を作製することができる。
以上のようにして作製した積層型非水電解質電池は、セパレータの端部が立ち上がり、電極端部において複数のセパレータが重なり合うことにより、電極のずれを防止するとともに、電極とセパレータとの間に異物が入り込み、短絡や電池反応が阻害されることを防止し、電池品質を向上させることができる。
また、従来の巻回積層型の電池等と比較してセパレータの使用量を削減することができ、また高額なセパレータ折り曲げ装置等が不必要であるため、体積効率の向上および生産コスト削減を図ることができる。
また、簡易な工程により電極およびセパレータの積層が可能となり、また工数が減ることから生産性が向上する。
上述の積層型非水電解質電池を用い、振動に対する耐性を確認する。以下の実施例では、図8に示す正極および負極を作製した後、セパレータとともに積層して図7Aおよび図7Bに示すような電池素子を作製する。
<実施例1>
[正極の作製]
コバルト酸リチウム(LiCoO2)92重量%と、粉状ポリフッ化ビニリデン3重量%と、粉状黒鉛5重量%とを均一に混合して正極合剤を調製し、これをN−メチル−2−ピロリドン(NMP)に分散させて正極合剤スラリーとした。この正極合剤スラリーを、正極集電体となるアルミニウム(Al)箔の両面に均一に塗布し、100℃で24時間減圧乾燥した後、ロールプレス機で加圧成形することにより正極活物質層を形成した。
[負極の作製]
人造黒鉛91重量%と、粉状ポリフッ化ビニリデン9重量%とを均一に混合して負極合剤を調製し、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)に分散させて負極合剤スラリーとした。次に、この負極合剤スラリーを負極集電体となる銅(Cu)箔の両面に均一に塗布し、120℃で24時間減圧乾燥した後、ロールプレス機で加圧成形することにより負極活物質層を形成した。なお、負極は正極の外寸より2mm大きくなるようにした
[電解液の作製]
エチレンカーボネート(EC)とプロピレンカーボネート(PC)とを6:4の重量比で混合し、0.8mol/kgのLiPF6と0.2mol/kgのLiBF4を溶解して電解液を作製した。
[電池素子の作製]
図11Aおよび図11Bに示す積層装置を用いて正極、負極およびセパレータを積層した。積層はセパレータを介して負極1層目、正極1層目、負極2層目、正極2層目・・・負極15層目、正極15層目、負極16層目の順で積層し接着テープにて固定した。なお、積層時には正極端部と負極端部とのクリアランスが各辺において1mmとなるように積層した。また、負極端部と外形保持ホルダの内寸とのクリアランスは0.1mmとした
<実施例2>
正極、負極およびセパレータを積層して固定した後、図14に示すように、縦方向および横方向に各5回ずつ手で振り下ろし、積層後に振動を加えた以外は実施例1と同様にして電池素子を作製した。
<実施例3>
1層目の負極〜13層目の負極まで積層した後積層装置を手で持ち、13層目の正極から16層目の負極を積層中に積層装置の上昇および下降を繰り返して積層した以外は実施例1と同様にして電池素子を作製した。なお、「積層中」とは、吸着装置が電極およびセパレータを吸着し、積層部に下降している間を表す。
以上のようにして作製した各実施例の電池素子について、図15に示すように、参照符号Pで示す電池素子サイド部のx軸断面と、参照符号Qで示す電子素子ボトム部のz軸断面のX線CT(Computed Tomography;コンピュータ断層撮影)撮影を行い、正極および負極の断面を観察した。なお、断面は、サイド部およびボトム部のそれぞれにおいて、ボトム部の一方の角部から15mmの部分での断面を観察するものとした
サイド部およびボトム部それぞれの積層断面のCT撮影では、以下の点を確認した
(a)負極箔の最大ずれ
1層目から16層目の負極のうち、端部の距離が最も離れている2枚の負極を選択し、端部間の距離を解析した。なお、負極においては、負極活物質層がCT撮影で確認できないため、銅(Cu)からなる負極集電体の端部を負極の端部位置として最大ずれを解析した
(b)正極箔の最大ずれ
1層目から15層目の正極のうち、端部の距離が最も離れている2枚の正極を選択し、端部間の距離を解析した。なお、正極においては、アルミニウム(Al)箔からなる正極集電体がCT撮影で確認できないため、正極活物質層の端部を正極の端部位置として最大ずれを解析した
(c)隣接する正極−負極間の最大ずれ
隣接する正極および負極のうち、端部の距離が最も離れている正極および負極の組を選択し、端部間の距離を解析した。なお、「隣接する正極および負極」とは、例えば10層目負極と10層目正極でも、10層目正極と11層目負極のいずれでも良い。また、正極と負極とは予め1mmのクリアランスが設けられているため、端部の距離が1mmの場合は「ずれなし」として考え。また、上述のように、アルミニウム(Al)箔からなる正極集電体および負極活物質層がCT撮影で確認できないため、正極活物質層の端部を正極の端部位置、銅(Cu)からなる負極集電体の端部を負極の端部位置として最大ずれを解析した
以下の表1に、解析の結果を示す。
Figure 0004293247
振動を加えない実施例1の電池素子と比較して、電極積層後または電極積層中に振動を加えた実施例2および実施例3の各電池素子の電極ずれ量は略同程度であった。また、負極端部と外形保持ホルダとのクリアランスは0.1mm、正極端部と負極端部とのクリアランスが1mmであることから、この発明で作製した電池素子は、電極積層後または電極積層中に電池素子に振動が加わった場合であっても負極から正極がはみ出すことがなく、短絡等を防止することができることが分かった
以上、この発明の一実施形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、上述の実施形態において挙げた数値はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる数値を用いてもよい。
また、この積層型非水電解質電池は、一次電池、二次電池のいずれにも用いることができ、また外装はラミネートフィルムのみでなく電池缶を用いても良い。
正極、負極およびセパレータの配置と問題点を説明する模式図である。 従来の積層型非水電解質電池の構成の一例を示す断面図である。 従来の積層型非水電解質電池の構成の一例を示す断面図である。 従来の積層型非水電解質電池の構成の一例を示す断面図である。 図3および図4に示す積層型非水電解質電池の構成を詳細に示す模式図である。 この発明の一実施形態にかかる積層型非水電解質電池の構成の一例を示す模式図である。 この発明の一実施形態にかかる電池素子の構成を示す模式図である。 この発明の一実施形態にかかる電池素子の正極および負極の構成を示す模式図である。 この発明の一実施形態にかかる積層型非水電解質電池を作製するための積層装置を構成する吸着装置の構成を示す模式図である。 吸着装置によって電極およびセパレータが吸着される様子を示す模式図である。 積層装置を構成する吸着装置と外形保持ホルダとの配置を示す断面図である。 電極およびセパレータの積層工程を示す模式図である。 電極とセパレータを別工程で挿入した場合の電極およびセパレータの様子を示す模式図である。 積層後に加える振動の方向を説明する模式図である。 CT撮影により観察する断面を説明する模式図である。
符号の説明
1,21・・・正極
1a,21a・・・正極活物質層
1b,21b・・・正極集電体
2,22・・・負極
2a,22a・・・負極
2b,22b・・・負極集電体
3,23・・・セパレータ
4・・・リチウム
10・・・積層型非水電解質電池
20・・・電池素子
24・・・接着テープ
25・・・正極端子
26・・・負極端子
27・・・ラミネートフィルム
27a・・・収容部
30・・・吸着装置
31・・・電極吸着ブロック
31a,32a・・・エアー継手
31b・・・電極吸着穴
32・・・セパレータ吸着ブロック
32b・・・電極吸着穴
33・・・上下シリンダ
34・・・凹部
35・・・外形保持ホルダ

Claims (8)

  1. 正極と負極とがセパレータを介して順に積層された積層電極体を備え、
    上記セパレータが上記正極および上記負極のそれぞれよりも大きく、
    上記セパレータが上記正極および上記負極とともに積層された際に、上記正極および上記負極の端部から露出した上記セパレータの端部が立ち上がり、立ち上がった複数の上記セパレータの端部が互いに重なり、
    上記正極および上記負極の端部から上記セパレータの端部が立ち上がった状態で、固定部材により積層状態が固定される
    積層型非水電解質電池。
  2. 上記固定部材は、上記正極および上記負極の積層された端面の少なくとも一部を覆うように設けられる
    請求項1に記載の積層型非水電解質電池。
  3. 上記固定部材は、基材と、該基材の一方の面に設けられた接着層とからなる
    請求項2に記載の積層型非水電解質電池。
  4. 上記積層電極体は、上記積層電極体に対向する面に高分子フィルムからなる層を有している外装材により外装される
    請求項1に記載の積層型非水電解質電池。
  5. 上記正極もしくは上記負極の端部における上記セパレータの端部の重なりが、2枚である
    請求項1に記載の積層型非水電解質電池。
  6. 正極と負極とが該正極および該負極のそれぞれよりも大きいセパレータを介して順に積層された積層型非水電解質電池の製造方法であって、
    上記正極もしくは上記負極と上記セパレータとが、該セパレータの端部が立ち上がるようにして順に積層される積層工程と、
    上記セパレータの端部の立ち上がり状態を保持し、かつ上記積層工程において積層された上記正極、上記負極および上記セパレータからなる積層電極を押圧した状態で、該正極および該負極の積層された端面に固定部材を貼着することにより、積層を保持したまま固定して上記セパレータの端部が上記正極もしくは上記負極の端部において複数枚重なって立ち上がっている電池素子を作製する積層保持工程と、
    上記電池素子を外装材で外装する外装工程と
    からなり、
    上記積層工程では、
    上記正極もしくは上記負極を吸着する電極吸着工程と、
    上記正極もしくは上記負極の吸着を維持しつつ上記セパレータを吸着するセパレータ吸着工程と、
    上記正極もしくは上記負極と上記セパレータとを、上記セパレータの端部が立ち上がるようにして外形保持部材に挿入する挿入工程と、
    上記正極もしくは上記負極および上記セパレータの吸着を解除することにより、上記正極もしくは上記負極と上記セパレータとを同時に載置する載置工程と
    が複数回繰り返される
    積層型非水電解質電池の製造方法。
  7. 上記正極、上記負極および上記セパレータが、真空吸着される
    請求項5に記載の積層型非水電解質電池の製造方法。
  8. 上記セパレータの端部が、上記正極もしくは上記負極の端部において2枚重なって立ち上がっている
    請求項5に記載の積層型非水電解質電池の製造方法。
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