JP4292587B1 - 浴室乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 堅牢な風漏れ性能や騒音性能はそのままに、空気流の澱み発生を低減して良好な通気性能を発揮することができる浴室乾燥機を提供すること。
【解決手段】 この浴室乾燥機DMは、換気口12に繋がる換気風路101及び循環吹出口14に繋がる循環風路102を開閉自在に覆うように回転軸周りに円弧形状を成す外周面161と、外周面161よりも回転軸側に位置する内周面163とを有する回転式のダンパ16を備え、ダンパ16は、内周面163の少なくとも一部における湾曲度が、外周面161の湾曲度よりも緩やかになるように形成され、外周面161の回転方向における両側端部に対応してラビリンス構造が形成されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、浴室乾燥機に関する。
このような浴室乾燥機として、浴室の空気を吸引してヒータを経由させて浴室方向に空気を噴出する循環モードと、浴室の空気を吸引して浴室外へと排出する換気モードとを実行可能なように、換気口と循環吹出口とを回転式のダンパで切り替えるものが知られている。
回転式のダンパとしては、下記特許文献1に記載されているような曲面状の壁面を回転軸を中心に回転させ、その回転に応じて換気口に向う通路や循環吹出口に向かう通路を塞いで、それぞれの通路に送り込まれる風量を調整するものである。回転式のダンパの別形態としては、下記特許文献2に記載されているような平板状の壁面を回転軸を中心に回転させ、換気口に向かう通路と循環吹出口に向かう通路とを切り替えるものがある。
特開2004−3722号公報 特開2002−130187号公報
上記特許文献1に記載の従来技術では、曲面状の壁面を回転させて各通路を開閉するため、ダンパの移動時における空気抵抗が他の形態に比べて小さくできるため各通路を開閉するためのアクチュエータ負担を小さくできるというメリットがある。また、ダンパの背面と換気口などの通路との間隔が常に一定に保たれる構造であるためラビリンス形状による風漏れ対策を施しやすく、他の形態のものに比べて風漏れやそれに伴う騒音などを軽減しやすいという効果を奏することができる。
しかしながら、回転式のダンパにあっては、送風機から吹き出した風をダンパの曲面状壁面の内周面に当てて方向を転換する構造であるために、曲面状のダンパの内周面内に空気の澱みが発生し、これによって気流の乱れが生じて循環や換気の通気性能が低下するという解決すべき課題があった。
そこで本発明では、曲面状の壁面を回転させるダンパによって換気モードと循環モードとの切り替えを行うことができる浴室乾燥機であって、堅牢な風漏れ性能や騒音性能はそのままに、空気流の澱み発生を低減して良好な通気性能を発揮することができる浴室乾燥機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本願請求項1に係る発明である浴室乾燥機は、浴室の空気を吸引しヒータを経由させて浴室方向に空気を噴出する循環モードと、浴室の空気を吸引し浴室外に排出する換気モードと、を備える浴室乾燥機であって、浴室の天井に固定される本体と、前記本体内の一側に格納される送風機と、前記送風機の吹出口と対面するように前記本体内の他側に設けられた換気口と、前記本体内の他側で前記換気口より浴室側となる下部に設けられた循環吹出口と、前記送風機の吹出口と前記換気口及び前記循環吹出口とを連通する二股分岐部を備える送風通路と、前記循環吹出口内に配置されたヒータと、前記二股分岐部に配置され、前記換気口に繋がる通路及び前記循環吹出口に繋がる通路を開閉自在に覆うように回転軸周りに円弧形状を成す外周面と、該外周面よりも回転軸側に位置する内周面とを有する回転式のダンパと、を備え、前記ダンパは、前記内周面の少なくとも一部における湾曲度が、前記外周面の湾曲度よりも緩やかになるように形成され、前記外周面の回転方向における両側端部に対応してラビリンス構造を形成するように、前記本体の内側に対面壁部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、回転式のダンパを、換気口に繋がる通路及び前記循環吹出口に繋がる通路を開閉自在に覆うように形成した外周面と、その外周面よりも回転軸側に位置する内周面との二重構造にしたことで、外周面及び内周面それぞれの役割に応じた適切な形態とすることができる。すなわち、外周面は、換気口に繋がる通路及び循環吹出口に繋がる通路を開閉自在に覆うように回転軸周りに円弧形状を成すことで、簡便且つ確実にそれぞれの通路を塞ぐことができる。また、円弧状を成す外周面の両側端部に対応して、本体の内側に対面壁部を設けているので、ラビリンス構造によって確実に風漏れを防止し、暖房、換気性能の向上を図ることができる。更に、内周面は、外周面の湾曲度よりも緩やかな湾曲度となるように構成されているので、内周面に当たる空気流の乱れや澱みを低減し、良好な通気性能を確保し、高い循環性能、換気性能とすることができる。
また、本願請求項2に係る浴室乾燥機では、浴室の空気を吸引し、その一部の空気はヒータを経由させて浴室方向に噴出し、残部の空気は浴室外に排出する衣類乾燥モードを備え、前記換気モードの実行時においては、前記ダンパは前記循環吹出口を塞ぐ第一位置に位置するように回転し、前記循環モードの実行時においては、前記ダンパは前記換気口を塞ぐ第二位置に位置するように回転し、前記衣類乾燥モードの実行時においては、前記ダンパは、前記換気口に繋がる通路の非浴室側となる上部を閉じ、且つ前記内周面の前記換気口側に位置する端部が前記送風機側に位置する端部よりも浴室側となる下方に位置するように、前記第一位置から前記第二位置を通り過ぎた第三位置まで回転することを特徴とする。
この態様では、ダンパは、換気口に繋がる通路の非浴室側となる上部を閉じ、且つ内周面の換気口側に位置する端部が送風機側に位置する端部よりも浴室側となる下方に位置するように、換気口の全閉位置を通り過ぎた第三位置まで回転するので、循環吹出口に繋がる通路は換気口の下方位置で全開され、換気口に繋がる通路は浴室側の一部が開いた状態となるように、ダンパの内周面が送風機側から換気口側に向って浴室側に下がるような位置に配置される。このような第三位置にダンパを配置させるという簡単な構成で、衣類乾燥モードにおいて理想的な気流分配制御が行えるようになったことを見出したものである。具体的には、水分を含まない高温空気を排気口から多量に排気することはエネルギの無駄であり、浴室や衣類の乾燥に際して大きな無駄が生じる。一方で衣類の乾燥によって発生した水分を多く含む多湿空気を浴室に多く戻すことは、やはり浴室や衣類の乾燥に対しては無駄が多く好ましいものではない。本願請求項2に係る発明では、上記のようなダンパの配置とすることで、高温多湿の空気を排気口から排気し、水分の少ない高温の空気は効率よく浴室に帰還させるという理想的な気流分配が行えるようになっているものである。詳細には、衣類乾燥モード実行初期の段階では、衣類の水分が多いため送風機から吹き出される空気は高温多湿となるためこの時期の空気は多くを排気口から排気することが望ましい。この高温多湿の空気は、吸引されて送風機から吹き出される過程において温度が低下するため、空気中の水分が多量の水滴となる。本願請求項2に係る発明は、このことに着目して、多量の水滴を含んだ空気は遠心力の作用を受けて上方に位置する換気口から効率よく排気されるように工夫したものである。一方で、水滴を含まない乾燥した高温の空気は遠心力の影響をさほど受けない為、大きく開口した下方の循環吹出口を通過して浴室に大きく帰還するように工夫されているものである。このようにダンパの停止位置の形態を工夫するという簡単な構成で衣類乾燥モードにおける理想的な気流分配が可能となり、衣類乾燥の性能を低下させることなく、反対にその性能を引き上げることができたものである。
また、本願請求項3に係る浴室乾燥機では、前記ダンパは、前記衣類乾燥モードの実行時においては、前記第三位置に固定されることを特徴とする。
この態様では、ダンパの停止位置を可変とすることなく、第三位置に固定しても、上述したように送風機から吹き出される空気が含む水滴の量に応じて遠心力の作用で水滴の多い高温多湿の空気は換気口側に送り出され、水滴量の少ない乾燥した高温空気は循環吹出口側に送り出されるので、理想的な気流分配を行うために複雑なダンパの可変制御を行う必要がないという極めて実用的な効果を奏することができるものである。
また、本願請求項4に係る浴室乾燥機では、前記ダンパの内周面の少なくとも一部は湾曲のない平坦面として形成されていることを特徴とする。
この態様では、ダンパの内周面の少なくとも一部を平坦面とすることで、内周面に当たる空気の流れを乱さず、換気口へと繋がる通路へ送り出すことができるので、換気性能をより向上させることができる。
また、本願請求項5に係る浴室乾燥機では、前記衣類乾燥モードの実行時において、前記ダンパは、前記送風機側に位置する端部が前記送風機の吹出口よりも外側に位置するように回転し、前記換気モードの実行時においても、前記ダンパは、前記送風機側に位置する端部が前記送風機の吹出口よりも外側に位置するように回転し、前記換気モードの実行時において前記送風機側に位置する前記ダンパの端部であって、前記衣類乾燥モードの実行時において前記換気口に位置する端部に、前記循環吹出口側へと空気を指向させる空気指向部を形成することを特徴とする。
この態様では、衣類乾燥モードの実行時にも換気モードの実行時にも、ダンパの送風機側に位置する端部が吹出口よりも外側に位置するように構成されているので、送風機から吹き出された空気はこの端部の影響を受け難いように工夫されている。また、換気モードの実行時において送風機側に位置するダンパの端部は、衣類乾燥モードの実行時においては、換気口に位置する端部となることに着目し、この端部に循環口側へと空気を指向させる空気指向部を形成した。これによって、換気モードの実行時においては空気指向部が吹出口よりも外側に位置するため通気性能を低下させず換気性能を低下させることがない一方で、衣類乾燥モードの実行時においては空気指向部が換気口側に位置するため、循環吹出口への空気の指向を強めるように機能する。これにより、高温の空気を無駄に排出してエネルギを無駄にすることを一層抑制できるものである。
また、本願請求項6に係る浴室乾燥機では、前記ダンパの回転中心よりも前記ヒータの中心を外側に位置させ、前記循環吹出口の外側端に向かう傾斜ガイド面を形成することを特徴とする。
この態様によれば、ダンパの内周面の湾曲が小さくなっていることから循環吹出口側に気流を指向させる力が低下させられるが、本願発明の態様によれば、ダンパの回転中心よりもヒータの中心が外側に偏倚するように配置され、更に循環吹出口の外側端に向う傾斜ガイド面を形成しているので、本発明のダンパを用いた衣類乾燥モードにおいてもスムーズに気流を循環吹出口から噴出させることができる。言い換えれば、循環吹出口側の圧力損失を低下させることができているため、換気口側への不必要な高温空気の排出を抑制することができるため、衣類乾燥性能を向上させることができたものである。
また、本願請求項7に係る浴室乾燥機では、前記対面壁部は、第一対面壁部と第二対面壁部とに分割構成されており、前記換気口側に位置する前記第一対面壁部は、前記本体で構成し、前記循環吹出口側に位置する前記第二対面壁部は、前記ヒータを収納し前記本体に固定されてなるヒータケースと一体的に形成することを特徴とする。
循環吹出口側に位置する第二対面壁部は、ヒータを収納し本体に固定されてなるヒータケースと一体的に形成するので、第二対面壁部を形成したヒータケースを本体に固定することで容易に循環側の対面壁部を構成することができる。従って、換気モードにおいて循環口側への空気の漏れを抑制することができ、換気性能の向上に加えて、換気時において浴室側に空気が漏れることによる肌寒さを簡単な構成で解消することができたものである。
本発明によれば、簡便な構成で風漏れを防止して通気性能を向上させるとともに、空気流の澱み発生をも低減することができる浴室乾燥機を提供するものである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
本発明の実施形態に係る浴室乾燥機は、浴室の空気を吸引しヒータを経由させて浴室方向に空気を噴出する循環モードと、浴室の空気を吸引し浴室外に排出する換気モードと、を備えると共に、浴室以外の第二室である洗面所等の換気も行うことができるものである。この浴室乾燥機の配置態様について図1を参照しながら説明する。図1に示すように、浴室乾燥機DMは、浴室BRの天井に取り付けられるものである。浴室乾燥機DMは、浴室BRの空気を吸引しヒータ(図1においては明示しない)を経由させて浴室BR方向に空気を噴出することができる。また、浴室乾燥機DMは、浴室BR内の空気を吸引し、ダクトD1を通して浴室外に排出することもできる。また、浴室乾燥機DMは、洗面所SRの天井に設けられた吸引口SR1に繋がるダクトSR2を通して、洗面所SR内の空気を吸引し、ダクトD1を通して浴室外に排出することもできる。
続いて、浴室乾燥機DMの外観について、図2を参照しながら説明する。図2(a)は浴室乾燥機DMの背面側斜視図であり、図2(b)は浴室乾燥機DMの正面側斜視図である。浴室乾燥機DMは、正面側のカバー30と、背面及び側面を覆う本体ケース10とを備えている。
図2(a)に示すように、本体ケース10の側面には、換気時に空気を排出するための換気口12が設けられており、その反対側には第二室としての洗面所から空気を吸い込む浴室外吸引口11が設けられている。さらに、本体ケース10の背面の開口部には、本体ケース10内部に収容されている送風機を回転させるための送風機モータFMが露出している。さらに、図2(b)に示すように、カバー30には、浴室内の空気を吸い込む浴室吸引口13と、加熱した空気を吹き出す循環吹出口14とが設けられている。
ここで、浴室乾燥機DMの内部を説明するため、浴室外吸引口11から換気口12に沿った方向の断面図を図3に示す。図3に示すように、本体ケース10内には、浴室吸引口13から順に、隔壁部材20と、送風機15と、ダンパ16(第1ダンパ)と、が配置されている。隔壁部材20については、その構成を後に詳述する。送風機15は、送風機モータFMの回転に応じて回転し、吸引口151から空気を吸い込んで、吹出口152から空気を噴出するように構成されている。送風機15は送風機モータFMと共に送風機を構成している。
送風機15の吹出口の先には、ダンパ16が配置されている。ダンパ16は、回転式のロータリーダンパであって、送風機15の吹出口152から噴出された空気を、換気風路101及び循環風路102のいずれか若しくは双方に方向付けて送り出す役割を果たしている。
図3に示すように、換気風路101は、送風機15の吹出口152と換気口12とを連通し、循環風路102は、送風機15の吹出口152と循環吹出口14とを連通している。従って、換気風路101及び循環風路102からなる送風通路は、それぞれに空気を分岐する二股分岐部を形成しており、その二股分岐部に相当する位置にダンパ16が配置されている。
循環風路102の先に繋がる循環吹出口14には、ヒータケース17に収容されたヒータ18が配置されている。ヒータ18よりも下流側にはルーバー19が配置されている。
上述したように、ダンパ16によって、送風機15の吹出口152から噴出された空気は、各風路に振り分けられている。図4には、換気モードにおけるダンパ16の位置を示し、図5には、循環モードにおけるダンパ16の位置を示す。
図4に示すように、換気モードの実行時においては、ダンパ16は循環風路102及び循環吹出口14を塞ぐような第一位置に位置するように制御されている。また、図5に示すように、循環モードの実行時においては、ダンパ16は換気風路101及び換気口12を塞ぐような第二位置に位置するように制御されている。これにより、換気モードの実行時においては、吹出口152から噴出された空気は全て換気風路101から換気口12へと向かう。また、循環モードの実行時においては、吹出口152から噴出された空気は全て循環風路102から循環吹出口14へと向かう。
このように、各風路を選択的に塞ぐ場合には、ダンパ16と本体ケース10及びヒータケース17との隙間から空気が漏れないようにラビリンス構造を形成することが好ましい。この好ましい態様の例を図6に示す。図6は、本体ケース10に対面壁部101aを設けた例を示している。図6に示すように、ダンパ16の外周面161の端部に対向する位置に対面壁部101aを設けることで、ダンパ16の外周面161が対面壁部101aと向き合う位置に配置されている場合には、その部分においてラビリンス構造が形成され、空気が漏れることがない。このような対面壁部101aと同様の対面壁部は、ヒータケース17にも形成されている。
ここで、図3に戻って、ダンパ16の配置位置について説明を続ける。図3に示すダンパ16の配置位置は、衣類乾燥モードの実行時におけるものである。衣類乾燥モードでは、送風機15の吹出口152から噴出された空気の一部を換気風路101へ、残部を循環風路102へと振り分けるものである。これについて、図7にダンパ16周辺の模式図を示す。
図7に示すように、ダンパ16は、回転軸164回りに回転可能なように構成され、回転軸164には扇形の支持部162が取り付けられている。支持部162の先端には円弧状をなす外周面161が設けられ、外周面161よりも回転軸164側には内周面163が設けられている。外周面161は、換気口12に繋がる換気風路101及び循環吹出口14に繋がる循環風路102を開閉自在に覆うように、回転軸164回りに円弧形状を成している。内周面163は、外周面161よりも回転軸164側に位置し、内周面163の湾曲度は外周面161の湾曲度よりも緩やかになるように形成されている。図7に示す例では、内周面163は平坦な面として形成されている。
衣類乾燥モードは、浴室の空気を吸引し、その一部の空気はヒータ18を経由させて浴室方向に噴出し、残部の空気は浴室外に排出するモードである。換気モードの実行時においては、ダンパ16は循環吹出口14(循環風路102)を塞ぐ第一位置に位置するように回転し(図4参照、図7においては二点鎖線で示す位置)、循環モードの実行時においては、ダンパ16は換気口12(換気風路101)を塞ぐ第二位置に位置するように回転している(図5参照)。一方、図7に示すように、衣類乾燥モードの実行時においては、ダンパ16は、換気口12に繋がる換気風路101の浴室側の下部が換気口に連通するように開口し、非浴室側となる上部を閉じ、且つ内周面163の換気口12側に位置する端部が送風機15側に位置する端部よりも浴室側となる下方に位置し、傾斜された状態で停止するように、第一位置から第二位置を通り過ぎた第三位置まで回転している。ダンパ16は、衣類乾燥モードの実行時においては、この第三位置に固定される。
衣類乾燥モードにおいて、ダンパ16を図7に示すような配置とすることで、送風機15から噴出される空気に含まれる水分は、その過程で冷やされて水滴となり、遠心力の作用によって重い水滴は外方側まで飛ばされるため換気口12側へと積極的に排出される。よって、高温多湿の空気は効率よく外部に排出されるため、衣類を再度湿気させてしまうということがない。そして、衣類の乾燥が進み、空気中の水分が減少して乾燥した空気となった場合は、水分が少ないため遠心力の作用をさほど受けず、水滴は遠くまで飛ばされないため換気口12から排出されることが抑制されて、浴室内に多くが循環風となって戻される。よって、特別な制御等を行うことなく高温の空気を捨てることが抑制できるためエネルギの無駄をなくすることができる。なお、ダンパ16の内周面163は平坦な面として構成されているため内周面163内で空気が澱むことがなく、換気口12や循環吹出口14へと効率よく空気を方向付けることができる。
尚、ダンパ16の形態は、図7等に示されるものに限らない。ダンパ16の変形例を、図8〜図10に示す。図8に示すダンパ16aは、衣類乾燥モードの実行時における第三位置(図中実線で示す位置)に位置する場合に吹出口152側となる半分の内周面163bが平坦であり、換気口12側となる残り半分の内周面163aが湾曲度の大きな曲面をなしている。この場合、吹出口152から噴出された空気は、内周面163aによって積極的に循環吹出口14方面に方向付けられることから、無駄に換気口12から乾いた高温の空気が積極的に排出されることがなく、エネルギの無駄を一層抑えることができる。一方でダンパ16aが第一位置(図中二点鎖線で示す位置)の位置にある換気モードにおいては、第一位置では、第三位置とは反転する関係になることから湾曲面が形成された内周面163aは吹出口152側に位置する。よって、空気の方向付けに対して内周面163aは寄与度が低い位置となり澱みが発生するようなことがない。第一位置においては、平坦な内周面163bが寄与度の高くなる換気口12側に位置するため換気性能を一切損なうことなく、衣類乾燥モードでの性能を更に向上させることができたものである。
続いて、図9に示すダンパ16bは、衣類乾燥モードの実行時における第三位置(図中実線で示す位置)に位置する場合に換気口12側となる端部に、空気指向部163cを形成している。この場合、吹出口152から噴出された空気は、空気指向部163cによって積極的に循環吹出口14方面に方向付けられることから、無駄に換気口12から乾いた高温の空気が積極的に排出されることがなく、エネルギの無駄を一層抑えることができる。一方でダンパ16aが第一位置(図中二点鎖線で示す位置)の位置にある換気モードにおいては、第一位置では、第三位置とは反転する関係になることから空気指向部163cは、吹出口152側に位置し、その位置においては吹出口152から吹き出される空気への影響がないような位置に収まっている。よって、空気の方向付けに対して空気指向部163cは寄与度が低い位置となり澱みが発生するようなことがない。
続いて、図10に示すダンパ16cは、内周面163dが平坦面ではなく曲率が非常に大きな円弧状を成しており、当然その曲率半径は外周面161の曲率半径よりも大きくなるように形成されている。この場合、吹出口152から噴出された空気は、より緩やかな湾曲度を形成している内周面163dによって方向付けられることから、換気モードでの澱みの発生が殆どない状態に抑えることができる一方で、衣類乾燥モードでの循環吹出口14への方向付けが強まることから、やはり換気性能を高めつつ、衣類乾燥モードの性能も高めることができたものである。
また、図3等に示すように、ダンパ16の回転中心よりもヒータ18の中心を外側に位置させ、循環吹出口14の外側端に向かう傾斜ガイド面102aを形成している。ダンパ16の内周面163の湾曲が小さくなっていることから循環吹出口14側に気流を指向させる力が低下させられているものの、ダンパ16の回転中心よりもヒータ18の中心が外側に偏倚するように配置され、更に循環吹出口14の外側端に向う傾斜ガイド面102aを形成することで、ダンパ16を用いた衣類乾燥モードにおいてもスムーズに気流を循環吹出口14から噴出させることができる。言い換えれば、循環吹出口14側の圧力損失を低下させることができているため、換気口12側への不必要な高温空気の排出を抑制することができるため、衣類乾燥性能を向上させることができている。
続いて、隔壁部材20について図11及び図12を参照しながら説明する。図11は、浴室側となる下方から隔壁部材20を見た斜視図を示し、図12は、送風機15側となる上方から隔壁部材20を見た斜視図を示す。図11及び図12に示すように、隔壁部材20は、送風機15の吸引口151に対応した開口部202a及び浴室外吸引口11に繋がるように形成された開口部202bを有するベース板202と、ベース板202の周囲を囲むように環状に立設された環状壁201と、隔壁部材20の浴室外吸引口11側の一側部を覆うカバー板203と、を備えている。また、カバー板203によって隔離される空間(カバー板203と開口部202bとの間の空間)の送風機15側には、カバー板203とベース板201との間に形成される開口部があり、その開口部を開閉自在に覆うようにダンパ204(第二ダンパ)が設けられている。このダンパ204が設けられている開口部は、浴室外吸引口11に繋がる開口部202bよりも広い開口幅を有しており、送風機15の吸引口151よりも広い開口幅を有している。ダンパ204は、ダンパモータ205によって揺動自在に構成されている。
ダンパ204は単一のダンパとして形成され、浴室外吸引口11から送風機15の吸引口151に繋がる流路を開閉自在に覆うように構成されている。ダンパ204は、隔壁部材20の他端側(フィルター側、カバー30側)で揺動自在に支持固定され、換気モードにおいてフィルターと対面するように揺動させることで浴室吸引口13の開口面積を狭めて浴室外吸引口11から送風機15の吸引口151に至るまでの流路を開放するように構成されている。
また、隔壁部材20は、送風機15の吸引口151を囲むように環状壁201が環状形状として構成され、環状壁201の一端がベース板202を介して本体ケース10に固定され、他端は自由端となっており、その他端がフィルターに近接若しくは当接するように延設され、送風機15の吸引口151に向う方向に対する側方からの吸気が抑制されるように構成されている。
ここで、隔壁部材20の変形例である隔壁部材20aを図13に示す。図13に示す隔壁部材20aは、隔壁部材20に対してダンパ206(第三ダンパ)を追加している。ダンパ206は、浴室吸引口13を全開としたり一部閉としたりすることができるように、ダンパモータ207によって揺動自在に軸支されている。
更に隔壁部材20aに固定カバーであるカバー板208を追加した隔壁部材20bを図14及び図15に示す。図15に示すように、隔壁部材20bにおいて、ダンパ204が浴室外吸引口11を全開し、ダンパ206が浴室吸引口13を一部閉じるようにそれぞれ揺動すると、カバー板203とカバー板208との間の隙間部分が狭められ、浴室側から空気を吸引する圧力損失が増大するので、浴室外から空気を吸引する圧力損失が相対的に減少し、浴室内と浴室外との換気比率を同等とすることも可能となる。
ここで、図16に、ダンパ204及びダンパ206の揺動状態を示す。図16に示すように、実線で示したダンパ204及びダンパ206の位置は、図15に示した位置である。ダンパ204は、浴室外吸引口11を閉じる場合には、二点鎖線で示す204aの位置まで揺動する。ダンパ206は、浴室吸引口13を全開する場合には、二点鎖線で示す206a又は206bの位置まで揺動する。
また、カバー板208には、複数の孔209(第二隙間部分)を設けて、カバー板203とカバー板208との間の隙間部分以外から、フィルターを経由して空気を吸引可能なように構成している。これら複数の孔209それぞれに、ダンパ210(第四ダンパ)を設けて、実線で示す位置と210aとして二点鎖線で示す位置との間を揺動することが好ましい。
上述した構成とすれば、浴室吸引口13の一部分を挟んで、その両側部分を覆うように配置される一対の固定カバーとしてのカバー板203,208を備え、カバー板203,208の間の隙間部分を挟んでダンパ204とダンパ206とを配置し、循環モードの実行時においては、ダンパ204及びダンパ206が隙間部分を開放し(図15参照)、換気モードの実行時においては、ダンパ204及びダンパ206が隙間部分を狭めるように、ダンパ204及びダンパ206を揺動させることができる。
また、カバー板203,208の間の隙間部分は、送風機15の吸引口151の中心よりも浴室外吸引口11側に偏倚させて形成されており、ダンパ204が浴室外吸引口11を全閉する際には、送風機15送風機による隙間部分からの空気の吸引に干渉しないように位置し、ダンパ204が浴室外吸引口11を全開する際には、送風機15による隙間部分からの空気の吸引に干渉するように位置することもできる。
また、浴室吸引口13の下部において浴室吸引口13を全て覆うようにフィルターを備え、ダンパ204を全開する位置に揺動させ、ダンパ206を一部閉する位置に揺動させた場合に(図16参照)、ダンパ204及びダンパ206とフィルターとの間に所定の空間が形成されるように構成することもできる。
また、カバー板208に、換気モードの実行時において、隙間部分以外からフィルターを経由して空気を吸引可能なように孔209(第二隙間部分)を形成し、孔209に対して、ダンパ206と同様の機能を発揮するダンパ210(第四ダンパ)を配置し、換気モードの実行時において、ダンパ210が孔209を全閉しないように構成することもできる。
上述したような送風機モータFMやダンパモータ205,207は、制御部CUから出力される制御信号によって駆動される。制御部CUによる制御ブロックを図17に示す。図17に示すように、リモコン71及び第1及び第2温度センサ51、53 からの入力を受け付け、送風機モータFM,ダンパ16を回動させるダンパモータM1,ダンパ204を回動させるダンパモータ205,ダンパ207を回動させるダンパモータ207や、ヒータ18に対する指令を行うように構成されている。そして、制御部CUは、例えば、プロセッサ及びメモリにより構成され、所定のプログラムを実行することにより、図17に示すような制御を行う。
続いて、カバー30の構成について、図18及び図19を参照しながら説明する。図18は、カバー30の斜視図である。図19は、カバー30のフィルター33近傍を拡大した斜視図である。
カバー30は、本体ケース10の浴室側となる下部を覆うカバーである。カバー30は、本体ケース10側に位置する内側カバー32と、浴室側に位置する外側カバー31とを備えている。
内側カバー32は、本体ケース10に対して四隅のボルト50によって固定される。内側カバー32には、フィルター33が設けられている。内側カバー32の外周には、本体ケース10との間でラビリンス構造を形成することができるように、周縁ラビリンス壁321が形成されている。また、内側カバー32には、ルーバー19との間でラビリンス構造を形成することができるように、第1ルーバーラビリンス壁322及び第2ルーバーラビリンス壁323が形成されている。
フィルター33は、内側カバー32に設けられたレール状のラビリンス溝324にスライド挿入されて、内側カバーとの間でラビリンス構造を構成するように形成されている。更に、フィルター33には、フィルター押え34が設けられている。
上述したような構成のカバー30を本体ケース10に取り付けることで、送風機としての送風機15とフィルター33との間の空間を負圧発生部として構成することができる。
本実施形態では、このように構成することで、フィルター33が過度に目詰まりした場合に、負圧発生部の負圧を上昇させて、ヒータ18を通過した下流の空気をフィルター33を通さずに帰還気流として送風機15へ帰還させる帰還流路を形成することが可能となっている。この帰還流路について、図20及び図21を参照しながら説明する。図20は、カバー30を取り外して浴室側から見た本体ケース10の平面図である。図21は、送風機15からヒータ18近傍の断面図である。
本体ケース10の周縁には、周縁ラビリンス壁103が形成されており、カバー30の周縁ラビリンス壁321と組合わさることによって、全周に渡ってラビリンス構造が構成されている。
負圧発生部の中核をなす送風機15の吸引口151を囲むように隔壁部材20が配置され、集中負圧発生室を構成している。図20に示すように、隔壁部材20のヒータ18側に負圧吸引通路用切り欠き41が形成されている。また、第1ルーバーラビリンス壁322にも、負圧吸引通路用切り欠き42が形成されている。これによって、隔壁部材20が囲まれた部分に負圧が発生すると、図20に示す矢印に沿った帰還気流が発生する。この帰還気流は、負圧吸引通路用切り欠き42から負圧吸引通路用切り欠き41に向かって流れ、帰還流路が形成される。この帰還流路に、温度センサ51が配置されている。
図20に示すように、送風機15と循環吹出口14(ヒータ18、ルーバー19)とは本体ケース10の対角線に沿った対角配置とされている。また、ルーバー19側の負圧吸引通路用切り欠き42は、その長さが比較的長めに(略ルーバー19の一辺と同じ長さ)形成され、送風機15側の負圧吸引通路用切り欠き41は、比較的短めに形成されている。フィルターが過度に目詰まりし、集中負圧発生室に大きな負圧が発生すると、送風機15の中心に向けて収束しながら帰還気流は流れるが、本実施形態では更に負圧吸引通路用切り欠き41を設けているために帰還気流は更に収束しながら流れるため、送風機15側に偏倚し、負圧吸引通路用切り欠き41の近傍に温度センサ51が配置されている本実施形態では、帰還気流を確実に温度センサ51上を通過させることができる。
ヒータケース17に対して、ルーバー19はボルトによって固定されている。図20に示すように、ルーバー19のボルト固定部181,182は、中心を挟んで等距離離れている。従って、図20に示す構成の場合、ルーバー19側の負圧吸引通路用切り欠き42よりも遠い方のボルト固定部181を固定することで、負圧吸引通路用切り欠き42側の締結力を低減させることができる。より具体的には、ボルト(図に明示しない。以下同じ)の締結力によってヒータケース17とルーバー19との気密性を調整することができる。従って、ボルトを締結するのみで意図した気密性を得ることができ、正確に異常温度判断が行え、組み立て作業を容易なものとすることができる。また、送風機15側の一側面とは反対側をボルトによって締結することで、送風機15側の締結力を比較的低く抑えることができる。従って、簡単な構造で意図した気密性の差を作り出すことができ、取り付け方向を簡単に変更することもできる。更に、ヒータケース17に設けられたボルト支持部(図に明示しない)のみを送風機15とは反対側にのみ偏倚するように設けると、組み立て作業上のミスを低減し、意図した気密性の差を作り出すことができる。
また、本実施形態の場合には、帰還流路への空気の取り込み部となる負圧吸引通路用切り欠き42よりも上流側であって上方の位置に温度ヒューズ52を設けている。従って、負圧が発生し、負圧吸引通路用切り欠き42から空気が吸い込まれると、温度ヒューズ52を必ず空気が通るように構成することができる。より具体的には、上述したように本実施形態に係る浴室乾燥機DMは、送風機15とフィルター33との間に形成した負圧発生部に、フィルター33の目詰まりが過剰に進行すると大きな負圧が発生するように構成すると同時に、この発生した大きな負圧によってヒータ18を通過した高温の空気が確実に吸引されて、フィルター33を通過しない形で構成される帰還流路を確実に通って送風機15に帰還できるように構成している。一方、温度ヒューズ52の役割は、ヒータ18回りの温度上昇が更に進行し、ヒータ18を流れる空気が全く無くなってしまうような場合には、温度ヒューズ52によってヒータ18から伝搬する熱の温度に基づく回路遮断を行うことで、送風機15の送風機ロックのような危険な状況に基づく温度上昇に対応することができるようにしたものである。上述したように、フィルター33の目詰まり時には負圧発生部における負圧の発生により帰還気流を発生させているので、その帰還気流が流れる帰還流路の取り込み部の上流側且つ上方に温度ヒューズ52を配置していることで、負圧による吸引がある場合は積極的に温度ヒューズ52近傍を空気が流れるように構成し、送風機15が駆動している場合に温度ヒューズ52が遮断されてしまうことを防止できるように構成しているものである。また、傾斜ガイド面102aの近傍には、温度センサ53が配置されている。
本実施形態の浴室乾燥機の配置態様を説明するための図である。 本実施形態の浴室乾燥機の外観を説明するための図である。 浴室乾燥機の内部を説明するための図である。 浴室乾燥機の内部を説明するための図である。 浴室乾燥機の内部を説明するための図である。 浴室乾燥機の内部を説明するための図である。 浴室乾燥機に用いられるダンパを説明するための図である。 浴室乾燥機に用いられるダンパを説明するための図である。 浴室乾燥機に用いられるダンパを説明するための図である。 浴室乾燥機に用いられるダンパを説明するための図である。 浴室乾燥機に用いられる隔壁部材を説明するための図である。 浴室乾燥機に用いられる隔壁部材を説明するための図である。 浴室乾燥機に用いられる隔壁部材を説明するための図である。 浴室乾燥機に用いられる隔壁部材を説明するための図である。 浴室乾燥機に用いられる隔壁部材を説明するための図である。 浴室乾燥機に用いられる隔壁部材を説明するための図である。 浴室乾燥機に用いられる制御部を説明するための図である。 浴室乾燥機に用いられるカバーを説明するための図である。 浴室乾燥機に用いられるカバーを説明するための図である。 負圧発生時の空気の流れを示す図である。 負圧発生時の空気の流れを示す図である。
符号の説明
10:本体ケース
11:浴室外吸引口
12:換気口
13:浴室吸引口
14:循環吹出口
15:送風機
16:ダンパ
16a:ダンパ
16b:ダンパ
16c:ダンパ
17:ヒータケース
18:ヒータ
19:ルーバー
20:隔壁部材
20a:隔壁部材
20b:隔壁部材
30:カバー
31:外側カバー
32:内側カバー
33:フィルター
50:ボルト
51:温度センサ
52:温度ヒューズ
53:温度センサ
71:リモコン
101:換気風路
101a:対面壁部
102:循環風路
102a:傾斜ガイド面
103:周縁ラビリンス壁
151:吸引口
152:吹出口
161:外周面
162:支持部
163:内周面
163a:内周面
163b:内周面
163c:空気指向部
163d:内周面
164:回転軸
181,182:ボルト固定部
201:環状壁
201:ベース板
201:環状壁
202:ベース板
202a:開口部
202b:開口部
203,208:カバー板
204:ダンパ
205,207:ダンパモータ
206:ダンパ
208:カバー板
209:孔
210:ダンパ
321:周縁ラビリンス壁
322:ルーバーラビリンス壁
323:ルーバーラビリンス壁
324:ラビリンス溝
CU:制御部
D1:ダクト
DM:浴室乾燥機
FM:送風機モータ
SR:洗面所
SR1:吸引口
SR2:ダクト

Claims (7)

  1. 浴室の空気を吸引しヒータを経由させて浴室方向に空気を噴出する循環モードと、浴室の空気を吸引し浴室外に排出する換気モードと、を備える浴室乾燥機において、
    浴室の天井に固定される本体と、
    前記本体内の一側に格納される送風機と、
    前記送風機の吹出口と対面するように前記本体内の他側に設けられた換気口と、
    前記本体内の他側で前記換気口より浴室側となる下部に設けられた循環吹出口と、
    前記送風機の吹出口と前記換気口及び前記循環吹出口とを連通する二股分岐部を備える送風通路と、
    前記循環吹出口内に配置されたヒータと、
    前記二股分岐部に配置され、前記換気口に繋がる通路及び前記循環吹出口に繋がる通路を開閉自在に覆うように回転軸周りに円弧形状を成す外周面と、該外周面よりも回転軸側に位置する内周面とを有する回転式のダンパと、を備え、
    前記ダンパは、前記内周面の少なくとも一部における湾曲度が、前記外周面の湾曲度よりも緩やかになるように形成され、
    前記外周面の回転方向における両側端部に対応してラビリンス構造を形成するように、前記本体の内側に対面壁部が形成されていることを特徴とする浴室乾燥機。
  2. 浴室の空気を吸引し、その一部の空気はヒータを経由させて浴室方向に噴出し、残部の空気は浴室外に排出する衣類乾燥モードを備え、
    前記換気モードの実行時においては、前記ダンパは前記循環吹出口を塞ぐ第一位置に位置するように回転し、前記循環モードの実行時においては、前記ダンパは前記換気口を塞ぐ第二位置に位置するように回転し、
    前記衣類乾燥モードの実行時においては、
    前記ダンパは、前記換気口に繋がる通路の非浴室側となる上部を閉じ、且つ前記内周面の前記換気口側に位置する端部が前記送風機側に位置する端部よりも浴室側となる下方に位置するように、前記第一位置から前記第二位置を通り過ぎた第三位置まで回転することを特徴とする請求項1に記載の浴室乾燥機。
  3. 前記ダンパは、前記衣類乾燥モードの実行時においては、前記第三位置に固定されることを特徴とする請求項2に記載の浴室乾燥機。
  4. 前記ダンパの内周面の少なくとも一部は湾曲のない平坦面として形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の浴室乾燥機。
  5. 前記衣類乾燥モードの実行時において、前記ダンパは、前記送風機側に位置する端部が前記送風機の吹出口よりも外側に位置するように回転し、
    前記換気モードの実行時においても、前記ダンパは、前記送風機側に位置する端部が前記送風機の吹出口よりも外側に位置するように回転し、
    前記換気モードの実行時において前記送風機側に位置する前記ダンパの端部であって、前記衣類乾燥モードの実行時において前記換気口に位置する端部に、前記循環吹出口側へと空気を指向させる空気指向部を形成することを特徴とする請求項4に記載の浴室乾燥機。
  6. 前記ダンパの回転中心よりも前記ヒータの中心を外側に位置させ、
    前記循環吹出口の外側端に向かう傾斜ガイド面を形成することを特徴とする請求項2に記載の浴室乾燥機。
  7. 前記対面壁部は、第一対面壁部と第二対面壁部とに分割構成されており、
    前記換気口側に位置する前記第一対面壁部は、前記本体で構成し、
    前記循環吹出口側に位置する前記第二対面壁部は、前記ヒータを収納し前記本体に固定されてなるヒータケースと一体的に形成することを特徴とする請求項1に記載の浴室乾燥機。
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